MPW3 (MPW2の高機能バージョン)
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MPW3基板の頒布を行なっています。 価格は2,200円(送料込み)です。 実装は多少難しく中級者向けです。 メールにて問い合わせしてください。
外観
2005/07/31
基板が完成して実装テストまで終わりました。 まっ良好ですね。 基板制作時の最後のドタバタでシルクが少しずれましたが動作には全く影響無し。 通常より20枚ほど多く作っているので頒布します。下の基板の項を見てください。
2005/03/13
MPW2で全然問題ないのですが..8pinのソケット位置が気に入らない。 でどうするか?簡単に言えば全て1番ピン合わせにするのが今回の目的です。 その為にMPW2.5号機が存在してたりします。
MPW3のコンセプトとして
- 小型であること
- 作りやすさ
- 安く作れること
- 秋葉原で入手可能な部品で有ること
が前提で作られています。今回ば作りやすさを一つ加えています。 前回までトランジスタを使っていましたが今回は抵抗内蔵型トランジスタを使っています。 2SC1815等より多少電流は流せないのですが抵抗が減ります。 ただトランジスタの数は減るので配線しやすくなるかも。
改版内容
CPU変更
PIC16F628からPIC16F873Aに変更しました。 値段的にはPIC16F648A+外部ICの組み合わ(2.5号機仕様)せの方が安いのですが 配線数が倍近くなるので作るのに苦労します。 またクロックを上げることとSPI機能が使えるので高速化もできます。
ソケット部回路変更
今回の変更の目玉です。 扱えるPICの1番ピンを揃えるで、今まで使えなかった14ピンのPICも使えそうです。
前回何故8ピンのPICが揃えられなかったかと言うと
- VDDとVPPを共用するピンがある
- PGCとPGDを共用するピンがある
- PGDとGNDを共用するピンがある
の3点が有った為でこれを上手く制御できれば良いわけです。
この制御の為にCPUを変更した訳です。 これにより多少ビンに余裕ができたのでちと豪勢なピンの使い方をしています。 回路図を見てください。
回路図
MPWのICSP部とソケット部で別れていましたが..MPW2は、くっついています。 これは、同一基板に実装することが目的です。ソケット部分がなくても動作します。
回路図のダウンロード : mpw3_circuit.pdf
005/08/25 pdf更新
御免なさいPDF作るとき解像度設定最低にになっていて凄く見づらかったです。 今度は600dpiにしたから見やすいと思います。
2005/08/07 回路図修正
そう言えば基板を制作する時、PICのMCLRの処理を替えたのを反映してなかったです。 と言っても抵抗とコンデンサが増えただけですが。
部品表
項 | ロケーション | 部品名 | メーカ/型格 | 員数 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | U1 | PIC16F873A | マイクロチップ | 1 | 700円 | |
2 | U2 | USBN9604-28M | ナショナルセミコンダクタ | 1 | 600円 | USBN9603-28Mも可 |
3 | Q1~Q5 | DTA143ZSA | ローム | 5 | 50円 | |
4 | Q6~Q10 | DTC114ESA | ローム | 5 | 50円 | |
5 | Q12 | 2SA966 | 東芝 | 1 | 50円 | 2SA1015でもいいかな? |
6 | Q11 | 2SJ377 | 東芝 | 1 | 90円~150円 | 2SJ439も可 |
7 | Q13 | 2SK2961 | 東芝 | 1 | 50円~80円 | 2SK2962も可 |
8 | LED1 | PowerLED | φ3mm - 10mA | 1 | 30円~100円 | 緑とか青 |
9 | LED2 | BusyLED | φ3mm - 10mA | 1 | 30円~100円 | 黄や橙 |
10 | LED3 | ErrorLED | φ3mm - 10mA | 1 | 30円~100円 | 赤 |
11 | D1,D2 | 11DQ04 | 日本インター | 2 | 30円~50円 | |
12 | D3,D4 | 1SS133 | ローム | 2 | 10円~30円 | 1S1588も可 |
13 | PS2 | RLD60P050X | リセップタクルヒューズ500mA 用 | 1 | 50円~100円 | |
14 | PS1 | RLD60P010X | リセップタクルヒューズ100mA 用 | 1 | 50円~100円 | |
15 | L1 | インダクタ | 470uH 130mA | 1 | 50円~100円 | |
16 | R1~R4 | カーボン抵抗 | 27kΩ 1/6W | 4 | 10円 | |
17 | R5~R17 | カーボン抵抗 | 100kΩ 1/6W | 13 | 10円 | |
18 | R18 | カーボン抵抗 | 820Ω 1/6W | 1 | 10円 | |
19 | R19~R25 | カーボン抵抗 | 100Ω 1/6W | 7 | 10円 | |
20 | R26 | カーボン抵抗 | 1kΩ 1/6W | 1 | 10円 | |
21 | R27 | カーボン抵抗 | 4.7kΩ 1/6W | 1 | 10円 | |
22 | R28,R29 | カーボン抵抗 | 510Ω 1/6W | 2 | 10円 | |
23 | R30 | カーボン抵抗 | 1MΩ 1/6W | 1 | 10円 | |
24 | R31 | カーボン抵抗 | 220kΩ 1/6W | 1 | 10円 | |
25 | R32 | カーボン抵抗 | 10kΩ 1/6W | 1 | 10円 | |
26 | R33,R34 | カーボン抵抗 | 22Ω 1/6W | 2 | 10円 | |
27 | R35 | カーボン抵抗 | 1.5kΩ 1/6W | 1 | 10円 | |
28 | R36 | カーボン抵抗 | 10kΩ 1/6W | 1 | 10円 | |
29 | C1~C6 | 積層セラミック | 0.1uF 50V | 6 | 20円 | |
30 | C7,C8 | 積層セラミック | 0.01uF 50V | 2 | 20円 | |
31 | C9~C12 | セラミック | 15pF 50V | 4 | 20円 | |
32 | C13 | アルミ電解 | 100uF 16V | 1 | 50円~80円 | |
33 | C14,C15 | アルミ電解 | 47uF 25V | 2 | 50円~80円 | |
34 | C16 | セラミック | 2200pF 25V | 1 | 50円~80円 | |
35 | C16 | セラミック | 33pF 50V | 1 | 50円~80円 | |
36 | Y1 | 水晶振動子 | 20MHz | 1 | 100円~200円 | |
37 | Y2 | 水晶振動子 | 24MHz | 1 | 100円~200円 | |
38 | CN2 | コネクタ | USB-B | 1 | 100円~200円 | |
39 | SK1 | ゼロプレッシーソケット | 40Pin | 1 | 1200円 | |
40 | 28ピンICソケット | 丸ピン | 1 | 200円 | ||
41 | 40ピンICソケット | 丸ピン | 1 | 200円 |
2005/08/08 修正
ソフトウェア
PIC プログラム
2005/07/31 (G3)
前回配布したバージョン(G1)には、VPPコントロールのピン割り付けが間違ってました。 今回配布するバージョン(G3)は、上記の修正とPIC18系の処理が追加してあります。
2005/03/13
今回配布するhexファイルは、PIC16F873Aでアセンブルしてあります。 機能的には、まだ足りない部分もあります。(PIC18系とか)ただしPIC16系用では十分かな?
MPLAB IDE (Ver7.x) 用のソースファイルが入っています。 リンカを使ったプログラム構成になっているのでリンカファイルも登録して使います。 セグメント使ったプログラムは少ないのでわかりずらいかもしれませんが。
ソースファイル へ登録
- MPW3.asm (一番最初に登録してください。)
- DCDC_c.asm
- MicroWire.asm
- PicPROG2.asm
- PicUSB.asm
- WaitControl.asm
ヘッダファイル へ登録
- DCDC_c.inc
- MicroWire.inc
- PicPROG2.inc
- PicUSB.inc
- USB9604.inc
- WaitControl.inc
リンカファイル へ登録
- 16f873a.lkr
MPW3.hex がヘキサファイルです。これをPIC16F873Aに書き込んでください。
今回のバージョンからプロダクトIDとデバイスIDが変更になっています。 その為にWindowsのドライバ登録が必要になります。
Windows プログラム
MPW3のすべての機能を使えるバージョンです。
MPW3ハードウェア対応のソフトウェア
2005/07/31 (Ver1.2.1)
PIC12F629/675,PIC16F84のプログラムが書けないパグの修正しています。 このバージョンではPIC18系の書き込みはできません。(現在作っている最中です。)
2005/03/13
MPW3に対応しています。 プロダクトIDとデバイスIDの変更に対応しています。
プログラムのPICへの書き込み/PICからの読み出し/ベリファイ位はできます。 またデバイスIDを検査したりします。設定はあちこちクリックしてみてください。
このソフトだけでは、USB部分が動作しません。 柏野さんの uusbd.dll/uusbd.sys が必要になります。 ガジマルの森からuusbdv10.zipをダウンロードしてください。
両方をダウンロードしたらuusbd.dll/uusbd.sysをMPWの解凍先に入れてください。 MPW3をPCに接続時するとドライバを聞いてくるので解凍先を指定してインストールしてください。
ドライバは、何とか作りたいと思って居るのでその内にできるかも?
その他
基板
基板達
今回も専用の基板を作りました。 20枚+α作っています。ので一応配布できます。(掲示板に予定を書きます。)
基板1枚 2,200円(送料込み)で頒布します。欲しい方はメールにて連絡をお願いします。 追って概要等を送ります。
基板の制作用資料を作りました。 表示 [Mobile_PIC_Writer_3.txt]
サポートしているデバイス
個人的に使えるPIC16系のフラッシュタイプの物をサポートしています。 ワンタイムタイプや窓付きタイプも使えないことはないのですが.. 現状サポートしていません。
- PIC12F629
- PIC12F675 *
- PIC16F84
- PIC16F84A *
- PIC16F627
- PIC16F627A
- PIC16F628 *
- PIC16F628A *
- PIC16F648A *
- PIC16F818
- PIC16F819 *
- PIC16F873 *
- PIC16F873A *
- PIC16F874
- PIC16F874A
- PIC16F876
- PIC16F876A
- PIC16F877
- PIC16F877A *
- PIC16F87
- PIC16F88 *
* はテストして動作が確認されているデバイス。
USBのベンダID
他の製品とぶつからない様に変更しています。