●発売データ:1979年8月25日発売
日本コロムビア
CQ-7027
構成・解説:(記載なし)
収録曲リスト Track 曲名 M-No. Time 「白ジャケ」収録Track/タイトル A-1 海が呼ぶ少年 (1) タイトル M-2 00'09" (2) 主題歌 海のトリトン 01'34" (3) 進め!トリトン M-1 01'07" A-01 プロローグ 〜宿命(さだめ)の海へ〜 (4) 遥かなる海の彼方に M-28 01'47" B-06 はるかな想い (5) 追憶 M-5 01'30" B-04 追憶 A-2 輝くオリハルコン (1) ポセイドン M-11 00'56" A-03 ポセイドン (2) 襲撃 M-20 00'47" A-08 襲撃 (3) 思慕 M-8A 02'16" B-02 海の情景 (4) 突撃 M-104 01'34" B-10 追跡 A-3 行け南の島…対決 北太平洋 (1) イルカのマーチ M-29 01'07" A-06 進め!旅イルカ (2) 闘い M-101 01'42" A-04 攻防 (3) 行手に立ちはだかるものは! M-31 01'33" (4) 海に眠るアトランティス M-6 01'52" A-02 アトランティス A-4 大西洋へ旅立つ (1) 可愛いピピ M-27 01'12" B-05 ピピ (2) ゴルセノス M-103 02'18" A-09 咆哮 (3) 海 M-105 01'55" A-10 波間にゆられて (4) 勇気のマーチ M-14 01'10" B-1 消えたトリトンの遺跡 (1) 遥かなる旅は続く M-23 02'17" A-13 GoGoトリトン 〜水平線の彼方へ〜 (2) 困惑 M-17 01'48" A-07 揺れる心 (3) 放浪 (F.O) M-102 02'15" B-2 南太平洋 (1) ブルーダ M-109 01'20" B-07 陽動作戦 (2) 海の散歩 (F.O) M-108 01'58" A-05 陽光(ひかり)の中で (3) 楽しい遊び M-107 01'57" (4) 進撃のマーチ M-5A 01'21" A-12 進撃のマーチ B-3 太平洋の魔界 (1) 勇壮 M-33 01'46" B-01 決意のテーマ (2) 迫り来る敵 M-24 00'59" (3) ヘプタポーダ M-16 01'50" B-11 断たれた夢 (4) 悲愴 M-36 01'45" B-4 ブリッジ集 (1) それから場面は変って M-55 00'11" (2) 静かに余韻を受けて M-62 00'14" (3) 前進 M-59 00'15" (4) 進撃 M-45 00'06" (5) 眉をきして… M-60 00'06" (6) テンション! M-48 00'08" (7) 不気味に M-54 00'19" (8) 平和 穏やかに… M-57 00'22" (9) 時は流れて… M-63 00'06" (10) 急を受けて迫る危機! M-3 00'14" (11) 忍び寄る魔の手 M-7 00'23" (12) 夜が明けて M-22 00'14" B-5 ポセイドンの魔海…大西洋 陽はまた昇る (1) 穏やかな海 M-32 01'41" B-09 かたらい (2) 北の海 M-38 01'21" (3) 哀愁 M-37 00'46" B-08 哀愁 (4) そしてまた少年は旅立つ M-21 01'17" B-12 エピローグ 〜新たなる旅立ち〜 作編曲:鈴木宏昌
Players Piano, Electric Piano, Organ 鈴木宏昌、市川秀男 Electric Bass 江藤勲、寺川正興 Eletric Guitar 杉本喜代志 Drums 石川晶、日野元彦 Percussion 吉川雅夫 Trumpet 羽島幸次、数原晋 Trombone 片岡輝彦、中沢忠考 Horn 黒沢勝義 Flute、Orarina 衛藤幸雄 Harp 山川恵子 Strings 新室内楽協会 ※Sax,Clarinet (不明)
●解説:
劇場用再編集映画「海のトリトン」の公開に合わせて発売されたオリジナル劇伴集。映画は物語の途中(1クール)で終っているが(ビデオ発売時に後半部分を追加)、レコードはラストまで構成している。
このLPの発売はちょっとした事件だった。当時のアニメ・特撮音楽のレコードといえば、「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」(◎コロムビア:1977.12)のヒットにならって、ステレオ新録音の「組曲」という形式を取るスタイルが多く、オリジナル劇伴集の発売はまだまだ珍しかった。キングレコードが、「無敵超人ザンボット3」のBGMをLP化(1979.02)したのが実質的な第1弾である。日本コロムビア発売のオリジナル劇伴集としては「海のトリトン テーマ音楽集」がはじめてということになる。
このレコード発売の数ヶ月前に、蛙プロダクション制作の再録音版音楽集「トリトン」(通称「白ジャケ」)が発売されたばかりで、ファンはオリジナル劇伴が聴けることを喜ぶ一方、「出るならもっと早く出してくれればよいのに・・・」と複雑な心境だった。
内容は、テレビシリーズのストーリーを追いながら、数曲の劇伴を1ブロックにまとめて収録するというスタンダードな構成。
各ブロックのタイトルには、テレビシリーズのサブタイトルが使われている。
音源はモノラル。
- 海が呼ぶ少年 (1話)
- 輝くオリハルコン (3話)
- 行け南の島 (6話)
- 対決 北太平洋 (11話)
- 大西洋へ旅立つ (14話)
- 消えたトリトンの遺跡 (17話)
- 南太平洋 (このタイトルのみ番組サブタイトルではない)
- 太平洋の魔界 (21話)
- ポセイドンの魔海 (26話)
- 大西洋 陽はまた昇る (27話)
選曲・構成を「海のトリトン」ファンクラブのメンバーが担当しているため、代表的な楽曲はすべて網羅。ファンにも納得の構成になっている。
A-1,A-2と耳になじんだ曲が次々登場して感激。A-3(2)(M-101),A-4(2)(M-103)と印象的な戦闘曲が要所に入って飽きない。
白眉はやはりB-1(1)(M-23)。オカリナが奏でるテーマアレンジに、すべての「トリトン」ファンが魅せられていたといって過言ではない。このLPではじめて、オリジナル・フルサイズが聴けた。続く心理描写曲(M-17)も人気の高い名曲だ。
B-3(1)(M-33)もマカロニウエスタン風の人気曲。ヘプタポーダのテーマというべきB-3(3)(M-16)にしんみりしたあと、ブリッジ集をはさんで、ラストのブロックB-5では、あえてクライマックスを盛り上げるアクション曲等を置かずに、哀愁のある曲を配した。特にM-37をここに構成したのは非凡。
ラストは、最終回の終結の曲M-21。「白ジャケ」版も同様の構成になっている。
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