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デンジマン 投稿者:鏡 京太郎  投稿日:2000年05月01日(月)01時22分09秒

氷川竜介さま

レスありがとうございます。
お話を拝見するかぎりでは、プロではありませんか?!
ご指摘いただき、非常に光栄です。

さて、「デンジマン」の音楽ですが、打ち込みもさることながら、
ベーダー側の音楽に用いられた「ボコーダー」が第一の特徴では?と
個人的には思います。
(「サンバルカン」のBGMにも使われてたし)

渡辺宙明氏の音楽での「打ち込み」というと、反射的に
「スピルバン」を思い出してしますのですが、
「デンジマン」もそうだったんですね。もっとよく聞き込まなきゃ。


ボコーダー 投稿者:氷川竜介  投稿日:2000年05月01日(月)03時29分53秒

鏡京太郎さま
 コメントをどうも。
 当時、確かテクノの影響か、ボコーダーって業界全体に流行っていたんで
すよ。CMの「デ・ジ・メッモーー」なんてのが反射的に思い出されますが。
 同時期の「トライダーG7」は、「たいやき君」の作曲者(すんません名
前忘れた)ですが、あれも合いの手で「ちゅらいじゃーじーせびゅーん」と
ボコーダー入ってますよね・・って、早くCDにして欲しいぞ(^^;。
 「サンバルカン」と「ダイオージャ」が同期の作品で、17時半から18時半
まで「宙明アワー」と化してました。
 ダイオージャの主題歌で、
 ちゃーーたららったたーーたちらりらーー
と始まると、
 サンバルカンの主題歌は、
 ちゃーーたららったたーー たたっちゃーたたーー
とシメるという(笑)。
 「ドタコン」も同時期ですが、キングの藤田ディレクター(当時)は、はっ
きりと「子供向けに菊池・宙明で行く」とおっしゃってましたね。そういう時
代を思い出します。


お買いあげありがとうございます 投稿者:氷川竜介  投稿日:2000年05月01日(月)03時34分16秒

奉力萬さまへ
>#コミケで買った文章指南本、とても勉強になりました。

 どうもありがとうございます。
 直接関係ないですが、たぶん6月ごろに雑誌に書いた文を集めた単行本(ちゃ
んと本屋で売るやつ(^^;)が出ますので、またよろしくお願いします。


NHKみんなのコンサート 投稿者:ESA  投稿日:2000年05月01日(月)19時44分32秒

昨日、15時からBS2でやっておりました。

内容は、放送(NHK)の歴史をたどりながら、それに付随した音楽を
楽しむというような感じでした。

曲目は「新日本紀行」「ひるのプレゼント」「ひるのいこい」「赤穂浪士」
「東京五輪ファンファーレ」「夢であいましょう」などなど
(演奏は東京フィル)

メドレー形式になっていて、ところどころ端折ったところもありましたが、
オリジナルに忠実な演奏で好感が持てました。

感動モノだったのは、池辺晋一郎自作自演(指揮)の「独眼竜政宗」!
オンド・マルトノも入っていて、NHKホールの2階席に配置された
金管楽器隊が、高らかに加わって・・・・

生で聴いたらきっと涙が出てたでしょう。

NHKだから出来る企画なのでしょうが、民放も、何の知識もないバカ
タレントが好き勝手しゃべりまくって終わる「懐かし」系の番組を
もう少し何とかして欲しいものです。


ボコーダー 投稿者:奉力萬  投稿日:2000年05月02日(火)00時19分29秒

>鏡 京太郎さま

ボコーダーといえば、中学生の頃、
友人達がボコーダーがどうのこうの話しているのを聞きつけ、
「ポコイダーがどうしたんや?」
と訊いて、しばらく口を利いてもらえなかったヤな思い出があります(笑)。

テレビ用の劇伴では、「サンバルカン」の方が
「デンジマン」より打ち込みを多用していたようですね。
"M-10の1"なんかは、OMDの"ELECTRICITY"とKRAFTWERKの"RADIOACTIVITY"を
ミックスしたような名曲です。
(中途でのベースの転調はゾクゾクきます)

>氷川竜介さま

>たぶん6月ごろに雑誌に書いた文を集めた単行本
>(ちゃんと本屋で売るやつ(^^;)が出ますので、またよろしくお願いします。
楽しみにしております。
今はアニメ誌は読んでないのですが、
10数年前の「アニメック」に連載されてた
「王道秘伝書」、毎回楽しく読んでました。


おお、そんな番組が 投稿者:腹巻猫  投稿日:2000年05月02日(火)00時41分55秒

> NHKみんなのコンサート

知りませんでした。無念…。というか、生で聴きたかったですね。
大河ドラマ・コンサートとかやったら豪華でしょうね。

> 氷川さん
毎度ご訪問ありがとうございます。
田代敦巳さんですね。虫プロ作品によくクレジットされている。
「ジャングル大帝」「わんぱく探偵団」「どろろ」「アンデルセン物語」…

ところで、「トライダー」の音楽は茅蔵人名義ですが、「たいやきくん」の
佐瀬寿一氏と同一人物なのでしょうか。というか、茅蔵人て人、「トライダー」
以外で記憶にないですけれど。


アニメック版王道秘伝書 投稿者:氷川竜介  投稿日:2000年05月02日(火)12時41分25秒

奉力萬さま

> 10数年前の「アニメック」に連載されてた
> 「王道秘伝書」、毎回楽しく読んでました。

 ありがとうございます。昨年の冬コミで、全収録してネット版を追加した個
人誌を作りました(笑)。メージュ版も、18回目までをもうすぐ単行本にで
きると思います(こっちは本屋で売るものね(^^;)。


トラGのこと 投稿者:氷川竜介  投稿日:2000年05月02日(火)12時51分51秒

腹巻猫さま

> ところで、「トライダー」の音楽は茅蔵人名義ですが、「たいやきくん」の
> 佐瀬寿一氏と同一人物なのでしょうか。というか、茅蔵人て人、「トライダー」
> 以外で記憶にないですけれど。

 そうです、サセさんのペンネームでした。
 トラGは子供向きということで、アルバムもBGM集ではなくて、大百科形式
でした。構成は星山博之氏が追加ナレ原を書いて、私は実務の編集をやりました。
ここでも光学の音が来たので、文句言って一部シネテープに変えてもらいました。
シネテープは早送りができないということで、短く使っているものは差し替えら
れなかったのが心残りですね。
 発進のステレオBGMに、例の「危険ですから下がって・・」というセリフと
SE(ステレオ定位)を被せて収録したのも懐かしー記憶です。
 追加ナレーション収録時には講談社の地下で収録して、千葉耕市さんが仕切っ
て間嶋里美(現:古谷徹夫人ですね)さんが一所懸命吹き込んでました。声から
想像つかないかわいらしさで、見とれてましたね。
 放映がかなり進んでから「やっぱりBGM集も出そう」ってんで、えーとか言
いながら慌てて構成したような・・。そんときに、バリエーションを多くしよう
と発進BGMはメロオケだし、前のアルバムにも入れたから落としたら、あとで
文句言われましたねー。全体に繰り返し→f.o.のBGMばかりで、ちょい構成は苦
しかったです。ちょっと下町くさい雰囲気の音楽で、良いんでメロオケ足して復
刻して欲しいもんです。ダイオージャといっしょに。


田代さんのお名前 投稿者:氷川竜介  投稿日:2000年05月02日(火)12時57分36秒

腹巻猫さま

>田代敦巳さんですね。

 あ、そうだそうだ。すいません、お名前間違えて。
 グループタックの主宰で、「宇宙戦艦ヤマト」も田代さんの音響で。最終2回
のアフレコのときにお顔を拝見したことがあります。次元大介みたいな雰囲気の
方でした。
 タックは音響だけでなくて「ふしぎの海のナディア」なども製作してますね。
ガイナックスはタックの発注で実制作したという位置づけです。


トライダーG7 投稿者:ノン  投稿日:2000年05月02日(火)23時34分05秒

氷川竜介さま
始めまして、ノンと言います。
ちょうど先日「トライダー大百科」を入手したタイミングだったので興味深いお話を読むことが出来て楽しんでおります。>ちなみにBGM集は発売当時に購入しました。

>構成は星山博之氏が追加ナレ原を書いて、私は実務の編集をやりました。

ジャケットを見ると「レコード構成:佐々木勝利/星山博之」との表記がありますが、佐々木さんは「この話数から選んで〜」みたいな関わり方だったのでしょうか?

>ここでも光学の音が来たので、文句言って一部シネテープに変えてもらいました。

そう、聴いてみてびっくりしたのが明らかに光学の音と思われるトラックがあった事なんですよ。
正直言って「そりゃないだろ〜」と思ったのですが、そのような経緯があったんですか。
なぜ最初からシネテープで届かないのか・・・

>発進BGMはメロオケだし、前のアルバムにも入れたから落としたら

構成者に直接言うのは失礼なのでしょうが、やっぱりそれはBGM集に入れて欲しかったというところです。
特にこちらではSEがかぶっていますからなおさらそういう気持ちになります。
またB面3トラック目にもBGM集未収録の主題歌アレンジが入っていますが、これも入れて欲しかったところです。

>全体に繰り返し→f.o.のBGMばかりで、ちょい構成は苦しかったです。

ビシッと決まらない音楽という意味ではアルバム単位で聴くのにはややつらさを感じるのは事実です。
でも短いフレーズの繰り返しのため、刷り込み効果は結構あったのではないか?という気はします。
作品自体が好きなので贔屓の引き倒しかもしれませんが。

>メロオケ足して復刻して欲しいもんです。ダイオージャといっしょに。

これはぜひ!
ダイオージャも持っていますが、CD化されたら間違いなく買いますよ、私。

ところで、ここまでの書き込みを拝見するところ氷川さまはこの時期のキングのアニメ関係のアルバムの構成は一手に担っていたのでしょうか?
「ザンボット3」「ダイターン3」「カムイ外伝」のアルバムなども、愛聴しておりました。




トラGのこと他 投稿者:氷川竜介  投稿日:2000年05月03日(水)10時09分04秒

ノンさま
 この2000年にトラG大百科を求められるとは、ありがとうございます。
(1)メロオケの件
 言い訳するようで恐縮ですが、この時代ですと「メロオケはBGMに非ず」
的な感覚が一般的に構成する側に強かったのではないでしょうか。たぶん、ウ
ルトラシリーズ等もメロオケは、あまり入っていないと記憶してますが・・。
「テーマ崩し」も同様で、プライオリティは低めに設定されてるかと。以前に
早川さんのお仕事で、そういうクレームを読むかした気がします。まあ、その
ゆり戻しが菊池俊輔ベストBGMがメロオケ・オンリーのような現象になった
と理解してます。申し訳ないけど時代のものということで勘弁してください。
今さら私にはどうすることもできませんしね(笑)。
(2)光学の件
 これはシネテープ早送り(というか指定箇所の停止)ができないので、頭か
らテープを回さないといけない、という理由でした。でも、ほっといたら全部
光学になるとこだったんです。
(3)佐々木勝利監督の件
 すいません、現物が手元にあるわけではないので・・。たぶん、佐々木さん
と星山さんで話し合われた結果を星山さんがナレ原にまとめたのだと思います。
話数指定も監督の意向でしょう。ある程度のシーン選択があったのかな?私は
それをミキサーに具体的に指示する役回りだったと思います(よく覚えてない
んだよね(^^;)


キングの構成者 投稿者:氷川竜介  投稿日:2000年05月03日(水)10時09分53秒

ノンさまへ

 えーと、時期的なものだと思います。キングのアニメものは「ゲゲゲの鬼太
郎」から始まるんですが、これは藤田純二ディレクター(当時)が、SEとBG
とセリフがバラバラの6ミリをもらって、わけのわかんない状態で構成したと
言ってました(笑)。東映動画さんに「他社さんはこれでやってますよ」とか
言われたんだそうで、ああそれでアクションサウンドは・・などと思った私(^^;。
(セリフと効果音があっていない)。
 「コナン」(未来少年です(^^;)以前の「ジョー」「カムイ」は、お名前を
失念しましたがマンガ研究家の方が構成されたそうです。「ザンボット」は、
アニメージュで「人生綱渡り」を連載されたり、「アイアン・ジャイアント」
のパンフを作ったりしている岸川靖さんのお仕事ですね。ひょっとすると「怪奇
大作戦」もそうだったかな。それ以前のウルトラ関係は竹内(酒井)さん、な
つかしものの「月光仮面」等は安井ひさしさんの構成です。
 私はガンダムの後半からダンバインまでです。全部というわけではなくて、
BGM集だと音響監督が構成したり(ガンダムの1集やゴッドマーズ)、ディ
レクターが構成したり(イデオン1や映画ガンダムなど)、様々です。ドラマ
編は本当に何でもやってた時期が確かにありますけど。「24の瞳」(実相寺の
実写があるやつ)とか「栄光の背番号3長嶋物語」とか「ブレーメン4」まで
やってた時期がありますねー(笑)。前2者は渡辺岳夫先生ですけど。長嶋に
は久石譲さんの曲も入っていて「ちらりらちらりら」というストリングスが、
「あ、ゴライオンの挿入歌」と思った記憶があるんでその時期なのかな。
 ちなみに私のキングの事実上最後の仕事になります「ダンバイン3」のジャ
ケット構成を担当されたのは、まだ仮入社時代の大月さんでございました。
 「キングレコード全発売リスト」とかあれば、もうちょっと「この時期はこ
うなっていて」「あ、これは**さんの構成」とか解説できるかも(笑)。


王様のレコードやキング盤など 投稿者:高島幹雄(Vpp/MFS)  投稿日:2000年05月03日(水)15時43分48秒

僕の友人でライターの鈴木啓之くん(若大将、赤塚不二夫ソングブックやゲバゲバ、カリキュラMFなどを一緒にやりました)が本を出しました
同文書院発行の『王様のレコード』という本で、
共著ではなくピンで書いてます
マニア向けでないとのことですので
品番、発売日などのデータは載っていませんが、
前代未聞のシュミのジャンル分けで
さまざまなレコードを語っています。
中には子供バラエティや、ケロヨン、赤塚先生モノも言及しており
軽く楽しく読めると思います。

僕もサントラ本の話が持ち上がって早3年……書く時間がありません……

ここんところ盛り上がっている80年代のキング盤ですが、
僕もスタチャの友人に客として
「復刻でいいからダイオージャの2枚出してヨ〜」と嘆いているのですが……
ほんと出ませんね……


サンダーマスクの流用曲 投稿者:奉力萬  投稿日:2000年05月03日(水)22時20分05秒

 昨年からの宿題となってた「サンダーマスク」への流用曲についてです。
「GOOD MOOG」収録のペリーの曲が流用されたのは、
「サンダーマスク」の#13「はるかなる銀河の果て」です。
7"LA PANTHERE COSMIQUE"は、以前書き込んだように勝也少年の自転車のシーンに使われてました。
ムルロアのテーマ23"MUSIQUE DE L'INFINI"が使われたのは、流星鉄仮面のシーンでした。
命光一の妹・リンに化けた流星鉄仮面が、科学パトロール隊の隊員を
「人間をロボットにする装置」にかけようとするところでたっぷりと流れておりました。
(2回かかります)
「タロウ」より1年近く前にすでに使われていたわけです(だからえらいってわけでもありませんが(笑))。
「サンダーマスク」の劇伴は基本的にショボいロックなのですが、
これ以外にもオリジナルとは思えない曲が頻繁にかかっていたので、かなり流用が多そうです。

なお今回は中京テレビ放送3話分をチェックしたのですが、
あと3話分が手元にあるはずなので(行方不明中です)、見つかり次第また書き込みますね。


重ね重ね 投稿者:腹巻猫  投稿日:2000年05月03日(水)23時27分27秒

ご訪問ありがとうございます。> みなさま

> 氷川さん
なるほど、キング音盤ゴールデンエイジの話、ちゃんとお話うかがうと面白そう
ですねえ。今度そういう企画やるかもしれません。どうぞよろしく〜。
茅蔵人=佐瀬寿一氏、貴重な情報でした。佐瀬氏といえば、「たいやきくん」
「ホネホネロック」ほか、『子門真人うたう絵本』というオリジナルアルバム
にも曲を提供していて、子門氏と縁の深い作曲家です。

> 高島さん
先日は、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
面白そうな本の情報ありがとうございます。さっそく買いますね。
あ、全国の高島さんファンのみなさま、高島さんの3時間ロングインタビューを
敢行しましたので、いずれ公開します。楽しみにお待ちください〜。

> 奉力萬さん
またまた貴重な研究成果をありがとうございます。
こうしたファンの地道な努力が劇伴研究を一歩一歩進めていくんですねえ〜。



さて、オフ会まであと10日、参加しようと思っている人はメールしてくださいね〜。
20人以上入らないと赤字なんよ〜〜。


ありがとうございます 投稿者:ノン  投稿日:2000年05月04日(木)10時04分43秒

氷川竜介さま

>言い訳するようで恐縮ですが、この時代ですと「メロオケはBGMに非ず」
>的な感覚が一般的に構成する側に強かったのではないでしょうか。

はい、わかります。
確かにそのとおりでしたし、自分自身もそのように捕らえていたと思います。
なのに今はメロオケは必須の品ですからね。時代というのは面白いものです。
とすると、その風潮っていつ頃までのものだったんでしょうかねぇ?

>「テーマ崩し」も同様で、プライオリティは低めに設定されてるかと。

その反面、「菊池俊輔BGMコレクション」(メロオケ集ではない2枚組アナログ)を聴いてテーマアレンジの豊富さを楽しんで聴いていたような気がしますね、個人的には。

>今さら私にはどうすることもできませんしね(笑)。

大変失礼とは思いつつ書いてしまいました。申し訳ありません(笑)。

> 「キングレコード全発売リスト」とかあれば、もうちょっと「この時期はこ
うなっていて」「あ、これは**さんの構成」とか解説できるかも(笑)。

これ、どなたかやる方いないでしょうか?>腹巻猫さま(^^;
自分で持っている物(少ないです)以外はほとんど記憶がないですし、どのような物が出ていたのか個人的に確認もしてみたいですし。
解説もお聞きしたいです・・・

高島さま

>「復刻でいいからダイオージャの2枚出してヨ〜」と嘆いているのですが……

2枚出ていたんですね。
一枚とばかり信じていたんでビックリでした。
となると、探し回らないと・・・



ダイオージャは2枚 投稿者:氷川竜介  投稿日:2000年05月04日(木)14時35分02秒

ノンさま
 いろいろとコメントをどうもです。
 ダイオージャは、そうです2枚出ています。1枚目が普通のBGM集で2枚目は
組曲による「スペースファンタジー ダイオージャ」です。どちらもキングの3人
ディレクター時代で、中村孝太郎さんがディレクターです。
 1枚目は私の構成で、「選曲しておいてね」と言われてリスト作って持ってい
ったところ「宙明先生が先に選んで来ました」というんで「え!」とリスト付け
合わせたら、1曲しかちがわなかったという(^^;、そういう思い出があります。
 あ、なんでリスト作るかというとステレオ・トラックダウン用なんです。だか
らこれもこの時に漏れた曲は永遠の幻ステレオ版でしょうね。テレビ用は2チャ
ンネルモノラルですけど。
 で、ずっとあこがれの宙明先生BGM集ということで、このときの構成はずい
ぶん気合い入れて、ディレクターにも「宙明先生、いいでしょ!」とずいぶん洗
脳させていただきました。そしたら、クスリが効きすぎたというのはナニでしょ
うけど「このまま終わらせるのはもったいないんで組曲を作ることにしました」
ってんで、また「え!」と(笑)。いやー、いくらなんでもダイオージャで組曲、
私は嬉しいが売れ行きがー、と心配で。もちろんその心配は当たりましたが(^^;。
 組曲の方はタイトル名のみ付けさせていただきました。あ、ジャケも何かやっ
たかな? なんせ現物が手元にないんだよね。
 で、このダイオージャ組曲と「宇宙刑事ギャバン」の作曲がぶつかっておりま
して、旧ギャバンBGM集のライナーにも宙明先生ご自身でチラとその辺が書い
てあったかと。だからサイバリオン発進に「葵のご紋」がオーバーラップして見
えたりすんですよね(笑)。


80年代宙明サウンド 投稿者:アキバ  投稿日:2000年05月05日(金)00時38分58秒

 氷川さんのお話、内部の人ならではの迫力がありますね。最近13年前からのニフの
ログを読んでいたんですが、そこの書込もすごくてクラクラきてます。コミケで個人
誌を出してらっしゃるのはオタアミとかで読んで知っているんですが、いかんせん地
方人なもので、入手できなくて砂を噛んでます。虎やえるぱれでも批評系は委託して
るのみたことないしなぁ。

 閑話休題、ダイオージャのエピソードも、氷川さんの洗脳(笑)があったからこそ
「イクサー1」「レイナ剣狼伝説」、ひいては「渡辺宙明グレイテストヒッツ」も
あったんだろうなぁ、と想像させられたりします。

 ギャバンのライナーには「某社の作品を組曲にしたいという。あれはもうレコードが
出てるから…」という風なことが書いてありました。このライナーだけ他のとえらい文
体が違うので一番印象に残ってます。

 宇宙刑事みたいに、再編集して出されたCDはこういうライナーまで復刻してくれない
のでレコードも必需品ですね。自分もそれのためだけに結局買い漁っちゃっいました。
デンジマンやシャリバン、アルベガス、ジャスピオンは宙明先生自身で楽曲の解説まで
書かれてますしね。

  思えば、ダイオージャ、アルベガス、レザリオン、と80年代前半宙明ロボサウンドってど
れもキチンとした形で復刻されてないんですよね…(アルベガスとレザリオンの燃え燃え
トラックは出てますが)。
↑つーかこういうことは自分のとこで書け(汗)

http://www4.airnet.ne.jp/akiban/


わーたーなーべー ちゅ・うっ・めーい 投稿者:氷川竜介  投稿日:2000年05月06日(土)00時50分26秒

アキバさま
 コメントありがとうございます。ひええ、旧ログですか(^^;。読むに耐えるも
のだけ個人誌の1と2に収録してます。今は品切れで。詳しくはメールかな。
 「イクサー1」:これは平野監督が、当時ユーメックスを設立したばかりの藤
田純二さんに「実はイメージしている作曲家がいるんだけど……大家なんでおそ
れ多くて」って相談して「宙明さんなら知っているから頼めるよ」って感じで実
現したものだそうです。作曲時間は一週間くらいしかなかったそーです。それで
あの出来だからプロはスゴイ。
 「レイナ剣狼伝説」:「マシンロボ」のテコ入れ主題歌からのつながりですね。
子供向けだから宙明先生に、そして子門真人の起用ということで、やっぱり羽原
さんたちが大喜びしたとか。子門さん、録音のときに「キカイダー以来ですね」
とご挨拶があったとか。うーん、イナズマンの立場はいったい……(^^;。これは
カラオケにいつまでたっても入らないですね。本編で編集されて「よぉわい あ
いぃいてぇえうわぁ(ぶちっ)どぉおくぉおにいぃいるぅ〜」とマッドテープに
なってしまった回も、とっても印象的ですね。LDイベントのオールナイト時は
満場爆笑でした。
 レイナは3本とも宙明先生ですが、1本目のフェリーニみたいな曲が印象的で
す。メカも出ないしなあ。
 「渡辺宙明グレイテストヒッツ」:これもいろいろありました。がちょい長い
んで略(^^;。ラインナップを考えたときに当然、菊池俊輔、山下毅雄、羽田健太
郎etc……という名を挙げましたが、惜しいことをしましたです、はい。


80年代宙明サウンド 投稿者:鏡 京太郎  投稿日:2000年05月06日(土)06時46分42秒

実写ものしか聴いてないんですが、ちょっぴりレスを。

「ゴーグルV」で、あの半音ずつ下がってゆくベースラインがなくなり、
あれっと思ったら、「ギャバン」では健在でした。
個人的に思う最大の特徴といえば、「渦巻きストリングス」と、
「燃えるギター」が加わった、というところでしょうか。
もちろん、「チェイス!ギャバン」のあのトランペットは、
宙明ファン最大のプレゼントだったと思います。

ところで、50年代宙明サウンドもなかなかのものですね。
ケーブルTVで、「新東宝」の映画をよくやってるんですが、
宙明先生、かなり音楽を担当していらっしゃいます。
ほとんどコンボジャズですが、まれに「おっ、これは!」というような
フレーズが出てきて、ニンマリします。


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