メレンゲの気持ち[前編]1997年3月29日(土) 12:00〜13:00 日本テレビレギュラー:久本雅美 高木美保 菅野美穂 ゲスト:猿岩石 立河宜子 三井ゆり ナレーション:清水ミチコ(敬称略) |
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オープニング
タイトルCGに重ねて、 ナ レ:「土曜のお昼を騒がせ続けて丸1年になりました。さあ今日もテン ション上げていきましょう!メレンゲの気持ち!」 久 本:「今日は何と、祝50回目!」 菅 野:「え!?すごい!」 高 木:「ウソー!」 久 本:「50回目の撮りですよ」 菅 野:「もう50回ですか?」 高 木:「いっちゃったんですか?」 久 本:「すいません、感動してんのウチらだけですよ」【観客の笑い、 以下同じ】 (客席に)「あ、メレンゲ来たの初めての方?」 大部分:「はーい」 久 本:「ほとんどだ〜」 菅 野:「あ、皆さん初めて」 久 本:「そうですか、これが高木美保ですよ〜」【笑】 菅 野:「私が菅野です」 久 本:「菅野でしょ。で私が〜」 菅 野:「めずらしい生き物です」【笑】 久 本:(一瞬妖怪顔で乗ってから菅野に突っ込む) 高 木:「菅野〜!」 久 本:「菅野ちゃん50回目だし(※聞き取れず)」【笑】 「今日はねホントにね、素晴らしいゲストです。もう平成のシン デレラボーイって言っていいでしょ」 菅 野:「そうですね」 久 本:「もういきなりドッカ〜ン!ですよ」 (ざわめく客に)「あ、皆さん楽しみでしょ?」 菅 野:「あ、でもちょっとなんか、ジャニーズ系を想像してません か?」 久 本:「あ〜、ジャニーズじゃないですよ、言っときますけど」【笑】 「はっきり言って。でも、嬉しいと思います」 菅 野:「うん」 高 木:「うん」 久 本:「今をときめくこの人です、猿岩石!」 『白い雲のように』に乗って猿岩石登場。客席は大歓声。 森 脇:「よろしくお願いします!」 久本、ガニ股で猿岩石を下からのぞき込む。有吉受ける。 森 脇:「よろしくお願いします!」 久 本:「もう、これが猿岩石ですよ皆さん」 「猿岩石初めて見た人」 客多数:「はーい」 久 本:「あ〜、そらそうだよね」 有 吉:「あ、初めまして」(礼) 森 脇:「よく見といて下さいよもう見れないかもしれませんからね」 【笑】 久 本:「そんなことない。今だってゴンゴン行っちゃって怖いもの知ら ずじゃん」 森 脇:「そう…」 有 吉:「『こわいもの知らず』っ…(笑)」 久 本:「いやいやほんとに」 森 脇:「いやそのゴンゴン行っちゃうのが怖いですね」 久 本:「そんなことない、そのまますっと落ちていけば」【笑】 森 脇:(笑) 久 本:「もう一方、もう色っぽいです。セクシーですよ」 高 木:(ナイスバディのポーズ) 5ショット。レギュラー3人がそれぞれ同じくらいの身長なので、猿岩石 の二人(公称有吉172cm,森脇170cm)が突出して見える。 菅 野:「猿岩石って大っきいんですね」 有 吉:「はい?」 久 本:「え?」 菅 野:「あ(笑)、ごめんなさい。すいません進行してるのに」 有 吉:「あ、あははい」 菅 野:「猿岩石大きいですね」 久 本:(妙にウケて、高木に抱きつく) 有 吉:「もう何回かお会いしてるんですから」 森 脇:「ね」 有 吉:「ええ」 菅 野:「(笑)ごめんなさい。(客席に)や、なんか思ったより大きくあり ません?」 観 客:「あ〜」 菅 野:「なんかもうちょっと小っちゃい…」 森 脇:「そうですか?」 有 吉:「皆さんがでも小っちゃい…」【笑】 森 脇:「そう、そう」 高 木:「悪かったわね」 有 吉:「いやいや…」 久 本:「菅野さん、しゃべっていいですかね?」 菅 野:「あっ、すいません!」【笑】 久 本:「元クラリオンガールの立河宜子さん!」 森 脇:「おっ」 有 吉:「おっ」 立河宜子登場。 立 河:「もう!呼び込むの遅いよ!」 菅 野:「ごめんなさい」 立 河:「すごい緊張して裏でドキドキしちゃった」 有 吉:(笑) 久 本:「ドキドキしちゃったよね。このバカがすいませんね」 猿岩石:(笑) 菅 野:(※聞き取れず) 久 本:「今日でもなんか、いつもと違うじゃない」 立 河:「何で?」 久 本:「いつも肌、露出してんじゃん」 立 河:「してないじゃん」 久 本:「してるよ。ここ(ももの横)割れててこっから足がガー出てたり とか、ヘビのタイツはいてたりとかするじゃん」【笑】 立 河:(笑)「T.P.O.に合わせてるんです私は」 久 本:「T.P.O.に合わせて、今日は何、ちょっと上品なメンバーだか ら」 立 河:「うん」 久 本:「上品にしてきたということで」 立 河:(お嬢様風の作り声で)「そう」 久 本:「そうですか、ま、ウソ臭いメンバーで」【笑】 立 河:「ちきしょう!」 猿岩石:(笑) 久 本:「今日はよろしくお願いします」 猿岩石:「お願いしま〜す!」 久 本:「まずはキャイ〜ンの世界食べ歩き IN TOKYOからどうぞ」 <VTR『キャイ〜ンの世界食べ歩き IN TOKYO』> キャイ〜ンはトルコ料理の店へ。一番驚いたのは辛くて伸びるアイスク リーム"アジュルドンドルマ"。トルコの想い出
VTR明けで一同拍手。 久 本:「う〜ん、トルコ料理ですか〜。変わった感じでおいしそうでし たね〜。アイスクリームとか食べてみたいな〜。どうですかト ルコは?」 有 吉:(不敵な笑み) 久 本:「…あっ、猿岩石はトルコはもう」 有 吉:(笑) 久 本:「思い出いっぱいだね?」 有 吉:「はい」 久 本:「ああ」 有 吉:(似非大阪弁で)「行きましたで〜」 森 脇:(乗るでもツッコむでもなく反復)「『行きましたで〜』」 久 本:「なんか中途半端な言葉喋ってるな『行きましたで〜』て」 「食べ物は」 有 吉:「あのアイスクリーム食べましたよ」 久 本:「食べた?」 高 木:「ウソ?」 有 吉:「伸びるやつ食べましたよ」 久 本:「どんな味?」 有 吉:「あれね、露店で売ってるんですよ」 森 脇:「そう」 久 本:「お、あ、じゃあ…」 有 吉:「あれでパフォーマンスするんですよ」 森 脇:「そう。(左手に器を持って右手でびょ〜んと伸ばす仕草)パ フォーマンスするんですよ」 有 吉:「(同じような動きで)ピッ、伸ばしたり」 久 本:「水飴細工するみたいに」 有 吉:「そうそう」 久 本:「日本にあるみたいに」 森 脇:「そうなんです」 久 本:「そういうパフォーマンスして、売ってるんだ」 有 吉:「そうなんですよ」 久 本:「で、どういう?辛いってどういう辛さ?」 有 吉:「あ、辛いのは食べたことないですね」 久 本:「え、で〜【笑】。今辛いの出てたじゃない」 有 吉:「甘いやつ」 久 本:「甘い」 有 吉:「ええ」 久 本:「全部が伸びるんだトルコのアイスって」 猿岩石:「伸びます伸びます」 久 本:「何で?」 有 吉:「な?里いも?」【笑】 高 木:「ウソ?」 菅 野:「え?」 森 脇:「いやいや。憶測で物を言うなよ」 久 本:「またいい加減なことを」 有 吉:(笑) 久 本:「ウチら行ってないの信じちゃうよなあ。また重ね重ね嘘つくな あ」【笑】 森 脇:「そ、気をつけて下さい、嘘つきますから。平気で」 久 本:「ホントよ〜」まるい性格はいつから
久 本:「あのー宜ちゃんは」 立 河:「はい」 久 本:「猿岩石はやっぱり、電波少年で」 立 河:「見てましたよ〜。ずっと見てましたよ〜」 森 脇:「あ、ありがとうございます」 久 本:「ずっと見てましたか」 立 河:「う〜ん、お疲れさまでした〜」 猿岩石:「あどうもありがとうございます」 久 本:「大変だったね〜」 立 河:「であたし一つ聞きたいんだけどね」 久 本:「あ、いいねえ」 立 河:「二人ともね」 猿岩石:「はい」 立 河:「お仕事(96年の『おねだり姫』)でお会いしたこともあるんだけ ど」 有 吉:「ええ」 立 河:「丸いじゃない性格が」 久 本:「ああ〜はいはい」 森 脇:「はい」 有 吉:「はい」 久 本:「穏やかだよね」 立 河:「穏やかじゃない?」 森 脇:「はい」 立 河:「で、向こう行って帰ってきて穏やかになったのか」 有 吉:「ええ」 森 脇:「はい」 立 河:「それとも元々そのキャラだったの?」 森 脇:「あっ」 久 本:「ああ、いい質問ですね〜」 観 客:「う〜ん」 久 本:「どうなのそのへんは」 森 脇:「あ、僕は元々丸かったです」 久 本:「あ、えホント?」 森 脇:「え、僕そうですよ?」 久 本:「あんまり怒らないタイプ?」 森 脇:「え、全然怒りません」(無理矢理ほほえむ)【笑】森脇は元暴走族
久 本:(感心)「ホント〜」 「マジで見てそうなの?アンタ見て、有吉は、どうなの?」 有 吉:「や、ホントね、暴走族とかやってたんですよ」 久 本:(笑)「ヘヘヘ」【笑】 高 木:「ウソお」 森 脇:(まだ無理矢理のほほえみ) 有 吉:「でも、でも、優しい暴走族なんですよ」 久 本:「ああ〜、気の弱〜い」 有 吉:「そうなんですよ」 久 本:「ああ〜」 森 脇:「常に安全運転です」【笑】 久 本:「常に安全運転?」 菅 野:「暴走族の意味ないじゃないですか!」 森 脇:「そらそうですよ。危ないですからもう。飛ばすと」 立 河:(笑) 久 本:「じゃ暴走族入んなよお前」【笑】 猿岩石:(笑) 久 本:「じゃ、有吉はどうなの?」 有 吉:「あ、僕も昔からすごく優しい人間で」 森 脇:(笑) 観 客:「え〜」 有 吉:「そうですね」 久 本:「お前でも、酔っぱらってたよなあ」 有 吉:「ええ」 久 本:「あの、ずっとごはん食べれなくて」 画面左下にはベトナムでの有吉の泥酔シーン。 森 脇:「ええ」 久 本:「たまたま行った所で『水くれ』って言ったら『酒飲め』っつっ てガンガン飲んで、あの後泣いたりわめいたり怒ったりねえ」 森 脇:「ええ」 有 吉:(うなずく) 久 本:「最終的に、半白眼(はんぱくがん)で死んでたよ」【笑】 一 同:(笑) 有 吉:「ハンパクガン…」 久 本:「ホントに。(※聞き取れず)」 森 脇:「そう。僕3倍疲れますよ。あのときって」飛行機に乗った理由
高 木:「や私ホントにテレビでね、心から応援してたんですよ」 猿岩石:「あ」 久 本:「そういう人がいっぱいいたのよ〜」 高 木:「そう。で泣かされたりしたのね」 有 吉:「はい」 森 脇:「ええ」 久 本:「だまされただまされた」 高 木:「そう」 有 吉:「何でですか!?」 森 脇:「ちょっと待って下さい」 有 吉:「真剣!ホント!」 高 木:「そう。その上であたしは、あえて聞く」 猿岩石:「はい」 久 本:「行け行け」 高 木:「どこまでホントに歩いたの?」 「どっから飛行機乗ったの」 森 脇:「あ〜なるほど」 久 本:「飛行機乗ったことは事実だもんな」 有 吉:「はい」 久 本:「これはもう言っときましょう」 有 吉:「はいはい」 森 脇:「はい」 久 本:「何で乗ったの?」 森 脇:「それは、全部、ディレクターの命令です。『乗れっ』って言わ れたから『はいっ』」 久 本:「それ、でも突然言われて、メチャクチャ嬉しかったでしょ?」 森 脇:「嬉しいですよ」 久 本:「どことどこだっけ?あれ」 森 脇:「え〜っと、まずタイ→ミャンマー、ミャンマー→インド」 久 本:「これは、ど、どういう…」 有 吉:「あのね、危ない、らしいんですよ」 久 本:「らしいね」 有 吉:「国と国が仲悪かったりして」 久 本:「危険だったんだ」 有 吉:「ええ」 高 木:「国境の辺りとかけっこうやばい」 有 吉:「そうらしいですね」 森 脇:「地雷とか埋まってるらしいですからね」 久 本:「え〜っ!」 立 河:「やだ〜!」 高 木:「行ってみればよかったのに」【笑】 久 本:「おい!」 森 脇:「今『泣いてた』って言ってたのに」 高 木:「そんな経験できるのって」 久 本:「めったにないよね」 有 吉:「(笑)したくない」 森 脇:「(笑)1回しかできませんよそんなの」 久 本:「そうだな。1回踏んで『あ、こんなもんだったんだー』」(飛ん でいく)【笑】 有 吉:「(笑)終わりですよ」 森 脇:「感想言えないじゃないですか」 有 吉:「はい」帰国後の猿岩石
久 本:「帰ってきてさー、全国の人が『お帰りー!』ってなったけ ど」 森 脇:「ええ」 久 本:「帰ってきて仕事がホントに変わったじゃないですか」 森 脇:「変わりましたね」 久 本:「もう、いきなりボンボンボンボン大物と会うから」 森 脇:「そうなんですよ」 久 本:「そのへんどうなの?」 森 脇:「いや〜だからなかなか、何て言うか、いけないことなんですけど、 素人気分が抜けないんですよね」 久 本:「あ〜」 菅 野:「こないだも、加藤茶さん…3時間スペシャルの時に、加藤茶さん 見て喜んでたり、突っ込まれてましたよね」 森 脇:「ええ」 有 吉:「嬉しいっすよもう」 久 本:「そりゃ嬉しいよな」 有 吉:「すごい嬉しい」 久 本:「あたしも最初加藤さん、『うわぁ〜茶さんだ〜』と思って」 【笑】 有 吉:(笑) 久 本:「感動するよね。んで加藤さんがパーンて突っ込んだら、『もう、 一生忘れない〜』とか思うもん。今は逆ですよ。いっぱい突っ 込んでますけどね」【笑】 一 同:(笑)猿岩石 あこがれの芸能人
久 本:「一番好きだったお笑いの人って誰だったの?」 森 脇:「お笑いっていうか歌手でもあるんですけど、僕所さんが大好き だったんですよ」 高 木:(納得)「う〜ん」 久 本:「所っちいですよね〜」 森 脇:「ええ。でこないだ見て感激ですよ」 久 本:「所さんともうお会いしてねえ〜」 森 脇:「ええ」 久 本:「有吉は」 有 吉:「僕ね、ホントお世辞でもなんでもなく僕久本さんがすごく好き で」 久 本:「ホントかよお前。早く言ってよもう〜」【笑】 「ごめんなさい殴ったりなんかしちゃって〜」 有 吉:「いやいやそんな」 久 本:(指をくわえて)「ふだんちょうでもないんでちゅよ〜」【笑】 森 脇:(笑) 菅 野:「さあメレンゲ写真館いきましょうか!」 久 本:「お〜い!」【笑】 猿岩石の昔のコントの映像(森脇のキレのいいツッコミ)と立川のトーク の画に重ねて、 ナ レ:「CMのあとは門外不出、猿岩石のマル秘VTRと、立川宜子のアノ 話!?」暴走族時代
久 本:「さあ、メレンゲ写真館ですか?」 菅 野:「はい、猿岩石の写真館です、どうぞ」(二人の写真を出す) 二人の高校時代の写真。森脇は「ツッパリ」の格好で黒いベッドに座 り、腕を組んでいるている写真。有吉は上半身裸で、なにやら力を込めて いる写真。どちらも雑誌などで出たことのある物。 久 本:「うわ」 高 木:「怖。ホントに暴走族になってる〜」 菅 野:「うわ〜」 久 本:「おいおい。でもあれ、有吉くんは何やってるんですか?」 有 吉:「僕これはあの、アントニオ猪木のまねをしてるところです」 久 本:「ああいたいた。クラスに必ず二人ぐらいはいたな」【笑】 「これ家で撮ってたのか」 有 吉:「(笑)はい」(写真で有吉の後ろに障子が見える) 久 本:「自宅でやってたんだ」 有 吉:「そうです」【笑】 久 本:「陽気なぼっちゃま!おぼっちゃま〜」 「そいで森脇はすごいよこれ。何コレ。あさっき言った暴走族時 代」 菅 野:「不良だったときの」 森 脇:「そうですね」 立 河:「でもさ、救いはまゆ毛が太いとこだよね」 森 脇:「ああ」 久 本:「あ、そうだね」 立 河:「不良って剃っちゃうからね絶対」 森 脇:「あ〜ええ、ええ」 久 本:「ないとかね」 森 脇:「ええ、ええええ、」 久 本:「もう一本一本だけど、だから。でも相当あれだね、悪い感じだ けど、どうなの?暴走族以外にカツアゲしてたりとか、なんや なんやと」 森 脇:「カツアゲされたりはしてましたけどね」【笑】 久 本:「弱いじゃん」猿岩石誕生秘話
「いつも二人で遊んでたの?」 森 脇:「や、あの〜」 久 本:「そうでもない?」 有 吉:「こいつがグレ始めてから僕は遊ばなくなって」 久 本:「グループが違って」 有 吉:「ええ」 森 脇:「そうですね」 久 本:「んでまた二人で、猿岩石やろうって言ったきっかけって何な の?」 森 脇:「や、ある日突然家に…僕はもう働いてたんですけど、まあこの 子(有吉)もフリーターでやってたんですけど、ある日突然家に 来て、『芸能人にならない?』」【笑】 久 本:「有吉が」 森 脇:「お笑いって言わないんですよ。『芸能人にならない?』って言 うから、僕も『(微笑)あ芸能人か〜』と思って、僕もいい な〜って思って、『じゃあ行こうよ行こうよ。いつ行く の?』ったら『三日後』って。で三日後に、何にも、持たず に」 久 本:「東京出てきたの」 森 脇:「ええ」 有 吉:「はい」 久 本:「それから大変だったんだよな。東京ドームの周りで、5日間」 森 脇:「そうですね」 有 吉:「そう、ですね」 久 本:「5日間、あの〜」 有 吉:「野宿を」 久 本:「野宿したんだよね」 「もうこの仕事はぴったりだったワケよ」【笑】 菅 野:(笑) 久 本:「もう」 高 木:「才能があったんだね」【笑】 有 吉:(笑)猿岩石 無名時代
久 本:「やっぱ食事とか一番大変だったすか」 森 脇:「そうですね」 久 本:「ちゃんと食べてた?」 森 脇:「いややっぱり1日1食」 久 本:「あ〜」 森 脇:「食べれるかたべれないか」 久 本:「そう言うもんだよね」 森 脇:「はい」 久 本:「何食べてたの?」 森 脇:「や僕らバイトで、賄いを」 久 本:「賄いしながら」 菅 野:「うん」 森 脇:「はい」 久 本:「てことは、昼ご飯とかついてるわけだ」 森 脇:「そうですね。夕方1食食べて終わり」ティッシュがきしめん
有 吉:「でもお金が、夏休みの時期とかあるじゃないですか。そうする と1週間ぐらい何にも食べれなくなるんで、ティッシュを破い、 破くじゃないですか、破いて、きしめんみたいにするんです よ」 久 本:「おいおいおいおい」 有 吉:「きしめんにして、鍋に、お湯としょう油を入れて、昆布をいれ てダシをとって、きしめんにして食べてたんです」 観 客:「え〜」 立 河:「うえ〜、や〜、やだ〜」 久 本:「だったらそれいれなくてスープ飲んでればいいじゃない」 有 吉:「でも、食べたいじゃないですか、麺、とかを」 久 本:「口が、こう…」 有 吉:「そうそうそうそう」 久 本:「噛みたいんだ!」 森 脇:「そうなんですよ」 久 本:「噛みたいんだ!」 高 木:「お腹にたまるものをね」 有 吉:「そうなんですよ」 森 脇:「でも、それは噛んだらまずですよ」 久 本:「へ?」 有 吉:「噛んだらティッシュに戻ってしまうんです」 森 脇:(笑) 久 本:「そうか、つるつる〜っとやんなきゃいけないの?」 観 客:(驚き)「へぇ〜」 久 本:「すんごいなあ〜。カラダ的に大丈夫だったの?」 森 脇:(事も無げに)「大丈夫でしたね」 久 本:「いやいやいやいや…」【笑】猿岩石 幻のコント
久 本:「そのね、猿岩石がなんと、皆さんあんまり見たことないと思い ます」 森 脇:「え?あ、何ですか?」 久 本:「ネタ。マル秘VTRのネタがあるんですよ」 観 客:「え〜」 森 脇:「えマジで?」 高 木:「初めてじゃない!?」 久 本:「ええ。ちょっと見てみましょう。笑いどころがないかもしれま せんけれども」【笑】 森 脇:「ありますあります、ありますよちゃんと」 VTRが出ると、画面左下には"1996年1月12日放送しんバラ THE NEXT GENERATION"とある。これは『シェ猿岩石』pp.134〜136に掲載されている "カラオケボックス"というコント。 有吉はカラオケボックスの店員で、森脇は彼女の「リカちゃん」と来て いる客という設定。 有吉は茶髪に怪しいメガネで、今より数段「シュール系」な格好。森脇 の方は今と大して変わらない。髪は短い。 有 吉:「うちはワンドリンク制になっておりまして」 森 脇:「ビール2つ」 有 吉:(指を3本立てて)「あ、すいません2つで」 森 脇:「3つになってます」【笑】 有 吉:「あ、すいません、2つですね」(両手の人差し指を立てて、腕を からませる) 森 脇:「何だよこれ!」(その動きをまねて) 「『これ』で2つだって」(横の彼女に) 「あ、じゃ、俺もう早速、歌うね」(彼女に) (シャ乱Qの"ズルい女")「♪な〜ぜこ〜ない〜こないこ〜ない〜こ ないこ〜ない〜」(すでに歌はうまい) 有 吉:(皿を持ち、ドアを開けて入ってくる)「♪おさしみ〜」【笑】 森 脇:「頼んでないでしょ!」 有 吉:(キザに)「お待たせいたしました、お刺身でございます」(跪く) 森 脇:(頭をはたいて)「いや頼んでないよ!」【笑】 「刺身頼んでないよビール!」 有 吉:「あっ、すいませんビー…」(皿を森脇の足元に投げつける) 【笑】 森 脇:(よける)「何やるんだよ〜!」 有 吉:(お刺身を片づけながら)「すいませんビールでしたよね」 森 脇:「ビールだよ〜」 有 吉:(刺身を一切れ口に入れ、足早に立ち去る) 森 脇:「あ食べた!」【笑】 (彼女に)「変なカラオケボックス入っちゃった」 有 吉:(ビールを持って入ってくる)「ごめんなさい、すいませんでし た」(彼女にグラスを渡す) 森 脇:「それだよぉ」 有 吉:(森脇にビールを持たせ)「すいません」 森 脇:(独り言)「(※聞き取れず)持ってこいってんだよ」 (栓を抜き、にこにこ顔で彼女に注ごうとする) 有 吉:(ビールを持って力士声で)「あいじゃ〜、とりあえずお疲れさま でした〜」 森 脇:(驚いて有吉のほうを見る) 有 吉:(グラスを高々と掲げて)「乾杯〜!」 森 脇:(その手をぐいっと下げさせて)「乾杯じゃないだろ!」【笑】 「何でお前が乾杯するんだよ」 スタジオも笑ってVTR明け。高木の笑い声をバックに有吉は両手を頭の後 ろにやって恥ずかしそう。 久 本:「ねえ」 森 脇:「恥ずかしい」 久 本:「恥ずかしい?」 「何本ぐらいネタ有るんだっけ?」 有 吉:「え〜、ネタは60本ぐらいありますけど」 久 本:「ホント?」 有 吉:「ええ」 森 脇:「はい」 有 吉:「使えるネタは2本」【笑】 久 本:「ものすごい寂しい(※聞き取れず)」 有 吉:(笑)7才でグアム旅行
久 本:「さ、次は立河宜子ちゃんのメレンゲ写真館いってみましょう」 森 脇:「楽しみ」 菅 野:「立河さんの写真館です。ジャン」(写真のパネルを見せる) 有 吉:「ジャン」 立河の子供時代の写真?小首を傾げ、ストローをくわえて何か飲もうと している。あどけない表情に豪華な椅子がアンバランス。 久 本:「あかわいい〜!」 森 脇:「あ〜」 観 客:「かわいい〜」 高 木:「かわいい〜!」 久 本:「これ、宜ちゃん変わってないね〜」 立 河:「おんなじ顔してるでしょ?」 久 本:「うん!」 立 河:「変わってない」 久 本:「いくついくつ?」 立 河:「これはね、7歳ぐらいかな。小学校2年生ぐらいだったと思う」 久 本:「むちゃくちゃかわいいよ!」 菅 野:「口元の表情とかそっくり、…そっくりじゃなくて、今と同じ で」 立 河:(笑) 久 本:「お前、そっくりって、違う人じゃないんだから」 立 河:「本物だって」 森 脇:「やちょっと待って下さい、すごい椅子に座ってますね」【笑】 久 本:「そう、それが気になる」 立 河:(笑)「これね、家族でグアム旅行かなんか行ったときの」 有 吉:「グアム!」 一 同:「お〜」 立 河:「写真なんですよ」 有 吉:「グアムですよ〜」 高 木:「レストラン?」 立 河:「レストランなんですよ」 久 本:「7歳でグアム行ったの?」 立 河:「なんかね、ウチ成金なんですよ」【笑】 久 本:「かっこいいな」 「お父さんがいきなりドーン!いったんだ?」 立 河:「そう。ドーン!いって、なんか一応見栄っ張りで、行くかって。 まだドル、1ドル250円の時代ですよ」 一 同:「お〜」 立 河:「行ったの」 久 本:「行ったんだ?」 立 河:「あんまり覚えてないんだけど」【笑】 久 本:「そこだよな」 立 河:(笑) 久 本:「唯一覚えてるっていったら何?グアム行ったっていうのは」 立 河:「うーん、ナマコがいたっていうぐらい」 久 本:「あ〜」 高 木:「あ〜、あるある」 森 脇:「ナマコいるんすか?グアムに」 「わ、イメージ崩れたなんか今」 久 本:「いっぱいいるよ。グアムって」 立 河:「ぐぢゃぐぢゃぐぢゃぐぢゃっていっぱいいるんだよ」 菅 野:「そうなんですか?」 森 脇:「あのきれいな海にですか」 立 河:「うん」 久 本:「あたしも行ったことないけど、うわさで聞いただけだけど」 【笑】 一 同:(笑) 森 脇:「さも行ったような言い方しましたね」クラリオンガール裏話
ナ レ:「立河宜子、クラリオンガールのマル秘裏話っ!」 立 河:「クラリオンガール募集っていうのが、雑誌に載ってたの」 久 本:「うん」 立 河:「んぉっ!?って思って、じゃオーディションしてみましょ〜っ て言って」 久 本:「送って」 立 河:「送って、3サイズとか書いて」 久 本:「書いたんだ、ちゃんと」 立 河:「ウソばっか書いて」 久 本:「ウソばっか書いたんだ!?」【笑】 森 脇:「(※聞き取れず)ですか?」 久 本:「ホントはどうだったの?」 立 河:「ウソだよぉ。履歴書に書いたのは、86-59-88、87か8って書いて たのかな」 久 本:「ホントは何だったの?」 立 河:「本当は、90-66、とか7とか、あと93、4あったと思う」 久 本:「でもそれもすごいじゃん」 森 脇:「すごい」 久 本:「90いくつあって」 立 河:「だから、単なるでぶっちょだったのよ。それでね、水着審査が あるんですよ」 久 本:「あー、あるわなー」 立 河:「ね?水着に着替えるでしょ?で、こう座るんですよ。で審査員 の人がこういう怖〜い目で」 久 本:「上から下までだ」 立 河:「(イヤな役人のような声)『立河さん、サイズに偽りはありませ んか?』」【笑】 (笑)「…言われて」 森 脇:「そういう言い方なんですか」 立 河:「そう」 有 吉:(※聞き取れず) 久 本:「おらぁ!来たぁ!」 立 河:「来たぁ!と思ったけど、(お嬢様ふうに)『ございません』」 【笑】 久 本:「お〜、いい度胸してるよ。どういうこと聞かれるの?」 立 河:「うーん…」 久 本:「ちょっと参考までに聞いとかないとね〜」【笑】 有 吉:「意味ない、意味ない」 森 脇:(※聞き取れず) 有 吉:「意味ない、意味ない、意味ない」 高 木:「何の参考?」 久 本:「クラリオンガール23代目かも知んないよ。わかんないよ〜アン タ〜」 猿岩石:(なにやら二人でウケている) 立 河:「あのね、年齢制限があるの」 高 木:(爆笑) 立 河:「23才未満」 久 本:「年齢制限あるんだ?」 有 吉:「ええ」 立 河:「23才未満なのよ」 有 吉:「あ〜ダメだ」 久 本:「ダメだった。あと2年前だよ」【爆笑】 一 同:(爆笑) 森 脇:「(※聞き取れず)じゃないですか」 久 本:「もう」 「何人ぐらい受けたの?」 立 河:「えーとね、あたしの時がね、5千…」 森 脇:「えっ!」 立 河:「600人ぐらい」 森 脇:「5千…」 久 本:「すげぇ〜」 高 木:「(※聞き取れず)がすごいんだよね」 立 河:「みんなほら、クラリオンガールになったら有名になれる〜!と 思ってその勢いでオーディション受けるんだけれども、実際1年 間の任期ってすっごく大変なんですよ」 久 本:「例えば?」 立 河:「ま基本的には、クラリオンの製品を置いていただいてるカー用 品店とかに、やれ『クラリオンガールが来ます!』とかって告 知があって」 久 本:「『来る〜!』っていうのが」 立 河:「『来る〜!』って。それで、サイン会やったりとか、"ジャンケ ンゲーム"とかやったりするんだ」 久 本:「うん〜」 森 脇:「ありますあります」 観 客:「ああ〜」 久 本:「それはやっぱり、初めての体験できつかったですね」 立 河:「きつかったですね、だからね」 久 本:「移動移動…」 立 河:「移動移動、あと毎日知らない人に何十人も会うでしょぉ?」 久 本:「ああ〜そうだな〜気い使うわな〜」 立 河:「すっごいストレスたまっちゃって」 久 本:「そうだね〜」 立 河:「7キロ太ったんですよ」 久 本:「え、おい!」【笑】 「やせたんじゃないのかよ!」 森 脇:「やせるんじゃないんですか普通?」 高 木:(爆笑) 久 本:「普通やせるんだろうに太ったか!?」 「食いに走っちゃったんだ」 立 河:「もう食べ、飲みに」 久 本:「アンタ…」 立 河:「走っちゃって」 久 本:「1年間の契約で7キロ太ったらあんたクラリオンガールじゃなく なっちゃうじゃないのよ」 立 河:「こんなに(顔直径2倍くらい)だからね一時期めちゃめちゃパンパ ンだったときの写真とかあって、もう60キロ近くまで太っ ちゃったときあるの」 久 本:「はあ〜。行くとこ行くとこで水着用意されたりとかそういうイ ヤ〜な思いしたことはなかったんですか?」 立 河:「大丈夫。『水着はやりません。イベント会場ではやりませ ん』って」 久 本:「言い切ったから」 立 河:「って会社が言っといてくれたから」 高 木:「ああ〜」 久 本:「じゃ、(体に沿ってナイスバディの手つき)まちょっとセクシー めな、この…」 有 吉:(突如吹いて、口をじゅるじゅるとすする) 久 本:「何鼻で笑ってんだよ」【笑】 有 吉:「そうやってやるたびに僕らここ見るじゃないですか」 久 本:「見て見て見て見て」 有 吉:「気分悪くて」【笑】 久 本:「な、気分悪いって、(持っていたクッションをテーブルに叩きつ け)お前ちゃんと見てないだろ。ちゃんと見ろよ!」(立ち上が って有吉の顔のあたりに胸を近づける) 有 吉:「あ゙〜!」(のけぞる) 久 本:(座って、江戸っ子風に)「一人殺しやしたよ。ハッハッハッハ」 高 木:(爆笑)高木のミス時代
久 本:「高木さんもですね、実はミス」 高 木:「あ゙〜」 立 河:「ミス」 久 本:「ミス」 高 木:「も〜いいよ〜それ〜」(顔を隠してソファーにのけぞる) 久 本:「ミス、ミス、準ミス、アイスクリームなんです」【笑】 画面左下には"昭和58年準ミスアイスクリーム"の文字とともに受賞時の 写真が。今の面影は全然ない。 一 同:(笑) 森 脇:「アイスクリーム?」 立 河:「え、どんなことすんの?」 久 本:「聞きたいね。どんなことしたの?」 高 木:「えーだからあたしはね、事務所とかが、水着はやりませんって 言ってくれなかったから、やっぱりアイスクリームとか置いて あるお店とかに行くわけ」 久 本:「(※聞き取れず)じゃん」 高 木:「でもアイスクリーム置いてあるお店って言ったら、スーパーの アイスクリーム売場なのよ」 久 本:「あ、そっちに限定されちゃう」 菅 野:「寒いね」 森 脇:「(※聞き取れず)なんだ」 高 木:「そう。そこの前で水着着て、王冠かぶって」 菅 野:「うわ〜」 高 木:「たすきかけて、『アイスクリームいかがですか?【笑】アイス クリームいかがですか?』ってこうやってさ、カップにさ ちょっと一盛りしてさ、おしゃじ、乗っけてこうやって(差し出 して)、試食会?」 久 本:「なるほど!」 高 木:「みたいのやったりね〜」 久 本:「そりゃ、春夏秋冬全部ですか?」 高 木:「やった〜」 久 本:「冬寒いときにも?」 高 木:「やったよ」 森 脇:「お〜」 久 本:「水着着て?」 高 木:「なんか、鮮魚売場みたいな所行って」 久 本:「や、寒ーい」 高 木:「水着で、こんな鳥肌立てながら、こうやって(作った顔で)笑っ て写真とか撮った」 立 河:「う〜わ〜」 久 本:「だから痔になったんだ」【笑】クラリオンガールポスター
高 木:「クラリオンガールってさ、ポスターがいっつもすごい素敵じゃ ない」 久 本:「あ、セクシーね、セクシー」 高 木:「あれ、撮った?やっぱり」 立 河:「うん、撮りましたよ」 高 木:「今あるの?それ」 立河がデビュー当時のポスターを出す。恥ずかしそうな素振りは見せな い。セミヌード。 立 河:「これが、デビュー一番最初の時の」 高 木:「スゲ〜」 一 同:「うわ〜」 久 本:「かわい〜」 久 本:「また乳持ち上げてますね〜」【笑】 立 河:(笑) 久 本:「高木さんヨダレもんですねこれ」【笑】 森 脇:(笑) 久 本:「ムチャかわいいよこれ」 高 木:「顔があどけないのに乳ばっかりデカくてさ」【笑】 立 河:(笑) 高 木:「このアンバランスの魅力がすごくいいよね」 久 本:「いい。すごくいい」 森 脇:「プレミアとか付いてるんじゃないですか?」 久 本:「つくでしょうね」 森 脇:「このポスター」 立 河:「あと、これ」(別のを出す。今度は水着) 菅 野:「あかわいい〜!」 高 木:「これかわいい!」 菅 野:「うわ〜キレイなからだ」 字 幕:19代クラリオンガール 立川宜子(当時22才) 久 本:「な〜違うわ宜ちゃん若い若い。22才であのあどけなさは(※聞き 取れず)」 高 木:「でもそんなそんなきれいな時がさ、そんなきれいな形で残って るっていいね」 久 本:「いい」 立 河:「あ〜」 久 本:「いいこと(言う)…(高木)姉さんだって残ってるじゃない」 【笑】 高 木:(のけぞって笑) 立 河:「そうだよ!」 久 本:(たすきを模して)「準ミスアイスクリーム」 字 幕:CMのあとは 猿岩石が作るプロ の味 巨大ハンバーグ ナ レ:「巨大乳房のあとは、猿岩石有吉がバイト時代覚えたプロの味、 巨大ハンバーグ!」御用達
エプロン姿でキッチンに全員集合。 久 本:「さあ、有吉くんが」 有 吉:「はい!」 久 本:「作って下さるんですけども」 有 吉:「はい」 久 本:「今日は何を?」 有 吉:「僕は下北沢で」 久 本:「はい」 有 吉:「"食いしん坊"という店でバイトしておりまして」 一 同:(感心)「ふ〜ん」 有 吉:「その時ですね、巨大なハンバーグを」 久 本:「おえ?」 森 脇:「巨大」 有 吉:「ぼくが焼いておりまして」 久 本:「すごいじゃん」 有 吉:「いろんな芸能人の方にも」 久 本:「ホント?」 有 吉:「ジョニー大倉さん」 久 本:「ジョニー大倉さん!」 有 吉:「大山のぶ代さん」 久 本:「大山のぶ代さん!ドラえもん!」 有 吉:「すごいでしょ」 立 河:「渋め!」 久 本:「渋めじゃない?」 有 吉:「そうですよ」 久 本:「あと?」 有 吉:「オンリーです」 久 本:「オンリーかい?」【笑】 森 脇:「はい」 ここで出来上がりの画とともにナレーション。 字 幕:プロの味 巨大ハンバーグ ナ レ:「食べ応え満点!猿岩石流超ビッグハンバーグ、材料はこちらで す」
牛もも肉 | 400g |
豚肉 | 100g |
玉ねぎ | 1個 |
食パン | 1枚 |
牛乳 | 大さじ3 |
卵 | 1個 |
塩 | 適量 |
こしょう | |
ナツメグ | |
バター |
エイリアン
有 吉:「まずはですね、えー、肉を、引きます」 久 本:「こっからやるんだよ」(肉は"カレー用"くらいのかたまり) 一 同:「おー!」 立 河:「や、すごーい!」 久 本:「それでね、やっぱりね」 有 吉:「はい」 久 本:「ミンチにした方が新鮮でいいんだよね」 有 吉:「そうなんですよね」 久 本:「やって下さい。わったしこれ…」 森 脇:「大丈夫かな」 台の上にはミンチを作る器械がある。上から肉を入れ、手元のハンドル を回すと前面からミンチが出てくる仕組み。 有 吉:(肉を入れながら)「これがえっとね、豚です」 久 本:「豚」 有 吉:「はい」 立 河:「豚なの?」 字 幕:牛肉4:豚肉1 有 吉:「はい、今日はあの、4:1の割合で、ちょっとね」 「もものですね、イイ肉をちょっと今日は使っております」 久 本:「お〜」 有 吉:(ハンドルに手をかけ、入れた肉の上を押さえながら)「ちょ、見 ててください」 久 本:「見てる見てる、楽しみ楽しみ」 有 吉:「楽しみですか?」 久 本:「うん、見たことない」 有吉がハンドルを回すと、器械前面のアナからミンチがにゅるにゅると 出てくる。見ようによっては気持ち悪い。 字 幕:牛肉・豚肉をひき肉にする 久 本:「うわ〜!」 菅 野:「気持ち悪〜い!」 森 脇:「ぅわっ、生きてるみたいなんか」 久 本:「気持ち悪い」 立 河:「うわ、うわ〜」 高 木:「なんか地球外生物が襲ってきたみたい」【笑】 森 脇:(笑) 久 本:「エイリアンだー」 森 脇:「具体的な…」 この後、森脇・菅野・高木が次々にミンチ器を楽しむ映像。 ナ レ:「けなしながらも、みんな結構童心に帰って楽しんじゃってます ねえ。肉をミンチにしたあとは、どうするんでしょう」鮮やか?
熱したフライパンでバターを溶かしている有吉。 有 吉:「で、熱したフライパンにみじん切りにしました玉ねぎをですね え、あの、黄金色になるまで」(玉ねぎ投入) 森 脇:「え、ちょっ、『コガネイロ』?!」【笑】 字 幕:玉ねぎ(みじん切り)をバターで炒める 高 木:「きつね色」 森 脇:「きつね色とか、あめ色とか」 有 吉:「きつね色になるまで」 久 本:「やっぱり何、自分で家で料理したりとかすんの?」 有 吉:「そうですね」(玉ねぎを宙に浮かせて返す) 久 本:「おっ!」 森 脇:「おっ!」 久 本:「おーバラバラにこぼれた」【笑】 立 河:「鮮やかだったけどねえ」 菅 野:「大丈夫」 森 脇:「ねー。大丈夫?」 場面変わって、今度は森脇が慣れた手つきで炒めている。有吉は食パン をちぎってボールへ。 字 幕:食パンを細かくちぎって牛乳でしめらす ナ レ:「玉ねぎを炒めてる間に、食パンを細かくちぎって牛乳でしめら せます」鮮やかの理由
ひき肉の入ったボールに有吉が玉ねぎを入れている。 有 吉:「先ほど炒めました玉ねぎ」 久 本:「はい、はい」 立 河:「はい」 有 吉:「はい、えー」 字 幕:炒めた玉ねぎ・食パン・卵を肉に加える 立 河:「冷まして下さいねよくねー」 有 吉:「はい!」 「パン粉」(牛乳に浸した食パンを入れる) 久 本:「はい」 有 吉:「そして、卵を」(左手に持つ) 久 本:「はい」 有吉、卵を片手で持ったままテーブルにがしっと叩きつけ、ボール上空 でぐしゃっと握りつぶして中身を強引に投入。 立 河:(笑) 久 本:「おいおいおい」【笑】 森 脇:「ちょっと待って、ちょっと待って」 久 本:「ぐちゃぐちゃ、ぐちゃぐちゃ」 森 脇:「ちょっと待って!」 「今、うまいように見えたけど、うまいように見えたけど」 立 河:「 久 本:「ぐちゃぐちゃだったよお前」 高 木:(割れた卵の殻を両手に持って)「握りつぶしただけじゃないです かこれ」(それをゴミ用ボールに入れる) 有 吉:(卵の殻を両手で隠す)「(※聞き取れず)っすよ。見えない(※聞き 取れず)」 久 本:「スピードとね、あとね、顔でごまかした」 味つけをし、ミンチを混ぜる有吉の手。 字 幕:塩・こしょう・ナツメグで味つけをする ナ レ:「ミンチ思うんだけどー、ミンチにー、玉ねぎー、食パン、卵入 れてー、さらにー塩こしょう・ナツメグで味つけしてー」 字 幕:よく混ぜる ナ レ:「なじむようにー、よく混ぜるんだって。ハンバーグって簡単だ よね?」鮮やか!
有吉はまだミンチを混ぜている。ボールには両手で持ってちょうどいい くらいの量のミンチが入っている。 有 吉:「巨大ハンバーグ」 久 本:「おお、いいね」 立 河:「えこれ、全部使うの?」 有 吉:「はい」 立 河:「えーすごいねー」 森 脇:「これで一個?」 立 河:「これ一個?」 有 吉:「そうですよ」 立 河:「え?」 久 本:「ホント?」 一 同:(息をのむ) 久 本:「半分でいいんじゃない?」 有 吉:(一瞬間をおいて)「ま、そう言うなら」【笑】 久 本:「なんやそれ」 森 脇:「急に弱気んなっちゃった」 有吉、ボールから半分の量のミンチを取り出す。それでも普通の2倍近く ある。 有 吉:「半分で、ちょっと、やりますんで」 久 本:「はい、どうぞ」 有吉、右手を下、左手を上にして、その間でミンチをパシパシ往復させ て空気抜きをする。が、うつろな視線は右上前方のあらぬ方向を見ている。 森 脇:「どこ見てんだ」【笑】 「どこ見てんの?」 立 河:(笑) 久 本:「ホントだよ。どこ見てんの?」 有吉、ミンチを取り落とす。幸いボールの中落下。 久 本:「あーあー、落としてるよ」 森 脇:「ほらやっぱり」 久 本:「落としてるよ!」 有 吉:「これはあのー、空気抜きと言いまして」 久 本:「はい」 有 吉:「これが難しいんですよね〜」 字 幕:両手で空気ぬきをしながら形を作る 有吉、今度は手を左右にしてミンチを往復させる。するとハンバーグら しい形が出来てくる。 久 本:「あっ、形が変わってきたー!」 立 河:「あっ、すごーい!」 森 脇:「おー」 立 河:「見直したぜい」 久 本:「ホントだー」 立 河:「すごいすごい」 久 本:「すごーいよ有吉」 有 吉:(笑) 森 脇:「うまそうに見えるよ」 立 河:「上手上手!」 有 吉:(久本・立河のいる右側を見て、またよそ見) 久 本:「上手だねやっぱさすがバイトしてただけはあるねぇ」 有 吉:「あそうですか?あーうれしい」 空気ぬきをやめ、右手の上で形を作る。巨大なミンチは手のひらからは み出し、指先から垂れ下がるようになっている。 久 本:「マジで有吉くん」 有 吉:「あーありがとうございます」 久 本:「うん!」 有 吉:「はい」 周りからも空気ぬきのパチパチ言う音が聞こえている。 久 本:「うん。乗っけて乗っけて」 有 吉:「はい。で、これをですね」さらに伸ばす
ミンチを鉄板の上に持っていき、手のひらを逆さにする。ミンチは鉄板 へはがれ落ちる。 有 吉:「はい、乗せます」 久 本:「うお〜」 字 幕:油をひいた鉄板で焼く 有 吉:「はい」 立 河:「ワラジみたいだね」 久 本:「ワラジだよホントに」 森 脇:「お〜」 「イイにおいしてきましたよ」 一方、立河と菅野は、ミンチの空気ぬきをやっている。ミンチを往復さ せるテンポが二人同じ。 立 河:「気持ちいいねえ?」 菅 野:「(※聞き取れず)して」 有吉はお好み焼きに使うへらを両手に持ち、ハンバーグを押さえている。 久 本:「マジマジいいにおいしてる」 有 吉:「これさらに」 久 本:「ほ!」 有 吉:「ここから引き延ばします」 久 本:「引き延ばす!」 有 吉:「え」(へらで肉を押さえるようにして、徐々に広げる) 久 本:「さらに」 有 吉:「はい」 久 本:「ぺたーんと」 有 吉:「はい」 久 本:「押しつぶすんだ?」 有 吉:「ええ」 「ま、今日はこれぐらいにしまして」(形を整える) 久 本:「うんオッケー」 森 脇:(ちょっと鼻で笑う) 久 本:「お前池乃めだかさんか?」【笑】 「『今日はこれぐらいにしといてやろう』」 森 脇:(笑)