ジェロニモス修道院

ジェロニモス修道院
リスボン
ポルトガルの黄金時代を築いたマヌエル一世がエンリケ航海王子の先見の明と
ヴァスコ・ダ・ガマの偉業に敬意を表して作られたマヌエル様式の修道院。
船乗り達はここで航海の安全を祈ったという。

胡椒貿易の利益を使って1502年に建築を始め、全部完成するまでに100年を要した。

中にあるサンタ・マリア教会には、現在バスコ・ダ・ガマとポルトガルの詩人であるルイス・デ・カモンエスの石棺が安置されている。
また、修道院の中庭のまわりを囲んで、1辺55mの2階建ての回廊がある。
異国で見たものをモチーフにした建築物が多く、それゆえジェロニモス修道院は、「大航海時代の世界大百科事典」といわれている。

1983年にベレンの塔と共に世界遺産に認定される。
ポルトガル全盛期の象徴的建築物。
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