スギノイパレス特別公演 #1  
1999年5月2日(日) 大分・スギノイパレス 13:15-14:15

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5/2 昼の部

1. My Revolution
歌詞:交差点ではかけ出すけれど 手を振るときはきゅんとくるね
有吉:???ときは手を振るけれど 手を振るときはきゅんとくるね

2. ツキ
歌詞:ツキは見放さないだろう
有吉:ツキは君の……だろう
歌詞:(最後のリフレイン)HEY! HEY! 逃げたらだめだよ 悔いが残るだけさ
2人:HEY! HEY! どうにかなるだろう きっと うまく行くさ

MC1

有吉:えーどうもありがとうございます。猿岩石です!
森脇:猿岩石です!こんちわ!
有吉:よろしくお願いします!
有吉:ようこそ、杉の井ホテルへいらっしゃいました。本当に、嬉しく思って
   おります。まさか、こんなにたくさんのひとがいらっしゃるとは、思い
   ませんでしたが。
   全然お客さんの顔が、ちょっと見えないんですが。
森脇:ねぇ、ちょっと、見えません。
有吉:はい。
森脇:あのー、これはなんですか、みんなお酒を飲んでるんですか?
有吉:もう、朝っぱらから。まだ1時ですよね?
   大丈夫なんでしょうか。
森脇:さっきなんか楽屋で、歌声が聞こえて来まして、カラオケ大会…
有吉:カラオケ大会…
森脇:があったみたいですけども、こんなところで歌う機会はめったにないで
   すから、ぜひ歌って帰ってもらいたいですけども。
有吉:これはあれですね、暗くて前の方しか見えないんですけども、ねぇ、
   けっこうきれいな方ばっかりで。さすが大分、ですけども、またねぇ、
   フランス人形みたいな。
森脇:フランス人形。
有吉:(笑)…と言いますと、こちらはねぇ、日本人形みたいな。
森脇:日本人形みたいな。
有吉:きれいなお母さんがね。
   と言えばあそこのね、
森脇:はいはい。
有吉:若い、白い服着たひとね。わら人形みたい。
森脇:わら人形って!
有吉:ねぇ。
森脇:呪いかよ。
   …まぁこれ、営業トークなんですけど。
有吉:(笑)
   …美人、美人、土人みたいな。
森脇:コレッ!(笑)
有吉:(笑)
   はい。あれですねー、あの、大分からいらっしゃってる方、大分の方っ
   て、どれくらいいらっしゃいますか?
森脇:地元大分のひと。
〈2割くらい手が上がる〉
有吉:あっ、意外と少ないですね。
森脇:そらそうですよ。今ゴールデンウィークですから。
有吉:やっぱり、スギノイパ…ホテルへねぇ…。
森脇:(笑)今なんて言った?
有吉:九州の方っていうのは?どれぐらいいらっしゃるんですか?九州。
〈4割くらい手が上がる〉
有吉:あっ。
森脇:ああ〜。
有吉:あっそうですか。
   バカみたいに手ぇ上げてますねぇ。
森脇:(笑)おまえが上げろって。
有吉:手ぇ上げろなんて一言も言ってないんですけどねぇ!
森脇:上げるわ、そう言われたら。
有吉:(笑)
森脇:一番遠くから、私は来たわよ!
有吉:来たわよ!っていうひとは?
〈ひとり手を挙げる〉
有吉:えーどちらからいらっしゃいました?…どちらから。
〈「大分県の中津です!」の声〉
有吉:大分近いじゃないですか!遠くからって聞いてるんですからね。
   あー(※聞き取れず)ね。
   ばーか!(笑)
   ねぇ。ホントに…。すごいですねぇ。
   あれ、大分のひとはあんまり、あれなんですけど、大分弁って…
森脇:大分弁はけっこう、きついんじゃないですか?
有吉:あ〜なんかね、「元気かえー?」とか言うんですよ。
森脇:「かえー?」?
有吉:「かえー?」て言うんですよ。僕ね、スギノイパレスっていうか、杉の
   井ホテル来たの、もう2回目なんですけども、
森脇:はいはいはい。
有吉:あのー、ね、なんか、コンビニみたいなとこで、大分の。
森脇:うん。
有吉:買い物してたら、
森脇:うん。
有吉:「パンかえー、パンかえー」って、
森脇:それは、「パンを買え」っていってるんでしょ?
有吉:(笑)違う違う。「パンかえー」って言うから、「や、これ買いました
   よ」って。万引きでもしたかのように言われて。
森脇:はいはい。
有吉:「それはパンかい?」って聞いてたんですね。
森脇:あっ、「なんとかかい?」って言うのを、
有吉:そう。
森脇:「かえー?」って言うの?
有吉:そう。びっくりしましたねあれは。
森脇:(笑)「パンかえー」「パンかえー」って、おまえ作っただろ?
有吉:(笑)いやいや、ホントに、びっくりしましたけどね。
森脇:あーそう。
有吉:ええ。
   ここご家族連れがやっぱり多いですねー。
   やっぱりご家族連れで来て、また手ぇ上げてるバカがいますね。(笑)あ
   のお父さん、ほんっと手ぇ上げるの好きですね!
森脇:両手上げてましたよ。
有吉:ええ。
森脇:や、でも、ここはすごい中広いですね。
有吉:広いですよ?
森脇:むちゃくちゃ広い。街みたいになってますけれど。
有吉:あの〜あれですか?アクアビートって行ったことあります?
森脇:アクアビート?
有吉:プールみたいの。
森脇:プール。
有吉:波が起こるプールとか。
   (「アクアビートに行った」という挙手を見て)また手上げてる!(笑)
   …うそ、ホントですか?
   でも、あの人が怖いひとだったら、僕らとんでもない目に遭いますね。
森脇:(笑)だいじょぶだいじょぶ。
有吉:「バカにしやがったな!」
森脇:だいじょぶだいじょぶ。
有吉:あれね、すごいですよ。僕ね、番組でね、
森脇:あん。
有吉:おまえは貧乏旅行してて、
森脇:はい。
有吉:僕は“王様の旅”っていうので、
森脇:そうそう。
有吉:杉の井ホテルさん来させてもらって。
森脇:『ガリバーくん』という(番組で)。
有吉:そのときね、いろんな施設を見せてもらったんですけどね、
森脇:はい。
有吉:すごいですよここ。国ですよ!それこそ。
森脇:(笑)国は言い過ぎだろ。
有吉:ボウリングとかもあったりしてね。
森脇:(笑)ボウリングね。
有吉:うん。
森脇:あと、(※聞き取れず)もあったね。来るときに。ゲームセンターもでか
   いでしょ?
有吉:でかい。
森脇:風呂もでかいでしょ?
有吉:でかい。
森脇:あと何があるんだ。
有吉:あとはない。
森脇:(笑)
有吉:んなことはないですけどね。ご飯も昨日食べさせてもらったんですけど、
   おいしかったし。
森脇:うん。
有吉:あと、あのーこの前来たときも、ロビーの。隣にある、
森脇:ああ。
有吉:フランス料理店みたいな、ところに。
森脇:はいはい。
有吉:行って、お酒を飲ましてもらって、べろんべろんになったんですよ。
森脇:おん。
有吉:むちゃくちゃおいしいですよ。ワインも。
森脇:もう、なんか九州っておいしいよね、なんかね。
有吉:おいしいよねぇ。
森脇:あんまりでもねぇ、僕ら地元広島ですけどねぇ、
有吉:うん。
森脇:大分って来たことなかったですよ。
有吉:あのー正直な話、あれなんですって?全国のひとに、「大分県ってどこ
   にありますか?」って聞かれたら、一番わかんないらしいですね。
森脇:あっ、そうなんですか?
有吉:わかんないんですって。大分がどこにあるか。
森脇:ちなみに僕知ってましたけどね。
有吉:大分。
森脇:ええ。
有吉:大分って、どこ、どこですか?僕来てるのにわかんないんですけど、
   あんまり。下の方ですよね?
森脇:えっ?違うよ。福岡の隣。
有吉:(会場の声を聞いて)真ん中?福岡の隣ですか。ああ〜。
   (会場からなにごとか聞いて)ありがとうございます(笑)。
   あのー、けっこうおかあさんとかが、もうムッとして聞いてるんですけ
   ども。「なんで大分を知らないんだ」っていう。
森脇:ただでも、そんなもんですよ?ねぇ。
有吉:あれすか?これはー、みなさん、宿泊してるんですかね?
森脇:や、全員がそうじゃないでしょう。
有吉:宿泊してるひとって、ど…手ぇあげてください。
   (笑)宿泊してるひとってどれくらいいるんですか?
   …ひとりかぁ。
森脇:(笑)
有吉:(笑)ひとりですよ?これで成り立つんですかね?!だいじょぶなんすか?
   ああ〜。
森脇:や、たいがい泊まってるでしょ。
有吉:泊まってますよね?みんなね。(小声で)昨日はすごかったなぁ…
   僕らもなんかね、一応ここのホテルに、泊めてもらってるんですけど、
森脇:泊めてもらいました。
有吉:すごいですよねぇ。
森脇:温泉入ってる?
有吉:温泉入ってないんですよ、まだ。
森脇:あそうすか。
〈一番前の観客「猿岩石のために泊まりに来た!」〉
有吉:え?猿岩石のために泊まりに来てくれた。
森脇:あっ、ありがとうございます。
有吉:ホントにありがとうございます。ええ。
森脇:うそ、うそっぽい…顔してますけどねぇ(笑)
有吉:ええ。
森脇:(笑)
有吉:ホントですか?
森脇:詐欺師みたいな顔して。
有吉:だって、僕らが出たとき、全然…だって、なんか、お茶飲んでたじゃな
   いですか。
森脇:(笑)
有吉:ビール飲んでましたからね。全然見る気もないんですけど。
森脇:でもね、僕らもでも、こういう状態のステージは初めてなんですよねー。
有吉:や、初めてです。こうやって、お客さんが、あのーお酒とかを飲みつつ。
森脇:でも、このステージって、代々、
有吉:うん。
森脇:すごい人たちが上ってるんですよ?
有吉:そうですねぇ。
森脇:マッチとかね。
有吉:マッチ。
   昨日ね、あのー、僕らをここに呼んでくれた人たちがね、あのー、
   ちょっとお話をしてくれて、
森脇:そうそう。
有吉:「ここにはね、すごいひとがいっぱい来てるんだよ」って言うんですよ。
森脇:そう!
有吉:「近藤マッチね」
森脇:(笑)「近藤マッチね」
有吉:「近藤マッチさんだろ?」
森脇:「近藤マッチ」
有吉:「あー小泉…あー小泉…百恵」
森脇:(笑)
有吉:小泉百恵って誰だろう?
森脇:ええ、ええ。
有吉:たぶん山口百恵って言いたかったんでしょうけど。
森脇:あとキョンキョンも来てる。
有吉:キョンキョンも来たんですか。ねぇ。
森脇:ねぇ。忍者も来てる。
有吉:忍者も来てる。昨日まではサーカスがいたんですからね。
森脇:そう。
有吉:サーカスってあの、違いますよ。サーカス、歌い手のサーカスじゃなく
   て本物のサーカス。
森脇:(笑)わかるよそれ。
有吉:すごいですよ。
森脇:ああ〜。
有吉:この舞台も広いでしょ?
森脇:ねぇ。
有吉:僕らホント、踊ったりしないんで、ホントに、ちょっと、1畳のスペース
   でいいんですけど、
森脇:そう。ここ(今立っているあたり)だけでいいんですから。
有吉:こんなにあるとねー、なんか、ちっちゃく見られちゃいますからね。
森脇:(笑)
有吉:ねぇ。
   ああ、でも、まぁ、僕らねー、結局、ここで、(1999年5月)2,3,4とステー
   ジやりますんで、結局、6回ぐらい、やるんですよ。6回…
森脇:6回ぐらいやりますからね。
有吉:もう、たぶん僕らも6回目ぐらいにはへべれけでやると思うし、
森脇:(笑)
有吉:みなさんも、「もういいよ」っていう感じだと思うんですけど、
森脇:ええ。
有吉:この辺(前の方の濃いファン)だけだったりするんでしょうけど。
森脇:はいはい。
有吉:あのー、なるべく、僕ら一生懸命がんばりますし、
4a森脇:はい。
有吉:みなさんも、なるべく、来れる限りは、来て、
森脇:うん。
有吉:盛り上がって、帰って下さい。
森脇:はい。
有吉:ということで、
森脇:はいっ。
有吉:曲の方をいってみたいと思います。
森脇:はい。
有吉:聞いてください。

3. コンビニ
〈「そういう恋いもいいって…」の繰り返し部分を歌わない〉
4. 君の青空

MC2

有吉:えっどうもありがとうございました!
森脇:ありがとうございました!
有吉:え〜今聞いていただいたのが、『コンビニ』と、え〜、『君の青空』
   というですね、え〜ホントにまだ、売れてた頃の歌でした。
森脇:(笑)
有吉:えっ、(笑)というわけで、え〜、まぁ聞いていただいてるんですけども、
森脇:はい。
有吉:あのぉ、僕らですね、まだ意外と、地道に、歌も出しておりましてです
   ね、
森脇:やってますね。
有吉:ええ。
森脇:はい。
有吉:いろいろやってるんですけども、
森脇:うん。
有吉:この前は、あの〜、ちょっとね、ミニアルバムっていうのを出しまして
   ですね、
森脇:うん。
有吉:普通はまぁ、十二、三曲入ってるんですけども、
森脇:アルバムですから。
有吉:僕らちょっと、6曲入りの、
森脇:はいはい。
有吉:え〜やつを。今回やりましてですね、
森脇:はい。
有吉:そん中でけっこう、1986年代の、ヒット曲をですね、え〜僕らが歌おう、
   ということで、
森脇:うん。
有吉:え〜いろいろ、アルバムを作ってみたんですけれども、
森脇:うん。
有吉:なかなか、あのころの時代の歌は、なかなか良くてですね、
森脇:ええ。1986年ですから、十…
有吉:僕らが11歳、とかですから、
森脇:うん。15年くらい前ですか?
有吉:はい。(本当は13年前)
森脇:もう、(ステージの手前の柵に鈴なりの子供をさして)前の子ぐらいの、
   ちっちゃい子…
有吉:ちっちゃい子ぐらいのパパですよね。
森脇:うん。
有吉:ちっちゃい子たちは、僕らをパンダを見るような目で見てますよね。
   えぇ。
森脇:えぇ。
有吉:まぁ、見世物なんですけどね。
森脇:ええ…。
有吉:いいんですけど、えぇ。すごい、かぶりつきで、ありがとうございます。
   (笑)
森脇:ああ…。ええ…。
有吉:ああ…。本当に、ね。
   あの〜、あれですよ、だから、その歌を、いろいろ録ったんですけど、
   なかなか、
森脇:はい。
〈ステージ前の子供のひとりが親に放たれ、何かを彼らに差し出す〉
有吉:なかなか、けっこうその〜、なかでもね、「BAN BAN BAN」とかね、
   桑田、さんの、
   おい聞けよ!(前の子供に向かって)
森脇:(笑)
有吉:(笑)
森脇:スケッチブックとペンを出してきましたよ。
有吉:(笑)えぇ。さぁ、どうするんでしょうか、このあと。似顔絵でも描いて
   くれって言うんですかね?
森脇:(笑)
有吉:イコール「サインをしろ」っていうことなんですね、これ。はい。ええ。
   でもそういうのは聞きません。
森脇:(笑)
有吉:え〜、(笑)それで…、えぇ、まぁね、なかなか、
森脇:はい。
有吉:KUWATA BANDとかね、桑田佳祐さんの歌とかも、
森脇:はい。
有吉:やらしてもらって。
森脇:やりましたね。けっこうすごい曲ばっかですよ?
有吉:なっ…かなか難しいですね、あの人の歌は。
森脇:昔のひとはね、やっぱ歌うまいんですよ。
有吉:うん。
森脇:いい曲しか売れなかったんですよ。
有吉:うん。
森脇:今と違ってね。
   今僕らが歌っても、そこそこ聴いてもらえるじゃないですか。
有吉:そ。そうですねぇ。
森脇:昔はそうはいきませんでしたよ。ホントに実力者しか売れなかったんで
   すよ。
有吉:だから、桑田佳祐とかなんか、あの〜「じゃあこの曲をね、歌って」っ
   てテープを、もらうんですよ。桑田佳祐のね。
森脇:はい。
有吉:でもね、全然何を歌ってるかわかんないんですよ。
森脇:(笑)
有吉:え。
森脇:なるほどね。
有吉:ホントにもう、なんか…、ねぇ。
森脇:ああいう特徴あるひとの歌はね、僕らが歌うとね、こっけいなんですよ。
有吉:こっけいなんですよ。ホントに。
森脇:ええ。カッコ悪いんですよ。
有吉:「いとしのエリー」とかも、僕らが歌うとふつーですから。
森脇:(笑)まぁね。
有吉:ねぇ。全然だめですよ。
森脇:全然いとしくない。
〈ステージ前の子供たち、ずいぶん前から飽きっぱなし
  ひとりは、先ほどから親の指令でしきりにサインを求めている〉
有吉:これ〜、あの〜、お子さんの保護者っていうのはどちらに?
森脇:(笑)
有吉:いらっしゃいますかね?
森脇:いやいやもう、いい気分になってると思う。
有吉:ええ。ほんとにあの〜、物乞いの子供たちのように、
森脇:(笑)
有吉:ちょっと、なってるんですけども、大丈夫でしょうか。
〈子供、なにごとか叫ぶ〉
   …えっ?「なんでー?」と。子供にツッコミ入れられてますけど。
森脇:またこの休み、久々の休みですからね。
   今、豆とかぶぁ〜って投げたいですね。
有吉:(笑)「豆お食べ〜!」「豆お食べ〜!」っていう(笑)。
   …えっ?「投げて」って。豆がないんだなこれ。
   ええ。玉ならあるんですけど。
森脇:(笑)
有吉:(笑)えぇ。
森脇:投げられんわ。
有吉:(笑)えぇ〜もう、みなさんできあがってるんでしょうかね。(客席を見
   て)おわぁいっぱいですね、ホントにね。一番後ろの方まで。
森脇:すごいですよ。
有吉:いんやぁ…。
森脇:これは、これはなんですか?チケット制なんですか?
有吉:チケット制なんですか?
森脇:誰でも入ってこれる?
〈客席から「入場料(のみ)」の声〉
有吉:入場料。そうですよね。それでこれだけ入ってくれるってすごい嬉しい
   じゃないですか。
森脇:そうですねぇ〜。
有吉:ほんっとね、あの〜、写真も、まばらに撮っていただきましてね、え〜、
   ぱさぱさぱさぱさと、
森脇:いいっすね〜、昼間っからねぇ〜。
有吉:昼間っから酒飲めてるんですからいいですね〜ほんと皆さん。
〈観客、なにごとかアピール〉
有吉:…え?(笑)
   意味無く手を挙げるのやめてください。
森脇:(笑)
有吉:(笑)「何かな?」って思うじゃないですか。「こっちに来い!」ってこ
   とですか。あ、そゆことですか、そうでもなかったか。これは、どうな
   んですか、皆さんはだいたい平均、どれぐらい泊まられるんですかね。
森脇:ねぇ。
有吉:1泊2日の方(手を挙げさせて様子を見る)。
   2泊3日の方(同じく)。
〈「日帰り」の声〉
有吉:日帰り。
   日帰りの方は。
   …あっ、日帰りの方が多いんですね。
   あっ、はっはぁ〜。
森脇:や、でもね、日帰りでも十分遊べるかもしれませんよ。
有吉:やっ、十分遊べますよね〜。
森脇:だって、この中だけで遊んでればいいんですもん。??ですもんこん中。
有吉:ヘンに遊園地行くより、こっちの方が全然いいですよねぇ。
森脇:そらそうですよ。
有吉:はぁ。日帰りですか。
森脇:温泉入ってね。
有吉:はぁ…。泊まるお金もないですか(笑)。
森脇:不景気ですから。
有吉:(笑)いやいやいや。皆さん、ほとんど泊まってらっしゃるから。昨日聞
   いたら、2,000人以上の方が泊まってるっていうふうに。
森脇:すごいです
有吉:2,000人ですよ!
森脇:この、どでかいホテルが満パンですよ。
   すごいですよぉ。びっくりですよぉ。
有吉:僕らの住んでる広島の実家なんて、総人口がそれぐらいですからね
   (「くまのオンライン」( http://www.enjoy.ne.jp/~doi/ )によると、
   総人口は約27,000人)。
森脇:(笑)うそつけお前。
有吉:(笑)すごいですよぉ。
森脇:そぉかぁ…。
有吉:ん〜っ、これは、スギノイパレス、杉の井ホテルっていうのは…
森脇:(笑)なんだよさっきからパレスパレスって!
有吉:(笑)パレス、スギノイパレスもあるんですよね?!
   スギ、ああの〜、ちなみに、広島の方にもCM流れてくるんですよ。
森脇:あ、そうなんだ。
有吉:ちょっと耳につく、昔????やってました。
森脇:あっ、はいはいはい。あれ別もんでしょ?
有吉:や、(会場から何か聞いて)そうですよね?
   (CMのモノマネで)スギノイパレスって、やってるんですよ。
森脇:パレスもここなの?
有吉:(まだモノマネ中)スギノイ…
   (普通に)ホテル。
森脇:ほ〜ん。なるほどねぇ。
有吉:(小声で)あぁ、そうですか…
森脇:(額に腕をかざす。2人とも、客席を見るときは6公演通してこの形)
   ちょっとね、(観客の)顔が見えないんですよね。
有吉:全然見えないんで、つまんないんですよね。
森脇:う〜ん、なるほど。
有吉:(客席を見て)もうあの、白いお父さんわかりました。はい。
森脇:(笑・そのお父さんを見て)あの人終始両手あげてますねぇ。
有吉:(笑)他になんかね、特徴ある人、見つけたいんですけどね。
森脇:ねぇ。
有吉:(観客の声を聞いて)え?「かっこいいよ」って、ありがとうございます。
   え〜、皆さん、ほんとに〜、のど乾いたら、あちら(下手側)の売店の方
   で、いろいろ売ってますんで、買いつつ、僕らの歌を聞いてください。
森脇:はい。
有吉:というわけで、え、また〜、だらだらやっててもしょうがないんで、
   え〜、さっきも言いましたように、え〜、僕らの、ニューアルバムの方
   からですね、
森脇:はい。
有吉:2曲ほど、聞いてください。

5. 1986年のLOVE SONGS
歌詞:借りていた本も この写真も 永遠に僕のもの
森脇:借りていた本も この写真も  … 僕のもの

6. BAN BAN BAN(バン バン バン)
歌詞:Oh〜夢の間に間に Flower
有吉:Oh〜夢の間に間に Shower
歌詞:瞳の中で 虹のかけらを 君は抱いていた
有吉:瞳の中で???二人に 夏は訪れる
歌詞:You can try,Let me take you fly.
2人:I can try,Let me take you fly.
歌詞:見上げる空に 君のほほえみ 星がにじんでた
有吉:瞳の中で 虹のかけらを 君は抱いていた

MC3

有吉:(先ほどまでのだらだらムード払拭のためか、努めてハイテンションに
   しゃべっている感じ)どうもありがとうございました!
   猿岩石です!
森脇:(笑)いやいや。もういいだろそれは。
有吉:いや〜なかなか、ご家族連れの前で、え〜『BAN BAN BAN』とか歌うの
   は、なかなか、気持ちよく歌えましたけれど、
森脇:(笑)
有吉:はい。えっ。まぁ〜あのですね、僕らは、まぁ、何がきっかけで出たか
   と言いますとですね、
森脇:うん。
有吉:やっぱりあの、まぁ、とりあえずはまぁ旅でして、
森脇:はい。
有吉:そのあと、もうだめかなと思った頃に、またちょっと、え〜歌を、いい
   感じで作っていただきまして、
森脇:はいっ。
有吉:それがなんとかね、みなさんのおかげで〜、ヒットいたしまして、非常
   にラッキーなね、それでなんとかまぁこうやって、歌で食いつないでる、
   なんていう状況があったりするんですけども。
森脇:はいはいはい。
有吉:ええ。ここで笑いが起こらないと、かなりこう、ほんとにつらい状態に
森脇:(笑)
有吉:思われてしまうんですけど、
森脇:(笑)いやいや、まぁごもっともだって思ってるわけでしょう。
有吉:まぁまぁ、そうですけどもね。
森脇:はい。
有吉:あの〜、そ〜の〜中でも、僕らが一番最初に出した『白い雲のよう
   に』っていううたをですね、
森脇:うん。
有吉:なかなか、いい歌でして、
森脇:そう。
有吉:ちなみにこの、ご家族連れが多い中で、僕らの『白い雲のように』
   という曲を知っているっていう方は。どれぐらいいらっしゃるんで
   しょうか。
〈会場、ほとんど手を挙げる。「はーい」の声や拍手も〉
森脇:あっ。これは。
有吉:あ〜、これだけ〜、いらっしゃるのね。
〈一番前のお母さん、さっきの問題児グループのひとりの手を持ってあげさ
  せている〉
森脇:うそだろ!
有吉:うそだろ!
   うそつけよ!
森脇:こんなちっちゃいのに。
有吉:君は〜、2歳ぐらいだろ?
   (母の声を聞いて)1歳ですか?1歳ですか。
森脇:もうかれこれだって、2年ぐらい前、2年以上前になりますよね。
有吉:もう3年近く前になりますからね。(1996.12.22発売)
   ね。ええ。
森脇:そうですよ…。
〈一番前の子供たちは完全に飽きて、柵で遊んでいる〉
森脇:(ため息をつくように)もう…子供たちもなんか、ここを、なんか、ジャ
   ングルジムのように、ふつーに、遊んでるんですけどね。
有吉:そうですね、はい。
森脇:ええ〜。
   …ま、こゆのもいいですね。たまには。
有吉:ん〜どうなんでしょうね、大分でねぇ、僕ら、コンサートをやった
   (1998.3.22 臼杵市民会館)んですよ。臼杵?臼杵って大分ですよね?臼
   杵でね、あの〜コンサートやったんですけど、
森脇:コンサート。
有吉:コンサー、臼杵のコンサートに来てくれたっていうひとは、ちなみにど
   れくらいいらっしゃいますか?
〈手を挙げたのは濃いファンのみ〉
有吉:あ。やっぱり前列の方の方だけですねぇ(笑)
〈“白いお父さん”が手を挙げている〉
森脇:うそをつけ!
有吉:(笑)だからあなたはうそつかない!ほんと、帰しますよ!
森脇:でも〜あれ、臼杵っていうところはあれでしょ?あの、globeのKEIKOが、
   こう、出たとこなんでしょ?
有吉:あっ、そうですねぇ。大分の有名人っていうと、globeのKEIKOぐらいな
   んでしょうか。あとは?あとは?
   (会場の声を聞いて)にしきのあきらさん!
森脇:(笑)あぁまたスターじゃないですか、それ。
有吉:にしきのさんも、ちょっとおかしいひとですよね、あの人は。
森脇:(笑)どっか一本飛んでるよね。
有吉:飛んでますよねぇ。
森脇:すごいひとですよ、あの人は。怖いもの知らずというかねぇ。
有吉:10mの飛び込みをやるのに真剣にね、怒りますからね。ほんと、あの人
   はほんと運動が大好きなんですね。
森脇:そう。
有吉:あと、誰がいるんですか?
   (会場の声を聞く)…えっ?
森脇:…えっ?
   南こうせつ?あっ。
有吉:南こうせつさんそうなんですか?!
森脇:あっ、そうなの?!大分?
有吉:うそでしょう!!
森脇:ほんと?
有吉:ほんとですか。
森脇:すごいひといるんじゃん。すごい。
有吉:じゃすごいですね大分けっこう。ほんとにすごいすね。
森脇:おーん。
有吉:あとは、あとそんなもんですか?
森脇:でもそれだけですごいですよ。
有吉:にしきのあきらさん、
   …(会場の声を聞く)ユースケ・サンタマリア!
   あーっ!すごいのがいるじゃないですか!
森脇:ミュージシャンばっかりじゃないですか。
有吉:えぇ。
森脇:ねぇ。
有吉:あのひともあれですよね、テレビでは元気ですけど、普段はもう、生き
   る気力のないひとですよね。ほんとに。
森脇:(マネをして)ぼ〜っ、ぼ〜っ(笑)
有吉:(笑)
森脇:来るんですよね、うちの楽屋に。
有吉:そうそう。
森脇:来てなんもしゃべんない。
〈「村山富市」という男性の声〉
有吉:…えっ、誰?
   村山さん!村山富市!
森脇:あっ、それは知ってたわ。
有吉:あの〜、あれでしょ?眉毛ぼーんのひとでしょ?
森脇:違うよ。眉毛ぼーんは吉本興業でしょ(笑)。
有吉:(笑)あっ、そうすかぁ。
   トンちゃん。
森脇:(笑)トンちゃん。
有吉:トンちゃんですよね?
森脇:そうそうそうそう。
有吉:えっ?あと、誰でしたっけ?
   (声を聞いて)…千代大海!
森脇:あっ。
有吉:あ゛っ!!あの暴れん坊だ!
森脇:(笑)そうそうそうそう。
有吉:えっ!じゃあ、ちょっと待って。千代大海に殴られたことあるっていう
   ひと?学生時代
〈誰も手を挙げない〉
有吉:さすがにいないか。
森脇:さすがにね。
有吉:たぶん、殴られたやつはみんな死んでるんだと思いますよ。
森脇:(笑)あれに殴られたらねぇ。
有吉:(笑)
森脇:痛いよぉ。
有吉:???すごいですね、千代大海もねぇ。
森脇:すごいですよ、政界・スポーツ界…音楽界。
有吉:いま…(声を聞いて)えっ?!
森脇:中井さん?中井貴一?
有吉:ふさえさんとか、地元のスターを言われても困る。
森脇:(笑)「ふさえさん」って。
有吉:…えっ?
〈「福沢諭吉」という女の子2人の声〉
有吉:福沢諭吉!あれはあの〜、童話の世界のひとでしょ?
   あんなひとはいないんですよ、本当は。
森脇:あれはいただろう!
   あれはいたよ!
有吉:(笑)いたんですか。
森脇:福沢諭吉は。
有吉:あっ、そうなんですか。へぇ〜。次々出てくるっていうことは、けっこ
   う、ほんと、すごいっすね大分って。
森脇:すごい。
有吉:すごいひと多いですね。
森脇:ええ。これなんでだろう。
有吉:ひょっとしたらこの辺の(一番前で遊んでいる)子も、やっぱりスターに
   なるかもしれませんね。
森脇:なるんでしょうね。へぇ〜。
〈着信音〉
有吉:電話ですよ。
森脇:電話鳴ってますよ。
   携帯鳴ってますよ。
有吉:携帯。
森脇:誰?
有吉:出るまではしゃべりませんよ。
森脇:(笑)
有吉:はい、いいですか?
   (一番前の子供に)はい、こんちわ。
森脇:(笑)かわいいな〜この子。
有吉:いや、意外と僕ら、動かないんですけど、汗はかきますね(いつになく
   大量の汗をかいていた)。舞台やってるとね。ええ。
森脇:暑い!ここ。
有吉:(会場に)何?
森脇:皆さんの熱気がね。もう、酔っぱらってるから、もう…。
有吉:これ、皆さん、もう、今何時?もう、2時…前でしょうけど、皆さんこ
   のあとも、どんどんくつろいでいかれるんでしょうかね?ここで終わ
   りっていうことはないですよね?また温泉とか入られるんですよね?皆
   さんね?ね?温泉、入って。
森脇:あんまり酒いっぱい飲んで入ったら危ないですよ。
有吉:いっぱい飲んで???よ!それだけは注意してくださいよ。ね。
森脇:ええ。
有吉:たこ八郎みたいになったら???
森脇:(笑)ほんとに。
有吉:ええ。
森脇:浮かんでたいうことになったら、ねぇ。
有吉:あと〜あの、子供さんは、あの〜、あそこの、アクアビートもあります
   し、
森脇:うん。
有吉:楽しいですからね。あと〜、若い人は、ボウリングもありますし、僕ら
   も普段、ちょっと行こうかなと思うんですけど、
森脇:二人で。
有吉:はい。
森脇:二人でボウリングすんの?
有吉:あとまだいっぱいありますからねぇ。あの〜ほんとに楽しんで、
森脇:はい。
有吉:ゆっくりして帰って下さいね。いろんな、いっぱいありますから。女性
   の方はエステなんかもありますから。えぇ。(笑)あの〜。
森脇:あれ男はだめなの?
有吉:男はだめなんですって。「女性限定」って書いてありましたから。
森脇:(舌打ち)そっかぁ…。
有吉:あの、ほんとに、
森脇:(つぶやくように)行ってみたい…。
有吉:エステ行ってね、え〜そのブサイクな顔を多少でもきれいに。
森脇:(笑)
有吉:してね、え〜、(笑)ご主人を喜ばして、あげてください。
   というわけでですね、もうそろそろ、え〜最後になるんですけれども、
   え〜僕らのヒット曲、え〜、え〜、『白い雲のように』を、え〜、聞い
   てください。

7. 白い雲のように
〈歌の終わりにあわせて幕が下りてくる〉
森脇:どうもありがとうございました!
有吉:どうも???
〈タオル2枚と黄色いミッフィーのぬいぐるみが、幕が閉まりゆく中投げ込
 まれる〉
森脇:(つぶやく)なにこれ。
   …(改めて)ありがとうございました!
有吉:杉の井ホテルでゆっくりして帰ってくだっ〜さい。

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1999年上半期 / 資料集
猿岩石のある暮らし / ご意見・ご感想・猿岩石情報

GigaHit 村田 崇 takashi@air.ne.jp