この機体から語るのは常識ともいえるし、もう手垢がついた選択肢ともいえる。
だが、一大アニメシリーズの最初の主人公である以上、取り上げるのが礼儀というものである。
この機体のデザインほど、リファインされた機体はない。しかし、基本的なフォルムを変更せずに、
ここまでの格好の良さというものがるのは、元々のデザインが優れているからに他ならない。
一種シンプルかつおもしろみのなさそうでもあるのだが。しかし、昔ウルトラマンシリーズのあるウルトラマン(たしか80だったような気がする)のデザインした方が、「あのシンプルさを超えるのはできない」と語っていた。
このガンダムのデザインもそんなところがある。数々のガンダムデザインが、それを物語っていると思う。
いわゆる「シンプル イズ ベスト」である。本来ならば、ある程度装飾が施されるロボットアニメの主人公ロボットであるにもかかわらず。そのシンプルさこそ、長く愛される事となった原因かもしれない。そういえば、長編特撮映画シリーズであるゴジラのデザインもまた、シンプルである。あの背ビレや咆哮、黒い巨体。記号化とも言える簡潔さがである。
わかりやすい見かけ。これも長く知られ愛される原因であり、20年のガンダムを築いた要素のなのだろう。