Windows Media File Player Ver.0.04.0.28 2000/9/2 written by Thrasher mail:thrasher@thrasher.jp url :http://thrasher.jp/ 1.Playerの概要 PlayerはIfMedia から子プロセスの形で起動される、殆どGUI を持たないメ ディア再生ソフトウェアです。 Player動作中はタスクトレイに小さいアイコンを表示するようにしました。 アイコンには種類があり再生中は白い音符、再生停止中( あまり目にするこ とはないと思いますが...)は黒い音符になります。またヘルプダイアログ表 示中は疑問符が付いた白い音符になります。タスクトレイ上のアイコンはク リックするとメニューを表示します。 再生ウィンドウにはトラックバーコントロールが付いてはいますが、つまみ 位置は厳密な再生位置を表している訳ではないのであまり正確ではありませ ん。目安程度に考えて下さい。 再生ウィンドウを左クリックすると一時停止、再開が出来ます。また左ダブ ルクリックで再生をスキップします。ただしDirectMusic 制御時は出来ませ ん。 Playerの設定を行うにはヘルプダイアログ上にある「Configure 」ボタンを 押します。設定用のダイアログが表示されます。大した項目はないので設定 用ダイアログを見たらすぐに判ると思います。 外部再生エンジンとしてVBMP3.DLL を利用出来ます。またメディアのシーク と再生速度の変更が出来ます。ただしMCI で再生する場合は再生速度は変わ りません。 VBMP3.DLL はMP3 を再生するエンジンです。VBMP3.DLL は本アーカイブに同 梱されています。 再生可能なメディアについて詳しくはアーカイブに同梱のMEDIA.TXT をご覧 ください。 2.注意 以下の環境でテストを行いました。 1.Windows 95 DirectX 7(DirectX Media 6) Susie 0.45g Intel Pentium 166MHz(非MMX) 64MB Memory 2.Windows 98(非SE) DirectX 7(DirectX Media 6) Susie 0.45g AMD K6-III 400MHz 64MB Memory 3.Windows 98(非SE) DirectX 7(DirectX Media 6) Susie 0.45g Intel PentiumIII 550MHz 64MB Memory 4.Windows 98 SE DirectX 7(DirectX Media 6) Susie 0.45g Intel PentiumIII 600EMHz 256MB Memory 5.Windows 98 SE DirectX 7(DirectX Media 6) Susie 0.45g Intel PentiumIII 667EBMHz 64MB Memory 6.Windows 2000 Professional DirectX 7(DirectX Media 6) Susie 0.45a Intel PentiumII 233MHz 192MB Memory 7.Windows 2000 Professional DirectX 7a(DirectX Media 6) Susie 0.45g Intel PentiumIII 600MHz(モバイル用低電圧版) 192MB Memory 3.著作権及び使用条件 本ソフトウェアの著作権は作者であるThrasherが保有しています。本ソフト ウェアを使用して起きたいかなる損害についても、作者は一切の責任を負い ません。本ソフトウェアの商用・シェアウェアとしての使用を禁止します。 また画像や音声等の著作権を侵害しないようにお願いいたします。 本アーカイブに同梱されているMP3 用外部再生エンジンVBMP3.DLL の著作権 はXing Technology 、GoodNoise 、高橋政雄氏、ミケ氏( 苅込大輔氏 )が保 有しています。またVBMP3.DLL で使用しているFFT アルゴリズムについての 著作権はReliable Software が、タイムタグ仕様書の著作権は駄歌詞屋氏が 保有しています。 4.使い方 Playerはコマンドライン引数をとりますのでIfMedia の下請け用途以外にも 単独で使用できます。 Player [option | filename]... Playerはコマンドライン引数を順次処理していきます。起動時に全てパース を終えるわけではないので、その点にご注意ください。 ファイル名にはメディアのファイル名を指定します。ファイル名にはワイル ドカードを使用できます。半角の空白を含むファイル名を指定する場合には そのファイル名全体をダブルコーテーションで括るようにしてください。 オプションの指定には- と/ の両方が使えます。- と/ の区別は特にありま せん。- や/ に続けてキーワードを指定します。キーワードの大小文字は区 別しません。オプションによってはパラメータを持つモノがあります。パラ メータを指定する場合はキーワードに直接続けて指定します。キーワードと パラメータは区切りません。 以下のオプションがあります。 -Delete 指定されたメディアファイルの再生終了後にそのサウン ドファイルを削除します。デフォルトでは再生終了後に ファイルを削除しません。このオプションはパラメータ を持ちません。 -NoDelete 指定されたメディアファイルの再生終了後もそのサウン ドファイルを削除しません( デフォルトの動作 )。この オプションはパラメータを持ちません。 -Milliseconds 指定されたメディアファイルの再生時間をミリ秒単位で 指定します。このオプションにはパラメータとしてミリ 秒を指定します。パラメータとして0 ミリ秒を指定する とメディアファイルを最後まで再生します( デフォルト の動作 )。パラメータを省略すると0 ミリ秒が指定され たモノとして処理します。 -Milliseconds1000 1000ミリ秒間再生 -Milliseconds0 最後まで再生 -Seconds 指定されたメディアファイルの再生時間を秒単位で指定 します。このオプションにはパラメータとして秒を指定 します。パラメータとして0 秒を指定するとメディアフ ァイルを最後まで再生します( デフォルトの動作 )。パ ラメータを省略すると0 秒が指定されたモノとして処理 します。 -Seconds1 1 秒間再生 -Seconds0 最後まで再生 -Add 現在のPlayerによるメディアファイル再生を中断せずに 指定されたメディアファイルを再生対象として追加しま す。このオプションはパラメータを持ちません。 -Next 現在のPlayerによるメディアファイル再生を中断して次 のメディアファイルの再生に進めます。このオプション はパラメータを持ちません。 -End 現在メディアファイルを再生中のPlayerを終了します。 このオプションはパラメータを持ちません。 -Repeat 再生をリピートします。 -RepeatEach 各ファイルの再生をリピートします。 -NoRepeat 再生をリピートしません( デフォルトの動作 )。 -NormalClass 通常優先順位で動作します( デフォルトの動作 )。 -HighClass 高優先順位で動作します。 -Help 簡単なヘルプメッセージボックスを表示します。 例 player a.wav a.wav を最後まで再生します。a.wav は削除しません。 player a.wav -delete b.wav -nodelete c.wav a.wav を最後まで再生します。a.wav は削除しません。 b.wav を最後まで再生します。b.wav は再生終了後に削除します。 c.wav を最後まで再生します。c.wav は削除しません。 player -seconds5 a.wav -seconds10 b.wav a.wav を5 秒間再生します。a.wav は削除しません。 b.wav を10秒間再生します。b.wav は削除しません。 player -delete -seconds5 a.wav -seconds0 b.wav a.wav を5 秒間再生します。a.wav は再生終了後に削除します。 b.wav を最後まで再生します。b.wav は再生終了後に削除します。 player -delete -seconds5 a*.wav -seconds10 b*.wav a*.wavにマッチするファイルを5 秒間再生します。a*.wavにマッチする ファイルは再生終了後に削除します。 b*.wavにマッチするファイルを10秒間再生します。b*.wavにマッチする ファイルは再生終了後に削除します。 5.メモ Player起動時に既にメディアを再生しているPlayerがある場合には、後から 起動した方のPlayerが先に起動していたPlayerに指示を出します。後から起 動した方のPlayerは指示を出してすぐに終了します。 指定されたメディアファイル全ての再生が終了するまでの間、Playerは動作 し続けています。全ての再生が終了した時点でPlayerは終了します。 なるべく動作に支障をきたさないよう作ったつもりではありますが、同時期 に大量にPlayerを起動するともしかすると変な動作をするかもしれません。 特にSusie のカタログ作成時はこの状況に陥りやすいので、あまりパフォー マンスの高くないマシン上ではカタログ作成時にはプレビュー再生をしない 設定にする方が無難です。今はだいぶ改善されているはずではありますが、 プレビュー時に再生する設定でカタログ作成を行う際にはご注意ください。 Playerの優先順位を高順位にするとCPU をPlayerに割く度合いが増すので音 飛び等の現象を改善できる可能性がありますが、他のソフトウェアは必然的 に遅くなります。またPentiumIII等のようにパフォーマンスに余裕のある環 境下で高順位にするとDirectShowが変な動作をすることがあります。 Player設定にはコマンドラインオプションと設定ダイアログの両方で指定で きる項目がありますが、その場合はコマンドラインオプションによる指定の 方が優先されます。 コマンドラインオプションで指定した設定は保存されません。普段の用途に はダイアログで設定を行い、一度限りにしたい設定はコマンドラインオプシ ョンで指定すると良いでしょう。 PentiumIII等のCPU でDirectShowによるメディア再生時に保護例外になる場 合はDirectX Media 6 をインストールしなおしてみてください。また最新の DirectX をインストールした方が最新CPU の恩恵にあずかることが出来るよ うです。 6.履歴 2000/9/2 v0.04.0.28 再生の開始及び終了時のバグフィックス。 再生手段選択のロジックを修正。 2000/8/6 v0.04.0.27 再生開始時のウィンドウ制御を修正。 CDDA再生時のバグフィックス。 プレイリストのバグフィックス。 VC6 にSP4 を適用。 可変ビットレートメディア再生時の不具合修正。 設定のデフォルトを変更。 2000/4/26 v0.04.0.27 Final Beta 再生制御用のボタンを追加。 アイコン時のウィンドウ制御を修正。 カーソル表示を少し改善。 2000/1/24 v0.04.0.27 Beta 3 高度な設定ダイアログを追加。 ビデオウィンドウの位置とサイズ制御を強化。 メディアのシークを実装。 再生速度の変更をサポート。 外部再生エンジンサポートとしてSoftMPEGサポートを追加。 1999/12/4 v0.04.0.27 Beta 2 外部再生エンジンサポートとしてVBMP3 サポートを追加。 表示ウィンドウ切り替えが不確かなのを修正。 VBMP3 エンジン利用時もミュート出来るよう修正。 メディア情報の詳細表示を追加。 ボリュームコントロール起動を追加。 1999/11/7 v0.04.0.27 Beta 1 リピートが効かないことがあるのを修正した。 コンテキストメニューにリピート項目を追加した。 プレイリストをサポート。 MP3 の曲名表示を実装した。 設定ダイアログを整理した。 Playerの優先順位設定を追加した。 RIFF MP3とWAVE MP3形式をサポート。 DirectShowフィルタのプロパティ表示を実装した。 ボリュームのトラックバーを実装した。 1999/8/30 v0.04.0.26 ファイル毎のリピートと全体のリピートを実装した。 Playerを閉じようとした時に間違って次のファイル再生を行っていたのを 修正。 1 つもマッチするファイルがなかった場合はリピートする設定になってい ても終了するようにした。 MCI で未知メディア再生の際にまずActiveMovie で試みるようにした。 トラックバーコントロールをユーザが動かせないようにした。 1999/8/22 v0.04.0.25 ディレクトリのドロップ時はその傘下のファイルをスキャンするようにし た。 1999/8/14 v0.04.0.24 テンポラリファイルの後始末の不具合を修正した。 1999/8/10 v0.04.0.23 コンテキストメニューの項目とキーボード入力を追加した。 1999/7/29 v0.04.0.22 ウィンドウ位置オプション制御のし忘れを修正した。 ファイルのドロップ受け入れをサポート。 1999/7/18 v0.04.0.21 Windows98 で状態カーソル表示が行われないケースがあるのを修正した。 トラックバーの高さ不足で目盛りがクリップされるケースがあるのを修正 した。 1999/7/3 v0.04.0.20 目盛り表示が大幅に不正確になることがあるのを修正。 DirectShow制御時に映像の表示サイズが微妙にずれていたのを修正。 DirectShow制御時の停止、再開処理を修正。 ウィンドウ表示位置制御の設定を追加。 EXE がアンロードされない限りCOMAPIの初期化とシャットダウンを毎回し ないようにした。 1999/6/27 v0.04.0.19 バグフィックス。 DirectShow/DirectMusic制御時にも状態カーソルを表示するようにした。 DirectShow制御時にもミュートが出来るようにした。 リピート再生機能の追加。 1999/6/25 v0.04.0.18 movie 等、再生時間の長いメディアの場合の目盛り表示を改善した。 映像の表示位置が変になることがあったのを修正。 1999/6/23 v0.04.0.17 COMAPI初期化とシャットダウンの不具合修正。 1999/6/21 v0.04.0.16 DirectMusic によるMIDI再生をサポート。 1999/6/18 v0.04.0.15 MCI/DirectShowの選択ロジックを多少変更。 トラックバーの目盛り表示を少しばかり正確にした。 1999/6/14 v0.04.0.14 DirectShow制御もサポートしてみた。 1999/6/7 v0.04.0.13 ロジックを間違えて再生終了時の処理がおかしくなっていたのを修正。 1999/6/6 v0.04.0.12 非標準のメディアに対する処理を追加。 1999/5/31 v0.04.0.11 ポーズ、再開を実装。 1999/5/26 v0.04.0.10 マヌケなバグを細々と修正。 VC6 にSP3 を適用してビルド。何故かファイルサイズが多少減少した。 1999/5/23 v0.04.0.9 今度はAVI とCD-ROM XA。 その他色々とテコ入れ。 1999/5/15 v0.04.0.8 コソっとCDDA対応。 このバージョンで従来に比べて割と安定したと思う... 1999/4/28 v0.04.0.7 プロセス制御を強化。 1999/4/18 v0.04.0.6 細かなバグフィックス。 一部MIDIに対応。 名称をPlayWaveからPlayerに変更。 1999/3/12 v0.04.0.5 細かなバグフィックス。 またまたまたプログラムの構造を強化。立て続けに起動した場合の処理が 幾分良くなったかな? 1999/3/3 v0.04 非常に情けないバグで再生出来ていなかったのを修正(涙)。 またまたプログラムの構造を強化。 1999/2/26 v0.03 更にプログラムの構造を強化。 Helpオプションの追加。 1999/2/20 v0.02 いくらかプログラムの構造を強化。 オプションの追加。 usage の表示は出来ないか? とのご意見を頂いたのでいずれコンソールア プリケーションにかえるかもしれない。 1999/2/19 v0.01 とりあえず下請け第一号として出来た。