SPHERE メレンゲの気持ち[前編]

    1997年3月29日(土) 12:00〜13:00 日本テレビ
    レギュラー:久本雅美 高木美保 菅野美穂
    ゲスト:猿岩石 立河宜子 三井ゆり
    ナレーション:清水ミチコ(敬称略)
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    PAW オープニング

     タイトルCGに重ねて、
    ナ レ:「土曜のお昼を騒がせ続けて丸1年になりました。さあ今日もテン
         ション上げていきましょう!メレンゲの気持ち!」
    
    久 本:「今日は何と、祝50回目!」
    菅 野:「え!?すごい!」
    高 木:「ウソー!」
    久 本:「50回目の撮りですよ」
    菅 野:「もう50回ですか?」
    高 木:「いっちゃったんですか?」
    久 本:「すいません、感動してんのウチらだけですよ」【観客の笑い、
         以下同じ】
        (客席に)「あ、メレンゲ来たの初めての方?」
    大部分:「はーい」
    久 本:「ほとんどだ〜」
    菅 野:「あ、皆さん初めて」
    久 本:「そうですか、これが高木美保ですよ〜」【笑】
    菅 野:「私が菅野です」
    久 本:「菅野でしょ。で私が〜」
    菅 野:「めずらしい生き物です」【笑】
    久 本:(一瞬妖怪顔で乗ってから菅野に突っ込む)
    高 木:「菅野〜!」
    久 本:「菅野ちゃん50回目だし(※聞き取れず)」【笑】
        「今日はねホントにね、素晴らしいゲストです。もう平成のシン
         デレラボーイって言っていいでしょ」
    菅 野:「そうですね」
    久 本:「もういきなりドッカ〜ン!ですよ」
        (ざわめく客に)「あ、皆さん楽しみでしょ?」
    菅 野:「あ、でもちょっとなんか、ジャニーズ系を想像してません
         か?」
    久 本:「あ〜、ジャニーズじゃないですよ、言っときますけど」【笑】
        「はっきり言って。でも、嬉しいと思います」
    菅 野:「うん」
    高 木:「うん」
    久 本:「今をときめくこの人です、猿岩石!」
    
     『白い雲のように』に乗って猿岩石登場。客席は大歓声。
    
    森 脇:「よろしくお願いします!」
    
    久本、ガニ股で猿岩石を下からのぞき込む。有吉受ける。
    森 脇:「よろしくお願いします!」
    久 本:「もう、これが猿岩石ですよ皆さん」
        「猿岩石初めて見た人」
    客多数:「はーい」
    久 本:「あ〜、そらそうだよね」
    有 吉:「あ、初めまして」(礼)
    森 脇:「よく見といて下さいよもう見れないかもしれませんからね」
        【笑】
    久 本:「そんなことない。今だってゴンゴン行っちゃって怖いもの知ら
         ずじゃん」
    森 脇:「そう…」
    有 吉:「『こわいもの知らず』っ…(笑)」
    久 本:「いやいやほんとに」
    森 脇:「いやそのゴンゴン行っちゃうのが怖いですね」
    久 本:「そんなことない、そのまますっと落ちていけば」【笑】
    森 脇:(笑)
    久 本:「もう一方、もう色っぽいです。セクシーですよ」
    高 木:(ナイスバディのポーズ)
    
     5ショット。レギュラー3人がそれぞれ同じくらいの身長なので、猿岩石
    の二人(公称有吉172cm,森脇170cm)が突出して見える。
    菅 野:「猿岩石って大っきいんですね」
    有 吉:「はい?」
    久 本:「え?」
    菅 野:「あ(笑)、ごめんなさい。すいません進行してるのに」
    有 吉:「あ、あははい」
    菅 野:「猿岩石大きいですね」
    久 本:(妙にウケて、高木に抱きつく)
    有 吉:「もう何回かお会いしてるんですから」
    森 脇:「ね」
    有 吉:「ええ」
    菅 野:「(笑)ごめんなさい。(客席に)や、なんか思ったより大きくあり
         ません?」
    観 客:「あ〜」
    菅 野:「なんかもうちょっと小っちゃい…」
    森 脇:「そうですか?」
    有 吉:「皆さんがでも小っちゃい…」【笑】
    森 脇:「そう、そう」
    高 木:「悪かったわね」
    有 吉:「いやいや…」
    久 本:「菅野さん、しゃべっていいですかね?」
    菅 野:「あっ、すいません!」【笑】
    久 本:「元クラリオンガールの立河宜子さん!」
    森 脇:「おっ」
    有 吉:「おっ」
    
     立河宜子登場。
    立 河:「もう!呼び込むの遅いよ!」
    菅 野:「ごめんなさい」
    立 河:「すごい緊張して裏でドキドキしちゃった」
    有 吉:(笑)
    久 本:「ドキドキしちゃったよね。このバカがすいませんね」
    猿岩石:(笑)
    菅 野:(※聞き取れず)
    久 本:「今日でもなんか、いつもと違うじゃない」
    立 河:「何で?」
    久 本:「いつも肌、露出してんじゃん」
    立 河:「してないじゃん」
    久 本:「してるよ。ここ(ももの横)割れててこっから足がガー出てたり
         とか、ヘビのタイツはいてたりとかするじゃん」【笑】
    立 河:(笑)「T.P.O.に合わせてるんです私は」
    久 本:「T.P.O.に合わせて、今日は何、ちょっと上品なメンバーだか
         ら」
    立 河:「うん」
    久 本:「上品にしてきたということで」
    立 河:(お嬢様風の作り声で)「そう」
    久 本:「そうですか、ま、ウソ臭いメンバーで」【笑】
    立 河:「ちきしょう!」
    猿岩石:(笑)
    久 本:「今日はよろしくお願いします」
    猿岩石:「お願いしま〜す!」
    久 本:「まずはキャイ〜ンの世界食べ歩き IN TOKYOからどうぞ」
    
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     <VTR『キャイ〜ンの世界食べ歩き IN TOKYO』>
     キャイ〜ンはトルコ料理の店へ。一番驚いたのは辛くて伸びるアイスク
    リーム"アジュルドンドルマ"。
    
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    PAW トルコの想い出
     VTR明けで一同拍手。
    久 本:「う〜ん、トルコ料理ですか〜。変わった感じでおいしそうでし
         たね〜。アイスクリームとか食べてみたいな〜。どうですかト
         ルコは?」
    有 吉:(不敵な笑み)
    久 本:「…あっ、猿岩石はトルコはもう」
    有 吉:(笑)
    久 本:「思い出いっぱいだね?」
    有 吉:「はい」
    久 本:「ああ」
    有 吉:(似非大阪弁で)「行きましたで〜」
    森 脇:(乗るでもツッコむでもなく反復)「『行きましたで〜』」
    久 本:「なんか中途半端な言葉喋ってるな『行きましたで〜』て」
        「食べ物は」
    有 吉:「あのアイスクリーム食べましたよ」
    久 本:「食べた?」
    高 木:「ウソ?」
    有 吉:「伸びるやつ食べましたよ」
    久 本:「どんな味?」
    有 吉:「あれね、露店で売ってるんですよ」
    森 脇:「そう」
    久 本:「お、あ、じゃあ…」
    有 吉:「あれでパフォーマンスするんですよ」
    森 脇:「そう。(左手に器を持って右手でびょ〜んと伸ばす仕草)パ
         フォーマンスするんですよ」
    有 吉:「(同じような動きで)ピッ、伸ばしたり」
    久 本:「水飴細工するみたいに」
    有 吉:「そうそう」
    久 本:「日本にあるみたいに」
    森 脇:「そうなんです」
    久 本:「そういうパフォーマンスして、売ってるんだ」
    有 吉:「そうなんですよ」
    久 本:「で、どういう?辛いってどういう辛さ?」
    有 吉:「あ、辛いのは食べたことないですね」
    久 本:「え、で〜【笑】。今辛いの出てたじゃない」
    有 吉:「甘いやつ」
    久 本:「甘い」
    有 吉:「ええ」
    久 本:「全部が伸びるんだトルコのアイスって」
    猿岩石:「伸びます伸びます」
    久 本:「何で?」
    有 吉:「な?里いも?」【笑】
    高 木:「ウソ?」
    菅 野:「え?」
    森 脇:「いやいや。憶測で物を言うなよ」
    久 本:「またいい加減なことを」
    有 吉:(笑)
    久 本:「ウチら行ってないの信じちゃうよなあ。また重ね重ね嘘つくな
         あ」【笑】
    森 脇:「そ、気をつけて下さい、嘘つきますから。平気で」
    久 本:「ホントよ〜」
    
    PAW まるい性格はいつから
    久 本:「あのー宜ちゃんは」
    立 河:「はい」
    久 本:「猿岩石はやっぱり、電波少年で」
    立 河:「見てましたよ〜。ずっと見てましたよ〜」
    森 脇:「あ、ありがとうございます」
    久 本:「ずっと見てましたか」
    立 河:「う〜ん、お疲れさまでした〜」
    猿岩石:「あどうもありがとうございます」
    久 本:「大変だったね〜」
    立 河:「であたし一つ聞きたいんだけどね」
    久 本:「あ、いいねえ」
    立 河:「二人ともね」
    猿岩石:「はい」
    立 河:「お仕事(96年の『おねだり姫』)でお会いしたこともあるんだけ
         ど」
    有 吉:「ええ」
    立 河:「丸いじゃない性格が」
    久 本:「ああ〜はいはい」
    森 脇:「はい」
    有 吉:「はい」
    久 本:「穏やかだよね」
    立 河:「穏やかじゃない?」
    森 脇:「はい」
    立 河:「で、向こう行って帰ってきて穏やかになったのか」
    有 吉:「ええ」
    森 脇:「はい」
    立 河:「それとも元々そのキャラだったの?」
    森 脇:「あっ」
    久 本:「ああ、いい質問ですね〜」
    観 客:「う〜ん」
    久 本:「どうなのそのへんは」
    森 脇:「あ、僕は元々丸かったです」
    久 本:「あ、えホント?」
    森 脇:「え、僕そうですよ?」
    久 本:「あんまり怒らないタイプ?」
    森 脇:「え、全然怒りません」(無理矢理ほほえむ)【笑】
    
    PAW 森脇は元暴走族
    久 本:(感心)「ホント〜」
        「マジで見てそうなの?アンタ見て、有吉は、どうなの?」
    有 吉:「や、ホントね、暴走族とかやってたんですよ」
    久 本:(笑)「ヘヘヘ」【笑】
    高 木:「ウソお」
    森 脇:(まだ無理矢理のほほえみ)
    有 吉:「でも、でも、優しい暴走族なんですよ」
    久 本:「ああ〜、気の弱〜い」
    有 吉:「そうなんですよ」
    久 本:「ああ〜」
    森 脇:「常に安全運転です」【笑】
    久 本:「常に安全運転?」
    菅 野:「暴走族の意味ないじゃないですか!」
    森 脇:「そらそうですよ。危ないですからもう。飛ばすと」
    立 河:(笑)
    久 本:「じゃ暴走族入んなよお前」【笑】
    猿岩石:(笑)
    久 本:「じゃ、有吉はどうなの?」
    有 吉:「あ、僕も昔からすごく優しい人間で」
    森 脇:(笑)
    観 客:「え〜」
    有 吉:「そうですね」
    久 本:「お前でも、酔っぱらってたよなあ」
    有 吉:「ええ」
    久 本:「あの、ずっとごはん食べれなくて」
     画面左下にはベトナムでの有吉の泥酔シーン。
    森 脇:「ええ」
    久 本:「たまたま行った所で『水くれ』って言ったら『酒飲め』っつっ
         てガンガン飲んで、あの後泣いたりわめいたり怒ったりねえ」
    森 脇:「ええ」
    有 吉:(うなずく)
    久 本:「最終的に、半白眼(はんぱくがん)で死んでたよ」【笑】
    一 同:(笑)
    有 吉:「ハンパクガン…」
    久 本:「ホントに。(※聞き取れず)」
    森 脇:「そう。僕3倍疲れますよ。あのときって」
    
    PAW 飛行機に乗った理由
    高 木:「や私ホントにテレビでね、心から応援してたんですよ」
    猿岩石:「あ」
    久 本:「そういう人がいっぱいいたのよ〜」
    高 木:「そう。で泣かされたりしたのね」
    有 吉:「はい」
    森 脇:「ええ」
    久 本:「だまされただまされた」
    高 木:「そう」
    有 吉:「何でですか!?」
    森 脇:「ちょっと待って下さい」
    有 吉:「真剣!ホント!」
    高 木:「そう。その上であたしは、あえて聞く」
    猿岩石:「はい」
    久 本:「行け行け」
    高 木:「どこまでホントに歩いたの?」
        「どっから飛行機乗ったの」
    森 脇:「あ〜なるほど」
    久 本:「飛行機乗ったことは事実だもんな」
    有 吉:「はい」
    久 本:「これはもう言っときましょう」
    有 吉:「はいはい」
    森 脇:「はい」
    久 本:「何で乗ったの?」
    森 脇:「それは、全部、ディレクターの命令です。『乗れっ』って言わ
         れたから『はいっ』」
    久 本:「それ、でも突然言われて、メチャクチャ嬉しかったでしょ?」
    森 脇:「嬉しいですよ」
    久 本:「どことどこだっけ?あれ」
    森 脇:「え〜っと、まずタイ→ミャンマー、ミャンマー→インド」
    久 本:「これは、ど、どういう…」
    有 吉:「あのね、危ない、らしいんですよ」
    久 本:「らしいね」
    有 吉:「国と国が仲悪かったりして」
    久 本:「危険だったんだ」
    有 吉:「ええ」
    高 木:「国境の辺りとかけっこうやばい」
    有 吉:「そうらしいですね」
    森 脇:「地雷とか埋まってるらしいですからね」
    久 本:「え〜っ!」
    立 河:「やだ〜!」
    高 木:「行ってみればよかったのに」【笑】
    久 本:「おい!」
    森 脇:「今『泣いてた』って言ってたのに」
    高 木:「そんな経験できるのって」
    久 本:「めったにないよね」
    有 吉:「(笑)したくない」
    森 脇:「(笑)1回しかできませんよそんなの」
    久 本:「そうだな。1回踏んで『あ、こんなもんだったんだー』」(飛ん
         でいく)【笑】
    有 吉:「(笑)終わりですよ」
    森 脇:「感想言えないじゃないですか」
    有 吉:「はい」
    
    PAW 帰国後の猿岩石
    久 本:「帰ってきてさー、全国の人が『お帰りー!』ってなったけ
         ど」
    森 脇:「ええ」
    久 本:「帰ってきて仕事がホントに変わったじゃないですか」
    森 脇:「変わりましたね」
    久 本:「もう、いきなりボンボンボンボン大物と会うから」
    森 脇:「そうなんですよ」
    久 本:「そのへんどうなの?」
    森 脇:「いや〜だからなかなか、何て言うか、いけないことなんですけど、
         素人気分が抜けないんですよね」
    久 本:「あ〜」
    菅 野:「こないだも、加藤茶さん…3時間スペシャルの時に、加藤茶さん
         見て喜んでたり、突っ込まれてましたよね」
    森 脇:「ええ」
    有 吉:「嬉しいっすよもう」
    久 本:「そりゃ嬉しいよな」
    有 吉:「すごい嬉しい」
    久 本:「あたしも最初加藤さん、『うわぁ〜茶さんだ〜』と思って」
        【笑】
    有 吉:(笑)
    久 本:「感動するよね。んで加藤さんがパーンて突っ込んだら、『もう、
         一生忘れない〜』とか思うもん。今は逆ですよ。いっぱい突っ
         込んでますけどね」【笑】
    一 同:(笑)
    
    PAW 猿岩石 あこがれの芸能人
    久 本:「一番好きだったお笑いの人って誰だったの?」
    森 脇:「お笑いっていうか歌手でもあるんですけど、僕所さんが大好き
         だったんですよ」
    高 木:(納得)「う〜ん」
    久 本:「所っちいですよね〜」
    森 脇:「ええ。でこないだ見て感激ですよ」
    久 本:「所さんともうお会いしてねえ〜」
    森 脇:「ええ」
    久 本:「有吉は」
    有 吉:「僕ね、ホントお世辞でもなんでもなく僕久本さんがすごく好き
         で」
    久 本:「ホントかよお前。早く言ってよもう〜」【笑】
        「ごめんなさい殴ったりなんかしちゃって〜」
    有 吉:「いやいやそんな」
    久 本:(指をくわえて)「ふだんちょうでもないんでちゅよ〜」【笑】
    森 脇:(笑)
    菅 野:「さあメレンゲ写真館いきましょうか!」
    久 本:「お〜い!」【笑】
    
     猿岩石の昔のコントの映像(森脇のキレのいいツッコミ)と立川のトーク
    の画に重ねて、
    ナ レ:「CMのあとは門外不出、猿岩石のマル秘VTRと、立川宜子のアノ
         話!?」
    
    PAW 暴走族時代
    久 本:「さあ、メレンゲ写真館ですか?」
    菅 野:「はい、猿岩石の写真館です、どうぞ」(二人の写真を出す)
    
     二人の高校時代の写真。森脇は「ツッパリ」の格好で黒いベッドに座
    り、腕を組んでいるている写真。有吉は上半身裸で、なにやら力を込めて
    いる写真。どちらも雑誌などで出たことのある物。
    
    久 本:「うわ」
    高 木:「怖。ホントに暴走族になってる〜」
    菅 野:「うわ〜」
    久 本:「おいおい。でもあれ、有吉くんは何やってるんですか?」
    有 吉:「僕これはあの、アントニオ猪木のまねをしてるところです」
    久 本:「ああいたいた。クラスに必ず二人ぐらいはいたな」【笑】
        「これ家で撮ってたのか」
    有 吉:「(笑)はい」(写真で有吉の後ろに障子が見える)
    久 本:「自宅でやってたんだ」
    有 吉:「そうです」【笑】
    久 本:「陽気なぼっちゃま!おぼっちゃま〜」
        「そいで森脇はすごいよこれ。何コレ。あさっき言った暴走族時
         代」
    菅 野:「不良だったときの」
    森 脇:「そうですね」
    立 河:「でもさ、救いはまゆ毛が太いとこだよね」
    森 脇:「ああ」
    久 本:「あ、そうだね」
    立 河:「不良って剃っちゃうからね絶対」
    森 脇:「あ〜ええ、ええ」
    久 本:「ないとかね」
    森 脇:「ええ、ええええ、」
    久 本:「もう一本一本だけど、だから。でも相当あれだね、悪い感じだ
         けど、どうなの?暴走族以外にカツアゲしてたりとか、なんや
         なんやと」
    森 脇:「カツアゲされたりはしてましたけどね」【笑】
    久 本:「弱いじゃん」
    
    PAW 猿岩石誕生秘話
        「いつも二人で遊んでたの?」
    森 脇:「や、あの〜」
    久 本:「そうでもない?」
    有 吉:「こいつがグレ始めてから僕は遊ばなくなって」
    久 本:「グループが違って」
    有 吉:「ええ」
    森 脇:「そうですね」
    久 本:「んでまた二人で、猿岩石やろうって言ったきっかけって何な
         の?」
    森 脇:「や、ある日突然家に…僕はもう働いてたんですけど、まあこの
         子(有吉)もフリーターでやってたんですけど、ある日突然家に
         来て、『芸能人にならない?』」【笑】
    久 本:「有吉が」
    森 脇:「お笑いって言わないんですよ。『芸能人にならない?』って言
         うから、僕も『(微笑)あ芸能人か〜』と思って、僕もいい
         な〜って思って、『じゃあ行こうよ行こうよ。いつ行く
         の?』ったら『三日後』って。で三日後に、何にも、持たず
         に」
    久 本:「東京出てきたの」
    森 脇:「ええ」
    有 吉:「はい」
    久 本:「それから大変だったんだよな。東京ドームの周りで、5日間」
    森 脇:「そうですね」
    有 吉:「そう、ですね」
    久 本:「5日間、あの〜」
    有 吉:「野宿を」
    久 本:「野宿したんだよね」
        「もうこの仕事はぴったりだったワケよ」【笑】
    菅 野:(笑)
    久 本:「もう」
    高 木:「才能があったんだね」【笑】
    有 吉:(笑)
    
    PAW 猿岩石 無名時代
    久 本:「やっぱ食事とか一番大変だったすか」
    森 脇:「そうですね」
    久 本:「ちゃんと食べてた?」
    森 脇:「いややっぱり1日1食」
    久 本:「あ〜」
    森 脇:「食べれるかたべれないか」
    久 本:「そう言うもんだよね」
    森 脇:「はい」
    久 本:「何食べてたの?」
    森 脇:「や僕らバイトで、賄いを」
    久 本:「賄いしながら」
    菅 野:「うん」
    森 脇:「はい」
    久 本:「てことは、昼ご飯とかついてるわけだ」
    森 脇:「そうですね。夕方1食食べて終わり」
    
    PAW ティッシュがきしめん
    有 吉:「でもお金が、夏休みの時期とかあるじゃないですか。そうする
         と1週間ぐらい何にも食べれなくなるんで、ティッシュを破い、
         破くじゃないですか、破いて、きしめんみたいにするんです
         よ」
    久 本:「おいおいおいおい」
    有 吉:「きしめんにして、鍋に、お湯としょう油を入れて、昆布をいれ
         てダシをとって、きしめんにして食べてたんです」
    観 客:「え〜」
    立 河:「うえ〜、や〜、やだ〜」
    久 本:「だったらそれいれなくてスープ飲んでればいいじゃない」
    有 吉:「でも、食べたいじゃないですか、麺、とかを」
    久 本:「口が、こう…」
    有 吉:「そうそうそうそう」
    久 本:「噛みたいんだ!」
    森 脇:「そうなんですよ」
    久 本:「噛みたいんだ!」
    高 木:「お腹にたまるものをね」
    有 吉:「そうなんですよ」
    森 脇:「でも、それは噛んだらまずですよ」
    久 本:「へ?」
    有 吉:「噛んだらティッシュに戻ってしまうんです」
    森 脇:(笑)
    久 本:「そうか、つるつる〜っとやんなきゃいけないの?」
    観 客:(驚き)「へぇ〜」
    久 本:「すんごいなあ〜。カラダ的に大丈夫だったの?」
    森 脇:(事も無げに)「大丈夫でしたね」
    久 本:「いやいやいやいや…」【笑】
    
    PAW 猿岩石 幻のコント
    久 本:「そのね、猿岩石がなんと、皆さんあんまり見たことないと思い
         ます」
    森 脇:「え?あ、何ですか?」
    久 本:「ネタ。マル秘VTRのネタがあるんですよ」
    観 客:「え〜」
    森 脇:「えマジで?」
    高 木:「初めてじゃない!?」
    久 本:「ええ。ちょっと見てみましょう。笑いどころがないかもしれま
         せんけれども」【笑】
    森 脇:「ありますあります、ありますよちゃんと」
    
    LINE
    
     VTRが出ると、画面左下には"1996年1月12日放送しんバラ THE NEXT
    GENERATION"とある。これは『シェ猿岩石』pp.134〜136に掲載されている
    "カラオケボックス"というコント。
    
     有吉はカラオケボックスの店員で、森脇は彼女の「リカちゃん」と来て
    いる客という設定。
     有吉は茶髪に怪しいメガネで、今より数段「シュール系」な格好。森脇
    の方は今と大して変わらない。髪は短い。
    
    有 吉:「うちはワンドリンク制になっておりまして」
    森 脇:「ビール2つ」
    有 吉:(指を3本立てて)「あ、すいません2つで」
    森 脇:「3つになってます」【笑】
    有 吉:「あ、すいません、2つですね」(両手の人差し指を立てて、腕を
         からませる)
    森 脇:「何だよこれ!」(その動きをまねて)
        「『これ』で2つだって」(横の彼女に)
        「あ、じゃ、俺もう早速、歌うね」(彼女に)
        (シャ乱Qの"ズルい女")「♪な〜ぜこ〜ない〜こないこ〜ない〜こ
         ないこ〜ない〜」(すでに歌はうまい)
    有 吉:(皿を持ち、ドアを開けて入ってくる)「♪おさしみ〜」【笑】
    森 脇:「頼んでないでしょ!」
    有 吉:(キザに)「お待たせいたしました、お刺身でございます」(跪く)
    森 脇:(頭をはたいて)「いや頼んでないよ!」【笑】
        「刺身頼んでないよビール!」
    有 吉:「あっ、すいませんビー…」(皿を森脇の足元に投げつける)
        【笑】
    森 脇:(よける)「何やるんだよ〜!」
    有 吉:(お刺身を片づけながら)「すいませんビールでしたよね」
    森 脇:「ビールだよ〜」
    有 吉:(刺身を一切れ口に入れ、足早に立ち去る)
    森 脇:「あ食べた!」【笑】
        (彼女に)「変なカラオケボックス入っちゃった」
    有 吉:(ビールを持って入ってくる)「ごめんなさい、すいませんでし
         た」(彼女にグラスを渡す)
    森 脇:「それだよぉ」
    有 吉:(森脇にビールを持たせ)「すいません」
    森 脇:(独り言)「(※聞き取れず)持ってこいってんだよ」
        (栓を抜き、にこにこ顔で彼女に注ごうとする)
    有 吉:(ビールを持って力士声で)「あいじゃ〜、とりあえずお疲れさま
        でした〜」
    森 脇:(驚いて有吉のほうを見る)
    有 吉:(グラスを高々と掲げて)「乾杯〜!」
    森 脇:(その手をぐいっと下げさせて)「乾杯じゃないだろ!」【笑】
        「何でお前が乾杯するんだよ」
    
    LINE
    
     スタジオも笑ってVTR明け。高木の笑い声をバックに有吉は両手を頭の後
    ろにやって恥ずかしそう。
    
    久 本:「ねえ」
    森 脇:「恥ずかしい」
    久 本:「恥ずかしい?」
        「何本ぐらいネタ有るんだっけ?」
    有 吉:「え〜、ネタは60本ぐらいありますけど」
    久 本:「ホント?」
    有 吉:「ええ」
    森 脇:「はい」
    有 吉:「使えるネタは2本」【笑】
    久 本:「ものすごい寂しい(※聞き取れず)」
    有 吉:(笑)
    
    PAW 7才でグアム旅行
    久 本:「さ、次は立河宜子ちゃんのメレンゲ写真館いってみましょう」
    森 脇:「楽しみ」
    菅 野:「立河さんの写真館です。ジャン」(写真のパネルを見せる)
    有 吉:「ジャン」
    
     立河の子供時代の写真?小首を傾げ、ストローをくわえて何か飲もうと
    している。あどけない表情に豪華な椅子がアンバランス。
    久 本:「あかわいい〜!」
    森 脇:「あ〜」
    観 客:「かわいい〜」
    高 木:「かわいい〜!」
    久 本:「これ、宜ちゃん変わってないね〜」
    立 河:「おんなじ顔してるでしょ?」
    久 本:「うん!」
    立 河:「変わってない」
    久 本:「いくついくつ?」
    立 河:「これはね、7歳ぐらいかな。小学校2年生ぐらいだったと思う」
    久 本:「むちゃくちゃかわいいよ!」
    菅 野:「口元の表情とかそっくり、…そっくりじゃなくて、今と同じ
         で」
    立 河:(笑)
    久 本:「お前、そっくりって、違う人じゃないんだから」
    立 河:「本物だって」
    森 脇:「やちょっと待って下さい、すごい椅子に座ってますね」【笑】
    久 本:「そう、それが気になる」
    立 河:(笑)「これね、家族でグアム旅行かなんか行ったときの」
    有 吉:「グアム!」
    一 同:「お〜」
    立 河:「写真なんですよ」
    有 吉:「グアムですよ〜」
    高 木:「レストラン?」
    立 河:「レストランなんですよ」
    久 本:「7歳でグアム行ったの?」
    立 河:「なんかね、ウチ成金なんですよ」【笑】
    久 本:「かっこいいな」
        「お父さんがいきなりドーン!いったんだ?」
    立 河:「そう。ドーン!いって、なんか一応見栄っ張りで、行くかって。
         まだドル、1ドル250円の時代ですよ」
    一 同:「お〜」
    立 河:「行ったの」
    久 本:「行ったんだ?」
    立 河:「あんまり覚えてないんだけど」【笑】
    久 本:「そこだよな」
    立 河:(笑)
    久 本:「唯一覚えてるっていったら何?グアム行ったっていうのは」
    立 河:「うーん、ナマコがいたっていうぐらい」
    久 本:「あ〜」
    高 木:「あ〜、あるある」
    森 脇:「ナマコいるんすか?グアムに」
        「わ、イメージ崩れたなんか今」
    久 本:「いっぱいいるよ。グアムって」
    立 河:「ぐぢゃぐぢゃぐぢゃぐぢゃっていっぱいいるんだよ」
    菅 野:「そうなんですか?」
    森 脇:「あのきれいな海にですか」
    立 河:「うん」
    久 本:「あたしも行ったことないけど、うわさで聞いただけだけど」
        【笑】
    一 同:(笑)
    森 脇:「さも行ったような言い方しましたね」
    
    PAW クラリオンガール裏話
    ナ レ:「立河宜子、クラリオンガールのマル秘裏話っ!」
    
    立 河:「クラリオンガール募集っていうのが、雑誌に載ってたの」
    久 本:「うん」
    立 河:「んぉっ!?って思って、じゃオーディションしてみましょ〜っ
         て言って」
    久 本:「送って」
    立 河:「送って、3サイズとか書いて」
    久 本:「書いたんだ、ちゃんと」
    立 河:「ウソばっか書いて」
    久 本:「ウソばっか書いたんだ!?」【笑】
    森 脇:「(※聞き取れず)ですか?」
    久 本:「ホントはどうだったの?」
    立 河:「ウソだよぉ。履歴書に書いたのは、86-59-88、87か8って書いて
         たのかな」
    久 本:「ホントは何だったの?」
    立 河:「本当は、90-66、とか7とか、あと93、4あったと思う」
    久 本:「でもそれもすごいじゃん」
    森 脇:「すごい」
    久 本:「90いくつあって」
    立 河:「だから、単なるでぶっちょだったのよ。それでね、水着審査が
         あるんですよ」
    久 本:「あー、あるわなー」
    立 河:「ね?水着に着替えるでしょ?で、こう座るんですよ。で審査員
         の人がこういう怖〜い目で」
    久 本:「上から下までだ」
    立 河:「(イヤな役人のような声)『立河さん、サイズに偽りはありませ
         んか?』」【笑】
        (笑)「…言われて」
    森 脇:「そういう言い方なんですか」
    立 河:「そう」
    有 吉:(※聞き取れず)
    久 本:「おらぁ!来たぁ!」
    立 河:「来たぁ!と思ったけど、(お嬢様ふうに)『ございません』」
        【笑】
    久 本:「お〜、いい度胸してるよ。どういうこと聞かれるの?」
    立 河:「うーん…」
    久 本:「ちょっと参考までに聞いとかないとね〜」【笑】
    有 吉:「意味ない、意味ない」
    森 脇:(※聞き取れず)
    有 吉:「意味ない、意味ない、意味ない」
    高 木:「何の参考?」
    久 本:「クラリオンガール23代目かも知んないよ。わかんないよ〜アン
         タ〜」
    猿岩石:(なにやら二人でウケている)
    立 河:「あのね、年齢制限があるの」
    高 木:(爆笑)
    立 河:「23才未満」
    久 本:「年齢制限あるんだ?」
    有 吉:「ええ」
    立 河:「23才未満なのよ」
    有 吉:「あ〜ダメだ」
    久 本:「ダメだった。あと2年前だよ」【爆笑】
    一 同:(爆笑)
    森 脇:「(※聞き取れず)じゃないですか」
    久 本:「もう」
        「何人ぐらい受けたの?」
    立 河:「えーとね、あたしの時がね、5千…」
    森 脇:「えっ!」
    立 河:「600人ぐらい」
    森 脇:「5千…」
    久 本:「すげぇ〜」
    高 木:「(※聞き取れず)がすごいんだよね」
    立 河:「みんなほら、クラリオンガールになったら有名になれる〜!と
         思ってその勢いでオーディション受けるんだけれども、実際1年
         間の任期ってすっごく大変なんですよ」
    久 本:「例えば?」
    立 河:「ま基本的には、クラリオンの製品を置いていただいてるカー用
         品店とかに、やれ『クラリオンガールが来ます!』とかって告
         知があって」
    久 本:「『来る〜!』っていうのが」
    立 河:「『来る〜!』って。それで、サイン会やったりとか、"ジャンケ
         ンゲーム"とかやったりするんだ」
    久 本:「うん〜」
    森 脇:「ありますあります」
    観 客:「ああ〜」
    久 本:「それはやっぱり、初めての体験できつかったですね」
    立 河:「きつかったですね、だからね」
    久 本:「移動移動…」
    立 河:「移動移動、あと毎日知らない人に何十人も会うでしょぉ?」
    久 本:「ああ〜そうだな〜気い使うわな〜」
    立 河:「すっごいストレスたまっちゃって」
    久 本:「そうだね〜」
    立 河:「7キロ太ったんですよ」
    久 本:「え、おい!」【笑】
        「やせたんじゃないのかよ!」
    森 脇:「やせるんじゃないんですか普通?」
    高 木:(爆笑)
    久 本:「普通やせるんだろうに太ったか!?」
        「食いに走っちゃったんだ」
    立 河:「もう食べ、飲みに」
    久 本:「アンタ…」
    立 河:「走っちゃって」
    久 本:「1年間の契約で7キロ太ったらあんたクラリオンガールじゃなく
         なっちゃうじゃないのよ」
    立 河:「こんなに(顔直径2倍くらい)だからね一時期めちゃめちゃパンパ
         ンだったときの写真とかあって、もう60キロ近くまで太っ
         ちゃったときあるの」
    久 本:「はあ〜。行くとこ行くとこで水着用意されたりとかそういうイ
         ヤ〜な思いしたことはなかったんですか?」
    立 河:「大丈夫。『水着はやりません。イベント会場ではやりませ
         ん』って」
    久 本:「言い切ったから」
    立 河:「って会社が言っといてくれたから」
    高 木:「ああ〜」
    久 本:「じゃ、(体に沿ってナイスバディの手つき)まちょっとセクシー
         めな、この…」
    有 吉:(突如吹いて、口をじゅるじゅるとすする)
    久 本:「何鼻で笑ってんだよ」【笑】
    有 吉:「そうやってやるたびに僕らここ見るじゃないですか」
    久 本:「見て見て見て見て」
    有 吉:「気分悪くて」【笑】
    久 本:「な、気分悪いって、(持っていたクッションをテーブルに叩きつ
         け)お前ちゃんと見てないだろ。ちゃんと見ろよ!」(立ち上が
         って有吉の顔のあたりに胸を近づける)
    有 吉:「あ゙〜!」(のけぞる)
    久 本:(座って、江戸っ子風に)「一人殺しやしたよ。ハッハッハッハ」
    高 木:(爆笑)
    
    PAW 高木のミス時代
    久 本:「高木さんもですね、実はミス」
    高 木:「あ゙〜」
    立 河:「ミス」
    久 本:「ミス」
    高 木:「も〜いいよ〜それ〜」(顔を隠してソファーにのけぞる)
    久 本:「ミス、ミス、準ミス、アイスクリームなんです」【笑】
    
     画面左下には"昭和58年準ミスアイスクリーム"の文字とともに受賞時の
    写真が。今の面影は全然ない。
    
    一 同:(笑)
    森 脇:「アイスクリーム?」
    立 河:「え、どんなことすんの?」
    久 本:「聞きたいね。どんなことしたの?」
    高 木:「えーだからあたしはね、事務所とかが、水着はやりませんって
         言ってくれなかったから、やっぱりアイスクリームとか置いて
         あるお店とかに行くわけ」
    久 本:「(※聞き取れず)じゃん」
    高 木:「でもアイスクリーム置いてあるお店って言ったら、スーパーの
         アイスクリーム売場なのよ」
    久 本:「あ、そっちに限定されちゃう」
    菅 野:「寒いね」
    森 脇:「(※聞き取れず)なんだ」
    高 木:「そう。そこの前で水着着て、王冠かぶって」
    菅 野:「うわ〜」
    高 木:「たすきかけて、『アイスクリームいかがですか?【笑】アイス
         クリームいかがですか?』ってこうやってさ、カップにさ
         ちょっと一盛りしてさ、おしゃじ、乗っけてこうやって(差し出
         して)、試食会?」
    久 本:「なるほど!」
    高 木:「みたいのやったりね〜」
    久 本:「そりゃ、春夏秋冬全部ですか?」
    高 木:「やった〜」
    久 本:「冬寒いときにも?」
    高 木:「やったよ」
    森 脇:「お〜」
    久 本:「水着着て?」
    高 木:「なんか、鮮魚売場みたいな所行って」
    久 本:「や、寒ーい」
    高 木:「水着で、こんな鳥肌立てながら、こうやって(作った顔で)笑っ
         て写真とか撮った」
    立 河:「う〜わ〜」
    久 本:「だから痔になったんだ」【笑】
    
    PAW クラリオンガールポスター
    高 木:「クラリオンガールってさ、ポスターがいっつもすごい素敵じゃ
         ない」
    久 本:「あ、セクシーね、セクシー」
    高 木:「あれ、撮った?やっぱり」
    立 河:「うん、撮りましたよ」
    高 木:「今あるの?それ」
    
     立河がデビュー当時のポスターを出す。恥ずかしそうな素振りは見せな
    い。セミヌード。
    立 河:「これが、デビュー一番最初の時の」
    高 木:「スゲ〜」
    一 同:「うわ〜」
    久 本:「かわい〜」
    久 本:「また乳持ち上げてますね〜」【笑】
    立 河:(笑)
    久 本:「高木さんヨダレもんですねこれ」【笑】
    森 脇:(笑)
    久 本:「ムチャかわいいよこれ」
    高 木:「顔があどけないのに乳ばっかりデカくてさ」【笑】
    立 河:(笑)
    高 木:「このアンバランスの魅力がすごくいいよね」
    久 本:「いい。すごくいい」
    森 脇:「プレミアとか付いてるんじゃないですか?」
    久 本:「つくでしょうね」
    森 脇:「このポスター」
    立 河:「あと、これ」(別のを出す。今度は水着)
    菅 野:「あかわいい〜!」
    高 木:「これかわいい!」
    菅 野:「うわ〜キレイなからだ」
    字 幕:19代クラリオンガール 立川宜子(当時22才)
    久 本:「な〜違うわ宜ちゃん若い若い。22才であのあどけなさは(※聞き
         取れず)」
    高 木:「でもそんなそんなきれいな時がさ、そんなきれいな形で残って
         るっていいね」
    久 本:「いい」
    立 河:「あ〜」
    久 本:「いいこと(言う)…(高木)姉さんだって残ってるじゃない」
        【笑】
    高 木:(のけぞって笑)
    立 河:「そうだよ!」
    久 本:(たすきを模して)「準ミスアイスクリーム」
    
    字 幕:CMのあとは
        猿岩石が作るプロ
    の味 巨大ハンバーグ
    ナ レ:「巨大乳房のあとは、猿岩石有吉がバイト時代覚えたプロの味、
    巨大ハンバーグ!」
    
    PAW 御用達
    エプロン姿でキッチンに全員集合。
    久 本:「さあ、有吉くんが」
    有 吉:「はい!」
    久 本:「作って下さるんですけども」
    有 吉:「はい」
    久 本:「今日は何を?」
    有 吉:「僕は下北沢で」
    久 本:「はい」
    有 吉:「"食いしん坊"という店でバイトしておりまして」
    一 同:(感心)「ふ〜ん」
    有 吉:「その時ですね、巨大なハンバーグを」
    久 本:「おえ?」
    森 脇:「巨大」
    有 吉:「ぼくが焼いておりまして」
    久 本:「すごいじゃん」
    有 吉:「いろんな芸能人の方にも」
    久 本:「ホント?」
    有 吉:「ジョニー大倉さん」
    久 本:「ジョニー大倉さん!」
    有 吉:「大山のぶ代さん」
    久 本:「大山のぶ代さん!ドラえもん!」
    有 吉:「すごいでしょ」
    立 河:「渋め!」
    久 本:「渋めじゃない?」
    有 吉:「そうですよ」
    久 本:「あと?」
    有 吉:「オンリーです」
    久 本:「オンリーかい?」【笑】
    森 脇:「はい」
    
    ここで出来上がりの画とともにナレーション。
    字 幕:プロの味
        巨大ハンバーグ
    ナ レ:「食べ応え満点!猿岩石流超ビッグハンバーグ、材料はこちらで
         す」
    
    PIN 材料4人分
    牛もも肉400g
    豚肉100g
    玉ねぎ1個
    食パン1枚
    牛乳大さじ3
    卵1個
    塩適量
    こしょう
    ナツメグ
    バター

    PAW エイリアン

    有 吉:「まずはですね、えー、肉を、引きます」
    久 本:「こっからやるんだよ」(肉は"カレー用"くらいのかたまり)
    一 同:「おー!」
    立 河:「や、すごーい!」
    久 本:「それでね、やっぱりね」
    有 吉:「はい」
    久 本:「ミンチにした方が新鮮でいいんだよね」
    有 吉:「そうなんですよね」
    久 本:「やって下さい。わったしこれ…」
    森 脇:「大丈夫かな」
    
     台の上にはミンチを作る器械がある。上から肉を入れ、手元のハンドル
    を回すと前面からミンチが出てくる仕組み。
    有 吉:(肉を入れながら)「これがえっとね、豚です」
    久 本:「豚」
    有 吉:「はい」
    立 河:「豚なの?」
    字 幕:牛肉4:豚肉1
    有 吉:「はい、今日はあの、4:1の割合で、ちょっとね」
        「もものですね、イイ肉をちょっと今日は使っております」
    久 本:「お〜」
    有 吉:(ハンドルに手をかけ、入れた肉の上を押さえながら)「ちょ、見
         ててください」
    久 本:「見てる見てる、楽しみ楽しみ」
    有 吉:「楽しみですか?」
    久 本:「うん、見たことない」
    
     有吉がハンドルを回すと、器械前面のアナからミンチがにゅるにゅると
    出てくる。見ようによっては気持ち悪い。
    
    字 幕:牛肉・豚肉をひき肉にする
    久 本:「うわ〜!」
    菅 野:「気持ち悪〜い!」
    森 脇:「ぅわっ、生きてるみたいなんか」
    久 本:「気持ち悪い」
    立 河:「うわ、うわ〜」
    高 木:「なんか地球外生物が襲ってきたみたい」【笑】
    森 脇:(笑)
    久 本:「エイリアンだー」
    森 脇:「具体的な…」
    
     この後、森脇・菅野・高木が次々にミンチ器を楽しむ映像。
    ナ レ:「けなしながらも、みんな結構童心に帰って楽しんじゃってます
         ねえ。肉をミンチにしたあとは、どうするんでしょう」
    
    PAW 鮮やか?
     熱したフライパンでバターを溶かしている有吉。
    有 吉:「で、熱したフライパンにみじん切りにしました玉ねぎをですね
         え、あの、黄金色になるまで」(玉ねぎ投入)
    森 脇:「え、ちょっ、『コガネイロ』?!」【笑】
    字 幕:玉ねぎ(みじん切り)をバターで炒める
    高 木:「きつね色」
    森 脇:「きつね色とか、あめ色とか」
    有 吉:「きつね色になるまで」
    久 本:「やっぱり何、自分で家で料理したりとかすんの?」
    有 吉:「そうですね」(玉ねぎを宙に浮かせて返す)
    久 本:「おっ!」
    森 脇:「おっ!」
    久 本:「おーバラバラにこぼれた」【笑】
    立 河:「鮮やかだったけどねえ」
    菅 野:「大丈夫」
    森 脇:「ねー。大丈夫?」
    
     場面変わって、今度は森脇が慣れた手つきで炒めている。有吉は食パン
    をちぎってボールへ。
    字 幕:食パンを細かくちぎって牛乳でしめらす
    ナ レ:「玉ねぎを炒めてる間に、食パンを細かくちぎって牛乳でしめら
         せます」
    
    PAW 鮮やかの理由
     ひき肉の入ったボールに有吉が玉ねぎを入れている。
    有 吉:「先ほど炒めました玉ねぎ」
    久 本:「はい、はい」
    立 河:「はい」
    有 吉:「はい、えー」
    字 幕:炒めた玉ねぎ・食パン・卵を肉に加える
    立 河:「冷まして下さいねよくねー」
    有 吉:「はい!」
        「パン粉」(牛乳に浸した食パンを入れる)
    久 本:「はい」
    有 吉:「そして、卵を」(左手に持つ)
    久 本:「はい」
    
     有吉、卵を片手で持ったままテーブルにがしっと叩きつけ、ボール上空
    でぐしゃっと握りつぶして中身を強引に投入。
    立 河:(笑)
    久 本:「おいおいおい」【笑】
    森 脇:「ちょっと待って、ちょっと待って」
    久 本:「ぐちゃぐちゃ、ぐちゃぐちゃ」
    森 脇:「ちょっと待って!」
        「今、うまいように見えたけど、うまいように見えたけど」
    立 河:「
    久 本:「ぐちゃぐちゃだったよお前」
    
    高 木:(割れた卵の殻を両手に持って)「握りつぶしただけじゃないです
         かこれ」(それをゴミ用ボールに入れる)
    有 吉:(卵の殻を両手で隠す)「(※聞き取れず)っすよ。見えない(※聞き
         取れず)」
    久 本:「スピードとね、あとね、顔でごまかした」
    
     味つけをし、ミンチを混ぜる有吉の手。
    字 幕:塩・こしょう・ナツメグで味つけをする
    ナ レ:「ミンチ思うんだけどー、ミンチにー、玉ねぎー、食パン、卵入
         れてー、さらにー塩こしょう・ナツメグで味つけしてー」
    字 幕:よく混ぜる
    ナ レ:「なじむようにー、よく混ぜるんだって。ハンバーグって簡単だ
         よね?」
    
    PAW 鮮やか!
     有吉はまだミンチを混ぜている。ボールには両手で持ってちょうどいい
    くらいの量のミンチが入っている。
    有 吉:「巨大ハンバーグ」
    久 本:「おお、いいね」
    立 河:「えこれ、全部使うの?」
    有 吉:「はい」
    立 河:「えーすごいねー」
    森 脇:「これで一個?」
    立 河:「これ一個?」
    有 吉:「そうですよ」
    立 河:「え?」
    久 本:「ホント?」
    一 同:(息をのむ)
    久 本:「半分でいいんじゃない?」
    有 吉:(一瞬間をおいて)「ま、そう言うなら」【笑】
    久 本:「なんやそれ」
    森 脇:「急に弱気んなっちゃった」
    
     有吉、ボールから半分の量のミンチを取り出す。それでも普通の2倍近く
    ある。
    有 吉:「半分で、ちょっと、やりますんで」
    久 本:「はい、どうぞ」
    
     有吉、右手を下、左手を上にして、その間でミンチをパシパシ往復させ
    て空気抜きをする。が、うつろな視線は右上前方のあらぬ方向を見ている。
    森 脇:「どこ見てんだ」【笑】
        「どこ見てんの?」
    立 河:(笑)
    久 本:「ホントだよ。どこ見てんの?」
    
     有吉、ミンチを取り落とす。幸いボールの中落下。
    久 本:「あーあー、落としてるよ」
    森 脇:「ほらやっぱり」
    久 本:「落としてるよ!」
    有 吉:「これはあのー、空気抜きと言いまして」
    久 本:「はい」
    有 吉:「これが難しいんですよね〜」
    字 幕:両手で空気ぬきをしながら形を作る
    
     有吉、今度は手を左右にしてミンチを往復させる。するとハンバーグら
    しい形が出来てくる。
    久 本:「あっ、形が変わってきたー!」
    立 河:「あっ、すごーい!」
    森 脇:「おー」
    立 河:「見直したぜい」
    久 本:「ホントだー」
    立 河:「すごいすごい」
    久 本:「すごーいよ有吉」
    有 吉:(笑)
    森 脇:「うまそうに見えるよ」
    立 河:「上手上手!」
    有 吉:(久本・立河のいる右側を見て、またよそ見)
    久 本:「上手だねやっぱさすがバイトしてただけはあるねぇ」
    有 吉:「あそうですか?あーうれしい」
    
     空気ぬきをやめ、右手の上で形を作る。巨大なミンチは手のひらからは
    み出し、指先から垂れ下がるようになっている。
    久 本:「マジで有吉くん」
    有 吉:「あーありがとうございます」
    久 本:「うん!」
    有 吉:「はい」
     周りからも空気ぬきのパチパチ言う音が聞こえている。
    久 本:「うん。乗っけて乗っけて」
    有 吉:「はい。で、これをですね」
    
    PAW さらに伸ばす
     ミンチを鉄板の上に持っていき、手のひらを逆さにする。ミンチは鉄板
    へはがれ落ちる。
    有 吉:「はい、乗せます」
    久 本:「うお〜」
    字 幕:油をひいた鉄板で焼く
    有 吉:「はい」
    立 河:「ワラジみたいだね」
    久 本:「ワラジだよホントに」
    森 脇:「お〜」
        「イイにおいしてきましたよ」
    
     一方、立河と菅野は、ミンチの空気ぬきをやっている。ミンチを往復さ
    せるテンポが二人同じ。
    立 河:「気持ちいいねえ?」
    菅 野:「(※聞き取れず)して」
    
     有吉はお好み焼きに使うへらを両手に持ち、ハンバーグを押さえている。
    久 本:「マジマジいいにおいしてる」
    有 吉:「これさらに」
    久 本:「ほ!」
    有 吉:「ここから引き延ばします」
    久 本:「引き延ばす!」
    有 吉:「え」(へらで肉を押さえるようにして、徐々に広げる)
    久 本:「さらに」
    有 吉:「はい」
    久 本:「ぺたーんと」
    有 吉:「はい」
    久 本:「押しつぶすんだ?」
    有 吉:「ええ」
        「ま、今日はこれぐらいにしまして」(形を整える)
    久 本:「うんオッケー」
    森 脇:(ちょっと鼻で笑う)
    久 本:「お前池乃めだかさんか?」【笑】
        「『今日はこれぐらいにしといてやろう』」
    森 脇:(笑)
    

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    村田 崇 takashi@air.ne.jp