にいな様
今でも入手可能かどうかわかりませんが、「超新星フラッシュマン」の
「ゾローのテーマ」なんかいかがでしょう。
これぞ打ち込みサウンド!的な音楽は、騒動とか暴動のシーンがあれば
使い道があると思いますが。
「悪意を持ったコンピューター」なんて描写があれば、
「太陽戦隊サンバルカン」の「ブラックマグマのテーマ」なんてのも
オススメです。
作詞家の山川啓介さんと井手隆夫さんが同一人物って話を耳にしたのですがホントでしょうか?どなたかご存じありませんか?誰か教えて下さい。
先ほど、27日放映の『THA!鉄腕!DASH!!』を観たんですが、BGMに聴き覚えのある曲が…。『シャイダー』第27話のドラゴン兄弟の戦闘に使用されたカンフー映画風の劇伴でした。「なぜ今ごろこんな曲が…?」と思っていると、今度は『ギャバン』第42話Bパートや第34話Aパートの蒸着直前シーン、第30話のアランの戦闘シーンなどに使用されたパーカッションメインの劇伴が使用されました。こちらはパーカッションメインということで、『スパイダーマン』からの流用ではないかと睨んでいました。
で思ったんですが、この回の『DASH!!』のBGMって、まだ発売前(制作された頃はたぶん一ヶ月ぐらい前)の『スパイダーマン』のサントラから選曲されたのではないでしょうか?それにしてもわざわざ発売前のCDから選曲するとは、スタッフにファンでもいるんですかねぇ?
唐突に思い出したもので…(^^;)。
ニセ白バイ警官さんが以前
「走れハリケーンのフルサイズメロオケが欲しい」旨の書き込みをされていましたが、
かつて(もう7年も前か?)V3がLDボックス化された際に「マルチオーディオで、
現存する音素材を可能な限り収録」と謳っていたことがありました。
当時の広告文を読む限り、さすがに「全BGMを網羅してる」とまでは読み取れませんが、
それでもメロオケを含めてほとんどフォローしてるかのような口ぶりに読めます。
宣伝スチールにはご丁寧に、倉庫から発掘しましたと言わんばかりの古びたパッケージの
オープンリール(?)テープが並べられ、これが現存する全部であるかのような風でした。
で、肝心の「走れハリケーン」や「V3アクション」のフルサイズメロオケは、
このLDには収録されていなかったのでしょうか?
所有されてるかたがいらしたら、教えていただけないでしょうか?
もしそれにすら短縮版で収められていたら…フルサイズは現存しない、
ということかも…。
いささか購入を迷っていた「犬夜叉」のサントラを買いました。
ここんところ、迷ってる商品がいつのまにか店頭から消え、
泣きをみたりしていたので(特に近年のバンダイミュージックの
解散にはしばらく気付かず、昨年はその収集に大変苦労させられました…^^;)、
「迷ったときは買え!」とばかりに決断しました。
感想としては…けっこイイっす!これ。
失礼ながら、音楽担当の和田薫氏の曲には永らく今ひとつ肌にあわないと
思っていたのです(どうもオーケストレーションが主体のスタイルがどれも大仰で、
変わり映えしない印象がするという偏見を持ってました)が、
近年「To Heart」アニメサントラの小編成の室内楽風の曲の数々が、
どれも佳品でクリティカルヒット!して以来、考えをあらためておりました。
今回の「犬夜叉」も得意のオーケストレーションでアピールするのはもちろんですが、
多彩な数々のBGM(ちなみに和田氏はライナーで一貫して「劇伴」と呼称してますね!)がどれも硬軟緩急巧みででまったく飽きさせません。
特筆すべきはこのアルバム、その選曲と構成を作曲者の和田氏自らが行っている点です。
これはサントラアルバムでは割と珍しいと思うのですが、こうした場合得てして作曲者の
思いと、実際のBGMの使用状況やファンの思い入れとの間にズレが生じ、
(例えば頻出使用曲や、ファンに人気があるお馴染みBGMや重要シーンに使用された
特A曲が、作曲者自身の抱く重要性や完成度への不満からオミットされたり、
アルバムとしての構成を重視するあまり曲数が極端に少なくなったり、
完成度は高いものの馴染みの無い曲ばかりになってしまったりと)何かと
痛し痒しの現象を起こしがちなのですが、どうしてどうして。
ライナーで和田氏は「なるべく多くの楽曲を聴きやすく構成するよう努めた」
しかも「勿論、本編の前後にはTVサイズのオープニングとエンディングを配した」
などとコメントされ、おまけにサブタイトルもアイキャッチもしっかりフォロー、
まさにサントラファンのツボを心得た気配りが嬉しい限りです。(^^;)。
(下記の続きです)
全ての楽曲を収録して欲しい究極のサントラマニアの渇望は、
アルバムとしての完成度と常に相反してしまうジレンマを抱えるものですが、
そういう意味でもこうした配慮を、しかも作曲者ご自身が意識して構成されるのは、
可能な限り両者の両立を図った努力として大いに評価してあげたいと思います。
(偉そうですね、失礼!)
「犬夜叉」は作品自体もよくできており、サントラともどもお薦めです。
やや引っかかるのは近年アニメに急進出してきた発売元のavex mode。
アニメの老舗のコロムビアや中堅大手のキング・ビクターと違い、
実績がないためどこまでしっかり活動してくれるか不安があります。
(その代表例はキャニオンやソニーなど、商売としてどうも事務的に感じることが多い他、
いきなり撤退!以後復刻も一切無し、という素っ気無さを見せたりはしないか、という
たぐいの心配です。)今後、良いレーベルに育ってくれるといいですね。
1ヶ月前なんて出来てないです。
という訳です。最近ハードな日々だったんで、俺へのボーナスとして、買いました。だってケーブルでやってるの、どういう訳かいつもニジみまくった画質で観る気になんないんだもの。画質はもう綺麗綺麗。新作観ているみたいで大満足。
で、話題のリニューアル音声なんですが、私的にはGOODです。
まず、声優さんの声質については、気になりません。フケてる、という印象は特になし。すぐ馴染みます。それより、効果音というか音響デザインの違いは「圧倒的」だよ、諸君。オリジナルと比べて一番違うのは効果音が渋く、なんというのか写実的なニュアンスが強い、というトコ。アニメの音響って、派手っぽい、ケレンな音が多いですよね、なんというのか、音も前に出てきてるような。善し悪しじゃないですよ。演出として、という意味。ガンダムだって例外じゃない。ですが、今度のはより複合的で具体性を感じます。爆発音ひとつにも多層な音が重なり合って深みとシリアスさを増しています。なんで、音響自体が地味になったカンジもありますが、よりリアルっぽいことは間違いない。さらに言えば、「アニメ」チックな音、というよりはむしろ「映画」な音です。そして、音楽のタイミングもかなり変更になっている。特に歌の扱いには音演出の設計思想の違いが如実に出ていると思います。私的にはむしろ、こういうカンジの方がセンス、です。
さて、なにはともあれ、聴く価値はありますよ。
初めまして。三笠つばめと申します。
いつもこちらのHPを興味深く拝見していますが、こちらへの書き込みは初めてになります。(「劇伴Q&A」には、どら焼きつばめの名前で以前質問の投稿をしましたが。)
…突然長年(10年余り)の疑問になりますが。
'90年に『勇者エクスカイザー』のサントラとして『ミュージック・フロム・エクスカイザー』vol.1・2の2枚のアルバムが発売されましたが、vol.2はアニメ本編の方での使用頻度が高い曲の幾つか(しかも主人公のエクスカイザーの仲間であるカイザーズの面々の登場&合体テーマやO.P.、E.D.のインストゥルメンタルなど)が未収録の上、vol.1で既に商品化されている曲が数多く収録されているという『勇者エクスカイザー』及び田中公平先生の劇伴のファンとしては構成に不満のあるサントラでした。
もっともこちらには、番組後半のエクスカイザーのパワーアップ形態のドラゴンカイザーやグレートエクスカイザーのテーマや、1には未収録の曲も含めた必殺技関係の曲(ドラゴンカイザーの曲は未収録)、敵側のガイスター関連の曲、また日常の場面や戦闘関係の曲など収録されていまして、必聴盤である事には変わりはないのですが。(これらのアルバムの再販、あるいは改めて「オリジナル・サウンドトラック」が発売される事を切望しています。)
アルバムの構成という事を考慮しましても、極端に2枚のアルバムでダブリの曲が数多くあるというのはどうにも納得が出来ず、どのような事情があってこのような選曲と構成になったのか、是非とも知りたいと思っているのですが、どなたか事情をご存知の方はいらっしゃいますでしょうか。
長文の書き込み、失礼しました。
どうも、ともともです。
そういえば、横山菁児作曲の「超合体魔術ロボ ギンガイザー」の主題歌って、CDになってますか?また「ダイラガーXV」は劇伴も横山菁児によるものなのでしょうか?
誰か、ご存知の方いらっしゃいましたら、お教えいただきたく、よろしくお願い申し上げます。(Q&Aの方に書いたほうがいいのですか?)http://homepage2.nifty.com/tomo-tomo-room/
>ともともさん
「超合体魔術ロボ ギンガイザー」の主題歌関係は日本コロムビアが原盤ですので、コロムビアから出ているアニメのコンピレーション・アルバム(ロボットアニメ特集等)数種類に収録されていますよ。
矢飛さんのカキコを読んでいて、ふと思ったのですが、
『主題歌のTVサイズ収録』について、どの位意義を感じているのでしょうか?
個人的にはあんまり意味無いと思うのですけど。。。http://www.geocities.co.jp/Playtown-King/2619/index.html
サントラの類で私が最初に買ったのは『キカイダー』のLPでした。これには
TVサイズのOPがついていました(EDは無し)が、レコードサイズから編集
して作った事が明らかでガッカリしたものでした。当時、私の田舎では『キカイ
ダー』も『ゼロワン』も毎年再放送していたので、頭の中にインプットされてい
たのはTVサイズの方だったんです。後年、CDに「本物の」TVサイズが収録
された時は喜びました。
歌唱・演奏の微妙な違い、レコードサイズとは異なる独自のイントロ・コーダ、
レコードサイズでは決して聞く事の出来ない効果音・ナレーション・・・私には
「レコードサイズよりTVサイズの方が好き!」という曲が結構多いんです。
「ルパン三世その1」「宇宙戦艦ヤマト」「キカイダー01」・・・。
番組の流れを追うような構成のサントラ(サブタイトル音楽で始まって、真ん中
辺でアイキャッチャー音楽が入って、みたいな)の場合は特にTVサイズ主題歌
の収録が望ましいと考えます。更に言うなら、エフェクト有り・無しの両方聴け
るのが私の理想です。
> iwaseさま
記事が流れていってしまいましたけれど、黒澤作品サントラ、楽しみに
しています。劇伴倶楽部のTOPページではTV作品が中心とか言ってますが、
映像音楽ならば、なんでもありなんですよ(笑)。これからもよろしく
お願いします。
近いうち、リンクさせてください。
> ホリイさま
その通り、山川啓介氏と井出隆夫氏は同一人物です。
井出隆夫の方がご本名で、井出名義で、NHK『にこにこ・ぶん』
『ドレミファ・ど−なっつ』等の台本や、「みんなのうた」の
「北風小僧の寒太郎」などの子供のうたの作詞をされています。
一方、山川啓介名義では、『太陽がくれた季節』(青い三角定規唄)、
『ふれあい』(中村雅俊)、『聖母たちのララバイ』(岩崎宏美唄)等々、
歌謡曲で多くのヒット作を手がける売れっ子作詞家。そんな山川氏が
宇宙刑事シリーズなど、子供向けキャラクター番組で、たくさんの熱い
歌を書いているのは、一見意外ですが、井出隆夫名義のお仕事を見れば、
納得できるわけですね。
> ともともさま
「ギンガイザー」の主題歌、
「テレビアニメ スーパーヒストリー Vol.14」(COCC-070062)
「ロボットアニメメモリアル Vol.5」(COCC-014880)
等に収録されています(いずれもコロムビア)。
「ダイラガー」は劇中音楽も横山先生のお仕事ですね。
偶然ですが、次回の「宇宙船」(8.1発売)インタビューは横山菁児先生。
冨田勲『リボンの騎士』の録音で指揮をした話とか、面白い話続出なんですが、
どこまで記事にできるか・・・。どうか楽しみにお待ちください。
僕もTVサイズ大好きです!'82年頃まで、他社さんとかアニメは知りませんが、コロムビア音源の東映特撮ものは殆どフルと別録で曲によっては全然異なるのでTVサイズの方がよく聴くこと多いですね。'83年以降もフルの編集とはいえ素人では作り出せないものがあるので(『シャイダー』主題歌サビのハモった「♪宇宙刑事〜」とか。この程度は引用の範囲でしょう。あと『重甲ビーファイター』主題歌コーダも)、TVサイズは必ず、それも正しいものも収録してもらいたいものですね。前も書いたような気がしますが、『デンジマン』主題歌、『スピルバン』主題歌、『仮面ライダー(スカイ)』の2代目副主題歌等、間違った(と言うよりたぶんNG)TVサイズ多々ありますから。
『シャリバン』主題歌の第9話以降のエレキギター抜きのTVサイズとか、『サンバルカン』主題歌の第8話以前のボーカルのテイクが異なるTVサイズ(とおそらくその未編集のフルサイズ)とか、CD化の機会がありながら収録されなかった曲は残念です。
持ってはいないんですが、『カードキャプターさくら』の正副主題歌TVサイズは、正副それぞれ初代のものしか収録されていないのでなんか不満です。
ちなみに、僕が始めて買ったサントラは「東映メタルヒーローベストBGM集Vol.1」で、始めて買った音盤(レコード・CD)でもあります。ただ買った当初はBGMとかインスト、劇伴の意味が全然わからず、歌を期待して買ったのでガッカリしました。
>rps7575 さん
》『主題歌のTVサイズ収録』について、どの位意義を感じているのでしょうか?
》 個人的にはあんまり意味無いと思うのですけど。。。
そうですね。
正直そういうリスナーは多いと思います。
単に「この番組が好きだから、その音楽アルバムが欲しい」という
一般の購買層にとっては、むしろ「なんだ、TVと同じで歌が短いじゃないか、
2番3番があるやつが入ってないなんてガッカリ」とさえ思うかもしれません。
その辺がマニアとのすり合わせで難しいところです。
もっとも最近は、シングルCDも別個に購入してもらおうという
ビジネス上の理由からか、フルサイズがアルバムに収録されないことも多いですね。
(かといってTVサイズがフォローされてる訳でもないケースもままありますが。)
私がTVサイズ(TVヴァージョン)を欲する場合は、
特にフルサイズ(レコードヴァージョン)と明確な違いがあるものでより強くなります。
例としてアニメなら「宇宙戦艦ヤマト」のスロースタートヴァージョンや、
「ふしぎの海のナディア」のサビスタートイントロ無しスロースタートヴァージョン、
「蒼き流星SPTレイズナー」のようにフルサイズ版にはないパートに
毎回違うセリフが被ってるモノ(からセリフ抜きにした純粋に歌オンリーのモノ)、
渡辺宙明氏の作品の多くや「彼氏彼女の事情」のように曲の締めが全く違うモノ、
「To Heart」のようにアレンジや後奏のメロディが異なるモノ、
特撮では「ウルトラセブン」のドラム被せのイントロや「仮面ライダーX」の後奏
1フレーズ歌なし版、「ゴレンジャー」や「レッドバロン」のように曲の締めが違うモノ等々。
そういったものの中には単純にアレンジの違いだけにとどまらず、「北斗の拳2」や
「ウルトラマンA」のように歌詞自体が異なっていたり、受ける印象までまったく違うものも多く、
私にとってはフルサイズ版より好きなものもけっこうあるのです(個人的には
上記にあげたものはほとんどがTVサイズのアレンジの方が好きですし、
「マジンガーZ」などは後奏がない雄叫びエンドのほうが好きです)。
さて、TVサイズには単純にフルサイズを短縮してつくれるものも多く(厳密には違いますが)、
そうしたものは有難みも少ないですし、商品化されなくてもしょうがないという気もします。
(とはいえそういう場合、私はMDなどで自前で編集して作ってしまいます。また
最近はソフトのステレオ化が一般的になったことで、そこからの録音で
一応ある程度よい音質で入手できることも多くはなりましたが)、
しかし、アレンジやメロディ・歌詞などが違うとなるとそうはいきません。
そこが私がTVサイズの商品化に固執する理由です。
世間一般の多くの人にとってみれば「そんなに違うか?なにをまぁ細かいことを…」と
呆れられてしまうかもしれませんが、あっても邪魔でないなら、
そんなささやかな(?^^;)希望に応えて欲しいと、
メーカーや構成担当者には切にお願いしたい次第です(^^)。
だからマニアの欲は度し難い(トホホ〜^^;)!
ありがとうございます。山川さんの詩って、特撮・歌謡曲問わず熱いものとロマンがありますよね。僕が好きなのは、「強さは愛だ」、「星空のメッセージ」、「青い地球は母の星」、「エクシードラフト」、「ムーへ飛べ」ですね。腹巻猫さんは何がお気に入りですか?ほかにこの唄がいい、という方、まってます。
>>にいなさん
こんばんは、ちょっとタイミングずれているかもしれないけどおもしろいテーマなんで
僕もお薦めさせてください。特に創作ダンス向けという事でいろいろ探ってみました。あ
とキリがなくなるんで映像(ないしはその周辺)関係のものを。
☆フィリップ・グラス諸作品
「機械的」と最初に聞いて思いついたのがこの人。現代音楽の中でも、特に”ミニマル
ミュージック”と呼ばれる同じフレーズを何度も繰り返すいう手法で比較的ポピュラーな
人気を得た人です。ほんとはフランシス・コッポラ・プレゼンツのドキュメンタリー「コ
ヤニスカッティ」を薦めようかと思ったけど、20年近く前のLPである上調べてみたら
再発どころかヴィデオ・LDなど関係するものは全て高プレミアという事で、”諸作品”
としました。入手しやすいところでは一番有名な「浜辺のアインシュタイン」(もともと
バレエ音楽らしく、その意味ではぴったりか?)、ダライラマの生涯を描いた映画「クン
ドゥン」のサントラなどかな。
”同じフレーズを延々くり返す”と聞くと一見どこがおもしろいんだ?って感じなんで
すが、聴く人によっては反復ゆえに出口のない不安感を覚えたりと、メンタルな部分に及
ぼす影響はかなりのものがあります。実は伊福部昭からテクノ・トランスまで語れてしま
う全方位向けの音楽形態でもあるのだ。
☆レゾナンス オブ ガジェット/上野耕二(SYNERGY SYDA-001)
5年ほど前に大ヒットした、PC向けのCD−ROM「ガジェット」のサウンドトラック
盤。ゲーム自体もデヴィッド・リンチを思わせる終末観と閉塞感漂うダークなテイスト満載
で、「コンピュータに支配された人間」というテーマにはぴったりかも。上野氏は知る人ぞ知
る唯一無二のユニット・ゲルニカのサウンドを一手に引き受けたお方でもあります。
字数オーバーなので、発言を分けます。ほとんど自己満足な書き込みと化しているなあ・・・・。
>>にいなさん
☆鉄男1&2/石川忠(カルチュア・パブリッシャーズ CPC8-3004)
間違いなく90年代邦画界のマイルストーンと言える塚本晋也監督の出世作「鉄男」1&2
のサントラ新盤(旧版はインディーズでした)。言われなき理由で体が金属化していく男、と
いうだけの物語に込められた言い知れぬエネルギーの一部は、音楽からももたらされていたの
かもしれない。ジャンル的には”インダストリアル”などと呼ばれているもので、メタルビー
ト(金属を叩く音や工場の音)を多様したそのものズバリの”機械的な音”。ただ私が思うに
音的には”機会的”でも精神的には実にエモーショナルなので、にいなさんのニーズには応え
えられないかも。ところで、ロックと反対の方法論を取ったために却ってビートを強く印象づ
けた奉力萬さんお薦めクラフトワークって、逆にすごいロックな感じがするんだけど。さらに
・・・・ぜんぜん脱線だな。他に石川忠氏が音楽を担当した映画のサントラを集めたベ
スト盤「DOCTILE」(同 CPC8-3028)もあります。
☆エクソシスト・サントラ または チューブラーベルズ/マイク・オールフドフィールド
これ書いているうちディレクターズカット版を見たんだけど、昨年公開になった「エクソシ
スト」テーマ音楽もいいかも、と思ってしまった。あまりに有名でその後のホラー映画ミュー
ジックの方向性すら決め付けてしまったこの曲、あの映画のために作られたものではなくもと
もとあったオリジナル曲を買い付けての使用だったそうな。それが、かのヴァージンレーベル
を一気に押し上げた「チューブラーベルズ」だったのです。これが無かったらヴァージン・メ
ガストアもヴァージン・アトランティックも無かったかもしれない。オリジナル版はレコード
片面を占める長大曲。アルペジオ分解のテーマを基調に次第に曲が移り変わっていく展開は、
”ミニマル”とも通低しているものがあるかも。
その他断片的にずらずら。ボレロという音楽も、全体を巨大なクレッシェンドで表現できる
という点で”機械的”かも。だとすると「佐武と一捕物控」など、実にボレロでしょう。また
バロックって実にメカニカルな音楽だと思うので、バッハを近代楽器に置き換えた「惑星ソラ
リス」もいいかも。あるいは、デスな未来・メカ仕掛け・クラシックと三拍子揃った「時計仕
掛けのオレンジ」からベートーベン第九など。
1番目から20番目までの記事です。(登録記事数:124)
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