産廃焼却炉操業による汚染実態
ー住民自主調査結果からー
住民自主調査協力カンパ募集中!
郵便振替00530-0-40224「公害調停をすすめる会」宛



調査地点。後ろに見えるのがクマクラの塀。

三芳町の産業廃棄物処理業者クマクラの隣の土地の土壌中ダイオキシン類を住民(公害調停をすすめる会)が日本品質保証機構に調査測定を依頼し、自主測定したところ、5100pgTEQ/gという汚染が明らかになりました。これまで、行政も業者も、焼却施設操業による汚染はない?明らかではない、の一点張りでした。そして、埼玉県は99年度の同業者周辺を含む環境調査から、くぬぎ山周辺の汚染は低減傾向にある、と記者発表までしています。行政の調査は、問題を見過ごしにする調査だったのではないか。
 
 住民の自主調査の詳細を報告します。クマクラ脇の調査地点近景。

<これまでの経過>三芳町クマクラ塀すぐ脇の土壌・・・汚染物質と思われるものが流出している

1999年末、住民の自主調査で、三芳町産廃業者クマクラ脇から、汚染物質と思われるものが流出し、堆積しているのを確認。翌年夏になっても、周辺は植物が生えず、異様な状況であるのを確認。地主の許可を得、クマクラ塀周辺の土壌調査を日本品質保証機構に依頼。2000年8月3日、日本品質保証機構(JQA)により、サンプリング実施、土壌中ダイオキシン類測定を依頼。9月22日、JQAから結果及び計量証明書が送付され、5100pgTEQ/gの結果が明らかになる。

10月2日、結果を持って、産廃処理施設周辺における高濃度ダイオキシン汚染に関する緊急要望書(クマクラの操業停止、調査実施を求める)を提出
この汚染についての公害調停をすすめる会としての見解

クマクラ(株)について
クマクラ2号炉
施設、業許可内容の概要

焼却灰の保管状況。。。防波堤(高さ15cm)を設けたと言うが・・・。
クマクラに委託する排出事業者は、この状況を知っているのか。
埼玉県に届出されている(事前協議書より)排出事業者一覧
H11.11.1〜12.3.31(t)
内野建設(株) 1079.11
長谷工コーポレーシュン 882.86
(株)浅沼組 806.64
安藤建設(株) 738.6
木内建設(株) 619.27
大和建設(株) 404.51
葵建設(株) 178.54
埼玉建興(株) 152
林建設(株) 149.75
(株)奥村組 144
積水ハウス(株) 88.48
(株)荒野工務店 74.48
(株)イズミコンストラクション 71.5
東武谷内田建設(株) 57.82
三井建設(株) 46.23
日産建設(株) 41.04
(株)神崎組 32.88
(株)吉原組 21.92
(株)匠総合設備 20.72
村本建設(株) 6.89
(株)フジタ