2003サハリンツーリング6
オハでバイク壊される。コレンドー方面で釣り

8月13日 オハ 天気:晴れ

今日はいい天気だった。今日は遅めに起きることをBAKUと話していたがいつもどおりに目が覚めた。
とりあえずバイクが心配なので取りに行くことにする。昨日走った感じだと3km程ホテルから離れているようだし大変だぁ。

ホテル「サテリート」



ホテルの周囲は団地。
ドアを開けると公園。


途中でマガズィーンを覗く。ジュースと思って買った飲み物がカクテルでショック。

オハ市街。



街中を歩いていると駐車場は沢山あった。ホテルのそばにも1軒あったし、わざわざあんな遠くに停めなくても良かったのに。

オートスタヤンカ(駐車場)は沢山あった。
もちろんホテルの近くにも(汗)



道端には牛



道を聞きながら行くが道が悪いので向こうを回っていけとホテルの方向を指される。逆方向に来てしまったようだ。でも歩きだから行けるだろうと歩いていく。途中でおばさんに道を聞くと「駐車場はそこよ、私も行くからついて来なさい」と言われついて行く。駐車場は確かにあったが昨日のАТПでは無かった。

駐車場の人の好意でАТПまで送ってくれることになった。車でАТПに到着。御礼を言って別れる。
さてバイクは無事なのだろうか?

昨日バイクを停めたАТП(アーテーペー)。
果たしてバイクは無事なのか。


駐車場に入るとバイクは2台置いてあった。昨晩置いた場所より2m程移動されているが・・・・・・

バイクに近づくと様子がおかしい・・・・やっぱり、やられたか(はぁ)。

おいらのバイクを見ると、
ハンドルロックが外れている!!
マフラーが落ちている!!
前輪を見るとパンクしている!!
良く見るとスポークが折れてる!!
チューブの空気を入れる口が折れて無くなっていた!!


BAKUのバイクはハンドルロックがやはり壊されていた。
そしてディスクロックはどこかへ捨てられていた。
それ以外は外傷は無いように見える。
BAKUがタンクを確認するとガソリンが減っているらしい。АТПの敷地内にはバイクで走り回った跡が無数にあった。
BAKUは「ひでぇ!ひでぇ」と大声で連発し大騒ぎしている。

おいらのバイクはバーロックをつけたまま無理やりバイクを動かそうとしたらしく、スポークが1本折れ、3本が曲がっていた。バーロックには金ノコで切ろうとした跡が無数にあった。スペアチューブは持ってきているけど、このスポークの状態でノグリキまで走れるのだろうか。ハンドルロックは一見壊れていないように見えるが鍵を入れて回すことが出来ない。力づくで無理やり回したようだ。
良く見ると車載工具も無くなっていた。アクスルシャフトとか回せないなぁ・・・

BAKUは未だに自分のバイクの事で大騒ぎしている。おいらの方がダメージでかいんだけどなぁ。

とりあえず、ホテルにタイヤレバーなどの工具とスペアチューブを取りに行くことにして、どうやって行こうかと考えていたら、駐車場にいたロシア人の人が話し掛けてきた。名前はサーシャさん、持っている車や格好からかなり裕福な人のようだ。事情を察してサーシャさんが車でホテルまで連れて行ってくれることなった。

駐車場でバイクを壊された。
スポーク1本折れ、3本曲がり。
チューブの口(空気入れる所)が折れてパンク
メインキー、ハンドルロックキーを無理やり回された。

アラームつきバーロックも。
アラーム部粉砕。本体は金ノコで切った跡が沢山。
でも切れなかったみたい。


サーシャさんの車でサテリートホテルまで。車の中でサーシャさんは日本のNHKなどが来た時にガイドをしたことがあるらしい。札幌や東京のNHKの人の名前が何人か出た。
ホテルでチューブと工具を持ってまたАТПまで戻る。

とりあえず、タイヤを外す。足りない工具はサーシャさんが貸してくれた。

駐車場にいたサーシャさんが手伝ってくれた。



持ってきたスペアチューブは中古品なので組むときにパンクしていた。リムに挟んだのか、持ってくるときに開いたのかわからないけどパンクを修理してタイヤを組む。今度は大丈夫。スポークが折れた性なのかビートがなかなか出ずてこずるがサーシャさんがハンマーでタイヤを叩いてビートも出た。

落ちていたマフラーは、外して持っていこうとしたらしいがうまく外せずそのままにしていったようだった。とりあえず元の位置に戻すがエキパイが曲がってしまってネジ穴が全然合わない。サーシャさんが叩いて修正してくれたがやっぱり合わない。仕方なくボルト一本で固定することにする。

バイクの修理が完了し、ホテルにバイクで戻る。サーシャさんも来てくれた。そこで日本人旅行者と通訳の文さんに出会った。実はこのホテルにはガレージがあるらしい。たまたま昨晩の受付にいた人が知らなかったらしい。なんてこったい。ガレージに入れていたらバイクを壊されることも無かったのに。

文さんたちはこれから食事に行くらしい。俺らも腹が減ったのでバイクをガレージに入れて一緒に行くことにする。サーシャさんの案内で石油会社の社員食堂のレストランで食事をする。いろいろ食べて60pと格安。サーシャさんはここの社員なんだそうだ。そして日本やアメリカから来た人のガイドのアルバイトもしているらしい。

文さんと相談してサーシャさんにガイド料を払って釣りが出来る所に連れて行ってもらうことにする。文さんたちもやることがないのでついて来ることになた。釣り道具をもってサーシャさんの車でコレンドー方面へ。途中で脇道にそれて到着。川が太くなって湖になったところで静かな所だった。

さっそく釣りを始める。水は落ち葉の色の紅茶色。水深は2m程しかないようだ。サーシャさんの話だと良く釣り人が行く川があるけどいまはマスが遡上していて監視人がいて釣りが出来ないそうだ。

オハからコレンドーに向かう途中にある湖で釣り。



綺麗な所だね。



文さんたちは湖の周りを散歩して、フレップ(クロマメノキ)を採ったりしている。場所としてはイトウ(タイメン)が潜んでいそうな湖だけど気温25℃位の真昼間なので釣果は期待できず、1時間ほどで釣りを諦める。BAKUはそれでもひたすら釣りつづける。

BAKU諦めずにひたすら釣りしてる。


クロマメノキの実
実は甘酢っぱい


2時間ほど釣りをしてオハまで戻ってきた。ホテル前の公園には何故か牛が放牧されていた。
サーシャさんと記念撮影してお別れ。

サーシャさんと記念撮影



文さんは危ないからマガズィーンでパンとか買ってきてホテルの部屋で食べなさいと言う。買い物に行くから一緒に行きましょうと買い物に出かける。
カフェ併設のマガズィーンなどを教えてもらったりする。何軒かお店を巡り、文さんには先にホテルに戻って貰う事にする。ホテルに戻ると悪魔ライダーさんがオハに来ないことが判明する。せっかく悪魔ライダーさんが好きなビール「バルティカ」買って冷やしておいたのに。

夕方(19時くらい)になってBAKUとホテルの周りをブラブラすることにする。さっき文さんに教えて貰ったカフェで夕食にでもしようと出かける。
ホテルの裏では子供たちが水溜りで遊んでいる。そんな街の風景をブラブラ散歩する。


水溜りで遊ぶ子供。


団地の化粧直し。
ゴンドラ傾いているけどお構いなし。


飯にしようと、さっきのカフェに行くと閉店になってしまった。残念。
仕方なくホテルで質素な夕食にする。

質素な夕食?
ビールはバルティカ。
キャビアは130p


買い物に行った時にチョールナヤイクラー(キャビア)を発見して買っておいたので、韓国製カップラーメンに入れて食う。質素なんだか豪華なんだかわからない夕食を食べる。

暗くなってきた。21時ころ。


明日は昨日走って来た泥道をノグリキまで戻り、列車でユジノサハリンスクまで戻る日だ。はやめに夕食を切り上げて就寝。

列車のチケット
明日はノグリキから寝台車。

走行距離:2.3km

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