◆ メンバー
森脇和成(猿岩石)
安田和博
(デンジャラス)
対馬盛浩
(Uーturn)
◆ 服装 (さるとも新聞31号「ライブレポ」参照)
三人色ちがいでお揃いのトレーナー、
胸に「プレイボーイ」のうさぎのマーク入り。
森脇:トレーナーの袖、バンダナ、Gパン、スニーカーが全部“
赤”
安田:トレーナーの袖、バンダナ、Gパン、スニーカーが全部“
オレンジ色”
対馬:トレーナーの袖、バンダナ、Gパン、スニーカーが全部“
みず色”
声・
つるの剛士(1部)、
彦摩呂(2部)
「初登場、青春音楽コント“アップアップ”」
<拍手><歓声>
(舞台そでより登場。横一列に並んで立つ。
向かって左より対馬・安田・森脇。森脇はギターを持っている)
安田:こんにちは アップアップです。みなさん、
みなさんは好きなアイドルがいっらしゃいますか?
やはりジャニーズ事務所のアイドル。
“嵐” “V6” “キンキキッズ”
対馬・
森脇:うんうん。
(笑顔でうなずく)
安田:“TOKIO” “スマップ”
対馬・
森脇:うんうん。
(笑顔でうなずく)
安田:“光ゲンジ”
対馬・
森脇:ススッ
(鼻をすする)<笑>
安田:“男闘呼組”
対馬・
森脇:ススッ
(鼻をすする)<笑>
安田:“忍者”
対馬・
森脇:うう・・・
(泣く)<笑>
安田:しかし
(【BGMギター演奏】:森脇 ボロロ〜ン ボロロ〜ン・・・)
そんな彼らにも青春はある。今日は、そんな彼らの笑顔のウラの
悲しみを描いてみようと思います。アップアップのアイドルの青春。
(森脇:ギターを叩く コツコツコツ)
【歌】:
安田・
対馬・
森脇 【ギター演奏】:
森脇
♪You are My SOUL!SOUL!
きみのすぐそばにある 巻き起こせ
A・RA・SHI A・RA・SHI for dream♪
<笑>
【ナレーション】:
森脇 『ここは、とあるアイドル事務所の養成所。
ここでは明日のトップスターを夢見て、アイドルのジュニアたちが
自らの青春をかけていた』
対馬:V6のバカヤロー!嵐のバカヤロー!えぇぇぇぇ
(泣く)<笑>
(【BGMギター演奏】:森脇 ボロ〜ン ボロ〜ン・・・)
安田:モリヒロ、なにをそんなに泣いているんだい?彼らが先に
デビューしたからって、そんなにくやしがることないじゃないか。
対馬:やっぱりボクくやしいよ。安田くんだってボクだってジュニアと
して一生懸命がんばってるのに。また後輩たちに先を越されたよ。
今度は嵐がワールドカップバレーボールの主題歌を歌うっていうのに。
今年で27になるっていうのに、オレなにやってるんだろう
(泣く)
安田:モリヒロ、お前27か・・・オレは今年で32になる
<笑>
まだ大丈夫だよ。
対馬:でも、27にもなってデビューできないボクっていったい何んなんだよ。
同期はとっくにデビューしている。キムタク、中居くん・・・トニセンが
ギリだったんだよー!
<笑>
安田:オレはヒガシとほぼタメだ。
<笑>
対馬:ボクたち、生まれた場所がいけなかったのかな。
安田:モリヒロ、それは言うな。この“東北ジュニア”に誇りを持つんだ。
<笑>
対馬:東北ジュニアなんて、ボクと安田くんの二人しかいないじゃないか。
それにボク、東京のジュニアの子たちが陰口言ってるのを聞いたんだ。
安田:なんてだ?
対馬:みんなボクのことを“ジャニーズシニア”って言ってたんだ。
<笑>
安田:モリヒロ、オレは“ジャニーズミドル”と言われている。
<笑>
ナイスミドルのミドルという意味だそうだ。
<笑>
モリヒロ、こんな時は、追い越されるたびに歌っていた、あの歌を
歌うんだよ。
【歌】:安田
【ギター演奏】:
森脇
♪なみだのか〜ずだ〜け つよくな〜れ〜るよ♪
安田:モリヒロ、お前も歌うんだよ。
対馬:モリヒロそんな歌、歌いたくないやーーーい!
<笑>
安田:モリヒロのいくじなしー!
対馬:
(急に怖い顔で)安田くん、今なんて言った?
<笑>
安田:いくじなしー!
対馬:
(キリっとした顔になる)<笑>
【歌】:
対馬 【ギター演奏】:
森脇
♪なみだのか〜ずだ〜け つよくな〜れ〜るよ♪
安田:バッカヤロ〜、歌えるじゃないか〜。ちょっと音はずれてたぞ。
<笑>
対馬:安田くん、ボクがバカだった。
安田:うん。
対馬:安田くんの今の現状に比べたら、ボクなんてまだぬるま湯さ。
安田:あぁ。
【歌】:
安田・
対馬 【ギター演奏】:
森脇
♪なみだのか〜ずだ〜け つよくな〜れ〜るよ♪
【ナレーション】:
森脇『二人はこの歌をここまでしか知らなかった』
<笑>
安田:モリヒロ、見てごらん。きれいな夕日が出てる。
対馬:本当だ。今までメソメソしていた自分がウソみたいだ。
安田:そうだよ、メソメソしているモリヒロなんかモリヒロらしく
ないやーーーい!
(床に大の字に寝ころぶ)<笑>
対馬:そうだよな。安田くんの言う通りだ。ボク、自分に
負けないぞーーー!
(床に大の字に寝ころぶ)<笑>
(二人起きあがり)
安田:モリヒロ、アイドルはボクらの青春だ。
対馬:青春?
安田:そう。「青春、青春
(怪しく腰を振る)
対馬:そりゃ売春 このバカたれが」
<笑>
【ナレーション】:
森脇『ちなみに私は、このデンジャラスのネタを学生
時代にテレビで見たことがある』
<笑>
安田:モリヒロ、ボクたち基礎からやり直した方がいい。まずは踊りの
練習から始めよう。
対馬:うん。
【歌・踊り】:
安田・
対馬 【ギター演奏】:
森脇
♪You are my SOUL!SOUL!いつもすぐそばにある
ゆずれないよ 誰もじゃまできない
(安田、足をつる)<笑>
からだじゅうに風を集めて 巻き起こせ
(安田、心臓を押さえ苦しむ)
A・RA・SHI A・RA・SHI for dream♪
対馬:
(倒れている安田を見る)えーっ!うそー!!
<笑>
【ナレーション】:
森脇『安田の体力は、もって2分だった』
<笑>
対馬:もうダメだよー!
【ナレーション】:
森脇『しかし、そんな彼らにもデビューのチャンスが訪れた。
某人気番組でユーラシア大陸をムーンウォークで横断するという企画に
みごと抜擢されたのだ』
安田:いいかモリヒロ、ここがインドの国境だ。二人で一緒に国境を越えよう。
対馬:うん。
安田:いくよ、せ〜の
安田・
対馬(並んでムーンウォークをする)ホーゥ!ホーゥ!ホーゥ!
<笑>
【ナレーション】:
森脇『ゴールした後、なんと西武球場で3万人の観客を動員した
凱旋ライブが行われた』
<笑>
安田:みなさん、二人で旅の間に励まし合ったこの歌、聞いてください。
【歌】:
安田・
対馬 【ギター演奏】:
森脇
♪まけないで〜 も〜〜すこし〜♪ ・・・ えぇぇぇぇ
(泣く)
【ナレーション】:
森脇『二人は、この歌もここまでしか知らなかった。
<笑>
・・・そして4年後、彼らは、なんと憧れであったワールドカップバレーボール
の会場にいた』
安田:いいかい、モリヒロ。
対馬:うん。
安田:ここがボクたちの目標だったんだ。
対馬:うん。これからボクたちの時代が始まるんだよね。
安田:うん。いくぞっ!せぇーの!
安田・
対馬: ・・・ パンパンパン ・・・ パンパンパン
(手を叩く)
【ナレーション】:
森脇『しかし、彼らがいるのは観客席だった』
<笑>
(安田・対馬 リボンの付いた鈴を持ち、三人横一列に並ぶ)
【歌】:
安田・
対馬・
森脇 【ギター演奏】:
森脇
♪そーれーでーは おわか〜れしま〜しょ♪
<笑>
安田「ありがとうございました。ありがとうございました」
♪あーなーたーと さよな〜らしま〜しょ♪
安田「それではみなさん、またお会いしましょう」
♪さ〜よ〜な〜ら バイバイバイバイ
さ〜よ〜な〜ら バイバイバイバイ
さ〜よ〜な〜ら バイバイバイバイ
さ〜よ〜な〜ら バイバイバイバイ♪
安田「どうだった、今日は?楽しかったかい?
<笑>
最後に“さよならバイバイコール”みんなで
よろしくね〜」
<笑>
♪さ〜よ〜な〜ら バイバイバイバイ
さ〜よ〜な〜ら バイバイバイバイ♪
安田「どうしてやらないの?
<笑>
はずかしいの?はずかしいのは
ボクたちだよ
(三人笑顔で自分を指さす)」
<笑>
♪さ〜よ〜な〜ら バイバイバイバイ
さ〜よ〜な〜ら バイバイバイバイ
ご〜き〜げ〜ん うるわしゅ〜〜〜〜♪
安田「アップアップでした」