太田プロライブ 噂のSHOW TIME vol.118  
1999年10月18日(月) 東京・ABC会館 18:30-

コント『マジックチェアー(TVショッピング)』

服装
有吉:黒縁のメガネ・赤いチェックの半袖シャツ・
   黒地に白の水玉のネクタイ・黒いズボン・
   黒いワークブーツ
森脇:黒いスーツ・赤い開襟シャツ・黒い靴

コント
ナレーション・彦摩呂:「ブラックパイナー・・・:「キャー」)の分まで
   がんばります。猿岩石」
タイトルコール・:「風祭しんごのミッドナイトマンモス〜」(マイクが
   OFFで、『かざまつ』まで聞こえない)

オープニング曲:「パーパラ パーパラ パパパパパー パララン」
:「(舞台中央セット裏より登場)はい、みなさんこんばんは。さあ
   今回も始まりましたミッドナイトマンモス、司会の風祭しんごです。
   えー、毎回この番組ではみなんさんにステキな商品を、えー、
   お贈りしております。えー、今日もさっそく、えー、ステキな商品を
   ご紹介してくれる方をお呼びしましょう。みなさんもご一緒に!
   『いいもの 来い!来ーい!』(右手足を振り上げオーバーアクシ
   ョン)
<笑>
:「(舞台中央セット裏より登場。手に、ふつうの茶色い折りたたみ
   式のパイプイスを持っている)
どーも、こんばんはー」
:「じゃあ、とりあえず紹介を」
:「はい。有限会社夢工房からやって参りました、社長とつ川ひろし
   です。『タクシーの運転手』と呼んでください」<笑>
:「社長って呼びますよ、社長っ!」
:「はーい」
:「さっそくですが」
:「はい」
:「今日の商品をみなさんにご紹介ください」
:「はい。えー今回私がご紹介するのは、こちらのマジックチェアー
   マジックチェアーです。(折りたたみイスを手に持ちいろんな角度
   から見せる)

:「これはもう、見た目からものすごくおしゃれ!(イスをマジマジと
   見る)
これは・・・これはすばらしい」
:「そうでしょー。これ、おしゃれなラインでしょー」
:「はい」
:「これねー、あのデザインのですね、あのミツルさんにお願いいた
   しましてー」
:「(小声で)ミツルさんなのー?!(声ウラ返る)
:「はい。かなりおしゃれなパステルカラーに仕上げてみました」
:「すばらしい!これが家にあるだけで今すぐお友だちを家に呼び
   たくなる、そんな商品ですね」
:「はい。えー、そしてですね、なんとこのマジックチェアー、おしゃ
   れなだけじゃないんです。(折りたたみイスを開く)
:「ウソでしょー?」
:「ちょっと風祭さん、座ってみてください」
:「座れるんですかー!」
:「そうです。このマジックチェアー、座れるんです。どうぞ!」
:「じゃあ、ちょっと失礼して(ふつうにイスに座る)
:「いかがですか?風祭さん」
:「あっ・・・わっなにこれ・・・ふかふか・・・なにこれ、テントみたい。
   先生、実は僕ね」
:「はい」
:「腰が悪いんですよ」
:「ええ」
:「腰が悪いので、長時間ずっと座ったりすることができないんで
   すよ」
:「はいはい」
:「このマジックチェアーなら・・・あら?・・なんだか気持ち良すぎて
   眠くなっちゃいそうですね・・・ふぁ〜(あくび)それでは社長、番組
   の方よろしく・・・クー クー(寝る)・・・」
:「ちょっと!ちょっと!風祭さん!」
:「あ、いけない、いけない」
:「起きてください」
:「(イスから立ち上がる)これはスゴイ!」
:「これはスゴイでしょー。そしてこのマジックチェアー、ほかにも
   すばらしい機能がたーくさん」
:「本当ですかー?」
:「はい。こちらですね、なーんとこのマジックチェアーを使えば150
   種類のエクササイズがおこなえるんです」<笑>
:「マジックチェアーで?エクササイズ?」
:「はい。まずですね、こういった運動をします。パタンっ、パタンっ、
   (ふつうにイスを開いたり、折りたたんだりする)これでですね、肩と
   胸の筋肉を鍛えます。<笑>パタンっ、パタンっ、パタンっ・・・・・・
   風祭さんも ひとつ どうですか?」
:「力がいるんじゃないですか?(イスを受け取る)あっ、ちょっと待っ
   てください。今、ちょっと持っただけで、軽い!」
:「軽いでしょー」
:「は?えっと、こうして・・・(イスを開いてみる)
:「そうです」
:「パタンっ、パタンっ、パタンっ、(開いたり閉じたりを繰り返しながら)
   これはラクですね・・・ラクだけど筋肉に力が入っている感じがします」
:「わかるでしょー」
:「はい。これはテレビを見ながらでもできますね」
:「そうです。そしてですね、もちろんこういった基本のですね、腹筋
   運動も(背もたれとシートの間に足を入れイスの上で腹筋運動をして
   イスごと倒れる)
<笑>バタンっ!(起きあがり)風祭さんも ひとつ」
   <笑>
:「 ! 」<笑>
:「どうぞ」
:「・・・腹筋ですよね」
:「腹筋ですね」
:「・・・カンタンに・・・(同じようにイスの上で腹筋運動をしてイスご
   と倒れる)
バタンっ!<笑>(起きあがり)あれ?(おなかをさすり)
   付いたみたい。<笑>すごい、力が入っている」
:「はい。風祭さん、ちょっとね、これね(イスの背もたれ)グッと押さ
   えててください。クッと」
:「ここですか?(背もたれを押さえる)
:「えー、(背もたれの下のパイプ部分を) クッと!」
:「あ、こっちか」
:「クッと!クッとね」
:「はい」
:「(顔に力を入れ)クッとです!」<笑>
:「(足を踏ん張り、全力で押さえる)はい!」
:「そうです。(イスの上で腹筋運動をする。押さえてもらっているの
   でなんとか倒れずにできる)
・・・こういった腹筋運動が、一人でおこ
   なえるんです」<笑>
:「(全力で押さえながら)これなら一人暮らしの方も安心ですね」
   <笑>
:「(腹筋をしながら)そうですねー、ええ。<笑>(イスからおりる)
   あとですね、風祭さん、このエクササイズはですねー、もちろん、こう
   折りたたみまして(イスを床に寝かして置く)こういった基本運動も、
   ぜんぜんおこなえます。(体の下にイスを置き、ふつうに腕立て伏せ
   をする)
<笑>こういった腕立て伏せ、スクワット(イスをまたいで
   ふつうにスクワットをする)
<笑>こういった運動も軽々できるわけ
   です」
:「社長、社長、これはイス使ってないじゃないですか」
:「あらら、さあどうでしょう。このマジックチェアーですね、人間工学
   に基づきまして、人間が一番腕立て伏せ、スクワットがやりやすい
   幅になっているわけです」
:「これがー?}
:「もしこのマジックチェアーがなければ」
:「はい」
:「風祭さん、ちょっと腕立て伏せをやってみてください」
:「僕は昔、ダンスをやっていましたからねー、体力には自信がある
   んです」
:「そうですか?」
:「(両腕をピタッとつけて腕立て伏せをして、できずに倒れてしまう)
   バタッ」<笑>
:「あらららら、風祭さん、スクワットをやってみてください」
:「(両足をピタッとつてけてスクワットをして、できずに倒れてしまう)
   バタッ」<笑>
:「そういうもんなんですねー。そして、さあ、これを使って(足下に
   イスを置く)

:「(イスの幅に足を開くとスクワットができる)あれ〜できる!」
:「信じらんないでしょ」
:「しかもラク!」
:「そして、さあ、匂いを嗅いでみてください」
:「(イスの匂いを嗅ぐ)・・・これは・・・オレンジですね」
:「そうです。オレンジの香りというのは人間のアドレナリンを出して
   まいりまして、一番運動に適した感じになるんですね」
:「これはいい買い物ですねぇ」
:「そうです。そして、えー、これがですね、マジックチェアー、えー、
   こういったですねー、たとえば、じゃあ、ふだんメガネをされていま
   すか?」
:「あー、僕はふだん家にいる時はメガネです」
:「あぁなるほど。じゃあこれ持って(かけていたメガネをわたす)
   はい。ちょっと、その辺でテレビでも。家で寝ているようにしてもらえ
   ますか」
:「あぁ・・・テレビですか・・・(床にゴロンと横になる。無造作にメガ
   ネを置く)
・・・こんな感じですかね?」
:「はい。・・・『すいませーん、風祭さん、郵便でーす』」
:「おっ、(体を起こす)
:「『郵便ですがー』」
:「えーと、メガネ、メガネ・・・あれっ?メガネがない!あ〜どこいっ
   たっけ」
:「はい!こういったことが、よくござるでしょ」<・・・笑>
:「ござる?」「ござる?」
:「(ニヤニヤ)はい」
:「はい(照れ笑い)。こういった゛ござる゛な状況も<笑>こちらの
   マジックチェアーがあるとですね、さぁ私がやってみましょう」
:「はい」
:「(自分の家にいる感じで)いや〜疲れたな〜。メガネはマジック
   チェアーの上へ!(イスの上にメガネを置きリラックスして横になる)
:「『トントン、とつ川社長!ドンドン、郵便でーす!ドンドン』」
:「はいはい(起き上がる)
:「『とつ川社長ー!』」
:「はいはい。メガネはマジックチェアーの上です!<笑>(メガネ
   をかけ、スムーズに郵便屋さんの元へ)
はいはい」
:「どーもー」
:「こういった感じでですね」
:「使えるんですね、これは」
:「ええ、もちろんですね。あの、最近はなかなか不幸な事件も多く
   ございましてー、あのー先月も四国の方で洪水がおこったりしました
   が、え、そういう時ですね、たとえば今ここが洪水になったら風祭さん
   の場合、どうなっちゃいますか?」
:「えっと、水が来て・・・あらっ、びちゃびちゃだ(水が床から足下へ
   どんどん上がっていく様子)
あ〜!わ〜!」<笑>
:「(イスのシートの上に立っている、見下ろして)風祭さん」
:「(有吉のズボンをさわり)さらさら」
:「(笑顔で)サラサーティなんです<笑>そうです。常にこういうふ
   うな事態がきても。そしてこのマジックチェアー、なんといっても一番
   特徴的なのが、背を伸ばせるエクササイズ!」
:「そんなバカな話が、ない・・・ちょっと待って、待って」
:「そうでしょ、信じられない」
:「これで背を伸ばしたの誰?」
:「はい。えー、大林素子さん。えー、ジャイアント馬場さん。えー、
   川合俊一さん」
:「はい」
:「彼らはみんな、このマジックチェアーで背を伸ばしているんです」
:「たしかにみんな背が高いですねー」
:「はい。あとですねー、出川哲朗さん。岡村隆史さん。みつまジャパ
   ンさん。彼らもこれで背を伸ばしているんですねー」
:「ちっちゃいじゃないですか!」
:「彼らは、あれ(マジックチェアー)を使って、あれだけなんです。
   もともとは、これぐらい(胸の高さ)だったんです」
:「えっ!」
:「これぐらい(胸の高さ)が、これ(肩の高さ)になったんだから、
   かなり」
:「伸びてますよねー」
:「はい」
:「僕ももう少し伸びませんかねー?」
:「あらら、やってみます?」
:「いいですか?」
:「どうぞ、はい。まずですね、こちらに足をこう入れていただけます?
   (イスの背もたれとシートの間に足を入れさせる)
:「ここに足を入れるんですか?」
:「はい」
:「これでいいんですか?」
:「はい」
:「けっこう大変です。イタイ、あっイタイよ、イタイ、イタイ」<笑>
:「てきとうに曲がっていただきまして、うしろのここをこう反って」
:「(体を反らせる)イタイ、イタイ」
:「カンタンでございますから」
:「ここ(足or腰)がイタイです。イタイ(イスごと倒れる)バタッ<笑>
   イタ〜!(起き上がり、社長の横に立つ)・・・伸びたみたいですねー」
   <笑>
:「そうでしょう。これがマジックチェアーのすごいところですね」
:「すごいですよー」
:「はい」
:「ええ。 ??? まぁすぐれものだから高いんだろうな」
:「高いと思うでしょ。なんと、えー今回このマジックチェアー、えー、
   通常価格10万円のところ」
:「10万円!」
:「はい。今回この『ミッドナイトマンモス』をご覧のみなさんには、
   3980円で!」<笑>
:「!・・・3千?!それだけできて3980円!」
:「はい。さらに」
:「さらに?」
:「今、えー、買っていただいた方にはですね、このマジックチェアー
   を、あと10個<笑>おまけしたいと」<笑>
:「じゃあ、11個買えるってことですよね」
:「そうですね。はい」
:「これは一人暮らしさんの方には、ちょっと多いかな」
:「そういった場合は、捨てていただけると便利かなっと」
:「捨てればいいんですね」
:「えぇ、そうです」
:「あ、なるほど。それでは、ま、みなさんはもう買うでしょう。買う
   でしょう。これは買うしかないですよね。じゃあ、こちらの電話番号
   まで、 東京03−3333−3333」
:「カミ クログロまで」<笑>
:「えーと、深夜なので、お間違えのないように、
   東京03−3333−3333」
:「カミ フサフサ」<笑>
:「・・・ちょっと」
:「はい?」
:「間違えちゃうんで」
:「はい」
:「そういうゴロいいの言っちゃうと」
:「はい」
:「アデランスみたいになって、間違えちゃうんで」
:「あ、ゴロがいいと覚えやすいかなと思いまして」
:「いや3333−3333だから」
:「はい。みみみみ みみみみ」<笑>
:「東京03−3333−3333(横目で有吉を見る)
:「みみみみ さんさん・・・(笑顔でうなずく)ん、ちかい、ちかい」
:「東京03」
:「埼玉02、えー、334の・・・」
:「(首を横に振る)東京!」
:「あ、東京で。はい。東京090の」
:「ケイタイじゃん!(怒)
:「はいはい、ごめんなさい。はい」
:「東京03−3333−3333まで」
:「はい」
:「はい。今日はどうもありがとうございました」
:「あっ、あとですね、すごい商品がもう1つ」
:「まだあるんですか?」
:「はい。(セットの裏へ商品を取りに行く)
:「オヒャー」
:「(折りたたみイスを手に入ってくる)えー、今回マジックチェアー
   を改良しましたミラクルチェアーを」
:「もういいよ!」

1999年下半期 / 資料集
猿岩石のある暮らし / ご意見・ご感想・猿岩石情報

GigaHit 村田 崇 takashi@air.ne.jp