空想音楽大作戦 完全版プログラム

選曲・構成:腹巻猫

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[B4] 最後のフロンティア

最後のフロンティア

「宇宙、それは最後のフロンティア・・・」と初代「スタートレック/宇宙大作戦」のナレーションが流れてから30年以上。アメリカの国民的番組となったスタートレック・シリーズの続編3作をメドレーで。

○新スタートレック 〜 メインタイトル
作曲:A.Courage/J.Goldsmith、編曲:Dennis McCarthy
「新スタートレック(TNG)」 1992-1996 関西テレビ
"Star Trek:The Next Generation" 1987-1994 米
初の劇場作品のあと、満を持して作られた「スタートレック」の続編TVシリーズ。旧作の100年後を舞台に、まったく新しいキャラクターでスタート、人気作になった。テーマ曲は、TV第1作テーマ曲のイントロと劇場映画のテーマ曲を合体したもの。

○スタートレック・ディープ・スペース・ナイン〜 メインタイトル
作曲:Dennis McCarthy
「スタートレック・ディープ・スペース・ナイン」 1996-1998 関西テレビ
"Star Trek:Deep Space Nine" 1993-1999 米
宇宙ステーションを舞台に描く「スタートレック」ワールド。作曲のデニス・マッカーシーは、前作に続いての登板。「V」の音楽も担当している。

○スタートレック・ヴォイジャー 〜 メインタイトル
作曲:Jerry Goldsmith
「スタートレック・ヴォイジャー」 1998- 関西テレビ
"Star Trek:VOYGER" 1995- 米
「スタトレ」最新作。テーマ曲は、劇場版「スタートレック」の作曲家であり、米国映画音楽界の巨匠であるJ・ゴールドスミスが書き下ろしたオリジナル。ブラスの硬質な音色と雄大な響きがたまらない。

宇宙SFメドレー

「スターウォーズ」以来、テレビ番組に宇宙冒険ものは当たり前になった。日本、海外のSFアドベンチャーをまとめて紹介。

○宇宙空母ギャラクティカ 〜 メインタイトル
作曲:Stu Phillipis and Glen Larson
「宇宙空母ギャラクティカ」 1981 日本テレビ
"Battlestar Galactica" 1978 米
宇宙版「幌馬車もの」。「スターウォーズ」のヒットで作られた宇宙戦争ものだが、ツマらなかった。

○キャプテン・ロジャース
作曲:Glen Larson
「キャプテン・ロジャース」 1984 日本テレビ
Back Rogers In the 25th Century" 1979 米
SFファンには「バック・ロジャース」と言った方が通りがよい。スペースオペラの古典を実写映像化したTVシリーズ。パイロット版は劇場公開された。

○ON THE WING
作詞:売野雅勇、作曲:小島真理、編曲:井上鑑、歌:小島真理
「GALACTIC PATROL レンズマン」 1984 テレビ朝日
E.E.スミスの原作をもとに日本で作られたアニメ作品。こんなものまでアニメにしてしまう当時のアニメブームはすごかった。内容はかなりまじめに作ってある。井上鑑のアレンジが実にカッコいい。

○バビロン5 〜 メインタイトル
作曲:Christopher Franke
「バビロン5」 1999 CS
"Babylon 5" 1994-1998 米
巨大な宇宙都市で宇宙を航行する、J・ブリッシュの「宇宙都市シリーズ」のような作品。CSで放送が始まった。私は見ていない。

○TANK!
作曲:菅野よう子、演奏:シートベルツ
「カウボーイ・ビバップ」 1998 テレビ東京
ハードなビバップ・ジャズをテーマ曲にして、ファンの注目を浴びた新感覚のSFアニメ。サントラ盤も大ヒットとなった。

○コブラ
作詞:冬杜花代子、作・編曲:大野雄二、歌:前野曜子
「スペースコブラ」 1982 フジテレビ
アメコミ風ヒーローの和製スペースオペラ。監督:出崎統&作画:杉野昭夫のコンビが華麗なる映像で見せてくれた。大野雄二のセクシーなサウンドをフルコーラスたっぷりお楽しみください。

組曲 BATTLE IN SPACE

宇宙を舞台にしたアニメ作品から、宇宙戦シーンの音楽を中心にBGM組曲を構成。シンフォニー、シンセ、フュージョンとその音楽スタイルはさまざまだ。日本のSFアニメーションの宇宙に流れていた音の饗宴をどうぞ。

○闇からの手(M-3)
作曲:すぎやまこういち
「伝説巨神イデオン」 1980 テレビ東京
異星人との接触を描写する「イデオン」を象徴する曲。ビゼーの「アルルの女」風。

○惑星
作曲:横山菁児
「宇宙海賊キャプテンハーロック」 1978 テレビ朝日
ハーロックの敵マゾーンを描写する曲。とろけるようなピアノは羽田健太郎。後半、マリンバとオーケストラの激しいやりとりに圧倒される。

○デスラー戦法(SM-006-19)
作曲:宮川泰
「宇宙戦艦ヤマト2」 1978 よみうりテレビ
劇場映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」のTVシリーズ化としてスタートした作品。音楽は同じメロディが使われているが、TV用に録音しなおされている。これはデスラーの戦闘テーマ。

○彗星帝国艦隊出撃!(SM-003-18)
作曲:宮川泰
「宇宙戦艦ヤマト2」 1978 よみうりテレビ
彗星帝国の攻撃を描写する曲。弦の激しいトレモロに注目。

○戦い2
作曲:渡辺岳夫、松山祐士
「無敵超人ザンボット3」 1977 名古屋テレビ
ロボットものだが、最終回に向けての壮絶な宇宙戦が忘れがたい。それまでのロボットアニメとは違う新鮮な音楽が魅力だった。「ザンボット」の中でももっともカッコいい曲のひとつ。

○長い眠り(後半)
作曲:松山祐士
「機動戦士ガンダム」 1979 名古屋テレビ
「颯爽たるシャア」でなくてすみません。その曲はこのあとの「スーパーヒーロー列伝」で。これはガンダム対モビルスーツの戦闘曲。シンセの響きがいかにも宇宙っぽい。

○デスファイト(M-10)
作曲:すぎやまこういち
「伝説巨神イデオン」 1980 テレビ東京
すぎやまこういちの華麗なるサウンドを再び。「イデオン」の代表的戦闘曲。フュージョンとして聴いても一級の演奏だ。トランペット:数原晋、ピアノ:羽田健太郎、ギター:直居隆雄、と日本の特撮アニメ音楽を裏方として支えてきたプレイヤーたちが集結した興奮のセッション。

○スペシャルモーメント
作曲:羽田健太郎
「スペースコブラ」 1982 フジテレビ
80年代のアニメ劇伴といえば、ハネケン=羽田健太郎を抜きに考えられない。「スペースコブラ」は主題歌=大野雄二、劇伴(BGM)=ハネケンという贅沢な布陣だった。ハネケンらしい軽快なフュージョンタッチの曲。

○ドッグファイト
作曲:羽田健太郎
「超時空要塞マクロス」 1982 毎日放送
「マクロス」といえばこの曲。スタジオぬえが原作・設定・脚本に参加した本格的なSF設定のアニメだが、ドラマは三角関係のメロドラマという落差に、失望するファンと燃えるファンとが現れた。今となっては、みな懐かしい・・・

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