Deafening Sound.

Thrash Metalとか色々だべってるページです。
今まではトピックだけを書いてましたが、見出し代わりにバンド名を付けることにしました。

以前のトピック

●Destruction
シュミーア、マイク、スヴェン・ボーマンのトリオ編成のDestructionの新譜The Antichristを聴きました。Headhunter路線の曲作り、sound productionですね。思っていたよりも聴けたのでとりあえず収穫はあったと思いますね。ただあのカバーアートは何とかした方がいいと思うんですが(笑) まだ1stInfernal Overkillの方がマシだ。ま、それはおいておくとしてブックレットの写真ではバンド結成当時のようにガンベルトの嵐です。懐かしいですね、ガンベルト(笑) 詩の方も結構かつてのthrash metalらしい内容です。曲も複雑すぎずシンプルすぎるわけでもなくパワーもありでまずまずの出来といっていいんじゃないでしょうか。かつてのDestruction時代に果たせなかった来日公演が実現して欲しいところです。その時には是非ともMad ButcherBestial InvasionCurse The GodsThrash AttackRelease From Agonyを聴きたいですね。もちろん新譜やHeadhunter時代の曲も。

●ARCH ENEMY
出ましたね、新譜Wages of Sin。これで4作目のアルバム(ミニライブ盤を除く)となります。相変わらずメロディアスなリードとブルータルなリフワークの楽曲によるBurning Bridgesアルバム路線です。メロディに関して言えばBurning Bridgesよりも更に流麗で且つ判りやすくなっているように思いますね。1stBlack Earthにあったようなひたすら激しい楽曲はココのところのアルバムではすっかりなりを潜めた感じがしますが、それでもWages of Sinアルバムにも2曲程そういった類の曲があります。私は2ndStigmata以外のアルバムは基本的に全て気に入っているので、このままの調子でアルバムリリースを続けてくれるといいですね。ところでヨハン・リーヴァが脱退となり後任としてドイツ出身のvocalアンジェラ・ゴッソウが新加入となった訳ですが、この人女性です。ARCH ENEMYはメロデスとはいえ一応DeathMetalバンドです。そこに女性vocalistというのは果たして一体...と思っていたのですが、聴いてビックリ。どこからどう聴いてもデス声です(笑) これ本当に女性の声なんでしょうか? そうだと知らずに聴いたら絶対に男が出してるデス声と思うに違いありません。しかも女性でデス声というとCradle of Filth(このバンドのvocalは男ですが)のように絶叫型の金切り声を思い浮べますが、このアンジェラ嬢は違います。物凄く野太いデス声です、ultra low frequencyです(笑) もうとにかく超低音で迫力のある威厳に満ちた濁声です。

●Overkill
不屈の精神のバンドいまだ健在というわけでOverkillの新譜です。タイトルはBloodletting。それほどの期待はしてませんでしたので、まぁこんなもんかなという感じです。あのvocalがある限りOverkillであり続けられるのかもしれませんが、やはり一番勢いがあった頃のOverkillが忘れられない身としてはあまり近年の楽曲はしっくりこないですね。さして良いとも思えないし。変わらずにあり続けているのはあのvocalだけという気がします。メンバーチェンジも随分と増えてきたし、ボビー・ブリッツ・エルスワースとD.D.ヴァーニだけでバンドやってるようなそんな印象。Kreatorにも同じような印象がありますが、vocalは相変わらず個性的なんだから楽曲の方をもっと楽しめるモノにして欲しいかな。

●Emperor
またしてもDeath系なんですがEmperorです。既にライブ盤のEmperial Live Ceremonyが出てます。ついこの間聴いてみたら結構良いプレイをしています。パーマネントでない(?)メンバが居るというか人員の流動的なバンドなので、今までリリースしてきたアルバムの出来はテクノロジーの産物なのかなぁ等と思っていたのですが、このライブ盤を聴いて考えが変わりました。演奏技術は高いですね。blastもキッチリこなしてるし、Ihsahnvocalをとりながらであるにも関わらずギターもしっかりとプレイしてるし(しかも速い)。このライブ盤、CD Extraになってまして、PCを持っている人ならばCDDA以外にもCD-ROM部分にもアクセス出来ます。ROM部分のデータとしてI Am The Black Wizardのライブ映像(MPEGムービー)が入ってます。当然ながら観てみたのですがやっぱり凄いです。なかなか迫力あります。観れる環境のある人は是非ともご覧あれ。

●Children of Bodom
前のトピックは本家Death組でしたので今度はメロ・デスにしましょうか。アルバムは1stSomething Wild2ndHatebreeder2枚だけなのですが、日本市場では人気のバンドですね。楽曲的にはスピーディなジャーマンなんですが、やはりメロ・デスとはいえ一応Deathに分類されるわけですからvocalがやはりDeath声なわけです。つまりスピーディなジャーマン・メタル・バンドがDeath声のvocalistを加入させたらこんな風になる、という感じです(笑) やはりHatebreeder1曲目、Warheartが好きですね。アルバム2枚で日本公演も実現しちゃいましたが、早く3rdのニュースを聞きたいものです。

●Cryptopsy
いきなりではありますがCryptopsyです。カナダ出身の激しいバンドですが、2ndNone So Vileと現時点での最新作である3rdWhisper Supremacyはどちらも非常に良い出来です。Cryptopsyと言えば何よりもまずあのドラムです、隙間を埋め尽くすかのように射出される高速なショット。スティックを2本とも使っているならば別段驚くに値しないわけですが、どうやら本当に片腕でこなしているようです。アレは人間業なのでしょうか? 今挙げた2作ともに神業とも言えるショットが炸裂しています。もちろん曲自体も良い出来です。1stBlasphemy Made Fleshももちろん悪い内容ではないのですが、このジャンルに居るその他多くのバンド同様にサウンドプロダクションが悪いので2nd3rdと比べるとどうしてもインパクトに欠けます。それでもプレイ内容は凄いんですけどもね。2nd3rd0dBとしたら1st-20dBくらいしかありません(笑) そろそろ次のアルバムに関する話が出ても良さそうに思いますが残念ながらまだそれらしい話を耳にしません。次作も楽しみです。

●Testament
今年最後はTestamentです。メンバーチェンジやら何やらで訳が判らないTestamentでしたがニューアルバムが既にリリースされています。最新作はThe Gathering、とりあえず思っていたよりは良かったのでまずまずといったところでしょうか。1曲目がまず気に入りました。もちろん他にも気に入った曲はありますがやっぱり1曲目がいいです。どことなく懐かしいThrashMetalらしき曲ですね。2000年はもう少しくらいThrashMetalらしいThrashMetalを聴きたいところです。TestamentSODOMといった老舗バンドには頑張ってもらわないといけません。Metallicaはもう別に頑張らなくていいです(笑)

●Dokken
リリースされてからちょっと時間が経ってしまいましたがDokkenの最新作Erase The Slateがなかなかに良い出来ですね。往年のあのDokken節が完全に復活しています。ギターのジョージ・リンチが脱退してしまったわけですが、ジョージ・リンチのソロ・キャリアでリリースしてきたアルバムを聴く限りにおいてはどうもaltenativeに傾倒してしまっているようなんですよね。ですからもしジョージ・リンチのバンド内での存在がDokkenらしからぬ方向へ導いていたのであればジョージ・リンチの脱退はDokkenにとっては正しい選択だったように思えますね。ジョージ・リンチの後任にはレブ・ビーチが就いたわけですが、アルバムを聴いた感じでは別段コレといって違和感は感じませんでしたね。結構しっくりと溶け込んでるように思えます。ま、何にせよ古き良き時代のDokkenが帰ってきたということで、素直に喜びましょう。

●TNT
TNT初期のアルバムをこの頃は聴いてます。やっぱりなんと言ってもIntuitionが好きですね。トニー・ハーネルのvocalはとてもイイです。今のTNTではやや太めの声を意図的に使っているようですが、初期の頃の透明感のあるvocal(?)が冴えてます。ロニー・デ・クルロのギターもまたうまくくすぐってくれますね。曲としてはTonight I'm FallingIntuitionが特に気に入ってるかな。このバンドもHM/HRに縁がない人にも十二分にアピールするであろう楽曲と言えますかね。興味のある人はトニーとロニーによるマジックを直に確かめてみるべし。

●Yngwie J.Malmsteen
新譜がリリースされていますね。ここ最近のアルバムはかなりAmericanizeされた内容だったので、それほど気に入っているという訳ではありませんでしたが今度のアルバムは昔ほどではないとはいえ、ちょっとばかりEuropean tasteが戻ってきているので気に入っています。特にアルバム前半の曲。後半はちょっと惹きつけられる程ではなかったかな... 1曲目はインストなんですが、初期のRising ForceMarching Outを彷彿とさせるギターが聴けます。バンドとしてのアルバムでもっとも気に入っているのはTrilogySeventh Signですが、solo careerも含めるとRising ForceMarching Outも私のお気に入りです。Odysseyも嫌いというわけではありませんが、私はそれほどは惹かれませんでしたから(catchyであるとはいってもアメリカ寄りのセンスで、ですからね)やはり私はヨーロッパのノート、ラインに惹かれることが多いのでしょうか。

●Steve Vai
新譜The Ultra Zoneを聴いていますが随分ととっつきやすくなりましたね。何せflexableでのインパクトが強すぎて、今回の作品は極めて普通に聞けてしまいますね。flexableではギターで喋るという快挙(?)をやってくれちゃっただけに結構おそるおそる聞き始めたんですが極めてノーマルな音楽をやっていますのでご安心下さい(笑) HM/HRに興味のない人でも充分にアピールするであろう内容です。結構気に入っています。

●D.C.Cooper
結局Royal Huntを解雇されてしまったD.C.Cooperですが今後はどういった活動をしていくのでしょうね。ソロキャリアを続けていくのはもちろんでしょうけども今後はずっとそれになるんでしょうか。Royal Huntの方は後任ヴォーカリストとしてArtensionのジョン・ウェストが加入したようですね(ということはジョン・ウェストはArtensionを脱退?)。ジョン・ウェストもD.C.Cooperに負けない凄まじいヴォーカリストですね。新譜はいつ頃リリースされるんでしょうかね。Royal HuntD.C.Cooper共に...

●Outrage
しばらくぶりで最近はOutrageばかりを聴いています。ThrashMetalか、それとも純然たるHeavyMetalか難しいところではありますが、このバンドはデビュー当時から注視していました。デビュー曲(?)のStep on Itを聴いた時に私と同じくMetallica世代なんだな...等と感じたものです。初期の頃は明らかにThrashMetal寄りでしたが成熟するにつれHeavyMetal色を強めていき、日本のバンドの中では割と重鎮のような存在になっていったと記憶してます。別に解散してしまったというわけではないんですけどね。部屋の中のCDを漁っていたら久々にベスト盤が出てきたので聴いてみたんですがUnder Control of LawMadnessCurtain of HistoryVeiled SkyMy Final Day辺りは今聴いてもカッコイイです。

●Quiet Riot
数年前に新譜をリリースして復活したQuiet Riotは、その後は特にコレといって何かのマテリアルをリリースするでもなくライブ活動を続けていたようですがついこの間新譜をリリースしたようです。懐かしいの一言に尽きます。しかもケヴィン・ダブロウ、カルロス・カヴァーゾ、ルディ・サーゾ、フランキ・バネリというバンドの黄金時代を支えていたメンバ編成になっています。サウンドも当時と変わっておらず、相変わらず典型的なアメリカ・サウンドですね。メンバはもう結構な歳だと思うんですが、どこまで頑張ってくれるのか楽しみではあります。

●Metallica
最近のMetallicaはすっかりHeavyMetalの世界から遠ざかってしまいましたが、ついこの間外盤屋に行ったら何故だかJump in The FireCreeping Deathのシングルがありました。それぞれ1stアルバムKill'em All2ndアルバムRide The Lightningからのシングルだったのですが、この2枚のシングルがカップリングでCDとしてプレスされていました。当然速攻で買いました。この頃のMetallicaのシングルはレコードでしか持っていなくて、ずっと前から何でCDでもリリースしてくれないんだろう?と思っていました。それがようやくリリースされたようです。特にCreeping Deathの方は2ndアルバム同様に寒色系のアートワークになっていて非常に気に入っていました。

●ARCH ENEMY
最新作が先月下旬頃にリリースになったので、ちょっと遅れましたが買ってきて聴いてみました。実を言うと2ndStigmata(前作)は私にはどうもイマイチでした。で、今度のアルバムはどうかなぁ...と半分おそるおそる聴いてみたんですがもの凄くカッコイイんですよ。キーボードのサウンドによって広い層にアピールしようとしているDeathMetal(と言うよりもメロデス)バンドは沢山いますが、このバンドはあくまでギターでそれをやっているところが非常に良いです。特にアルバム前半に良い曲が集中していますね。1曲目のThe Immortal4曲目のSilverwingがとりわけ気に入っています。The Immortalの方は割と古き佳き時代のThrashMetalを思わせるリフが聴けますし、Silverwingの方も激しいリフで瞬間的に畳みかけてきて次の瞬間には非常に耳に馴染みやすいメロディが来て、かと思ったらまた次の瞬間にはultra-thrashy(?)な剛速球リフが来るという :D

●Kreator
残念ながらダメでした、ハイ。ついこの間新譜がリリースされたので早速買いましたが全くThrashではないですね。Gothicになってます。曲そのものはカッコイイんですけどもね。Kreatorの名でやって欲しいとは思わない楽曲内容です。別のバンドがリリースしたアルバムなら割と高い評価をしていたことでしょう。でもKreatorがコレをやってしまうのはちょっとどうかと思いますね。ヒステリック・ヴォーカル、痙攣リフは何処へ...

●D.C.Cooper
結構前になりますがD.C.Cooperがソロアルバムをリリースしましたよね。今になってやっと聴き始めました。はっきり言って彼のソロアルバムには全く期待していなかったのですが、思いのほか良い出来でした。これが原因でRoyal Hunt内の不仲説が話題に上ったりしましたけども... 3月上旬にはPink Cream 69と共に来日も実現しましたね。今後もこういった活動を続けていくのかどうか判りませんが、たまには良いかもしれませんね。

●Iron Maiden
Iron Maidenですが、やはりというか何というか、ヴォーカルのブルース・ディッキンソンとギターのエイドリアン・スミスがIron Maidenに復帰するようですね。で、エイドリアン・スミスが脱退した後に後任として収まった同じくギターのヤニック・ガーズも引き続きIron Maidenに残るみたいです。つまりギター3人編成となるわけですね。凄いじゃないですか。しかし、これまたやはりというか何というか、ブルース・ディッキンソンの後任として収まったヴォーカルのブレイズ・ベイリーは解雇された模様です。良くも悪くもブルース・ディッキンソンはベースのスティーブ・ハリスと並んでIron Maidenの顔という存在だろうと思うのでブレイズ・ベイリーはバンドを去らざるをえないでしょうね。はてさてブレイズ・ベイリーは今後どうするつもりなんでしょうね?

●Swarm
ThrashMetalが全盛だった頃にデビューし、若いながらも有望視されていたDeath Angelというバンドが一度解散してThe Organizationというバンドを新たに起こして活動を続けるも、どうにもパッとせずに結局またSwarmという名前でバンドを再々スタートを切ったらしいです。とりあえずDeath Angel時代からのメンバであるドラムのアンディ・ガレオンとギターのロブ・キャブスタニが中心のようです。そして何とこれまたDeath Angel時代のヴォーカルだったマーク・オゼグエダも参加しているようです。マーク・オゼグエダはDeath Angel解散時に音楽のビジネスから離れて学校の方に戻ったようなことを聞いたことがあり、それ故当然The Organizationにも全く関わっていないんですが何故かココに来てまた音楽活動を始めたんでしょうか?

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