Soundtrack Pub mission#1

歓談タイム(4) DJ:RYO-3

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【今回の選曲の趣旨】
 最後のDJ枠は、その前のトークの時間の押し引きで長さが変わってしまうので、
 事前にキッチリ組めなかったりします。なのでネタだけ用意して、時間や場の
 雰囲気を見ながらほとんどその場でアドリブでつないでしまいました。
 なので、ほとんど選曲趣旨なし! 敢えて名付けるなら...............えーと、

 前半「英米TVアクション VS ジャパニーズ・シネジャズ」
 後半「米ブラック・ムービー VS ジャパニーズ・ピンキー・バイオレンス」

 ........こんな感じで(笑) できるだけ、邦・洋をテレコでかけようと思ってました。


【選曲リスト】


○Stingray(英、TV、邦題「海底大戦争スティングレー」、1962)
作曲:Barry Gray、演奏:The Barry Gray Orchestra With Garry Miller

・「サンダーバード」で知られる英ITC製作のスーパーマリオネーションのTV作品
 のテーマ曲。パーカッションが荒れ狂う怒涛のイントロから、強力な高揚感で
 突き進む、恐るべき名曲。
 

○「白昼の襲撃」テーマ (日、映画、1969)
作曲:日野皓正、演奏:日野皓正クインテット

・黒沢年男主演の1969年の東宝映画「白昼の襲撃」のテーマ。日野皓正クイン
 テットは、ゴーゴー・クラブのバンドとして本編にも出演。EPのライナーには、
 演奏パーソネルとして、日野皓正(tp)、稲葉国光(eb)、村岡(ts).......としか書い
 てない(ひどい)。同時期1969年の日野皓正クインテットのオリジナル盤
 「ハイノロジー」でのメンバーは、日野皓正(tp)、稲葉国光(eb)、村岡建(ts)、
 鈴木宏昌(p)、日野元彦(ds)....なので、これとたぶん同じメンバーのはず。

○YES & NO (英、ぱちもん、?)
作曲・演奏:Des Champ
・「007」のヒットによって、60年代にイギリスで乱発された「パチボンド」風
 のにせスパイミュージックの一つ(らしい。委細不明(笑))。
 出だしのメロが、「●ーボウイ・ビバッ●」の"Bad Dog No Biscuits"と、
 なんだかとっても似ている........いや、まったく同じ(笑)

○「怒れる海賊たち - Theme of ANGRY PIRATES」
     (日、映画「病院坂の首縊りの家」劇伴、1979)
作曲:田辺信一 演奏:江草敬介カルテット + 伏見哲夫

・「ANGRY PIRATES」は本編中に登場するジャズコンボのバンド名。これも
 劇中で演奏されるジャズ。他に桜田淳子がジャズを歌ったりもしてるが、
 当時の東宝レコードLPには未収録。しかし昨年のCD復刻で、見事に収録を
 果たした。ナイス。

○チャーリーズ・エンジェルのテーマ (米、TV、1976)

作曲:J.Elliot/A.Ferguson、演奏:Henry Manchini楽団

・すみません。オリジナル見つからず、パチです。なんだか、もうすぐ映画化され
 るらしいけど、キャメロン・ディアスってのは、イカガなもんだろうか.......

○「Introduction 〜 MAKOTO」
     (日、映画「太陽を盗んだ男」劇伴、1979)

作曲・編曲:井上尭之

・イベント当時、掲示板でちょっと話題が出ていたので、かけてみました。

○Fade Out (英、ぱちもん、?)
演奏:John Shakespear Orchestra

・上記の「Yes & No」同様、英の「パチボンド」曲。しかし、サウンド感は、
 どう聞いても、クインシー・ジョーンズの「鬼警部アイアンサイド」似。
 このヘンから、選曲が「70's・悩殺サイケ・ゴーゴークラブ」化してくる(笑)

○Mexican Flyer (英、ぱちもん、?)
演奏:Ken Woodman & His Piccadillt Brass

・またしても、上記同様、英の「パチボンド」曲。セガのドリキャスのゲーム
 「スペース・チャンネル5」のテーマとして、大胆にも丸ごと流用されてる
 ので、聞いたことある人も多いのでは。

○ワイルドクライ (日、映画「野獣を消せ」、1969)
作曲:不明、シャウト:尾藤イサオ

・1969年の日活映画「野獣を消せ」のオープニング。曲中、ずーっとエロな
 ウメキ声を発してるのは尾藤イサオ。映画本編の音楽担当は、坂田晃一なのだ
 が、この曲は、違うだろうなぁ..............

○「Across 110th Street」(米、映画「110番街交差点」、1972)
作詞、作曲、演奏:Bubby Womack & Peace

・映画「ジャッキー・ブラウン」のテーマにおもっきし流用されちゃったので、
 本編よりも、そっちのほうがよっぽど有名になっちゃった。(笑)

○「人間狩り」劇伴 (日、映画「人間狩り」、1962)
作曲:鏑木創

・すみません、本編見てないです。
 しかし、なんというか........鏑木創の底力、今さらながら、おそるべしです。

○「Shaft (The End Theme)」(米、映画「黒いジャガー」、1971)
作曲・編曲・演奏:Isaac Hayes

・ブラック・ムービー・サントラの代名詞的名曲。あまりにもカッコよく、印象的
 なこのテーマは、少しづつ少しづつ、いろ〜んな劇伴にナニされてる。ルパンの
 「バビロンの黄金伝説」とか(笑)

○「女囚701号 さそり」劇伴 〜 怨み節
      (日、映画「女囚さそり701号 怨み節」、1973)
作詞:伊藤俊也、作曲・編曲:菊池俊輔、歌:梶芽衣子

・いやぁ、こんなのかけちゃった。しかも、ドラマ編の梶芽衣子セリフ入り(笑)
 しかし、梶芽衣子って、ホントにキレイだよなぁ。でも、「女囚さそり」の
 劇中であんまりしゃべんないんだけど、主演女優であんなにセリフ少なくて、
 いいのかな?(笑)

○「恵子のテーマ」(日、映画「野獣刑事」、1982)
作曲・編曲:大野克夫

・イベント終了時刻も近づいたので、このあたりからチルアウト(冷却)選曲。
 大野克夫の隠れた名サントラ「野獣刑事」のヒロインテーマ。ローズとギターの
 空間的なプレイはほとんどアンビエント。めちゃクールです。

○「天使の墓標(インストゥルメンタル)」(日、映画「黄金の犬」、1973)
作曲・編曲:大野雄二

・これもまた隠れ名サントラ、大野雄二の「黄金の犬」のテーマのインスト版。
 これはもう、わたし的に、大野雄二CD化切望盤 心のベスト10 No.1です。
 「あしたのジョー2」と同じ、オレンジハウスレコード。ジョーのCDが出たん
 だから、徳間さん! お願い! これも出して!

○「ミステリアス・ジャーニー」(from 「Jam Trip Lupin III」、1983)
作曲:大野雄二、編曲:直居隆雄、演奏:石川晶&カウントバッファローズ

・大野雄二2連打、しかし、オリジナルではなく、コロムビアの「Jam Trip」
 シリーズに収録のもの。フレットレス・ベースにソプラノサックスなんていう、
 もぉなんだかウェザー・リポートみたいな音で、最強にカッコよいです。
 「Punch The Monky」なんて、この盤を全然超えられてないぞ。しっかりしろ。
 この盤のカウントバッファローズは、高水健司(eb)、直居隆雄(eg)、
 数原晋(tp)......等、マクロス、イデオンでお馴染みの名手ばかり。で、この盤で
 のウェイン・ショーターばりのソプラノは、2曲目の「白昼の襲撃」でテナー
 吹いてた村岡建の15年後の仕事だったのだ〜、実は.........と、見事にワッカが
 つながったところで、次がラスト。

○「ハッピー・アドベンチャー」(日、NHK「プリンプリン物語」、1979)
作詞:石山透、作曲:馬飼野康二、歌:石川ひとみ

・なんでラストでいきなりプリンプリン? いや、夏の夕暮れで「終わりの歌」
 といったら、コレでしょ。見事なハワイアンです。なごむなごむ。


【コメント】
 この最終枠の時間は、会場が歓談で大変にぎわっていたので、ホストとしては
 大変嬉しく、しかしDJとしては、あんまりみんなに聴いてもらえてないような
 ので、ちょっと残念(笑) まぁ、今回はちょっとマイナーかつハードめの選
 曲だったので、当たり前と言えば、当たり前の結果ではありますが。
 それでも、「おぉ!これは!?」と、DJブースに寄ってきていただいたみなさま、
 ありがとうございました。
 次回は、こういう傾向とは正反対に、ベッタベタのアニソンメドレーでも
 やってみよかな.........と思っております。

 皆様、ご来場、誠にありがとうございました。


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