「Fromseaside」バージョン
・それは今年(2002年)3月の事…………。
2001年度下半期グランドトーナメント(GT)予選に参加した私は、
4勝1敗の18位という結果で終わります。
ジオン単での参戦、当時最大のメタ相手である青白ウイングデッキすら倒したのでしたが、
ZZデッキに敗れ、勝率で予選を突破することが出来ませんでした。
今まで、あまりにも公式大会で結果を残せなかった私は、
2001年前期のGT予選でも大変悲しい結果で終わっていたのです。
今度こそは、という気迫を持っての参戦だったのですがやはり力及ばずの結果に。
とにかく、悔しさを拭いきれませんでした。
・今期2002年度のガンダムウォーの公式大会シーンは一挙に変わりました。
GTは、年一回開催の全国大会に。
その道は、極めて厳しい形へと変わっていきました。
1つの目の道は、チャンピオンシップ(以下CS)という今までの公式大会のようなバンダイ主催の大会において、
勝ち抜きGTへと進むことです。
CS各地方予選は、それを突破すると地方決勝に進みます。
ここで入賞すれば、GT決勝へと進むことになるのです。
2つめは、ショップチャンピオンシップ(以下、SCS)を勝ち抜く道です。
公認大会が改称して、ショップチャンピオンシップ予選に変わり、
毎月2回まで開催可能になりました。
このSCSは、年に一回決勝大会を予選優勝者を集めて開催し、そこで1位から3位になった人が、
GT予選へと進めるという形。
最後の3つ目は、ガンダムウォーツアーで開催される年齢別トーナメントに参加し、ここで勝ち抜くこと。
ここで勝つと、GT予選へ進めます。この年齢別トーナメントは、一発勝負の大会で、賭の要素も高い大会となっています。
どれもなかなか厳しい物ばかり。
ある意味で一番チャンスがあるのが、SCS予選で勝ち抜くこと。いくつもの店舗で優勝し、
それで決勝に何度も参加すれば、可能性あると言えるでしょう。
しかし公認大会で優勝しなければ、SCS決勝への権利は手に入らないわけで、
それはそれで、茨の道になっています。
私自身は、12月までの時点で2つの店舗のSCS決勝進出権利を手に入れていました。
CSがダメだったら、そちらというわけです。
・そして、9月29日。チャンピオンシップ関東予選Hブロックでなんとか9位通過できた私は、
その後12月の決勝までにいくつかの公認大会に参加していきました。
9月から12月までに、新しいエキスパンションの追加はBB2のみであり、
しかも大会では発売直後と言うことで、使用はおそらく不可能であろうと思われました。
そのため、私はいくつか参加した公認大会で、現環境下での有望なデッキをテストしていきます。
赤黒・サイコミュ・ラフレシア・青単ウィニー・青赤ZZ・ジオン単。
他にもデッキは存在していましたが、さすがに手が回りませんでした。
決勝の前の週の横浜公認で、最後の仕上げとして青ウィニーで参戦。
なんとか、優勝する事が出来ました。
・その時の手応えもあり、今回使用デッキは青ウィニーとしたわけです。
現環境下で最強に近いデッキの一つだと思いました。
メタは、サイコミュにラフレシア、そして常にその柔軟性から使用される赤黒。
さらに、ダークホースに赤ハンターである青黒手札破壊。
これらに最も相性良く勝負できうるのは、青ウィニーのみです。
ジオンウィニーではラフレシアは倒せませんし、ZZでは赤黒に勝てません。
他にも、黒い三連水(黒い三連星搭載水デッキ)という選択肢も魅力的ではありますが、安定性では青ウィニーの方が上。
青ウィニーの天敵は、ZZ・白単SEED・黒い三連水。どれもきちんと回ると止められません。
しかしながら、ZZ以外は使用者は少ないでしょう。白単SEEDは、逆に他に勝てません。
黒い三連水は、過小評価されているので、同じく使用者は少ないはず(ちなみに、このデッキの天敵は赤黒)。
ZZは微妙に、安定性が低い所があり、事故発生すると圧倒いう間に負けてしまいます。
大会では、これが致命的な結果になりかねません。青ウィニーでは、勝てないでしょうけども、上位に上がってくるのも少ないはず。
ちなみに私の引きでは、ZZに合体する前にサイコミュとかに、落とされそうです。
そういうわけで、青ウィニーでの参戦と相成りました。
しかし最後の最後まで悩んでいたのも事実。
デッキレシピも、ZZデッキと二通り用意したのでした……。
・前日は、仕事で大変ヘコみストレスを抱えたまま、予選の時も同様にBADGUYさんのお家で少し練習。
当初はガンプラ談義ばかりしていたのは内緒です。
同じく決勝に参加されるジェネッ子さんもいらっしゃられており、明日の合流など打ち合わせ。
当日は桜木町で待ち合わせて、東急線で渋谷。そこから、山手線で会場の池袋サンシャインへ。
渋谷・新宿方面では、この方が早いのです。桜木町・渋谷間を30分で繋ぐ東急線が偉大という方向ですね。
会場では、すでに参加者の方が多数来場されておりました。ここで参加手続きして、会場のテーブルで一息つきました。
CS関東決勝大会は、A・Bブロックの二つに分かれています。各ブロック60名以上の参加者の様子。
各ブロックは6人までが入賞圏内であり、合計12人がGT決勝へと駒を進めることが出来るのです。
ただし、このレギュレーションが判明したのは、大会途中でした……。
それまでは、何名突破できるかも、突破した場合行けるのはGT予選なのか決勝かも、
よくわからないままだったのでした(なんというお話なんでしょう。事前の情報開示があれば……)。
とにかく、全勝すれば確定。4勝1敗でもかなり勝率がよくなければ、厳しい戦いの始まりです。
1回戦目 VS 赤黒カウンタージ・オデッキ
・1本目。相手の方が赤Gセット。むむ、いきなりの赤デッキで緊張。そして、次のターン黒Gセット。
自分の中で、とりあえず赤黒カンジオ系と判断。核の衝撃が怖いので、ユニットを出し惜しみします。
5ターン目。核。これは予定通り。壊れたユニットの一つを、EZ−8へと変えます。
その後、あれ?相手の方のユニットが出ません。あれれ?
どうやら、ユニット事故の模様。反撃できなければ、いくらコスモバビロンがあっても挽回できません。そのまま押し切りました。
サイドからオペレーション破壊を強化。これもセオリー通り。コスモバビロン何する物ぞ、という気概で攻めるつもりです。
2本目。こちらは、快調。順調にダメージを上げていきます。
やや、2G目を置くのが遅かった感もありますが、相手の方のライフを十分に削ります。
6ターン目。ジ・オをプレイ後にバビロンを置かれますが、相手の手札は0。
密約が引けなかったことが、こうした事態を呼びました。これをベルトーチカ・イルマで破壊し、勝利。
・ちなみにBブロック、どうやらZZデッキが多かった模様。それを知り、心に暗雲が立ちこめてきました。
2回戦目 VS 赤茶ラフレシアデッキ
・1本目。セット赤G。むむむ、やはり赤。サイコミュだったらどうしよう、と緊張します。
その後、ラフレシアプロジェクトをセットされます。ここで了解。今度も殴り続けるのみ。
鍵となったのは、マスター・P・レイヤー。
4点以上ダメージを与えると、オペレーションを破壊可能なナイスな人です。
ダメージは、序盤からそこそこ与えていたのですが、ラフレシアを置かれて、さらにバビロン。
その後サザビー。しかし、プロジェクトは割っており、こちらの進撃を押しとどめることは出来ません。
レイヤーの能力発動でコスモバビロンを破壊して勝利。
サイドは、オペレーション破壊。とにかく、プロジェクト破壊がすべてです。
2本目。こちらがまさに鬼回り。プロトタイプガンダムにジュドー。さらにジムとガンタンク。
これをミディアがリロールさせ、キャラクターをさらに乗せて、3ターン目には、10点ダメージに到達。
そのまま殴りきってしまいました。同時に、相手の方はG事故を起こされており、それも勝因です。
3回戦目 VS ジオンウィニーデッキ
・1本目。先攻と後攻を決めるじゃんけんに敗れ後攻。余談ですが、私はかなりこのじゃんけん弱いです。
今回も速攻デッキなのですから、なるべくならば先攻を取りたいところなのです。
対戦開始してからでなければわかりませんが、速攻デッキ同士では命取りになりかねませんし。
と言うわけで、相手の方が先攻でしかもいい調子。ユニットをポンポン出されます。
こちらは、プロトガンダムにジュドーをセット。しかし、ユニット総数で負けています。
そのため、序盤は防御に専念して、後半巻き返しを狙います。
ウィニー同士の戦いですと、こちらの被害を最小限にしつつ相手のユニットを倒し、少しずつでも相手本国にダメージを通すことが求められます。
1本目は、これを制する事が出来ました。この辺は、やはり今までの経験の積み重ねが生きたみたいです。
サイドボードは、青ウィニーの対ウィニー戦における最終兵器「質量ある残像」。これで何度大会で救われたかわかりません。
生還なども使われるケースも多いですが、この反則と思える性能は圧倒的なアドバンテージをもたらしてくれます。
2本目。しかし、展開はこちらに不利に。相手の方は、先程同じくユニットで上回れ、さらに赤い彗星など除去も、
効果的に使われて、一方的に負け。実際2G目がなかなか来ず、ユニットやキャラクターが一部展開できなかったのも要因です。
後半引いてきたものの、手遅れでした。
3本目。今度もユニット展開では負けています。やはり、流れはあちらなのでしょうか。
そう考えていると、2枚連続で引きました。ジムスナイパーカスタム。
対ジオンウィニー戦のリーサルウェポンとも言うべき引きです。
そのまま相手ユニットを一掃。あげく、ジムスナイパーカスタムには、チャック・キースまで乗りました。
この引きのおかげで、なんとか勝利を拾えました。
4回戦目 VS 緑単色水デッキ(通称・黒い三連水)
・対戦相手の方は、BADGUYさんの知り合いの模様。
9弾により破壊力を大幅に強化した水デッキは、脅威の一つです。
使用者は少ないだろうと踏んでいたのですが、少々甘かった模様。下手に回ると、どんなデッキでも一瞬で粉砕できる力を持っています。
こちらの方針では、先に相手ユニットをいかに倒していくかが課題。
というのも、この水デッキは、ダメージ量を上げるために黒い三連星を使用します。
そうすることで、従来の水デッキの強化カード「太平洋を血に染めて」との相乗効果で、圧倒的な破壊力を提供できうるからです。
そこで、その前に彼らの乗るユニットを破壊するのが肝になります。
本来クイックを持つユニットが皆無で展開力では弱めの水ユニットですから、エース達の乗るMSさえいなければ良いわけです。
1本目は、まさにそれ。こちらの展開面ではまたも十全ではありませんでしたが、
先程の考えを守って相手の進行を序盤から防いだことが勝因になりました。
制圧作戦などもうたれましたが、Gカードをむしろ余分に引いており問題ありませんでした。
2本目。今度は相手の方は、Gが3枚目が引けなかった模様。すると、本来展開力で上回るこちらの優位です。
少しこちらの2G目が遅かった感もありましたが、そのまま殴りきりました。
5回戦目 VS 重青単色デッキ
・遂にここまで来ました最終戦です。勝てれば、もちろんGTへの道が開けます。
負ければ、少し微妙です。1本くらい取れれば可能性はかなり高くなりますけど。
公式大会で5戦目に上位卓にいるのは2年ぶり。今まで公式ではいかに結果を残していないのか、よくわかりますね。
デッキチェックなども初めて受けた気もします(昔は上位卓のデッキチェックは、ありませんでした)。
1本目。序盤はいい感じで展開していきますが、或る一枚のセットグループで止まったしまいます。
Zガンダム(バイオセンサー起動時)に、8弾のシーブック・アノー。
青ウィニーに取っては、最悪と言っても良い組み合わせ。
当デッキの優位の一つであるキャラクターとユニットのテキストを封じられてしまえば、こちらの勝ち目は薄くなります。
攻撃ミスもあり、そのまま落としてしまいます。
しかしダメージ計算を間違えるとは、最終戦で緊張していたとはいえ、情けないですね。今後の課題です。
2本目。先程の敗退で、流れはあちら側に行ったみたいでした。
青ウィニーは、元来青系の大型デッキには相性悪いわけですが、その分きちんと回らないといけません。
それなのに、引き直しで手札5枚スタート。
ダメージ量もそれほど上がるわけがありません。それに対して、どんどんユニットを展開されます。
フルバーニアンなどは、さすがに止めることは出来ません。そのまま敗退。
・最終戦ストレート負けを喫してしまいました。これでは、突破は絶望的ではないでしょうか?
そう思い、ブルーな気分に浸っていると、結果発表に。
結果は、6位。なんと、すべりこみセーフで入賞。グランドトーナメント決勝への出場権獲得できました。
大会成績は4勝1敗(8−3)。負け数が少なかったことが幸いしたのでしょう。
対戦デッキでは、どちらかといえば、相性の良いデッキとの勝負が多く、その意味でも助かりました。
ZZが多かったはずなのに、何故か当たらなかったですし。今回は、当たり運の良さも好結果に繋がったと思います。
さて、入賞者のみに配られる英雄十字勲章Gというカードを2枚いただく。
どの色かは、ランダムで選ぶ形になりました。
そして、無作為に2枚引くとなんと緑と白。なによりも、緑がうれしかったです。
Gの絵も、ガトーとノイエ・ジールという熱い組み合わせ。
ある意味で、入賞するよりうれしかったですねぇ。
ちなみに大会後は、皆さんで夕食とカラオケへ。
「キングゲイナー・オーバー!」(富野監督の最新作。かなりキテます。)等を歌ったのでした。
結構久しぶりに歌えたので、楽しい一時でした。
・とにかく、グランドトーナメントに出場することが決まりました。しかも、決勝から。
新システムになり、「グランドトーナメントに出場すら出来ないのではないか?」という恐れすらありました。
結果としては、正直ギリギリ6位。決して満足の行く結果ではないかも知れません。
むしろ、最終戦を考えれば反省の多い戦いだったと言えます。
今後も精進し続けなければ、決勝では勝ち越すことすら難しいでしょう。
さらに、決勝でのスイスドロー6回戦も初めての体験です。長丁場で集中力をいかに維持するか、これも大きな課題となるでしょう。
3月の大会は、おそらくベーストブースター2(BB2)までの環境で戦われる可能性が高いはず。
2月に第10弾も予定されていますが、発売が月末などになれば、大会では使用不可能でしょう。
とにかく、BB2環境での戦いを熟知し、今後も大会などを通して腕を磨いていきたいと思います。
ではでは、また。