原文作成◆竹内永二
📍 石川県・金沢工業大学(ロケ)/スタジオ(スタジオ部分)
赤貧のヒーロー 仰天!あの猿岩石が大学で"貧乏講座"
講演の冒頭
司会は川野太郎と伊藤聡子。(トップ「紀子様のクリスマス」に続き)
伊藤
さて続いては、今年のシンデレラボーイ、あの2人組の登場です
画面「赤貧のヒーロー 仰天!あの猿岩石が大学で"貧乏講座"」。壇上で女性司会者のインタビューに答える猿岩石。
森脇
ユーラシア大陸横断ヒッチハイク
有吉
(同時に)ヒッチハイク
司会
それだけ
猿岩石
はい
司会
何ごとと思いました?
有吉
何ごと、と思いますよ(笑)、それは
森脇
誰が行くんだ、っつって
有吉
ユーラシア大陸って何?って思いました
場内爆笑
司会
アハハハッ、そうですか
有吉
はい
森脇
そうそうそうそう、ぼくイギリスがこう…くっついてるもんだと思ってましたからね
司会
あーあー(なるほど)
逆ヒッチハイク
画面は変わって小松空港。空港ビルを背に、リポーターの川面絵莉子が登場。
川面
今年一番のシンデレラボーイ、猿岩石の2人が、今日はこの石川県にやって来るといいます。何と、大学で講義をするっていうんですよ。猿岩石がいったい、学生を相手に、何を喋ろうというんでしょうか
電波少年を真似た様式で画面に文字が現れ、ナレーションがかぶさる。
ナレ
そこで…猿岩石の車をヒッチハイクしたいー!
「金沢方面」と手書きした段ボール紙を掲げ、空港出口方面へと向かう川面レポーター。
ナレ
世界を股に掛ける、ヒッチハイク王・猿岩石を、アポなし逆ヒッチハイク!どうするのか猿岩石ー!
講演・続き
画面は再び壇上の猿岩石。
ナレ
その前に、彼らの講義の様子をちょっとお見せしましょう
森脇
いま考えるとヘンなオーディションだったんですよ
司会
ええ、はあはあはあはあ
森脇
あの、100メートル何秒?とか、ケンカは強いほう?とか
司会
ケンカ(笑)
有吉
はい(笑)
森脇
そういう質問ばっかりで
司会
はい
有吉
乗りもの酔いは?(とか)
司会
『乗りもの酔いは?』(ですか、なるほど)
森脇
はは
司会
でも100メートルダッシュって、どう関係あるんでしょうね?
森脇
なんかやっぱりどっか逃げるときとか、ね、そういう場合
司会
あははは、あー、いくつかありますね
有吉
そうですね(笑)
司会
アハハ
有吉
それで…とりあえず何かやれよ、って言われて
司会
はあ、何やったんですか
有吉
ショートコントを
司会
一つ見せていただけるわけには…
有吉
(すかさず)いや、それはできません!
会場から大喝采。
有吉
いや、これやるとね、ホント皆さん帰ることになるんで、やめときます、はい
森脇
西武球場でもね、2万人帰しましたからね
整理券は500枚
講義室の外の廊下には、たくさんの人が座り込み、その側に掲げられた掲示には「本日の実験空間"創造学"は整理券が必要です。整理券をお持ちでない方は、入場できません。整理券の配布は全て終了…」の文字が大書されていた。
ナレ
きのう、石川県の金沢工業大学で『創造学』の公開講座の講師として登場した猿岩石
講演・また続き
三たび壇上の猿岩石。
有吉
創造、ですか
司会
創造です、ハイ
有吉
ソウゾウ…
司会
創り出す、です
有吉
淋しい夜にちょっとソウゾウするぐらいで、他にソウゾウはないですからね
司会
アハハハ(画面に「創造≠想像」の字幕)
ナレ
これまでも第一線のクリエーターたちが招かれたこの講座。ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断した体験談が、学生の創造性を刺激すると期待され
画面はまたもや電波少年ふうになり
ナレ
(画面文字とシンクロして)なんと!猿岩石が!大学の講師として教壇に立った!
有吉
今日もこれ初体験なんでですね。講師!
ナレ
そんなヒッチハイクの鉄人・猿岩石にスーパーモーニングはヒッチハイクで挑んだ!
玉砕・玉砕
小松空港で車に乗り込んだ猿岩石のところへ、川面リポーターが「金沢方面」と書いたボール紙を見せつつ駆け寄る。
川面
有吉くん、有吉くん、ヒッチハイクには慣れてるはずなのに…なんで、あれー、あれー、アレー(有吉は冷たくカメラを横目で見るだけ)
ナレ
が!車はタクシーだった…。作戦、あえなく失敗!
猿岩石を乗せたタクシーは瞬く間に去っていった。大学構内でボードを雨よけにして立つ川面。
ナレ
ならば、この猿岩石にヒッチハイクの弟子入りを志願! リハーサル中の彼らを直撃!
講演会場の入口にて。
川面
猿岩石、大学に到着しました。今、こちらにいます。ヒッチハイクのやり方と言えば、猿岩石! 猿岩石にですね、ヒッチハイクのやり方を、聞いてきたいと思います
ビデオカメラを片手に場内へ入り、川面は講演リハーサル中の猿岩石を撮影する。報道陣が他にもチラホラ。
ナレ
しかしなかなか弟子入りを願い出ることができない
川面
ヒッチハイクのこと聞きたかったんですけど、(ビデオカメラを)回すのに夢中、彼らも喋るのに夢中で、全く聞いておりません。しかし!この後、ご期待ください!このままでは済ませません!
ナレ
またしても失敗!
こいつらなにもの?
廊下は座り込んだ人でいっぱい。
ナレ
しかし、本番を前にして彼らの講義には長蛇の列が!その人気の秘密を、待っている学生に聞いた!
川面
猿岩石に今日何を期待してますか?
男子学生A
一発芸
男子学生B
旅の裏話
女子学生C
あの旅行を、た、達成できたのはすごいと思う
女子学生D
どうしても見たくて(笑)、きのうも夜明け前から並んでます
川面
ヒッチハイクは、何をどういう風にすれば成功するんでしょう
男子学生E
まあ…気持ちでしょ(笑)。乗りたいって気持ち
川面
猿岩石(私を)乗してくれなかったのよ
男子学生E
あ、そうですか。ダメですね
ナレ
こんな超人気の猿岩石だが、この2人はいったいどんな人達なのか!
猿岩石の映像に「こいつらなにもの!?」の大きな文字がかぶさる。
ナレ
向かって左側が森脇和成。少年野球で活躍するもヤンキーになり高校は中退。でも気の小さいナイスガイ。そして右側が有吉弘行。つぶらな瞳で笑顔がキュートな彼であるが、昔オール阪神・巨人の、巨人の弟子であった意外な過去を持つ。この広島育ちの同級生でコンビを組む猿岩石!帰国以来の大人気に少々緊張気味の彼らであるが、何と、CDデビューも決定!しかも作詞は、あの藤井フミヤ!初の大学の講義も大盛況で前途洋々の彼らに、最後に再びアタック!学生の教えを生かせるかー!?
食い下がる!
会場の外で猿岩石の出待ちをする川面レポーター。
川面
まだその猿岩石は来ません。私は猿岩石が来たら、(おもむろに「小松空港方面」と手書きしたボール紙を見せ)これを!今度は出します!空港まで連れてってくれるんでしょうか
猿岩石が会場を出てくると、雨のなか出待ちしていたファンがそれを取り囲み、ちょっとした騒ぎになった。川面レポーターもボードを振り回して突撃する。
川面
猿岩石が来た模様です!歓声です!さ、歓声です!うわー、もみくちゃだーもみくちゃだー、大変だ大変だ、学生さんたちも、猿岩石講師を送ろうということで、大変です!
猿岩石の帰りの車は、タクシーではなく白いヴァン。川面レポーターもファンと一緒になってしつこく食い下がる。
川面
有吉くーん!あ、有吉くんいま乗り込みましたね、森脇くん乗り込みました。私も小松空港まで連れてってくださーい!ヒッチハイクをしたーい
無情にも車は川面レポーターを乗せることなく去っていった。雨に濡れながらボードを掲げて、彼女のレポートは続く。
川面
猿岩石の車はもう行ってしまいました。もう、小松空港までせめて乗していってほしい。ここ金沢と言えば(と、ボードを裏返して見せ、そこには「おすしいかない?」の文字が)、回転寿司発祥の地、『おすしいかない?』と誘ったんですけれども、もう最近ですね、おなかは一杯みたいなんですよ
突然素人がレポートにチャチャをいれてくるのを軽くあしらって、
川面
雨の中、乗せてくれる車もなく、ヒッチハイクって、猿岩石のお二人、ホントに、大変ですよね
ボードを雨よけにして、周囲を見回しながら
川面
みんな傘さしてるのに…
そう呟くと、濡れながらレポートを続ける川面レポーターを哀れに思った学生が、突然傘を差しだした。
川面
あ、ありがとう。やさしいー!
ナレ
この学生のように、猿岩石もつい半年前までは、普通の面白い青年、全く無名の存在。そんな彼らが貧乏旅行で日本中に感動を与え、猿岩石は一挙にスターダムにのし上げられた
映像は「大統領のクリスマスツリー」試写会での猿岩石。
有吉
えー地道に頑張って、『あの人はいま』とかに出たいと思います
ナレ
しかし、彼らがのせられたスター街道は、もっと大きな夢物語へ。そして今度は、自らの足で芸人の道を歩んでゆく
勝負どころ
スタジオに戻って。
川野
はい、えー石川県のほうで、一日講師ということで、ねえ
川面
はい、あのー、猿岩石によりますと、講師の点数を付ければ
川野
はい
川面
10点…いや(慌てて)、ごめんなさい
川野
(笑)10点、10点って(と川面にツッコミを入れる)
川面
100点、100点満点だったと、言いました!(笑)
川野
ちょ、ちょっと(笑)
伊藤
それは川面さんの印象じゃないんですか(笑)
川面
いやいやいや、失礼いたしました。まあホントに、わずか数ヶ月前まではですね、六畳一間の先輩コメディアンの部屋に居候していてゴハンと塩こぶが主食だった、2人がですよ、数ヶ月の間に、何とこんな有名人になって、いま旅日記の本が、2冊合わせて200万部以上も、売れている大ベストセラー。で藤井フミヤ・尚之兄弟のですね、作詞作曲でCDデビューも今月21日には果たすということで、ま、本人たちもですね、ま、ホント、スタイリストさんに選んでもらった洋服に身を包んで、いま自分の置かれている立場がだんだんこう、分からなくなってきてるんじゃないかな、っていう気持ちもするんですけどね
川野
ああ(なるほど)
伊藤
あー、そうですよね
川野
実際にあのずーっとその、何ヶ月もね、ヒッチハイクやった間が、日本にいたわけじゃなくて、外国にいたわけだから
川面
そう、浦島太郎状態ですよ
川野
どういうふうになってるのかってのが全く分かんないんでしょうね
川面
ええ
伊藤
牧さんは、もう(ご存じですか、この2人)?(とコメンテーターの牧義行弁護士に振る)
牧
ぼくは、あのー、ゆっくり見たの今日はじめてなんですけどね、まああのホントに、その人気…と実力、があまりにこう格差があるような感じがするんですけど
川面・伊藤
(笑)
牧
一番とまどっているのはご本人じゃないかと思うんですね
川面
はあ
伊藤
そうですよね
牧
だけどやっぱりね、あのそういう、あのーなんですか、コメディアンとして出てきたんだから、人前でやっぱり、そういうコメディ見せなきゃね
川野
うーん、見せて欲しいですよね
牧
それじゃなければホント人気がもう、ね、ペシャーッと、何だったんだろう、なんてなっちゃいますからね
伊藤
これからはそのあたりがね
川野
ええ
伊藤
勝負というところなんでしょうね
川野
勝負どころかな、と。はい
伊藤
さて、続いては事件です
「妻をまさかり殺人」のネタへと続く。