猿岩石 Concert Tour '98 “転がる石は止まらない”  
1998年3月14日(土) 秋田県・湯沢文化会館

3/14 秋田 | 3/16 仙台


〜会場の案内〜
本日は“猿岩石コンサートツアー'98 転がる石は止まらない”にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。開演に先立ちまして、いくつか注意事項をご説明させていただきます。館内へのカメラ、ビデオ、テープレコーダーの持ち込みはかたく禁止させていただきます。携帯電話の電源を、必ず切っておくようお願い申し上げます。また、携帯電話に付属した光るキーホルダーも、外しておくか、もしくは捨てちゃってください。光るキーホルダーは他人の携帯電話にも反応するため、これだけ大勢の人間が集まる会場内で放置しますと、誰かの電話で次から次へとピカピカピカピカ。まぶしいったらありゃしません。工事現場でないんですから、必ずお隠しになるようお願い申し上げます。また、“猿岩石コンサートツアー'98 転がる石は止まらない”、なんてオシャレにうたってはいますが、所詮はお笑いです。盛り上がりが少ないと本人たちの機嫌を損ねる可能性がございます。ライブを円滑に進行するため、心よりの盛り上がりをお願い申し上げます。ただ、盛り上がり過ぎても天狗になる可能性がございますので、お気をつけください。特に、顔の丸いほうよりフライデーされたほうにその傾向が見られます。
それでは、“猿岩石コンサートツアー'98 転がる石は止まらない”まもなく開演です。席についてお待ちください。


「オエオエオ!」

「少年の羽根」

MC1

有吉:どうもこんばんは、有吉です!
森脇:森脇です!
2人:猿岩石です!!

観客:きゃーっっ。

有吉:どうも今日はありがとうございます。
森脇:山奥の方までねぇ、来ましたよう。
有吉:やっと来ました。
森脇:秋田県。
有吉:秋田。
森脇:うわー。
有吉:湯沢最高!!
森脇:湯沢ねぇ。

観客:いえーい。

有吉:すごい。
森脇:秋田といえばですね、有吉君僕はね、きりたんぽ。
有吉:きりたん"ピ―――"ですね。
森脇:違う。きりたんぽ。ちゃんと言っていいから(笑)。後はあの、な・・・。
有吉:なめはげ!
森脇:なめはげ?!なまはげですね。うん。有名ですね。
有吉:後はですね・・・。えー。大自然ですね。
森脇:私、秋田人ていう人。
(観客の3分の1ないし2分の1ぐらいの人が手を挙げる。)
森脇:いやね。
有吉:これだけ多いとね、やっぱり「すんずれいしました。(?)」って感じですけれどもね。
会場:言わない〜
有吉:えー。ありがとうございます。
森脇:みんな家近い?
会場:遠い〜
森脇:近い?遠いよねぇ?
有吉:遠い。
森脇:なんかこの近くには20人ぐらいしか住んでないもん。
有吉:みんな穴に住んでるから。
森脇:ははは。
有吉:というわけで。次行きますか。このコンサートのために作ったこんな曲を聞いてください。

「君に会いに行こう」

(後ろの画面に湯沢の風景が映る。最後、会場の入り口で開場を待っている列が映され、女の子2人の顔(でも、1人は分かりずらい)で曲が終わる。)

MC2

有吉:ね。
森脇:ね。
有吉:(後ろの画面を振り向きながら)あれ?
森脇:あのこれは・・・。
有吉:今これ止まっている人、誰ですか?
森脇:誰?
(その女の子が手を挙げ、2人が見つける。)
有吉:2人?2人なの?
森脇:いや、2人いるよ。
有吉:2人?あ、あ〜っ。

有吉:これはですね、今日僕らがですね。駅から、えーと、市民会館ですか、まで来た道のりを、今日撮影したものをそのまま流したものです。結構映ってた方がいらっしゃるのではないかと。
森脇:みんな映ってた?
(観客がなんか答えている。それを見て、2人が何か言っている。)

有吉:でもねぇ、そうなんですよ、結構この街はいろいろ面白いものが結構あったりして。
森脇:ありますねぇ。
有吉:パナデリアアッキー。
(会場の一部、爆笑)
森脇:ファーストフードでしょ?これね。
有吉:このねぇ、ファーストフードがねぇ。お店の人がいたら悪いんですけどね、しけてるんですよこれが。
森脇:大人気ですから。
有吉:大人気なんですけどね。
森脇:っていうか、マクドナルドとかロッテリアとか見かけないから。
有吉:見ない。
森脇:ある?この辺。
会場:ないない。
森脇:いいよね、(?)集う集う。
有吉:ははは。
森脇:・・・あとねぇ。ジャスコあるでしょ?
有吉:ジャスコある。
森脇:ジャスコのね、あの、アクセサリーショップのね、"ハナ"ってトコがあんのよ。
有吉:はい。
森脇:そこにね、あの、時計を売ってんだけど、G-SHOCK・・・Gって書いてあるんだけど、値段見たらね、1980円。あれは、あくどいでしょう。
有吉:安売りでしょ?
森脇:違う。偽物だよ。
有吉:うそー。
森脇:うそー。じゃないよ。
有吉:じゃあ、俺これ・・・。
(腕につけている時計を外す。黒地に赤でGと書いてある。)
森脇:だって普通G-SHOCKだったらカシオなのに、これ、クローンって。
有吉:光んないからさぁ、レアなやつだと思って、じゃいらねーや。(と会場に向かって投げる。)
(3列目の男の子がキャッチする。会場騒然。)
有吉:(キャッチした男の子に向かって)それ1980円だよ?!
会場:ざわざわざわ・・・。

有吉:あのー、あれですよ。話変わりますけれども、あの、今日スポーツ新聞見ました?
森脇:見ないよ。みんなの年でスポーツ新聞なんて・・・
有吉:タカチノボルっているじゃないですか。高知東急(こうちとうきゅう)と書いてタカチノボル。名前駄目だってことになりまして、高知東生、東に生きるトウセイで、ノボル、タカチノボルなんですよ。
森脇:ああ、そうなの。
有吉:読み方なんでもいいんじゃないですか。別に本気と書いてノボルとか呼んでも。
森脇:何でもいいんじゃない。うん。特に芸名はね。・・・というわけで、僕ら今回これで
有吉:初のツアーを。えー。
森脇:なんか、あのコーナーから抑揚がない。
有吉:パナデリアアッキーで。
森脇:あれねぇ。
有吉:今回ね全国12ヵ所。
森脇:今回結構いろんなところを回るんですが。
有吉:またー、ある意味旅をしているということになりまして、僕らのデビューも旅からこういうふうに皆さんに知ってもらえるようになりました。なんか芸能界でも旅をしている。ね、
森脇:うん。
有吉:今回、僕らに旅がえー、ずっとつきまとう。えー、こんな曲を聞いてください。

「どうして僕は旅をしているのだろう」

MC3

有吉:(?)
森脇:あのー、間奏の間になんかあの、人の声が入っていたのは・・・
有吉:あの、今聞いてもらった途中でなんか人の声が入っていたのは、
森脇:なんなの?
有吉:あれはですね、バングラディッシュの方がですね、バングラ語でですね、いろいろコメントを残して、
森脇:コメント?
有吉:今の気持ちを、あの、バングラ人がですね、日本に出てきまして、
森脇:何て言ってるの?
有吉:あの、お父さん、お母さん、僕は、日本にきて、でも、日本にきて、お金を稼いでやっているんですけれども、なぜか幸せじゃありません。裕福だし、(?)、なぜこんなに幸せじゃないんだろう、それは、僕の大好きなお父さん、お母さんがいないからです。(会場から拍手が起こる。)女の方は、お母さん、お父さん、あなたの作った、えー、カバキ、カバキが食べたいです。カバキって、バングラ人がよく食べるんで、げんこつの形をしたですね、黒い(?)なんですけども。
森脇:あそう、えっ、食べたいねって言ってたの?
有吉:はい。
森脇:それだけ?
有吉:はい。
森脇:関係ないじゃない。
有吉:はい。
森脇:あ、そうですか。あれは入ってないよね、CDに?
有吉:CDには入ってない、今回特別に、
森脇:あーなるほどねぇ。こんなかにバングラディッシュの人がいたら泣いてるでしょうね・・・。
   じゃ、えー。次にいってみましょう。
有吉:はい。
森脇:僕らにも、こういう時代が、えっ、なんですか?

猿岩石の事件簿ベスト5!!
有吉:僕はですね、そういうことよりも企画にいってみたいなぁと思って。
森脇:ああそうですか。
有吉:えー僕らが、こういうコーナーを作ってみました。題して、
デケデケデケデケ・・・(ドラムロールが鳴る。)

2人:猿岩石の事件簿ベスト5!!
(後ろの画面に「猿岩石の事件簿ベスト5」の文字が出る。)

森脇:これは。
有吉:はい。これはですね。僕ら猿岩石のですね、いままで3年ぐらいですか、ま、歴史をですね、ひも解いてみまして、重大なニュースを、上位5位まで、まとめてみました。
森脇:なるほど。
有吉:それを今日ご紹介したいと思いまして。
森脇:なるほどねぇ。

第5位
有吉:それではさっそく参りましょう、第5位からです。
ジャンジャン(効果音が鳴る。)
(後ろの画面に「新人賞…総ナメ」の文字が出る。)

有吉:新人賞総ナメ〜。
森脇:やー。すばらしいですねぇ。(では次に?とかなんとか)
有吉:いや、あの、ちょっと待ってください、(画面に書かれた文字を見ながら)そうですね、なんかここにゴミのようなものが、書いてあるんですが。
森脇:あ、何も書いてないですよ。
有吉:新人賞総ナメ。いや、ちょっと待ってください、あのこのゴミのような部分、拡大できますか?
(「…」の部分に、「ノミネート」と書かれている。)
有吉:新人賞ノミネート総ナメですからねぇ。
森脇:結構ね、ノミネートの総ナメ難しいんですよ、ノミネート。選ばれちゃいけないですからね。
有吉:あのね、これね、新人賞ノミネートされるとね、発表されるまでは結構気持ちがいいものなんですよ。
森脇:新人がたくさん出てきてる中での3組に残されたという気持ちになるんだけど、
有吉:毎回毎回これだとね、最優秀新人賞と、とれないですよ、俺ら。俺らね、「最優秀新人賞は、知念理奈さんです!!」。どういう顔していいかわからないですよねぇ。
森脇:はいはいはい。あとは、
有吉:シャズナですか。シャズナにもねぇ、(?)声かけれないですよねぇ。
森脇:まあね、肩でもたたければ(?)。

第4位
有吉:(?)。じゃあいきましょう。第4位です。
ジャンジャン(効果音が鳴る。)
(後ろの画面に「羽賀研二謎の接近続く」の文字が出る。)

有吉:羽賀研二謎の接近続く!
森脇:あー。
有吉:これはですね。むかし僕らがですね、ちょっと前にですね、ファンクラブの友の会そこでも発表1回したんですよ、羽賀研二謎の接近。
森脇:そうそう。
有吉:えー、それがですね、1年ぐらい、半年ぐらいたった今でも、続いているんですよ、羽賀研二の接近は。
森脇:ははは。どういう風に接近しているんですか?
有吉:あのねぇ。わかんないんですけど、羽賀さんのつけているコロンのにおいが、よくするんですよ、どこにいるんだか分からないんですけど。
森脇:それはなに、家に帰ったりとか。
有吉:それで、あの、外にいろんなところに女の人がいますけど、なんかそのにおいがした後は、その女の人がなんかメロメロになっている。
森脇:うはは、
有吉:ぐったりしてたりするんですけどね。
森脇:ははは。こわいねぇ。・・・さるともの会員らしいですよ。
有吉:何で僕らにつきまとうのかわかんないんですけど。
森脇:(?)

第3位
有吉:というわけで、第3位は!!
ジャンジャン(効果音が鳴る。)
(後ろの画面に「猿岩石映画初出演」の文字が出る。)

有吉:猿岩石映画初出演。

(映画のVが流れる。)

森脇:あー、これ、見たっていう人。
(何人も手を挙げる)
有吉:あ、いますわ。でもね、これはね。あの、どこなんだろう。東京、大阪、名古屋、広島、福岡とかね、結構ちゃんとした街でしかやってない、秋田やってますか?
森脇:やってました?
有吉:これは4月1日に、えー、4月ですか、4月30日かな、にビデオの方が出ますんで、その時にまた見ていただければと思います。
森脇:うーん。ぜひ見てください。

第2位
有吉:それではさっさといきましょう、第2位です!!
ジャンジャン(効果音が鳴る。)
(後ろの画面に「紅白辞退」の文字が出る。)

森脇:はい。
有吉:紅白辞退!
森脇:辞退だからね。
有吉:あくまで辞退です。
森脇:ほんとですよ、あのー。
有吉:なんか世間一般ではね、"ら、く、せ、ん"とかいう言葉を使うんですけど、明らかに辞退です。辞退というところをね。
森脇:うーん。
有吉:僕らの中でも、えーそうですね、まぁ、来年、だから矢沢永吉とかのでないでしょ、なかなか。やっぱあそこって音が悪いからね。
森脇:あー、NHKホール。
有吉:なかなか音悪い。
森脇:来年も、
有吉:来年もきっと辞退。
会場:なんでー?
森脇:ま、出れないからね。(?)

第1位
有吉:いよいよ発表です。第1位は、
(ちょっと豪華な効果音が鳴る。)
(後ろの画面に「家子さん下痢まみれ」の文字が出る。そのあと、家子さんがお尻を出してしゃがみこみ、左手でお尻を押さえ、右手で「やめてくれ映さないでくれ」のポーズをしている写真が映る。)

森脇:家子さん下痢まみれ。これ誰か知っている人。ほー、結構知ってるもんなんですねぇ。
有吉:これはですね、僕ら猿岩石のマネージャーなんですけども、
森脇:(?)
有吉:これ、手で押さえているじゃないですか、お尻を。あれはもう、出てます。手を栓にしてますから。で、この後、この手が、をどけたときにぶわーっと出たんです。
森脇:ふはは、なるほどなるほど。
有吉:まぁ、こんな別に家子下痢まみれなんてニュースに興味もないでしょうから、
森脇:次に行きましょうか、1位ですからね、(?)
有吉:(?)
森脇:(?)
有吉:それほど僕らに重要な(?)
森脇:あのー、次、曲いきたいんですけど。
有吉:はい。
森脇:あの、僕ら猿岩石の曲って、ほらあの結構、あのキレイなメロディーの曲が(?)、すごくキレイな・・・(後ろの画面を振り返って)まだ映ってるよ、キレイだっていってんのに。
有吉:「見るな!」っていってんだから、消してあげれば、
森脇:消してあげればいいのに、・・・かわいそうだよ。
(家子さんの映像が消えていく、が、猿岩石が前を向くとまた映る。)
森脇:ま、今回もね、今から歌う
有吉:(振り向いて)消してくださいよ。
森脇:長い。
(一度消えるがまた映る。)
有吉:というわけで。僕らも(といいながら振り向く)・・・なんで、出てくるん、
森脇:はい。
有吉:また出てきた!もういいです、もういいです。
森脇:恐い恐い。夢に出てくる。これだけみんな来てれば、みんなの夢にでてくるからね。はい。というわけで。
有吉:はい。
森脇:僕たちにもこんな苦労した時代がありました。

「バイトの最後の日」

(座って歌う2人)

留守電の声:おかけになったお客様は、ただいま、電話に出ることができません。メッセージセンターに接続します。発信音の後にメッセージを録音してください。終わりましたら、#を押してください。ピーッ。
有吉:あ、と、有吉ですけれども、あー、何遍電話してもつながんないみたいなんで、あ、今度、手紙書きます。
留守電の声:(?)発信音の後に、ご用件をお話ください。ピーッ。
森脇:えーと、森脇ですけど、いっつも電話(?)、手紙でも書くわ。

「Love letter」

MC4 コント

ナレーター:西暦1998年、春。太陽系第3惑星地球の上に、静かなる地殻変動が起きようとしていた。命ある、青い地球を司る、人類の祖先ともいえる、猿。その猿の優れた遺伝子を、脈々と受け継ぎ、世紀末に現れた、2人の、猿。有吉弘行。森脇和成。猿のごとく俊敏で、岩石のごとく荘厳な、猿岩石と呼ばれたこの2人が、今宵この"転がる石は止まらない"ツアーにて、人類の更なる進化のため、そして、オゾン層を守るため、緑地の砂漠化を防ぐため、ここに、コントを解禁する。

(「太陽に吠えろ」のテーマ曲流れる。)
森脇:俺だ、なにぃ〜。犯人が立てこもってるだと?!分かった、すぐ行く。みんな集まってくれ。ちょうさんと山さんは、・・・ちょっとうるさいよ。奴さんの実家の方に向かってくれ。俺はジーパンとすぐ現場に向かう。行くぞ!ジーパン!
有吉:はい!
(裸に蝶ネクタイ、の有吉登場。靴下と靴ははいている。)

〜暗転〜

(裸に蝶ネクタイの有吉といたって普通の森脇。椅子に座っている。)
有吉:なんだよ、突然。
森脇:友達にも相談してみたの。みんな言うの、あなた、普通じゃないって。
有吉:普通じゃない。普通じゃないって言われれば、俺は(?)をやっているし、元モデルだった。でも、俺は今(?)。
森脇:そういう事を言っているんじゃないの。そういうことじゃないの。
有吉:じゃあ・・。俺には、ポリシーがあるんだ。でも、ゆずれない部分はゆずれないし、人間誰にもそういうゆずれない部分はあると思うし。だから、・・・蝶ネクタイだけは外せないんだ。
森脇:・・・そこは好きなの。
有吉:じゃ一体何が悪いんだよ、俺にはぜんぜん分かんないんだよ。(立ち上がる)確かにこんなO脚じゃ・・・。
森脇:O脚。あんたが元サッカー少年だったとか、そういうのはどうでもいいの。
有吉:じゃ一体何が悪いんだよ、俺にはもうぜんぜん分かんないんだよ。
森脇:やめてよ、喫茶店よ。・・手がきつねになってるわよ。
有吉:そんなに、いうなら、別れよう。でも最後に1つだけ聞かせてくれ、一体俺の何が悪かったんだ。
森脇:あなた・・・。あなたね。あなた、やさしすぎるの。

〜暗転〜

森脇:ナゾリンピック。アメリカ代表、森脇和成。
   位置について、用意、ぱーん。(手を大きく回しながら、横に移動している。途中でスピードアップする。)よし。

   (階段の上の段に座る)
   位置について、用意、はいっ。
   (一段ずつ降りる)
   よーし。

   ぴっ。(?)よーし。

   はい。もくもくもくもくもくもく・・・。はい天井、はいスマッシュ。
有吉:ぴーっ、はい森脇選手、89.5ポイント。

〜暗転〜
(有吉、白衣を着て座っている。タバコをふかし始める。)

有吉:えー。次の人、どうぞ。
(森脇登場。つらそうに入ってくる。)
有吉:えっと、じゃあ、2,3質問してもいいですか?
森脇:はい。
有吉:最近疲れ気味だ。
森脇:はい。
有吉:デートに行くなら、海と山どっち。
森脇:・・・山。
有吉:えーっと、結婚するなら、25歳以上だ。
森脇:・・・はい。
有吉:恋愛に臆病なBタイプ。
森脇:なに読んでんですか。
有吉:Hotdog読んでんだよ。
森脇:そんなもの読まなくても。
有吉:どうしました?
(有吉、森脇に向かってたばこの煙を浴びせながら話す。)
森脇:あの、頭が痛くて、ごほっ、ごほっ。(タバコにむせる)
有吉:あと咳も。
森脇:咳は先生のタバコでしょう。
有吉:頭痛い。
(有吉、聴診器をあてる真似をする。森脇タバコの煙に包まれてむせる。)
有吉:"ガゼ"だな。
森脇:・・風邪ですか。
有吉:ガゼだな。
森脇:ガゼ?ガゼって何ですか?
有吉:ガゼは、あの、風邪の咳のひどいやつ。
森脇:咳は先生の、
有吉:おなかも痛いんですね。
森脇:おなかも痛いんです。
有吉:痛い?これ痛い?(手の甲でおなかを押す)痛い?痛い?
森脇:いや
(有吉、森脇のほっぺたをたたく。)
森脇:いたっ。痛い。
有吉:痛い、おなか痛い。
森脇:おなかは痛くない。
有吉:痛くない?
森脇:痛いんですけど、
有吉:痛い?
森脇:今はほっぺたが痛い。おなかも痛い。
有吉:これあれだな。"もちょう"だな。
森脇:盲腸ですか、僕。
有吉:いや、もちょう。
森脇:もちょう?もちょうって何ですか?
有吉:もうちょうはねぇ、まぁ、盲腸の咳のひどいやつ。これは恐いな。この2つの症状が重なると、今流行している"インフルエンゼル"。
森脇:インフルエンザ?
有吉:インフルエンゼル。
森脇:インフルエンゼル?
有吉:インフルエンゼルは、昔でいうインフルエンジュー
森脇:それすら、わかんないよ。
有吉:まぁでも、ちょっと(?)うちにレントゲン撮ってみましょう。
森脇:レントゲン?恐いな、どっか悪いんですか?
有吉:えーっとじゃあ、ちょっと前かがみに。、前かがみ気味で、手は前で組気味モードで。えーじゃあ、えーちょっとパンツ脱いでみようか。
森脇:なんで?どういう。
有吉:脱げない。
森脇:脱げないですよ。
有吉:はい、じゃいきますよ。せいの、カシャ。じゃ2枚目いきまーす。せいの、カシャカシャカシャカシャカシャ・・・。
森脇:あーーっ、危ない!危ないよ、放射能。
有吉:何だよ、放射能って。
森脇:放射能知らないの?医者でしょう。
有吉:これが、君のレントゲン。
(画面に4本足歩行をしているだろう動物のレントゲン写真が映る。)
森脇:これ僕ですか?人間ですか?
有吉:だから、まぁ、特に問題は見られないよねぇ。ただ1つだけ気になるところがある。
森脇:はい。
有吉:あの、しっぽのあたり、影が見える。
森脇:しっぽって。
有吉:あの、首の付根の下あたりね。
森脇:首の付根?
有吉:あれ、影が飛び出てる。
森脇:影?
有吉:影。
森脇:ガン?
有吉:がん、かなぁ。"がんこ"だなぁ。
森脇:そんなことないですよ、結構柔軟な方です。あの、むしろ、流されやすい。
有吉:君の性格のこと言ってるんじゃないの。がんこっていうのは病気のことでしょう。
森脇:病気のがんこですか。
有吉:まぁ、ガンの子供っていうか。
森脇:ガン。
有吉:がんこっていうのは、ガンの、咳のでるやつ。
森脇:咳はあなたのタバコじゃないですか。
有吉:ガンだけに、ね、やっぱりほっとくとやっぱり捻挫とか、
森脇:捻挫するんですか!?
有吉:恐い?
森脇:そりゃ恐いですよ!なんなんですか、僕の病気は一体。
有吉:・・・おめでたですよ。

「Chiristmas」

(最後、森脇はける。有吉、ろうそくの明かりをともし、高く掲げたあと下に置いて、しゃがみこんでそれを見つめている。)

MC5

(森脇、衣装チェンジして登場。)

森脇:いつまでやってんの?
(有吉、走って逃げる)

森脇ソロコーナー

森脇:はい、というわけでですね。ここからはですね、私、森脇の、ソロコーナー。はい、えー、僕はですね、あのー、まぁあの元々ですね、ちっちゃい頃から、芸人になりたいと思ってなかった、元々はですね、で、まぁあの音楽が好きでバンドなんかもやってたんですけども、まぁあの、ギターなんかもちょこちょこいじくったりしてて、でまぁ、今日ですね、みんなに、驚かせようと思って、ギターを練習してきました。(ギターと山程ピックのついたマイクスタンドが出てくる。)すごいなこのピック!気持ちわりぃよ!これは、もう。ちょっと待っててね。(ギターをかける。)じゃあちょっとあの軽く、デモンストレーション。

(D,A,Dの後、演歌調の音楽を弾く森脇。)

森脇:ありがとう。えー、こんな感じです。あの、こんな感じで(?)、聴いてください。「淋しさに教えられて」。

「淋しさに教えられて」 (森脇'sギターバージョン)

MC6

森脇:どうもありがとうございました。「淋しさに教えられて」、聴いていただきました。実はね、このピック、オリジナルで、猿岩石の(?)。欲しい人。(とピックを投げる。)えー。あんまりあげすぎるとね、僕の分がなくなっちゃうのでね、あの、1個だけなんですけど。えー、じゃあ、続きまして、次、あの、どんどん行きたいと思います。えー今度は2曲目僕のソロを聴いていただきます。
有吉:森脇。(有吉登場。)なぜ、オンステージになってるんですか。猿岩石のコンサートなんで、僕にもやらせてください。
森脇:はい。
有吉:帰れよ。帰れよ!帰れよ!!
森脇:有吉君のソロコーナーをお楽しみください。

有吉ソロコーナー

有吉:えー、今日は、僕のソロコンサートにきてくれて、ありがとう。(?)最近の僕のことなんだけど、最近思っていることは、最近、すごく、切なく、何で切ないんだろうなってこう考えてみると、心から恋してるっていうか、本当の恋を、今していないからかもしれないんですけど。あと、なんかそういうことで気づいたのが、んー。僕は今日はみんなこうやって集まってくれているけれども、僕は、みんなのこと、好きじゃなかったのかなって。好きではなくて、愛しているんだな・・・。んー。今日はね、えー、森脇は今、ギターを弾いたんだけど、僕もひとつ(?)。(ポケットからハープを取り出す。)えー、こいつはブルースハープって言うんだけど、俺は森脇と違ってあの、ブルースハープを始めたのはもうかれこれ、15年ぐらい前、15年ぐらい昔はちょうど、ニューヨークの刑務所にいて。その刑務所の中で、僕は(?)の中の日本人、もうひとり、アメリカ人じゃない、えー、奴はブラジル人のフランコっていう、まぁそのフランコっていうのは今でも仲良くてバンドでドラムを叩いてくれているんだけど。まぁそのフランコに最初は勧められて、なんていうのかな、言葉の通じない国でも、こいつを使えば、気持ちが伝わるってことを教えてもらったんだけど、そっから始めて、でもまぁこれ以上言うと自慢になっちゃうから、やめとくけども、ただね、ほんとに今日はねこいつとセッションするのは久々なんで、ちょっと自信がないんです。ちょっとだけバンドのメンバー、いいかな、ちょっと合わさせてもらって、OK?OK?OK?OK?それではいいかな、ワン、トゥー、ワントゥスリッ、

(4小節ぐらいのデモンストレーション)

   ストップストップ。すごい、今日も、ハーモニカはないてた。いい音だ。1つだけ、1つだけバンドのメンバーに言っておくことがある。えー、音楽、音、音っていうのは、技術とかそういうんじゃない、気持ち、スピリットだから・・・。そこんとこ、よ、ろ、し、く。えーそれじゃ、今から歌うこの歌を、ダイアナ妃と故林家三平師匠に捧げます。「夜明けまでもうすぐ…」。

「夜明けまでもうすぐ…」 (有吉'sブルースハープバージョン)

MC7

(有吉上手にはける。森脇登場。)

森脇:えー。(?)。あのねぇ。今そこで暇だったんで、資料を見てたんですよ、湯沢の。私は湯沢だっていう人。
(何人かが手を挙げる。)
森脇:湯沢の人は結構少ないんですね、やっぱり。あのねぇ、知らない人が多いと思うんですけど、すごい祭りを発見したんですよ、湯沢の。えー、その名も「犬っこ祭り」。これなんなんですか?犬を雪で作る?・・・変なの。あとね、あの、こけしで有名なのね、湯沢ってね。こけし。
(有吉登場)
有吉:こけし。
森脇:そうなんですよ。
有吉:僕も結構湯沢のこと詳しいですよ。
森脇:まじで?
有吉:湯沢の人は、石ころを食ってる。
森脇:うそつけ、お前。ほんと?
有吉:うそですね。
森脇:うそ。おっかしいと思った。はい。
有吉:いろいろ僕もあるんですけどね、湯沢高校と湯沢北高はルーズソックスが禁止である。
森脇:ほんと?
有吉:えー、で、湯沢商業高校、通称商高ですが、
森脇:うん。
有吉:ここは、制服がかわいくですね、
森脇:うん。
有吉:えー、校則も厳しくなく、
森脇:うん。
有吉:ルーズソックスOKというですね、
森脇:うん。
有吉:バカ学校です。
森脇:バカ学校?まぁ、でもね、ルーズソックスとかはけてもねぇ。
有吉:はけても、
森脇:田んぼのど真ん中だもんねぇ。
有吉:そう、田んぼのど真ん中にあります。
森脇:意味ない。
有吉:意味ない。あとですね、中学生の情報も入手している、
森脇:中学生の人どのくらいいる?(1/3ぐらいが騒ぐ)あぁ、結構いますねぇ。
有吉:湯沢北中の人、えー、湯沢北中ね、はじめ先生っていうすごく面白い先生がいまして、湯沢北中の人しかわかんないと思うんですけど、あと湯沢南中の人は、あぁ、鈴木先生のハゲの具合はどういうもんなんですかね。
森脇:あ、中学生は昨日卒業?今日?昨日?
有吉:それはおめでとうございます。
森脇:おめでとうございます。すばらしい。
有吉:というわけで、湯沢(?)。
森脇:すごいねぇ。湯沢って、こけしで有名なんだね。
有吉:湯沢こけし?いやらしい街ですねぇ。
森脇:なんかないの湯沢?
会場:いぶりがっこ!
森脇:いぶりがっこう?
有吉:いぶりがっこうって何の学校なんでしょうかねぇ?
会場:たくわん!漬物!
森脇:あ、漬物ね。
有吉:漬物学校なんですね。
森脇:(?)
有吉:せいぜい漬物を作ってください。
森脇:というわけで、
有吉:はい。
森脇:こっからは、
有吉:えぇ。
森脇:バンバンバンバンと
有吉:はい行きましょう。
森脇:スピードを上げて
有吉:はい
森脇:ラストスパートで
有吉:最後まで行きましょう。
森脇:えー、猿岩石のですね、ヒット曲をメドレーで
有吉:はい。みんな盛り上がっていこう!
会場:いえーい。
森脇:(?)行くからねぇ、ついてきてよ、みんな。
会場:いえーい。
森脇:みんな行くぞ!
会場:いえーい。
森脇:(?)行くぞ!
会場:いえーい。

「君の青空」

「コンビニ」

「声が聴こえる」

森脇:はーい。とうとう最後になりました。
会場:えーーーーっっ。
有吉:なにおう。あー。最後はねぇ「ツキ」です。
森脇:「ツキ」。ツキでしょう。
有吉:後ろ大丈夫ーっ?いえーい。
森脇:(?)大丈夫?よっしゃー。
有吉:最後みんなで、歌って、思い切って
森脇:帰りましょう。

「ツキ」

(2コーラスまで歌って)

森脇:ちょっと途中休憩。ここら辺でね、ちょっとバンド紹介したいと思います。
有吉:いえーい。
森脇:ほんとにいい人ばかりでね。見たことあるっていう人いるでしょ?じゃ今日はね、なんかお題でいきましょう。
有吉:お題でいきましょう。
森脇:ただ普通にバンド紹介してもねぇ、
有吉:しょうがないですから。
森脇:そうですねぇ、えー、ベッドで、
有吉:ベッドで、
森脇:彼女を、
有吉:彼女に、
森脇:あ、"に"にしちゃった。
有吉:はい。
森脇:彼女に、
有吉:はい、
森脇:じゃ、聞かせたい曲。
有吉:ベッドで彼女に聞かせたい曲!準備よろしいですか?
森脇:まずは、ベースけいさん。
けいさん:「伊勢崎町ブルース(色っぽい声付き)」
森脇:のりのりだよ。
有吉:ははは。
森脇:どんなベッドシーンなんでしょうねぇ。
有吉:ねぇ、いえーい。次はキーボードおおともさん。
おおともさん:「ちょっとだけよ」の音楽
有吉:いえーい。これは彼女に何をさせたいんでしょう。
森脇:何をさせてるんでしょう。
有吉:"ちょっとだけよ"じゃねーよ。
森脇:すごいなぁ、じゃあ、あの1つ問題が発生しました。あの、こういうときにですね、1つ表現しずらい楽器が
有吉:楽器が。
森脇:その人いってみましょう。ドラムスせきさん。
せきさん:「メリージェーン(歌付き、っていうか、歌)」("On my mind"の部分を繰り返す。)
森脇:もう分かった、もう分かった、もう分かった。"オーマ、マ、オーマ、マ"言い続けられても。歌できましたねぇ。
有吉:ミュージシャンなのにえらい音でしたね、
森脇:リズム感は最高なんですけどね。
有吉:それではギターこういちさん。
こういちさん:「CAN YOU CELEBRATE?」
有吉:さすが、初めていいのが来たね。はい。
森脇:もう今風。
有吉:今風、うまい。
森脇:うまいね。もう秋田の人、(?)。
有吉:えぇ。
森脇:はい、というわけで、じゃ、最後リーダー。
有吉:リーダー。
森脇:バンドのリーダー。リーダーのことを業界用語ではバンマスと呼びます。バンマス、かつさん。
かつさん:ベッドでたばこを吸わないでぇ〜。
有吉:俺は前々から思うんだけど、かつさんとこういちさん、リーダー変えた方がいい。
森脇:絶対リーダーに向いているのはこういちさんですよね。
有吉:いや。
森脇:なんか目立とう目立とうとするからね。
有吉:じゃあ。
森脇:じゃあですね、今度はみんなと、一緒に歌っていきたいと思うんですが、あのちょっと練習したいと思います。
有吉:うん。
森脇:えー、ちょっとステージ(?)半分に分けましょう。この辺からこっち、森脇チーム。
森脇チーム:きゃーっ。
有吉:じゃあ、こっちは有吉チーム。
有吉チーム:いえーい。
有吉:よーろい、よーろい。
有吉チーム:よーろい、よーろい。
有吉:なんの掛け声だかわかんない。
森脇:今ね、歌詞が出るから、モニターに。だから、さびの部分ね「ツキ」の。それをみんなで、僕が合図したら・・・さんはい。
森脇チーム:HEY!HEY!どうにかなるだろう きっとうまくいくさ〜 HEY!HEY!やるだけやったら ツキは見放さないだろう〜♪
森脇:うん。まぁでもねぇ、有吉チームにかなうかどうかわかんないけど、結構いけてたんじゃ。
会場:いえーい。
有吉:有吉チームこと貧乏チーム!
有吉チーム:いえーい。
有吉:よーろい、よーろい、
有吉有吉チーム:よーろい、よーろい、よーろい、よーろい、
森脇:意味がわかんない、"よーろい"ってなんだよ。
有吉:じゃ有吉チームいきまーす。さんはい。
有吉チーム:HEY!HEY!どうにかなるだろう きっとうまくいくさ〜 HEY!HEY!やるだけやったら ツキは見放さないだろう〜♪
有吉:いえーい。
森脇:必死じゃない。
有吉:ぶさいくーっ。
森脇:どこまで盛り上がるんだか。よし。
有吉:はい。
森脇:じゃあですね。
有吉:はい。
森脇:みんなで
有吉:えぇ。
森脇:一斉にいきましょう。
有吉:一斉にいきましょう。
森脇:えー、これはもう最後ですからね、ねぇ、分かってますか?後ろもいいですか?みんなでいきましょう。さんはい。
(猿岩石&会場の大合唱、さびの部分4回まわし)

2人:ありがとう!!じゃーねー。


〜アンコール〜

(画面に楽屋の風景が映る。タバコに火をつける有吉。点滴を打っている森脇。)
森脇:お前何ヵ所歌詞間違えてるんだよ。てめぇのせいでな、せっかくのライブが台無しなんだよ。
有吉:誰に口きいてんだよ。
(有吉、立ち上がって)
有吉:人のこと言えんのかよ、ずいぶんとちってくれましたねぇ、森脇さんとやら。
(有吉、森脇が左手の甲にさしていた点滴をなぐって倒す。)
森脇:いてぇよ。
有吉:いてぇようにやってんだよ。
森脇:いてぇっつってんだよ。

(大乱闘になる。会場からもスタッフが走っていく。会場が騒然となり、気がつくとステージの左端にその画面を眺めている2人がいる。)

MC8

(画面に流れていた映像が巻き戻る)

森脇:あー巻き戻ってる。
有吉:巻き戻ってる、すごい、迫真の演技でした。
森脇:ねぇ。
有吉:いやー。まさか、だまされた人はいないと思うんですが、
森脇:いやー、ちょっと待ってください、結構ね、(口開けてぽかんとした顔を作る)やってた。
有吉:ねぇ。
森脇:見てた。
有吉:ねぇ、食いついた。
森脇:ははは。
有吉:結構僕ら演技いけますねぇ。
森脇:いけますねぇ。
有吉:それじゃ、バンドの、
森脇:うん、バンドのみんな〜。
有吉:すぐそこで待ってた。
森脇:ねぇ、結構ねバンドのみんなもね、演技うまいねぇ。
有吉:うまい。
森脇:ちょっと野島がね。うちのマネージャーの、僕らよりも年下のね、あの男がいるんですけども、今一つね・・・
有吉:何遍もねぇ、あの男のせいでねぇ、失敗してるんですよ。「やめてください。」みたいなこういった猿芝居をね、するんで大変なんですよ。
森脇:というわけで、アンコールどうもありがとうございました。
有吉:ありがとうございました。
森脇:すごい嬉しいですね。
有吉:というわけで、もうちょっとだけお付き合いいただけたらと
森脇:アンコール1曲目行きます、聴いてください、「もう いない」。

「もう いない」

MC9

森脇:ありがとうございます。
有吉:ありがとうございます。
森脇:「もう いない」でした。さ、えー、僕ら猿岩石はですね、まぁ、多くのですね、ビッグな人たちに歌をですね、作っていただいているんですけども。まず最初は、藤井兄弟
有吉:藤井兄弟ですね、
森脇:F-BLOOD、すごいですよ。
有吉:いま、F-BLOOD「白い雲のように」歌って、
森脇:そうですね。TVとかでね、これ猿岩石の曲で、って
有吉:そうそう俺ら友達だって感じでね。
森脇:嬉しいよね、
有吉:うれしいよね、すごい。あと高見沢さん。アルフィーの。
森脇:「ツキ」ね、Bro.KORNさん、「オエオエオ!」
有吉:河村隆一さん。
森脇:そうそう、あと、広瀬香美さんも「バイトの最後の日」・・・
有吉:すごいね、恵まれて、るんですよ、僕らね、
2人:そして
会場:佐野さん。
有吉:ゆうなよ。そしてね、今回の曲もね、3月18日に新曲が出るんですが、えー、その新曲「昨日までの君を抱きしめて」は、なんとこの人が作ってくださいました。
(画面に佐野元春さんが映る。2人、画面の横に立って、きをつけをして聞いている。)

佐野:こんにちは、佐野元春です。今回「昨日までの君を抱きしめて」この曲を書く前に、猿岩石の2人と、いろいろな話をしました。彼らの音楽のこと、彼らの人生のこと、彼らの仕事のこと、いろいろ話をしているうちに、曲のイメージが沸いてきました。それと同時に猿岩石の音楽を愛している、ファンの皆さんのことも思い浮かべながら、この曲を書きました。この曲が皆さんに気に入ってもらえると嬉しい、嬉しいです。えー猿岩石の2人は、今、全国ツアー中と聞きました。僕も長年、全国ライブを続けていますけれども、コンサートツアーはなかなか大変です。素晴らしいこともたくさん起こりますけれども、長いコンサートツアー中には、例えば熱が出てダウンしたり、そういうことがあります。きっと猿岩石も、また、彼らを支援しているミュージシャンたち、またスタッフの人たちも頑張ってツアーを続けて欲しいと思います。もちろん今夜も、集まってくれたファンの皆さんに彼ら素晴らしいショウを見せてくれると思います。僕も陰ながら応援させていただきます。また、最後になりますけれども、猿岩石の2人は、最後まで、ダウンしないように、頑張ってやりとおしてください。佐野元春でした。

有吉:えー、さて問題です。佐野さんは何回こう(*)やったでしょう。(*:手を広げる癖のこと)
森脇:むちゃくちゃやってましたもんねぇ。
会場:13回!
有吉:はずれです。これは(**)20回と数えますからね。(**:ひときわ大きく手を広げる)
森脇:1回でかいのがありましたからね、というわけでですね、とてもいい方でしたね。
有吉:そう、あのね、すごい感動しましたね僕ら、初めてですよ、曲を作る前に、猿岩石と話がしたいっていうふうに言ってきてくれて
森脇:事前にね、曲を作るにあたってね、
有吉:それでね、猿岩石の、今の気持ちとか、どう思ってる、これからどうしたいのかっていう話を、2時間ぐらいしたよね。2時間ぐらいして、それで、詞のイメージが湧いたということでこう書いてくれた
森脇:佐野さんのね、コンサートのリハーサルのスタジオ、そこに僕らが招かれてね。で、あの、はじめ座ってるわけよ佐野さんがね、で、「佐野元春です。」で、あのいきなり(?)って、「どうだい?」て言われても、わかんないよねぇ。これがミュージシャンなんだぁと思って、あぁ、カッコイイなぁと思って。
有吉:というわけでですね、さっそく聞いてもらいます。「昨日までの君を抱きしめて」。

「昨日までの君を抱きしめて」

「白い雲のように」

森脇:これが最後ですよ。みんなで歌いましょう!!

(大合唱になる。)

(間奏の間)
有吉:今日はほんとにどうもありがとうございました!!
森脇:ここ湯沢にきて、ほんとによかったと思っています!!
有吉:また、絶対に、戻ってきます!!
森脇:みんなで盛り上がって、一生懸命歌って帰りましょう。
有吉:どうもありがとう!


有吉:どうもありがとう!!

(猿岩石&バンドのメンバーみんな前に出てきて、手をつなぎ、礼。)


3/14 秋田 | 3/16 仙台
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GigaHit 村田 崇 takashi@air.ne.jp