太田プロライブ 噂のSHOW TIME vol.119

ライブ・イベント 東京・ABC会館

原文作成◆吉田君

📍 東京・ABC会館

コント「宅配便」

彦麻呂 がんばりまーす!心は錦!猿岩石!

舞台明るくなり、キャッチボールをしている有吉&森脇

有吉 また△△ね~。ふられちゃったよ~。
森脇 またかよ~?
有吉 ぜんぜんだめだよ~。
森脇 今年で何回目だよ?
有吉 もう・・7回目?月イチペースだねー、だいたい。あれ、もうね今回ほんとにコンビニの店員だったから軽いかなと思ったんだけど~。
森脇 おぅ。
有吉 だめだわ。
森脇 何?なんつったの。
有吉 え?△△?いやぁ結婚前提にと思ってたから~。
森脇 うん。
有吉 「俺の食パン焼いてくださいっ」って
森脇 だめだろ~、それじゃあ。
有吉 「はい」って食パン焼かれちゃった。ほんとに。
森脇 そうだろうな~。やっぱり
有吉 結婚と即繋がらないのかなぁ?「食パン焼いてくれ」ってのは。
森脇 味噌汁とかだったら連想するだろうけどな~。食パンは~。
有吉 お前だめなの?最近。どうよ。
森脇 俺さ、やっと好きな人出来た。
有吉 おっ!マジ?
森脇 おぅ。
有吉 誰?
森脇 いや、ちょっとその前にさ、部屋の中でキャッチボール無理だよ。
有吉 お前、ゆえよ、早く。
森脇 その前に、誕生日だからさ、大家もうるさいし。
有吉 どんなコ?どんなコよ?
森脇 それがさ~。すっごいんだよ。隣引っ越して来たんだけど
有吉 マジで?
森脇 2ヶ月前くらいに引っ越してきたんだけど、そんときに
有吉 あっ!行くっ?行くっ?告白するっ?(めちゃめちゃ興奮状態で)
森脇 だめだめだめだめ
有吉 お△△!
森脇 早い早い早い引越ししてくる時に、手伝ったってあげたの荷物。重そうだったから。
有吉 うん。
森脇 それで、1回しか会ってない。かっわいーんだよ~。
有吉 かわいい。どんなかんじの。(確認するように)
森脇 広末 涼子
有吉 セクシー系(間髪入れずに)
森脇 セクシー系じゃないよ。清・純・派!
有吉 ああ、清純派。マジ見てぇ~!!
森脇 すっごぃかわいいんだよ、これが。
有吉 ぅあ~!!
森脇 まだ一回しか話したことないからさ。
有吉 ぅあ~!!ちょ~嬉しいよ~!(興奮状態継続)

有吉、持っていたボールを奥の方へ放る。

森脇 お前何やってんだよ!

=部屋のチャイム鳴って=

森脇 あ~。大家来たよ~。
有吉 かっ、かっ、帰る。(慌てて、立ち上がって帰ろうとする)
森脇 帰ってもだめだよ~。もういるから

有吉、どうしようか焦っている。森脇、玄関へ向かう(舞台上手へハケる)。しばし間があって、その間も落ち着かない様子の有吉。

森脇 (1メートルくらいのダンボール箱を抱えて戻ってくる)
有吉 お、大家さんっ!?(ダンボールを凝視して)
森脇 なんで大家がダンボール入ってくるんだよ。△△に。違う違う。話聴けよ。
有吉 何?
森脇 隣の女の子が留守で、3時くらいには帰ってくるかなって言ってんだけど、預かってくれって。宅急便が。
有吉 なっ!!なあにはいってんのぉ~!!!(ダンボールにしがみつく)
森脇 そうじゃなくて。これで話すきっかけ出来たじゃん。これで友達になったらさ。完璧。
有吉 御中暮?
森脇 なんだおちゅうぼって?違うよ。
有吉 じゃあ何よ?
森脇 名前が同じだから、たぶん仕送りかなんかだって。
有吉 見ってぇ~!!!(ダンボールにしがみついて)
森脇 たぶんね。
有吉 あけっ。開けてもわかんないと思うよ。(なぜか半泣き)
森脇 だめだめだめ
有吉 わぁ・・・。
森脇 それでさ・・
有吉 あっ、待って。こういう話教えてあげる。昔の。人で、浦島太郎って人がいたのね。浦島太郎っていうのは、竜宮城へ行って、玉手箱っていうものをもらったの。(ダンボールに手をかけながら)
森脇 うん。
有吉 そして浦島太郎は開けたんだって。よしっ!(開けようとする)
森脇 それいい例え?!おじいちゃんなっちゃうだろ。
有吉 おじいちゃんになりゃあしねえよ!
森脇 当たり前だよ!これでおじいちゃんにはなんねえよ。何△△
有吉 によ~!(悔)
森脇 だーめだめ。これ、忘れて。ほんとに。これだけは。あぁ。いや、どーしよ。でも。ほんとに告白できるよ。(嬉)

ダンボールの角からなぜか帯状の紙がはみ出ており、その先には眼鏡がぶらさがっている。有吉、それを不思議そうに注目する。

森脇 何それ?
有吉 なんでこれだけしっかり荷造りしてあって、眼鏡が(端から)びろん。
森脇 ・・・わかんない。

有吉、不思議そうに眼鏡を触る。

森脇 ま、ま、いいじゃん。これは。ほっとこうよ。

有吉、思いっきり眼鏡と紙を引き抜く。

森脇 何やってんだよ!
有吉 出しちゃった・・出ちゃった。
森脇 出ちゃったじゃねーよ!どうすんだよ。入れろよ、ほら。早く早く。

有吉、眼鏡をダンボールの隙間から押し込もうとする。森脇、紙をダンボールの隙間から入れようとするが、上手くいかない。

森脇 眼鏡は出てただろ!やめろよ~。お前は~。

有吉、また眼鏡を押し込む。結局上のガムテープまでバリバリ開けてしまう。

森脇 あ~!
有吉 入った!(満足そうに)
森脇 入ったじゃないよ。開いちゃったよ。
有吉 あれっ?
森脇 お前、なんてことすんだよ~(涙)も~、信用無くなっちゃうじゃねえかよ~。
有吉 ごめんごめん。ごめん(悪びれもなく)
森脇 ちょ、早く。もうガムテ、ガムテ、ガムテ。だめ、これ(貼ってあったガムテープ)もう使い物になんない。
有吉 ガムテ・・あっ!ちょっ、待って!もういい。ガムテねえ、もう付けるんだったら。気になるだろ?お前。ちょっとだけ。
森脇 ・・・見るだけな。
有吉 見るだけ。
森脇 見るだけな。触んなよ。
有吉 やっぱ仕送りだな。(中を覗き込んで)
森脇 これそうだよ。ぽいな。

有吉、箱の中から封筒のような物を取り出す。

有吉 ほれ、やさしいなぁ。
森脇 触んなって、だから。
有吉 これ。一個一個これ
森脇 ん?
有吉 お母さんなんかの、なんかメッセージが書いてある。
森脇 おっ全部についてる。
有吉 『使えるかどうか不安ですけれど。お母さんの自信作です!』(封筒に付いているメッセージを読む)
森脇 やさしいね。

有吉、封筒の中から一万円を取り出して固まる。

有吉 これだけ見して。(きっぱりと)
森脇 自信作でお札・・・
有吉 偽札っ!?
森脇 作っちゃった?お母さんが。うそっ・・
有吉 いやっ、ほんとにこれっ?
森脇 違う違うなんかの間違いだって。そんな家じゃない。彼女の家は。
有吉 何人!?彼女!
森脇 そんな家じゃない。違う違う。何かの間違いだって。他のも見てみようよ。
有吉 何やってる人・・・?

森脇、箱からメロンパンを取り出す。

森脇 『家の畑にありました』
有吉 うそっ!!メロンパンよ!?なんでメロンパンが畑?これっ、畑でこれを作り。偽札も作る?

森脇、ピーポくんのぬいぐるみを取り出す。

森脇 まだある。まだある。まだある。『縁が美味しいです』
有吉 縁っ!どれ!?(ピーポくんを奪い取り、縁を探す)
森脇 縁って言わねえだろ。
有吉 これ!?(帽子の丸いところを指して、かじってみる)・・・・美味しくないっ!俺には美味しくないっ。とりあえず。
森脇 何なんだろうな、じゃあ

大根2本が紐に括られたものが出てくる。

有吉 『今月分です』・・・。やっぱ俺らはね。かかわらないほうがよかったんだよ。(諦めたように、悔)
森脇 あっ!ちょっと待って。ちょっと待って。
有吉 偽札造りよ。そんな偽札造る余裕があるなら、もっと娘に楽させてやればいいのに!(嘆)
森脇 違う違う違う。これ、お母さん急いでたんだなぁ。これ、全部紙を貼り間違えてたんだ。な?合うから。合うから。待って、待って合うから。待ってよ。え~っと・・・。え~っと『家の畑に』・・
有吉 あっ!わかっ!わかった!メロンパンが今月分ってこと?
森脇 違うよ!お前。△△
有吉 じゃぁ!
森脇 『家の畑にありました』が、これが、大根!ねっ?『今月分』が、これ。お金だよ!偽札じゃないんだよ。だからこれが今月分だってことだろ?
有吉 その線も薄いぞ・・・。(疑いの眼差しで)
森脇 これが自然だもん。だってね。で。え~と。あと、『縁が美味しい』のはメロンパンだろ。これ縁美味しいだろ。

有吉、神妙に森脇の話を聴いているが、急にとりつかれたようにメロンパンの袋を開け、かぶりつく。

森脇 開けんなよ!
有吉 美味いっ。
森脇 お前すぐ買ってこいよ、新しいの。そんで。え~と・・『使えるかどうか不安だけどお母さんの自信・・作』・・・(残ったピーポくんを持ってちょっと戸惑う。)
有吉 ど~使いますかぁ。
森脇 なんかにさ・・使・・えるんじゃないかな?

有吉、ダンボールから何か見つける。

森脇 あ、まだあるんだ
有吉 電話。よく見ろよ。
森脇 わかった。これがこれが、『使えるかどうか不安だけどお母さんの自信作です』
有吉 お母さん何やってる人なんだ!?【KENWOOD】とか書いてあるぞ!
森脇 KENWOODの人だよ。
有吉 じゃあ、紙がじゃあ、お前これだけ几帳面な人がだよ!これだけ何にもないんだよ?

森脇、ピーポくんに『自信作』の紙を貼る。

森脇 あ、じゃあとりあえず。やっぱこれはこっちだ。電話は使えってことだもん。これは普通に見たらわかるよ。

有吉、ダンボールをごそごそ探っている。

有吉 ありましたっ!(報告調、紙を誇らしげに掲げる)
森脇 なんて?
有吉 え~と。『持ち易いでしょう』
猿岩石 ・・・・。
有吉 持ち易いでしょう?
森脇 持ち易いでしょう?(電話の受話器を持って)
有吉 いやっ!持ち易いっていう意味ではもうこっちのほうがよっぽど持ち易くない?(ピーポくんの帽子をつかんで持ち上げる)
森脇 違うよ。これは色んな電話あるけど、この機種は持ち易いでしょっていう意味だよ。
有吉 持ち易いでしょ?よっぽどだってメロンパンの方が持ち易い訳でね。(メロンパンを持って)
森脇 ・・・あれっ・・?
有吉 ちょっと待ってだからな、違うんだよ。いいか?よく考えろよ。
森脇 うん。
有吉 まぁだから組み合わせが違うんだよ。
森脇 ちょっと待ってもう3時になるんだから。(焦)
有吉 わかっ、組み合わせが違うって意味なんだから!
森脇 うん。
有吉 な?
森脇 うん。
有吉 『使えるかどうか不安だけどお母さん自信作』の偽札!そして、
森脇 何言ってんの?お前。
有吉 『持ち易い』メロンパンの!え~と、畑・・に・・からありました。(電話)
森脇 これが畑からこう出てくるのかよ!出てくるわけないだろ!
有吉 『縁が美味しい』(ピーポくん)『今月分』(大根)・・・どんな女だよ!!
森脇 お前が間違ってんだよ!違う違う。もっかいもっかいえ~と『今月分』がやっぱお金。そんな家じゃないからね。普通のコだよ。だって。え~っと、『縁が美味しい』のは、やっぱメロンパンだよ。メロンパンメロンパンだよわかる?
有吉 それは、じゃあいい。わかった。
森脇 『持ち易い』のはこれ(ピーポくん)でいいよ。持ち易い。『畑』は大根でやっぱ作ったの!これはお母さんが。
有吉 それは作れない!お母さんに!!一つ違う!
森脇 なんだよ?
有吉 家の畑、畑っていうけども。
森脇 うん。
有吉 家の畑で"採れました"じゃないの。『家の畑にありました』家の畑に大根がこのままあったわけないんだから。家の畑にあったのは、やっぱりなんだかんだいってもこうなるだろ!(電話につける)
森脇 あっ、それでこれ(大根)が自信作だ。え?じゃあこれ(電話)がじゃあなんで畑にあるの?
有吉 そうだよなぁ~。(考)
森脇 あっわかった!農家なんだ、家が。農家で一日ほとんど畑にいるから、電話を畑に置いてんだ
有吉 じゃあ、それでいい。(大根の)『使えるかどうか不安だけど』っていうのはどういうこと?(大根を吊るした紐を腕にかけて)じゃあ、これカバン?
森脇 使えるかどうかっていうのは、料理だよ。料理が苦手になんないように。
有吉 ちょっとこれ・・時間ないんだろ?だからもういいんだよ。偽札とかでいいんだよ。
森脇 だめだめ
有吉 え~?

二人、ダンボールに品物を詰め込んで(または放り込んで)いく。

有吉 これ~。ちょっとあれっ?(考)
森脇 もういいよ~。入れちゃお
有吉 これ・・・うわっ!!わかったっ!!!
森脇 何だよもぅ~!
有吉 『持ち易いでしょう』?(大根の紐を持って)
森脇 来るから!来るからもう(半泣き)じゃあもう考えといて、考えといて。取りに来るから、取りに来るから。早く!(焦焦)

=チャイム鳴る=

森脇 だめだこれもぅ~(泣)
有吉 どう!?(ピーポくんに眼鏡をかけて森脇に見せて)
森脇 なによ~!もう~!!!来てんだよ!も~!!だから早く入れて、入れてもう。入れてよもう早く!(焦)

有吉、玄関にピーポくん(眼鏡付き)を抱えて走り出す。

有吉 すいません!これ何に使う物ですか?
森脇 お~い!!!(叫)

=暗転=