2004年2月1日、 日曜日に、落ち葉掃きをしていたら、くぬぎ山に新たな焼却炉が設置されている事を発見しました。
旧「共道建設」敷地に設置されていて、モスグリーンの立派な焼却炉!
は?
くぬぎ山は、2003年に住民運動の成果で、やっと、全ての焼却炉が廃炉となり、これから、自然再生へ!という状態なのではなかったか。。。
しかも、狭山市が大金をはたいて、買い上げた旧焼却炉設置業者の隣の隣の地所なんですね、これが。
で、西部環境管理事務所(埼玉県の出先機関です)に電話して、どういうばかげた事か聞こうとしたら、なかなか教えてくれません。じゃあ、情報公開請求するから、業者名を教えて下さいっていうのに、教えない、って言うので、それはおかしい、と随分と言いましたが、教えてくれませんでした。。とりあえず、所沢の記者クラブに、埼玉県がこんな風に言ってるけど、とFAXしました。
そうしたら、翌朝、西部環境に呼び出され、お話を聞きに行ってきました。
所長が、出て来て、「わたしどもは、決して隠す気はまったくありません」とのこと。
分かった事。
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1、業者は宮三商事という不動産屋(後に藤丸という解体業者が承継する)
2、焼却炉規模は98kg/hで、県条例とダイオキシン対策措置法届出施設。200kg/h以下なので、許可対象外。
3、届け出は11月10に受理。受理書は未交付。だが、事実上、受理しており、設置実施の制限期間60日間を過ぎたので、違法ではない、と埼玉県では考えている。
4、埼玉県としては、ずっと、止めるようお願いして来たが、聞き入れてもらえず、残念である。
5、今後、操業状態を監視し、廃棄物処理法違反、条例違反がないかを、監視する。
6、共道建設が競売にかけられ、ごみごと宮三商事が購入。焼却炉は、共道建設が貯めていたゴミを燃やすと言っている。自社処分?。
再生事業のことも知った上で、のことらしい。また、土地の買い上げには応じるなどとほのめかすこともあったといいます。
こんなのを認めていたら、くぬぎ山再生事業の意義がますます疑われるわけで、
なんとかしなければ、なりません。
お願いを聞いてもらわなければ、焼却炉は、どんどん立ってしまう、という状況なんですね、くぬぎ山は。
取り急ぎ、再生地域は焼却炉設置禁止区域にしてほしい、との
要望書は持っていきました。