すてきな出逢い いい朝8時

TV TBSテレビ スタジオ

原文作成:吉田君

📍 TBSテレビ スタジオ

すてきな出逢い いい朝8時

1997年5月10日(土) 8:00~9:25 TBSテレビ系。レギュラー:うつみ宮土理、西川きよし、月亭八方、松居直美、西 靖。コーナーゲスト:猿岩石(有吉弘行、森脇和成)。原文提供:江上聡明さん("旅のおさらい"~"ちぎっては投げ"除く)

オープニング

僕は知らない

(冒頭のトーク)

うつみ 「はーい、お客様です(西:「はい!」)。今日は素晴しいお客様(西:「すごいです」)、続々と。はい」
西 「はい。こちらも男同士の、二人組でございますけれども(八方:「はい」)。もう、世界は今この二人を中心に回っていると言っても過言ではないという(松居:(笑)、うつみ:「すっごいなー」)」
八方 「それ、ちょっとオーバーやわ」
西 「オーバーですか(苦笑)。そんな、ものすごいスーパーアイドルをご紹介いたします。猿岩石のお二人です!」
西川 「どうぞー!」
松居 「おはようございまーす(西川:「おはようございまーす」)。わー!」

レギュラー全員の拍手の中、猿岩石二人が登場。

うつみ 「どうもー。おはようございますー」
西川 「お願いしまーす」
うつみ 「もう、ね、『いい朝8時』、有吉さんは(有吉:「はい」)、小さい頃から見てたんですって?」
有吉 「そうですね、学生時代から。小学、中、高と、ずっと見てました」(スタッフ:(笑)(以下、【笑】))

うつみが、有吉との年齢差に驚いてよろける。

松居 (笑)
有吉 「(念を押すように)小学校から見てました」
うつみ 「そーねー。(西川に)15年やってますからねー」
西川 「小学校からですねー。広島で、ずっと見てくれてたんですね」
有吉 「はい(森脇:「見てました」)」
うつみ 「(猿岩石二人を示して)有吉くんと、森脇さんです」
有吉・森脇 「よろしくお願いします」
うつみ 「まー、でも、ホントに、どう? 今、大スターになっちゃって。っていうか、"大"っていうか、まあ、とにかくアイドルですよねぇ(西川:「ええ」)」
有吉 「いや、もう、そんな、アイドル…(西:「人気絶頂」)」
森脇 「まだ、なんか、あんまり実感が…」
有吉 「ないですね、まだ(森脇:「ないですね」)」
うつみ 「ないですかー(有吉・森脇:「はい」)。(西川と八方を示して)先輩なんでしょ?」
有吉・森脇 「もちろん!(苦笑)」
松居 「当り前じゃないですか(笑)。後輩でどうするんですか」
全員 (笑)
西川 「「小学校から見てた」言うて。でも、まあ、ほぼ同期ですよね(森脇:(爆笑))」
うつみ 「吉本に、吉本にちょっとだけいたことあるんでしょ?」
有吉 「はい、僕が(松居:「あ、そーなんだ」)」
うつみ 「(八方に)ご存じでした?」
八方 「いや、僕は知らない」
うつみ 「あんた、遠くの方で、(腕組みして、少し不愉快そうに立っている八方の真似をして)こんなんなって」【爆笑】
西 「えらい遠くの方から(笑)」
八方 「(苦笑)僕は知らないから、知らない。知らないから、知らないじゃないですかー!(うつみ:「そうなの。ふーん」)僕は、彼がおったことは、噂では聞いてもいつの頃とは知らない」
うつみ 「(有吉に)どれくらいいたんですか?」
有吉 「えっと、僕は半年くらい(八方:「それは分からんわ」)」
うつみ 「あ、それじゃー、ね(有吉:「はい」)。今日は色んなお話うかがわせてください」
全員 「よろしくお願いします」

(他のゲストの紹介)

練習の成果

うつみ 「さ、それじゃーねー、今日の「『いい朝8時』スタート!」を、ね、やっぱり猿岩石で(松居:「うわー」)。今をときめく寵児でございます。じゃ、私たち、前に座って(松居:「はい。前、すいません」)」

立っている猿岩石二人の前に、レギュラー全員が並んで座る。

うつみ 「じゃ、なんか言って、それで「せーの」よ。さっき、3回ほど練習したんでしょ?(全員:(笑))よろしくお願いします」
西川 「よし、いこー!」
うつみ 「さ、どうなるかな? どうぞ!」
有吉 「はい! えー、猿岩石、芸はないけど、結構がんばってます」
全員 (爆笑)【笑】
西川 「(拍手しながら)いやー、素晴しい」
西 「「結構」、「結構がんばって」るんですね?(笑)」
西川 「これからや、これから!(※聞き取り不能)」
有吉・森脇 「せーの!」
全員 「『いい朝8時』スタート!」
うつみ 「正直だわ」
全員 (笑)

番組タイトル『すてきな出逢い いい朝8時』。

(提供)(コマーシャル)

あっと驚く宝物 猿岩石

3億円市場?

うつみ 「ついに登場。Ladies and gentlemen! Mr. Monkey-Rock-Stone!」

コーナータイトル"あっと驚く宝物 猿岩石"。レギュラー全員の拍手の中、猿岩石二人が登場。レギュラーが男女に分かれて座るテーブル席に挟まれた、中央の席へ。

西川 「おはようございまーす」
西 「おはようございまーす。よろしくお願いしまーす」

猿岩石二人が、恐縮しながら席に着く。

有吉・森脇 「よろしくお願いします」
西川 「モンキー・ロック・ストーン(笑)」
うつみ 「なんか、やっぱり、かわいらしいよねー」
森脇 「ありがとうございます」
西 「こんだけのスターで、こんだけぎこちなく登場した人も珍しいですね」【笑】
うつみ 「初々しい、初々しい! 総予算10万円のユーラシア大陸横断ヒッチハイクを、見事達成。時代の寵児というか、世紀末のアイドルというか(笑)(有吉・森脇:(笑))。(※聞き取り不能)して、大変。猿岩石のお二人です!」
有吉・森脇 「よろしくお願いします」
松居 「よろしくお願いしまーす」

全員、拍手。

うつみ 「ま、あのー、おっちゃんたちね、猿岩石っていうのは、どういう経歴の方か、どういう二人かっていうのが、良く分かってないんですよ。一番、あのー、左のおっちゃん(八方)なんか」
八方 「いやいや、もちろん(西:「「もちろん」て(笑)」)」
うつみ 「そこで、私たちはですね、(※聞き取り不能)ということで」
八方 「お笑い系、強いね(松居:「好きですよー」)。直美ちゃん、ね」
うつみ 「女の子ね、あのー、猿岩石、好きですよ。なんか、かわいいっていうか(松居:「えぇ」)。弟のように感じたり、お兄ちゃんのように感じたり」
松居 「今、もう、知らない人は(うつみ:「いない」)恥ずかしいですよ」
八方 「もちろん、知らない人は、知らない人はいないけどね」
松居 「本、読みましたか?(うつみ:「すっごい売れてるんだから!」)」
八方 「失礼な、あなた!(西:(笑))」
うつみ 「はい! じゃあ、画面に向かって、こちら、右の人」

有吉のバストショット。

うつみ 「こちらが、有吉くんです(八方:「うん」)。ね。左のコが」

森脇のバストショット。

うつみ 「こちらが、森脇くん(森脇:「はい」)。覚えてくださいね」
八方 「ん…。覚えたら、なんかもらえるの?」
有吉 「(森脇:(笑))やらしー(笑)」
うつみ 「細かいことは、うちの直美ちゃんから」
松居 「はい。(『猿岩石日記』全3巻を手に)こちら、今までですね、3冊、本が出てます。これも、あのー、すごい売れてるんですよ」

猿岩石『白い雲のように』が流れる。

松居 「240万部ですって、全部合わせて(西川:「うわ!」)。更に更に、CDもバカ売れでございます。こちら、見ていただきましょう(うつみ:「CDもバカ売れ」)。はい。今流れているのが、1枚目の(有吉・森脇:「はい」)『白い雲のように』ですね。これが140万枚!」
うつみ 「140万枚!」
八方 「へー、140(西川:「ミリオン!」)。140枚?」
有吉 「140枚じゃないです(森脇:(笑))」
八方 「140万枚ね、ええ」
松居 「(笑)(CDシングル『白い雲のように』、『ツキ』を手に)2枚目の、この『ツキ』、こっちもですね、80万枚!」
うつみ 「80万枚!」
八方 「おー!」
西川 「ぴんから兄弟(※聞き取り不能)(西:(笑))」
松居 「3枚目も、大ヒット中ですね。『コンビニ』っていう曲です」
有吉 「はい! 新曲です」

猿岩石『コンビニ』が流れる。

松居 「はい(西:「すごいですねー」)。コロンビアからです」
うつみ 「計算させていただきました。ま、あのー、本の方の印税がですね、1億9千万、だから2億ほど。それで、CDの方が、2枚目までで、えー、私の計算によると、2億2千万。で、あのー、3枚目は入ってないんで…」
西川 「「私の計算」(笑)」
西 「3枚目で、プラスアルファ」
うつみ 「3枚目で、3億以上はいく」
八方 「でも、これ、業界がみんな儲けてまんねやろ? その金は」
西川 「いやー、それは」
うつみ 「でも、少しは入ったでしょ?(西:「笑い、止まりませんね」)」
森脇 「まだ、CDはまだですけど、本は、多少(有吉:「多少いただきました」)」
うつみ 「入った?」
有吉 「はい(森脇:「入りました、はい」)」
西川 「でも、最初は会社に儲けてもらって、ね(有吉・森脇:「はい」)。徐々に、タレントはね」
全員 (笑)
西 「大人の意見ですね(笑)」
西川 「もう、吉本の歴史ですから、これは(笑)。ねえ、うつみさん」
うつみ 「いや、でも、ちょっと、CDも、ちょっと、唄ってるのは本人だから。もらわないと、かわいそうじゃない」
松居 「でも、ね、あの、歌手は、そんな、印税とかって入らないと思いますよ」
八方 「あとの営業があるからね(松居:「ええ」)」
うつみ 「営業(笑)」
全員 (笑)
うつみ 「(猿岩石二人に)これからね(有吉・森脇:「はい」)。これから、がんばろうね(八方:「営業を」)」
森脇 「営業、がんばらさせていただきます」
うつみ 「でも、あれですってね、その、レコーディングがすごいそうでして」
松居 「ね、私もびっくりしちゃいました。そんなに練習しないで…(西川:「え?」)」
有吉 「(森脇:「そうですね」)そうですね。僕ら、練習はないですね、まったく」
松居 「えー!」
うつみ 「レコーディング当日まで?」
森脇 「(有吉:「はい」)もう、歌詞が当日できるとか、そんなのばっかりで」
八方 「そら、そうでしょ。歌手やないねんから。いや、かえって、そんなのがえぇと思うわ。そら、そうやと思うわ」
松居 「でも、1曲目は(西:「1曲目、ねえ」)、藤井フミヤさんが、ねえ」
西 「元チェッカーズの藤井兄弟に曲を提供してもらって(八方:「チェッカーズであろうが、なんであろうが…」)」
西川 「で、現場行って、すぐに詞とメロディーを覚えられますか? すぐに」
有吉 「はい。えーと、詞…えーと、曲は、だいたい、先にいただくんですけど(西川:「あ、曲は」)、詞は、もう、その当日が多いですね」
西川 「うわー」
松居 「森脇さんが、すっごい歌うまいんですよねー」
森脇 「(真顔で)ありがとうございます」
全員 (笑)
うつみ 「(笑)なんで?」
森脇 「いや、僕、昔、あの、ちょっとバンドをやってたことがありまして(西川:「あ、そーかー」)。歌が好きなんです、はい」
うつみ 「直美ちゃんの聞き方、「森脇さん、うわー」っていうことは、有吉くんは?」
有吉 「…(松居に)どうでしょう?(森脇:(笑))」
松居 「有吉さん、すごい、なんか、ていねいに唄うんですよね」
有吉 「(嬉しそうに)あ、そうですか(笑)(松居:(笑))」
全員 (笑)
西川 「評論家、うまいこと言うねー(森脇:「初めて(※聞き取り不能)」)」

始まりはやっぱり野宿

うつみ 「そうですか。さ、それでは、このお二人が、どうやって、その、時代の寵児になったか。うかがってみたいと思うんですけれど」
森脇 「はい」
うつみ 「最初、誰がきっかけだったの?「芸能界いこうよ」って言ったのは、どっち?」
有吉 「最初は僕ですね」
うつみ 「なんで、芸能界が?」
有吉 「僕は、ずっと、小学生の頃から、ずっとお笑いがやりたかったもんで(うつみ:「うん」)。で、やっぱり、コンビを探してたんですけど、その時に、僕、友達がいないんすね(松居:(笑))。で、周りを見て、友達ってこいつしかいなかったんで」
うつみ 「(笑)あなた、どうして友達いないの?」
森脇 「なんか、ね、暗いんですよ(有吉:「はい」、松居:「そーなの?」)。暗いコだったんですよ、昔から」
うつみ 「友達が、じゃ、森脇さんひとりだったんだ」
有吉 「そうですね。僕、人付き合いがへたで、友達がいないもんですから」【笑】
うつみ 「人なつっこそうな目してんのにねー(松居:「うん」)」
有吉 「そうです?(笑)」
うつみ 「それで、じゃあ、お友達ひとりだったから、声をかけたの(有吉:「はい」)。そしたら、(森脇に)あなた、なにしてたの? その時に」
森脇 「僕は、その時、建設業で働いてました」
うつみ 「(笑)建設業で(西川:「色々あるなー」)、働いてたの」
森脇 「働いてましたね、もう、高校中退して」
うつみ 「で、なんて声かけられたの?(森脇:「え?」)なんていう、声をかけられたの?」
森脇 「あのー、「芸能人になろうよ」」
全員 (爆笑)
森脇 「お笑いって言わなかったんですよね、最初」
西 「なんていう声のかけ方ですか(笑)。お笑いって言われなかった?」
森脇 「言わなかったですね、芸能人っていう風に。で、まあ、僕も、ま、結構給料もらってたんですけど」
うつみ 「どれくらいもらってたの?(西:「建設業で」)」
森脇 「結構、40万とか50…(松居:「すごーい、うん」)」
西川 「えー? 高校中退して、その、建設業で40万円もらってた?(森脇:「そうですね」)それ、もう、今、吉本の芸人聞いてたらみんな行くがな」
有吉・森脇 (笑)
八方 「いやいや、今、吉本、結構上がってますから」
西川 「あ、そうですか。我々の時代と違う?」
八方 「我々の時代と違う。建設業やから、重労働やからよな」
西川 「それにしても、40万。ごついな(八方:「いやいや」)」
うつみ 「そして、とにかく…」
森脇 「それで、まあ、でも、芸能人で成功するっていうと、やっぱり、もっとお金も入るし、女の子にもモテるんじゃないかっていう」
うつみ 「そこでしょう!(有吉:「ですね、絶対」)」
森脇 「ただ単純な理由ですね」
うつみ 「女の子にモテたかった」
森脇 「そうですね(うつみ:「へー」)。それで、「あ、いーなー」と思って、「じゃ、行こっか」」
うつみ 「「行こっか」。すぐ決めた?」
森脇 「そうなんですよ。「いつ行くの?」って言ったら、「ん、3日後に行こうと思ってる」とかって」
うつみ 「どこに?」
森脇 「東京に。広島だったんですけど、二人とも。「あ、そー」って、もう、会社辞めて(笑)(有吉:(笑))」
全員 (笑)
西 「よくついて行けましたね、そんな、すっと辞めて(西川:「いい友達やん」)」
森脇 「そうなんですよ。「早い方がいい」って言うから」
松居 (笑)
有吉 「「早く早く!」って」
森脇 「「じゃ、もっと早く言え!」っていう風に思いますよね(うつみ:(爆笑))」
西 「「なんで3日後なんだ!」(笑)」
有吉 「もう、あせってたんですよ(森脇:(笑))」
うつみ 「何歳の時? それ」
有吉 「それが、20歳の時ですね(うつみ:「はー」)」
松居 「東京の、どこに行こうと思ったんですか?」
有吉 「えーと、あてはまったくなく、とりあえず東京行こう」
松居 (笑)
西川 「(うつみ:「あなたたち、人生、いつも…」)野宿してでも」
有吉 「はい(うつみ:「人生、いつもヒッチハイクみたいねー」)。で、東京…」
西 「「東京行ったら、なんかあるんちゃうか」という(森脇:「そうですね」)」
有吉 「で、東京で野宿をしてまして、最初」
西川 「あ、マジで(有吉:「ええ」)。どこで?」
有吉 「えーと、東京ドームで」
西川 「ほー!(うつみ:(笑))ドーム、野宿できんの?」
有吉 「えぇ、あの、屋根があるんで雨も防げるっていうことで」
うつみ 「東京に来て、東京ドーム。もー、単純ですよね(有吉・森脇:(笑))。そこで野宿してて、で、どうするの?」
有吉 「そうすね。なかなか、二人暮らしで、あと、職もないっていうことで…」
松居 「「二人暮らし」って、でも(笑)」
全員 (笑)
西 「暮らせてないじゃないですか(笑)」
有吉 「部屋が、家が見つかんなかったんで(森脇:「そうなんですよ、なかなか」)、家が見つかるまでは野宿しようということで」
西川 「でも、その時は、ドームが二人の新居ですから(松居:「ねー」)」
うつみ 「そして?(有吉:「はい」)どうなったんですか?」
有吉 「それから、なんとか、1ヶ月後くらいに家が見つかりまして、そっから、色々お笑い活動を(うつみ:「動き始めて?」)始めまして」
うつみ 「で、まず、プロダクションはどこに行ったんですか?」
有吉 「えーと、太田プロにしよう!(松居:「うん」)…太田プロしか知らなかったんですね(森脇:「知らなかったんですね」)」
西川 「いや、まぁ、お笑いでは老舗やからね、最高や。ああ」
うつみ 「それで行きました(有吉・森脇:「はい」)。そしたら、なんて言ったんですか?」
森脇 「そしたら、あのー、「ライヴで新人コーナーがあるので、そのオーディションをまず受けてください」って言われました。で、それに、ね(有吉:「はい」)、行って(松居:「うん」)。で、何回も何回も落ちながらも。で、(有吉に)何ヶ月かな? 半年くらいで…(有吉:「半年くらいですかね」)ライヴに出させていただくようになりまして」
うつみ 「とんとん拍子ですよね、半年だったら」
西川 「もー、最高のとんとん拍子ですわ。このお笑いの世界では」
松居 「ネタは、どっちが考えるんですか?」
有吉 「はい。ネタは、僕です(松居:「へー」)。昔(森脇:(笑))、あの、昔はこういう風に言うと、なんか僕の方が知的なように思われたんですけど(松居:「うん」)、最近は「面白くない」「面白くない」って言われてるんで、「ネタ、作ってました」って言うのが恥ずかしいんですけど」
森脇 (爆笑)

旅のおさらい

うつみ 「そうぉ」
西 「お二人が漫才やってるとこ見たことないんですけどね」
森脇 「そう…ですね」
うつみ 「あたしも(※聞き取り不能)」
森脇 「結構ね、(※聞き取り不能)なんですけどね~」
西 「あそうなんですか」
森脇 「ええ。でもまあ、所属…して4ヶ月ぐらいで例の旅に出ましたんで」
西川 「ああ」
有吉 「はい」
森脇 「はい。もうホントすぐ」
うつみ 「ユーラシア大陸横断ね」
森脇 「はい」
有吉 「はい」
うつみ 「あのときは、辛かったでしょ、大変だったでしょ?(森脇:「もう辛かったです」 有吉:「大変だったです」)面白かったけど画面で見てると」
有吉・森脇 「ええ」
うつみ 「ねえ?」
森脇 「僕らは、何のことやらさっぱり分からなかったんで」
松居 「うん。心の準備も出来てなかったですしね」
有吉 「なかったですね全く」
森脇 「そうですね」
うつみ 「とにかくユーラシア大陸横断の旅だって」
有吉 「はい」
森脇 「ええ」
うつみ 「あれは、ギャラはいくらだったんですか?」
森脇 「ギャラは…」
有吉 「給料制ですからね僕ら」
うつみ 「ああ~」
西川 「今も?」
有吉 「はい」
西川 「会社に儲けてもらいなさい」
有吉・森脇 (笑)
有吉 「あれに関してのギャラっていうのはないです」
うつみ 「そう。あれは何ヶ月行ってたんですか?」
有吉 「約半年間、行ってました」
うつみ 「でもあれがきっかけで、(西川:「そうですよ」)こんなに有名になれて」
有吉 「はい」
うつみ 「よかったですね」
有吉 「よかったです」
森脇 「ありがとうございます」

お宝

うつみ 「こんなに有名になれたお二人に素晴らしい宝物を運んできていただきました」
森脇 「はい」
有吉 「はい」
松居 「はい」

うつみ・松居の2ショットが少し引くと、幅50cmくらいの、時代を出した感じの宝箱が見える。

うつみ 「生活もずいぶん変わったそうで」
有吉 「はい」
森脇 「はい」
うつみ 「ちょっとリッチになりましたね?」
有吉 「多少」
森脇 「多少、はい」
うつみ 「アパートもちょっと、冷蔵庫のあるアパートになって」
有吉 「はい(笑)「冷蔵庫はみんなあると思うんですどね」
森脇 (笑)
有吉 「ええ」
うつみ 「そうですか」「はいっ!直美ちゃんお願いいたします」
八方 「何や?」
松居 「はい。ジャラララララララン」

宝箱のふたを開けると、きしむ音のSEが出る。しかし、ふたは開いたがこちらにはふたの裏側が見えるばかり。

八方 「見えへんやん!」
有吉 「何にも見えないです!見えないです!」

などなど、男達のツッコミが乱れ飛び、

八方 「ふたにまた何かあったのか思たがな」

森脇のお宝

松居 「まずはですね、チャラララララララン」(箱からネックレスを取り出す)
森脇 「宝物です」
有吉 (笑)「宝物」
うつみ 「これは誰の?」

松居がネックレスをつまみ上げ、見せる。

森脇 「これは、私森脇のです」
うつみ 「森脇さん」
森脇 「はい」
松居 「見てください、うつみさん」
うつみ 「はい。じゃ鑑定します」
有吉 (笑)「『鑑定』」
森脇 (笑)「どきどきするなあ」
うつみ (ネックレスを手に取り)「重いです。(八方:「誰かからもうたわけ?」森脇:「はい」)これは、プラチナですね」
八方 「おお!」
森脇 「その通りでございます」
うつみ 「重いもん」(手のひらで重さを確かめる)
八方 「もうた?」
西川 「高いんちゃう?」
松居 「プラチナのネックレス」
森脇 「いや、これはですね、すごいんですよこれは」
八方 「何や?」
森脇 「あるテレビ番組(『山田邦子のしあわせにしてよ』1997年3月19日放送分)でですね、『あの~、森脇くん今、何が欲しい?』って聞かれまして、僕は山本譲二さんが大好きで、カラオケとかでもよく歌ってるんで」
八方 「ほう!」
西 「演歌が」
西川 「この前来てくれましたよ」
森脇 「あ、そうなんですか」
西川 「ええ」
森脇 「あの私物が、欲しいっていう風に言いますと」
松居 「ええ」
森脇 「あの~、何て言うんでしょう。番組にこれを送ってきていただきまして」
一同 「ええ~」
西川 「山本譲二さんから」
森脇 「コメントまでいただきましてもう。これ今大変です」
八方 「ええとこあるな~」
うつみ 「山本譲二さんから」(ネックレスをカメラに見せつつ)
森脇 「はい」
うつみ 「よかった~」
西 「言ってみるもんですね」
西川 「言ってみる…、僕北島三郎さんの自動車欲しいわ~」
有吉・森脇 (笑)
西 「とりあえず言っときましょう」
松居 「譲二さん太っ腹ですもんね」
うつみ 「ええ~よかったね~(森脇:「もう、びっくりしました」)。はいはいはい」
松居 「言ってみるもんですね~」
森脇 (うつみが立ち上がってネックレスを返しに来たので、自分もあわてて立ち上がって受け取る)「あっ、はい」
八方 「ホントに…」
松居 「価値、でも、わかります?」
森脇 「価値はあんまりよく分からないんですけど(うつみ:「そら、新人のだから今のはかわいいけれどね」)」
松居 「ええ」
うつみ 「やっぱり」
松居 「さて」(と、宝箱の中からものを取りだそうとする)
うつみ 「あんまり大きくなってからはねえ…」
西川 「『大きくなってから』」
松居 (笑)「『大きくなって…』」
有吉 (笑)

有吉のお宝

松居 「さあ、続いては」
有吉 「はい」
松居 「これは?」
有吉・松居 「チャララララララララララン」(松居、宝箱からものを取り出す)

出てきたのは布。"TRUSSARDI"の文字が見える。その上には手紙のようなものが載っている。

有吉 (笑)
うつみ 「有吉さん?」
有吉 「はい、僕の」
八方 「(手紙のようなものは)仕立券?」
松居 「ええ」
八方 「スーツの」
松居 「ねえ?」
有吉 「はい!スーツのお仕立て券と生地なんですけども」
うつみ 「ちょっと、じゃあ、鑑定しましょうね」
松居 「はい、お願いします」
うつみ 「"トゥルッサルディ"ですよ」
有吉 「はい」
西 「"トラサルディ"」
八方 「下に値段書いてんじゃないんですか?」
うつみ (生地をめくって)「え?無いですよ!」
八方 「いや、札、札、札」
うつみ (生地に付いてるタグを見て)「え?これは違いますよ」「あ。3.20メートルですよ。イタリー製です」
有吉 「はい」
うつみ 「こんないいもの。全然シワにならない」
有吉 「はい」
松居 「お仕立て券も」
有吉 「これは」
うつみ (生地を広げて)「ちょっと地味、ですけど、いい、いいものですね~」
有吉 「僕、も、某番組(森脇と同じ『しあわせにしてよ』)で」
西川 「あっ」
有吉 「ええ、『誰か、欲しいものはないか』と言われまして、僕は『渡哲也さんのサングラスが欲しい』って言ったんですね(うつみ:「うん!」)。そうすると『サングラスは今持ってないんで』って言うことで(松居:「ええ」)、渡哲也さんにスーツの生地と(八方・西川:「へえ~!」)、石原裕次郎さんが仕立ててたっていう店のお仕立て券を」
八方・西川 「へえ~!」
うつみ 「最っ高」
松居 (生地の入っていた箱を見せる。"贈 (株)石原プロモーション 渡哲也"の文字がある)「これがその(有吉:「はい」)、渡哲也さんからの箱(有吉:「はい」)。桐の箱に入ってる」
うつみ 「すごい」
西川 「うわ~」
うつみ 「"石原プロモーション"!」
有吉 (笑)
森脇 (笑)
うつみ 「"渡、哲っ也"!」
八方 「すごい!」
有吉 「すごいでしょ」
松居 「この、お仕立て券、お店に、読み仮名が振ってあります」
有吉・森脇 (笑)
森脇 「それは」
有吉 「余計な」
有吉・森脇 (笑)
森脇 (笑)「『余計な』」
松居 「誰が振ったんですか?」
森脇 (笑)
うつみ (仕立券を手にとって)「(※聞き取り不能)誰が振った…、ああた、"遠藤千寿"さんっていう洋服屋さんの"セン"に"コトブキ"って書いてあるの。そのとこにちゃんと(森脇:「"センジュ"」)"センジユ"ってね」
有吉 (笑)
うつみ (仕立券をカメラに見せつつ)「ちょっと見えないかな。ちゃんとね、こうやってね、鉛筆でね、おかしい…」
有吉 (笑)「はい」
西川 「(※聞き取り不能)頼みに行こか。『背広お願いします』」
有吉・森脇 (笑)
松居 「あたしがお願いしたいくらいですよ。きよしさんに。(うつみに)ねえ?」
うつみ 「そう」
西川 「何か持って来るわ俺。直美ちゃん言うて」
松居 「お願いします」
西川 「ほ乳びんかな」
有吉 (笑)
うつみ 「良かったわね~(有吉:「はい」)(西川・八方:(しみじみと)「ああ~」))、何て優しいんでしょう。だけどきっとあの、事務所の人が、ご覧になってて、そいで、山本さんに言って下さって、山本譲二さんや渡さん、苦労時代があるから(有吉:「はい」)、どんなにか喜ぶだろうっていう、優しい気持ちで送って下さった。宝物ですねぇ」
有吉 「はい」
森脇 「もうほんとに」

有吉の欲しいもの

うつみ 「今は何が欲しい?」
松居 (笑)
有吉 「そうですね」
西 「言っときましょう。言っときましょう」
うつみ 「(手元の資料を見て)アンタたち何よ、ビッグになると、あ何?ベンツ、ベンツを買いたいとか、いろんな夢が膨らんできたのね?」
有吉 「はい。いろいろ」
うつみ 「有吉さん。(※聞き取り不能)」
西川 「でもCDあんだけ売れたら」
八方 「買える」
うつみ 「だからCDの印税は入ってこないの。これから営業営業」
松居 「でも」
有吉 「僕は、自転車…が欲しいんですよね」
松居 「カワイイ…」
西川 「え?」「僕は~、昔うつみさんに(有吉:「いい自転車」)自転車もうたわ…」
有吉 「え~っ!」
うつみ 「とんでもないですよ」「いえいえいえそんな。番組の中で」
有吉 「ええ」
うつみ 「当たった。当たったんですから」
西川 「あ~あの、そういうときが嬉しいんですよ」
松居 「う~ん」
西川 「司会者に決められることあるじゃないですか」
うつみ 「ちょっと、えこひいきしちゃって(有吉:「はい」)、やすきよさんにあの(有吉:「ええ」)差し上げたいっていうんで、そっちにね(西川:「いや~」)、(※聞き取り不能)」
松居 (泣きまねをして)「優しいんだから…」(笑)
うつみ (寒々しく松居を見る)「そいで、自転車」
西川 「自転車が欲しいの?」
有吉 「僕自転車が欲しいんですよ。いい自転車が」
うつみ 「いい自転車って?」
有吉 「いい自転車って、自分でお金だして買おうって思わないじゃないですか」
松居 (力を込めて)「ああ。結構高いですよね?」
有吉 「高いですよ」
西 「ぜいたくですよね?それはそれでね?」
有吉 「ええ。だから誰かにいただければなと」
うつみ (爆笑)
松居 (笑)
西川 「でも、テレビ、自転車屋さんのコマーシャルやらしてもらったらええのに」
有吉 (笑)
松居 (笑)

森脇の欲しいもの

うつみ 「森脇さんは?」
森脇 「僕は、えーと今実力がほしいでございます」
松居・スタッフ (爆笑)
うつみ 「ほら、浮いたよ!」

森脇、大マジな表情。

西川 (一旦立ち上がって)「偉い!」
うつみ (笑)「浮いたねえ…」
スタッフ (笑)
西川 「あいたぁ…」

森脇、ニヤリ。

うつみ 「有吉さん」
松居 「実力って言うのはどういう実力ですか?」
森脇 「あのですね…」
うつみ 「八方ちゃんに聞きましょう」
有吉 「はい」
うつみ 「どうすればつくんですか?実力は先輩。芸の実力というのは」
八方 「いや~実力というのは…」
西川 (八方の方に向き直って)「ちょっと聞かしてもらおう」
八方 「どういう、どういうもんですかねぇ?」
西川 「いやアンタみたいに、こんな(直径5cmくらい)の話をくぉんな(直径120cmくらい)にする…」
八方 「いやいやいやいや。ここ(手前)にあるものを、こっち(奥)へ運ぶというのも実際の力やし…」
西川 (後ろを向いて手を振る)
森脇 (笑)
八方 「まあ、ね~こればっかりは、実力のある人がどれだけおるか言うたらいてないから、気にすることないと思うけどねぇ」
森脇 (口をとがらせ、意外そうな表情)「あらっ」
八方 「まああのいてないやん。そんなに実力のある人て。今テレビ出てる人で。ね?」
森脇 (仕方なさそうにうなずく)
松居 (笑)「怖いわおっちゃんそんなこと言っちゃって」
有吉 (笑)
うつみ 「怖いわ~」
八方 「いやいや。何もできないからええんやで今絶対に。テレビなんか今できたらだめですよね今?」
西 「おー、そうですかね?」
西川 「かえって、邪魔になる"部分"はあるよね。チョンチョンチョンって」
八方 「いやほとんど、いやほとんどでしょう」
西川 「でも僕ら、あのこぶ平師匠、実力者やと思いますね」
西 (苦笑)
八方 「ああ~」
西川 (立ち上がって)「何やねんその言い方。合わして欲しいわ!」
有吉 (笑)

ちぎっては投げ

西 「でも最初のあの、もてたいって言うのは、もう今うもうモテモテでしょ?」
うつみ 「そう!モテモテ。大変だったじゃないサイン会だって大変」
有吉 「あーそうですね。でも」
西 「もう、なんかうわさによるともう(うつみ:「女の子長蛇の列」)、ちぎっては投げ、ちぎっては投げ」
有吉 (笑、"ちぎって投げる"様子を模して)「"ちぎって"はない」
森脇 (笑)「"ちぎって"」
うつみ 「それはしあわせでしょ?そういう意味では。ね?」
有吉 「そう」
うつみ 「きゃーきゃー言われるってのは快感」
有吉 「あそれだけは」
森脇 「そうですね」
有吉 「そうですねもう」
うつみ 「でも一生懸命やっていけば実力はついてきます」
有吉 「はい」
森脇 「はい」
西川 「そう」
八方 「今現在持ってるのが実力なんややっぱり。んだから世に出れるんやと思うね」
森脇 「あっ、もうありがとうございます」
有吉 (お辞儀)
八方 「いや実力なんやね」
うつみ 「がんばって下さい」
有吉 「はい」
森脇 「はい」
有吉・森脇 「ありがとうございます」
うつみ 「猿岩石お二人でした~!」
全員 (拍手)
有吉・森脇 (お辞儀)
松居 「ありがとうございました~!」
森脇 (小さく)「ありがとうございます」
西 「ありがとうございました~!」

(森光子と東山紀之をゲストに迎えたコーナー)

(林家三平一門の、那須の合宿所からの中継)

エンディング

お母さん

漬物の、典型的な日本の朝食)をとる。

うつみ 「スタジオの方は、和食でございまして」
西川 「いただきまーす(西:「はい、朝食会でーす」)」猿岩石二人は、黙々と食べている。
うつみ 「猿岩石が嬉しそう(有吉:(笑))。(猿岩石二人に)なかなか、こういう温かいものって食べられないでしょう?(松居:(笑))」
森脇 「(有吉:「そうですねー」)特に、朝は。こういう朝ご飯らしい朝ご飯は食べれないですね」
うつみ 「なるほどね。それからお仕事に入っちゃうとお弁当ばっかりだしねー(森脇:「そうですね」)。たくさん食べていきなさいね」
西 「おかわりもできますから」
有吉・森脇 「はい。ありがとうございます」
うつみ 「今日、お母さんの口調になっちゃっうの(有吉:(笑))。いっぱい、良くかみかみして食べるのよ」
全員 (笑)
西川 「「かみかみ」は(笑)(有吉:「「かみかみ」は、さすがに」)」

(林家三平一門の、那須の合宿所からの中継)

(天気予報)

(次回予告)

持ちネタ

ィング。

うつみ 「猿岩石(有吉:「はい!」)、『いい朝8時』初登場、ホントに、ね、ありがとうございました」
有吉・森脇 「どうもありがとうございました」
うつみ 「どう? 番組の感想は」
有吉 「いやー、もう、楽しい番組で(うつみ:「うん」)、ええ。もう、これで悔いはないですね」
全員 (笑)
うつみ 「なんてこと言ってんの、これからなのに(笑)。森脇さんは?」
森脇 「いやいや、また、ぜひ呼んでいただきたいな、と」
うつみ 「ねー。これから旅の予定はないの?」
有吉 「旅はないです(笑)(森脇:「旅の予定はないです」)、はい」
うつみ 「じゃあ、日本で活躍ということで(有吉森脇:「はい」)。さ、それでは、また、週末でございますけれど。皆さん、楽しい週末をお過ごしください。(手を振って)さようならー」

(提供)