SPHERE メレンゲの気持ち[後編]

    1997年3月29日(土) 12:00〜13:00 日本テレビ
    レギュラー:久本雅美 高木美保 菅野美穂
    ゲスト:猿岩石 立河宜子 三井ゆり
    ナレーション:清水ミチコ(敬称略)
    原文提供:江上聡明さん(“デモテープの方が…”以降)
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    LINE

    PAW 手際

     ドミグラスソースのアップ。
    ナ レ:「さてここで、味の秘訣ドミグラスソースの作り方」
    
     以下、材料の紹介。
    
    PIN 材料4人分
    ドミグラスソース1缶
    玉ねぎ1/2個
    にんじん1/2本
    セロリ1/2本
    ローリエ1枚
    バター大さじ1
    赤ワイン1/2カップ
    塩・こしょう少々
    しょうゆ小さじ1
    ウスターソース小さじ1

    久 本:「本格的なソースですね」
    一 同:「う〜ん」
    有 吉:「はい」
    久 本:「バターを」
    有 吉:「また、ね」(鍋に入れる)
    字 幕:鍋でバターを熱する
    有 吉:「風味のためにバターを」(木べらでバターを回して溶かす)
    森 脇:「もういいよ。『風味は』」
    有 吉:「いいお味を出すために」
    立 河:「はい」
    有 吉:「野菜を。様々な」
    久 本:「わー素晴らしいー」
    
     有吉、切った野菜たちの入った器を持って、木でできたサラダに使うよ
    うな大きなスプーンでそのまま入れ始める。
    有 吉:「かたいお野菜から入れていって下さい」
    久 本:「はい」
    森 脇:(笑)「お前変な知識だけ…」
    
     一気に野菜を入れて、手元にこぼれて散乱!【笑】
    久 本:「おいおい!
    森 脇:「おーい!」
    久 本:「全部入ったよもうお前」
    高 木:「もぉ〜ホントにぃ〜」
    
    森 脇:「しかもはみ出てるし!」【笑】
        「…大ざっぱなんですよね」
    字 幕:うす切りした玉ねぎ・にんじん・セロリを炒める
    久 本:「ねえ。でも男の人の料理は大ざっぱな方が」
    森 脇:「なるほど」
    有 吉:「手際ですよね」
    久 本:「あおいしそう」
    高 木:「『手際』」
    森 脇:「手際も良くないだろ」
    高 木:「自慢する程の…」
    有 吉:(笑、手の方は野菜を炒めている)
    久 本:「ホントだよ…」
    
    有 吉:「で、ワインを!」
    立 河:「はい!」
    久 本:「ぜいたく!」
    有 吉:(ほほえみ)「ぜいたくでしょ?」
    立 河:「ぜいたく!」
    字 幕:ワインを加える
    有 吉:(ワインを入れる)
    久 本:「おー入りました〜!」
    有 吉:(鍋を前に傾ける)
    森 脇:「あれは、あれはしないの?ボッと、火が、ほら!」
    有 吉:(鍋を元に戻す)
    久 本:「あかんあかん、間に合わなかった」【笑】
    
     ローリエの葉をちぎって入れる有吉の手。
    字 幕:ローリエを加え半量まで煮つめる
    ナ レ:「さあここで、手でちぎったローリエの葉っぱを加えて、さらに
         半分の量になるまでよく煮つめていきます」
    
    PAW 好感触
     有吉がドミグラスソース(ハインツ製)を缶から鍋に入れている。最後に
    さっきの木製スプーンを逆さに持って缶底をかんかん叩く。
    久 本:「おーいいですねえ〜」
    有 吉:「はい」
    森 脇:「おお!」
    字 幕:ドミグラスソースを加えて煮る
    立 河:「ねえホント男の料理って感じ」
    久 本:「うんうん」
    有 吉:「そしてこう混ぜます」
    森 脇:「おいしそうに」
    久 本:「おいしそう」
    有 吉:「いい匂いがしてませんか」
    久 本:「いい匂いがしてますよ今」
    
    字 幕:ソースをこす
    ナ レ:(ここのBGMに合わせて歌いながら)「♪煮つ〜めたソースをザル〜
         にあけ〜、こし〜ま〜す〜〜〜」
    字 幕:ウスターソース・しょうゆ・塩・こしょうで味をととのえる
    ナ レ:「♪そこ〜にウスターソースと塩こしょ〜しょうゆを入れ、味〜
         をととの〜えます〜〜」
    
    PAW 落ち着け!
    有 吉:「はい!」
    久 本:「はい!(※聞き取れず)」
    有 吉:「これで、お、煮つめます最後にね」(ソースの鍋を火にかける)
    字 幕:煮つめて完成
    久 本:「煮つめますか、これは?」
    有 吉:「はい。もっと(※聞き取れず)」
    久 本:「素晴らしい」
    高 木:「先生!あたし」(ハンバーグを焼いていた)
    有 吉:「はい!何でしょう?」
    高 木:「お願いします」(へらを手渡す)
    有 吉:「はい、すいません」
    久 本:「お!ひっくり返していただきましょう!」
    有 吉:「はい!」
    高 木:「ポイント」
    有 吉:「で、これをですね」(ハンバーグの下に左右からへら挿入)
        (ドン、と重量感あふれる音を立てて、見事に返す)
        「こうしてひっくり返します」
    一 同:「お〜」
    高 木:「おいしそう」(いいこげめがついていた)
    全 員:(拍手)
    久 本:「いいやあ〜」
    森 脇:「うまいうまい」
    高 木:「いい」
    有 吉:(嬉しそうな笑顔)
    久 本:「までも、みんな、落ち着いて、ただ、ひっくり返しただけです
         よ?」【笑】
        「落ち着いて」
    
    PAW また片手
    ナ レ:「さ〜てここで、いろんな物をトッピングする、変わりハ
        ンバーグ〜!にも挑戦です。まずは菅野に選んでもらいましょ
        う!」
    
    PIN ハンバーグのトッピング
    チーズきのこパイナップル
    トマトベーコン玉子焼き
    卵の黄身入り大根おろし
    アボガド&アイスクリーム
    菅 野:「どうしよっかな?」(トッピングの品々の前へ来る)
        「チーズと」
    有 吉:「はい」
    久 本:「うん。トマト」
    菅 野:「トマト」
    有 吉:「でトマトは焼きます」(すでに左手にはスライスチーズ)
    久 本:「トマト焼きますか」
    有 吉:「はい」
    菅 野:「へぇ〜」
        「焼きトマトに」
    有 吉:「はい、焼きトマトにして下さい」
    字 幕:トマトを焼く
    菅 野:(トマトを鉄板に乗せる)
    有 吉:「で、チーズは乗せてもらえますか?」
    菅 野:「いいですか、ここ(ハンバーグの上)に」
    有 吉:「はい。乗せて下さい」
    字 幕:チーズはハンバーグに乗せる
    有 吉:(笑)「ありがとうございます」
    
     チーズはハンバーグを覆い隠し、鉄板にまで垂れ下がっている。
    久 本:「とろけるチーズ」
    菅 野:「大っきかったかな」
    有 吉:「お〜、デカい」【笑】
    久 本:「いいじゃない?」
    高 木:(笑)「チーズばっかり」
    森 脇:「ハンバーグが見えなくなっちゃったね」
    久 本:「うん」
    森 脇:「主役なのに」
    有 吉:(笑)
    久 本:「なんかね」
    森 脇:「ね」
    久 本:「じゃあ立川宜子行ってみましょう」
    立 河:「チーズと」
    有 吉:「はい」
    立 河:「ベーコンと」
    
     ここで菅野が選んだトッピングのハンバーグのアップ。ハンバーグの上
    にチーズとトマトが重なり、モスチーズバーガーのようでいい感じ。
    有 吉:「はい」
    立 河:「卵」
    有 吉:「はい」
    久 本:「楽しいねこうやって人の聞きながらやるのってね」
    有 吉:(笑)
    立 河:「お店みたい」
    有 吉:(鉄板でベーコンを焼き始める)
    森 脇:「あーなんかいいねー」
    字 幕:ベーコンを焼く
    有 吉:「で卵をですね」
    久 本:「はい」
    有 吉:「ここ(鉄板)で目玉焼きにしますんで」
    久 本:「はい」
    有 吉:「はい」
    字 幕:玉子を目玉焼きにする
    
     有吉、またも玉子を鉄板の上で握りつぶして落とす。黄身が崩れる。
    久 本:「あーまたつぶれた」【笑】
    立 河:「あ〜!」
    久 本:「またつぶれた」
    立 河:「崩れてる!ってゆーの」
    有 吉:「はい、すいません」
    
    PAW 見た目良好!
     巨大ハンバーグをつけ合わせのすでにスタンバっている皿に移す有吉。
    皿はステーキ屋にあるような、木の上に鉄板のついているやつ。
    ナ レ:「両手でやればいいんですよね?焼き上がったハンバーグを盛り
         つけていきます」
    
    有 吉:(ソースの器からスプーンでハンバーグにかける)
        「でソースかけまーす」
    立 河:「うわ〜おいしそ〜」
    久 本:「これでも、食いきれないよね」
    森 脇:「食べれないですねこれは」
    
     ハンバーグの縁からソースが皿の鉄板にこぼれて音を立てる。
    久 本:「わぁ〜いい音!」
    立 河:「わぁジューッっていってる!」
    森 脇:「わぁうまそうだ!」
    有 吉:「おいしそう!」
    立 河:「おいしそう!」
    全 員:(拍手)
    
     チーズと目玉焼きの乗ったハンバーグのアップ。盛りつけも完了しており、
    ソースは鉄板でジュージューいっている。
    字 幕:猿岩石・有吉作
        ハンバーグ
    ナ レ:「みんな落ち着いて、ただのハンバーグなんだよ?!ハンバーグ、
         ついに完成」
    
    PAW ロック愛好家
     出演者全員、試食のテーブルについている。
    久 本:「これはもうね、ジュージューいってホントにおいしそうです
         ね」
    立 河:「う〜ん」
    森 脇:「うまそう」
    久 本:「でそれぞれが違う(トッピング)、チーズと」
    森 脇:「うん」
    久 本:「トマト」
    森 脇:「うん」
    菅 野:「はい」
    久 本:「宜ちゃんがベーコンと卵焼き」
    有 吉:「はい」
    立 河:「はい」
    久 本:「それで森脇君」
    森 脇:「僕は大根おろし」
    久 本:「大根おろし。黄身の混ざった」
    森 脇:「はい」
    久 本:「で、でっかいのは」
    有 吉:「はい、僕です」(巨大ハンバーグにはトッピングなし)
    久 本:「有吉くんで。私アボガドとサワークリームの。姉さんも」
    高 木:「チートマ」
    久 本:「チートマですね」
    森 脇:「チートマ。うん」
    久 本:「ほらおいしそうですね。その前にこのワインがありますけど
         も」
    
     全員の前にはグラスに入った赤ワインが。
    森 脇:「おっ」
    有 吉:「はい」
    久 本:「氷が入ってますけどこれは。宜ちゃんの飲み方なんですよ
         ね」
    立 河:「そうなんです」
    久 本:「うん」
    森 脇:「あそうなんですか」
    立 河:「私はどんないいワインでもロック飲んじゃうんです」
    久 本:「ま〜珍しい」
    森 脇:「ええ?」
    久 本:「もったいない気がしますけれども」
    立 河:「や、おいしいんですよ」
    久 本:「おいしいんですか?じゃ一口いただきましょうか」
    立 河:「おいよ」
    久 本:(ロックワインを一口。一呼吸置いて)「ん〜」
    立 河:「飲みやすくならないですか?」
    久 本:「ん〜でも、生(き)の方が嬉しいかな」【笑】
        「でも飲みやすいっちゃ飲みやすい」
    
    PAW 一口
     越乃寒梅の瓶のアップ。
    字 幕:新潟純米吟醸酒
    ナ レ:「こちら酒飲みの猿岩石有吉が一度飲んでみたかったという銘酒、
         越乃寒梅でございます」
    
     グラスを手にする一同。
    立 河:「昼間っから飲んでいいの?」
    有 吉:「いいっす、か?」
    立 河:「いいんですか?」
    有 吉:(いち早く飲み始める)
    久 本:「大丈夫大丈夫。血をこう(循環させて)流すための」
    立 河:「あ、そうよね」
    久 本:「食前酒ですから大丈夫ですよ」
    有 吉:(一口飲み終える。無表情)
    立 河:「いただきます」
    久 本:「んまい!」
    有 吉:「おいしいわ〜!」
    森 脇:「一口ですごくいった」
    有 吉:(笑)
    久 本:「また酔っぱらって泣いたり…」
    有 吉:(笑)「いや…」
    立 河:「おかわりもあります」
    菅 野:「おかわりもありますので」
    有 吉:(笑)
    
    PAW やさしい味
    久 本:「ハンバーグを食べて」
    森 脇:「おっ」
    久 本:「みましょう!」
    立 河:「は〜い!」
    一 同:「いただきま〜す!」
    
     一同、食べ始める。
    久 本:「いいですね〜」
    森 脇:「うまい」
    立 河:(食べながら)「ん〜〜〜〜!ん〜〜!」
    久 本:「うまい」
    森 脇:「まろやか」
    菅 野:「おいしい!」
    立 河:「もうあたし、死んでもいいかも!」
    久 本:「え、何て?」【笑】
    立 河:「おいしい!」
    久 本:「『死んでもいい』の?」
    森 脇:「『死んでもいいかも』?」
    立 河:「うん!」
    久 本:「ものすごい簡単な表現ですね」【笑】
    森 脇:(笑)
    立 河:「食べてるときって一番幸せじゃない?」
    久 本:「幸せですよね〜」
    高 木:(突然、笑)
    立 河:「ねえ?」
    久 本:「おいしいもんじゃないとね」
    立 河:「ねえ!」
    有 吉:「皆さん喜んで頂いて」
    立 河:「すごいやわらかくて」
    森 脇:「うん」
    久 本:「やわらかいね」
    立 河:「うん」
        「やさしい味ですね」
    有 吉:「やさしい味ですか!」【笑】
    久 本:「やさしい味だよ」
    森 脇:「お前今すごい反応した」
    有 吉:「すごいいい」
    久 本:「嬉しいよね〜」
    有 吉:「ええ。嬉しいですね」
    久 本:「森脇くんいかがですか?」
    森 脇:「いやこれは、ホントすごいですよ有吉にとっては」
    久 本:「なかなか」
    森 脇:「ええ」
    久 本:「イケてる」
    森 脇:「初めてですこんなの」
    久 本:「まあ〜みんなそれぞれ」
    森 脇:「ええ」
    菅 野:「すごい肉厚なのに、なんか、何ていうんでしょう、重さがな
         いっていうか軽いですよね」
    久 本:「君ナイスなコメント言うね〜」
    立 河:「イェ〜イ」
    菅 野:「それは、それは、それは、どうしてなんですか?」
    久 本:「いやいや。ダテに前髪たらしてないね」【笑】
    高 木:「(※聞き取れず)具合、オッケーオッケー」
    久 本:「空気の出具合」
    高 木:「うん」
    森 脇:「うん」
    高 木:「あれ、飛ばしてこねただけありますよ」
    久 本:「あります」
    有 吉:「あ〜」
    久 本:「このサワークリームとアボガドうまいっすよ」
    高 木:「これね、食べたことないのこのパターン」
    立 河:「いいな〜いいな〜」
    久 本:「食べて食べて」
    高 木:「ちょっとね」(久本のハンバーグを切り取る)
    菅 野:「今日焼き肉食べたいなと思ってたから、思ってたんですけど」
    森 脇:「全然違うじゃないですか」
    菅 野:「ハンバーグ食べて満足しました」【笑】
    有 吉:(笑)
    久 本:「それもすごいよ。『焼き肉食べると思ってたから』って」
         【笑】
    有 吉:(笑)
    久 本:「お前人変わってんじゃん?」【笑】
    
    字 幕:CMのあとは
        フライデーの真相&有吉のお見合い
    ナ レ:「CMのあとは、森脇フライデー事件の真相激白、そして、有吉初
         見合い!」
    
    PAW 立河は元ブラバン
     (オンエア上は)再びトーク。
    久 本:「それでね、宜ちゃんはブラバン入ってたんですってね」
    立 河:「そうそうそう」
    久 本:「ブラスバンドで」
    立 河:「唯一ね、部活で長く続いたものなの。ブラスバンドってのが」
    久 本:「楽器は何を?」
    立 河:「(楽器)はね、トランペットやってたんです」
    久 本:「かっちょいいじゃん!」
    森 脇:「トランペット」
    立 河:「かっちょいいかな〜?私、あのねホントはサックスとかやりた
         かったの」
    久 本:「サックスもかっこいいよね」
    立 河:「ね?フルートとかさ」
    久 本:「あかわいい!」
    立 河:「女性っぽいものやりたかったの」
    久 本:「うんうん」
    森 脇:「あ〜」
    立 河:「ところが、先生にね、やなんか、『立河、お前は絶対トラン
         ペットだ』とかいきなり言われて」
    久 本:「なんでなんで?」
    立 河:「わかんない。なんか、体つきでトランペットだったのかも知れ
         ない」【笑】
    久 本:「いや(※聞き取れず)」
    立 河:(菅野の持っているトランペットを見て)「こんなところにトラン
        ペットだ、うぁ!」【笑】
    久 本:「お、うまいね」
    菅 野:「こちらにマウスピースと(※聞き取れず)」
    久 本:「マウスピースと」
    立 河:「あのね、だからホントに10年ぶりなんですよ」
    久 本:「(※聞き取れず)」
    高 木:「プぐらいはいうでしょ」
    立 河:「プぐらいは」
    久 本:「プって屁じゃないんだから」【笑】
        「もっとちゃんと鳴るわよあんた。しかもやってない人間がエラ
         ソーに。『プぐらいはいうでしょ』」【笑】
    高 木:(笑)
    
    PAW 10年ぶりのトランペット
    立 河:(トランペットを手に取る)「出るかな心配だな」
    久 本:「がんばれ」
    立 河:「プ」
    久 本:「あっ!すげっ!」
    森 脇:「あっ」
    立 河:「ブウウウ」【笑】
    久 本:「おいおいおいおい」
    立 河:「ほんっと10年ぶり。…見ないでみんな恥ずかしいから」【笑】
    久 本:「10年ぶりだとやっぱあれなのかな」
    立 河:(ドレミファソラシドと吹く?が、そのあとはうまく音が出ない)
    久 本:「もしも〜し」【笑】
        「立河さ〜ん」
    菅 野:「これ音出すだけでも難しいですよね?」
    久 本:「大変だと思うよ」
    
    PAW 立河宜子のトランペット教室
    ナ レ:「ここで、立河宜子先生のご指導の元、即席トランペット教
         室!」
    
     全員にマウスピースだけを手にしている。
    立 河:「まず、くちびるは」
    有 吉:「はい」
    立 河:「閉じた状態?」
        「ここ(両端)は閉じてて」
    久 本:「ん」
    立 河:「両サイドは閉じてて」
    有 吉:「ヌァ」(と音が出て、ちょっと吹き出す)
    立 河:「真ん中からスーッて出せばいいの」
    久 本:(その唇をやってみる。しかし、なんか変)
    立 河:「真ん中だけ開けるっていう」
    森 脇:「顔全体変わってますよ」【笑】
    立 河:「そうそうそう、その感じ。美保さんみたいな感じ」
    久 本:「美保ちゃんどうやったの?」
    高 木:「ブーッ」(久本の方を向いて唇中央をふるわせる)
    久 本:「あんたツバ!」【笑】
        「失礼な女だな!」
    高 木:「だって呼ぶから…!」
    久 本:「かっこ『呼ぶから』じゃないよ」
    
    PAW トランペット教室
    菅 野:「ブーッ、ブーッ」
    立 河:「そうそうそうそうそうそう、菅ちゃんみたいな感じ」
    菅 野:「こんな汚い音でいいんですか?」
    立 河:「いいのいいの。で真ん中をちょっと開けて、出す感じ」
    森 脇:「スッススススススススー、スーーーー」(音が出てない)
        (吹くのをやめ、額に手をあてて)「ハア、ハア…」【笑】
    立 河:「これね、あのね、気をつけないとクラッとくるからね」
    久 本:「ホントだ」
    森 脇:「今、きた」
    久 本:「ちょっとじゃあ、大丈夫か、大丈夫か、クラッときたか」
    高 木:「ホントだ、ちょっとクラ〜いうのが」
    立 河:「でしょ?」
    久 本:「有吉いってみよ、有吉いってみよ」
    有 吉:「んむむむ〜」
    久 本:「声だしてる!」(後頭部にツッコむ)【笑】
    
    久 本:「ちょっとトランペット…」
    高 木:「ブブ〜ププ〜」
    久 本:「あ、出てる出てる!」
    立 河:「あいける!いける!」
    高 木:(吹くのをやめる。かなり疲れた様子)
    久 本:「どうして出るの?菅、え〜、誰だっけ?」【笑】
    有 吉:「完全、完全」
    高 木:(自分を指して)「高木」
    久 本:「これね、頭酸素(※聞き取れず)ってクラクラして、『あんた誰
         だっけ』って思っちゃう」【笑】
        「ちょっと、トランペットやってみようか」
    立 河:「やってみようか」
    久 本:「一人ずつ、まずはじゃあ出てる高木さんから」
    高 木:「プ〜プ〜〜〜」
    立 河:「あっ、すごーいすごーい!」
    高 木:「出た〜!」
    立 河:「すごいすごいすごーい!」
    森 脇:「おお〜」
    有 吉:「一発」
    立 河:「あのねえ」
    有 吉:「すっご〜」
    立 河:「普通すぐには出ないのトランペットって。すごい練習しないと
         出ないんですよ!」
    久 本:「だよね〜」
    立 河:「うん!」
        「すごいすごい!」
    久 本:「ちょっと、菅野も出てたからちょっと菅野やってみなよ」
    菅 野:「え、あたし出ないと思うんですよ」
        「フー!」(音が出ない)
        「プ〜〜ウウウウ〜ウウ〜」(音が出てから適当に音階を変える)
    立 河:「そうそうそうそう」
        「すごいじゃん!」
    久 本:「すご〜!」
    観 客:(拍手)
    菅 野:「ありがとうございます」
    
    PAW 替え玉
    久 本:「すごいな〜。まずじゃあ有吉からいってみようか?」
    有 吉:「はい」
        「プップゥ〜〜〜〜」(出る)
    観 客:(拍手)
    森 脇:「おい、ちょっと待てよ〜!」
    有 吉:(嬉しそう)
    久 本:(その顔を指さして)「有吉やった〜!」
    立 河:「器用器用」
    有 吉:「天才肌」
    久 本:「天才じゃないよ」【笑】
    森 脇:(頑張っているが全然音が出ない)
    久 本:「あ、森脇が(※聞き取れず)」
    森 脇:「あ、やっぱハマった」
    久 本:「ハマったな」【笑】
    森 脇:(さらに目をぐっとつぶって頑張るが、出ない)
        (しばらくして)「プー」
    立 河:「あ!」
    久 本:「あ!きた!」
    立 河:「出た!」
    久 本:「きたきたきた!」
    森 脇:「今鳴った?」
    久 本:「今なんかね、外国のね、タクシーみたいだったよ今」
        「鳴ったよね鳴ったよね」
    立 河:「うんうん鳴った鳴った」【笑】
    久 本:「ホントホント。ドレミファソラシド押さえてみないっぺん」
    森 脇:「あ、はい」
     ? :「プッ」
    立 河:(のけぞって笑)
    森 脇:「今なんか」
    有 吉:「出た!」
    久 本:「出た!」
    有 吉:「出た!」
    久 本:「出たよ!」
    有 吉:「出たよ!」
    久 本:「森脇!」
    森 脇:「ちょっと待って!」
    久 本:「森脇!」
    森 脇:「ちょっと待って!」
    久 本:「何があった!?」
    森 脇:「今ちょっとタイミングが!?」【笑】
    一 同:(笑)
    久 本:「も一回やってみ。も一回やってみ」
    森 脇:(構える)
    立 河:「プー」
    森 脇:「いや吹いてないですよ」【爆笑】
    一 同:(爆笑)
    
    PAW デモテープの方が…
    字 幕:平成のシンデレラボーイ 猿岩石
    ナ レ:「さて、いよいよ、猿岩石が『フライデー』事件の真相を語りま
              す!」
    久 本:「あれ、歌、あんなに売れると思ってた?」
    森 脇:「いやぁ、思わないですよ」
    久 本:「だよなー」
    森 脇:「えぇ。まぁ、でも、作ってくださった方が、偉大な人なんで」
    久 本:「藤井尚之、作詞」
    有 吉:「はい」
    久 本:「藤井…」
    森 脇:「いや」
    有 吉:「逆です!」
    久 本:(無言で驚く)【笑】
            「藤井フミヤ、作詞。尚之さん、作曲」
    森 脇:「そ」
    久 本:「唄は、天下の猿岩石」
    立 河:「売れるわ」
    久 本:「いやいや(※聞き取れず)(笑)」
    立 河:「そりゃ、売れるよ」
    久 本:「売れるよねぇ」
    立 河:「だって、すごい、いい曲じゃない」
    森 脇:「曲がねぇ」
    久 本:「いいよ。♪白いぃ、雲のぉ、乗ってぇ」
    有 吉:「また!」
    森 脇:「乗んない!」
    有 吉:「孫悟空、乗るのは」
    久 本:「金斗雲じゃなかった」
    有 吉:(笑)
    久 本:(口の前で指を行き来させて(テレビドラマ『西遊記』(主演:堺
        正章)の孫悟空の真似))「シュシュシュシュ」
    森 脇:「呼んでる呼んでる」
    久 本:「呼んでる呼んでる」
        「あれ、でも、最初に、なに、「歌、唄わないか?」っていうの
         は、もう、パッと言われた訳?」
    森 脇:「えぇ、そうなんですよ。「歌を唄わないか?」って言われて」
        「で、「こういう歌を唄ってくれ」って、あの、仮テープみたい
         なの、来るんですよ。それを、フミヤさん自身が唄ってくれて
         るテープで」
    高 木:「きゃー、そっちの方が価値があるよね」【笑】
    久 本:「あるある。あるのよ、お姉さん」
    森 脇:「そうなんですけどね」
    久 本:「お姉さん、藤井フミヤさんに唄ってもらったら、もう」
    高 木:(両腕で自分の体を抱いて、身悶え)「うわぁ、いいなー」
    久 本:「絵が違うね。君らの絵ってのは、色んな、大変な、それもまた
         それでいいんだけどね」
    猿岩石:「はい、はい」
    久 本:「フミヤさんが唄うと、なんか、ヨーロッパとかギリシャががー
         っと浮かんで来るよね」
    高 木:「浮かぶね、浮かぶね」
    久 本:「もう、はー…残念だなー」【笑】
    森 脇:(不満そうに)「なになになに」
    久 本:「でも、唄はうまいよね。私、うまいと思う。(立河に)うまいよ
         ね?」
    立 河:「うまい」
    久 本:「ちょっと、森脇、ちょっと、地声で、ちょっと、唄ってみ」
    立 河:「唄って唄って」
    久 本:(全員:(拍手))「頼む頼む」
    森 脇:(拍手が鳴りやんでから、一拍置いて)「…なんかこう、手拍子と
         かあったらいいですね」【笑】
    久 本:「いや、手拍子、難しくないか?」
    森 脇:「大丈夫です」(全員:(手拍子))
        「♪遠ざかるぅ、雲を見つめぇてぇ」
    久 本:「うわ、うまいねぇ」
    森 脇:「…じゃ、まぁ、こんな感じですね。恥ずかしいです、恥ずかし
         いですよ」
    久 本:「ちょっと待って。それはいいけど、有吉まで行ってねーじゃね
         ーかよ」【笑】
        「有吉、ただ手叩いて、お客さんと同じ気持ちで終わったよ、お
         前。(有吉に)ちょっと、ちょっと」
    有 吉:「て、手拍子とか、あると」【笑】
    久 本:「いいよいいよ」(全員:(手拍子))
    有 吉:(わざと手拍子のテンポから外して、ゆっくり)「♪ポケットぉの
         ぉ」
    森 脇:(有吉の頭を叩いて)「全然違うじゃねーかよ」【笑】
    久 本:「てめぇ、この野郎、ネタやりやがった! この野郎。みんな一
         緒に聴いてるのに。いーんだけど」
    高 木:「いい歌ですよぉ」
    森 脇:「いい歌ですよぉ」
    
    PAW 『フライデー』ウラ話
    久 本:「歌ががーっと売れて、一気にごーんっと行った訳じゃないすか。
         街なんか、どうなの、歩ける訳?」
    森 脇:「ま、不思議でもないかも知んないすけど、僕はだれにも気付か
         れないすね、街歩いてて」
    久 本:「森脇、気付かれないか」
    森 脇:「えぇ」
    菅 野:「でも、あの、香港に行ったじゃないですか」
    久 本:「うん」
    菅 野:「お二人で、なんか、成田の空港とかで並んで立ってらっしゃる
         のに、気付かれませんでしたよね」
    久 本:「あんたもそれを見てた訳、ずっと」【笑】
    菅 野:「「みんな、猿岩石いるのに、なんで気付かないんだろう」とか
         って思って」
    久 本:「街に溶け込んじゃうんだ」【笑】
        「SMAPの剛と同じで」
    有 吉:(笑)
    久 本:「溶け込んじゃうんだ、剛も分からない、ホントに。え、(森脇
         に)分からない」
    森 脇:「分からないですね」
    久 本:「でも、有吉の顔は…」
    森 脇:「結構、気付かれますよ」
    高 木:「ちょっと特徴あるから…」
    久 本:「ま、ヘンな話、ちょっと(顔が)デカいし」
    有 吉:「はい」
    久 本:「で、また、ほら、森脇の顔って、結構、クラスに居そうな、ね。
         親戚のお兄ちゃんとか、近所のお兄ちゃんっぽいじゃん」
    森 脇:(苦笑)「嬉しいのかなぁ、俺は」
    久 本:「いやいや、それだけ庶民的なんじゃないですか」
    森 脇:「あ、なるほどね」
    久 本:「それに比べて、有吉の顔。無いもん、生物に」【笑】
    一 同:(笑)
    森 脇:「生物に!」
    久 本:「そんなことないけど、ホントに、ちょっと、分かりやすいって
         ゆーか。派手な…」
    菅 野:「おもちゃの兵隊みたいな感じですよね」
    久 本:「おもちゃの兵隊ね、うん」
    有 吉:「おもちゃの兵隊…(苦笑)」
    菅 野:「なんか、そう…」
    久 本:「そのことは、どういうこと? 嬉しいかな、悲しいかな」
        「ね、派手だしね」
        「どうなの、やっぱり、声かけられたりとかする?」
    有 吉:「ん、まぁ、でも、僕は結構言われますね。だから、ちょっと、
         あんまりヘンなところは行けないですね」
    久 本:「どこですかねぇ。行けなくなった街とかある?」
    有 吉:「んー、歌舞伎町とか」
        「渋谷歩いてると、だって、ねぇ、囲まれて」
    久 本:「チーマー?」
    有 吉:「イジワルとかされるじゃないですか」
    久 本:「なんで? それ、どういうこと? どういう風にされちゃうの?」
    有 吉:「…「猿岩石。お前ら、つまんないよ」とか言われるじゃないで
         すか」
    久 本:「あっりゃー、そんなこと言うの?」
        「それ…なんとも言えないコメントだけど、お前(苦笑)」
    高 木:(笑)
    森 脇:「(笑)そんなことで、結構、傷つくんだ」
    久 本:「傷ついてるんだ」
    有 吉:「傷ついてるんで、その辺は行かないようにはしてるんですけど」
    久 本:「やっぱりね、こういう、芸能人の証しと言うか、芸能界の証拠
         と言うか、売れっ子の証拠として、(森脇に)兄さん、フライデ
         ィー!」
    森 脇:(“ディー”の発音を強調して)「フライディー(笑)」
    有 吉:(“ディー”の発音を強調して)「フライディー! (笑)」
    久 本:(“ディー”の発音を強調して)「フライディー! 載りー! みた
         いな。『フライデー』、撮られたんですよぉ」
    高 木:「知りません」
    久 本:「あら、知らないの?」
    高 木:「はい。どんなことでしょうか?」
    久 本:(森脇を示して)「こいつが、女の人と一緒に住んでる。そうだよ
         ね?」
    高 木:「そうなの?」
    森 脇:「住んでないんですよ」
    久 本:「付き合ってるの?」
    森 脇:「付き合ってる」
    久 本:「あ、それは、でも…」
    立 河:「男らしー!」
    久 本:「いやいや、それ、(立河に)そうだよな?」
    立 河:「うん!」
    久 本:「でも、普通だもん、それ」
    森 脇:「まぁ、そうですよね」
    久 本:「何年くらい付き合ってたの?」
    森 脇:「いや、もう、まだ、今年入ってからです」
    久 本:「はぁ、短いじゃん」【笑】
        「あんた、短い間に、もう、すぐキャッチされたんだ」
    森 脇:「いや、違うんです。それがですね」
    久 本:「どうなの? それで」
    森 脇:「すごいんですよ、あのー、『フライデー』って。3ヶ月くらい、
         ずっと張ってたんです」
    高 木:「あ、そうよ。そうだって」
    森 脇:「その過程で見つかっちゃったんですけど」
        「で、おんなじ時期に、やっぱ、(有吉を示して)こいつもいる訳
         だから、あのぉ、一緒の時期に張り始めたんですよ」
    有 吉:「僕は、1週間でお手上げ」
    久 本:「お手上げ」
    有 吉:「あきらめたらしいですよ、1週間で」
    久 本:「あ、もう、「これはいない」と」
    有 吉:「もう、「絶対、いない」」【笑】
    久 本:「「行動があまりにもやもめっぽい」と」
    有 吉:「はい(笑)」
    久 本:「「一人だ」と」
    有 吉:「はい」
    森 脇:「酔って帰ってる写真とか撮られてるんでしょうねぇ」
    久 本:「やっぱりねぇ」
    久 本:(ろれつが回らない、酔った口調で)「「おらー。俺は猿岩石だよ
         ぉ」って言いながら、やってたんだろうね」
        「それが、森脇は、ある日、突然。「おかしいな」って…?」
    森 脇:「で、見て、びっくりしたのが…」
    久 本:「気が付かなかったの? 写真撮られた時」
    森 脇:「そうなんですよ。ものすごい、デカく撮ってるじゃないですか。
         はっきりと。すごい、真っ正面で。僕、なんか、プロレスラー
         の登場みたいな」
    久 本:「(笑)アップなんだ」
    高 木:「ホントー」
    立 河:「見た見た」
    森 脇:(頷いて)「すごいんですよ」
    久 本:「気が付かなかった」
    森 脇:「気付かないんですよ。どこから撮ってるかも分かんないです」
    立 河:「そうみたいねぇ」
    菅 野:「あと、今、消音のとかありますよね」
    立 河:「なに? あ、カシャって音がしないヤツ?」
    森 脇:「あ、そうなんですか」
    菅 野:「音がしない。あの、カメコ(カメラ小僧(?))とか、いっぱい、
         持ってますよね」
    久 本:「でも、どうだった? 撮られた時の気分ていうのは」
    森 脇:「パッと一瞬見た時は、なんか、ちょっと「あ、嬉しーな」
         って思いましたね」
    有 吉:(笑)
    久 本:「「俺も、とうとう」…」
    森 脇:「そ、とうとう。これ、夢だったんですよ、やっぱり」
    久 本:「なるほどなぁ」
    高 木:「正直な気持ちだよねぇ」
    
    PAW メレンゲお見合い
    久 本:「ということは、有吉は、いまだに彼女いないんだ」
    有 吉:「僕、いないっすねぇ」
    久 本:「残念だなぁ」
    有 吉:「はい」
    久 本:「理想のタイプとか、あんの?」
    有 吉:「理想のタイプは…そうすね、やっぱり、良妻賢母」
    久 本:「おぉ。もう、優しくて、家庭的で、ちょっと、やっぱり、顔も」
    有 吉:「そうですね…美人(笑)」
    久 本:「美人でね(笑)」
    森 脇:「タメたね」
    久 本:「タメたね。もう、なんてこと言うんでしょう。あなた、その、
         今言った理想にぴったりな、ぴったりな芸能人の方に来ていた
         だきました」
    有 吉:「はぁ! ちょ、なん、え!?」
    久 本:「紹介しましょう」
    有 吉:「はい」
    久 本:「この方です。どうぞ!」
     三井ゆり登場。全員、拍手。
    久 本:「三井ゆりさんです!」
    三 井:「こんにちは。失礼します」
     有吉と森脇が、立ち上がって迎える。
    久 本:「ゆりちゃん、ごめんなさい。忙しい中」
    三 井:「いえいえ、とんでもないです」
    久 本:「どうぞ、有吉くんの横に」
    三 井:「あ、有吉さん、はじめまして」
    猿岩石:「はじめまして」
    森 脇:(有吉だけに挨拶して座ろうとする三井に)「すいません。森脇も
         います」
    三 井:(立ち上がって)「あ、森脇さんも」
    久 本:「あぁ、森脇も、な。でも、お前は彼女がいるから、我慢。我慢
         せぇ」
        (有吉に)「あなた、三井さんと言えば、一番の雑誌でお嫁さんに
         したいナンバーワンよ」
    有 吉:「ふわー」
    久 本:「あなたが今言った良妻賢母。顔も良くて、家庭的で。ぴったり
         じゃないですかぁ」
        「いいツー…(三井、有吉と並んで立っている森脇を引っ張って
         どかせて)お前、ちょっとどいて」
    森 脇:「ごめん。ごめんな」
    久 本:「いいツーショットよぉ」
    三 井:(持って来た、自分の人形(フィギュア模型)を差し出して)「今日
         はね、おみやげって言うか、プレゼントを持って来たんですけ
         ど。有吉さんに」
    有 吉:(大袈裟に)「えぇー!」
    森 脇:「いいリアクションした、今」
    三 井:「(笑)あの、“三井ゆり人形”」
    有 吉:「(大袈裟に)え!?“三井ゆり人形”?」
    三 井:「マニアックで、なにに使われるか怖いんですけど」
    久 本:(三井から人形を受け取りながら)「おいおいおい」
    有 吉:「そんな、ヘンなことに使わないですよ」
    久 本:「“三井ゆり人形”? ホントだ」
    菅 野:「フィギュアってヤツですねぇ」
    三 井:「そうなんです」
    久 本:「“Yuri Mitsui”って書いてある」
    三 井:「えぇ」
        「で、これ、500個限定なんで、500分の1番、持って来ました」
    森 脇:「うわ。欲しいなー」
    有 吉:(人形を受け取って)「え、これをもらえるんですか!?」
    三 井:「こんなもので、あの、良ければ」
    有 吉:「ひえーっ! これ、誰ですか?」【笑】
    一 同:(笑)
    久 本:(有吉の頭を叩いて)「三井さんだよ」
    有 吉:(笑)
    久 本:「言ってるだろー!“三井ゆり人形”だって」
    三 井:「でもね、あんまり似てないんだけど、(人形を受け取り、角度
         を変えて有吉に渡しながら)この右斜め下から見ると」
    有 吉:「えぇ、えぇ」
    三 井:「ちょっと似てないですか?」
    久 本:「また、エッチなポーズ。逆さで」
    有 吉:「ほぉーん」
    久 本:「「Oh」って、お前、外人入っちゃってんな」
    有 吉:(笑)
    久 本:(全員に)「お座りください」
    菅 野:「服、脱げるんですか?」
    三 井:「いや、脱げないんで、このままなんですけれども」
    森 脇:「これ、500個限定って、どこかで売ってるとかなんですか?」
    三 井:「おもちゃ屋さんとかで。あの、普通のおもちゃ屋さんで」
    
     人形をじっと見つめる有吉。
    久 本:「有吉くん、もう、目がトロンとしてしまいました」
    三 井:「(笑)いや、これ見てトロンとしないと思う」
    久 本:「どうですか? その、(有吉の)印象というか」
    三 井:「いや、なんか、丸い顔の方だな」
    久 本:「そのまんまや、それ」
    森 脇:「見たままじゃないですか」
    高 木:「正直(笑)」
    久 本:(有吉に)「あれ、有吉は? 三井さん見て」
    有 吉:「三井さんですか? (三井の方を見ようとして、照れて)も、ね、
         あ、もう、見れない。あ、お、あ、おきれいな方でね、えぇ」
    久 本:「きれいだよねぇ。三井さんも、彼氏がいない」
    三 井:「そうなんですよぉ」
    久 本:「マジですか?」
    三 井:「いや、これはマジですよ」
        「私も『フライデー』されたいなーって、思ってるんですけど」
    久 本:「ねぇ。あのー、聞くところによると、芸能界入ってから一切な
         いと」
    三 井:「そうなんですよ。ちゃんとした恋人は、ずっといない」
    久 本:「お、ちょっと、聞き捨てならないなぁ」【笑】
    有 吉:「ちゃんとしてないのは、いるっていうことなんですね?」
    三 井:「そういう意味じゃなくって、ほら、スタッフとかでご飯食べに
         行ったりとかあるけど、それ以上、なにも発展しない」
    久 本:「なんで? なんで? それ、なんでやの?」
    三 井:「分かんない」
    久 本:「たぶん、向こうにはね、気があると思うよ
    森 脇:「でも、声かけずらいですよ、そういう意味では」
    三 井:「なんか、原因があるのかなぁ」
    久 本:「ちょっと待って、聞いてみよう」
        (森脇に)「男からして、なに、この、声をかけずらいって、どう
         いうこと?」
    森 脇:「やっぱり、なんか、言っても絶対ムダじゃないすか。自分…」
    久 本:「相手にされない?」
    森 脇:「えぇ」
    久 本:「あぁ、お前はそれでいいかも知れないけどな」
    森 脇:(笑)
    三 井:「全然。言って言って言って」
    久 本:「いや、そういう雰囲気はあるよ」
    森 脇:「ありますよ」
    三 井:「えー。言ってほしいんですよ。言ってくれたら、もう」
    久 本:「ウソぉ」
        「あの、理想の男性っていうか、どういう感じが?」
    三 井:「うーん、そうですね。じゃがいもみたいにゴツゴツしてて」
    久 本:「来た!」
    高 木:「来た来た来た」
    有 吉:「ゴツゴツはしてないっすよ」
    久 本:「でも、じゃがいもみたい」
    森 脇:「いや、これ、でも、脱ぐと結構ゴツゴツしてますよ」
    三 井:「無人島でも生きてけそうな」
    久 本:「強い人だ」
    高 木:「生きてけるじゃん」【笑】
    一 同:(笑)
    三 井:「そうだよね(笑)」
    有 吉:「はい」
    立 河:「来た来た!」
    三 井:「見た目は、ってゆーか、雰囲気的には大地康雄さんとか」
    久 本:「そーだ、言ってた。大地康雄さんとか」
    三 井:「ね、前、うん」
    久 本:「そうかぁ。今日から、有吉くんも入れていただいていいでしょ
         うかねぇ?」
    三 井:「あ、タイプの中にですか?」
    久 本:「えぇ」
    有 吉:(真剣なまなざしで、無言で頷く)
    久 本:「イヤならイヤだって、はっきり言ってください」
    有 吉:「はい」
    三 井:「(笑)でも、あの、目つきが、ちょっと、なんか、トローンとし
         て…」
    高 木:「今、ちょっと」
    立 河:「酔っ払ってるから」
    有 吉:「酒入ってますから(笑)」
    三 井:「そーなんですかぁ」
    久 本:「うーん。でも、ちょっと、お前、酒グセ悪いのは嫌われるぞ」
    三 井:「え、酒グセ悪いんですか?」
    久 本:「悪いんだよ」
    三 井:「あらぁ、そうなんですかぁ」
    有 吉:「いや、そんなことないすよ」
    森 脇:「(笑)お、フォローしてるよ」
    有 吉:「僕、ホント、もう、酒飲まないですからね、最近」
    久 本:「しゃべるなら、ちゃんとしゃべれよ(笑)」
        (ろれつが回らない、酔った口調で)「酒飲まないっすからねぇ」
    
    PAW “モッコリ”と“ブラブラ”
    久 本:「次はメレンゲスクープ、いってみましょう」
    菅 野:「はい、いきます」
        (フリップを出して)「じゃん! 立河さんはモッコリ好き」
    久 本:「どーゆーこと、どーゆーこと?」
    立 河:「なに、それ」
    三 井:「モッコリ、好きなの?」
    立 河:「…あー! そうそうそう、だから、モッコリっていうことより
         も、あの、男性が履くパンツあるでしょ? は、絶対にブリー
         フじゃなきゃヤなの」
    三 井:「なんで?」
    久 本:「え? 不思議ぃ」
    立 河:「トランクス、ヤじゃない?」
    久 本:「そう?」
    高 木:「ヤ!」
    立 河:「ねぇ」
    久 本:「姉さんも、そう?」
    高 木:「うん」
    立 河:「ブリーフがいいよぉ」
    久 本:「私、トランクスだなぁ。菅野は?」
    菅 野:「私、弟がブリーフ履いてるのヤです」
    久 本:「ヤ? トランクスの方が」
    菅 野:「トランクスの方がいい」
    三 井:「なんか、風通しが良くって、スッキリしてそうじゃん」
    久 本:「あなた、そんな、具体的な」【笑】
    立 河:「だって、トランクスってさ、男性が、こう、ちょっとダボいの
         履く人が多いでしょ? 最近。そういう人ってさ、ちょっと、
         歩いてるだけで、こう、(モノが揺れる様子を手で模して)こう
         いう、あるじゃない」
    森 脇:(爆笑)
    久 本:「へー」
    立 河:「目障りなのよ」
    三 井:「そんなの、見えるぅ?」
    立 河:「こう、収まってて欲しい訳。こう、ちゃんと」
    久 本:「立河が、そこ見てるからいけないんだよ」【笑】
    立 河:「違うの。ブラブラしてると、なんか、入っちゃうじゃない、目
         に。さっきさ、有吉くんがさ、マチャミさんのおっぱい気にな
         るって言ったのとおんなじですよ。こう、なんか、出てれば見
         ちゃうでしょ?」
    久 本:「うーん」
    立 河:「で、ブラブラしてれば見ちゃうじゃなぁい」
    久 本:「ウソ。私、ブリーフでモッコリしてた方が」
    三 井:「そうそうそう」
    久 本:「なんか、針で突つきたくなる」【笑】
    一 同:(笑)
    立 河:「セクシーじゃぁん」
    久 本:「パーンって割れるんじゃないかって、ね」
    高 木:「なんかね、トランクスだとブラブラしてるからだらしないのよ。
         で、ブリーフってゆーのはピシっとしてるから、セクシーなの
         よ」
    三 井:「え、でも目が行っちゃいますよね、逆に、ねぇ」
    久 本:「なになに?」
    三 井:「モッコリしてると、目が行っちゃう」
    久 本:「そうだよ。逆に行っちゃうよね」
    三 井:「うん。夏のビーチとかでも、ビキニパンツ履いてる人のところ
         ばっかり見ちゃう」
    久 本:「見ちゃうんだ」【笑】
    一 同:(笑)
    三 井:「(笑)なんか、気が付くと…」
     高木と久本が、笑いながら拍手する。
    久 本:「イェーイ。三井ゆり、結構イケイケ」【笑】
    三 井:「気が付くと見ちゃうんですよ」
    久 本:「やっぱりねぇ」
    三 井:「いけないと思いながら」
    久 本:「なんなの、立河も、やっぱり、付き合って好きになった人がト
         ランクスだったらどうするの?」
    立 河:「絶対、ブリーフ履かせるでしょう」
    久 本:「えぇ、ホント」
    立 河:「買って来て、「あなた、これ履いてちょうだい」」
    久 本:「「いやだ。俺は、やっぱり、トランクスの方がいいんだ」」
    立 河:「じゃ、「さよなら」」
    有 吉:「えぇ、それだけで」
    森 脇:「パ、パンツでさよなら」
    久 本:「おいおいおい」
    高 木:「なんか、さっぱりし過ぎだよぉ」
    立 河:「だって、ヤだもーん」
    
     猿岩石のヒッチハイク中の映像に重ねて。
    ナ レ:「CMの後は、今、感動を再び。猿岩石が旅で見せた、あの必殺技
         を披露します」
    
    PAW 森脇の拳、有吉の顎
     全員、拍手。
     有吉と森脇による、ヒッチハイク中の空手ショーの再現。有吉が、持っ
    ている板を手で叩く。
    久 本:「本物だ。やぁん、怖ぁい」
    有 吉:(笑)
    久 本:「森脇、がんばれ」
    
     有吉が、胸の高さに板を持つ。
    森 脇:「いきますよ」
    久 本:「おっしゃー」
    森 脇:(構えながら)「こうやって、金を稼いでました」
    有 吉:「はい」
    久 本:「そうだよ、そうだよ、ホントだ。見てた、見てた」
    森 脇:「これ、結構ね、でも、気合い。中途半端にやるとダメなんです
         よ」
    久 本:「そうだよ」
    
     森脇が、拳で板を割る。
    一 同:「おーっ! (拍手)」
    
     森脇が、拳を突き上げ、ガッツポーズ。
    久 本:「せっかくだからさ、三井さんの前で、有吉もいいとこ見せとこ
         う」
    三 井:「え、なんかできるんですか?」
    有 吉:「なんですか? (瓶ビールを渡されて)(笑)」
    久 本:「やってた、やってた。あれ、ホントに、苦肉の策で切り抜けた
         んだよな」【笑】
    有 吉:「はい。では、やらせていただきます」
    
     有吉が、口で瓶ビールの栓を開ける。
    一 同:「おーっ! (拍手)」
    
     有吉が、開けたビールをラッパ飲みする。
    森 脇:「ここまでが、ワンセットです」【笑】
    
    久 本:「せっかくですから、もし、三井さん、(有吉を示して)こいつと
         デートするんだったら、どこに連れて行ってもらいたいです
         か?」
    三 井:「そうですねぇ、突然ですけど」
        「これからあったかいから、春の高原で、お弁当作って、とかゆ
         ーデートに憧れてるんですけどねぇ」
    森 脇:「いーなー」
    久 本:「自分で料理やって」
    三 井:「うぅん。やったことないんですけど」
    久 本:「うわぁ! (有吉に)ごめんごめん、良妻賢母じゃなかったみた
         い」
    有 吉:(爆笑)
    
    ナ レ:「おぉい、来週のメレンゲはぁ?」
        「はぁい。お待ちかね、春の総集編スペシャル。あんなゲストに
         こんなゲスト。まさにノリノリの大爆笑トークの嵐。もちろん、
         マル秘未公開VTRもご用意しました。絶対、見逃せません。乞
         うご期待!」
    

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    村田 崇 takashi@air.ne.jp