SPHERE めちゃ2イケてるッ!

    1997年1月18日 20:00〜20:54 フジテレビ系
    レギュラー:ナインティナイン(岡村隆史,矢部浩之)
           よゐこ(濱口優,有野晋哉)
           極楽とんぼ(山本圭壱,加藤浩次)
           雛形あきこ,鈴木紗理奈,武田真治,江頭2:50
    ゲスト:猿岩石,西城秀樹(以上敬称略)

    LINE

    初夢かなえますSPECIAL!!
    寝起き満開!!
    猿岩石IN紗理奈寝起き!(その2)

    ナレ:「先週のターゲットは、トップアイドル鈴木紗理奈。しかし、め
        ちゃモテ以来2度目の寝起きには、ある大異変が起こっていた。今
        回初夢を賭けたのは、紗理奈の大ファンということで、わざわざ
        北海道までやってきた猿岩石。紗理奈グッズを次々とチェック。
        まずは靴下をくわえ、続いて、飲み残しのジュースを関節キスで
        飲み干して、さらに、まだ濡れたままのお風呂用タオルまで。何
        かを探す有吉(矢部:「ついてへんわ!」)。そしてついに紗理奈
        の生足を間近に拝むことで、彼らの興奮は頂点へ!まさに夢見心
        地の猿岩石であった。しかし、彼らを待っていた悲劇はこの後起
        こった(布団をめくると、その正体は光浦靖子!)。ぼう然とする
        猿岩石。超過密スケジュールを割いてまで来た北海道で、紗理奈
        の寝起き姿が見られなかった!」

    PAW 口直し  我に帰った有吉。

    有吉:(せき込む)「光浦さんの」
    矢部:「ジュース、靴下」
    ナレ:「いろいろ思い出して…」
    有吉:(せき込む&吐き気をもよおす)「すいません」
    ナレ:「あまりにも不憫な猿岩石を見かねた岡村が愛の手を!」
    岡村:「あれですね、かわいそうですね、行くだけいってみようと!」
    ナレ:「もう一度紗理奈の部屋へ行くことが決定!」

    PAW マジ!

     ホテルの廊下、10711号室の前。

    矢部:「今度マジやで」
    ナレ:「今度こそマジ!」
    矢部:「マジで紗理奈やから」
    有吉:「はい」

     有吉がカードキーをドアに差し込んで、素早く抜く。見事にアンロック。
     森脇がドアを少し開け、山本が先に潜入。

    ナレ:「しかし、一行が息を潜めて紗理奈の部屋に入っていこうとした
        時!」

    PAW 異変

     部屋の奥から、

    紗理奈:「うーん」

     山本、あわてて振り返る。

    山本:「声、声が」
    猿岩石:(神妙)
    ナレ:「紗理奈のうめき声が聞こえた!」
    岡村:「起きてんのかな?」
    山本:「う、う〜んって言ってた。うなってた」
    有吉:(目を丸くする)
    岡村:「誰かと、やってんの?」
    一同:(息を潜めたまま爆笑)
    森脇:「んなわけないじゃないですか」
    岡村:「やばいよやめようよこれは」
        「ちょっとでも、見てみたいなそこ」
    有吉:「はい」
    岡村:「ちょっと見てみるか」
    有吉:「はい」
    岡村:「誰とやってんのやろ?」
    矢部:「濱口や!」
    岡村:「濱口!」
    矢部:「濱口!」
    ナレ:「部屋の中に、噂の濱口がいるのか?一行は事実を確かめるべく進
        入を強行したが…」

    PAW 潜入

     山本、森脇、有吉の順で部屋の中へ。そのまま寝室へ。

    ナレ:「紗理奈は、一人で寝ていた。安心と同時に一気に緊張が高まる一
        行!」

     有吉、四つんばいのままベッドに接近。

    ナレ:「まず猿岩石が、どうしても最初に済ませておきたかったことは、
        辛い思い出の口直しだった」

     有吉、ベッドの横の味わいカルピスに身を乗り出し、ビンをつかむ。
    そーっとビンを持って元の体勢に戻ろうとしたとき、岡村が屁を放つ!
    前後の山本と矢部が同時にツッコミを入れる。
     有吉は不快感を露わにする。

    PAW マジ飲み残しチェック

    ナレ:「熟睡の紗理奈を確認して、いよいよマジ飲み残しチェック!」

     有吉、味わいカルピスのビンの口全体をくわえて、残りのカルピスを流
    し込む。

    ナレ:「味わいカルピスをマジなあまり、味わって飲む有吉」
    矢部:(頭にツッコむ)
    有吉:(小さく吹く)

     続いて森脇、サントリーの烏龍茶を。

    ナレ:「烏龍茶を、マジなあまり普通に飲む森脇」
    矢部:(ほっぺたにツッコむ)
    森脇:(嬉しそうな顔で『しー』の仕草)
    矢部:「ホンマに飲んでるから」

    PAW マジ口紅チェック

    ナレ:「続いて、紗理奈のマジ口紅チェック!」

     岡村が口紅のスティックを手に取り、山本が筆につける。目と口を半開
    きにし、うつろな表情の有吉の口にそれを塗ると、

    有吉:「ハア、ハア…」
    岡村:「イッタ?」
    有吉:(笑)
    ナレ:「大喜びの有吉。しかし」

    PAW おはようございます

     喜びもつかの間、何かの物音で紗理奈が起きてしまう!

    紗理奈:「んあ〜」
    有吉・山本・矢部:(伏せる)
    紗理奈:「はあ〜」
    矢部:「ヤなことあったんでしょうね」
    紗理奈:「また来たぁ」
    一同:(爆笑)
    矢部:「おはようございます」
    紗理奈:(上半身だけ起きていたのに、また倒れ込んで)「ャァ〜!」

     <『どっきり』でおなじみの効果音>

    矢部:「おはようございます」
    紗理奈:「ちょっと!テレビいっぱい出てる人や!」
    矢部:「テレビいっぱい出てる人やて」  紗理奈、また上半身だけ起きる。

    矢部:「ねえ、紗理奈さん、あなたのファン、お二人ね、このために…」

     紗理奈、今度は布団に突っ伏す。

    矢部:「このためだけに、来てくれたんですよ。北海道まで」
    ナレ:「あこがれの紗理奈を前に、緊張する猿岩石」
    山本:「ベッド上がらせてもらえ」
    矢部:「エエでもう」
    有吉:「大丈夫ですか?」
    矢部:「もうエエで!」
    有吉:「『エエで』って言うのは?」
    一同:(笑)
    矢部:「この通り。もうエエで」

    PAW マジネマキ披露

    矢部:「ちょっと立っていただけますか?」
    紗理奈:(ベッドの上に立つ)
    矢部:「じゃーん」
    岡村:「じゃーん」
    有吉:「黒」
    矢部:「黒。今日は黒でまとめてみました」
    猿岩石:「はい」
    岡村:(両手を前で会わせ、かしこまって)「黒でまとめて…」
    矢部:「お店の人」
    一同:(笑)
    矢部:「今日は、シックに、まとめてみました。そして、ネックレス」
    紗理奈:(寝ぼけた様子で頭をかいている)
    岡村:「ワンポイント」
    矢部:「ワンポイント置いてみました」
    岡村:「ワンポイント、アクセサリー、つけさしてもらいました」
    矢部:「よお見てよお見て。よお見て紗理奈を」

     猿岩石のアップ。森脇は目をこすっている。続いて有吉の顔がアップに
    なる。有吉の唇はいつの間にかすっかりピンク色に染まっていた。

    紗理奈:「見る目あるわ」
    矢部:「見る目ある?」
    紗理奈:「見る目あるわ」
    矢部:「なんか言うてる」
    紗理奈:(目が半分寝ている)「ホンマ見る目あるわ」
    矢部:「見る目ある?」
    紗理奈:「思うわ」

    PAW キャラクター的に無理

    岡村:「たまらんでしょ?」
    有吉:(うなずく)
    森脇:(うつむき気味にうなずく)
    矢部:「たまらんでしょ?」
    岡村:「ムラムラくるでしょ?」
    有吉:「はい」
    矢部:「よおあるじゃないですかもう、男集まったら。ちょ、もう、アイ
        ツいこうか?」

     突然有吉が紗理奈のひざを後ろから手ですくってベッドに倒す!

    紗理奈:「キャー!」
    有吉:「でも、やっぱりここまでなんです!」
    ナレ:「無理をした猿岩石」
    有吉:「この顔で十分なんです!」
    矢部:「すいません。この顔で十分」
    猿岩石:「はい」
    紗理奈:(矢部のほうを見て笑う)
    岡村:「一度は試みたんですが」
    矢部:「失敗に終わった?」
    岡村:「うん」
    森脇:(胸に手を当てて)「ドキッとした今」
    有吉:(額の汗を拭って)「あー」
    矢部:「どうしていいか分からないですよね?」
    有吉:「はい」
    森脇:「はい」
    矢部:「まだ初心者なのでね」
    有吉:「分からないですはい」
    矢部:「あーじゃあここは、山本さん」
    山本:(ニンマリ)
    矢部:「見本を」
    有吉:「ぜひお願いします」
    森脇:「お願いします!」
    矢部:「見せて頂いて」

    PAW お手本

     後ろに下がる猿岩石。

    矢部:「それでね、いきなり行けへんから。徐々に上がっていきますから
        ね」
    有吉:「はい」

     布団を直す山本。

    矢部:(笑)「一回直してから」
        「一回直す、一回直す」
        「紗理奈寝てますー」
        「こっからですから」

     山本が布団を直し終わって猿岩石のほうを振り返ると、猿岩石の二人は
    ウケる。有吉はこらえきれず吹く。

    森脇:「お願いします」
    矢部:「じゃ、お願いします」
        「最初は、じわじわと」

     山本、布団を少しはがし、紗理奈の顔だけを出す。少し間をおいて、気
    をつけの姿勢から、ベッドへ突然のダイブ。

    矢部:「飛びました」
        「いきなり飛んでしまいました」

     山本、布団ごと紗理奈を抱きしめ、体を動かしまくる。紗理奈、シメら
    れる子犬のような悲鳴を上げる。

    岡村:「これぐらい」
    矢部:「これぐらいいかんとあきません」
        「(紗理奈の)おケツ上がってきました!おケツ上がってきまし
        た!」

     山本が手招きをすると、岡本がおケツを手で叩く。

    矢部:「アイタタタ」

     言いながら矢部もスリッパで岡本と交互になって叩き始める。

    矢部:「折檻です。あなた、折檻。折檻です」
    岡村:「これぐらい」
    矢部:「これぐらいいかないと」
    岡村:「これぐらいやらないと」
    森脇:「あと10年はかかりますね僕たち」

    PAW 実践

    矢部:「じゃ、布団直すとこから」
    有吉:「はい」

     布団を直し始める猿岩石。有吉は足のほう、森脇は上の方を担当。

    矢部:「そうです。目盛りは、徐々に上がっていっております。徐々に上
        がっていっております。目盛り半分来ました。さあ、息とか荒
        なってきますね?息とか荒なってきます」

     猿岩石、布団直し完了。

    岡村:「テンション、テンション上がってきます」
    矢部:「5,6…だんだんテンション上がってきます。はい、8…、はい、9ま
        で来ました今!はい、はい…」

     森脇、上を向いて目をつぶり、決心の表情?!

    矢部:「はい、MAXに到達しました!猿岩石!」
    有吉:(頭をかきながら)「でも、人気とか落ちないですかね」
    一同:(大爆笑)
    森脇:「いい人で通ってるんですよ」
    矢部:「何キャラクター気にしてんねん」
    ナレ:「これ以上の無理はよくないと、ついにここで…」

    PAW 添い寝タイム

    ナレ:「添い寝タイム!」

     森脇はすんなりと紗理奈の左横に入って添い寝。一方の有吉は、紗理奈
    の右横の布団をめくり、わざわざその中から入っていこうとする。

    矢部:「下、下いくんや?」
    有吉:「はい」
    矢部:「そうか…」

     紗理奈の横で目をつぶっている森脇に、矢部がツッコむ。

    矢部:「一応テレビやから」
    森脇:「はい」
    矢部:「何をホンマに寝てんの?ええ気持ちなのは分かるで?」
    森脇:「気持ちいいですよ」

    PAW 興奮

    矢部:「もっと密着してええで、もっと密着してええで」

     いつしか有吉も添い寝して、3人で密着している。

    岡村:「全然いいのよ、ケチョンケチョンにして」

     カメラが猿岩石に寄る。

    有吉:(幸。かつてないほどの顔のゆるみ具合。ゆるんだ目元口元が、丸顔
        を一層丸くしている)
    矢部:「お前マジやな?」
    ナレ:「まさに夢が叶った!」
        「しかし!」

    PAW 滞在15分!

    矢部:「非常に悲しいお知らせが、舞い込んできました」
    有吉:「なんですか?」
    矢部:「そろそろね、もう朝6時40分、飛行機の時間がねお二人、迫ってき
        てるんです」
    有吉:(驚)「ホント?今?そ?え?」
    矢部:「飛行機。もう帰らなだめなんです」
    森脇:「もう帰るんですか?」
    矢部:「忙しいでしょ?」
    ナレ:「超売れっ子の猿岩石には、東京で次の仕事が待っていたのだ!」
    矢部:「帰らなだめなんですよ。マジ?(と、後ろのスタッフに確認して)
        あ、マジですわ」
    岡村:「ホンマの」
    矢部:「マジやわ」
    有吉:(驚。目元口元が、今度は驚きで開きっぱなしになる)
    矢部:「ホンマ。ホンマ」
    有吉:「マジすか?」
    矢部:「ああ。お疲れっした」

     急いでベッドから出る猿岩石。

    矢部:「終了」
    岡村:「終了」
    矢部:「終了」
        「お前いつまで見とんねん」(紗理奈の顔をまだ見てる有吉にツッ
        コむ)
    矢部:「終了」
    森脇:「忙しすぎる…」

    結論 寝起きはゆっくり時間をかけて!!

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    村田 崇 takashi@air.ne.jp