深夜水族館『ギャラリー我蘭』

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原文作成:吉田君

深夜水族館『ギャラリー我蘭』

1997年5月26日(月)~29日(木) 25:00~25:10 テレビ朝日。レギュラー:河相我聞・鈴木蘭々。ゲスト:猿岩石。ナレーション:バッキー木場。

5/26(月)

粘土

(【笑】:スタッフの笑い声)

スタジオの床に二人であぐらをかいて座り、粘土をいじっている。床にはすでに完成した作品も数点置いてある。

有吉 (作品を森脇に見せて)「意外とこれ、良くない?」
森脇 「あ、いいいいいい。意外といい」
有吉 (手のひら大の豚の顔にへらでくぼみを入れる)「もっときれいだったよね」
森脇 (自分も粘土をいじりながら)「うん」
有吉 「前これ、根気があったんだろうね、もっとこう…」
森脇 「そうそうそう」
有吉 「…真剣にやっていく」

河相我聞と鈴木蘭々の二人が登場し、猿岩石の後ろに回り込む。無視して粘土をいじり続ける猿岩石。

森脇 「ちょっと、あのころと全然」
有吉 「全然」
森脇 「レベルが変わってないね」(笑)
有吉 (笑)「変わってないね」
我聞 (猿岩石の間の後ろから)「何やってるんすか?」

猿岩石、初めて後ろを振り返る。

森脇 「粘土です」
我聞 「いや…、見りゃ分かりますけど、もちろん」【笑】
森脇 (笑)
我聞 「あの~、え?…今日は、粘土を」
蘭々 (有吉の横にしゃがむ)
森脇 (作っている物を手のひらに載せて)「粘土を」「粘土だけしに来ました今日は」
有吉 「はい」
我聞 「粘土だけしに」【笑】
蘭々 (笑)
有吉 「はい。粘土して帰ります」
我聞 「なんで粘土やって…、なんで粘土やってるんですか?」
森脇 「実はこれは」
我聞 「はい」
森脇 「僕たちが出会ったきっかけとなる」「とても大事な粘土なんですよこれは」(床にある作品(豚ガンダムではない)を持ち上げて)
我聞 「え?」
蘭々 「え?粘土が出会うきっかけだったんですか?」
有吉 「そうなんです」
森脇 「そうなんですよ」
我聞 「え?詳しくいきさつを聞かせて頂きますと?」
森脇 「話、長くなりますよ」
我聞 「や全然問題ない」

出会い

CM前と同じ場面。二人はまだ粘土をいじっている。

森脇 「僕がですね」
我聞 「あはい」
森脇 「あの~転校生だったんですね。小学校1年生のころ。1年生の3学期に」
我聞 「はい」
森脇 「こいつのいた学校に転校したんですよ」
我聞 「はいはいはい」
森脇 「そんで~、まあ友達作らなきゃっていうということで、休憩時間にこうふらふらしてたら、こう教室のこの隅の方が、こう空気がよどんでるんですよ」

ここで、画面下にCGが現れ、ゲストの猿岩石や他のアーティストの近況が出る。

番組内テロップ
内容
カラオケでも上昇中のシングル「コンビニ」 スローなバラードが彼らの新しい魅力
蘭々 (笑)
森脇 「『あれっ?なんだこのどよどよした空気は?』」「パッとそっちに目をやるとですね」
我聞 「ええ」
森脇 「こいつがこういう風に粘土をこう、(今粘土をこねている有吉全体を指して)まるでこういう感じですよ」
蘭々 (笑)
有吉 (床を使って大きな動きで粘土をこねる)
森脇 「こういう感じで粘土作って」(笑)【笑】
蘭々 (笑)
有吉 (一生懸命粘土をこねる)
我聞 (笑)
森脇 (笑)
有吉 (一生懸命粘土をこねる)
我聞 「暗い人だったんですね」
森脇 「そうそう。こういう…」
有吉 (森脇の方を振り返って笑顔)
森脇 「で、『こいつは一人で寂しそうに粘土作ってんのに、なんだこいつは』と思って、パッと作品を見たらですね、この、あの~、(床に置いてある有吉の作品、ブタの顔を持って)こういう、ブタの人形作ってたんですよ」
蘭々 (笑)「なんでブタなの?」
有吉 「『なんでブタなの?』」
蘭々 「なんでやねん」
我聞 「これは、ブタなんですね」
森脇 「そう」
有吉 「はい」
森脇 「しかも、その当時はですね、ブタの顔に、ガンダムの体がくっついてた(*)んですよ」【笑】「そのシュールな作品を見てですね」
我聞 「シュ…、シュールですよねえ」
森脇 「僕が惚れ込んで、あの~、『弟子にしてくれ』っていうことで、初めて声をかけた友達がこいつ」
我聞 「あっ」
森脇 「ええ」
蘭々 「ふ~ん」
森脇 「そっから…」
有吉 (ブタの顔に胴体をつけて)「こんなんすわ」
森脇 (笑)【笑】
蘭々 (笑)「え~?全然シュールじゃないもん」【笑】

ブタガンダムのアップ。しかし胴体部分は30秒ほどで作ったもので、全然似ていない。

有吉 「これが、むちゃくちゃリアルなガンダムだったんですよ」

(*)「シェ猿岩石」p.69掲載の森脇のマンガ「出会い」参照。有吉がこの番組で作ったブタの顔は、まさにマンガそのもの。

手段

我聞 「でも、粘土とかやってたらやっぱり、『暗いやつだな~』とか思いませんでした?」
森脇 「や、さすがに僕も友達がいなくて、ナーバスになってた時期なんで、かなり心強い師匠で」
我聞 「そ、それは、え?なんで友達いなかったんですか?性格的に問題あったんですか?」
森脇 「や、僕ほら、転校してすぐだったから」
我聞 「あ~、人見知りとかして、すぐあんま作れないタイプ?」
森脇 「そうなんですよ」「で、こいつは、ずっとその学校にいながら、友達一人もいなかったんですよ」【笑】
蘭々 (笑)
我聞 (笑)
蘭々 「暗いもん!」
我聞 「それはなんでなんですか?」
有吉 (先ほどのブタの顔に4つ小さな足をつけ、蚊取り線香を入れる物のようにしたのを持って森脇に)「ウシ」【笑】「…になるんですよ」
森脇 「そんなこと聞いてないよ!」【笑】(笑)
我聞 「なんで?」
蘭々 「こんなのばかり作ってたから」
有吉 「え?『なんで?』」「僕会話ができなかったんですよ」
我聞 「あ~」
森脇 「だから、今日もあんまり会話になってないじゃないですか」【笑】
有吉 「ん~だから、粘土を通じてしか人と」「コミュニケーションがとれなかったんですよ僕」「こいつは他の友達とかもどんどんどんどんできていくんですよ」
我聞 「ええ」
有吉 「でも僕は、こいつしかいないんすよ友達」【笑】
我聞 「ねえ、じゃあ、他の友達と遊んでるとき」
蘭々 「(※聞き取れず)」
我聞 「嫉妬心燃やしました?」
有吉 「嫉妬心燃やしましたね」
我聞 「粘土に表れました?」
有吉 「『もっといい粘土を作んなきゃ!』『もっといい粘土を作んなきゃ!』」【笑】
一同 (笑)

我聞 「始め、有吉さんから見て」
有吉 「はい」
我聞 「森脇さんの印象はどうだったんですか?」
有吉 「んっとね~、メガネ」
森脇 「いや俺メガネかけてなかったよ」【笑】
有吉 (笑)「かけてない?」
森脇 (笑)「まだかけてないよ」
有吉 (笑)「かけてないっけ」
蘭々 (笑)
有吉 「んとね、でもけっこうね、やんちゃ」
我聞 「やんちゃ」
有吉 「やんちゃな子でしたね」
我聞 「友達になろうと言われたわけじゃないですか」
有吉 「はいはい」
我聞 「ど、どう思ったんですか?」
有吉 「ちょっとねぇ、ま嬉しかったんですけど、少しは」
森脇 「うん。あ嬉しかった?」
有吉 「ええ」「ただ僕は、何て言うのかな、あんまり、こいつのことが好きじゃなかったですね」
森脇 「え?え?」
蘭々 (笑)
森脇 「なんで?」
有吉 「なんか」
蘭々 (笑)
有吉 「なんか気が合わないんですよ」
森脇 「おん…」
有吉 「なんかもっと友達になりたい子はたくさんいたんすよ」
森脇 「え?気合ってたよ~」
有吉 「合ってた?」
森脇 「思えたんだけどなぁ」「…それ、嘘だったの?」【笑】
有吉 (聞こえるか聞こえないくらいの声で)「嘘じゃないよ…」
我聞 「なんか、男同士の会話とは思えないなあ」
蘭々 (笑)「今日にして、猿岩石破局か?」
森脇 (笑)
有吉 「今は」
森脇 (笑)
有吉 「今は…大好きだよ?」
一同 (笑)

5/27(火)

今日は4人ともパイプで出来たベンチに腰掛けている。向かって左から我聞|蘭々|森脇|有吉の順。

強烈

我聞 「えー、でそれで、ずっと、小学校1年生からの、ずっと友達なんですか?もそれから」
森脇 「そう、ですね」
我聞 「いっつも一緒だったんですか?」
森脇 「や、いっつも一緒っていう事は…なかったですね。あの、途中でこう(二またに分かれる様子を模して)なんて言うんですか生き方がこう、別れちゃったっていうか」
我聞 「基本的に、二人とも自分たちは違うタイプの人間だと思ってます?似たもんじゃなくて」
有吉 「うん。全然違うと思います」
森脇 「うん。違います」
蘭々 「へ~え」
我聞 「ふ~ん」
森脇 「全く」
我聞 「ま一応、小学校の時の、写真があるんでね。これ」(横からパネルを出す)
森脇 「ほうほう」
蘭々 「(※聞き取れず)」
我聞 (パネルを自分の方に向けて見ながら)「これ。まあ、ちょう中学校ですねこれは。小…中学校かな?」
有吉 (我聞の持っているパネルをのぞき込んで苦笑)
我聞 (4枚写真がついたパネルをカメラに見せる)
蘭々 (笑)「あっは~!強烈!」
森脇 (笑)

写ったのは有吉の学ラン姿。見るからに情けなく、ひ弱で貧相。

蘭々 「いたぁこういう中学生!」
森脇 (笑)
有吉 (笑)
我聞 「上までちゃんと止めてますよ」
森脇 (笑)
我聞 「ホック(※聞き取れず)止めてますもん」
森脇 (笑)

自然

我聞 「で、坊主ですね森脇くん」

黒板の「森脇」文字の横に森脇が一人で写っている。ごくありふれた田舎の中学生。丸刈り。

我聞 「野球部かなんかだったんですか?」
森脇 「野球部です」
我聞 「へぇ~」
森脇 「はい。二人とも野球部でしたね」
蘭々 「え?」
番組内テロップ
内容
有吉は歌番組に出る前は必ずカラオケで自分の歌を練習する
蘭々 「ホント?」
我聞 「二人とも野球部だったんですか?」
森脇 「はい」
有吉 「二人とも野球部です」
我聞 「やでも全然こう、写真見る限りでは全然違うタイプだよね」
蘭々 「うん!全然違う。なんか眼差しが違うもん」
森脇 (笑)

悲話

我聞 「なんか、中学の頃はどっちがもてたんですか?」
森脇 「…有吉」
我聞 「もててたんですかやっぱり?」
有吉 (ため息をつくように)「はぃ」
我聞 「そういう嫉妬とかはなかったんですか?」
森脇 「ありましたよ。めちゃめちゃありましたよ。だってほら、こいつに一番近い友達っつったら僕じゃないですか」
我聞 「うん」
森脇 「だから、女の子達が、相談を求めるのが僕なんですよ」
我聞 「はあはあ」
蘭々 「ふ~ん!」
森脇 「だから、ねえ、廊下とかで、『森脇く~ん?』とか言って、女の子に誘われるじゃないですか。『よっしゃ!』って思うじゃないですかこっちは。そしたら、体育館裏とかに呼ばれて、『有吉くん、彼女いるのかな?』とかってこう相談されるわけですよ」
我聞 「あ~、よくありますね?」
森脇 「ええ。『殴ったろか!』って思いますけどね」

有吉の動機

蘭々 「そのころでも明るかったんですか有吉くんは?」
有吉 「えっとね~、一見明るいんですけど」
我聞 「(笑)『一見明るい』んすか?」
有吉 「うん。でもね、ちゃんとつき合うと、みんな離れていくんですよ」【笑】
蘭々 (笑)
森脇 「だから、性格が悪いんですよ。早い話」【笑】
我聞 「明るくなった、なりましたよねでも昔から(比べて)」
有吉 「えぇ。そう。明るくなったんですよ。(手をすりあわせながら)えっとね、理由があってね、クラスに宮尾くんっていう子がいたんですよ」
我聞 「うん」
有吉 (我聞&蘭々に)「知ってます?宮尾くん」
森脇 「知らないよ」【笑】
我聞・蘭々 (冷たい沈黙)
森脇 「知らないよ」
有吉 (笑)「知らないすか」
森脇 (笑)「そんな有名かよ」
蘭々 (笑)
有吉 (笑)「宮尾くん、っていうんですけどね」(笑って鼻が出る)
森脇 (笑)
有吉 「それが、小学校3年生の時同じクラスになって」
我聞 「ええ」
有吉 「宮尾くんってちっちゃいんですよ、すごく(自分の肩より下を示して)。ちっちゃいし、顔も、…あんまりカッコよくもなし」
森脇 「うん」
有吉 「運動神経も良くない。でもすごいもてるんですよ」
我聞 「うん」
有吉 「その理由がね、面白いからだったんですよ」
我聞 「ほうほう」
有吉 「面白いから、すっごい女の子にもてるんですよ」
森脇 「うん」
有吉 「で僕も、女の子にもてるには、面白い人間がいいんだと思って、そっから、『あ、じゃ僕も面白くなろう』。それが理由で少し頑張るようになって、恥ずかしさを押さえて、すごくいろいろ話したりするようになって、それで少し、…面白くなってきたんですけどね」
蘭々 「ふ~ん」
我聞 「面白い明るく…なり方でしたね」【笑】
有吉 「そうですね」

森脇の動機

我聞 「森脇さんは、でもなんかちょっと、僕ね、またこれ、すごい写真を入手したんですけど」(後ろにあるパネルをつかむ)
森脇 「はい」
我聞 「この、中学から高校に変わったとき?あの、中学は、ね?坊主だったじゃないですか」
森脇 「うん。中学はま野球部でしたからね」
我聞 「うん。でそれからね、この変わり方なんですよ」(4枚写真がついたパネルをカメラに見せる)
蘭々 (笑)
森脇 (笑)
我聞 (左下の写真を指して)「これ」
蘭々 (笑)「何じゃこりゃ!」【笑】

左下の写真。リーゼントにサングラスの森脇が、黒い筒のような物(リモコン?)を持って右を向いている。

我聞 「見てくださいよ。しかもほら!サングラス。これ高校になったらいきなり」
蘭々 「いるいる」
森脇 「お~ん」

右下の写真。首から上は同様で、革ジャンを着て家の中で撮ったもの?

我聞 「これは俗に言う、『高校デビュー』ってやつですか?」
森脇 「違いますよ」

右上の写真。教室でクラスメートと12人で撮ったもの。10人は立っているが2人はヤンキー座り。そのうち一人が森脇で、サングラスを下にずらしてかけ、ピースをしている。

我聞 「もう中学からその兆候が」
森脇 「うん。ありましたありました。思いっきり」
蘭々 「そんなんにあこがれてたんですか?」
森脇 「あこがれました」
我聞 「なんでこれ、いきなりぐれちゃったんですか?」
蘭々 「うん。(※聞き取れず)」
森脇 「やっぱりあの~、何ですかね、マンガ本で、こうマンガ本を読んでて、すごい僕影響されやすいんで」
我聞 「はぁ~」
森脇 「それだからもう、形から入る方でしたから」
蘭々 「うん」
森脇 「何でも」
蘭々 「何に影響されたの?」
森脇 「あのね…」
我聞 「噂によるとね、僕はね…」(何かを取り出す)
森脇 (それを指さし)「あっ、これ!」
我聞 (マンガ2冊のうち1冊を指して)「小林まことさんの『柔道部物語』」
森脇 「そう。『柔道部物語』これも読みました。かなり」
我聞 (もう1冊を指して)「そして、これ。吉沢聡さんの『湘南爆走族』」
蘭々 (笑)「あっはぁ!」
森脇 「これにハマりました」
蘭々 (『湘南爆走族』を持って)「だってだって、このスタイルでさぁ!」

裏表紙には、リーゼントにサングラスでヤンキー座りの主人公が。

有吉 「そのまんま」
森脇 (笑)
蘭々 「そのまんまじゃん!」【笑】(前出の教室での写真を指して)「ここにいるもん、ここにほらここに」
我聞 (写真を指して)「このままですもんね」
蘭々 「すご~い」

画面ではその写真の、ヤンキー座り&ピースの森脇がアップになる。

森脇 「これですね、僕はね」
蘭々 「これですか」
森脇 「ピースしてる」
蘭々 「これとかさぁ、(マンガと)同じ髪型だもん」
森脇 (笑)
蘭々 (右上の写真を指して)「有吉くんはなぁんでこれ、これなの?」
森脇 (笑)

右上の写真。有吉が家で上半身裸になり、筋肉を見せつけるポーズをしているよく出てくる写真。

有吉 「これもね、僕は『柔道部物語』に影響されたんです」【笑】
蘭々 「え~ホントに!?」
森脇 「お前もか?」
有吉 「はい」
我聞 「形から入ったんですね」
有吉 「形から入って」
我聞 「なるほどなるほど」
蘭々 「そのころもでも有吉くんとも仲良しだったんでしょ?」
森脇 「そうですね。だからこいつと遊ぶときだけはなんか、子供に、幼稚に戻って、みたいな」

5/28(水)

ミス

スタジオの様子はそのまま。トークも完璧に前日からの続き。

蘭々 「変わりゆく森脇くんを見てどう思ったんですか?」
有吉 「良かったんですけどね~、一つね、なんか、僕が、高校時代原付バイクを買ったんですよ(ハンドルを持つ仕草)。新車ですよ。新車を本屋さんに置いといたら、その日にないんですよ。本屋さんから出てきたら。で一週間後ぐらいこいつんちいったら、僕のバイクがあるんですよ」
蘭々 (笑)
森脇 (笑)
有吉 「で僕の原付ピンクにスプレーで落書きされてて、ナンバープレートもないんですよ」
我聞 「ああ~」
有吉 「そんな、『僕のバイクを盗むようになったのかこいつは』」
森脇 (有吉に)「あれねぇ」
有吉 (森脇は気にせず、自分の話の続きとして)「そんな…」
森脇 「間違えたんだよ」【笑】
我聞 「有吉くんの」
森脇 (笑)
我聞 「原付だとは思わなかった」
森脇 「そう。思わなかったんですよ」【笑】
有吉 「あれはショックでした…」
森脇 「間違えて盗んだんだ」
有吉 「はい。許せなかったです僕は」

リベンジ

森脇 「でもね、でも、謝ったんですよ僕は本当に。平謝りで謝って、『ごめんごめん』って。『ホント知らなかった。ちゃんと…ね、きれいにして返すから』。返して、次の日に、僕朝学校行こうと思ってば~っとガッコ…家を出たら、ニウェ、庭に植えてたでっかい松の木が、(木が倒れる様子を模して)ボコッとこう抜けてんですよ」
蘭々 (笑)
森脇 「『あれっ?!』と思って」
我聞 「うん」
森脇 「こいつの仕業だったんですよ」【笑】
蘭々 「や~だ~!」
森脇 「これ僕オヤジに見つかったら大変なことですから!」
我聞 「く、暗いっすよね」
森脇 「そうそう」
我聞 「犯行のしかたが」
森脇 「いつやったのかワ、分かんないんですよね」
有吉 「悔しかったんです。(スコップで掘り返す仕草)『っんちくしょ!ちくしょ!』」
森脇 (笑)
我聞 「それ夜やったんですか?」
有吉 (うなずく)
蘭々 (笑)
我聞 (笑)「暗~!」
森脇 「よく見つかんなかったよな?」

ダメ人間

我聞 「え~で、なんでここまで変われたんですか?(※聞き取れず)」
森脇 「あ僕ですか?」
我聞 「ええ」
森脇 「そうですねやっぱり、僕の場合、何でも影響されて変わるもんですから」
我聞 「うん」
森脇 「結局は、有吉に影響されてまた、こっちの世界に飛び込んできてしまったんですよ」
蘭々 「ふ~ん」
我聞 「どっちが誘ったんですか?『この世界に行こうぜ~!』って言ったのは」
森脇 「…も有吉ですね」
有吉 「僕が誘いました」
我聞 「えっ?何で、内気…なのに何でこの世界を?」
番組内テロップ
内容
今回のプロモーションビデオをコンビニで撮影中、買い物客に囲まれてパニックに!?
有吉 「僕ねぇ、ダメ人間だから、この世界ぐらいしかダメかな~って思って」
我聞 「『ダメ人間』って…」(笑)
有吉 (笑)
蘭々 (笑)
我聞 「すごい言葉使いますね」
森脇 「ダメ人間は何やってもダメなんだよ」【笑】
有吉 (笑)「ダメなんですけど、確かにダメなんですけど今も。だから」
蘭々 (爆笑)
有吉 「でもね、なんかね、でもね」
蘭々 (爆笑)
有吉 「やっぱりね、そういう風にお笑いで」
森脇 (蘭々に)「ちょっと、笑いすぎ」【笑】
有吉 「頑張っていこうってね…」(蘭々に)「笑いすぎ」
蘭々 (爆笑)

平成6年6月6日

有吉 「小学校3年生から、面白くなろうと思って、中、高、とちょっとずつ自信がついてきて、どうしてもこの世界でやってみたい、と思ったんですよ。」
森脇 「うん」
有吉 「お笑いを」
森脇 「うん」
我聞 「お笑いを」
有吉 「それで、一人でやるのはきついと」
我聞 「ああ」
有吉 「はい。恥ずかしいし」
蘭々 (笑)「いや、『恥ずかしい』…(※聞き取れず)」
森脇 (笑)「『恥ずかしい』…」
有吉 「いろんな事務所に『こんちわ』って行くのも一人だと恥ずかしいじゃないですか。だから、誰か相方いないかなと思って探して、友達こいつしかいなかったんで」
蘭々 (笑)「探すまでもない」
森脇 「探す必要ないじゃん」【笑】
有吉 (笑)
森脇 「どうやってさがしたんだお前」(笑)
有吉 「で、こいつに『芸能人になろうよ』って言ったら、『あ、うん』」
森脇 (笑)
蘭々 (笑)

スーツで魚のこころ

我聞 「さて」
蘭々 「はい」
我聞 「絵を描いてきてもらったんで猿岩石のお二人に」
蘭々 「うん」
我聞 「さて見て見ます?」
蘭々 「うぃ~す」

4人は立っていて、レギュラー2人と猿岩石の間にキャンバスが置いてあり、それに布がかかっている。

森脇 「うぃ~す」
我聞 「うん」
森脇 「すごいっすよ」
我聞 「すごいすか」
蘭々 (布を外す)「ジャジャン、ジャジャジャジャン!」

角刈りでそり込みも入った赤いスーツの男。目を細めてもみあげは長く、あごひげが少々にくわえタバコ。左手はポケットに入れているようだが、右手は体長1mはあろうかという魚のしっぽを持っている。用紙左上に赤いペンで森脇のサイン、そのやや右下には黒いペンで有吉のサイン、上端中央には『猿岩石』の太い字が並んでいる。

我聞 「あ~」
蘭々 「何じゃこりゃ?」
我聞 「あこがれてるって僕には見えるんですけどね」
有吉 「はい」
森脇 「そうです。んもうまさしくその通り」
有吉 「僕らの考える」
猿岩石 「"男"っ」
蘭々 「何で魚なんですか?」
森脇 (笑)
蘭々 「なぜ魚を」
有吉 「スーツなのに魚を『グァッ!』と持ってるんですよ」【笑】
森脇 (笑)
我聞 「すごいじゃないですか」
有吉 「言えばね、渡哲也さんなんですよ」
蘭々 「渡哲也さんが好き」
森脇 「うん」
蘭々 「男であると」
有吉 「はい」
蘭々 「それは二人に共通してるんですか?」
有吉 「そうです」
森脇 「共通してます」
我聞 「はぁ~」「あでも全然かけ離れてるじゃないですか二人とは。ねえ」
森脇 「そうですかねぇ?」
有吉 「やぁ、だから、自分にない物を求めるっていう」

"男"とは?

我聞 「え~じゃ、森脇さんのいう"男"っていうのは何ですか?」
森脇 「"男"。"男"とは、…ん~、え~、仕事を。する人」
蘭々 「うん…」
我聞 「ああ…。なるほどね」
蘭々 「そうだね。仕事しない人はね」
我聞 「男じゃない」
蘭々 「ダメだね。うん」
我聞 「有吉さんは」
有吉 「"男"とはね、僕は…、飲むこと」【笑】
森脇 (笑ってひざから崩れ落ちる)
蘭々 「え~!」
我聞 「もう、相方、絶望してますよ」
森脇 (立ち上がって)「知ってます?あの」
我聞 「あ~ありましたね」
森脇 「お酒のCMね」
我聞 「あ~ありましたありましたありました」
蘭々 (笑)
森脇 「僕がね、渡瀬恒彦さんで、よくやるんですよ。こいつが渡哲也さんで」
我聞 「ええ」
森脇 「こう缶コーヒーとか持って」(その仕草)
有吉 (ちょっと鼻で笑う)
森脇 (低い声で、コーヒーをぐっと前に出して)「『兄貴、男とは』」
有吉 (低い声で)「『飲むことよ』」
森脇 「…ってクッと」
有吉 「コーヒーを飲むと、僕がすっごい男らしくなった気分になるんですよ」
蘭々 (笑)
森脇 「そう。そうやって僕は相方のテンションをこうどんどんどんどん上げてって、仕事に挑むわけですよ」【笑】
蘭々 (笑)

5/29(木)

再び座ってのトーク。前日の絵がベンチの後ろに飾ってある。

タイプは自分

我聞 「あの~ねやっぱり、僕ちょっと同じ男として聞きたいんですけど」
有吉 「はい」
我聞 「理想の女性ってどんなんですか?」
有吉 「僕はねぇ、えっと…アホそう…ですね一見」
我聞 「『一見』。あ~『一見』ね。一見アホそう」
有吉 「でも、…どうなんでしょうか」
蘭々 (笑)
有吉 「つかみ所がないような感じの人が」
森脇 「う~ん」
有吉 「好きです」
森脇 「いるね。たまにね」
有吉 「はい」
我聞 「じゃあ、(有吉と)同じタイプの人ってことですよね?」
有吉 (あわてて)「や僕はでもホントは、マジ」【笑】
蘭々 (笑)
有吉 「一見あれですけど、ホントはしっかりしてますからね」
我聞 「いやだから、同じタイプの感じですよね?」【笑】
有吉 「あっそっか!」
森脇 (笑)
蘭々 (笑)
有吉 「あ~そうだ」
蘭々 (笑)
有吉 「いやでも」
蘭々 (笑)
有吉 「でもそんなことはない」
蘭々 (笑)
森脇 (笑)
有吉 「はい。そうですね。はい」

容姿

森脇 「何か今日、緊張してる?」
蘭々 (笑)
有吉 「してないっすよ。全然」
蘭々 (笑)
森脇 「ホントおぼつかないでしゃべる」
我聞 「何かねぇ、(※聞き取れず)変なんですよね」「ちなみに、どんな女性…性格、容姿的に」
有吉 「容姿的にですか。えっと…、ま、絵を描いてきたんですど」
我聞 「あっ」
有吉 (横から絵を出す)
我聞 「えっ」
有吉 「やらしいな~なんか」(笑)
我聞 「嫌々。そうすか?」
森脇 (笑)
有吉 「なんか」(絵を見せる)
我聞 (絵を見て)「どんな感じなんですか?」

絵は髪の短い女の子。顔の部品は大きく、目がぱっちりと輝いている。毛が出てる鼻の向かって右下にはホクロがあって、上の歯しか描かれていない口を大きく開けて笑顔。輪郭はピンク、眉・まつげ・目の周りはブルー、口の周りはオレンジ、髪は茶色、そのほかは黒。左下から右に森脇のサイン、『猿岩石』の文字(通例有吉が書く)、有吉のサインが並ぶ。

我聞 「これっは~」
蘭々 (笑)「これ誰?」
我聞 「こっれはどっかで見たことあるような」
蘭々 (笑)
森脇 (笑)
我聞 「つぶやきシローさんにもちょっと似てますよね」
有吉 「ええ。つぶやき…」
蘭々 (カメラに)「何でアップにすんだアップにぃっ!」

テレまくり

我聞 「何かどっかで見たような感じがするんだよ」
有吉 (蘭々を見て)「そうですね」
我聞 「蘭々、なんか」
蘭々 「えっ!?」
我聞 「似てない?」
蘭々 (ムキになって)「ぜ~んぜん似てないじゃん!」「こんなとこホクロないもん!だってこんなのほら!」
森脇 (笑)
我聞 「しかも、鼻の毛だけなんかいっぱいあるんだよね」
蘭々 (笑)「こんなの違うもん!」
有吉 (笑)
森脇 (笑)「何で鼻…」
蘭々 「口!」(上の歯だけしかない。それも20本以上)
我聞 「すんごい。歯とかいろんなもんかみ砕けそうな歯してるもん」
森脇 「何で上の歯だけなんだよ」
有吉 「ホントはこれきれいに描いてたんですけど森脇が黒で(鼻毛と歯を)落書きして」
森脇 「いやいや。黒がお前の部分じゃないかよ」
番組内テロップ
内容
ノリにノッてる猿岩石の4枚目のシングル「君の青空」が6/18に発売決定!
我聞 「じゃあじゃあ、タレントで言うと?」
有吉 「タレントでいうとねぇ、これ、絵、見てもらうと分かるんすけど、鈴木蘭々さん」【笑】
蘭々 (有吉から目を背けて)「全然違う~っ!」
森脇 (笑)
我聞 「だって、今言われたよ?鈴木蘭々さんって。好きな人」
有吉 「これもう何遍も言ってるんですけどね」
蘭々 「いろんなとこで言われて恥ずかしいです」
我聞 「えホントに?」
蘭々 「うん」
我聞 「あっ、いろんなとこでもう、あのテレビとか見てたら、『あっ、猿岩石だ』って見てたら、『誰が好き何ですか』って聞かれてたら、『鈴木蘭々』って言ってんの?」
蘭々 「うん。でもそんなの嘘だよ!だって一色紗英ちゃんが来たときは『一色紗英ちゃんが好きです』って言ってたもん!」【笑】
森脇 (笑)
我聞 「まあ男はね」
森脇 (有吉に小声で)「おい!」
有吉 (横を向き、顔に手をやりながら小声で)「違う違う違う違う」
我聞 「そんなもんですけど、あ~それは痛いとこを」
有吉 「違う違う。違います」
我聞 「実際の話じゃあ」
有吉 「はい」
我聞 「ホントにもう、この世の中で一番好きなのは…蘭々?」
有吉 「この『世の中』ですか?」
我聞 「いやっ」【笑】
一同 (笑)
森脇 「そんな、(※聞き取れず)」
蘭々 「何?!」
我聞 「いやいやいやいや。いやいや」
有吉 「いや、そうですよ」

若い二人におまかせして

有吉 「何なんでしょ、ねぇ…」 (3秒沈黙)「素敵…じゃないですか」
蘭々 (頬に左手を当て、照れながら聞いていたが有吉を見て笑い出す)「ッハハ!」【笑】
有吉 (鼻を押さえて)「すいません。笑ってしまいました」
森脇 「まあ、そんな理屈じゃないんだ」
我聞 「理屈じゃないんだ」
有吉 「理屈じゃないんですよ」
我聞 「あっ、素敵ででも、まだあんまり喋ったことないんですよね?」
有吉 「ないですよもう」
我聞 「でも、体から出てくるそういうなんか雰囲気とか」
有吉 「はい」
我聞 「感じで」
有吉 「はい」
我聞 「感じで分かるわけですね」
有吉 「はい」
我聞 「じゃ、…これはね、やっぱり、…どう?蘭々は」
蘭々 「エ?」
我聞 「イヤ?」
蘭々 「ヤじゃないよ?」
我聞 「じゃあ、これはちょっと二人でね。やっぱり僕らもう…」
森脇 「あ、はいはいはいはい」(森脇・我聞、立ち上がる)
蘭々 「なにそれぇ~っ!(※聞き取れず)そういう、さ!(※聞き取れず)なことすんの~!」
森脇 「あ~気づかなかった今まで」
我聞 「あとは若いもんで」
蘭々 (頭を抱えて)「お~い!やぁだ!」
有吉 (笑)
蘭々 (去っていく森脇・我聞に)「もイジワルぅ~!!」
森脇 (最後にふすまを閉める仕草)

第一声

蘭々 「照明なんで(※聞き取れず)!」【笑】

森脇・我聞、長いベンチを回り込んで有吉・蘭々の後ろへ。

我聞 (蘭々の肩をもみつつ)「あの、リラックスしてね、ほら、あの、見てるからね」
蘭々 「なぁんでここだけこう世界切っちゃうの~!」
森脇 (有吉に)「しっかりな!」【笑】

森脇・我聞、再び立ち去る。

蘭々 「もほほほっ。(頭を抱えて)あ~大変!大変!」
有吉 (しきりに顔に手をやって)「えっ…はふぅ…」
蘭々 (笑)
有吉 「食パン好きですか?」
蘭々 (爆笑。有吉と逆側のベンチに倒れ込む)【笑】

切り捨て

我聞 「有吉さんは」
有吉 「はい」
我聞 「歌の方はどうなんですか?」
有吉 「歌はね、もっと勉強していかなければダメなんですけども確かに」
森脇 「『勉強?』」
有吉 (うなずく)「確かに、1枚目2枚目と、普通に、一緒ぐらい歌わしてもらって、3枚目『コンビニ』っていうCDが出たんですけど」
我聞 「ええ」
有吉 「ほとんど歌ってないんですよねぇ…」
我聞 「あっ」
蘭々 「あらっ」
我聞 「口パクなんですか?」
有吉 (即答)「口パクじゃなくて」
森脇 (笑)
有吉 「ええ。だんだん、目立たな~く」
蘭々 (笑)
有吉 「消されていってるんですよ」【笑】
一同 (笑)

ここで『コンビニ』のプロモーションビデオに切り替わる。サビから。

ナレ 「少ないながらも、キラリと光る有吉のヴォーカルに注目。スローバラードに猿岩石の意外な魅力があふれています」

曲だけ『コンビニ』が続きながら、再びトークに切り替わる。

有吉 「変わるんでしょうね。『有吉を切れ』『有吉を切れ』っていう」
我聞 「あ~じゃもう、森脇さんの、あ~の、ソロ、ソロ…」
有吉 「はい」
我聞 「ソロ話」
有吉 「そうでしょうね」
我聞 「どうしますか?もしソロの話が来たら」
森脇 「やもう、ガンガン」
蘭々 (笑)「あはあ!」
我聞 「いきます?」
森脇 「ガンガン歌いますよ。もちろん」
我聞 「あじゃもう、有吉さんは切っても」
森脇 「切っても」
我聞 「あ~」
森脇 「うん」
我聞 「そのへんはやっぱり、いいですねぇ」
有吉 「いいんですか?!」【笑】
一同 (笑)