園場 香妓梨のダイナマイト・レポート


園場

 「 ど〜もぉ、『どんな危険なところにでも、電話一本・即参上!!』をモットーにしています、

私、園場 香妓梨(そのば かぎり)のダイナマイト・レポートの時間でーす。

今回は、ただいま広域指名手配中の宇宙海賊Gのキャプテンである、

『マスター』ことエイジア=クロスさんの独占インタビューで〜す。 

初めましてエイジアさん、本日はお忙しいところ、どうもありがとうございます。 

とりあえず自己紹介からお願いします。」

エイジア

「うむ。ワシの名はエイジア=クロス、世間では『マスター』と呼ばれておる。」

園場 

「本日は、よろしくお願いいたします。

早速ですが、宇宙海賊G(ジェネレーション)は、エイジアさんが組織なされたとのことですが。」

エイジア

「いかにも!細かいことを話せば長くなるので割愛するが、ワシが以前傭兵部隊の隊長だった

頃の部下たちを召集して組織したものだ。 どいつらもクセのある強者たちよ!!」

園場

「(・・・なーんだ、海賊の頭目だから怖い人を想像してたけど、紳士的じゃない)」

エイジア

「ふむ、そう固くならずともよいぞ。気楽にいこうではないか。」

園場

「 !!!(ひぇ〜〜、よまれてるぅ。 ・・・ま・・・まあ、こうなったら当たって砕けろよ!) 

はい、それでは、今エイジアさんの昔のことについて話が出ましたので、よろしければ経歴などを。」

エイジア

「 ハッハッハッ!! いきなり核心をついてくるの。 

本来ならその全てを語りたいところだが、広域指名手配されている身では、

ワシとつきあいがあったものに迷惑がかかるので答えることはできん。 だが、傭兵部隊の

隊長だったことと、若かりし頃は魔天学園におったことだけは明かしておこう。」

園場

 「 なるほど、では、『東方の師匠』と巷で呼ばれるほどの格闘技の達

人でいらっしゃいますエイジアさんの個人的なことをお聞かせください。」

エイジア

「 ハッハッハッ、よかろう。 今まで曖昧だった分、きっちりと答えよう。」

園場

 「(キラーン) それでは早速、身長・体重・趣味をお願いします。」

エイジア

 「 身長は193p、体重98s、趣味は料理かのう?」

園場

 「料理ですか? 私はてっきり格闘技だと・・・」

エイジア

 「 格闘技は、ワシにとって『道』である! ゆえに、趣味などという楽しみでは断じてない!! 

・・・ちなみに料理についても、必然が生じて趣味になったようなものなので、あくまでも腕前は人並みだがの。」

園場

 「 必然といいますと?」

エイジア 

「 なに、独り身が長いからの(笑)」

園場

「 アハハッ、では、タイムリーに好みの女性のタイプなどは?」

エイジア

「 むうぅ、そうだのう・・・特にこれといったタイプは無いが、

意志の強いものがよいかのう、ハッハッハッ」

園場

「 先ほども話に上がりましたが、部下の皆さん一人一人に対して、エ

イジアさんがどう思っているかを教えてください。 本音でお願いしますよ〜〜。

 まずは、スケベなアッサムさんは?」

エイジア

 「 能ある鷹は爪を隠す、といったところか。 まあ、腕の方は確かだからな。」

園場

 「 そ、そうですか・・・(ただのスケベ親父じゃない)、では、ルリカさんは?」

エイジア

 「 沈着にして冷静、静穏にして季節の風のごとく清涼。」

園場

 「 は、はあ・・・(む、むつかしい)、デミさんは?」

エイジア

 「 誰でも思うことだろうが、天真爛漫の一語につきるな(笑)。」

園場

 「 なるほど(笑)では、アッシュさんは?」

エイジア

 「 ふむ、頼りになる右腕にして、門前の小僧。 と、いったところだな。」

園場 

「 なるほ・・・ど?(わけわかんないよぉ) では最後にエフィさんは?」

エイジア

 「 どうしようもない馬鹿弟子だな。 目先のことしか見えておらん!!」

園場

 「 なるほど、なるほど。 話はガラリと替わりますが、将来の夢などはありますか?」

エイジア

 「 これも具体的には語れぬが、閉ざされた扉を進んでいこうと思うておる。」

園場

 「 そこのところをもうちょっとお願いしますよ〜」

エイジア

 「 フフフフフ。 まあ、今後のワシらの行動を見てくれれば、自ずと見えてくるわ!」

園場

 「 (ちぃっ! やっぱりガードが堅いわね) それでは次の・・・」

 

(唐突に鳴るインターホン)

 

ルリカ

「 マスター、お話中に失礼します。 レーダーに3機の機影、

スペースパトロールと思われます。 至急ブリッジまでお越しください。」

エイジア

「 うむ、わかった。・・・すまないが急用ができたので、今日はこ

こまでということにしてもらおう。」

園場

 「 (やっばー、警察も聞いてたのね) わ、わかりました。

では最後に聴視者のみなさんに一言お願いします。」

エイジア

 「 漢なら自分の信じた道を捜しだせ! 

そしてそれが信じた道ならば、たとえ何があろうとも歩み通せっ!!!」

園場

 「(気合いに押される)なるほど! 

本日はどうもありがとうございました。・・・と、いうわけで今回のレポートはここまでです。

 あんまり詳しく聞けなかったけど、日を改めて第2弾をお送りしたいと思っています。

それでは、全魔天のみなさん、さよーなら〜」

 

海賊船ヘル&ヘブン・ゲストルームにて