グルーミング

トリミングスクールで習ったお手入れ方法を紹介します。
皆さんによく聞かれる「肛門腺の絞り方」、「お顔もシャンプー付けて洗うの?」なんかを
載せてみました。参考になったらいいなあ。モデルはベル&メイです!

お手入れの順序
@耳掃除
A足裏・肛門バリカン
B爪切り
C荒刈リ(余分な毛を切ったり、おヒゲを切る子はココでやる)
Dブラッシング
Eシャンプー(肛門腺もあわせて絞る)
Fドライング
Gセッテイング(カットする子はここでカット)
Hおリボン付け




@耳掃除
カンシにコットンを巻いたものや、綿棒などで表面だけ優しく拭く。
奥の方は汚れがひどい場合など、綿棒で汚れを押しこんでしまったり、
また、傷つきやすいので、そこから感染して、外耳炎などを起こしやすいので、
いじらずに、お医者さんに診てもらいましょう。



A足裏・肛門バリカン

必ずやらなきゃいけないものではないけれど、お尻にウンチがつきやすい子などは
肛門周りをスッキリさせる。足の裏も毛が伸びて滑らないようにバリカンかけちゃう。

  
メイちゃんのお尻にバリカンかけてます!

足の裏のバリカン(パッドを開いてかけます)



B爪切り
血管の2ミリ手前くらいまでをカットして、やすりをかける。やすりはワンちゃんが飛びついた時に
ヒトが怪我をしないため・・・とワンちゃんが体を掻いたときに引っ掻かないようにするため・・・
お散歩すればすぐにぎざぎざは取れちゃうけどね。

 
ベル爪切り中!

   黒爪の子は爪の中心に「点」が見えてくるところまで切る。その点は血管の少し手前に当たり、目印になる。
   血管に近づくにつれて点は湿っぽいカンジになる。血が出て心配な方は止血剤を用意されると良いでしょう。
           付けるとすぐに止まります。血が出た爪はやすりはかけません。

     狼爪(ろうそう)のある子は、この爪は地面に着かない爪なので放っておくと
      伸びて巻き爪になり、皮膚に刺さったり折れたりすることもあります。



C荒刈り
飼主さんのお好みでおヒゲを切ります。シーズーなどの長毛の子が短いカットにする場合、
シャンプーやドライングを短時間で済ませられるように先に余分な毛を切っちゃいます。


おヒゲ切りの真似だけ!うちの子は切っていません!



Dブラッシング

毛がもつれたままシャンプーすると、余計にもつれがひどくなってしまうので、
洗う前に必ず、ブラッシングをして毛玉や毛もつれはほどいておきます。
ひどい毛玉には「毛玉切り」という道具を使って、少しずつ、ほぐします。
ただ、毛玉を取るコトはワンちゃんにとって痛い思いをさせたり、皮膚にとっても
負担になるコトなので、普段から毛玉を作らないことが大事です。

 ベル!
          
ボーダーの場合は耳の後ろやお尻の毛がもつれやすいかな?



Eシャンプー

体全身を洗います。お顔もシャンプーを付けて洗えます。
 
お顔をぬらす時は耳を指で押さえてお耳に水が入らないようにします。
両耳を押さえられない場合は方耳ずつ押さえて、片側ずつ、ぬらします。
お耳に水が入るのが心配な方は・・・青梅綿という水をはじく綿が布団屋さんか
何かで手に入ります。それをお耳に詰めてもOK!ペットショップでは使ってるとこもあります。
慣れないと完全に水が入らないようには出来ないかもしれないけど、少しはいいみたい。
         
体をぬらす時にはシャワーの先端を体に直接当てると、中まで早くぬらすコトが出来ます(すすぎも同じです!)。


肛門腺!
必ずしぼらなきゃ、いけないものではないけれど・・・絞れば予防になることも・・・

 シャンプーの前に肛門腺を絞ります。肛門腺は時計で言うと「4時」と「8時」の位置にある、袋です。
クサイ分泌液(ワンちゃんによって茶色だったり、緑っぽかったり、白っぽかったり、
水みたいだったり、どろどろしていたり、ラードみたいにムニューって出て来たり,いろいろ)が
溜まる所で溜まりすぎるとお尻をすりすりしたり、菌の感染などで肛門嚢炎を起こしたりします。
        

肛門腺を絞る時の指の位置
下から上に押し出すように絞ります。
親指と人差し指か中指を使うと絞りやすい。
しっぽは真上に持ち上げるように。

絞れない時は無理に出さないでお医者さんに診てもらうと良いかもしれません。
内容物が固まっていたり、炎症を起こして痛がって触らせない場合もあります。
肛門嚢は風船のようなもので、いっぱい溜まってしまうと肛門嚢の壁は薄くなります。
風船にいっぱい、水をためたような状態です。そうすると、限度を超えると破裂したりします。
ホントは少しずつ、排便や吠える時に出しているらしいのですが、出口がふさがって
出にくい子もいるようです。溜まることで、イライラしたり、とても気にしちゃうワンちゃんもいます。
ベルメイはちょこっと溜まっても気になっちゃう方みたいです。お尻をすりすりします。
すりすりすることの刺激で溜まっていた肛門腺が出ることもありますが、すりすりしすぎると
肛門周りが赤くなったり皮がむけてしまったりするので、絞ってあげた方がいいかもしれません。

肛門腺を絞ることは一般的なお手入れとして、トリミングスクールなどでも習いますし、
本などでも載ってるものもあります。実際、ペット美容室では毎回行ってる所が多いです。
ただ、お友達から聞いたのですが、絞るコトで破裂してしまった例もあるそうです。
病院で絞って破裂しているそうなのですが、おそらく炎症を起こして破裂しそうだったのでは?
と、お友達の獣医さんは話していました。初めてで心配の方、いつもと絞ったカンジが違うな?など
思われた方は病院に行くコトをお勧めします!必ずしぼらなきゃいけないものではないので、
特にお尻をすりすりするような行動や肛門辺りを気にする・・・などがなければ、
絞らなくても問題はないと思います。ひどくなると、肛門嚢炎を起こして、肛門横の皮膚が破けて
膿が出てくることもありますがここにいらっしゃってるパパ&ママは毎日、
ワンちゃんをよく見ているので、ひどくなる前に気がつくと思いますよ!
そんなに怖いもの・・・と思わず、こんな病気にもなることがあるんだ・・・と、参考にしてください。


リンスのコツ!
お湯で溶いたリンス液を首筋から尾に向かってかける。
直接、リンスをつけちゃうよりもまんべんなく行き渡って、すすぎも早い!!

  



Fドライング
乾かしです。ドライヤーの風をあてながら、ブラシで円を描くように毛をとかしていきます。
風をあてながら皮膚の様子も観察します。
イボが出来ていたり、ノミ・ダニが付いているのを発見できたりします。
この時、耳の中の水分も綿棒などでふき取ってあげます。



Gセッテイング
カットしたり、おヒゲがちゃあんと切れているか、再度、確認します。
ボーダーは特に必要のない作業です。
ゆめおみたいなシーズーなどは足裏や足回りの余分な毛を
カットしてから体や顔のカットに入ります。



Hおリボン付け

最後におリボンをつけます。
 ここではうまく説明できないので、付けてみたい方は声をかけてください!
 
左からメイ(テイアラ)・ベル(イヤリング)・ゆめお(耳ラップ)

以上がだいたいのグルーミングの流れです。
すべて、この通りではないけれど・・・基本的なものを挙げてみました!



シャンプーは汚れを落とすためにするもの・・・
でも、それだけじゃ、ないんです。ワンちゃんの体の隅々を触る良い機会。
全身やふだんは触らないような肛門周囲の異常をチェックすることの
できる場でもあります。肛門腺など、おうちで絞れなくてもふだんから
周囲を触っておくと、何かあったときにすぐに気がついてあげられます。
わんちゃんは話すコトができません。
シャンプーの時に健康チェックもあわせて行えると良いですね!