「"お笑い"真夏の夜の夢」劇団プロデョーヌ旗揚げ公演
原文作成:吉田君
📍 東京・新宿朝日生命ホール
前説
徳永
みなさん、こんばんは!
観客
こんばんは~!
徳永
えー本日は、お足元の悪い中、劇団プロデョーヌ、旗揚げ公演にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。<拍手>開演の前に、内村プロデューサーより、手紙を預かっております。私、アシスタント徳永が、代読させて頂きます。「みなさん、こんばんわんこ、わんばんこ。なんつって<笑>私、プロデューサー内村は、当公演が、みなさまにとって、夏の楽しい思い出となるよう、勝手ながら、いくつかの禁止事項を設けさせて頂きました。その1、上演中の写真撮影、ビデオ撮影、ましてや販売は、ご遠慮ください。その2、軽快な着メロ音は、ご遠慮ください。っていうか電源はお切りください。その3、絶対に、途中で帰らないで下さい。<笑>以上みなさまのご協力をお願いいたします。連日芸人達たちが、忙しいスケジュールをぬっての稽古、そして、その度に朝まで打ち上げ<笑>まさに、飲んだくれていました。<笑>その成果を、今日たっぷりと、みなさんご覧ください。劇団プロデョーヌ座長&プロデューサー内村光良」以上内村さんからの手紙でした。<拍手>それでは、大変お待たせいたしました!劇団プロデョーヌ旗揚げ公演、作・演出 内村光良。「"お笑い"真夏の夜の夢」いよいよ、開演です!<拍手・歓声>
第一幕
第一幕 第一場 シーシアスの宮殿
シーシアス、ヒポリタ登場。
シー(シーシアス)
ところで美しいヒポリタ。
ヒポ(ヒポリタ)
はい。
シー(シーシアス)
我々の婚礼の時も間近に迫った。楽しい日々をあと4日も過ごせば、新月の宵となる。
ヒポ(ヒポリタ)
そうすれば新月が、天高く引き絞られた銀の弓のようにかかり、私たちの婚礼の夜を見守ってくれるでしょう。
シー(シーシアス)
ヒポリタ、私は、剣をもってあなたの愛を求め、あなたの心をかちえたのも力づくであった。しかし、婚礼の儀式はすっかり調子を変えて行いたい。華やかににぎやかに、楽しいお祭り騒ぎをもってだ。
ヒポ(ヒポリタ)
まあ。<笑>
イジーアス、ハーミア、ライサンダー、ディミートリアス登場。
イジ(イジーアス)
ご機嫌うるわしゅう存じます、シーシアス公。
シー(シーシアス)
あぁ、イジーアスか。何かあったのか?
イジ(イジーアス)
困り果ててご前に参りました。実は私、娘のハーミアを告訴せねばなりません。前へ出なさい、ディミートリアス。公爵、これは、私が娘を与えることに同意した男です。前へ出なさいライサンダー!そしてこれは、密かに娘の心を迷わせている男です。公爵、もしも娘が、公爵の御前で私の選びました、このディミートリアスとの結婚に同意しないときは、古くからの、アテネの特権を私にお許しください。
シー(シーシアス)
どうだ?ハーミア。ディミートリアスは立派な紳士ではないか。
ハー(ハーミア)
ライサンダーもそうです!
シー(シーシアス)
しかし、父親の同意がない限りでは立派さで一歩劣るぞ。
ハー(ハーミア)
公爵、もし私が、ディミートリアスとの結婚を拒みましたら、どのような重い罰を受けるのでしょう?
シー(シーシアス)
二つに一つ。死刑に処されるか、あるいは永久に世人との交わりを断つかだ。
ディ(ディミートリアス)
思い直してくれハーミア!ライサンダー、お前も余計な横槍を引っ込めて、俺の正当な権利を尊重してくれ。
ライ(ライサンダー)
君はお父上に愛されているんだ、ディミートリアス。ハーミアは俺に任せて、お父上と結婚するんだな!
イジ(イジーアス)
口が過ぎるぞ!
ライ(ライサンダー)
公爵、私は生まれも財産も、この男に劣らず、ハーミアへの愛にかけてははるかにまさっております。それに、これ以上誇らしく思えることはありませんが、美しいハーミア、その人に愛されております。<笑>ディミートリアスは、あのネダーの娘へレナに思いを寄せて言い寄り、その心を勝ち得ております。
シー(シーシアス)
私もその話は耳にしておった。ディミートリアス、イジーアス、一緒に来てもらおう。二人に内々で話しておきたいことがある。
イジ(イジーアス)
かしこまりました、喜んでお供いたします。
シー(シーシアス)
ハーミア、お前は、父親の心にそうよう、考え方を改めておくのだぞ。(ライサンダーとハーミアを残して一同退場)
ライ(ライサンダー)
なんということだ!今まで様々な本を読んだ限りでは、まことの恋が平穏無事に進んだためしはない。必ず障害がある。例えば、身分が違うとか――
ハー(ハーミア)
まあひどい!身分の違いで、愛し合えないなんて。
ライ(ライサンダー)
でなければ、年齢の点で釣り合いがとれないとか――
ハー(ハーミア)
まあ情けない!年齢が違うだけで、恋も出来ないなんて。
ライ(ライサンダー)
でなければ、身内の者の選択を押し付けられるとか――
ハー(ハーミア)
まあ情けない!他人の目で、恋人を選ぶなんて。
ライ(ライサンダー)
ハーミア、僕にはひとりの叔母がいる。未亡人で、財産があって子供がいない。このアテネから七マイルほどの田舎に住んでいて、僕を一人息子のように思っていてくれる。そこに行けばハーミア、君と結婚できる。そこまではアテネの厳しい法律も、僕たちを追ってこない。ハーミア、もし僕のことを愛してくれるなら、明日の夜、家をこっそり抜け出してくれ。そして、五月祭の朝、君がいったヘレナ、君がヘレナと行った森があるだろう。<笑>そこで待ち合わせしよう。
ハー(ハーミア)
ライサンダー!私、誓うわ!今までの、女という女が誓った数を打ち破るほど、男という男が、破ったありったけの誓いにかけて、明日の晩まちがいなく、私は、あなたに会うことにするわ。
ライ(ライサンダー)
約束だぞ!ハーミア!
ハー(ハーミア)
ライサンダー!(抱)<笑>
ライ(ライサンダー)
ヘレナが来た。
ヘレナ登場。
ハー(ハーミア)
こんにちは、美しいヘレナ。どこかへお出かけ?
ヘレ(ヘレナ)
美しい?私が?どうしてそんなでたらめを言うの?ディミートリアスが愛しているのは美しいあなたよ。あなたの目は彼方の北斗星、あなたの舌は甘い調べ。病気がうつるように器量もうつるのなら、あなたの美しさをうつして欲しいわ。世界がすべて私のものなら、ディミートリアスは別として、すべてあなたに差し上げるわ。あなたのものにして。
ハー(ハーミア)
心配しないで。私はもうあの人の前には現れません。それにね、今から、ライサンダーと駆け落ちするの。
ライ(ライサンダー)
ヘレナ、君には伝えておこう。明日の夜、月の女神フィービが、ひっそりその、素顔を水鏡に映して覗き見る頃、僕たちは、アテネの城門を抜け出す手はずなのだ。
ハー(ハーミア)
さようなら、幼友だち。二人のことを祈ってね。それにあなたは、ディミートリアスと、幸せになるのよ。
ライ(ライサンダー)
ディミートリアスも、君と同じ気持ちになりますよう。…行こう。(退場)
ハー(ハーミア)
はい。ごきげんよう。(退場)
ヘレ(ヘレナ)
人によって幸せがこうも違うなんて。そうだ、あの人、ディミートリアスにハーミアの駆け落ちを知らせよう。きっとあの人は明日の夜、ハーミアをつかまえるようあの森へ追いかけて行くだろう。でも、あの人の行き帰りの姿を見られるだけで、恋に苦しむ愚かな私の苦労も、報いられるわけね。それにしてもすごいわ!みんなセリフちゃんと覚えてるじゃないの!<笑・拍手>どうしたのかしら…でも安心するのはまだ早いわ。きっと、きっとこのあとボロが出るんだわ!(退場)
第一幕 第二場 街の酒場
クインス、スナッグ、デガワ、フルート、スナウト登場。
クイ(クインス)
よーしみんな集まったな!
一同
うぉーい。
クイ(クインス)
いいか?この紙にはな、公爵さまの結婚式の夜、お二人の前で披露する芝居を上手にこなしそうな奴を、アテネ中から選んで書いてあるんだ。
一同
おぉ~。
クイ(クインス)
スナッグもフルートもスナウトも、お前たちでなければ成功はないと思って選んだんだ。
一同
おぉ~。
デガ(デガワ)
なぁピータークインスよ。
クイ(クインス)
なんだ、デガワ。<笑>
デガ(デガワ)
とりあえず、先に俺たちのやる演目を発表してくれよ。
クイ(クインス)
はははは、せっかちだなぁ、デガワは。<笑>実は、それをみんなで話し合って決めたいんだ。何を披露すれば、公爵様や観衆は喜ぶだろうか?
一同
ん~。
フル(フルート)
(立ち上がって)歌なんてのはどうだい!
一同
うた~?
フル(フルート)
こうなんかさ、こう今こう流行のゴスペル調にこうアレンジしてさ。
デガ(デガワ)
ゴスペル?
フル(フルート)
…♪ア~
一同
♪ア~
フル(フルート)
♪風に吹かれて消えてゆくのさ僕らの足跡、風に吹かれて~(♪ボン、ボン…)
デガ(デガワ)
ちょっと待てー!ちょっと待て!<笑>お前しか目立ってねぇじゃねーか。いつまで歌ってんだよ。俺たちにも歌わせろよボンボンしか言ってねぇよ。なんだよボンボンってよわけわかんねぇよ、ダメダメ、飽きちゃうだろうが。
フル(フルート)
一曲しかねぇしな。<笑>
クイ(クインス)
じゃあ例えば何があるかなデガワ。
デガ(デガワ)
あ~、あっ踊りなんかいいんじゃねーか、ダンス。
クイ(クインス)
ダンス?
デガ(デガワ)
アクションだよ~エイトビートだよ~
スナウト
それじゃあデガワ、やってみせてくれ。<拍手>
デガワ寝転がる。
デガ(デガワ)
ミュージックスタート!
♪Beat It/Michael Jackson
スナッグ
だめだよそれ!なにこれ!なにそれ!だめだよそんなの~。やっぱり芝居だろう。
一同
芝居?
スナッグ
うん。
クイ(クインス)
例えば何がいいスナウト。
スナッグ
そうだなやっぱ感動させるには、北の国からかなぁ…
♪北の国から/さだまさし
スナッグ
純、これを食べろ。きっと大きくなる。家で採れたカボチャ、ものは小せぇけど、無農薬だ。<笑>る~るるるるるる、る~るるるる。おいで~おいで出ておいで~。キツネが出てきたぁ……パン!(射殺)<笑>
デガ(デガワ)
何してんだよ!
クイ(クインス)
もういいよ!お前らは、引っ込んでろよ!っていうかやっぱり、芝居といったら、シェイクスピアだろ。
フル(フルート)
まぁな。
デガ(デガワ)
確かに。シェイクスピアといったらロミオとジュリエットとかいいんじゃねぇか?
クイ(クインス)
わかりやすいな。よーしじゃあデガワ、ロミオやってみるか。
デガ(デガワ)
おっ、本当か!
クイ(クインス)
うん。
デガ(デガワ)
確かに俺の声はマイク要らずの舞台声だからな。<笑>二人の恋愛の切なさを大げさに思いっきり吹き荒らしてみせるぜ。
クイ(クインス)
じゃあジュリエットは…(スナッグ自分をアピール)やりたいのか!よしじゃあ決定。ジュリエットの乳母役はフルート。
フル(フルート)
俺か。
クイ(クインス)
修道士ロレンス役はスナウト。
スナウト
おっ。
クイ(クインス)
俺はジュリエットの婚約者、パリス役をやることにしよう。いいな!
一同
おう!
クイ(クインス)
みんなの役のセリフは書き抜いておく。それを明日の晩までに覚えといてくれ。そして街から一マイル離れた、宮殿の森で会うことにしよう。そこで月の光に照らされながら稽古するんだ。こっそりとな。じゃいいな、忘れずに来てくれよ!
一同
おう!
フル(フルート)
♪風に吹かれて~(♪ボン、ボン…)(一同退場)
徳永アナウンサー登場。
徳永
さあみなさん、ここでセットチェンジの時間です。まあ登場人物もかなり多いので、混乱している方も多いと思いますので、ここでざっとおさらいしていきましょう。えー真夏の夜の夢は、若い男女の複雑な恋愛関係を軸に展開していきます。舞台は中世、アテネの宮殿とその近郊の森。登場するのは、人間と、森に住む妖精たち。さきほどご覧頂いたように、アテネの公爵シーシアスは、愛するヒポリタとの婚礼を間近に控えて、幸せな日々を送っていました。そんな時、厳格な父を持つ、美しい娘ハーミアが、父親の決めた結婚相手ではなく、ライサンダーという男と愛し合っていることを、お父さんに打ち明けたからもう大変!怒った父親は、公爵の元へ行き、娘がいる親だけに許されている、アテネの特権を使わせて欲しいと願い出ます。その特権とは、父親に背いた娘は死刑、あるいは、永久に人間との接触を絶たなければいけないというとても悲しいものです。愛し合う二人は、悩んだ末、こっそりと森を抜け出して、駆け落ちすることを決意します。しかし、そこに現れたのがハーミアの親友、ヘレナです。実はヘレナは、ハーミアが愛することができず結婚を拒んだ男に、想いを寄せています。駆け落ちすることを告げられたヘレナは、そのことを愛する男に知らせようと決意します。ここまでがみなさんに観て頂いたところです。このあとは一体どうなるんでしょうか。駆け落ちをすることを知らされた男は、当然愛し合う二人を追いかけて、森へ行きます。そして、ヘレナも、その男を追いかけて、森へ行くことになります。こうして、アテネの森の中を四人の若き男女が、さまようことになります。その森に住むのは、人間には姿が見えない妖精たち。中でもお茶目な妖精パック!パックは不思議な媚薬で恋人たちを幸せにしてあげようとするんですが、薬の使い方を間違えてしまって、もう大変なことになってしまいます!果たして四人は無事、愛し合うもの同士結ばれることができるんでしょうか。ねぇ結ばれるといいですよね、こうご期待です。セットチェンジも終わったようです。それでは、どうぞ。(退場)
第二幕
第二幕 第一場 アテネ近郊の森
踊る妖精登場。
妖精
♪口笛はなぜ遠くまで聞こえるの、あの雲はなぜ私を、待ってるの教えておじいさん~やっほーやっほーやっほーやっほー。
パック登場。
パッ(パック)
あた~!わ~お!うぅぅ~!うわぇ~い、うぉう!(側転・バック転)うわぁ~い!いやあ!踊る妖精じゃないか、どこへ行くんだい?
妖精
山々を越え谷を越え、茨をくぐり野をくぐり、私は行きます、月よりも早い翼でどこまでも。女王さまへのお仕事は、夜露で描く緑の輪。さあこの辺りできれいな露を捜さなければ、そろそろ、女王さまが、こちらに、おいでです。さようなら、鼻のでっかいいたずら妖精さん!<笑>
パッ(パック)
ちょっと待て!おい来い、こっち来い!セリフ溜めすぎ!<笑>思い出しながら言ってる。そしてしかも出オチであと笑いがない。<笑>いつまでたっても爆笑とれない!どうしたの。男なの女なのどっちなの。
妖精
女子ですよ女子。
パッ(パック)
少女なのババアなのどっちなの。
妖精
少女ですよ。
パッ(パック)
少女なのね?!
妖精
ティンカー、ティンカーですよ。
パッ(パック)
まぁそんなこたぁどうだっていい。今夜ここで、王様オーべロンは宴会だ。でもね、女王さまと鉢合わせたらきっと不愉快に違いないよ、だって女王さまがインドの王様から盗みってきた、いえね、あの…<笑>ばかやろう!
妖精
パック!(ジャンプ)
パッ(パック)
わけわかんないことすんな!女王さまがインドの王様から盗んできた男の子があんまりにもかわいいものだから、オーべロンはそれを妬んだ。そして狩りに行く時のおともに欲しいって言ったんだけどどうしても女王さまがそれを手放さない。怒ったオーべロンはもう怒りまくって誰彼かまわずツッコミまくって大変さぁ!<笑>
妖精
えっ…どんな風にだい?
パッ(パック)
だからもういんのかよ!みたいに…<笑>
妖精
うわぁ出たいつものやつだ!
パッ(パック)
あぁ!
妖精
いつものやつだわー!
パッ(パック)
はっ噂をすれば王様オーべロンが。あれっその後ろからは、女王さまがやってきたぁ!
妖精
やばいやばいっ。
オーべロン、ティターニア登場。
オー(オーべロン)
今宵の月はまた格別…ティターニアのいない夜はまた格…いんのかよっ<笑>会っちゃったよお前!
ティ(ティターニア)
あぁらこれは嫉妬深いオーべロン。はっはっ(笑)気持ちの悪い!<笑>妖精!妖精いるんでしょ!妖精!
妖精
はーい。
ティ(ティターニア)
場所を変えるわよ気分が悪い。
妖精
はい。
オー(オーべロン)
浅はかな女、俺はお前の夫ではないか。
ティ(ティターニア)
とすれば私は、あなたの、妻ね。はっはっ(笑)<笑>でも私は知っているわ、あなたがこっそりこの妖精の国から抜け出し、一日中麦笛を吹いたり、恋歌を歌ったり、濃いぃひげを剃ったり<笑>コイ、コイここ食べたり。<笑>
オー(オーべロン)
「こい」シリーズ?<笑>
ティ(ティターニア)
濃いジンジャエールを七杯も飲んだり。<笑>
オー(オーべロン)
いいよジンジャエールは!
ティ(ティターニア)
そしてあの、浮気娘フィリダに、夢中だったことをね。
オー(オーべロン)
恥を知れティターニア。何故ティターニアが、オーべロンに盾をつくのだ。
ティ(ティターニア)
まだあるわあなた。あなたは、本当に、ウォシュレットの刺激が好きねぇ。<笑>
オー(オーべロン)
うっさい!
ティ(ティターニア)
何なのあれは。
オー(オーべロン)
あれが家にねぇからこま…うるさい!<笑>
ティ(ティターニア)
うるさい!うるさいぶた!
オー(オーべロン)
お前はぁ…
ティ(ティターニア)
妖精、妖精!
妖精
はい。
ティ(ティターニア)
行くわよ。
妖精
はい。
ティ(ティターニア)
ついてらっしゃい。
妖精
はい。
ティ(ティターニア)
あの、踊りながらついてらっしゃい。<笑>
妖精
てぃく、てぃく、てぃくてぃく。(ティターニアに接近して踊る妖精)
ティ(ティターニア)
近い近い!近いよ!<笑>(ティターニアと踊る妖精退場)
オー(オーべロン)
勝手にするがいい。だがな、この侮辱に、仕返しするまでは、この森から一歩も外に出さぬぞ。おいパック!
パッ(パック)
あぁはいはいはいはいはい。
オー(オーべロン)
パック!パック。
パッ(パック)
はいっ。
オー(オーべロン)
なぁにしてんだパック。パック!
パッ(パック)
はい。
オー(オーべロン)
はるか西の方に、恋の三色スミレという、不思議な、力を持った花が咲いている。
パッ(パック)
三色スミレですね?
オー(オーべロン)
うん。その花の汁を…
パッ(パック)
うん。
オー(オーべロン)
眠っているものの瞼に滴らせる。
パッ(パック)
はいはいはい。
オー(オーべロン)
目覚めて一番最初に見た者…
パッ(パック)
あらっ。
オー(オーべロン)
たちまち恋心を抱いてしまうという。
パッ(パック)
あららら媚薬ですな。<笑>ねぇ。
オー(オーべロン)
それを今すぐとってきてくれ。
パッ(パック)
はっ、任しといてください。地球を一回りするのに四十分とかからぬ私です。
オー(オーべロン)
早いなおい!<笑>一番早いな!<笑>
パッ(パック)
一番早いです。
オー(オーべロン)
その花の汁をとってきたら…
パッ(パック)
はい。
オー(オーべロン)
眠っているティターニアの瞼にしたたらせてやる。
パッ(パック)
あらららららららら。
オー(オーべロン)
そして目覚めて最初に見たもの。
パッ(パック)
はいっ。
オー(オーべロン)
それが、犬であれ、猫であれ…
パッ(パック)
(笑)はい。
オー(オーべロン)
恋心に駆り立てられて追いかけまわすだろう。
パッ(パック)
え?うん。
オー(オーべロン)
恋心に駆り立てられ追いかけまわすだろう。
パッ(パック)
(笑)なるほどぉ。
オー(オーべロン)
西へ急げパック!
パッ(パック)
わかりました(笑)西ですね!
オー(オーべロン)
おう。
パッ(パック)
では行ってきます!(東へ退場)
オー(オーべロン)
こっちだよおい!西だよおい!地球をこう行っちゃったよ!<笑>遠いよ!…おっ、誰か来たな。私の姿は誰にも見えない。よし、何の話をしてるか、ちょっと立ち聞きしてみよう。
ディミートリアス、そのあとを追ってヘレナ登場。
ディ(ディミートリアス)
(歩きながら)…ちっ。(歩)…ちっ。(殴)帰れよお前は!(殴)帰れ早くお前は!(突き飛ばす)お前のことは好きでもなんでもないっつってんだろこのぶさいく!<笑>それにしても、どこに行ってしまったんだ、ライサンダーと美しいハーミアは。木に囲まれて、気が気じゃない。さぁ、追いかけるのはやめて早く帰れ!
ヘレ(ヘレナ)
あなたが私を引きつけるのよ。あなたの引力がなくなれば、私のあなたを追いかける力もたちまち消えてしまうわ。
ディ(ディミートリアス)
僕が君を誘惑したって?それどころか言ったろう。君のことを愛することも出来ないし、愛してもいないと。
ヘレ(ヘレナ)
そう言われるとますますあなたを愛してしまうの。あなたがぶてばぶつほど私はあなたに甘えてしまうの。(殴)あなたがぶてばぶつほどあなたにあまえてしま…(殴×2)いてっ!(かつらがずれる)<笑>
ディ(ディミートリアス)
(怒)え?!
ヘレ(ヘレナ)
(小さく)あなたが、ぶてばぶつほど…あなたがっ(蹴)どうかおそばにいることだけは許してちょうだい、私は、あなたの飼い犬になりたいと言っているのよ!
ディ(ディミートリアス)
君は乙女の慎みをなくしてしまったんじゃないのか。遠く街を離れ、その身を男の手に、それも、君のことを好きでもなんでもないような男の手にゆだね、しかも、なにがわかるかわからぬような<笑>暗い夜だ!どんなことが起こるかわからない、人気のない場所だぞ。
ヘレ(ヘレナ)
あなたの顔を見ることができる間は、暗い夜ではないわ。それに、私にとってはあなたがこの世の全て。だからここも人気のない場所ではないの。
ディ(ディミートリアス)
俺は逃げるぞ。薮の中に隠れるとしよう。君は野獣にでもなんでも食われるがいい。(ディミートリアス退場)
ヘレ(ヘレナ)
男は恋ゆえに戦うことができるけど、女にはできない。女は愛を求められるもので、求めることはできない。ついていこう。あの人になら、どんなひどい仕打ちを受けても天国だわ!マジで痛ってー!!<笑>(退場)
オー(オーべロン)
おぉ、なんという悲劇。あれほどまでに強い愛を抱く心が見向きもされないとは。
パック再び登場。
パッ(パック)
とってきました!
オー(オーべロン)
早いなおい!<笑>例の花はとってきたか。
パッ(パック)
はいここに、そしてなんとビン詰めの汁!
オー(オーべロン)
気が利くなっ!<笑>よし、もらっておこう。これを、花園で、妖精を踊らせながら眠りへとついていくティターニアにしたたらせてやろう。
パッ(パック)
あー人が悪い。<笑>
オー(オーべロン)
そしてお前もこれを少し持っておけ。
パッ(パック)
あっそうですか?
オー(オーべロン)
森の中に、とてもかわいい恋をしている、ひとことネタの得意なアテネの娘がいる。<笑>
パッ(パック)
はいはいはいはい。
オー(オーべロン)
しかし相手の男はその娘を嫌っている。
パッ(パック)
あら嫌ってんだ。あら。
オー(オーべロン)
その男の瞼に塗ってやれ。
パッ(パック)
あらららやるねぇ。<笑>
オー(オーべロン)
だがな、男が目覚めて最初に見る者は、そのアテネの娘でなくてはならない。
パッ(パック)
ですね、ですね。ええ。
オー(オーべロン)
男はすぐにわかる。
パッ(パック)
えっ、どんな?
オー(オーべロン)
身につけてるアテネの服装が目印になる。
パッ(パック)
アテネの服装ですね。
オー(オーべロン)
うまくやるんだぞ。
パッ(パック)
はい、私の腕を信じてくださいよ。で、どっちの方角で?
オー(オーべロン)
南だ。
パッ(パック)
わかりました!(西へ退場)
オー(オーべロン)
南だよ!みな、きゅう、4分の1おいっ!<笑>(退場)
第二幕 第二場 森の別の場所
ティターニア、踊る妖精登場。
ティ(ティターニア)
あ~気持ち悪い…いい踊りよ。(ティターニアに接近して踊る妖精)…狭いっせまっもう、距離とんなさいよあんた。気分が悪いんだから。ぶたみたいな顔しやがってよぉ。いいですか妖精ちゃん。
妖精
はい。
ティ(ティターニア)
あなたの得意な踊りを、見せてちょうだい。
妖精
はい。
ティ(ティターニア)
私はそれを見ながら、眠りにつきますから。踊ってちょうだい。
妖精
ヒップホップでいいですか?<笑>ワンエントゥエンドスリーエンドフォー。ワンエンドトゥエンドスリーエンドフォー。女王さま。
ティ(ティターニア)
それでいいの?
妖精
あっまだ寝てないんですね。
ティ(ティターニア)
それでいいの?
妖精
ワンエンドトゥエンドスリーエンドフォー。ワンエンドトゥエンドスリーエンドフォー。ワンエンドトゥエンドスリーエンドフォー。ワンエンドトゥエンドスリーエンド、フォー。おやおや?女王さまはもう寝たようだねぇ。ちょっと油でも売ってこようかな、よいしょっ。(踊る妖精退場、ティターニアは眠る)
オーべロン登場、ティターニアの瞼に花の汁をしたたらせる。
オー(オーべロン)
目覚めて見るのが何であれ、それがお前の恋人たれ。そしてたちまち恋焦がれ、その目に恋人とうつれ。化け物来るまでよく眠れ。(退場)
ライサンダーとハーミア登場。
ライ(ライサンダー)
だいぶ、森の中を歩いて、君も疲れたようだね。
ハー(ハーミア)
はい。
ライ(ライサンダー)
それに、実を言うと、どうやら僕も道を忘れたようだ。
ハー(ハーミア)
えっ?
ライ(ライサンダー)
ハーミア、ここで休むとしよう。そして、楽しい朝がくるのを待とう。
ハー(ハーミア)
はい、それがいいです。じゃあ、私は、この土手を枕に寝ます。他を探して寝てください。
ライ(ライサンダー)
何を言ってるんだ。
ハー(ハーミア)
え?
ライ(ライサンダー)
ひとつの土手で、二人の枕で充分だろう。愛はひとつ。
ハー(ハーミア)
ちょっと待って。だめ。私はここ。
ライ(ライサンダー)
ベットもひとつ。胸は二つでも、愛のまことはひとつじゃないか!
ハー(ハーミア)
ちょっと待ってちょっと待って。
ライ(ライサンダー)
ハーミア、ハー、ハーミア!
ハー(ハーミア)
ちょっと待ってちょっと待って。
ライ(ライサンダー)
ハーミア、好きだよ、ハーミア!
ハー(ハーミア)
わかったわかった。
ライ(ライサンダー)
ハーミア!
ハー(ハーミア)
ちょっとやめろって!(蹴)
ライ(ライサンダー)
ぐぁっ!
ハー(ハーミア)
聞いて、ライサンダー聞いて。あなたがもしね、私を紳士的に愛してくださるというのならば、少し離れて寝てちょうだい。人が見て、まだ結婚していない、紳士と淑女とわかるぐらい、離れて寝て。それに私はね、やることがあるの。
ライ(ライサンダー)
二人でやればいいじゃないか!
ハー(ハーミア)
いや、ひとりじゃないとできないの。
ライ(ライサンダー)
僕たちの心はひとつじゃないか!
ハー(ハーミア)
だめ。離れて。離れて。
ライ(ライサンダー)
僕は紳士だ!
ハー(ハーミア)
わかってます。
ライ(ライサンダー)
いたずらなんかしない。
ハー(ハーミア)
いや、されたら困るのよ。<笑>だからちょっと離れて。
ライ(ライサンダー)
ハーミア!
ハー(ハーミア)
ちょっと離れて!お願い。
ライ(ライサンダー)
どうしてもだめかい。
ハー(ハーミア)
だめです。今日はだめ。
ライ(ライサンダー)
いつだったらいい。
ハー(ハーミア)
だめて。お願い。
ライ(ライサンダー)
わかったよ。
ハー(ハーミア)
だめ。
ライ(ライサンダー)
そんなに、嫌なら…
ハー(ハーミア)
嫌じゃないの、まだ結婚していないから、まだだめなの。人も通るし。だめ。
ライ(ライサンダー)
じゃあ、ハーミア僕は、ここで寝るよ。
ハー(ハーミア)
はい。それぐらいでいいわ。それでは、いい夢が、訪れますように。そして、あなたの命が続く限り、心変わりなさらぬように。
ライ(ライサンダー)
僕も心を、合わせて唱えよう。僕が愛を失う時は、この「命」!も失いますよう。<笑>「命」!「猪木」!<笑>
ハー(ハーミア)
すごいわ…やっぱり本番でのってきたわね…<笑>
ライ(ライサンダー)
おやすみ!(眠る)
ハー(ハーミア)
おやすみなさい。(ライサンダーの様子を見る)
ライ(ライサンダー)
(目覚めて)ハーミア!ちょっとぐらいいいじゃないか、ちょっとぐらい、ちょっとぐらい…
ハー(ハーミア)
ちょっと、やめ…やめろって!(殴)
ライ(ライサンダー)
ぐぅっ!!
ハー(ハーミア)
……寝たみたい♪<笑>それじゃあ、やること済まして寝ちゃうわ。うん。よいっしょと。う゛んっう゛んっう゛んっう゛んっ、ほいっほいっほいっ、ほほっほほっ、ほほほほほ、おうっおうっおうっおうっ……今度筋肉番付でやってみよ。<笑>(二人眠る)
パック登場。
パッ(パック)
森のどこにも見あたらない、アテネの男は見つからない、これでは恋せずにはいられない、花の魔力は試せないーあ~と、お?あっ、あれ?アテネの服装?こいつか王様が言っていた、あー冷たい男っていうのは、にしても濃い顔ね~あ、娘さん?こんなじめじめ湿ったところに寝かせるなんて、血も涙もない男だな、あっぶっさいくだこれ、ぶっさいくだこれぇー。よし、そいじゃね、さっそくやりましょう。さ、目覚めたときにはねぇ、あなたはもうこの娘さんに二度と、眠れないほどの恋煩い。それまで目を覚まさぬように。よし、早速王様に知らせよう!(退場)
ディミートリアスとヘレナ登場。
ヘレ(ヘレナ)
待ってディミートリアス!
ディ(ディミートリアス)
帰れよ!!
ヘレ(ヘレナ)
ひどいわ、私を暗闇に置き去りにしていくの?
ディ(ディミートリアス)
そうだ、ここにいろ。俺はひとりで行くぞ。(ディミートリアス、岩と木を倒しながら退場)<笑>
ヘレ(ヘレナ)
大丈夫かしら…<笑>私が祈れば祈るほど、授かる好意は減るだけ。幸せなハーミアは、いったいどこにいるのかしら。それにしても、羨ましいのはあの男心をひきつける瞳、どうしてあんなに輝くのかしら?涙のせいではないわ。だって、あの人の目は私の目ほど涙で洗われてはいないのだから。あれ、だあれ?ライサンダー?死んだのかしら?ライサンダー?眠っているのね?ライサンダー、起きてちょうだい、ライサンダー、ライサンダー!
ライ(ライサンダー)
(目を覚まして)!!美しい…透き通るように美しいヘレナ、これは自然の魔法だ、君の胸を通して、君の心が僕にははっきり見える。ディミートリアスはどこだ?えぇい忌々しい、その名前こそ、剣にかかって死ぬにふさわしい!
ヘレ(ヘレナ)
そんなひどいことは言わないで!構わないでしょう、あの人がハーミアを愛したっていいじゃない。ハーミアは、あなたのことを愛してるの。だから満足して。
ライ(ライサンダー)
冗談じゃない!僕はあいつと過ごした、退屈なときを悔やむばかりだ。ハーミアでない、ヘレナだ!僕の愛するのは。
ヘレ(ヘレナ)
どうして私がこんなにバカにされなければいけないの?あなたに侮辱されるようなことをいつ私がしたの?確かに私はディミートリアスから優しい眼差しを一度も受けたことがないわ、だからといって、あなたに侮辱されるわけがあって?!ひどい、本当にひどい!(退場)
ライ(ライサンダー)
ヘレナー!…(ハーミアを見て)えぇい…(唾を吐く)<笑>このアマ!<笑>お前はずっとここで寝ていろ!そして二度と俺に近づくな。甘いものほど摂りすぎるとすぐに飽きがくる。辛いものほど食べ過ぎるとケツが熱くなる!<笑>それにガスが溜まる<笑>(ハーミアに近づき放屁)<笑>さぁ俺の愛よ、全力を持ってヘレナを崇め、あの人の騎士となるのだ、ヘレナー!(退場)
ハー(ハーミア)
(目を覚まして)あぅっくっさい!<笑>あぁやめて、何、なに誰、あなた何、フライデー?<笑>ちょっと、やめて、フライデー来ないで、なに私の合コンを撮るって?<笑>やめて、やめて来ないで、あれは合コンじゃなくってただの飲み会よ…<笑>何なのよ独身だから関係ないじゃない、池尻大橋で飲むことがそんなに悪いの?<笑>いいじゃない、やめてちょうだい、事務所通して…<笑>はっ!あ、夢?なんだ、正夢みたい…<笑>でもね、こんなに苦しいのに横であなたは笑ってるの…あれ、ライサン、ライサン、ダー?ライサンダー?どこにいるの?私の声が聞こえてるんでしょう?出て来て、ライサンダー、ライサンダー!(退場)
第三幕
第三幕 第一場 森
ティターニアが眠っている。クインス、スナッグ、デガワ、フルート、スナウト登場。
クイ(クインス)
よーし。
デガ(デガワ)
よーしみんな揃ったか。
一同
おう!
クイ(クインス)
どうだいここ?稽古場にはもってこいの場所だろ?
一同
おー。
クイ(クインス)
この芝生が舞台だ。
一同
おー!
クイ(クインス)
さっそく立ち稽古に入るぜ!
一同
おう!
クイ(クインス)
まずは、この芝居の一番の見せ場、ロミオがジュリエットの屋敷の庭園に隠れ、二階の窓から姿を現したジュリエットの、嘆きと悲しみの独り言に聞き入るシーンだ。
一同
うーん。
クイ(クインス)
デガワは、乳母の声がしたらとっさに、あの茂みに隠れるんだ。
パック背後に登場。
パッ(パック)
まったく素人どもがなに騒いでやがるんだ、あんな近くに女王さまがお休みになっていられるというのに。
クイ(クインス)
じゃあ始めよう、ジュリエットは…よし、始めよう。<笑>
パッ(パック)
なんださっそく芝居が始まるな、高みの見物といくか。
クイ(クインス)
さあ!
パッ(パック)
あの一番あそこにいる男、あんな奴いたっけな?<笑>
クイ(クインス)
さぁセリフだ。ジュリエットはあの岩の上、デガワは…ここだな。
デガ(デガワ)
ちょっと待って、ひとつだけ聞いていいか。最初からちょっと気になってたんだけど、何で俺だけデガワ呼ばわりなんだ?<笑>何で俺だけなんだよ、なぁ。
クイ(クインス)
うるさい!
デガ(デガワ)
いやうるさいじゃないよ、おい。何で俺だけデガワ呼ばわりなんだよ。
スナッグ
お前何か調子に乗ってない?
デガ(デガワ)
この口が言ったのか、この口が言ったのか(殴)
クイ(クインス)
ふえ~ん…(泣)
デガ(デガワ)
あっごめん、ごめん…
クイ(クインス)
大人がいじめる…<笑>
デガ(デガワ)
もうやんない、ごめんね、ごめんね。
クイ(クインス)
もうせえへん?
デガ(デガワ)
うん。もうしない。
クイ(クインス)
……さっそく始めよう!
スナウト
立ち直り早いな<笑>
クイ(クインス)
なぁ、デガワ!ロミオ、庭園の暗闇に隠れる、ジュリエット二階の窓から姿を現す、いいな!
スナッグ
OK!
クイ(クインス)
さっそく開始しよう。
デガ(デガワ)
何えばってんだよ…
クイ(クインス)
さぁさっさと動け!よし、じゃあみんないいな、行くぞ、よーいスタート!
デガ(デガワ)
うぁ!何だ、何だこの眩しすぎる光は、おぉ、ジュリエット、我が私の恋人よ、はぁ、口が、口が開く、何かを言おうとしているこの天使が…
スナッグ(ジュリエット)
ロミオ、ロミオ。どうしてあなたはロミオなの?
デガ(デガワ)
あああどうしようか、この素晴らしい美声をこのまま聞いていようか、それとも、私があなたに話しかけようか、どうすればいいんだこのもどかしさよ!<笑>
クイ(クインス)
二階の奥から乳母の呼ぶ声!
フル(フルート・乳母)
お嬢様ー、お嬢様ー。
デガ(デガワ)
やばい、誰かに気付かれたら大変だ。ひとまず退散するとしよう。やばい、やばいぞ、やばいやばい、やばい。(退場)
パッ(パック)
あのロミオ最低だな!<笑>よかった~シャララ辞めて<笑>よし、あいつにちょっと魔法をかけてやろう。ロバの頭にしてやろう。おっ、ということはそれまでスナッグの独り芝居。ここは芸人魂の見せ所ですよ!<拍手>(退場)
スナッグ(ジュリエット)
ロミオー、ロミオ。違うな。ロミオ、ローミオ。
フル(フルート・乳母)
お嬢様いるのですか?
スナッグ(ジュリエット)
(ココリコ田中氏の真似)なに言うてんですか、僕はここで、いるわけないじゃないすか、お嬢様がいる、ぷっぷっ、ぷっ、いませんよお嬢様なんか。
フル(フルート・乳母)
あれ、さんまさんかと思ったんだけどな。
スナッグ(ジュリエット)
(明石家さんま氏の真似)みっかっちゃった、いや違うわ!<笑>びっくりするわほんま。予選通過!
フル(フルート・乳母)
あれ、極楽の加藤さんかとも思ったんだけどな。
スナッグ(ジュリエット)
(極楽とんぼ加藤氏の真似で)ふざけんなよお前はー何やってんすか、お前ばぁぁ(笑)
フル(フルート・乳母)
あらあたしはてっきり石橋貴明さんが来てるのかと。
スナッグ(ジュリエット)
(とんねるず石橋氏の真似で)なぁんだよばぁか<笑>おいっおま、踊っとけ~みたいな<笑>モー娘は、また増えちゃった?みたいな。
クイ(クインス)
そこで隠れていたロミオ帰ってくる!
ロバの頭をつけたデガワ登場、あとからパック再び登場。
デガ(デガワ)
よかった、どうやら誰にも気付かなかったらしい。
クイ(クインス)
ば、化け物だぁ~!
デガ(デガワ)
どうしたんだよみんな?
スナウト
デガワが、すっかり変わっちまって、どうしたんだその頭!
デガ(デガワ)
え?どうしたんだみんなこそ、おい!
スナッグ
あんな醜い姿になっちまって。
スナウト
みんな、ここは危険だ、逃げろー!(クインス、スナッグ、フルート、スナウト退場)
デガ(デガワ)
どうしてみんな逃げるんだよ!俺が、俺が何をやったって言うんだよー!
パッ(パック)
いやあっち逃げたあっち逃げた。
デガ(デガワ)
みんな、なんでそんなに醜いなんて俺を憐れむんだよー!
パッ(パック)
えー、デガワ君こっから泣きのシーンなんですけどもね、えーどうしてもデガワ君がですね、えー泣きの時は、えーサザンを使ってくれということで<笑>えースタッフが泣く泣く、用意いたしました。えーこれからまぁしばらく泣きのシーンなんですが、同時に、えートイレ休憩です!<笑>まぁあのつきあってみようかなと思う人は、しばらく、おつきあいください!はりきって、どうぞ!
♪BGM:旅姿六人衆/Southern All Stars
デガ(デガワ)
えー、僕が、チェンと初めて会ったのは19のときでした。チェンていうのはウッチャンのことで、ジャッキーチェンに似てるからつけた名前です。<笑>学生の時からすげー優しい奴で、一緒に劇団始めて、ウッチャンナンチャンがすごい忙しくなって、スケジュール的に、シャララの公演も難しくなったとき、俺が、南原の楽屋に、行って南原に聞いたんです。来年のシャララの公演どうするって。そしたら南原が、「哲ちゃん、今更シャララやって何のメリットあんの」って…<笑>けど、でもそのあとウッチャンに聞きに行ったら、「哲ちゃん、俺のスタートは、シャララだからさぁ、どっちが忙しくてもさぁ、揃って集まってんだから一緒にやりたいよ」って…そんな優しい男でした<笑>大好きだったのに…チェーン!!何で死んじまったんだよ~!!<笑・拍手>
パッ(パック)
死んでない、殺すな!
デガ(デガワ)
チェ~ン!!
パッ(パック)
こ、ろ、す、なっ!
ティ(ティターニア)
(目覚めて)うるっさいな!うるっさいわねー!もう誰なの私の安らかな眠りを目覚めさすのはぁもぅ~不愉快ねーっ!も一体誰なのよ…!!ま―――っ!…なんてかわいらしいお方……本当に泣いているのね?
デガ(デガワ)
泣いてなんかないもん。<笑>
ティ(ティターニア)
気持ち悪ぃけどかわいい!<笑>すごいかわいい!私はもう誓わずにはいられない、あなたを、愛すると…あなたを愛します。
デガ(デガワ)
ちょっ、ちょっと待ってください。今は芝居の稽古中なんだから急にそんなこと言われても困りますよ。
ティ(ティターニア)
だめよ!もうあなたをどこにも行かせないわ、ここに引き止めるからね!
デガ(デガワ)
いやぁそんなこと言ったってみんな待ってるし…
ティ(ティターニア)
だめ!だってもうあなたを愛してる!
デガ(デガワ)
いや困りますよ。
ティ(ティターニア)
ちょっと妖精!妖精どこにいるの妖精!出てらっしゃい!妖精!踊る妖精!
踊る妖精登場。
シーシアス
さぁヒポリタ、新月の宵が来た。
ヒポリタ
はい。
シーシアス
我々の婚礼の日が来たのだ!
ヒポリタ
あぁシーシアス、このときを、どれだけ待ちわびたことでしょう。
ライサンダ―、ディミートリアス、ハーミア、ヘレナ登場。
ライサンダー
おめでとうございます、公爵。
ハーミア
おめでとうございます。
ディミートリアス
おめでとうございます。
シーシアス
おぉ、喜びあふれる恋人たちよ。日々に新しい愛のその喜びが、いつまでも諸君の心に伴うよう。
ライサンダー
それにもまさる幸せが、公爵の心にも訪れますよう。
シーシアス
さぁ、どんな余興が、この素晴らしいひとときを埋めてくれるのだろう。おい!宴会の余興の係の者はおらぬか!
イジーアス
公爵!公爵!
シーシアス
おっイジーアス。
イジーアス
おいっす。おはようございます。〈笑〉公爵はもちろん、我が娘ハーミアへの祝福の意味も込めて、私なりの余興を一覧表にしております。ご覧になりたいものを、お選びください。
シーシアス
おすすめは?
イジーアス
おすすめっすか?あっ、おーい!
デガワ
はい。
イジーアス
この者たちは、公爵のご前でロミオとジュリエットを披露しようと、こっそりと森に集まっては稽古を続けてきたのです。やっぱりおすすめはその芝居かと…
デガワ
公爵、どうぞ我々の芝居をご堪能ください。
シーシアス
ロミオとジュリエットは、もう見た。
デガワ
えっ…
シーシアス
グローブ座で。
一同
えぇっ!
シーシアス
だから他のがいい。
デガワ
いや…
イジーアス
いやいやあの…えぇーそんなこともあろうかと、
シーシアス
ん?
イジーアス
えー今日は、えー余興を仕切らせたら日本一のですね、
シーシアス
日本?
イジーアス
あ…はい、あの、遠くの日本から、余興を仕切るスターに、お越し頂いてます。だから余興の内容は、そのプロにお任せっていうことではどうでしょうか。
シーシアス
あー面白い!是非お願いしよう。
イジーアス
あっ、そうっすか。わかりました。それではさっそく、お呼びしましょう。司会の、お二人です。どうぞー!
内村プロデューサーと徳永アナウンサー登場。
内村
遥か遠く、日本からやって来ました、余興のプロ、内村でございます。〈拍手〉
オーべロン
パックパック!あいつパックだよ!
内村
えーで今日はですね、えー特別に、えー森の妖精さんたちにも参加して頂きまして、えー後ろです。
一同
おー。
オーべロン
見えてんのかよおい!
内村
えーみんなが盛大に祝おうじゃないかという…
徳永
そうですよ!
内村
あの余談ですけども、えー徳永くんも新婚ということで、一緒に祝って頂ければと…〈拍手〉
シーシアス
えー内村さん?
内村
はいはい。
シーシアス
えー今日は一体どんな余興を。
内村
はい。えー私考えました。「即席コンビコント大会をプロデュース」!
デガワ
そんなのばっかりじゃないかー!
内村
さぁ、さぁきました!
ヘレナ
ずっとマジでやってきたのにここでこけたら全部この印象になっちゃうんですよね?
内村
さぁ、この中から、三組やらさしていただきます。
徳永
はい。
内村
えー選ばれましたら、すぐにこちらに移動して、えーここで、えー五分間ネタ合わせをしてください。そしてすぐに、まー二・三分やってくれればいいかなぁという…それでは、えールールの方を。
徳永
はいそうです。
内村
はい。
徳永
今内村プロデューサーがおっしゃった通り、このボックスの中から内村プロデューサーが、くじを引いて、まず当たった人、そしてその次に当たった人が、二人一組になって、コントを考えて頂きます。
内村
そうです。
徳永
三組つくります。
内村
はい!えーコントのテーマは、えー8月31日。
ディミートリアス
えー?!
ヘレナ
狭い!
ティターニア
狭いよ!
デガワ
なんだよおい!
妖精
えー何だよそれ!
内村
さぁ!一体、誰になるでしょうか。
徳永
誰でしょう!
〈ドラムロール〉
内村
ティターニア様!〈拍手〉それではこちらへ!
徳永
はい!
ティターニア
うわーもうマジかよ…
〈ドラムロール〉
徳永
相方!
内村
続いて…おっ、ヘレナ様!〈拍手〉
ヘレナ
無理だよ!無理無理!
徳永
はい頑張ってくださーい。
内村
続いていきましょう。
徳永
はい。
〈ドラムロール〉
内村
王様、オーべロン!〈拍手〉
オーべロン
もうないよ!もないよ!もうなんもないよ!
〈ドラムロール〉
内村
(笑)踊る妖精さま!〈拍手〉コンビです!
オーべロン
お荷物だおい!(すがりつく妖精、逃げるオーべロン)
ティターニア
よしよしよし。よしよしよし。
〈ドラムロール〉
内村
(笑)内村様!〈笑・拍手〉
オーべロン
自爆自爆!
内村
私とコンビを組む方は…(笑)
〈ドラムロール〉
内村
ライサンダー様!(笑)ちょっと待って、何だっけ8月31日だっけ。
ティターニア
狭いよ!狭いもん!
内村
さぁでは、五分間ネタ合わせをしますので。
徳永
ここで!
内村
それまでそっちであの場をつないで、いただきたいと思いますんで。〈拍手〉あの、おさる司会で、私の代わりに。〈拍手〉
ハーミア
えっ、おさる司会でやってくださいっつったよね?
デガワ
五分間、五分間五分間。
ハーミア
あっ、えーと、なんかやりましょうよね。
徳永
ねぇ。
ハーミア
こっちでなんかやっても向こう気になっちゃいますよね。ていうか早くしてくださいね。…えー、真剣です。
ディミートリアス
真剣に…
ハーミア
なんか持ちネタある人やってくださいね。〈拍手〉それでいいですね、みなさんそれでね。
スナッグ
じゃあやります。えーとビビるの大木くん。
ハーミア
挨拶。
スナッグ
(大木淳氏の真似で)はじめましてこんばんみ!〈拍手〉俺だよ俺。ははん、何見てんだよぉ。恋したっていいじゃない。〈笑〉何でも大丈夫ですよ。
ハーミア
何かあったら、やってくださいよ。そんな堅苦しい場所じゃないから。〈笑〉
「出川さんのものまね」
スナッグ
みんなでやってみましょう。
「志村さんのものまね」
ディミートリアス
(スナッグの後で)やりにくいなぁ。
シーシアス
あたす?
徳永
アイーン。
ハーミア
ていうか早くしてくださいよ!
徳永
はーい!
妖精
必死、必死よ!
ティターニア
できるわけねぇじゃねーかお前!
内村
いや、あの僕らグダグダですけど…〈笑〉
ハーミア
プロ、プロでしょ全員ね?
内村
あ、はい。
オーべロン
物凄いこわい!
内村
じゃーいってきます!
徳永
はい!いってらっしゃーい!
ハーミア
じゃどっからいきましょう?
徳永
じゃあまずはですねー…
ハーミア
準備できましたかー?じゃあまずは…いいですね?何にも言いませんよ。
徳永
大丈夫ですかー?
ハーミア
おーい!返事してー!
クインス
コラー!
ハーミア
さぁいきましょう。大爆笑の三組それぞれのね…
徳永
そうです。
ハーミア
それでは、一組目いきましょうー。ティターティア&…
ディミートリアス
覚えとけよ!
デガワ
ティターニア!
ハーミア
ティター、ニア&ヘレナです、どうぞー!
徳永
どうぞ!
ハーミア(コント内)
あー、明日からまた学校だ…何も思い出できなかったなぁ…まぁいいか、寝よう。えーとエアコンスリープタイマーと…あれ?あれ?壊れちったよ。エアコン壊れちったよ。
ティターニア
直そうか?〈笑〉
ヘレナ
え?な…
ティターニア
直そうか?
ヘレナ
いや、あの…誰か知らないんですけど…
ティターニア
知るとか知らないじゃねぇよ。〈笑〉クーラーを直すか直さないかってことを聞いてんだよ。
ヘレナ
いや、な…え?え?
ティターニア
びっくりした顔しやがってお前。直すのかよクーラーを。
ヘレナ
いや直して欲しいんですけど…
ティターニア
なんで壊れたんだよ。あっついなこの部屋お前。クーラー壊れてんじゃねぇのか?
ヘレナ
だから壊れてんです。壊れてんですよ。
ティターニア
あれ飲みてーなジュースとか。ジョア、ジョアない?ジョア。ジョアない?
ヘレナ
オレンジならあるんですけど…
ティターニア
オレンジとかは大っ嫌い。〈笑〉
ヘレナ
いやいや。
ティターニア
あれは?じゃあアボガドジュースとか。
ヘレナ
ないです。
ティターニア
ねえのかよ!
ヘレナ
いや、とりあえず直して…
ティターニア
クーラーどうしたいんだよ。
ヘレナ
直したいんですよ。もし直せるなら…
ティターニア
お前がか。〈笑〉
ヘレナ
いやいや。あのだからこれ壊れちゃったんで直したいんですよ。
ティターニア
おぉ。
ヘレナ
はい。
ティターニア
そしたら、どーなんの。
ヘレナ
いやあのだから直せるって言うから…
ティターニア
俺が?
ヘレナ
はい。
ティターニア
そうだよ?やんの?やんのねじゃあ。
ヘレナ
はい。
ティターニア
びっくりした顔しやがって。(パチッ)
ヘレナ
……。
ティターニア
今からいくって合図だから。(パチッパチッ)ま今日はやんないけどね。今日はやんないけど。
ヘレナ
ど、どうするんですかこれ、直せる…
ティターニア
だから何を言ってんのか全然わかんない!お前ずーっと俺によぉ。直す直すって、何を?!
ヘレナ
(笑)いやいや…
ティターニア
何を直したいのお前自身?!〈笑〉
ヘレナ
エアコンを、エアコンをね。
ティターニア
おぉ。
ヘレナ
エアコン壊れちゃったから直したいなーって思ってたら…
ティターニア
おぉおぉ。
ヘレナ
入ってきたんですよ。
ティターニア
誰がだよ。
ヘレナ
あなたが。
ティターニア
そりゃ入ってきたよ。のどかわいたんだもんすっごい。コーンスープちょうだいコーンスープ。
ヘレナ
(笑)ないです。
ティターニア
ないってお前は用意しとけよ。手際が悪いな。じゃあ…やるよ。
ヘレナ
じゃあお願いします。
ティターニア
…あれ?これ開かねぇ。
ヘレナ
はい。
ティターニア
…壊れてんねこれ。
ヘレナ
だから壊れてんだよ!
ティターニア
やりようねぇな。
ティターニア・ヘレナ
(礼)〈笑・拍手〉
ティターニア
いきなりびっくりしたじゃねーか。
徳永
大竹さんこっちに、こっちに!どうもありがとうございます。
ティターニア
できるわけねぇじゃねーか!
ハーミア
ちゃんと作れ!
ティターニア
お前8月31日ってお前なんにもねぇよその日。そんな日になにもない!
ヘレナ
出る前に決まってたのは、クーラーが壊れたっていうことしか…
ティターニア
だけしか決まってない。
ハーミア
入ってきかたとかもうこっちお任せで。
ティターニア
そうだよ決まってないよなぁ。
ヘレナ
で、まさかこんな扉開けて入ってくるとは思わなかったもん。〈笑〉
ハーミア
ほんで、オチは決めたんですかオチは。
ティターニア
オチ、とかまでいくわけねぇじゃねーか。
ハーミア
まぁでもよくできたほうじゃない。〈拍手〉まず一発目だから。それではいきましょう。
徳永
ええ。
ハーミア
オーべロン&踊る妖精ですどうぞー!
オーべロン、踊る妖精登場。
妖精
ここかぁ。カラコロカラーン。
オーべロン
いらっしゃいませ。バー「オーべロン」へようこそ。
妖精
おじさん。
オーべロン
ん?
妖精
タイツが似合うねぇ。
オーべロン
うん。
妖精
すごいすてきなタイツだねぇ。
オーべロン
ハードな、ロック歌手みたいだろ?
妖精
アメリカンだねぇ。
オーべロン
それより子供だけなのかい?
妖精
うん。
オーべロン
子供がこんな大人のバーに何の用だい?
妖精
違うんだよ。
オーべロン
ん?
妖精
お母ちゃんに聞いたら…
オーべロン
うん。
妖精
ここに来たら、宿題を売ってくれるって言ったんだよ。
オーべロン
…フッ(ポーズ)宿題かぁ。
妖精
今日は8月31日だろー。
オーべロン
今日は8月31日だねぇ。
妖精
遊び過ぎてさぁ、宿題やってねーんだよ。
オーべロン
なるほど。子供の夢を壊してはいけないな。
妖精
うん。
オーべロン
宿題、あるよ。
妖精
売ってくれる?!
オーべロン
うん。
妖精
でも…お金ちょっとしか持ってないんだ。
オーべロン
いくらだい?
妖精
200万。
オーべロン
多いよ!
妖精
間違えた200円。
オーべロン
200円少ないよおい!少ないけどいいだろう。子供はこれが精一杯だ。よし。
妖精
うん。
オーべロン
何の宿題だい?
妖精
うーんとね、んとね、国語。
オーべロン
国語!
妖精
うん。
オーべロン
なんでもいいよ。
妖精
漢字わかんないんだ。
オーべロン
漢字がわかんないのか。
妖精
うん。漢字わかんないんだ。
オーべロン
何でも聞いて。
妖精
あのさぁ、一番わかんない漢字でさぁ、炎っていう漢字があるんだけど。
オーべロン
炎!
妖精
どういう字なんだろう。
オーべロン
あぁ~…なんかわか、るような気もするけどね〈笑〉
妖精
わかんない。
オーべロン
わかんない。
妖精
わかんないどういう字かなぁ?
オーべロン
じゃちょっとなんか雰囲気やってみるか。
妖精
うん。
オーべロン
うん。
妖精
どうやればいいの。
オーべロン
どうやってやればいいんだ?
妖精
え、僕は火やるね。
オーべロン
うん。
妖精
ほんでそしてどうなるんだ。
オーべロン
じゃあ僕はジャンプする感じかい?
妖精
そう、そうだねおじさん。
オーべロン
じゃあ、決まりの言葉を言ってくれ。
妖精
うん。よーし今日も燃えていくぞ!火ぃメラメラ。
オーべロン
炎ぉ!〈笑・拍手〉
妖精
おじさん。
オーべロン
うん。
妖精
俺見えないよ。
オーべロン
ん?
妖精
俺に炎見えないよ。
オーべロン
おぉ。で質問は何だったっけ。
妖精
え、宿題だったんだけど…
オーべロン
うん。
妖精
でも、大分わかったから、いいや。
オーべロン
もういいか。
妖精
もういいありがとう。
オーべロン
おぉ、よかったよ。
妖精
200円分になったよ。
オーべロン
おぉ!
妖精
うん。
オーべロン
じゃあね。
妖精
うん。じゃあね。
オーべロン
何でここに来たんだっけ。
妖精
え?
オーべロン
何でここにきたんだっけ。俺なんか、俺なんか言うんだっけ。〈笑〉お前おっきいな大人だろお前は!お前大人だろう!
妖精
そうだ。その漢字を、じゃあ息子に教えてやってくれ。
オーべロン
お前大人じゃねーかやっぱり!〈笑〉
オーべロン・妖精
ありがとうございました(笑)〈拍手〉
徳永
はーい。
オーべロン
強い。
妖精
いやこれは難しい。
ハーミア
でもだいぶできましたよね。
妖精
いやできてないよ、無理矢理じゃないっすか8月31日っていうのも。
徳永
いやいやいや…
オーべロン
これ脱いだら発見したんす。〈笑〉
ハーミア
え、これはあの衣装着てたの?
オーべロン
そうそうそう。
ハーミア
これは前から着てた。
オーべロン
そうオーべロンこれ脱ぐとね、ちっちゃーくなっちゃった〈笑〉
ハーミア
ちっちゃいなー何か。
妖精
絶対バーテンダーですよね。すごいですよこれは。
ハーミア
中々できたんじゃない?
オーべロン
セーフ?!
ハーミア
セーフ!最後なんか盛り返したでしょう。
妖精
オチがもう難しいもう…
ハーミア
なかなかよかったんじゃないですか。〈拍手〉じゃあ最後いきますか。
徳永
最後ですよ。
ハーミア
最後ですよ皆さん。
徳永
はい。
ハーミア
ねぇ。今回の…
徳永
はい!大トリでございます。
ハーミア
大トリでございます。
徳永
はい。
ハーミア
このお二人ウッチャンナンチャンのウッチャンと、ライサンダーです。
ハーミア・徳永
どうぞー!
内村
ワンツースリー。
内村・ライサンダー
♪夏が噂してるわあなたのことを~
内村
(笑)8月31日。おっ、弟よ~
ライサンダー
何だい兄ちゃん。
内村
おー、もう8月31日だなー。
ライサンダー
うん。もう夏休み最後だよ。
内村
な!だから夏休み最後の思い出に、海に連れて来たっ!
ライサンダー
やったー!
内村
海に連れてきたからにはやっぱり、男はサーフィンだと思う!
ライサンダー
そうだろうと思って買ってきたよ!
内村
うん!
ライサンダー
ミスタードーナッツ。
内村
マフィン!!〈笑〉
ライサンダー
飛んでけ!
内村
あっばか放るなおやつで買ってきたのに…マフィン!サーフィンだよ!
ライサンダー
サーフィン。
内村
ばかだなぁお前は。だからこれからサ~フ~やるから、板もってこい板!
ライサンダー
板ね!
内村
早く持ってこい!
ライサンダー
はい兄ちゃん板!
内村
よ~し乗れるかな~ってこれカマボコ!カマボコーこれ~ばかぁ!
ライサンダー
違うよ!裏見てみな!
内村
う?田中ってお前表札かよ!〈笑〉
ライサンダー
さすが!
内村
関係ねーんだよばかぁ!
ライサンダー
何が必要なんだよ。
内村
え?
ライサンダー
何が必要なんだよサーフィンに。
内村
板だよ板!
ライサンダー
あーそーかそーか。
内村
板だよ!
ライサンダー
ふっう゛ーしっう゛ーしっ。
内村
それ板さん!板さんでしょそれ!
ライサンダー
はまちの活きづくり。
内村
いやはまちいらないからもういちいち海に放り込まないの!違う!ボード、ボード!
ライサンダー
ぶーんぶぶーん兄ちゃん乗れ!
内村・ライサンダー
ぶーん!
内村
ボート!
ライサンダー
うりゃっ!(投)
内村
だから…あんた怪力ねぇ。ボード!ボード!
ライサンダー
わかった。
内村
うん。
ライサンダー
いいか、いくぞ。あいつをやっちまえ!この野郎!
内村
ピーピーピーこれ暴動!ね?!ぼうど「う」はいらねぇから。ボー、ボードでしょう。
ライサンダー
どういうやつ?
内村
だからこう、こういうやつこういうやつ。
ライサンダー
こういうやつ?
内村
こういうやつよこういうやつ。
ライサンダー
こういう?わかったわかった。
内村
(笑)買って来てよ、早く。
ライサンダー
買ってきたよ兄ちゃん!
内村
そうそうこれね仙台行ったらねこれ笹かま!
ライサンダー
こういうやつ、こういうやつ。
内村
笹かまなのこれ!
ライサンダー
こういうやつだよ。
内村
(笑)違うこうでっかいの!
ライサンダー
でっかいやつ。
内村
でっかいこういうの!
ライサンダー
わかった。
内村
そう!早く持って来て!
ライサンダー
はい買ってきたよでっかいの。
内村
いやこれ仙台行ったらこれでっかい笹かま!〈笑〉でっかい笹かまこれ!これどーすんのあんたこれ。もうこんなもんやいしょっあっ浮かんだ。
ライサンダー
おっ!
内村
よし、弟よ、乗ってみろ。
ライサンダー
うん、乗ってみるよ。
内村・ライサンダー
あぁ!
内村
弟よ!
ライサンダー
兄ちゃ~ん!
内村
こうして、弟は、沖へ流されて行き、一ヶ月後、銚子沖で発見されました。〈笑〉どうもありがとうございました。〈拍手〉
ハーミア
すんごい。
内村
ボートがでてきたときは私びっくりしました。〈笑〉予定にないことが出てきたので…びっくりしますね。
ディミートリアス
すごい!
内村
はい。
徳永
はい!
内村
さ!えー今の三組のね、結婚式の余興、公爵、いかがだったでしょうか。
シーシアス
うん、あの~〈笑〉
デガワ
おい!
ヘレナ
ちょっと~
シーシアス
やっぱ芸人さん面白いっすね~〈笑〉
内村
(笑)普通でした。最後まで普通でした。
徳永
はい。
内村
さぁ!皆さん!
徳永
はい!
内村
今日は、晴れの!婚礼の日でございます!
一同
うぉ~い!
内村
今宵は、一晩中踊り明かしましょう!
内村
〈拍手〉どうもありがとうございました!平均年齢30過ぎにはキツイです。えー、えー内村プロデョーヌ、あいや劇団プロデョーヌ〈笑〉旗揚げ公演、えーお笑い真夏の夜の夢、ご覧いただきまことにありがとうございました!〈拍手〉それでは、最後に改めて、キャスト紹介させて頂きます!まず最初は、ハーミア役のおさる!〈拍手〉妖精夫婦役さまぁ~ず!〈拍手〉ディミートリアスとシーシアス、やりました手裏剣トリオ!〈拍手〉ライサンダーと踊る妖精はTIM!〈拍手〉デガワ役の出川哲郎!〈拍手〉そして、イジーアス役原口あきまさ!〈拍手〉ヒポリタと??をやりました、パラシュート部隊!〈拍手〉そしてヘレナ役ふかわりょう!〈拍手〉ナレーターはテレ朝アナウンサー徳永有美!〈拍手〉そしてパック役の内村でございました!〈拍手〉えーということでね、えー毎日朝までえー飲みながらの〈笑〉稽古成果はいかがだったでしょうか。えー、えー旗揚げは、えー夏でございましたが、来年!えー第二回公演、えー「老人と海」!〈笑〉予定しております。えー私が老人であとは海という画期的な、舞台でございますんでね〈笑〉楽しみにして頂きたいと思います。えー皆さん本当に、長い間ありがとうございましたまたお会いしましょう!どうもありがとうございましたー!〈閉〉
〈開幕〉出演者全員登場、花束贈呈。
内村
えー折角ですからね、じゃあ一人ずつ、今日の感想でも聞いて、ね、終わりにしたいと思います。どうでしたか、大竹さん。
大竹(ティターニア役)
えーあのねぇ、楽しかったなぁ!
内村
どうでしたか。
三村(さまぁ~ず)
いやああのねぇ最後の最後までセリフが入んなかったんですけどもね、まぁ本番、まぁうまくいったかいかなかったかわかんないんですけどね。朝起きたとき一番びっくりしたんです朝起きたとき。「雨かよ!」〈笑〉
内村
ゴルゴは。
松本(手裏剣トリオ)
いやね、みんな寝て薬を塗られるとこあるじゃないすか。あれはどきどきしましたね、一番どきどきしました。
吉田(手裏剣トリオ)
でもお客さん暖かいっすよ。内Pファンは。あのー、この舞台としてはですね最高の出来だったんですけども、レッドとしては最低なんですよ。〈笑〉いやーでもすごく暖かくてですね、えー今後もですね、「今日のレッド」楽しみにしてて欲しいと思います。〈笑〉
原口(イジーアス役)
(明石家さんま氏の真似で)お疲れさーん。いやホント楽しかったです。
内村
はぁい。〈拍手〉さ、どうでしたか。
斎藤(パラシュート部隊)
あのー、みんなとお友だちになれてなれてよかったです。〈拍手〉
内村
さ、そして、ピアノは合格でしたね。
ふかわ(ヘレナ役)
実際はものすごい間違えてるんですけど、まぁでも本当こう指にマメがね、あのーできるくらいマジでやったんですよ。実際はそんなにはできなかったですけど(笑)でもホントに。〈拍手〉
森脇
はい、あのーもう雨は止んだのかなと。
内村
(笑)普通だ…普通だ…
森脇
いやでもホントにちょっと今うるっときてるぐらい。達成感がもう。
内村
おっ、徳永くんは。
徳永
はい、もうあのこれからもダメ出しを出されても頑張っていきますんでよろしくお願いします。
内村
までも本番はうまくいったみたいですねぇ。リハーサルまでプロデョーヌのことをプロデューヌプロデューヌってずっとダメ出してましたけどね。さっ、え~~っと……
矢野(TIM)
矢野です。
内村
矢野かぁ!!矢野か!矢野…
矢野(TIM)
毎日一緒にやってたんですけども…いつになったら覚えてくれるんでしょう(笑)触れるのは相方だけ…
内村
えーっ、矢野は、誰?
矢野(TIM)
(笑)矢野は矢野です。
内村
何やってたの。
矢野(TIM)
いやもうセリフもね少なかったですけど…はい。おいしくいじって頂いて。
内村
君の芝居全部がさわやか。〈笑〉てっちゃんは。
出川(デガワ役)
いやねー…
内村
(笑)マイクいらない。〈笑〉
出川(デガワ役)
事務所を越えてみんながこれだけ集まるっていうのはなっかなかないのでそれを乗り越えてできたっていうのは…出演者とあったかいお客さん一人ずつぶっちゃけた話ちゅーしたいよ〈笑〉
内村
さっ、えーそして有吉。
有吉
あのーふかわのピアノが最っ低!(笑)もーイライラしましたけど、でもね、こんなに大勢のお客さんの目の前でね仕事できるのもあと三年くらいないと思うんですけど…三年ぶりのステージでしたし、もう三年…頑張りたいと。
内村
はい。よろしくお願いしまーす。
おさる(ハーミア役)
いや僕も考えればコンビ解散して一年、実はですね、一番後ろの席に今日コアラが来てるんですよ。
観客
(皆振り返り)えー?!
おさる(ハーミア役)
うっそぴょ~ん!すんまそ~ん〈笑〉
内村
私もですね、深夜二時過ぎまでこの四日間、やりましてその後毎晩何故か飲みに(笑)練習終わった後に誰も帰ろうとしない、鶴の一声を待ってる!ま今日はもっと朝までね飲むかと思いますけども部活みたいで、楽しかったですね。最高のメンバーだったと思います!それでは、本日は本当にありがとうございましたー!気をつけてお帰りくださーい!〈閉幕〉