猿岩石 Concert Tour '98 “転がる石は止まらない”  
1998年3月16日(月) 宮城県・仙台市青年文化センター

3/14 秋田 | 3/16 仙台


〜会場の案内〜
本日は“猿岩石コンサートツアー'98 転がる石は止まらない”にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。開演に先立ちまして、いくつか注意事項をご説明させていただきます。館内へのカメラ、ビデオ、テープレコーダーの持ち込みはかたく禁止させていただきます。携帯電話の電源を、必ず切っておくようお願い申し上げます。また、携帯電話に付属した光るキーホルダーも、外しておくか、もしくは捨てちゃってください。光るキーホルダーは他人の携帯電話にも反応するため、これだけ大勢の人間が集まる会場内で放置しますと、誰かの電話で次から次へとピカピカピカピカ。まぶしいったらありゃしません。工事現場でないんですから、必ずお隠しになるようお願い申し上げます。また、“猿岩石コンサートツアー'98 転がる石は止まらない”、なんてオシャレにうたってはいますが、所詮はお笑いです。盛り上がりが少ないと本人たちの機嫌を損ねる可能性がございます。ライブを円滑に進行するため、心よりの盛り上がりをお願い申し上げます。ただ、盛り上がり過ぎても天狗になる可能性がございますので、お気をつけください。特に、顔の丸いほうよりフライデーされたほうにその傾向が見られます。
それでは、“猿岩石コンサートツアー'98 転がる石は止まらない”まもなく開演です。席についてお待ちください。


「オエオエオ!」

「少年の羽根」

MC1

有吉:どうもこんばんは、有吉です!
森脇:森脇です!
2人:猿岩石です!!

会場:きゃーっっ。

有吉:今日はどうもほんっとにありがとう。
森脇:ね、素晴らしいですねぇ。
有吉:今日はほんっとに嬉しいです。
森脇:あの、仙台だからね。
有吉:仙台。
森脇:元気いいねぇ、みんな!!
有吉:えー、今日は僕らもね、全力で頑張りますんで、皆さんも全力で楽しんで帰ってください!
森脇:よっしゃー。
有吉:というわけで、行きますか。
森脇:次の曲聞いてください、コンサートのために作りました。

「君に会いに行こう」

(後ろの画面に仙台の風景が映る。途中から、開場を待っているファンの子が映され、女の子の顔で曲が終わる。)

MC2

有吉:いやいや。
森脇:もうお気づきだと思いますけれども、
有吉:はい。
森脇:あの、今、モニターで流れてました、ここ仙台。
有吉:仙台。
森脇:あの駅からね、ここに来るまでの道中を、あとまあ、いろいろ、仙台を撮ってみたんですけど、
有吉:今日撮りましたしね、
森脇:(画面の女の子を見て)これ会場に誰か、会場にいるって、
女の子:きゃーっっ。(自分をアピールする)
森脇:あー2階の、
有吉:すごいっすね。・・・こっからでよくわかんないんですけど、あんまりかわいくない風な、そんなこともないですか、
森脇:大丈夫ですか、
有吉:かわいいですか、はい。じゃあこの映像はいいとしまして、
森脇:いやいやいやいや、
有吉:来ました、杜の都仙台です。
森脇:仙台っていうのは結構やっぱり有名ですからね、
有吉:有名。
森脇:あの、"北の原宿"って、俺の中ではそういう情報が。
有吉:僕はねぇ。仙台といえばねぇ、牛タン。
森脇:牛タンねぇ。
有吉:牛(ぎゅう)・・・牛の舌を食べる、県民、って言う、あれしかないんですけど、
森脇:想像するとおかしいよね。
有吉:えっとねぇ、でもあれですよ、今日ね、ここに来るまで、これにも映っていたと思うんですけど、さっきのVにもね、あの、いろいろね変わった店が、仙台多いなぁっていうね。
森脇:いろいろありますよね。どこにでもそうですよ、ありますよ。
有吉:僕がねぇ、気づいたのはあれ、なんだっけな、抹茶の、お茶の店"井ヶ田"。"井ヶ田"って知ってます?あれねぇ、そこのね"井ヶ田"ってね、何でも抹茶でね、
森脇:何でも?
有吉:ワッフルもね、なんかね、なんだっけ・・・お茶ワッフル、茶ッフルだ。あとね、なんだっけ。すごいのいっぱいあったよ、
森脇:あのあれでしょ?あの、加藤茶・・・
有吉:加藤茶ですか、
森脇:そんなのないか。それ俺言い過ぎたか。そっか。あとね、俺あの駅前の、知ってる?バナナ餃子。
有吉:バナナ餃子。
森脇:まずいのこれ!
有吉:バナナ味でしょ?
森脇:いやいやいやいや、バナナじゃない、餃子。
有吉:餃子?
森脇:餃子、餃子だよね、あれね。バナナっても、別にちっちゃいの、そんなにでかくない。でね、そこであのまずいなと思いながら食ってたの、したらさ、常連なんだろうね、おやじがきて、「あー、"ゴヤキ"くれ。」
有吉:"ゴヤキ"?
森脇:"ゴヤキ"って言ってんの。ゴヤキって何だろう、どんなの、ね、まんじゅうを想像するじゃない、なんか焼いてる、で、何だろう、何だろうって思ってたら、「へい。」出てきたの、五目ヤキソバ。五目ヤキソバをゴヤキってゆっちゃってるから、仙台ではみんなそういうのかな、
会場:言わなーい。
有吉:言わない。
森脇:言わない?何だ。これから使おうと思ってたのに。
有吉:ははは。
森脇:そっか、違うのか。あとでも、結構ね、あのやっぱり地方ですから、
有吉:はい。
森脇:やっぱ僕らの今まで住んでいた所と、やっぱ新鮮ですよね。
有吉:新鮮ですね。あとね、もういっこいいですかね、僕。
森脇:ん?うん。
有吉:もういっこいいですか。
森脇:いいよ。
有吉:あの、今日、ここ来る途中ね、あの、ドミニコ学園の、生徒に絡まれましてですね、
森脇:悪いんだ。
有吉:ガラが悪いですねぇ。あそこは。
森脇:女の子?
有吉:女の子が。「おいちょっと金出せよ。」気味にね。ドミニコ学園の生徒にやられたんですけど、そう考えると、昨日なんだっけ、火事がありましたよね、学校で。
森脇:あ、下駄箱焼けたっていうやつ。ドミニコ?
有吉:いやいや。
森脇:あ、犯人がドミニコ?
有吉:犯人がドミニコ。下駄箱火災ですからね。どう考えても放火じゃないですか。
森脇:ねぇ、起こるわけないんだよね。
有吉:ドミニコ学園の生徒がやったのかなって。ドミニコ学園の生徒っているんですか?
(2階席に何人かいる。)
森脇:すんごいなぁ。
有吉:ほどほどにしてくださいね。
森脇:ははは。はい。というわけで。
有吉:はい。
森脇:えー、まあ僕らもですね。今回ツアーをやって、
有吉:ツアー。あっと全国12ヵ所ですか。今回。
森脇:土地土地でおいしいもの食べたりして。ね。旅ですよ。
有吉:旅ですね。また。
森脇:また。旅、旅といえば僕らになっちゃいましたね。もう。
有吉:なんか、旅がないと僕らはこの世に出てなかったんですけど、でも、なんかホントずっと旅がね、
森脇:そうそう。
有吉:つきまとう、っていう。
森脇:これはもう引き離せない。
有吉:引き離せない。
森脇:はい、というわけで、次の曲いきたいと思います。ここでこんな曲を聞いてください。

「どうして僕は旅をしているのだろう」

MC3

森脇:えー、「どうして僕は旅をしているのだろう」聴いていただきました。
有吉:はい。
森脇:ん?(会場からホイッスルの音が聞こえる。)ホイッスルが鳴ってますけどもね。
有吉:これは、いい歌でしょう?そのいい歌にね、プラスしてね、今もっといいことが
森脇:CDと違うところに気づいた人。
有吉:答えは聞きませんけど。えー、あのね、途中でね、男の人と女の人の声で、言葉が入っているんですよ、ぼそぼそぼそぼそと。それは、あのすごい、いいことを言っていて、
森脇:あれね、あのここ立ってるからかもしんないけど、聞き取れないんですよ。
有吉:ああそうですか、僕は知ってるんですけど、
森脇:誰なんですか。
有吉:あのー、バングラディッシュっていう国がありまして、そこに、そのバングラ人の方がですね、日本に、来てるんですね。日本に来てて、
森脇:たくさん来てますよね、
有吉:うん、あの、「バングラから遠く離れた日本にいます、お父さん、お母さん。えー、日本は裕福で、大変いろんなものもあるし、食べ物にも困らない、でも、お父さんお母さんのいないこの街は、大変淋しいです。お父さん、お父さんの漬けた漬物が、僕食べたいな。」って言ってるんです。
森脇:なんで知ってるの?訳せるの?
有吉:うん。
森脇:漬物?で、バングラディッシュに漬物はねぇだろう?
有吉:ま、漬物っていっても、"ツケモーノ"ですけど。
森脇:なんだよ、"ツケモーノ"って、モノ変わってんじゃん。
有吉:それが食べたいなっていう、
森脇:はぁそうなんですか。
有吉:いい話なんです。
森脇:いい、いい言葉がついているんですね、感動の。
有吉:そうです。
森脇:そうなんですか。これは、ライブバージョンなんですか。
有吉:ライブバージョンです。
森脇:はぁ、得しましたね、みなさん。

猿岩石の事件簿ベスト5!!
有吉:さ、ここでちょっとですね、曲がよすぎたもので、しんみりしたと思うんですが、えーここで、盛り上がりたいと思います。企画を考えました。
森脇:題して!!

デケデケデケデケ・・・(ドラムロールが鳴る。)
有吉:猿岩石の
2人:事件簿ベスト5!!
(後ろの画面に「猿岩石の事件簿ベスト5」の文字が出る。)

森脇:何でしょう、これは。
有吉:これはですね、猿岩石僕らもう2年ちょっとの歴史ですが、その2年ちょっとの歴史の中の、
森脇:ふん。
有吉:大きな、
森脇:うん。
有吉:事件、歴史をですね、上位5つをまとめて今日発表しようかなぁと思っております。
森脇:いろいろありましたねぇ。

第5位
有吉:はい。いろんな事件、旅に始まってね、いろいろありましたけど。それではさっそく第5位です!!
森脇:第5位は!

ジャンジャン(効果音が鳴る。)
(後ろの画面に「新人賞…総ナメ」の文字が出る。)

有吉:新人賞、
2人:総ナメ〜!
森脇:これはすごいことですよ。僕らお笑いなろうとして東京出てきたのに、新人賞総ナメですからね。すごかったですね。はい、じゃあ続いて第4位に・・・
有吉:ちょっと待って、ちょっと待って、
森脇:第、
有吉:すいません、ごめんなさい、待ってください、
森脇:なんですか、流れ止めないでください、
有吉:ゴミのようなものがついてるんですが、
森脇:ついてないよ!
有吉:これ、
森脇:何でもないよ!
有吉:このゴミを拡大できますか?
森脇:あっ、やっ、

(「…」の部分に、「ノミネート」と書かれている。)

有吉:新人賞ノミネート総ナメじゃないですか。
森脇:ちっ、くさっ、
有吉:ひひひ
森脇:ばらすなよ。
有吉:なんだよ、みんな知ってるよ。
森脇:でもね、ノミネート総ナメも難しいんだよ、選ばれちゃいけないからね。ありがとうございます、ね。
有吉:だけど、なんか納得できなかったりもするんですけどね。
森脇:え、何でですか?
有吉:なんか、岩出和也さんとかと一緒に出てたり。
森脇:岩出和也さんいいじゃないですか。むちゃくちゃカッコイイじゃないですか。
有吉:あれなんですよ、あの発表のときね、呼ばれないのはすごい淋しいんですけど、あのね、1つね、あの何だっけ有線大賞かなんかのときにね、
森脇:はいはい。
有吉:知念理奈と俺らと、岩出和也さんが3人楽屋にこういたら、発表の前なんですけど、なんか知念理奈のダンサーがね、「よしっ、よしっ、よしっ、(体を動かす)」
森脇:決まってんじゃん!決まってんじゃん、もう!
有吉:っていう。なんなんでしょうね。
森脇:ウォーミングアップじゃん。
有吉:ウォーミングアップもうばりばりしててね。もう、
森脇:あれちょっと、あれ?って思ってたけど・・・もうなんか、ドラムロールのときにすでに僕らこんな(少しうつむいてみせる)なってましたからね。
有吉:そうですね。
森脇:やる気ないですよぉ。

第4位
有吉:まぁ、悔しいんで、第4位の方にいってまいりたいと思います、4位でーす。

ジャンジャン(効果音が鳴る。)
(後ろの画面に「羽賀研二謎の接近続く」の文字が出る。)

森脇:羽賀研二謎の接近、
2人:続く。
森脇:近づいてますよ。
有吉:近づいてますか。
森脇:どんどん。
有吉:今日ね、新聞ではね、梅宮アンナが入院して、
森脇:うん。
有吉:それの看病をずっとしてたって書いてあったんですけど、
森脇:じゃ、さすがに今日は来てないですかね。
有吉:今日は来てないかな、と思うんですが、
森脇:あぁ。
有吉:でもねぇ、なんかね、何でか知んないんですけどね、僕らにむちゃくちゃやさしいんですよ。
森脇:おお、恐いくらい。
有吉:これは、何、服だよね。
森脇:そう
有吉:服をねいっぱいくれんの、50着ぐらいくれるんですけど、全部でけぇ。
森脇:俺ズボン履いたらこの辺ぐらいまであるの。(胸あたりを手で示す。)どうしろっていうんだろ。
有吉:ね。あとね、「あの、これ、皮ジャンこれあげるよ、100万するから」って言って、「いやーまじっすか?」「これねぇ、マイケルジャクソンの舞台で着てたやつだから」って言ってね、普段じゃ着れないようなね、釘でね、鷹がかいてあるようなね、
森脇:鷹が「カーッ」ってなってるような、
有吉:もう、
森脇:そんなん着れるかよ。
有吉:やさしいんですけどね、なんか、不気味だっていう羽賀研二。
森脇:恐いっすよぉ。気をつけてください、みんなも道歩いているとき。

第3位
有吉:さぁ、参りましょう、第3位です。
森脇:3位は!!

ジャンジャン(効果音が鳴る。)
(後ろの画面に「猿岩石映画初出演」の文字が出る。)

有吉:猿岩石映画初出演。

(映画のVが流れる。)

有吉:えー、そうですね、あのこれ、映画ですね、大都市だけでやりましたから、仙台っていう田舎ではやっておりませんが。やってました?やってました?
森脇:やってた?やってない。
有吉:やってないですねぇ。
森脇:ちなみにこれ見たっていう人。
有吉:少ないですね。
森脇:すくねー。
有吉:ただね、見てなきゃしょうがないですね。えぇ、ただね、4月30日に、これ映画が、えービデオ化されますんで、そのときに、たっぷりと。
森脇:あ、でもこの辺に住んでて、わざわざ見に行ってくれた人がいるってことは有難いことですよね、有吉くん。えぇ。

第2位
有吉:じゃいきましょう、第2位です!

ジャンジャン(効果音が鳴る。)
(後ろの画面に「紅白辞退」の文字が出る。)

森脇:紅白辞退。
有吉:紅白辞退。
森脇:はい。なんか文句ありますか?え?辞退ですよ、これ。
有吉:辞退ですよ。
会場:頑張れ!!
有吉:頑張れって、そんな
森脇:辞退してるんだから、頑張れとかそういうんじゃなくて、辞退。
有吉:辞退してるんだから、
森脇:頑張れも何も。
有吉:落選じゃないです。辞退ですよ。
森脇:そうそう。
有吉:これはあの、キンキキッズと相談した結果、
森脇:キンキキッズ?え?誰?
有吉:キンキキッズ、
森脇:キンキキッズと?いつ?
有吉:僕らは出ないっていうことにしたんですよ。
森脇:え、キンキキッズと「出ねぇよな、俺ら。」そういうことがあったの。
有吉:ありましたね。
森脇:そうなんだ。
有吉:というわけです。
森脇:へ〜。
会場:うそつき!
有吉:うそつき?なにおう?じゃあ、紅白、ノミネートされてみろ。えー、さぁいきましょう。
森脇:かなしいぞう。
有吉:それではやっと発表です。
森脇:はい。

第1位
有吉:ついに来ました。第1位は!!

(ちょっと豪華な効果音が鳴る。)
(後ろの画面に「家子さん下痢まみれ」の文字が出る。そのあと、家子さんがお尻を出してしゃがみこみ、左手でお尻を押さえ、右手で「やめてくれ映さないでくれ」のポーズをしている写真が映る。)

森脇:家子さん下痢まみれ。
有吉:えー、これは、家子さんちょっと下痢でして。この写真はですねぇ。階段から降りまして、トイレに間に合わなかったところです。えぇ。階段を降りたものの、撮られましたね。
森脇:あとちょっとなんですねぇ。
有吉:あとちょっと。
森脇:惜しかったですねぇ。
有吉:これがね、コンサートツアー開催とか、
森脇:うん。
有吉:よりも、上位にあるっていうのが納得できないようなところですけど、これは僕らにとって大事件です。はい。
森脇:もう、こんなのはないでしょう。こんな事件は。
有吉:あの、手でふたしてるじゃないですか。あのふたを、もうちょっとしたところで両手で「やめてくれ」って言ったところでふたがとれて、じゃーっと。あれは・・・大変でした。
森脇:大変でした。
有吉:であのちょっと下りになっているんで、そのうんこで滑って、背中までうんこまみれになりましたからね。
森脇:あやうく、また広い道路に出て車にひかれそうになりましたからねぇ。危なかったですよね。
有吉:でもまぁあんまみんな興味ないでしょう。家子さんの下痢まみれに興味ありますか?
森脇:ないでしょう、それは。
有吉:ま、そういったところでですね。
森脇:次の曲にいってみたいと思うんですけど、あの、まぁ次の曲もそうなんですけど、猿岩石の歌っていうのはね、
有吉:はい。
森脇:あの全体的に、あの騒々しいのじゃなくて、キレイな感じの
有吉:キレイな。
森脇:メロディーが多いじゃないですか。あの、「白い雲のように」
有吉:そうですね。
森脇:流れるようなキレイなね。(後ろの画面を振り向く、と、まだ家子さんが「やめてくれ!」のポーズで映っている)まだ映ってるよ!!キレイだっつってんのに!!
有吉:早く。消してください。
森脇:消してください。

(家子さんの映像が消えていく)

森脇:すーっと消えていきましたよ。

(が、猿岩石が前を向くとまた映る。薄く映ったりして。)

2人:おい、おい。
有吉:映って、うすくっ。
森脇:わかるよっ。
有吉:家子さん、「やめてくれっ」っていってんのに。映さなくていいじゃないですか。消してください、もう。
森脇:もう。早く、次の曲
有吉:次行きましょう。
森脇:永遠と出ますからね。じゃあ聴いてください。僕たちにもこんな苦労した時代がありました。
「バイトの最後の日」

(座って歌う2人)


留守電の声:おかけになったお客様は、ただいま、電話に出ることができません。メッセージセンターに接続します。発信音の後にメッセージを録音してください。終わりましたら、#を押してください。ピーッ。
有吉:あ、と、有吉ですけれども、あー、何遍電話してもつながんないみたいなんで、あ、今度、手紙書きます。
留守電の声:(?)発信音の後に、ご用件をお話ください。ピーッ。
森脇:えーと、森脇ですけど、いっつも電話・・・、手紙でも書くわ。

「Love letter」

(トラブル発生。2コーラス目、会場のお客さんを映していたビデオカメラが何も映らなくなり、有吉戸惑う。何とか曲が終わるまでには映りだし、急いでひとりの女の子を画面に映し、走って画面の女の子にキスをしにいく。)

MC4 コント

ナレーター:西暦1998年、春。太陽系第3惑星地球の上に、静かなる地殻変動が起きようとしていた。命ある、青い地球を司る、人類の祖先ともいえる、猿。その猿の優れた遺伝子を、脈々と受け継ぎ、世紀末に現れた、2人の、猿。有吉弘行。森脇和成。猿のごとく俊敏で、岩石のごとく荘厳な、猿岩石と呼ばれたこの2人が、今宵この"転がる石は止まらない"ツアーにて、人類の更なる進化のため、そして、オゾン層を守るため、緑地の砂漠化を防ぐため、ここに、コントを解禁する。

(「太陽に吠えろ」のテーマ曲流れる。)
森脇:俺だ、なにぃ〜。犯人が人質を取って立てこもってるだと?!すぐ行く。おい、みんな集まってくれ。山さんとちょうさんは、奴さんの実家の方に向かってくれ。俺とジーパンですぐ現場に向かう。行くぞ!ジーパン!
有吉:はい!
(裸に蝶ネクタイ、の有吉登場。パステルカラーの靴下と靴をはいている。)

〜暗転〜

(裸に蝶ネクタイの有吉と、いたって普通の森脇。椅子に座っている。)
有吉:なんだよ、突然、別れるなんて。
森脇:私、友達にも相談してみたの。みんなやっぱりあなたのこと、普通じゃないって。
有吉:普通じゃない?確かに、俺はをモデルやっているし、親は銀行マン、金にも苦労していない。でも、今は、自分の力で生きて、
森脇:そういう事を言っているんじゃないの。そういうことじゃないの。
有吉:じゃあ俺の一体何が悪いって・・・。いや、そういわれれば俺、確かに頑固なところがあるかもしれない。でも、これは俺のポリシーであって、誰にもゆずれない部分というものはあると思うんだ。だから・・・だから蝶ネクタイだけは外せないんだ。
森脇:そういうことじゃないの。・・・そこは好きなの。
有吉:じゃ一体俺のどこが、何が悪いっていうんだよ。俺にはぜんぜん分かんないんだよ。(立ち上がる)確かに、こんなO脚じゃ・・・。
森脇:いや、そういうんじゃ。O脚だからとか、そういうのはどうでもいいの。日本人はほとんどそうだから。
有吉:じゃ一体何が悪いっていうんだよ!
森脇:やめてよ、喫茶店で。みんな見てるじゃない。手がきつねになってるわよ。やめなさいよ。
有吉:そこまでいうなら、もう別れよう。でも、最後に、1つだけ、1つだけ俺の何が悪かったのか聞かせてくれ。
森脇:・・・あなた。あなた。・・・やさしすぎるの。

〜暗転〜

森脇:ナゾリンピック。アメリカ代表、森脇和成。
   位置について、用意、ぱーん。(手を大きく回しながら、横に移動している。途中でスピードアップする。)よし。よし。よし、よし。

   (階段の上の段に座る)
   位置について、用意、ぴっ。
   (一段ずつ降りる)
   よーし。

   (手と足を大きく広げて)がんびた!がん、がんぶた?がんぶた!がんぶた!

   えー、はい。もくもくもくもくもくもく・・・。天井、はいスマッシュ。
有吉:ぴーっ、えーっ森脇選手、89.5ポイント。

〜暗転〜
(有吉、白衣を着て座っている。)

有吉:えー。次の人、どうぞ。
(森脇登場。つらそうに入ってくる。有吉、タバコをふかし始める。)
森脇:お願いします。
有吉:えっと、じゃあ、2,3質問してもよろしいでしょうか。
森脇:はい。
有吉:えーまずは、最近疲れやすい。
森脇:はい。
有吉:えー、デートに行くなら、海と山どっち?
森脇:・・・山。
有吉:山。えーっ、結婚するなら、25歳以上だ。
森脇:・・・はい。
有吉:あー、恋愛に臆病なBタイプか。
森脇:なに読んでるんですか。病院でしょ?
有吉:Hotdog読んでんだよ。
森脇:なに読んでるんだよ。
有吉:で、今日はなに、どうしました?
(有吉、森脇に向かってたばこの煙を浴びせながら話す。)
森脇:あの、頭が痛くて、なんか、ごほっ、ごほっ。(タバコにむせる)頭が痛くてですね、
有吉:頭が痛い。あと咳も。
森脇:咳は先生の・・・。
有吉:あそう。あ、じゃちょっと見てもいい。
(有吉、聴診器をあてる真似をする。森脇タバコの煙に包まれてむせる。)
有吉:こりゃあれだな。"ガゼ"だな。
森脇:・・風邪ですか。
有吉:いや、ガゼ。
森脇:なん?
有吉:ガゼ。
森脇:ガゼ?
有吉:ガゼだなぁ。
森脇:ガゼって何ですか?
有吉:ガゼは、あの、風邪の咳のひどいやつ。
森脇:咳は先生の、さっきから言ってるんですけど。
有吉:おなかも痛い。
森脇:おなかも少し痛いんです。
有吉:(手の甲でおなかを押す)これ痛い?痛い?これ痛い?
森脇:いや
(有吉、森脇のほっぺたをたたく。)
森脇:いたっ。痛い。
有吉:おなか痛い。
森脇:いやここが痛い。ここ、ここ。ほっぺた。
有吉:おなかは痛くない。
森脇:おなかは痛くない。
有吉:痛くない?
森脇:痛いんですよ、今、(自分の頬をたたく真似をして、有吉を指差す森脇)。
有吉:あれだな。このおなかの痛さは、"もちょう"だな。
森脇:盲腸ですか、僕。
有吉:え?
森脇:盲腸ですか?
有吉:いや、もちょう。
森脇:もちょう?
有吉:そうですが。
森脇:もちょうって何ですか?
有吉:もうちょうは、盲腸の咳のよくでるやつ。
森脇:咳はあんたの!これ。
有吉:ああそうか、じゃあ待って。もちょうとガゼが重なるとなると、最近流行している"インフルエンザル"の可能性があるからな。
森脇:インフルエンザ?
有吉:インフルエンゼル。
森脇:インフルエンゼル?何ですかそれ。
有吉:まぁだから、昔でいうインフルエンポーレっていう、
森脇:わかんないよ。
有吉:まぁちょっとレントゲン撮ってみたほうがいいと思うんで。
森脇:レントゲンて?
有吉:こっち。
森脇:そんなに悪いんですか?僕レントゲンって、
有吉:悪いかもしれないから。じゃあいい?ちょっと前かがみになってもらえるかな。前かがみ気味で、手、前気味で。手前で組んでください。えー。パンツ脱いでみようか。
森脇:できないよ!!脱げるか。
有吉:抵抗ある?
森脇:ありますよ。なんで、抵抗ないってどういうことですか。
有吉:はい、いきます。じゃいきますよ。はい。せいの、カシャ。じゃもう1枚いきまーす。せいの、カシャカシャカシャカシャカシャ・・・。
森脇:あーーっ、危ないよ、危ない!放射能が!浴びせすぎ!
有吉:何だよ、浴びせ過ぎって。
森脇:放射能!
有吉:放射能?
森脇:放射能知らないの?
有吉:いやー、あれだね、まぁ、見てみよっか、これが、君のレントゲン。
(画面に4本足歩行をしているだろう動物のレントゲン写真が映る。)
森脇:これ僕ですか?
有吉:だからね、特に問題は見られないよねぇ。
森脇:これ人間ですか?
有吉:多少猫背、かな。
森脇:猫背・・・。
有吉:ホントにないと思うんだけど、ただ1つだけ気になるのは、しっぽの方?
森脇:え、しっぽないんですけど。
有吉:しっぽの方に影が見られる。
森脇:影?どこですか。
有吉:あの、首のところね。
森脇:あんたさっきしっぽって。くびですか。はい。
有吉:あれ、影が出ているってことは、
森脇:もしかして僕、
有吉:がん。
森脇:ガンっていった。
有吉:"がんこ"だな。
森脇:ガン?
有吉:"がんこ"だ、かなり"がんこ"だ。
森脇:びっくりした。ガンかと思った。そんなことないですよ、僕結構柔軟な方なんです。むしろ、人に流されやすいほうですから。
有吉:そういう事を言っているんじゃないの。病気のがん、がんこだろう。
森脇:がんこって病気あるんですか?
有吉:まぁ、ガンの子供なんだけどね。
森脇:先生!
有吉:いやまぁ、がんこっていうのは、ガンの、咳のでるやつ。
森脇:咳はあなたのタバコじゃないですか!
有吉:だけど、がんこほっとくと、捻挫とか起こすから。
森脇:うそぉ!捻挫するんですか!?
有吉:それはある。
森脇:僕の病気はなんなんですか。
有吉:・・・おめでたですよ。

「Chiristmas」

(最後、森脇はける。有吉、ろうそくの明かりをともし、高く掲げたあと下に置いて、しゃがみこんでそれを見つめている。)

MC5

(森脇、衣装チェンジして登場。)

森脇:いつまでやってんの?(有吉、走って逃げる)泣きそうな顔してる。礼していった。

森脇ソロコーナー

森脇:はい、というわけでですね。あの、ここからは、私、森脇の、ソロコーナー。ありがとうございます。いえい。はい、えー、僕はですね、あのー、まぁあの学生時代の頃はですね、あの、芸人になりたいと、結局は芸人になりたくて東京で来ていたわけなんですけども、芸人になりたいとかそういうのはまったくなかったんですよ。元々はあの、バンドマン、バンド少年でして、まぁちょっとバイクとかもやってましたけど、バンドを結構やってたんですよ。ボーカルだったんですけど、たまにこうギターとかね、いじってみたりしてて、でまぁ、今日はコンサートということでですね、みんなに、驚かせようと思って、私、ギターを、練習してきました。(ギターと山程ピックのついたマイクスタンドが出てくる。)あ、多いなピック!気持ちわりぃよ!あのね、このピックね、あのオリジナル、猿岩石の。猿岩石って入ってるの。あのね、でもこれで全部だから、俺のもとっとかないといけないから。よし。ちょっとね、デモンストレーションをちょっとしようかと思うんですけど、みんなちょっと聴いてください。

(D,A,Dの後、演歌調の音楽を弾く森脇。)

森脇:ありがとう。サンキュ。えー、今のが、俺の気持ちなんですけど、ホントに最高ハッピーっていうことで。えー、まぁでも今みたいな感じなんで、今みたいなつもりで聴いてください。「淋しさに教えられて」。

「淋しさに教えられて」 (森脇'sギターバージョン)

MC6

森脇:えー、所々ちょっとだけミスがありましたけども、ホントはね、ちゃんと弾けるんですよ。今日はちょっと緊張したねぇ。すごいさすがに緊張しますねぇ。あ、どうもありがとうございます。はい。えー、聴いていただいたところで、もう1曲、私が演奏して歌ってみたいと思います。えー、聴いてください、「川の・・・」
(有吉登場。)
有吉:「川の流れのように」じゃないでしょう。俺もやらしてよ。
森脇:すいません。それじゃ、しょうがないので、有吉君のソロコーナーです。

有吉ソロコーナー

有吉:えー、どうも、ようこそ。good morning,congratulation.so,vibration.今日、すごくこうやって暖かく応援してもらってるんだけど、ひとつだけ、今日始めて気づいたことがあります。えー、俺は、みんなのこと、好きじゃなかったんだなって。好きじゃなくて、愛しているんだな・・・。えー、そんなに見つめられると、恥ずかしくて、歌えないけど、あ、でも、僕のこと愛してくれているんなら、えー、見つめていて欲しいです。今日はね、えー、森脇が、ギターを披露したんですけど、僕も、ある楽器をみんなに披露しようかなと思って。えーそれが、(ポケットからハープを取り出す。)えー、ブルースハープなんだけど、えー、僕は森脇と違って、このコンサートの為に、やったんじゃなく、昔からもう、何年かな、もう15年ぐらい前から、やってるけど、そのちょうど15年前っていうのは、僕がシカゴとあるバーで、用心棒をしていた頃なんだけど、そこの用心棒をしていたときに、質の悪い客がいて、そいつとおおげんかになって、そのおおげんかした奴っていうのは、今ドラム叩いてくれてるコロンボなんだけど。まぁ、けんかのあと、まぁ仲直りして、コロンボに、このハーモニカを教えてもらって、それから僕はこのハーモニカの"とりか"になったんだけど、えー、今日はねぇ。まぁこれ以上言うと自慢になるから、やめとくけども、久々なんでね、ちょっと僕もちょっと自信がないんで、ちょっとデモンストレーションというか。えー試させてもらいます。はい、OK?OK?じゃあいきます。ワン、トゥー、ワントゥスリッ、

(4小節ぐらいのデモンストレーション)

   ストップストップ。どうもありがとう。今日も結構ハーモニカは、ないてた。ただね、すごいいい音だったんだけど、バンドのメンバー、おい、バンドのメンバー。1つだけ言っておくことがある。あの、バンドのメンバー、音とか音楽、そういうものは、技術とかそういうんじゃない、ハート、スピリットだから・・・。そこんとこ、し、く、よ、ろ。それでは、今から歌う、今から歌うこの歌を、僕の愛するみんなと、ダイアナ妃に捧げます。「夜明けまでもうすぐ…」。

「夜明けまでもうすぐ…」 (有吉'sブルースハープバージョン)

MC7

(有吉はける。森脇登場。)

森脇:はい、はい、はい、はい。いやぁ、よかったですねぇ、ブルースハープ。あのねぇ、あの、仙台って結構ね、すごいんだね、すごいところなんだね、俺は今ちょっと暇だったから資料を読んでたんだけど、えー、すごいよ。高校生だっていう人。あぁ結構いますねぇ。高校生。あのねぇ。あの、やっぱ高校にもね、どこでもありますけどもね、人気のある高校とない高校が。えっと、人気のない高校、向陽台高等学校。なんで人気ないの?
会場:バカだからーっ。
森脇:バカ?きついねぇ。女子の制服はスチュワーデスみたいで格好悪い。あってる?そう。男子も格好悪くて人気なし。
(有吉登場)
有吉:そうそう、向陽台高校はバカですよ。僕は知ってるんです。
森脇:お前知ってるの?
有吉:はい。
森脇:いろいろありますよ。さっきTV見てて驚いたのがね、タクシーのCMしてるね、こっちは。
有吉:タクシーのCM。
森脇:知ってる?あのなんか、なんだよ、仙都タクシーかなんかのCMで、
有吉:はい。
森脇:「あぁあ―――タクシー♪」かなんかそういうCMとかやってんのよ。
有吉:ははは。
森脇:見慣れないからね、やっぱりびっくりした。あとね、これ"フリーマーケットの達人になる"とかなんかそういうなんか変なのがある、でね、詩が書いてあるの。"ものたちのカーニバル"っていう詩が書いてあるんだけど、
有吉:はい。
森脇:書いてるのがね、タレント佐々木真奈美。
有吉:誰だよぉ。
森脇:知らねぇよそんなの。こんなかにいないでしょうねぇ、佐々木真奈美さん。
有吉:失礼。でもねこうやって、
森脇:知ってる?失礼とか言って。知ってる?
会場:知ってる。
森脇:知ってんの?!知ってんだ。だから、仙台の
有吉:ス。スター。
森脇:スターなんだよ。
有吉:あのね違う、なんかみんなそわそわしてるなって思ったんですけど、多分ね、「OH!バンデス」を見なきゃ、と思ってるんですよ。
森脇:何ですか、それは。
有吉:ははは。いやいやいや。「OH!バンデス」は、仙台で人気の番組の名前なんですけど、仙台のスター・佐藤宗幸が、司会を。
森脇:そうなんだ。
有吉:「OH!バンデス」はかなり面白いですよ。ねっ。
森脇:どういうの?ださい?ださいって言ってるよ。
有吉:まぁ仙台自体ださいですからね。うそうそ。うそです、仙台最高!
会場:いえーい。
有吉:何でもいいやん。
森脇:はい、というわけでですね。ここから、ラストスパートでございます。
会場:え――――っっ。
森脇:「笑っていいとも!」じゃないんですから。ラストスパートですよ。
有吉:はい!だから、
森脇:猿岩石のヒットメドレーを。
有吉:はい。
森脇:ヒット曲目メドレーを。4曲連続でどどどどーんと。いっちゃいます。
有吉:みんな盛り上がっていこう!
会場:いえーい!
森脇:ついてきてるか!
会場:いえーい!
森脇:よし。
有吉:だふんだ!!
森脇:おおっ?バンドのみんなもいくぞ!会場のみんなもいくぞ!
会場:いえーい!
森脇:よし。

「君の青空」

「コンビニ」

「声が聴こえる」

森脇:いえーい。次はねぇ、「ツキ」です。
有吉:いえーい。
森脇:最後ですよぉ、みなさん!思いっきり、歌っていただきましょう!

「ツキ」

(2コーラスまで歌って)

森脇:いえーい。
有吉:いえーい。
森脇:よっしゃ。燃え尽きた。それじゃぁここら辺でね、バンド紹介したいと思います。メンバー紹介。えーっとですね、普通にメンバー紹介してもしょうがないですからね、お題出しましょう。
有吉:はい。
森脇:今日はね、何しようかな。えーっ。好きだった、アニメの、テーマ。これで
有吉:よしっ。
森脇:今回はいきたいと。じゃ誰からいきましょう、まずはベース、けんさん。
けんさん:「ルパン三世」
有吉:いえーい!
森脇:今のは「ルパン三世」ですか。
有吉:「ルパン三世」ですね。
森脇:あー僕も好きですね、これは。
有吉:かっこいい。次は、キーボードおおともさん。
おおともさん:「ドラえもん」
有吉:いえーい。えー、「ドラえもん」ですね。・・・「ドラえもん」が好きだったのか!あー。
森脇:似合わないですね。
有吉:はい。
森脇:えーと、この人はどうやって、
有吉:この人はどうやって、
森脇:えーちょっと問題です。えーっと、えー、ドラムせきさん。
せきさん:「♪君は言えるかな、君は言えるかな、ポケモンの名前〜」
有吉:いえい!
森脇:ははは、歌っちゃったよ。ポケモン!ポケモン?ポケモン・・・。
有吉:ポケモン、いくつだよ!あんた。
森脇:あんまりそういうもの見てると、危ないよ。
有吉:じゃあ次はギター、こういちさん。
こういちさん:「鉄腕アトム」
有吉:さすが、かっこいい。「鉄腕アトム」。かっこいいっすよ。
森脇:硬派。
有吉:硬派ですね。
森脇:さ、残るはバンドのリーダー、バンマスです。
有吉:バンマス。
森脇:いきたいと思いまーす。バンマス、かつさん。
かつさん:「サザエさん」(の歌を熱唱。そして倒れる。)
森脇:おぉい!!
有吉:おぉい!
森脇:途中でギター弾かなくなっちゃったよ。
有吉:おーい!
森脇:いつまでうずくまってるの。はい、じゃあメンバーを紹介し終わったところで、
有吉:はい。
森脇:みんなに歌ってもらおうということで、
有吉:はい。
森脇:練習したいと思います。
有吉:練習しよう。
森脇:「ツキ」のさびの部分です、いいですか?えー、分けましょう。半分、ここ。
有吉:そこ。
森脇:この辺からこっち、森脇チーム。
森脇チーム:いえーい。
有吉:じゃあ、こっちは有吉チーム。いえーい!
有吉チーム:いえーい。
有吉:もーさい、もーさい。
有吉チーム:もーさい、もーさい・・・。
森脇:ちょ、ちょっと待って、ちょっと待って。(「もーさい」コールやむ。)なんて?なんて?
有吉:もーさい、もーさい。
有吉チーム:もーさい、もーさい、もーさい、もーさい、・・・。
森脇:お前ら意味わかってんのか!意味のわかんない言葉を発するな・・・。(森脇チームの方を向いて)もーさい、もーさい・・・。
森脇チーム:もーさい、もーさい、
有吉:バカじゃねえ。
森脇:いいよじゃあ歌うよ。
有吉:勝負しましょう。じゃあ、
森脇:絶対こっちの方がうまい!うまいし、元気いい。
森脇チーム:わーっっ。
森脇:半分からこっち、いきますよ。じゃあ私がですね、"さんはい"、といったら、歌詞出ますんで、歌ってください。いいですか?・・・さんはい!
森脇チーム:HEY!HEY!どうにかなるだろう きっとうまくいくさ〜 HEY!HEY!やるだけやったら ツキは見放さないだろう〜♪
森脇:いえーい!最高!
有吉:元気か?
有吉チーム:いえーい!
有吉:よーろい、よーろい、
有吉チーム:よーろい、よーろい、よーろい、よーろい、
森脇:意味わかんない、意味わかんない、"よーろい"って
有吉:じゃ有吉チームいきまーす。負けないように!さんはい。
有吉チーム:HEY!HEY!どうにかなるだろう きっとうまくいくさ〜 HEY!HEY!やるだけやったら ツキは見放さないだろう〜♪
有吉:いえーい。
森脇:あそこのお父さん、ひとりで、(ぼーっと立つポーズ)。減点です。
有吉:お父さんのばかっ。
森脇:よっしゃ。元気いいね。いいじゃないですか。じゃあですね、今度は最後みんなでいきましょう。最後まで、ぶっとばしてね、ついてきてくださいよぉ。
会場:いえーい。
森脇:よし!さんはい。

(猿岩石&会場の大合唱、さびの部分4回まわし)

有吉:どうもありがとう!!
森脇:ありがとう!ありがとう!!また来るよ!


〜アンコール〜

(画面に楽屋の風景が映る。タバコに火をつける有吉。点滴を打っている森脇。)
森脇:お前何ヵ所歌詞間違えてるんだよ。てめぇのせいでな、せっかくのライブが台無しなんだよ。
有吉:誰に口きいてんだよ。
(有吉、立ち上がって)
有吉:人のこと言えんのかよ、ずいぶんとちってくれましたねぇ、森脇さんとやら。
(有吉、森脇が左手の甲にさしていた点滴をなぐって倒す。)
森脇:いてぇよ。
有吉:いてぇようにやってんだよ。
森脇:いてぇっつってんだよ。

(大乱闘になる。会場からもスタッフが走っていく。会場が騒然となり、気がつくとステージの左端にその画面を眺めている2人がいる。)

MC8

有吉:もういいです、もういいです。
(画面に流れていた映像が巻き戻る)
有吉:はい、巻き戻ってます、巻き戻ってますねぇ。
森脇:いやー。
有吉:いやー。
森脇:まさかね、これ
有吉:まさか、今のでだまされた人はいないでしょうが、
森脇:だまされたっていう人。
有吉:だまされたっていう人。
森脇:ばーか。
有吉:じゃあ、もういいですね。バンドのメンバー、
森脇:すぐそこで待ってた。バンドのメンバーも、結構演技うまいよね。
有吉:演技うまい。
森脇:いえーい。いやあ、結構でも、「キャー」とか言われると、
有吉:だまされると、ちょっと嬉しいものが。
森脇:ええ。なんか、「森脇さん
2人:とやら〜。」
森脇:そんな言葉使わねぇだろ!やめろよ。
有吉:コップも(投げる真似)。間があるんすよ。
森脇:ちゃんと映ってるかどうか確認して。でも結構みんなだまされて。
有吉:いいですね、なかなか。
森脇:前の人なんか、「はぁーっ。」ってね。
有吉:というわけで、だましましたがアンコールありがとうございました。
森脇:ありがとうございました。嬉しいですね。
有吉:最高ですね。というわけで、もうすこしだけ、お付き合いの方、
森脇:ひとつよろしくお願いします。えー、それじゃあアンコール1曲目聴いてください、「もう いない」。

「もう いない」

森脇:「もう いない」聴いていただきました。
会場:いる!
森脇:いる?えー、ま、猿岩石僕たちもですね、歌を始めてから、結構もう経ちますけど
有吉:経ちますね。
森脇:なんでここまで
有吉:はい。
森脇:持ってるかといいましたらですね、曲を作ってくれた、人たちが、あまりにも偉大だった。
有吉:すーごい。
森脇:それもかなりありますからね。
有吉:ホントに恵まれてますよ。
森脇:最初は、なんだろ、
有吉:藤井フミヤ、尚之兄弟、F-BLOODですね、
森脇:今ではF-BLOODです。今しかも、「白い雲のように」歌ってますからね。
有吉:ね。
森脇:それすごいありがたいですよね。
有吉:あと高見沢さんも作ってくれたし、
森脇:「ツキ」ですよ。
有吉:広瀬香美さんも作ってくれた。
森脇:「バイトの最後の日」。あとまぁ、河村隆一さん。Bro.KORNさん。
有吉:Bro.KORNさん。
森脇:すごいよね、メンバーが。でね。次も。
有吉:はい。
森脇:次出る新曲もですね、
有吉:3月18日に出る新曲なんですけども。
森脇:この人もまたビッグですよ。
有吉:はい。
森脇:さて、見てみますか、
有吉:はい。
森脇:その人は、この方です。

(画面に佐野元春さんが映る。2人、画面の横に立って、きをつけをして聞いている。)

佐野:こんにちは、佐野元春です。今回「昨日までの君を抱きしめて」この曲を書く前に、猿岩石の2人と、いろいろな話をしました。彼らの音楽のこと、彼らの人生のこと、彼らの仕事のこと、いろいろ話をしているうちに、曲のイメージが沸いてきました。それと同時に猿岩石の音楽を愛している、ファンの皆さんのことも思い浮かべながら、この曲を書きました。この曲が皆さんに気に入ってもらえると嬉しい、嬉しいです。えー猿岩石の2人は、今、全国ツアー中と聞きました。僕も長年、全国ライブを続けていますけれども、コンサートツアーはなかなか大変です。素晴らしいこともたくさん起こりますけれども、長いコンサートツアー中には、例えば熱が出てダウンしたり、そういうことがあります。きっと猿岩石も、また、彼らを支援しているミュージシャンたち、またスタッフの人たちも頑張ってツアーを続けて欲しいと思います。もちろん今夜も、集まってくれたファンの皆さんに彼ら素晴らしいショウを見せてくれると思います。僕も陰ながら応援させていただきます。また、最後になりますけれども、猿岩石の2人は、最後まで、ダウンしないように、頑張ってやりとおしてください。佐野元春でした。

森脇:はい。佐野元春さん。何回これ(*)やってるんでしょう?(*:手を広げる癖のこと)
有吉:何回やったでしょうね。
森脇:うん。そればっかり気になっちゃって。
有吉:ははは。
森脇:でもねぇ、すごい、ほんとあの、歌を作る前に、作るにあたってね、いろいろお話をしたのは佐野さんが初めてなんですよ。作る前にいろいろ話したの。僕らの今考えていること、何がやりたいのか、今まで生きてきてどうだったか、でみんなどう思っているのかいろいろ質問されて。それ答えて、で佐野さんが曲を作ってくれた。ね。
有吉:だからね、一番、何て言うんですかね、気持ちを入れて歌いやすいっていうか。そういったような感じで、
森脇:そのままですから。
有吉:自分たちの気持ちを歌っているって感じなんで。
森脇:はい。
有吉:では、さっそくですが、
森脇:はい。
有吉:新曲の「昨日までの君を抱きしめて」、聴いてください。

「昨日までの君を抱きしめて」

「白い雲のように」

森脇:みなさん最後です!みんなで歌いましょう!!

(大合唱になる。)

(間奏の間)
森脇:みなさん今日はほんとにどうもありがとうございました!!
有吉:ありがとう!また絶対、また絶対やってきます!!
森脇:仙台最高!!
有吉:いえーい!!また会いましょう!
森脇:それじゃあ最後までみんなで、元気に歌って帰りましょう。


森脇:またくるぜ!
有吉:ありがとう!!

(猿岩石&バンドのメンバーみんな前に出てきて、手をつなぎ、礼。)


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GigaHit 村田 崇 takashi@air.ne.jp