聖ソフィア寺院(アヤソフィア)
イスタンブール
六世紀に東ローマ(ビザンチン)帝国皇帝ユスチニアヌス1世によって,ギリシャ正教の総本山として建設される。
が、1453年オスマン帝国により東ローマ帝国が滅亡。寺院もイスラム軍に占拠され、聖堂からモスクに改築されてしまう。
祭壇は取り払われ,壁面のモザイク画は漆喰で埋め込まれ、十字架は降ろされ、三日月が掲げられる。
外にはミナレット(祈りの時間を知らせる長尖塔)が立てられ,以後500年近くイスラム教のモスクとして存続して行くことに。

ですので、大航海時代の頃のオスマン帝国においてはイスラム教の宗教施設「モスク」扱いとされています。

後の20世紀、トルコ共和国が誕生後、モスクから博物館として解放。
壁の漆喰ははがされ,モザイク画が再び壁面を飾ることに。
現在ではイスタンブールの旧市街観光の名所となっている。
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