番組宣伝VTRが流れた後 男性アナウンサー(以下、佐藤)「ま、今夜放送されます『HEY!HEY! HEY!MUSIC AWARDS』たくさんの方が出演します。」 女性アナウンサー(以下、杉浦)「はい、え、今夜7時からというこ とですから、もう本番まで4時間を切ってきたわけですけれど もメイン会場の代々木第一体育館に奥山さんが行ってます。 奥山さーん。」
リハーサル中の代々木体育館から中継。リポーターは奥山英志さん。 奥山さんが後ろの方の客席の通路のところに立っている。 スタジオと代々木第一体育館とをつないで、スタジオの2人のアナウ ンサーも時々、話に加わります。 奥山「はい、今ちょうどですね。」 佐藤「はい」 奥山「リハーサルが行われているところなんですが」 杉浦「あ、真最中?」 奥山「はい、それでですね、今ちょうど、(ステージの方を見て) 安室奈美恵さんがおりましてSPEEDが今、ステージに上がっ たところです。」 佐藤「ほーほーほー」 杉浦「あ、はい」 篠原の手が映る。 奥山さんの口調は非常にゆっくりで、固い感じです。 奥山「そしてですね、今日の出演者の1人」 佐藤「手が出てます。」 奥山「なんとも、人気抜群のですね、」 杉浦「この手は?」 奥山「今、手だけが映っておりますけど、篠原ともえちゃん。」 カメラが引いて、篠原、猿岩石が映る。 森脇、有吉、奥山、篠原という立ち位置。 篠原はシノラーファッションに派手なギター、 森脇君は青いシャツにチノパン。有吉君は赤いチェックのシャツに 森脇君と同じチノパン。2人とも同じ黒いスニーカーで一部色違い。 「HEY!HEY!HEY! MUSIC AWARDS」のエンディングで着てたものと同じ。 篠原「こんにちはー」 男女「こんにちはー」 篠原「どうぞよろしくお願いしまーす。」 杉浦「よろしくお願いしまーす。」 奥山「そしてですね、猿岩石のお二人にも来てもらってます。」 有吉「よろしくおねがいしまーす。」 佐藤「どうも、こんにちは。」 杉浦「こんにちはー、よろしくお願いしまーす。」 奥山「じっくりとですね、三方から色々話を伺いたいんですけれど も」 有吉「はい」 奥山「ちょうど今ですね、あのー、ステージの方でSPEEDのですね (猿岩石、篠原の3人がステージの方へ振り向く)リハーサ ルが始まるようですので、」 森脇「すばらしい」 奥山「ちょっと音の方で」 有吉「はい」 佐藤「ええ」 奥山「聞きづらくなると思いますんで・・ちょっと移動しましょう か?」 佐藤「(笑)はい」 有吉「はーい」 奥山「ちょっといいですか?」(スタジオに) 佐藤「はいはい」 4人横に並んだまま、カメラに向かってゾロゾロ歩いて、楽屋の様 な所へ行く。普段着
奥山「ちょっと静かな所でお話を伺いたいと思います。」 佐藤「(笑)なんなんだ?」 奥山「えー、たった今ですね、篠原ともえさんと猿岩石の2人は、 えー、リハーサルを終えたばかりなんですけどもね」 有吉「はい」 森脇「すばらしい」 奥山「すばらしい?」 有吉「すばらしい」 森脇「すばらしいですよ、今日は」 有吉「楽しいですねー」 奥山「楽しい?」 森脇「楽しいですよー。(強調するように)もう、色んな人が来て ますからねー。」 奥山「ともえちゃんも、もうリハーサル終わりましたね」 篠原「終わりましたよー、これからですよ。ジャカジャーン。(腰 をくねらせる)」 佐藤・杉浦「(笑)」 奥山「改めてここで自己紹介をしてもらいましょうか。じゃ、とも えちゃんからどうぞ。」 篠原「はい。(『ウルトラリラックス』流れる)超アーティストの 篠原ともえでございます。え、今日はですね、もうアーティ ストっぷりを。篠原、歌手なんですよ。」 奥山「あ、歌手なんですか?」 篠原「はい、何てこと言うんですか!歌手なので。えー今日はオー プニングで何とその模様をごらんになって、自慢しようかと 思って。今日はバンドで。篠原は。えっと、ラブラブオール スターズのみなさん、えー吉田健さんとかも、よっちゃんさ んとか、もー富田京子さとか、色んな方と超バンドで。」 奥山「今日はこれステージ衣装ですか?」 篠原「あ、もう違うんです。これは普段着です。」 杉浦「えー?本当にー?」 奥山「これ、普段着で・・・」 森脇「そんなんで普段着ー?(ブーイング)」 篠原「私服ですよー」 奥山「嘘でしょう?これであのー街歩いたりするんですか?」 篠原「いや、しますよ。」 杉浦「えー!?」 奥山「今日もやはりあのおだんごつけて(手でおだんごを指す)」 篠原「はーい(手でおだんごをさわる)」衣装
奥山「今日の何か、一番の売りは何ですか?ファッションの。」 篠原「今日はですね、腕パッチンです。(腕から1つ外す)見て下 さい、これを。(のばしてカメラに向けて見せる)」 森脇「あっそれ、くるっと」 杉浦「あー」 篠原「これをですね、猿岩石さん見て下さい。」 森脇君、腕を出す。この辺からスピードの『Go!Go!Heaven』が結構、 はっきり聞こえてくる。 篠原「バチッ、あー」(森脇の腕に腕パッチンをやる) 森脇「びっくり」 篠原「そうです、これを今日はもうステージのバンドのメンバーの みなさんにこうつけて、メンバーのみなさんをですね、シノ ラーにして今日は歌いたいと思いますので。」 有吉「みんないやいやでしょう。」(マイクが遠い) 篠原「え!?」 有吉「いやいやなんですよ。」 篠原「そんなことないですよ、みなさん喜んでこれしてますよ。 (まだ腕を出している森脇君の腕パッチンを指す) あ、似合いますよー、あげますー。」 森脇「あーありがとー、やったー」 奥山「あのー猿岩石の2人はこのファッションは」 森脇「これはー」 奥山「今日のステージ衣装?」 有吉「ステージ衣装ですよー」 男女「(笑)」 森脇「違うよ」 奥山「ステージ衣装って・・結構地味じゃないですか。」 有吉「何でですかー?え、何がですか?」 篠原「私服じゃないんですかー?」 森脇「これ、ダメ?」 奥山「・・(聞き取れません)な、なんかごく普通の青年って感じ がするけど。」 ここらへんで画面右下に(ワイドショーで良くあるやつです) 「 爆笑 生中継 シノラーVS猿岩石 歌で直接対決!! 」 の文字が出る。 有吉「いやまあ、僕ら素人臭いんで、それを大事にして・・」 森脇「そうそうそうそう」 篠原「似合いますよ。」 有吉「似合いますよって適当に言わないで下さいよ。」 篠原「え?なんで?そんなこと思ってませんよ。」 有吉「さっきもそれ私服じゃないんですか?ってイヤミ言ったじゃ ないですか。」 篠原「イヤミですかねー、そんなことないですよ。いつでもコーデ ィネートですよ。」 有吉「なーに・・」 森脇「何言ってん・・」 篠原「ジャカジャーン」 マイクが2本しかなく森脇君が1本とリポーターが1本で、リポー ターが3人分の声を拾わなくてはならず、ここの有吉君と篠原の言 い合いはほとんどマイクが追いついてませんでした・・押され気味
森脇「でも今日、ステージはですねー、もっとすごいです。もー、 すごいことが起こりますね。もー、見ててくださいよ。」 有吉「はい」 森脇「ね、本当に」 奥山「猿岩石は歌の方はプロ?」 有吉「いや」(小声で) 奥山「ですよね?」 有吉「プロ、プロじゃないです。」 奥山「プロじゃない?」 森脇「プロじゃないですよ。」 奥山「本業はあくまでも漫才師」 有吉「漫才やったことないですからねー」(首をかしげて) 佐藤・杉浦「(笑)」 有吉「はい」 奥山「歌の方はどっちが自信ありますか?」 篠原がカメラに向かって踊り始める。 有吉「まあ、森脇の方で、はい」 森脇「(篠原に)おい、ちょっとちょっと」 有吉「おい、ちょっ、もー」 杉浦「(笑)映ってないですよ、猿岩石が」 森脇「ちょっと!ちょっとー」 奥山「急に踊り始めましたけども、これはですね、」 森脇「なんだよーこの人」 奥山「SPEEDの音が漏れて来ていますので、その曲の合わせて、シ ノラー踊りが始まったところですけれども」 篠原「(『Go!Go!Heaven』サビ)イェーイェー、楽しみですねー」 奥山「あの、朝から寝るまでだいたいこのテンションで?」 篠原「あーもうこんな感じですね。踊ったりとか、してますよー。 えーもう、緊張してて、なんかすごいテンションが上がって るんですよ。歌を歌うんですよー。」 奥山「あー」 篠原「どうしましょうねー、見ててください(カメラに手を振る)」 奥山「でも、佐藤さん、」 佐藤「はいはい」 奥山「あのですね、えー、画面で見ると、非常にかわいらしいって 感じしますよねえ?」 佐藤「そうですね」 奥山「でも近くで見るとやはり年頃の女の子。そんな感じしませ ん?(猿岩石に振る)」 森脇「あー」 有吉「そうですねー」 森脇「そうですねー」 有吉「かわいらしい」 佐藤「あ、篠原さん、今年大学生ですよね、もうね。」 有吉「きれいな方で・・」 奥山「非常になんかきれいですよね。」 猿岩石「そうですね」 篠原「ほめてくださってありがとうございます。」 奥山「この春から女子大生。」 篠原「そうなんですよ。女子大生シノラーで」 森脇「えー?」 奥山「でも、女子大生っていう感じします?」 有吉「しないですね。」 森脇「しないですよー」 有吉「(篠原を指差して)だって見て下さいよ。(ちょっと間を置 いて)小六ぐらいじゃ・・」 奥山「小学校6年生くらいに見える?」 篠原「なんて失礼なこと言うんですか!もう大学生ですよー、もう 格好いいですよー」 奥山「格好いいですよね」 篠原「本当ですよ、ほら(ギターでポーズ)」 森脇「(笑)」 奥山「学校行く時もやはりこの格好で行くんですか?」 篠原「でも最近これで歩いてると殴られたりするので街で」 奥山「(爆笑)殴られたりするんですか?」 篠原「ええ、変装して歩いてます、こっそり」写真集
奥山「実はあの、猿岩石はこの間、本出しましたよね。」 猿岩石「はい」 奥山「それでなにかヘアヌードを」 有吉「あ、ヘアヌード披露しました。」 篠原「あ、いやらしいですね。」 森脇「(篠原に)見て頂けました?」 篠原「いやらしいですねー、良からぬですよ。」 奥山「でも、シノラーも実は」 篠原「そうなんです。篠原の本が出たんです。見てください。(本 をカメラに向かって見せる)」 奥山「写真集」 森脇「ああっ、やらしー!」 有吉「やらしー」 篠原「やらしくないです。」 有吉「やらしいですねー、これもう」 篠原「ね、もう超プライベートシノラーが、ほらっ、あっ(本を開 けて見せる)」 奥山「これは別にあの、ヌードとかそういうものは?」 篠原「なんてこと言うんですか!もう。」 奥山「そんなのじゃないですね。」 篠原「しませんよ」 有吉「(意地悪そうに)満載じゃないですか?」 篠原「見てください、かわいいですねー。」 奥山「それじゃあですねー、猿岩石も一緒にですねー、えー」 佐藤「はい、奥山さんありがとうございまーす。みなさんも頑張っ て下さいね。みなさーん、ありがとうございます。」 有吉「はい」
ここで、あえなくカメラの方はスタジオへ・・ 杉浦「ありがとうございました。えー、ということでこのHEY!HEY! HEY! MUSIC AWARDS もう豪華メンバーをお迎えしてですね、 今夜7時からご覧のチャンネルで一部地域を除いて放送いた します。どうぞ、お楽しみに」 佐藤「はい」 5秒程、再びさっきの中継の所が映ってCM。音声はなく、4人と もカメラに向かって笑ったり、ピースしたりしている。 最後のところで、街頭インタビューらしき音声が入る。