所沢周辺地域に大量に廃棄物を委託する排出者に対する
公開質問状回答結果速報


「埼玉西部・ダイオキシン公害調停をすすめる会」

 所沢周辺で安易に燃やされる大量の廃棄物。私たちはその焼却による煙や灰、悪臭に悩まされ続けてきました。
 では、その廃棄物を排出する企業はどこなのか。私たちの地域の環境汚染状況を排出企業は知っているのか。
 その思いから、排出企業はどこなのか、調べることを2年前に始めました。所沢のダイオキシン問題が全国的に報道されるようになった最初の頃です。
 ところが、行政に提出される書類の中の排出者企業名欄は全て黒く塗られていました。それは企業のプライバシー情報なのだ、と説明されました。
 けれど、その排出企業からの廃棄物が燃やされることで、私たちの暮らしが脅かされているのです。排出企業はこの汚染に対して大きな責任がある筈ではないか。
 行政に排出者情報を公開するべきだ、と異議申立をし、様々な問題に関わる中、排出者の情報を求め続けてきました。97年夏には建設企業に対して、産業廃棄物排出状況に関するアンケートをしたりもしました。
 しかし、残念なことに行政の姿勢は変わらず、結局、98年の10月に非公開の処分取消を求める裁判を起こすことになりました。

 1999年2月、ダイオキシン汚染野菜騒動で所沢は改めて全国的に注目されることとなりました。所沢周辺の野菜農家の方々は大きな被害を受けました。

 そして3月、埼玉県は、排出者情報を開示すると発表しました。排出者にも責任を自覚していただきたい、と県がコメントした、と新聞で報道されました。裁判の方は、こちらの目的が達成されたので、取り下げることになりました。

 改めて公開された各施設が行政に提出した排出者の載っている処分実績報告書は膨大な量で、そこに載っている排出者は2000社以上。
 私たちは、それを集計し、多量排出者を割り出す事にしました。

 彼らこそ、この汚染に大きな責任を持ち、そして、この汚染を解決する(できる)重要な役割を持っているはずだと考えたからです。
 彼らは、所沢周辺の状況を知っているのか、どう考えているのか。所沢を住民と共に、見てほしい、住民の意見を聞いてほしい。 その上で、この地域の汚染の解決に対して彼らが何が出来るのか、一緒に考えてほしい、と思っています。

 所沢周辺に大量に廃棄物を処理委託する多量排出者best100社を99年7月に発表し、廃棄物処理についての公開質問状を送付しました。

回答提出〆切を99年8月末日に設定してあります。
回答が届き次第、回答内容をそのまま転記してここに公開していきます。

お忙しい中、答えて下さった回答企業の方々、御協力ありがとうございました。

1、総委託量多量排出社(BEST100)回答状況
2、焼却種類委託量多量排出者(BEST 100)回答状況

(公開質問状の質問事項についてはここをクリックしてご覧下さい。
排出者情報まとめについては、ここをクリックしてご覧下さい。)