*5何が燃やされているのか

 

 維持管理記録には、燃やした廃棄物の種類、量を記録すること、とされているが、これらの記録がきちんととられているところはなかった。記録の不備には罰則もあるはずだが、全く指導されていないようだった。焼却炉前に雑然と積まれた燃やすごみの山は廃プラが多く混ざり、分別されていない。許可外の品目を燃やすことが横行している。また、処理能力以上を燃やしている疑念がある。例えば、会社概要の許可内容説明の項に、焼却炉公称8t/day 実能力(25台/4t車)と記されていたり、日誌に、許可能力の3倍程度と思われる量を記録していたり、「だいたい倍ぐらい燃やしている」と住民に説明する業者があったり、と処理能力以上を燃やすことが日常化していることを伺わせる。

レポート3へつづく