サハリンツーリング 2001 その5

8月10日
ユジノサハリンスクで警察へ

2001年8月10日 本日の天気晴れ

ユーラさんと話して今日はツーリストホテルを出ることにする。ツーリストホテルには散々迷惑や心配を掛けたから違う場所に移ることにする。
その前にユーラさんの車で警察署へ行く。今日は事故証明などを出してくれるらしい。
9:15に警察署に行き証明書を貰う。その他にTシャツなどについた血液を犯人のものと自分のものと区別する為に血液検査をすると言って病院へ。
証拠品として押収されたTシャツを看護婦さんが切って良いかときくのでOKする。そのあと犯人のジャケットをもってきて同じことを言うが、それは俺のじゃないからといったがうまく伝わらなかったみたいだ。

警察での用事が済んで11日の病院へ行ったら14日までは警察に行かなくて良くなった。これでやっとユジノを離れることができる。
午前中の余った時間でサハリンのデパートへ。盗まれてしまった代わりのカメラを購入する為だ。いろいろ見るがコダックのものが多くて高めだ。次に多いのが韓国製のカメラ。どちらも高くて1万円近くする。悩んで安いカナダRekam製のコンパクトカメラを購入する。1490p(約5960円)
そしてホテルに戻って出発準備をする。

購入したカメラのテスト撮影

バイクを部屋から出してもらって荷物をパッキングする。ホテルの若い従業員達がバイクに乗らせてくれと言ってきたので乗らせてあげる。
バイクに乗ったこと無いみたいだったけど結構上手に乗っていた。駐車場をブンブン走りまわっていた。
夕方にユーラさんと会う事を約束して出発。今日は半日しかないのでアニワ方面に行ってみることにする。
ユジノを出発しコルサコフ方面へ向かう。途中の検問所の脇道に入りアニワ方面へ。

フラットダートが続く

たまに穴があいてる

道は川の前に出た。木の橋が掛かっている。

木の橋

のどかな流れ

橋はやっぱり落ちていた。人間は何とか渡れるが車両は無理だ。

落ちている橋。

釣りでもするかと河原でボーとしていると親子連れ登場。父親とその子供だ。
親父は俺はフィッシャーマンだといい漁の成果を見せてもらった。バケツにウグイが5、6匹入っていた。
漁は釣り針と重りのついた糸を手でブンブン振り回して川に投げて待つだけの簡単なもの。はじめ漁を見せてもらった時、目の前で重りをブンブン回し始めてまさか俺に当てて荷物を奪おうというのじゃないかと、一瞬焦る。怖いのでバイクのところに戻ってボーとしていると子供が戻ってきてなんかくれとうるさい。
子供だからと荷物にあったパスタとミートソースの缶詰をあげるが、俺はカメラを持っていないからくれとうるさい。これはダメだと言うがしつこい。親父にもなんかくれとうるさい。親父には日本のタバコと100円ライターを上げる。親父にウォッカは好きかと聞かれたので好きだと答えたが、どうもウオッカをもっていたら分けてくれと言う意味だったみたいだ。俺がウォッカを持っていないことが判ると残念そうにしていた。荷物に積んでいた水の入ったペットボトルを指してこれはなんだというので水だと答えるとくれと言う。水くらいならとあげると一口飲んでびっくりしていた。ガスが入っていない水は珍しいのかもしれない。おまけに荷物に積んであったトイレットペーパーもくれといったのであげた。

お礼にフレップを貰った。

子供にたかられてしまった。

結局、釣りもしないでユジノへ戻ることにする。
ユジノに戻ってレーニン像の前で記念撮影。

レーニン像の前で

レーニン像の前に集団が。

何と結婚式。

ロシア人の結婚式は仲間内だけでお祝いしてるみたいだ。最後に花飾りや空き缶をいっぱいつけた車で走っていった。
珍しいものが見れて良かった。

ユーラさんと合流して本日の宿さがし。まずはユーラさんの知り合いの家へ。そこはバーニャ(ロシア式サウナ)があって民宿みたいな事をしている普通の家だった。

民宿?の犬。

聞くと結構料金が高い。今は主人がいないけどどうしてもと言うのなら泊めるけど言われたので別な所へ。
ホテルLADAに行く。部屋があいていたのでここに決めて、バイクはホテル裏の管理人がいる駐車場へ。
ロシアにもこんな駐車場があるのを知ってびっくり。ある意味盗難が多いから必需なんだろうけど。

LADAにつくと郷土博物館で写真撮影をしていた一行に会う。今日はみんなで部屋で自炊するというのでお呼ばれする。
いろいろ話を聞いて楽しく就寝。

本日の宿:ホテルLADA 1200p(約4800円)バイク駐車場代20p(約80円)
本日の走行距離:80.9km


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