世界エイズデー FUKUSHIMA
猿岩石ライブ&トーク
 
1999年12月1日(水) 福島市・福島テルサFTホール 19:30-20:20


1.My Revolution
2.ツキ


トーク1
有吉:えーどうもーこんばんは、猿岩石です!
森脇:よろしくお願いしまーす!
有吉:よろしくお願いしまーす!<拍手>
森脇:いやもうー、すごいね。出てきたとき、会場真っ白で
有吉:真っ白で
森脇:なにがなんだかよくわかんなかった。
有吉:ええ。
森脇:え。やっと見えます。
有吉:はい!
森脇:はい。
有吉:えーうつくしまふつくっ(かむ)、ふくしまでしたっけ?
森脇:はい。
有吉:福島〜(笑)ですからね。ここは。
森脇:「うつくしまふくしま」。
有吉:福島のねー、福島には何回か来たことがあるんですけれども、
森脇:はいはいはいはい。
有吉:あの、あのー、だいたい静かなお客さんが、多いということで、今日も
    緊張してきたんですけど、
森脇:ええ。
有吉:まさにその通りの<笑>、感じでございまして。
森脇:いやいや、いいじゃないですか。行儀のいいということで。
有吉:そうですか?
森脇:はい。
有吉:えまた今日はねー特に、話も話ですし、今あのー講演会もやってました
    し、
森脇:はいはいはい。
有吉:みなさんちょっと神妙な気持ちで、やってらっしゃいますからね。
    あのー、また気持ち切り替えて。
森脇:はい。
有吉:えっ、あのー(笑)、ちょっと手拍子するなり、ですね、きゃーっと言っ
    てみるなり<笑>、ひひんっ(笑)、やってもらえると多少嬉しかったり
    もするんですけど。
森脇:汗だくだくになってましたね。
有吉:もう〜びっくりしましたね。これいいっすねーこんなにたくさんお客さ
    ん入ってもらいまして。
森脇:ええ。すばらしい今日はね。
有吉:それもね、こうやってきれいな…
 (にやにやしつつ、ちょっと間をおく)
    きれいな会場で。<笑>
森脇:会場かい!<笑>
有吉:ほんとに、嬉しい。
森脇:お客さんがきれいじゃないんだ。
    まぁ会場確かにきれいだけど。
有吉:はぁいー(まとめに入る調子で)。ほんとにね。
    あのー、まだまだ、あのー、この、???、もうちょい時間ありますし、
森脇:はい。
有吉:ゆっくり、楽しんでって下さい。
    というわけで僕ら、のー歌をですね、もう2,3曲、ちょっと聞いてって
    下さい。よろしくお願いします<笑>

3.オエオエオ!
 (曲の入りで)
2人:オエオエオ!オエオエオ! …………(歌詞が出てこない)パーティ
2人:オエオエオ!オエオエオ! (引っかかりつつ)仲間たちよ 踊ろう!
有吉:……ほほひはひはへ〜(なんとなくハミング)
     Sympathy! 不安がつのる〜
     おれたちのシュプレヒコールは エンドレスなラップさ
 (たまにちらっと顔を見る二人。これ以降はちゃんと歌う)

4.君の青空
 (曲の最後で)
森脇:ありがとうございます。
有吉:どうもありがとうございます!

トーク2
司会(福島中央テレビ女子アナ):ありがとうございましたー。
有吉:ありがとうございます!
森脇:ありがとうございました!
司会:いやー、あの、福島の方は、先ほどね、ちょっと来たことあるっておっ
    しゃってたんですけど、
森脇:はい。福島は、何回か来てますね。3〜4回来てんじゃないですか?
有吉:うん。あの、郡山の方とか、あーのー、行ってますね。あと、福島もも
    ちろん来てますし。
司会:あー、そうですかー。
有吉:すごいですよ?「うつくしま、ふくしま。」でしょ?
森脇:ふふふふ(笑)
司会:そうそうそう、「うつくしま」、さっき…
森脇(有吉は)そーゆーのだけ知ってますからね。
有吉:喜多方ラーメンでしょ?
司会:そうそうそう!
有吉:はい。知ってますよ?
司会:あとは?
有吉:ないですよ?<笑>
司会:うふふ(笑)
森脇:おい!
有吉:ないですよ!
森脇:あるあるまだいっぱいある!
有吉:山でしょ?山。
司会:山、山…。なに山?
有吉:えー、(笑)郡山です。
司会:うまいっ(笑)
有吉:うふふ(笑)
観客<拍手>
有吉:なんで拍手が怒ったんよ?笑点?
森脇:あははは(笑)
有吉:ふふ(笑)
森脇:違う違う。
    えっ、他に何かあるんですか、なんか。
司会:山ねー、いっぱいあるんですよねー。
    安達太良山もそうだしー、
有吉:あだたらやま。
司会:そうそうそうそう。
有吉:はい。
司会:聞いたことあります?
有吉:「あだたらやまそうだし」っていうまず一番に出す山を知らないですか
    らね。
森脇(笑)
有吉(笑)
森脇:なんか全国区の物ないんですか?
司会:えっ全国区…
有吉:喜多方ラーメンですよ。
司会:喜多方ラーメンそうですけどー。
森脇:喜多方ラーメン全国区ですよね?
司会:あとほらー、磐梯山とかね?
有吉:磐梯山。あっ!会津磐梯山?!
司会:そーですよぉー。
有吉:あ〜知ってた。なんでそれを言わないんですか。あだたらやま先に出し
    て。磐梯山出してくださいよ。
司会:民謡とかもあるじゃないですか。
有吉:ん?
司会:民謡あるじゃないですか。
有吉:民謡。♪あ〜い〜づ〜ばんだいさんわ〜♪でしょ?
司会:なんか合ってるような合ってないような…
観客<拍手>
有吉:拍手?笑点?はい(笑)
森脇:いやいやいや〜。すばらしい。
司会:森脇さんは?
森脇:へっ?!
司会:福島といえば?
森脇:福島といえば、え〜っと…、福島っていえばなん…、魚。
司会:サカナ?!
観客(惑)
有吉:えっ違う?魚違う?
観客:ちがう。
有吉:お米?
観客:お米。
有吉:…お米。お米ね?
観客:桃。
有吉:桃?
森脇:桃?
有吉:桃は岡山ですよ!
森脇(有吉と同時に)桃は岡山だろう!
司会:あっ!
森脇:…うぇっ福島なの?!
司会:福島ですよ〜。
有吉:あっそうぉ〜。
森脇:だって昔B&Bがねぇ、広島もみじまんじゅう(手でその動きをやる)!岡
    山もも(太股をたたく)!をやってたんだから。
司会:あっ、じゃあ、福島も作ってくださいよ、桃のネタ…
有吉:や、だから、桃(太股)でいいんじゃないですか?<笑>
森脇:あははは(笑)
有吉:えへへへ(笑)
森脇:あーそう?
有吉:なんか、らしいですね。高校生とか、期末テスト中だと聞いたんですが。
司会:あ、そうなんですよね?
有吉(制服姿の観客に)そうでしょう?なにしてるんですか?こんなとこで<笑>
    大変ですか?ありがとうございますね。
森脇:おお〜。
司会:しみじみと。
有吉:はい。
司会(笑)
森脇:そうですか〜。
有吉:試験も大変ですよね?ほんっ(笑)とに。
司会:明日あさってぐらいでね、福島のみなさんはだいたい試験が。
森脇:終わるんだ。ああ〜いいですねー。
有吉:寒いですね、やっぱりね。
司会:あっ、そうですか?
有吉:新幹線の駅降りて、気づきましたね。寒かったー。
司会:違います?
有吉:違いますねやっぱり。2〜3℃。ええ。
森脇:そんなに違う?
有吉:違いましたね。
司会:一緒に来たじゃないですか。
森脇:いやいやいや。ぼくはあんまり感じなかったんですけどねー。
有吉:雪はすごいでしょ?福島は。
司会:もう降ってるんですよ、山の方とか。
有吉:あほんと?
森脇:えええほんと?
司会:ほんとほんとー。
森脇:はやっ。
司会:スノーボードとか、スキーとかは、やらないんですか?
有吉:しますよ〜。
森脇:えっ?!<笑>
    聞いたことないよ〜。
有吉:僕ら、僕ら、あれなんですよ。スキーあんまりできなかったんですけど、
    ある番組でね、あのね、えっと直滑降みたいなのがあってね、よん…よ
    ん…、何度だろう、45度の角度?そんなわけはないな。
司会:えー45度?
有吉:45度じゃないな。30度ぐらいの角度なんですけど、もう断崖絶壁…ぐら
    いの感じで見えるようなとこから、えっとね、ぼくスキーできないんで
    すよ?あんまり。それなのに、ヘルメットをつけさせられて、「200キ
    ロで滑って下さい!」って言われて<笑>
司会:まっすぐ?
有吉:そう。
    で、もう横転して。それからね、でも、恐怖心がなくなって、スキーう
    まくなりましたよ。
司会:普通そういうので怖くなってできなくなるっていうんじゃないですか?
有吉:いや、「あれをやったんだから普通はできるだろう」っていう感じで。
    うまい具合に。
司会:二人そろってじゃあ、スキーとかスノーボードとか出かけたりは?
有吉:二人でぇ?
森脇:二人そろってぇ?
司会:ないですか?
有吉:手ぇつないで?<笑>
    ないですよー。
司会:だってねー、出身地は、ご一緒ですし、
有吉:はい(笑)
森脇:手つながなくていいだろう。
司会:昔っからの仲良しですよねー、お二人。
森脇:まあまあまあ、そうですけどね。
    までも、つかず離れずですよずっと。
司会:そうなんですかー?
森脇:そんなもんですよ。ええ。
司会:そういうもんなんですかー。
森脇:ねぇー。そういうもんですよねー。
司会:まぁね、今日は「世界エイズデーFUKUSHIMA」ということで会場にお越
    しいただいた訳なんですけども。
    エイズに関して?考えること。…って、どんなことありますか?
森脇:あっえっとねー、まずねー、あのー、ばっと聞いて、「あっ、僕は関係
    ないのかな」って、一瞬、思っちゃいますよね?
司会:そうですよねー。
森脇:うん。「まさか自分が、なるわけがない」と。思いがちー、ですよね。
    だから正直、あんまり僕自身は深刻に考えたことがないんです。まこう
    いう機会にちょっと、資料とか読んでると、「こんな問題に…」なって
    んだと。ええ〜改めてわかりますね。
    (だんだん神妙な口調になって)今後考えてかないとなっていう気持ちで、
    今いっぱいでございます。<くすくす笑い>
司会:あそうですか。ぜひ、ね…、
森脇:ありがとうございました。(礼。帰ろうとする)
有吉:どうもお疲れさまでしたー(笑)<笑>
司会:いやいやいやいや。まだ終わってない。うっふっふっふ(笑)
森脇:送るなよ(笑)
司会:有吉さんは?
有吉:僕ねー、あれなんですよあのー、正直、あの、僕エイズの友達が居るん
    ですよ。
司会:はい。
有吉:でね、まぁだからあの、いわゆるゲイなんですけど、ゲイの子なんです
    けど、あのー何年前だろ、2年前ぐらいにエイズになったっていうこと
    がわかって、あのねでもねそれでね、最初はね、すごく僕らも心配した
    んですよ。で、特別扱いみたいな感じで、「お前は」、もう大げさな話、
    「お酒は飲むな」とか、
司会:ええ。
有吉:「こんなとこ来ちゃいけないよ君は」みたいな話だったんですけど、で
    もね、あのー、なんかそゆ風に、あのー、ずっと話をしていくうちに、
    もうなったことはしょうがなくて、もうその残りの人生を一生懸命…み
    たいな話をしてて、それでもう全然、みんな、あれですね、あの、ふつ
    うの友達としてやってるんですけど、やっぱりね、あのー、辛いんでね、
    ああいうことがあるとね、やっぱ早く、できるだけみなさんもね、予防
    をね、ちゃんとしてという、真剣に考えて欲しいなっていう思いはあり
    ますね。はい。
司会:やっぱりこう、身近な方がそういうふうになったとき、初めて考えるっ
    ていうことは…
森脇:遅いですよね、それじゃでもね。
有吉:まぁ、特別扱いは、しなくていいと思いますね。別にね、ほんとに。ふ
    つーで、いいと思いますよ。
森脇:あのねー、あの、僕もちょっと今日読んで、
司会:ええ。
森脇:あのわかったんですけど、意外とほら、エイズって聞くと、「うぁっ
    (引)」って思って、あの、「空気感染するんではないか?」、勉強しな
    いと思いがちじゃないですか。
司会:そうですね。
森脇:そんなことないんですよね。
司会:そうなんですよね。そう、さっきずっと先生たちとも話してたんですけ
    ども、
森脇:あっ、もうひとしきり終わったんですねその話は。
司会(笑)<笑>
森脇:偉そうに今言ったんですけど(笑)
有吉:でもねその友達はね、あれですよ。わざとね、えっと「空気感染するよ
    うぉ〜っ!(両手をあげて息を吐きつつ近寄る)(笑)
森脇(笑)って近づいてきたり。
有吉:そんな余裕もあったりしてね。ええ。本人にしてみればまあ、もう吹っ
    切ればまあ、そうなんですけどね。まぁ、そのこも言ってましたね。
    「普通に」、まあ、「接して欲しい」と。うん。それで、「みんな私を
    よく見て注意してね。みんなもこういう風にならないように」っていう
    話で。うん。ほんと予防だけは、っていう感じですね。
司会:なんかすごい重みのある、言葉ですね。
有吉:ここで「うっそで〜す」って言ったら軽くなるんですけどね(笑)<笑>
司会:お二人もね、今、胸に。
有吉:はいっ。
司会:つけて、歌っていただいたんですけど、
有吉:はい。
森脇:はい。
司会:これ(赤いリボン)がなに、なんだかは、ご存じですよね?
有吉:はい。レッドリボン。
司会:そうです。
森脇:レッドリボンですよ。
司会:はい。
森脇:はい。これ、あれでしょ?世界共通なんでしょ?
司会:そうなんですよねー。
森脇:これ、今、今日はでも、あ、え、エイズデーだから世界の。いろんなと
    こでこういうイベントが。
司会:そう。世界各地で。
森脇:行われてるわけですよ。
    だからもしかしたら、世界の有名人もこれを、(笑)つけてるかもしれな
    い。
有吉:はい。
司会:有名人じゃないですか。
有吉:こういうのが広まって、一般的になるといいですね、もっともっとね。
司会:そうですねー。
森脇:これはなに?どっかで手に入るんですか?
司会:あのー、何でもいいんですよ、リボンをー、こういう風に、大きさとか
    太さとか関係なくて、赤いリボンをこういう風に一度ひねってあるって
    いうことがね、「レッドリボン」っていう定義なんですって。
森脇:あっ、ああーそうか。
有吉:みんなで考えましょう、意識しましょうっていうことですね。
司会:そうですね。まこれをつけてることによって、「私はエイズによって差
    別をしません」ですとか、
有吉:はい。
森脇:はい。
司会:「エイズと一緒に生きてるひとを差別しません」。そういう意味なんで
    すね。
森脇:あっ、うん。
有吉:うんうん。
司会(笑)「あっ」って…。(笑)はい、そうなんです。
森脇:はいはいはい。
    いやぁ。
司会:まあね、そういう風に、猿岩石のお二人とも一緒にね、こんな風にエイ
    ズについて考えてきた訳なんですけども、

質問コーナー (トークは抜粋)
 指されたひとにはEgg−manテレカをプレゼント。

その1
森脇:あの人は、テレホンカードに惹かれて、手を挙げました。<笑>
    あとのひとは、テレホンカードって聞いてから(手を挙げる)<笑>
有吉(笑)はい。
森脇:そんなもんですけどね。

女の子:はじめまして。
有吉:はじめまして。<笑>
女子:全然エイズのこととか関係ないんですけど、
森脇:はいはい。
有吉:あんまり専門的なこと聞かれても困りますけど、逆に。
女子:お二人は、彼女はいるんですか?
有吉:おーっ。
森脇:あなた…
有吉:僕らはいないですねー。
森脇:嘘つけおい!
有吉:えっ(笑)
森脇:こないだ何かやってたじゃない!<笑>
    新聞にも出て、記者会見にもなんかおれつきあわされてなんか…。
有吉:あそうですね。はい。僕は、いまは、いますね。はい。
    (女の子が何かしゃべっているのを聞いて)ん?
女子:森脇くん…
森脇:僕ですか?僕いないです。
有吉(笑)
森脇(女の子が何かリアクションしている)なんすかぁ?!
有吉:不信感ってわきますよ。僕もね、こういうイベントでこういう質問が来
    るとね、絶対「いません」「全然居ません」って言ってたんですけど、
    いざ出たってなると、「はい、猿岩石嘘つきねー」っていわれる。
森脇:や、だってさ、それはさ、あんたが植え付けた…あれですからね。
有吉:ああ、そうですか?
森脇:僕はいるときはいるって…まぁ言いませんけどぉ、
女子:やん。
森脇:今いないですね。
有吉:わざわざ出てって「僕彼女いまっせー!」って言われてもね。
    「じゃあ、だから?」って話で。
森脇:それだったらつれてきますよ、ここ(自分の右横)に。毎回毎回ね。
    ふはははは(笑)、わけもなく。
有吉:初めてあそこのお母さんが笑ってくれたんですよ。今ので。えへへ(笑)
    こういうの好きですか?えへえへえへ(笑)。はい。

その2
森脇:じゃあ、試験をすっ飛ばして、すっ飛ばしてないや。
有吉(笑)すっ飛ばしてはないよ。
森脇:来てくれた、あの学生さん(男子高校生)
    やな質問しそうだなー。<笑>
男子:こんにちは。
有吉:はいこんちは!
森脇:こんちは!
男子:あの、「リングの魂」という番組を見てるんですけども、
有吉:ありがとうございます。
男子:有吉さんの、柔道技をぜひかけていただきたいんです。
観客(拍手)
森脇:いやいや、あの〜。
有吉:いやいいんですけど、あのー、死にますよ?<笑>
森脇:ふははは(笑)
男子:寝技で。
有吉:寝技ね?あっ、いいよー。
森脇:あっ、なんかいいんじゃない?
有吉:ただねー、怖いのはねー、彼みたいなちょっと細身の方だったらいいん
    ですけど、学祭とか行くとね、ちょっとこんな(マッチョな)レスリング
    部のやつがね、「有吉君強いって聞いたんだけどー」っていう、なると
    ね、ちょっと恐ろしいんで断るんですけど。彼だったらまだいいです。
司会:彼は?
有吉:だいじょぶです。
司会:じゃあ、どうぞ。
観客(拍手)
森脇:明日あの、ペンが握れる程度に。
有吉:なるほどね。はいはい。
 (男の子、舞台に登場)
森脇:じゃ、名前聞いていい?。
司会:お名前だけ聞いていい?
男子:さいとうけんごです。
森脇:さいとう君は部活は?
さいとう:野球部です。
有吉:野球部か…
森脇:なんか、下で見てたら、(言い直して)こっから見てたら、うん、小柄か
    なと思ったら、でかいねぇ。
有吉:おれらより背が高いんだよね(笑)
    …わかりました。じゃあ、ちょっと、やりましょか。
司会:お願いします。
有吉:じゃあ、え〜〜、縦四方固めという、寝技を。
森脇:あっ、それー、いきますか。じゃ、僕…
有吉:いつでも逃げていいですよ(ニヤリ)<笑>
 (さいとう君を寝かせ、有吉が技の体勢に)
森脇(さいとう君の)靴がピンクでかわいいですね。
 (有吉、さいとう君をまたぎ、顔のうえに座る<笑>)
森脇:えーそういう技なんですか?
有吉:そうですよ?
森脇(笑)
有吉:こういう技ですよ?
森脇:ちょっと待ってください?
有吉:まだ入ってませんよ?
森脇:はい。
    早く入ってくださいよ。
 (有吉、さいとう君のうえに寝そべり、両足をつかむ)
森脇:あっ。逃げてください、じゃあ!
さいとう:はい。
 (さいとう君、転がりながら体を入れ替え、有吉を下にする。有吉の両足も
  つかんでいるので、最初とちょうど上下逆の体勢に)

森脇:あれぇ?!<笑>
    あれっ?
観客(大喜びで拍手)
森脇:あれっ?今、あれっ?うふ(笑)
    簡単に返されちゃった、これ。
 (有吉・さいとう君、技終了)
司会:あのじゃちょっと感想を…
有吉:今日はこれぐらいで(笑)<笑>
森脇:どうだった?
さいとう:やっぱり、有吉さんイイです。
有吉:強い?<笑>
    よし、ありがとっ。
 (さいとう君退場)
森脇:今「有吉さんイイです」って。
有吉:どういうことなんだろう?!<笑>
森脇:ははっ(笑)
有吉:えっ?ゲイ(頬の横で「コレ」の手つき)?だいじょぶ?あほんと?
    ありがとう。
司会:疑問も残しつつもどうもありがとうございました。
観客(拍手)
有吉:特に寝技じゃ盛り上がりもないんですけど(笑)
森脇:僕の方も、どう…していいのか。
有吉:「ここで試合してください」っていうことだと多少盛り上がるんでしょ
    うけどね。
森脇:できないできない。

その3
司会:じゃあ、3人目の方。
有吉:“質問”をお願いします。
    うふふふふっ(笑)
    …あっ僕(が指す)んですか?
    ずっと気になってる(人が居る)んですけどねぇ…
    やめましょか。<笑>
森脇:ははははは(笑)
有吉:福島の方は?
女性:はい。
有吉:あそうですか。
    あっ、ほんとですか?
女性:いわきです。
有吉:いわき市。
森脇:いわきって、あれでしょ?プールがあるとこでしょ?
女性:そうです。
有吉:常磐ハワイアンセンター?
司会:もう名前変わったんですよ?
有吉:変わった?!えっと、待って!思い出す。えーっとね、
    スパリゾート!
女性:ハワイアンズ!
有吉:ハワイアンズ! スパリゾート…ね。<拍手>
森脇:行った行った。行った行った。
有吉:僕行きましたもう。えーとじゃあはい(違うひとを指す)
森脇:違うのかよ!<笑>
司会:えっ、違うんですか?
森脇(笑)
有吉:違いますよ!(このひととは)普通に会話しただけですから。
森脇:ほんと。
有吉:はい。
森脇:絶対当てたと思ってた。
有吉:はい(と、さっき当てた別のひとに振る)
女の子:あのー、有吉さんはー、
有吉:はいっ。
女子:歌が、とても、うまくなった(笑)って…
有吉:ああー、びっくりした。(笑)
女子:歌唱力が、とても、上がったと思うんですけど、
有吉:はい。
女子:カラオケとか、行ってるんですか?
有吉:あ。カラオケね。歌、歌唱力上がりました?
女子:すごい、うまいと思います。
有吉:ほんとー?
女子:最高です。
森脇:言っちゃった。ああ〜。
有吉(小声で)結婚して?<笑>
    うっふふふ(笑)
森脇:言っちゃった。
有吉:ほんとぉ〜?
    ああーえーとねーでもねー、最初ねー、カラオケは行かなかったんです
    よ全然。だけどね、あんまりね、みんなから下手だ下手だって言われて
    ね、こういう質問のときもね、だいたい「有吉さんはー、歌がヘタなん
    ですけどー」っていう質問だったんで、ちょっと、くやしくてね、カラ
    オケはよく言ってますよ。
    (女の子に)「よく歌ううたはなんですか」っていう質問をして。<笑>
森脇(女の子に)ごめんな。
女子:よく歌ううたはなんですか。
有吉:んー特にないんだけどー。<笑>
森脇:聞くなよ!
有吉:うぁっはっはっ、はっはっ(笑)
森脇:言わせんなよ!
有吉:はっはっはっ、はっはっ(笑)、はい。
    えーなんでも歌いますよ最近の。ええ。はやりの歌は。
森脇:新しいうたとか知ってるんですか?
有吉:知ってますよ?
森脇:例えば。
有吉:えーっとー…、ぉ、ぁ、「あ〜らしぃ!あ〜らしぃ!」(嵐の『A・RA・
    SHI』)
<笑>
女子:ゆずは歌わないんですか?
有吉:ゆず?ゆず僕ら大っ嫌い<笑>
森脇:ははは(笑)
有吉(やや早口で)大っ嫌いごめん!ゆず大っ嫌い!
女子(小声で)前、好きだって…
有吉:まぁ、好きは好きなんだけど、なんか、ゆずに仕事取られてるんじゃな
    いかっていう風に思ってね。
森脇:うははは(笑)
有吉:僕の被害妄想でね。
森脇:ふつふつとそういうね。
有吉:そうそう。はい。だからね、ゆずも歌いますよ。正直な話は。ええ。
    『夏色』でしたっけ?
女子:はい。
有吉:あんなのも歌いますよ。はい。ありがとうございます。
    (男性の声を聞いて)えっ?ノンキーズ?ノンキーズって誰?<笑>
森脇:ふははは(笑)
    一部のひとしか笑ってないじゃない。
有吉:いひひ(笑)
    ノンキーズも歌いますよ?
森脇:ねぇ。カラオケは、最近じゃあ行くんですね?
有吉:はい。行きます!なかなか。

その4
有吉:「私は容姿に自信があります!」っていう人(手を挙げて)
森脇:なんでや!(笑)

女子:あの、あたしは、2日後にテストが待ってるんですけど、
有吉:うん。
森脇:ええ。
有吉:2日目?
女子:2日後。
森脇:「2日後にテストが待ってる」。
有吉:「2日目」っていうから、なんかちょっとはず、ぽっと赤くなってしま
    いましたけど僕は。<笑>
    すいません。はい。
女子:で、森脇さんは、
森脇:うん。
女子:あの、
有吉:森脇だけ?森脇だけ?
森脇:そういうの敏感よこのおっさんは。
女子:二人とも、高校受験で一生懸命勉強したって聞いたんですけど、どうい
    う勉強方法でやったんですか?
森脇:あっ、高校受験…
有吉:森脇の方が頭悪いよ?<笑>
    聞いて大丈夫?それで。
女子:大丈夫。
有吉:ほんと?はい。
    僕はだいたいねー、11PMとかEXテレビを見ながら、
森脇:はっはっはっはっ(笑)
有吉:あのー、のんきにやってましたけどね。おれはけっこうその高校は、自
    分の頭では、けっこう楽勝で入れる高校だったんで、僕は、勉強あんま
    り苦労してないんですけど、森脇は、
森脇:僕は、あのー、
    どういう(話の)渡し方だよ?<笑>
有吉(笑)
森脇:古いー渡し方だなー今の。
    僕はねー、あのもう、学校の先生に、「お前はこの高校受からない」と。
    えー宣告されてまして。
有吉:はい。
森脇:でも、えーそれが地元の高校で、自転車で行けるとこだったんですよ。
    で他の高校は、先生が行けって行ってた高校は、バスで行かなきゃいけ
    ない。僕バスに酔うんで、<笑>
有吉(笑)
森脇:「絶対自転車で行けるとこがいいな!」っていう、
有吉(笑)
森脇:そぉれだけで、あのー、勉強めちゃめちゃしまして、当時僕はあのー、
    ツッパってまして、ほんと、勉強っていう風貌じゃなかったんですけど、
    一応あの、塾に、入って。ええ。ツッパリのまま塾に行って。
    そんな感じなんですけど。でもね、めちゃめちゃ勉強しましたね。
有吉:公文式とかもやってたんだよ。
森脇:そう。公文も、数学と英語と行きましたしね。まぁほんと、その受験シー
    ズンの期間だけなんですけど、めちゃめちゃ勉強しました。もう、寝る
    時間を割いて。とにかくやって、何とか受かったんですけど、あのー、
司会:第一希望。
森脇:そう。思い出すのが、やっぱ、合格発表ってすごい思い出に残ってるじゃ
    ないですか。
有吉(話の内容を察知して笑)
司会:ええ、ええ。
森脇:合格発表を、有吉と、もう一人の友達と、3人で、ものすごいどきどき
    しながら、ぶぁ〜ってこう、自転車で3人で見に行ったんですよ、合格
    発表。
司会:ええ。
森脇:で、ば〜っと行ったら、学校の先生の車が前からぷーんと来たんですよ。
    で、「あっ、先生や!」って言ってたら、先生が、この辺(腰のあたり)
    まで窓から顔、体を出してね、<笑>
    「森脇〜!受かったぞ〜!!」って僕見る前に知らされちゃって<笑>
有吉(笑)
森脇:で、その先生ぶ〜んって(3人の横を通り過ぎて)行っちゃったんですよ。
    だからもう、僕はもう、嬉しいけれど、見たかったですからぁ、
司会:やっぱりね、見つけて「あ〜っ!」っていうのがね?
森脇:そう。
有吉:そうそう。
森脇:で3人とも、意外とこいつも、「余裕余裕」って言ってる割にはどきど
    きしてて。僕が「受かったぞー!」って先生が言った瞬間、こいつは焦
    って。
有吉:きはっ(笑)
    「なんで森脇は『受かったぞー!』で僕はなんにもないの?」っていう。<笑>
森脇:へへ(笑)
司会:ああ〜。
有吉:おれ「落ちた!」と思って。
森脇:だから、こいつが今まで普通に乗ってた自転車、いきなりこう立ちこぎ
    になって、ぐぅあぁ〜〜っ!ぶわぁ見に行って、まぁ結局受かったんで
    すけど3人とも。
司会:ああ〜よかった〜。
森脇:それはよかったですねー。
有吉(女の子に)ね〜勉強法教えて欲しかったんだよね〜。
女子:はい。<笑>
有吉:えっへへへ(笑)
森脇:金をかけて塾に行っちゃいました僕は。<笑>
有吉:あっはっはっはっ(笑)
森脇:ええ。
有吉:塾は行ってますか?
女子:いや、行ってないです。
有吉:行ってない。
女子:はい。
森脇:こいつも塾行ってないですよ、全然。
有吉:僕も行ってないですよ?
森脇:今ー、なにしてる?けっこう、高望みの学校なんですかそれは?
女子:いや全然。
森脇:じゃあだいじょぶでしょう!
有吉:じゃあ余裕じゃん。<笑>
    うふふ(笑)
女子:あはは(笑)
有吉:がんばって下さい。
森脇:おれのバカさだけが今出たの?この…(話で)<笑>
有吉:ふふふ(笑)
森脇:質問だったんですけど。
司会:いやいやいや、こう、ツッパリでありながら、勉強をがんばってたって
    いうね。
森脇:そうそう。
司会:そういう話です。
有吉:はい。
森脇:今でも思いますね。僕高校途中で辞めちゃったんですけど、今んなって
    ねー、「あー卒業しときゃよかったなー」って思いますね。
司会:あそうですか?
森脇:いっがいと。
司会:でも今の????いっぱい、つかんだ物とか。
森脇:いやいや。それはない。
有吉:でもほんとこいつは、あれですよ。サッチーとかと一緒で、「高卒です」っ
    て言ってましたからね<笑>
森脇:ふはは(笑)
有吉:してたじゃん!履歴書のとことかに「高校卒」って、名前書いて。
森脇:またレベルが違うじゃない!<笑>
有吉(笑)
森脇:コロンビア大学と、熊野高校じゃ、全然違うだろ?!<笑>
有吉:まそうですけどね、詐称は詐称。
森脇(笑)違う違う。してないですよ!
    危ない危ない。
有吉:また(さっきのお母さんが)2回目笑って<笑>
    こういうの好きでした?
    はい。
森脇:やーほんと、今になって、勉強しときゃよかったって思いますよ。3年
    間ちゃんと。
司会:あーそうですか。
森脇:そのときは、そんなねぇ、数学のねぇ、なんか因数分解とかねぇ、
司会:うーん。
森脇:あとー、微分・積分とか。「使うかよこんなの!日々の暮らしで」って
思ってたんですけど、
有吉:えっ?!待って。微分・積分使うの?今。
森脇:えっ?
    つかわねえよ!
有吉:つかわねえんじゃん!
森脇:いや使わないんだよ!
有吉:はいはい。
森脇:だけど!やっといた方がいいことに最近気づいたの。
司会:どうしてですか?
森脇:今、だって、なに言ってるかわかんないですもん全然。
司会:あでもやったけどわからないかも…<笑>
有吉:ばーか。<笑>
    うふふふふ(笑)
森脇:そっかぁ…
有吉:そうですかぁ…
司会:ま、みなさん勉強がんばって下さいね!
有吉:はい!がんばって下さいね!
森脇(笑)
有吉:試験の方も、がんばって。

しめ
 (上の流れで)
司会:えーまぁそろそろ時間の方も、なくなって参りましたので、えーお別れ
の曲ということになりますが、
有吉:はい!
司会:お二人が大変思い出深い曲。デビュー曲ですね。
2人:はい!
司会:『白い雲のように』、よろしくお願いします。
森脇:はい。よろしくお願いします。<拍手>

5.白い雲のように
 (曲の最後で)
森脇:今日はどうもありがとうございました!
有吉:どうもありがとうございました!
 (二人、帰りかける。有吉がちょっと立ち止まって振り返り、)
    …また。
    …試験、がんばって下さい。


1999年下半期 / 資料集
猿岩石のある暮らし / ご意見・ご感想・猿岩石情報

GigaHit 村田 崇 takashi@air.ne.jp