タイトル | オホーツクに消ゆ〜北海道連鎖殺人〜 | |
メーカー | ログインソフト/アスキー | |
機種 | PC−6001、8801 (後にムック形式でリメイクした9801版もでている) |
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メディア | カセットテープ、FDD | |
ジャンル | アドベンチャー・推理 | |
解説 | 東京湾に浮かんだ謎の死体。身元が解るに連れ、舞台は北海道へ。 次々と浮かぶ死体。終戦直後の船舶事故に、関わりが? ニポポ人形が涙する度、また一つ死体が浮かぶ。 |
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説明 | 堀井祐二推理三部作の第2弾。(今回はプログラムは組まずシナリオのみ。) このゲームで初めてコマンドが選択方式になり、 コマンドの言葉探しよりもシナリオをじっくり楽しむ造りになっている。 (今となっては信じ難いが、当時の世論はこの方式に否定的だったのだ。) 無論、ちゃんとハマリ選択もあるので、やたらめったら選択すれば いいというものでもない。 事前の綿密な現地取材により、またストーリーの社会派ミステリー的重さは 前作よりもリアリティを重視した造りとなっている。 このまま火曜サスペンス劇場に充分採用できそうな内容。 (どっかの局で使ってくれんかな。) |
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幻の・・・ | このゲーム、昔一時期、NTTが普及させようとしていた「キャプテン・サービス」 の無料コンテンツで第1章だけが遊べた。(NTTのショールームでよく遊んだ。) キャプテンサービス自体は、アダルトを拒絶したために普及するわけもなく、 自然消滅・・・ (教訓:新しいメディアはアダルトによって普及する。 ビデオからインターネットまで、これ自然の摂理。) |
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88と60 | このゲームは先に6001版が作られて、後から88版が作られてる。 プログラムの使い回しなどできる訳もなく、1から作り直している。 ちなみにシナリオは88版が1割増、逆に絵は6001版の方が3枚ほど多い。 |
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パスワード | 6001版では4章仕立てになっていて、謎を解き終わると次の章に進む仕組みに なっていた。(カセットテープ2本組のそれぞれA面B面に収録。) 当然、ズルできないように一つの章を解くとキーワードが与えられ、 次の章の冒頭でそれを入力するようになっていた。 第2章へは「かにがくいたい」 第3章へは「きりのましゅうこ」 第4章へは「わたしはまりも」である。 (ちなみに88版にはセーブ機能がついている。) |
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ハマリ選択 | 作者が制作時に悩んだのは、 「何も考えないで適当に1から順にコマンドを選んでいけば終わるような、 ゲームにしないためには」ということでは、なかったのだろうか。 対策としては、きっちりストーリーを理解して、順序よくコマンドを 組み立てて行かねばならないような作りにすること。 そして、もう一つは「ヒッカケ」コマンドである。 確認できてるのは以下の3つ。 ・ウトロ港で「とる」を選ぶと、漁師にカメラを壊される。 (ガイシャの写真がとれなくなる。) ・「かがや旅館」で「よぶ」「げいしゃ」で大宴会。捜査時間の大幅ロス。 (1回なら大丈夫。おそらくトドワラでの自殺未遂に関係があるのでは。) ・紋別港湾管理事務所で「とる」「にんぎょう」 (最大のハマリ。これを選ぶと、もうゲームは解けない。) |
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配役 | ゲームのマニュアルには、登場人物のイラストを 実際の俳優に似せて書かれてある。 それによると、 ・新田哲二(ボス) 丹波哲郎 ・黒木五朗(クロキ) 名高達郎 ・猿渡俊介(シュン) 森田健作 ・増田文吉 若山富三郎 に見える(笑) これによって、映画「北海道連鎖殺人・オホーツクに消ゆ」 なんて・・無理だっての。 |
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蛇足 | このゲームで北海道観が植え付けられた私。 札幌に観光で行ったときに、あのニポポ人形を探しまくってました。 |
攻略法(88版で攻略。60版もほとんど同じ)
第1章 東京湾・晴海埠頭 しらべろ(水死体のポケットからキャバレールブランのチラシを発見。) とる・しゃしん(ガイシャの顔写真をとる。) |
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ルブラン 高田馬場→栄通りと移動して「さがす・ルブラン」でルブランを発見。 「みせろ・しゃしん」(客引きがルナ嬢がついた客だと証言。) ルブラン内では最初アケミ嬢がつくが、無視してルナを呼ぶべし。 (何を聞いてもトンチンカンな上、警察手帳を見せると怒り出す。) エミー嬢も呼べるけど、 これは同社の人工知能ソフト「エミー」のパロディ。 ルナを呼んだら 「みせろ」「しゃしん」で、ガイシャが高田旅館に宿泊していたことが解る。 もっぺん栄通りまで戻って、 「さがせ・たかだりょかん(orききこみ)」で発見できる。 |
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高田旅館 「みせろ・しゃしん」でガイシャの泊まっていた部屋に案内してもらえる。 部屋には、ガイシャの持ち物と思われるカバンがあり、 その中にサラ金からの督促状が入っていてそこから 被害者の名前が「増田文吉」で、 住所が「北海道釧路市」であることが判明する。 |
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第2章(ここで、部下が黒木五朗から道警の猿渡俊介に変わる) 北海道に着くと、山部課長から挨拶を受け 部下の猿渡を貸してもらえる。 (このときに話した黒龍会という暴力団が後で関わってくる。) |
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釧路駅前→大川町へ 大川町・増田宅 「ききこみ」で左の洗濯をしている女性が増田の家内だと解る。 【88版だと、右の子供を背負ったオバサンが増田の家内。】 北浜の飯島幸夫という人物から50万を受け取っていた。 (また、増田がかなりいい加減な人物であることも解る。) |
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北浜 北浜駅 幾つかのコマンドを入れると、 目的の飯島氏が死体で発見されたとわかる。 北浜の浜辺 死因は後頭部を鈍器で殴打されたことによるもの。 最近、落ち着きがなかったらしい(ききこみ)。 「とれ・しゃしん」で生前の写真を入手。 「きけ・いいじまのこと」で息子が居ることが解る。 「よべ・しんじ」で、息子のしんじから事情聴取。 「きけ・ゆきおのこと」で増田にやった50万はゆすりとられたモノだと解る。 あと、紋別がどーとか言っていた事が解る。 「みせろ・しゃしん・ますだ」で、増田のことを「札幌のゲンさん」だという。 (すすき野の炉端焼き屋「コロポックリ」で働いている) |
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札幌・すすき野 「いけ・コロポックリ」 炉端焼き屋「コロポックリ」 増田にうり二つのゲンさんがいる。 何を聞いても知らない素振りだが、飯島の写真をみせたときだけ 顔見知りなので反応する。 |
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このへんで、道標が切れるので、適当に探し回って情報を掴む。 ポイントの情報は 「地元から阿久津という大臣がでるので町はお祭り騒ぎ」(網走) そうすると、網走港に死体が浮かんだ、と連絡が入る。 |
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網走港 「しらべろ・したい」でガイシャの財布と名刺入れが見つかる。 「しらべろ・めいし」で白木裕九朗・東京都目黒区在住と判明する。 「しらべろ・しらき」で大手スーパーの社長だと解る。 「しらべろ・しいん」で首を絞められた痕があるも溺死ということ。 「とれ・しゃしん」で写真を取ると秘書の坂口がすっ飛んでくる。 坂口 「きけ」で白木は摩周湖に旅行に行くと言ってた事が解る。 「みせろ・しゃしん」で飯島の写真に反応。 (東京で一度会った事がある。そのときは「おく・・・さん」という人物も一緒だった) |
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摩周湖 女性が一人。このゲームのヒロイン野村牧子である。 「みせろ・けいさつてちょう」で自分の事を詳しく話してくれる。 (23才、東京在住、一人旅などなど) 写真を見せても何も反応しない。 足に怪我をしている。怪我についても何も話さない。 |
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紋別 写真を見せたり、いろいろコマンドを実行していると 男が一人、「あんたテツジさんか?」ときいてくる。 何でもテツジという男が来たら礼をするから知らせてくれと言われたとのこと。 あとは、適当に移動してると、 網走で知床五湖で死体が見つかったと報告が入る。 |