アムステルダムの跳ね橋
アムステルダム
国中に運河が張り巡らされているネーデルラントでは舟が物資の輸送の要となっている。
水面が橋よりも低ければ船で通る事は大差ないが、この国は灌漑土壌で土地自体が低いため
橋下と水面がギリギリとなり、舟での通行自体が非常に困難になってしまう。
そこで、橋が真ん中から折れたり、あるいは橋全体だったり一部だったりが跳ね上がるように持ち上がり、
船を通せるようになっている。この跳ね橋が、ネーデル国内には至る所にある。

アムステルダムの跳ね橋では、ゴッホの絵画にも登場しているマヘレの跳ね橋が有名。
1671年に作られたこの橋は現在も残っている数少ない木造の跳ね橋の一つ。
流石に94年に電動化されてはいるものの、今でも舟の通行時には跳ね上がるという。
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