ベレンの塔(テージョ川の貴婦人)

ベレンの塔
リスボン
ポルトガルの黄金時代を築いたマヌエル一世が1519年にテージョ川の防衛と出入りする船の監視の為に作らせた5階建ての塔。
正式名称は「サン・ヴィセンテ砦」と言うがその美しさから、「テージョ川の貴婦人」のあだ名を持つ。
典型的なマヌエル様式で建築された塔で、外見は白く優雅な建物なのだが、1階は潮の干満を利用した水牢となっており
政治犯を収容していた(満潮時には、牢の中が水で溢れかえる仕組み)
ちなみに2階は砲台、3階から上は王族の居室であった。一般公開されている現在、3F以降は博物館となっている。

1983年にジェロニモ修道院と共に世界遺産に認定される。

というわけで、みんなが海と思っていたあの埠頭は正確にはテージョ川のほとりだったわけで
(もっとも、ベレンの塔はテージョ川と大西洋の境目に建てられているのですが)
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