2003サハリンツーリング8
8月15日 ユジノ近郊 天気:晴れ
列車はひたすら森林地帯を南下する。
途中の駅で列車が連結されたり切り離されたりする。
明るくなったらポロナイスクを過ぎていて海沿い走っていた。
世界の車窓から(笑)
列車内の給湯器。
ロシア人もこれでお湯を入れてカップ麺を食う。
デッキ
車内は禁煙なのでみんなここでタバコを吸う。
禁煙って書いてあるけど黙認(笑)
列車の乗務員。
(写真提供:BAKU)
飲料水
やっぱり黄色い水が出た(汗)
窓は下に下げて開ける。
ほっておくと閉まってしまうので紐で固定。
マカロフを過ぎて列車はまた山岳地帯を走る。アルセンチェフカを過ぎてブズモーリエへ。蟹売りがいたら降りて買いたかったけど途中下車は出来なかった。蟹売りもいなかったし。
その後順調に列車は進み、ドーリンスクからユジノサハリンスクへ。車掌さんが切符を返してくれる。客室乗務員のお姉ちゃんがシーツを回収しにくる。みんな下車準備を始める。外を見ていると途中の踏み切りで日本のバイク(CBRとDT?)を見かけた。日本人ライダーだろうか?
そして12時にユジノサハリンスクに到着。列車の旅もなかなかいいもんだった。全然揺れなかったし。
サボ。
ユジノサハリンスク駅に到着。
いつのまにか列車が長くなっている。
列車を降りて貨車まで歩いていく。いつのまにか客車が大量に連結されていてノグリキの時の3倍くらいの長さになっている。ティモフスコエやポロナイスクで連結されたようだ。
貨車。
なぜか駅についても開けてくれない(汗)
貨車まで行くが貨車を開けてくれない。悪魔ライダーさんが聞きに行く。そうこうしているうちに貨車は客車から切り離される。機関車が貨車を持っていこうとする。バイクを出してくれと騒いでいるとここはホームが低いから向こう(北の方)で降ろすと言われて貨車は持っていかれてしまった。
ホームの端っこ。
ユジノサハリンスク駅
悪魔ライダーさんが戻ってきてバイクは15時にならないと降ろせないらしいと聞く。しかたなくホテルに行ってチェックインする。悪魔ライダーさんがインツーリストに電話して列車のチケットと通行許可証をいつ返せばいいか聞いている。すぐ取りに行くからと今返すことになった。切符を返すのはいいけど通行許可証は返したらどこにも行けなくなるんだけど大丈夫?
結局、通行許可証は返さなくても良いらしい。切符だけ返して終了。バイクは3時に降ろすので3時前にモネロンに集合ということにしてひとまず解散。おいらはとりあえずBAKUの国際電話に付き合う。奥さんに電話したいらしい。郵便局?の建物で国際電話をかける。
かけたい国名と何分話すかをカウンターに告げて料金前払いだった。
国際電話中のBAKU。
途中で切れてまたお金払ってかけなおしていた。
国際電話料金。
日本まで41p90k/分。
とりあえずBAKUの電話が終わったので買い物に行くことにする。お土産なんかも明日は時間が無いので今買うしかないからだ。おいらはサハリンの地図を新調したかったので本屋に行くことにする。
ユジノ市内
みちのく銀行ユジノサハリンスク支店
みちのく銀行ユジノサハリンスク支店
みちのく銀行をこえてさらに南に進む。本屋が2軒あるのだがどちらもお昼休み(14〜15時)で買えず。しかたなくルイノクに戻ってお土産でも買うことにする。途中のキオスクやルイノクの本売りで地図が無いか聞いてまわりながら行く。キオスクでフルカラーのサハリン教材?をゲット。ルイノクで折りたたみのサハリン州の地図をBAKUがゲット。ブックタイプのサハリンの道路地図と折りたたみのユジノサハリンスクの地図もゲットした。
ルイノクでロシアの軍服を買いたかったので衣類を売っている線路の反対側に向かう。ショッピングモール形式の建物が建ったので以前と配置が違うがおばちゃんがやっぱりロシアの軍服を売っていた。軍服の下(500p)とタンクトップ(100p)を購入する。そこの隣でおばあちゃんがひまわりの種などを売っていた。「日本の人かい?」と話し掛けられる。BAKUが「そうです。日本語お上手ですね。」と答える。残留の日本人か韓人(強制的に日本人化させられた)なのだからうまいのは当然なのにその言い方は無いだろう・・・。あとで怒っておいた。
そのあとBAKUが奥さんに毛皮の帽子を買うことになった。はっきり言って帽子は高い。ルーブルがあまっているBAKUでも足りない。おいらもルーブルが余っているので貸してあげる。本当はは銀の方が良かったけど1000p値段が違うので黒いミンクの帽子にしていた。
帽子を買っていたら15時になってしまった。急いでモネロンまで戻る。悪魔ライダーさんはいない。先に駅に戻ったと思って駅まで行く。
駅まで行くとすでにバイクは降ろされていた。ここでネットの知り合い「はりとん」さんとその友人の「おーすとらふ」さんと出会った。今夕の列車でノグリキまで行きそこから走り始めるそうだ。情報を交換したり、荷物をパッキングしたり、悪魔ライダーさんのKDXを直結(鍵を盗まれたから)して動かないか試したりする。
ネットの知り合い「はりとん」さんとその友人の「おーすとらふ」さんと出会えた。はりとんさんはサハリン9回目。凄すぎる。
(写真提供:BAKU)
時間が16時30分になってしまったのではりとんさんと悪魔ライダーさんと別れて出発することにする。目的地はネベリスク近郊の日本海。獲物はウニ!
ユジノサハリンスクを抜けてホルムスク方面へ。アニワとの分岐でいつもの通り検問。「ネベリスクに行くのか」と聞かれる「そうだ」と書類を出して問題なし。先を急ぐ。道路脇にはシャシリク(串焼き)を売る煙があちらこちらに上がっている。
17時を回ってしまったのでBAKUと話してウニ取りをあきらめてリュウトガ川の支流でも釣りをすることにする。ウニのためにシュノーケルと足ヒレをもってきたBAKUには悪いけど、今からだとネベリスクに18時位になっちゃうし。
リュウトガ川の支流を見つけて釣りを始める。カラフトマスの群れが上がってきている。BAKUはルアーでおいらは始めルアーだったけど渓流竿に変えて釣りをする。
BAKUのルアーにはオショロコマが追いかけてくるみたいだが釣れない。おいらはヤマメをゲット。ヤマメならいくらでも釣れるんだけど。
ヤマメ
リュウトガ川の支流で釣った。
しばらくするとロシア人が数人来た。バイクの側で釣っていたBAKUにバイクを見ておいて貰っていたので心配で見に行く。
どうやらこれからマスを捕るみたいだ。もちろん密漁だろうけど。
マスの密猟
根こそぎだね。
網で川を塞ぎ、木の枝や石などで水面を叩いての追い込み漁。カラフトマスを一網打尽にしている。
釣りを邪魔したお礼?にカラフトマスを2匹貰った。
貰った(笑)
(写真提供:BAKU)
検問で見つからないように(笑)パッキング。
産卵後?やオスは水溜りに放棄。
カラフトマスを貰った所で釣りを終了してユジノサハリンスクに戻る。途中でシャシリクを食うことにしていたので道端で休憩。
シャシリク売り。
この煙が広告塔。
腹が減っているとつい寄りたくなる。
シャシリク売りの3姉妹?親子かな?
(写真提供:BAKU)
シャシリク。
うまかった。
うまいシャシリクを食って満足。ドライブスルーみたいに車できてそのまま車内で食う人も多いみたいだ。
ここには湧水もあってロシア人が水を汲みにきている。BAKUもペットボトルに水を汲む。
湧水
ロシア人も結構汲みに来る。
そのあとは順調にユジノサハリンスクまで。街の入り口で迷い牛を発見。おばちゃんが大声で牛を呼んでいる。
迷い牛。
このあとおばちゃんが探しに来ていた。
ユジノサハリンスクに到着してバイクをスタヤンカに預けた。モネロンまで戻る途中に耳のたれた柴犬?を発見する。
犬。雑種?
貰ってきたカラフトマスはどうにもならないのでBAKUがホテルのバーの人に無理やりプレゼントした。
悪魔ライダーさんたちと21時にみんなで最後の夜を豪遊しようと話していたので食事に行く。他の日本人ライダーは見つけられなかったそうだ。何台か来ているはずなんだけど。仕方が無い。
とりあえあず、レストラン「スラビャンカ」に行く。中に入ると日本人が一人。悪魔ライダーさんがノグリキで一緒になった人だった。でもスラビャンカはもう閉店だということで追い出される。4人になって飯を食える所を探す。サヒンセンター側にあったはずと記憶を頼りに行くがわからない。
結局サヒンセンターそばのカフェ「ヴェチェルニエ」に行く。
カフェで食事
手前:ホームメイドスープ。
良くあるトマトベースのジャガイモのスープだった。
奥:蕗のサラダ。
食べたら蕗のナムルだった。うまい。
ペリメニのビーフストロガノフ和え
カフェ「ヴェチェルニエ」
ビールも頼み、食事も豪勢に食らう。4人で食って飲んで1000p弱。大満足。
そのあとはホテルに戻って就寝。
走行距離:110.8km