OADG109キーボードの拡張

last updata : 2000頃

OADG109キーボードの拡張

OADG109キーボードを使い易くする

日本のパソコンメーカーは、2001年1/10現在のOADG109キーボードの大きさに不満が有る様で各社独自の省スペースキーボードを出しています。 まっ独自性を出したいためか知れませんが.. それでも、スペースキーを長くするとか変換,無変換キーを使いやすい配置にするとかは、行なわれていない様です。 OADG109キーボードに近くするためでしょうか?

そこで、私なりにどの様なキー配置のキーボードがいいか考えてみました。 基本的な考え方は、

  • 使いやすいキー配置にする。
  • 小型化可能にする。

です。ただ、万人の方に使い易いと言うことは無いでしょう。 色々な配列や配置のキーボードを個人の好みで使うことができるパソコン環境になって欲しいです。

省設置型打鍵入力装置

日本IBMならこんな感じの名称になるのでしょうね。 コンパクト型キーボードです。

New Japanese Keyboard

大きな特徴として、[Space]キーと[変換]キーの位置が入れ代わっています。 漢字変換するキーを大きくして使い易い位置にした為です。 また、幾つかのキーが下に追い出されていることです。 下に追い出すのは、各メーカー製のコンパクト型のキーボードにもあるので問題が少ないのでしょう。

[Delete]キーは、「[Ctrl]+[Alt]+[Delete]と言う処理があるので独立された方がよい。」ということで独立させています。 対でInsertも独立キーになっています。

[Home]キー,[End]キー,[PageUp]キー及び[PageDown]キーが[Fn]キーの拡張になっています。 どのメーカーも同じ様な拡張になっているので問題ないと思います。

[ScrollLock]キーも[Fn]キーに依る拡張になっています。 [PrintScreen]キーと[Pause]キーも候補でしたが、2種のスキャンコードを持つため独立した方がよいと判断したためです。

下側に追い出されたキーで[App]([Application])と[ひらがな/カタカナ]キーです。 [Fn]キーと同じ小さいキーになっています。 かな漢字変換の状態切り換えに多少影響するかもしれません。 一応私が考えている状態遷移も載せておきます。
IMEの状態遷移
これが一番良い訳ではありませんが一つの考え方としてとらえてください。

[Fn]キーって?

コンパクト型キーボードにも出てきました。意味合い的には、「一つのキーに二つのキーを割り当てるためのキー」です。 [左矢印/Home]キーは[Fn]を押さない時[左矢印]キーと働きますが、[Fn]キーと同時に[左矢印]キーを押すと[Home]キーとなります。 [Ctrl]キーや[Alt]キーと同じと思うかもしれませんが、ハード的にスキャンコードを入れ換えますので全く別のキーとして認識されるのです。

コンパクトにするだけの問題で、[Fn]キーを使った訳ではなく小型キーボードの布石でもあるのです。 ノート型パソコンのキーボードも共通の配列が可能な様に考えてみたのです。

小型打鍵入力装置

現在のノート型パソコンって、色々配列がありますね。 狭い場所に押し込む努力がされています。使わないキーを小さくしたり変形したり。

New Japanese Keyboard

ある適度の大きさのあるノート型パソコンなら横15キー入るので、この配置/配列が使えます。 どうでしょうかね。

キー番号やスキャンコードについて

キーボードのハードウェアを作る時の元になるものです。 キー番号と入力される文字記号は、OADG109キーボードと同じ(準拠)しています。 ただし、キーの配置や大きさが変わっています。

PS/2のcode3が無いですが、使用されておらず今後もサポートされない様なので割愛しています。

もっと使い易く(NICOLA配列)

親指シフトとも呼ばれる配列ですが、基本的にかなの配列が違います。 ただし英文字の配列は殆ど同じです。BackspaceとEscが移動した為一部違うだけです。 キーの配置から見れば、5個移動しています。

New Japanese Keyboard

なぜ使い易いかは、他のwebページに詳しく出ているので割愛しますが親指シフトは特別なキーボードではないのです。 この配置でもOADG109キーボードと同じスキャンコードを出力します。 その為ローマ字入力だってできるのです。 カナの配列を打ち易くしたので、日本語で考え日本語を入力できるキーボードなのです。

かな配列の違いをどこかで吸収しないといけないのですが、エミュレーションソフトやIMEにて行ないます。 2000/01/10 現在十分使える環境が整っています。

この入力文字種の一部は私が考えて配置したものです。 スキャンコードは、「OADG109キーボード準拠スキャンコード」と同じです。

英文を快適に!

上のキー配置は、日本語をメインに考えています。 その為英語の文章を書く時スペースキーが押しづらいでしょう。 長いスペースバーが欲しいと言う要望も多い様です。

New Japanese Keyboard

この程度までは長くできます。 スペースがある段だけ変更しています。 PC-98x1のキーボードのスペースバーより少々短いですけど使い易くなるかな?

文字種は、OADG109キーボードと同じです。 スキャンコードは、「OADG109キーボード準拠スキャンコード」と同じです。

次世代日本語キーボード

本当は、こちらをメインで書きたかったのですが色々ありまして今だ公開できずに居ます。 時期が来ましたら公開します。