クマクラ施設の汚染状況について、土壌最高で12000pg-TEQ/g(すすめる会調査地点と同地点)、直近施設壁両脇11000pg-TEQ/gが検出。浸透升中雨水(クマクラが、調査時ホースを入れていた事務所脇の浸透升)2800pg-TEQ/l、1号炉スクラバー汚水1200pg-TEQ/l,1号炉スクラバー汚泥46000pg-TEQ/g、2号炉スクラバー汚水180pg/l,2号炉スクラバー汚泥5500pg-TEQ/g,破砕施設地下ピット汚泥1000pg-TEQ/g・・・・などでした。重金属類も12地点の土壌で水銀、カドミ、鉛などが対策基準・環境基準を越えました。
今後の措置として、
1,今日付けで(1.24)、調査結果を記者発表。
2,汚染者負担の原則に基づき、クマクラに対し汚染土壌の撤去などの土壌浄化措置、場内に残る汚染物質の拡散防止措置の実施を指導する
2001.1.24 県の化学物質対策専門委員会が開かれ、以上のようなクマクラ周辺調査結果が報告されました。ダイオキシン類の異性体構成、重金属類、塩類の成分構成がクマクラ場内採取試料と高濃度汚染検出周辺土壌とで一致したことから、クマクラが汚染源であると県が確定しました。
しかし、汚染原因については、明確ではなく、施設内の各所の汚染源(焼却由来)と思われるものが関わり、汚染を発生させたとしています。当該施設に設置される廃プラの破砕溶融(圧縮)については、全く汚染源として検討されずじまいでした。
ある程度の評価は出来る内容ではありましたが、原因究明について、不十分な点が多々あるように思います。スクラバー汚水は、採取前に交換された疑いがあると指摘されています(塩類の成分より)。
また、明らかに故意に汚泥・汚水を飛散流出させていた違反についての処分が早急に検討される必要があります。
また、これらの汚水を浸透升で地下浸透させていたおそれもあります。地下水の汚染が心配です。今後の原状回復措置を見守る必要があります。
(より詳しい調査結果を、まとめ次第報告します)