Registry Access Library.
ここではRALについての説明をしています。説明の各所で以下の略記を使用しています。これより先のページでは出来るだけ高解像度でご覧になってください。
Microsoft Visual C++ → VC Microsoft Visual Basic → VB Borland C++ → BC Borland C++ Builder → BCB Borland Turbo C++ → TC
RALの紹介
RALとは、Registry Access Libraryの略でその名が示すとおりレジストリ操作の機能を提供するWin32用のDLLです。
RALでは以下の機能を提供しています。
1.アプリケーション設定情報のレジストリを使用した保存・取得機能
2.拡張子に対するアプリケーションの関連付け機能
3.その他その他、というのがちょっと適当な感じではありますが(^^;)
1.の設定情報保存・取得機能とは、アプリケーションの各種設定情報をレジストリより保存・取得するための機能で、これは従来INIファイルを使用して行っていたものです。
2.の関連付け機能は、拡張子ごとに起動するアプリケーションとか表示アイコン等を指定する機能です。ユーザインタフェースとしてダイアログも内蔵していて、ユーザが関連付けを行いやすいようになっています。
3.のその他の機能としてはアプリケーションの起動、レジストリ内容のテキスト出力や、コピー、移動、列挙等があります。詳しくは別のトピックで(^^;)
動作環境
RALはWin32用のDLLとして作成されています。以下のプラットフォームで動作確認しています。
Windows 95
Windows NT 4.0 WorkStation残念ながら16bitのWindowsや、Windows NT 3.51以前では動作しません。
尚Windows NT 4.0 Serverでは動作確認は行っていませんが、別段妙なことはしていないので多分動作します(^^;)
概要
このドキュメントを参照するにあたって、まずはレジストリに関する基本的な知識を持つことが必要です。レジストリに関して、このドキュメントを参照する際に必要となる事柄について説明します。既にレジストリについて知識のある方は読み飛ばしても構いません。
あまり詳細について知っている必要はありませんが、このドキュメントで頻繁に使用される用語について知識を持っていることが必要になります。
はじめにWindowsに標準添付のレジストリエディタについて簡単に説明しています。次にレジストリの大まかな内容について説明しています。順にトピックを追って参照して下さい。
開発を行うに当たって
RALを使用してレジストリ操作を行うプログラムを開発するにあたって、まずは使用する開発ツールを決めなければなりません。様々な開発ツールが世にありますが、RALの開発キットはVCやVBからの利用を想定しています。これらの開発ツールを利用する際にはRALの開発キットに同梱の各種ファイルをそのまま利用出来ます。これら以外の開発ツールについてはRALの開発キットでは直接考慮はしていませんが、うまくやれば多分どんなツールからも利用出来るのではないかと思います(^^;)
まず最初に開発キットの内容を参照して下さい。次に各開発ツールのトピックを参照して下さい。
APIリファレンス
以下のページにRALが実装している各APIの簡単なリファレンスがあります。またレジストリそのものについてのトピックもあります。
API一覧(10/28)