鈴木宏昌プロフィール

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鈴木 宏昌(すずき・ひろまさ)

ジャズピアニスト。作曲家。編曲家。
1940年5月26日生。東京出身。慶応義塾大学経済学部卒。
大学在学中より「ジョージ川口とビッグ4+1」に加入し、プロとして活動を開始。ブルーコーツ・オーケストラ、石川晶トリオを経て、'68年日野皓生クインテットに参加。
'76年、自らのバンド「コルゲン・バンド」を結成。'79年ザ・プレイヤーズと改名し、現在も活動を続けている。

「コルゲンさん」の愛称で親しまれるベテラン・ジャズプレイヤー。 ライブやコンサートに出演するほか、CM音楽の作曲やマリーンなどのアルバムのアレンジャーとしても活躍。テレビにもピアニストとしてときどき顔を出す、ジャズの世界ではよく知られた人である。
あくまで本業はジャズで、映像音楽の仕事は少ないが、テレビアニメで「海のトリトン」という忘れられない作品を残している。

「トリトン」の音楽は、年長のファンがアニメの劇伴というものにはじめて注目した作品。
主題歌「ゴーゴー トリトン(海のトリトン)」はもちろん名曲だが、劇中音楽も名曲ぞろい。いまでもフレーズを聞くと、「あ、トリトンの音楽」と気がつく印象的なものばかりである。
「トリトン」の音楽は、いわゆる劇伴というより、ジャズオーケストラのセッションプレイという趣で、1曲1曲が独立した音楽として楽しめる。勇壮なマーチあり、アドリブあり、ロックありのバラエティ豊かな内容だが、全体にジャズの香り漂う大人っぽい雰囲気に仕上がっている。
放映当時、この音作りはアニメ番組の中で突出していた。のちの作品にも大きな影響を与えた音楽である。

オリジナルアルバムに「GALAXY」「ザ・プレイヤーズ」「WITH MY WHOLE HEART」など。 '98/4/9


ほかに少女向けアニメ「若草のシャルロット」という作品もあります。
「海のトリトン」は、いずれ当サイトの「クローズアップ」で取り上げるつもり。はじめてテレビ・アニメファンという人種が登場したのがこの作品からで、いまだに根強い人気を持っています。
コルゲンさんは、ファンサービスに、「トリトン」の音楽を自分のバンドで演奏した自主制作LPまで作っていました。

ジャズのオリジナルも聞かなくちゃ! (猫)'98/4/9


([劇伴Creator Who's Who] 文責:腹巻猫)

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