うちのは小椋佳で、ゆったりとしていて眠くなります。
・・・って、演奏家をご存じでしょうか。ユージン・コスマン楽団。
ビビアン・リー主演の映画「哀愁」が日本で初公開された時に、この映画のテーマ曲をカバーしたレコードが発売され大ヒットしました。この曲は俗に「別れのワルツ」という題名で知られ、またの名を「蛍の光」といいます。1949年の事でした。もうネタ晴れしてるでしょうけど、このユージン・コスマンて古関裕而氏の変名だったそうです。つい思い出したネタです。当然、これも映画音楽の本からの引用です。
といえば、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」が古関先生で、古関裕而といえば、
この歌を思い出すOBが多いのでは? なぜか生徒でなくても知っている校歌(都
の西北〜)の方は別の人の作曲ですが、編曲に古関先生の名があります。
>「ズイヨーアンソロジー」
すごいですねえ。これでハイジ以前の名作劇場も完璧フォローですね。
「ピュア島」のLP復刻してくれればよいのに。
> ユージン・コスマン
どこかで名前を聞いたことあると思いましたが、そういうネタでしたか(笑)。
の、高校野球ソングですかね。やっぱり。
うちの社には、歌はないですねぇ…。音楽に興味示しそうな
夫婦(社長副社長)ではないし(^^;
ローマ数字は使っちゃ駄目、ってことなんで、「ファイヴ」は「V(ヴイ)」で代用。(笑)
約15年ぶりに、「超電磁マシーンボルテスV・コロムビアオリジナルBGM集」を聞きました。
作品にも思い入れがあるので、本当に懐かしくて嬉しかったです。
筒井氏の音で何が好きかって言ったら、大ダイコ。(ティンパニー?)
「(新)怪物くん」EDのイントロが大好き。
何が印象的かと言ったら、「コン・V」出撃シーンの音楽で、メロディをとってる
びよ〜ん、びよ〜んいう音。(あれは何だ?ギターなのか?)
他、使用頻度が高い、多重弦楽器。勇ましさ倍増の金管楽器。
さて、「ボルテスV」を聞いた15年目の感想。
良くも悪くも、「劇伴の鑑」である。
悪くもの意味。
音楽としての「聴き物」としては不充分なのである。
「宇宙戦艦ヤマト」の音楽が、なぜもてはやされたか。
それは、作品の人気だけが理由ではない。
作品を味わえるという楽しみの他、音楽的な「聴き物」としても、
十分鑑賞に堪えうるものだったからだ。
「ボルテスV」の場合は、恐らく、情緒的な部分が足りない。
一枚通して聴くと、作品を知らない人は・・・飽きる。
音楽を研究している人(編曲の仕方だとか、演奏の仕方だとかに
注目するような人ね。)は別かもしれないけど。
が、しかし。
「ボルテス」の音楽を、作品を全く知らない、そういうものに興味の無い人に聞かせて、
「この音楽に似合う、シーンを演じろ」とか「色を塗れ」とか「シーンを想像しろ」とか
いったら、十中八九同じようなことをするに違いない。
それが「鑑」的な良いところ。当時の劇伴の作り方の代表格。
音的にはキライじゃないよん。筒井氏は。今は、どんな仕事なさってるのかしら?
劇伴以外に使いようのない音楽、それがこの「ボルテスV」の音楽だ。
反論待つ。にこっ。(^o^)
>劇伴以外に使いようのない音楽、それがこの「ボルテスV」の音楽だ。
筒井広志氏って、アニメ音楽の担当者として、よく見掛ける
名前ですが、主題歌は殆ど作ってないのでは。
逆に小林亜星氏は、主題歌にはいろんな作品があるけど、
劇伴の方はまるで実績がないですね。
私は菊池俊輔氏のファンなのですが、菊池氏が劇伴作曲家
として一流なのは、劇伴と主題歌、両方をこなせることが、大きいと思います。
渡辺岳夫、渡辺宙明氏の評価が高いのも、同じ理由が成り立ちます。
まあ、音楽のやり方は自由ですけど、アニメ主題歌は、
劇伴のプロに作って欲しいものです。
>北極グマさん。亜星氏も結構劇伴コミで作曲はされています。
アニメ関係はどなたか、詳しい方にお任せするとして、おすすめというか
作曲者の意気を感じさせるものとしては「特別機動捜査隊」なんてのがいいかな。
途中からボブ佐久間氏、横田年昭氏とバトンタッチもしますが、進駐軍ジャズ
出身らしいダイナミックにして軽快な音は劇音楽としてもなかなか味わい深いものがあります。
私にとっての劇伴とは、やはり「劇」至上である事、音楽がどれだけそれに
貢献できているかしかないです。メロディもアレンジも、結局はその一点にのみ
集約されてきます。本当言うと今、音楽の質は間違いなく上がっているので
選曲のセンスに興味があるところです。これはもう、千差万別ですね。
>北極グマさん
>一流の条件
確かに、「どんな種類の仕事をしてきたか」「どれだけの量をこなしてきたか」、
というのは、評価に大きく関わりますね。
でも、「どれだけ劇伴として作品に寄与できたか」、「どれだけ人の心に残ったか」というのも、
評価の対象に入れても良いのではないでしょうか。
そういった意味では、筒井さんは、私の中では一流作曲家でございますよ。(^o^)
音楽の技術的な面や、個性、センスなど、他にも色々と見る点があるでしょう。
一つの面だけにこだわらず、多方面から見ると、また違った評価が生まれて
楽しいと思いますよ。
>小林亜星氏
アニメ劇伴は、「狼少年ケン」「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」が
有名なところでしょう。「サリー」の「ブンチャカ、ブンチャカ」いう曲とか
「ゴーゴー」(死語だ(笑))みたいな曲とか、私は好きです。泣ける曲もいい。
>筒井広志氏
挿入歌の作曲を結構されているみたいです。
主題歌では「チャッピー」しか思いつかないなぁ・・・。
どなたかフォローをお願いいたします。m(__)m
>小林亜星氏
>作曲者の意気を感じさせるものとしては「特別機動捜査隊」なんてのがいいかな。
あ、かっこいいですよね〜。
東映の主題歌集で見ただけなんですけど、あの曲がかかった瞬間、「え、これ誰?」と
耳がデカくなってしまいました。クレジットを見て、「へーっ」と、今度は目がデカく。
以降、私の中での存在もデカくなっていきましたです。
「009ノ一」なんか、単純なようだけど、あれを一から作り出そうとしたら
やっぱり難しそう。(すっかりマイ・ブーム。ね、RYO-3さん。(笑))
「小林亜星大研究」希望>腹巻猫さま
「冨田勲大研究」希望>腹巻猫さま
NHK主題曲集を聴いたんですけど、うが〜!なんだかんだいって、やっぱり
冨田勲氏はスゴイっっっ!もう、負けた、ヤラレタ〜って気分。
あ、「NHK主題曲大研究」でもいいんですよ。
やっぱりNHK主題曲は名曲揃いです。なんでこんなスゴイ曲が揃ってしまったのか、
その訳も暴きたい。(笑)
実はもうすでに計画が立っているものと睨んでますが。そうでないですか?
>「宇宙戦艦ヤマト」の音楽が、なぜもてはやされたか。
> それは、作品の人気だけが理由ではない。
> 作品を味わえるという楽しみの他、音楽的な「聴き物」としても、
> 十分鑑賞に堪えうるものだったからだ。
一部だけ抜き出してごめんなさいねえ。
ここはとても同感です。
ヤマトのレコードおもしろいですもん。
うちのお母さん、わたしが買ってきた「戦場で…」(ガンダムの)を聴いて
「やっぱり、ヤマトの方がいいわねえ」っていってたのを思い出します。
ガンダムの音楽だって悪いわけはなく、シーンと共に思い出される名曲が
たくさんあるのですが、そこはそれ、BGMとしての面の方が大きかったのかなと
思ったり。
>「NHK主題曲大研究」
そういうCD出たら5枚組でも買います。
10枚組だったらちょっと考えます。(^_^;;)
教育テレビ編、とかラジオ編もね。
しかし、これ膨大ですよ。きょうの料理も婦人百科も、歴史への招待も
スタジオからこんにちは、も、のど自慢も、科学ドキュメントも
ニュースセンター9時も、基礎英語も、1、2のさんすうも、なんでもありですもん。
気が遠くなります。ひゅるるーー。
>仙道B佳さま
NHKの冨田勲仕事について、ちょっと心当たりがありアップしました。
昔、TOMITAスタジオにいらしたプログラマーの松武秀樹さんと
いう方に聞いた話なのですが、あのNHKの『きょうの料理』のテーマ
(マリンバの曲)も、冨田さんの曲なんですって。まだシンセがなかった
時代に、マリンバとマイクにちょっと特殊な趣向をこらして、あの曲が
生まれたんだそうです。
筒井広志氏の話題を拝見して、確かにテレビ漫画の主題歌は少ないような気がした
ので、小生の昔作った雑記帳で捜してみましたら、やっぱり少ない。というか、
ほとんど無い。見つかったのは、「魔法使いチャッピー」「冒険コロボックル」
「飛び出せマシーン飛竜」。(実際は、ほかにもあるかも知れません)
少ないながら、チャッピーとコロボックルは好きな歌です。特にチャッピーの
「魔法のワルツ」は編曲の妙が琴線に触れます。はじめの8小節に付ける弦のピチ
カートによるオブリガートが本当にきれいなんです。主題歌の仕事が少ないのは、
得手不得手の問題ではなく、依頼が回ってこないだけのことでしょう(たぶん)。
レコードを売りたい主題歌を任せるにはネームバリューがちょっと・・なのでしょ
う(たぶん)。実力的には、他の方々と遜色ない、誠実な作りの方と、個人的には
お見受けいたしました。あと、
>「小林亜星大研究」希望
は、小生も希望。とりわけ東映動画の初期のテレビ作品に書いた曲には傑作が多い
です。
どうも、RYO-3です。
最近どうもRemix盤やらトリビュート盤の話しばっかりしてますが、またです。
例のルパントリビュートを聴きました。
●「Lupin The Third Tribute Album "You's Explosion"」
(CD/VAP/VPCC-81286/99.3.25/\3059)
んで、内容ですが........う〜ん、う〜ん..............。
ゲイランさんが、参加パーソネルを書き込まれたときにも言いましたが、
このメンツの偏りは一体どうしたことだ?(笑)。ハード/プログレ系のロック者ばかり。
山下毅雄にしろ、大野雄二にしろ、ジャズを背景に持ちつつ、あらゆる音楽を飲み込む
フトコロの深さを持つ人ですから、逆にゴリゴリの様式美を持つハードなロックの世界観に
この音楽達を押し込めるのであれば、それなりの脈絡とか、もしくは、脈絡とかどーでも
よくなるくらいのスサマジきカッコよさとかでグイグイ押してきてくれないと納得できない
のでは?........と、思っていたのですが。
結局、残念ながら、残念な感じでした(笑).....わたしにとっては。
何度も書いてるような気がしますが、サウンドのカラーが強い作曲家、要するに
「アレンジを含めて一つの曲」的魅力をもった作曲家の作品をカヴァーするってのは、
一筋縄ではいかないのでは......。山下毅雄にしろ、大野雄二にしろ、まさにそういう人。
曲だけでなく「サウンド感」をも取り込んでRemixなりカヴァーしないと、オリジナルに
親しみのある人にとって、新しい驚きを与えることはムズかしい〜.......はず。
そういう意味では、オリジナルのサウンド感をブッこわしてナンボ的な「ハードなロック」
というスタイルのチョイスは、やっぱり????。
ミッシェル影山氏の参加曲もイマイチぱっとせず、坂本英三氏の曲も「アニメタル」を超えず、
期待したRollyやシャムロックも、う〜ん......。
大野雄二氏自身によるTrack#12「炎のたからもの」のコンボ演奏が聞こえてきたときには、
ホッとしてしまったぞ。だめ押しに、最終トラックにオリジナルの「テーマ'79」なんて入って
るから、「あー、やっぱりオリジナルだよな....」なんてシミジミ思っちゃう(笑)。
......つづきです。
とはいえ、Track#4や7などはなかなかに良い演奏だし、Char師匠の肩の力の抜け具合はさすが。
小野正利による「ラヴ・スコール」(男なのにオリジナルキーで唱ってるよ。すげー!)
なんかも丁寧なつくりでなかなかよい。
また、皮肉なことに、唯一、ロック者でない田中健氏(俳優・ケーナ奏者)の演奏が、
オリジナル曲ながら、実に何ともヤマタケ的でカッコよい。
......なので、「なぜハードなロックだったのか」がますます分からなくなるRYO-3でした。
第二段の可能性があるならば、ぜひ「80年再発盤」参加者や、
You & Explosion Bandの歴代メンバーによるカヴァー.....というかセッションが、
聴いてみたいなぁ。もちろん伊集さんありで(笑)。 (長文ご容赦)
いろいろレスありがとうございました。
私はアニメ音楽研究歴がまだ短いので、皆さんの情報は、本当にためになります。
>でも、「どれだけ劇伴として作品に寄与できたか」、「どれだけ人>の心に残ったか」というのも、
>評価の対象に入れても良いのではないでしょうか。
>そういった意味では、筒井さんは、私の中では一流作曲家でございますよ。(^o^)
前回の書き込みで、小林氏と筒井氏を軽蔑するようなことを
述べてしまいましたが、ファンの方ゴメンナサイ。
小林亜星作品は、誰もが歌える曲ばかりですし、
筒井広志氏の名前があちこちで見られるのは、業界で評価されてるからでしょう。
でも私は、主題歌と劇伴は同じ人に、やってもらいたいんです。
なぜそう考えるのと、言われそうですが、それはですね・・・
作曲家にとって、自分の作品が主題歌として残る、残らない
では、差はとても大きいと思うのです。
そしてテレビを見る者の心にも、主題歌はしっかり刻み込まれます。
最近のアニメ音楽担当者で、私がこれぞと思う人はいません。
やはり魅力ある主題歌がないと、面白くないんです。
劇伴作曲家は劇伴だけというのは、つまらないんです。
> 小林亜星大研究
> 冨田勲大研究
> NHK主題曲大研究
すばらしい企画案をありがとうございます(笑)。私が生きているうちには
できるかもー。(^ ^;) 他にやってくれる人がいそうな気もしますが。
NHKは私のひそかなる興味の対象なんですが、冨田勲の仕事のかなりの割合が
NHKがらみなんですね。相性が合ったのかな。
で、筒井広志氏ですが、あのマカロニ・ウエスタン風のかっこいい「風雲ライオン
丸」の主題歌が筒井氏作編曲なのです。筒井氏、ウエスタンが好みと見た。
> RYO-3さん
「ティーヴィー・ジャズ」ってどうですか?
どうも私はピンと来なかったというか、「これジャズ?」っていう印象でした。
「ゲッターロボ」をジャズ・・・(2枚目)、うーん。
・・・という前フリなんですけど、実は筒井広志氏って、私が学生時代にいた
クラブの先輩なんですよ。ずーっと昔、の事ですけど。OB名簿に名前が載っていてへえ、という感じでした。それだけ。
作曲家でも歌モノが得意な人とそうでない人といるでしょうし。
個人的に、作曲家が芸術家なら編曲家は職人に近いイメージを持ってます。
筒井氏などはまさに職人という感じがします。
前田憲男氏、武市昌久氏なんかも同様の感じがしますね。
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>筒井氏などはまさに職人という感じがします。
「ボルテス」だか「コンV」のLPに
書いてたコメントからイメージすると、
まさに職人、という感じですね。それも江戸っ子。
1番目から20番目までの記事です。(登録記事数:133)
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