狭山市の産業廃棄物焼却施設クリーンサービスが焼却を廃業。焼却炉を撤去へ!

クリーンサービスの操業差し止め仮処分請求を7月13日に提起し、9月までに4回の審尋が裁判所で行われました。その場で、クリーンサービス側から、「8月中に焼却炉を停止。行政に廃止届を提出した。10月中には焼却炉を撤去したい」との申し出がありました。これを受けて、申立人側住民は、焼却炉が停止し、操業を廃止したことを確認した上で、当初の目的を達成したことで、仮処分申請を取り下げることとなりました。

ひどい被害状況を切々と訴えてきましたが、裁判所もとても迅速に対応してくれて、申し立てた初日に、期日の連絡が入り、8月、9月の間に4回も期日を入れてくれる、という対応をしてくれました。その成果もあり、今回のスピーディーな決着を得ることができました。

平成5年より、ひどい操業を続けてきた焼却炉が、操業を停止し、焼却炉の騒音、煙、灰が降る、といった被害を受けなくなったことは、周辺住民にとって何よりも嬉しいことです。住民とともに熱心に取り組んでくれた鍛冶弁護士を始めとする弁護団に感謝です。

しかし、焼却炉の撤去の際の有害物質の飛散の心配、また、保管積み替えが残っていることから、ユンボの騒音、廃棄物の積み替えの際の粉塵の飛散、積み上がるゴミの山、といった問題が残っています。

民家のすぐ脇に廃棄物処理施設がある状況を許したくない、という思いを新たに、今後も取り組んでいきたいと考えています。