◆ 服装
有吉:黒縁のメガネ・赤いチェックの半袖シャツ・
黒地に白の水玉のネクタイ・黒いズボン・
黒いワークブーツ
森脇:黒いスーツ・赤い開襟シャツ・黒い靴
◆ コント
ナレーション・
彦摩呂:「ブラックパイナー・・・
(客:「キャー」)の分まで
がんばります。猿岩石」
タイトルコール・
森:「風祭しんごのミッドナイトマンモス〜」
(マイクが
OFFで、『かざまつ』まで聞こえない)
オープニング曲:「パーパラ パーパラ パパパパパー パララン」
森:「
(舞台中央セット裏より登場)はい、みなさんこんばんは。さあ
今回も始まりましたミッドナイトマンモス、司会の風祭しんごです。
えー、毎回この番組ではみなんさんにステキな商品を、えー、
お贈りしております。えー、今日もさっそく、えー、ステキな商品を
ご紹介してくれる方をお呼びしましょう。みなさんもご一緒に!
『いいもの 来い!来ーい!』
(右手足を振り上げオーバーアクシ
ョン)」
<笑>
有:「
(舞台中央セット裏より登場。手に、ふつうの茶色い折りたたみ
式のパイプイスを持っている)どーも、こんばんはー」
森:「じゃあ、とりあえず紹介を」
有:「はい。有限会社夢工房からやって参りました、社長とつ川ひろし
です。『タクシーの運転手』と呼んでください」
<笑>
森:「社長って呼びますよ、社長っ!」
有:「はーい」
森:「さっそくですが」
有:「はい」
森:「今日の商品をみなさんにご紹介ください」
有:「はい。えー今回私がご紹介するのは、こちらのマジックチェアー
マジックチェアーです。
(折りたたみイスを手に持ちいろんな角度
から見せる)」
森:「これはもう、見た目からものすごくおしゃれ!
(イスをマジマジと
見る)これは・・・これはすばらしい」
有:「そうでしょー。これ、おしゃれなラインでしょー」
森:「はい」
有:「これねー、あのデザインのですね、あのミツルさんにお願いいた
しましてー」
森:「
(小声で)ミツルさんなのー?!
(声ウラ返る)」
有:「はい。かなりおしゃれなパステルカラーに仕上げてみました」
森:「すばらしい!これが家にあるだけで今すぐお友だちを家に呼び
たくなる、そんな商品ですね」
有:「はい。えー、そしてですね、なんとこのマジックチェアー、おしゃ
れなだけじゃないんです。
(折りたたみイスを開く)」
森:「ウソでしょー?」
有:「ちょっと風祭さん、座ってみてください」
森:「座れるんですかー!」
有:「そうです。このマジックチェアー、座れるんです。どうぞ!」
森:「じゃあ、ちょっと失礼して
(ふつうにイスに座る)」
有:「いかがですか?風祭さん」
森:「あっ・・・わっなにこれ・・・ふかふか・・・なにこれ、テントみたい。
先生、実は僕ね」
有:「はい」
森:「腰が悪いんですよ」
有:「ええ」
森:「腰が悪いので、長時間ずっと座ったりすることができないんで
すよ」
有:「はいはい」
森:「このマジックチェアーなら・・・あら?・・なんだか気持ち良すぎて
眠くなっちゃいそうですね・・・ふぁ〜
(あくび)それでは社長、番組
の方よろしく・・・クー クー
(寝る)・・・」
有:「ちょっと!ちょっと!風祭さん!」
森:「あ、いけない、いけない」
有:「起きてください」
森:「
(イスから立ち上がる)これはスゴイ!」
有:「これはスゴイでしょー。そしてこのマジックチェアー、ほかにも
すばらしい機能がたーくさん」
森:「本当ですかー?」
有:「はい。こちらですね、なーんとこのマジックチェアーを使えば150
種類のエクササイズがおこなえるんです」
<笑>
森:「マジックチェアーで?エクササイズ?」
有:「はい。まずですね、こういった運動をします。パタンっ、パタンっ、
(ふつうにイスを開いたり、折りたたんだりする)これでですね、肩と
胸の筋肉を鍛えます。
<笑>パタンっ、パタンっ、パタンっ・・・・・・
風祭さんも ひとつ どうですか?」
森:「力がいるんじゃないですか?
(イスを受け取る)あっ、ちょっと待っ
てください。今、ちょっと持っただけで、軽い!」
有:「軽いでしょー」
森:「は?えっと、こうして・・・
(イスを開いてみる)」
有:「そうです」
森:「パタンっ、パタンっ、パタンっ、
(開いたり閉じたりを繰り返しながら)
これはラクですね・・・ラクだけど筋肉に力が入っている感じがします」
有:「わかるでしょー」
森:「はい。これはテレビを見ながらでもできますね」
有:「そうです。そしてですね、もちろんこういった基本のですね、腹筋
運動も
(背もたれとシートの間に足を入れイスの上で腹筋運動をして
イスごと倒れる)<笑>バタンっ!
(起きあがり)風祭さんも ひとつ」
<笑>
森:「 ! 」
<笑>
有:「どうぞ」
森:「・・・腹筋ですよね」
有:「腹筋ですね」
森:「・・・カンタンに・・・
(同じようにイスの上で腹筋運動をしてイスご
と倒れる)バタンっ!
<笑>(起きあがり)あれ?
(おなかをさすり)
付いたみたい。
<笑>すごい、力が入っている」
有:「はい。風祭さん、ちょっとね、これね
(イスの背もたれ)グッと押さ
えててください。クッと」
森:「ここですか?
(背もたれを押さえる)」
有:「えー、
(背もたれの下のパイプ部分を) クッと!」
森:「あ、こっちか」
有:「クッと!クッとね」
森:「はい」
有:「
(顔に力を入れ)クッとです!」
<笑>
森:「
(足を踏ん張り、全力で押さえる)はい!」
有:「そうです。
(イスの上で腹筋運動をする。押さえてもらっているの
でなんとか倒れずにできる)・・・こういった腹筋運動が、一人でおこ
なえるんです」
<笑>
森:「
(全力で押さえながら)これなら一人暮らしの方も安心ですね」
<笑>
有:「
(腹筋をしながら)そうですねー、ええ。
<笑>(イスからおりる)
あとですね、風祭さん、このエクササイズはですねー、もちろん、こう
折りたたみまして
(イスを床に寝かして置く)こういった基本運動も、
ぜんぜんおこなえます。
(体の下にイスを置き、ふつうに腕立て伏せ
をする)<笑>こういった腕立て伏せ、スクワット
(イスをまたいで
ふつうにスクワットをする)<笑>こういった運動も軽々できるわけ
です」
森:「社長、社長、これはイス使ってないじゃないですか」
有:「あらら、さあどうでしょう。このマジックチェアーですね、人間工学
に基づきまして、人間が一番腕立て伏せ、スクワットがやりやすい
幅になっているわけです」
森:「これがー?}
有:「もしこのマジックチェアーがなければ」
森:「はい」
有:「風祭さん、ちょっと腕立て伏せをやってみてください」
森:「僕は昔、ダンスをやっていましたからねー、体力には自信がある
んです」
有:「そうですか?」
森:「
(両腕をピタッとつけて腕立て伏せをして、できずに倒れてしまう)
バタッ」
<笑>
有:「あらららら、風祭さん、スクワットをやってみてください」
森:「
(両足をピタッとつてけてスクワットをして、できずに倒れてしまう)
バタッ」
<笑>
有:「そういうもんなんですねー。そして、さあ、これを使って
(足下に
イスを置く)」
森:「
(イスの幅に足を開くとスクワットができる)あれ〜できる!」
有:「信じらんないでしょ」
森:「しかもラク!」
有:「そして、さあ、匂いを嗅いでみてください」
森:「
(イスの匂いを嗅ぐ)・・・これは・・・オレンジですね」
有:「そうです。オレンジの香りというのは人間のアドレナリンを出して
まいりまして、一番運動に適した感じになるんですね」
森:「これはいい買い物ですねぇ」
有:「そうです。そして、えー、これがですね、マジックチェアー、えー、
こういったですねー、たとえば、じゃあ、ふだんメガネをされていま
すか?」
森:「あー、僕はふだん家にいる時はメガネです」
有:「あぁなるほど。じゃあこれ持って
(かけていたメガネをわたす)
はい。ちょっと、その辺でテレビでも。家で寝ているようにしてもらえ
ますか」
森:「あぁ・・・テレビですか・・・
(床にゴロンと横になる。無造作にメガ
ネを置く)・・・こんな感じですかね?」
有:「はい。・・・『すいませーん、風祭さん、郵便でーす』」
森:「おっ、
(体を起こす)」
有:「『郵便ですがー』」
森:「えーと、メガネ、メガネ・・・あれっ?メガネがない!あ〜どこいっ
たっけ」
有:「はい!こういったことが、よくござるでしょ」<・・・笑>
客:「ござる?」「ござる?」
森:「
(ニヤニヤ)はい」
有:「はい
(照れ笑い)。こういった゛ござる゛な状況も
<笑>こちらの
マジックチェアーがあるとですね、さぁ私がやってみましょう」
森:「はい」
有:「
(自分の家にいる感じで)いや〜疲れたな〜。メガネはマジック
チェアーの上へ!
(イスの上にメガネを置きリラックスして横になる)」
森:「『トントン、とつ川社長!ドンドン、郵便でーす!ドンドン』」
有:「はいはい
(起き上がる)」
森:「『とつ川社長ー!』」
有:「はいはい。メガネはマジックチェアーの上です!
<笑>(メガネ
をかけ、スムーズに郵便屋さんの元へ)はいはい」
森:「どーもー」
有:「こういった感じでですね」
森:「使えるんですね、これは」
有:「ええ、もちろんですね。あの、最近はなかなか不幸な事件も多く
ございましてー、あのー先月も四国の方で洪水がおこったりしました
が、え、そういう時ですね、たとえば今ここが洪水になったら風祭さん
の場合、どうなっちゃいますか?」
森:「えっと、水が来て・・・あらっ、びちゃびちゃだ
(水が床から足下へ
どんどん上がっていく様子)あ〜!わ〜!」
<笑>
有:「
(イスのシートの上に立っている、見下ろして)風祭さん」
森:「
(有吉のズボンをさわり)さらさら」
有:「
(笑顔で)サラサーティなんです
<笑>そうです。常にこういうふ
うな事態がきても。そしてこのマジックチェアー、なんといっても一番
特徴的なのが、背を伸ばせるエクササイズ!」
森:「そんなバカな話が、ない・・・ちょっと待って、待って」
有:「そうでしょ、信じられない」
森:「これで背を伸ばしたの誰?」
有:「はい。えー、大林素子さん。えー、ジャイアント馬場さん。えー、
川合俊一さん」
森:「はい」
有:「彼らはみんな、このマジックチェアーで背を伸ばしているんです」
森:「たしかにみんな背が高いですねー」
有:「はい。あとですねー、出川哲朗さん。岡村隆史さん。みつまジャパ
ンさん。彼らもこれで背を伸ばしているんですねー」
森:「ちっちゃいじゃないですか!」
有:「彼らは、あれ
(マジックチェアー)を使って、あれだけなんです。
もともとは、これぐらい
(胸の高さ)だったんです」
森:「えっ!」
有:「これぐらい
(胸の高さ)が、これ
(肩の高さ)になったんだから、
かなり」
森:「伸びてますよねー」
有:「はい」
森:「僕ももう少し伸びませんかねー?」
有:「あらら、やってみます?」
森:「いいですか?」
有:「どうぞ、はい。まずですね、こちらに足をこう入れていただけます?
(イスの背もたれとシートの間に足を入れさせる)」
森:「ここに足を入れるんですか?」
有:「はい」
森:「これでいいんですか?」
有:「はい」
森:「けっこう大変です。イタイ、あっイタイよ、イタイ、イタイ」
<笑>
有:「てきとうに曲がっていただきまして、うしろのここをこう反って」
森:「
(体を反らせる)イタイ、イタイ」
有:「カンタンでございますから」
森:「ここ
(足or腰)がイタイです。イタイ
(イスごと倒れる)バタッ
<笑>
イタ〜!
(起き上がり、社長の横に立つ)・・・伸びたみたいですねー」
<笑>
有:「そうでしょう。これがマジックチェアーのすごいところですね」
森:「すごいですよー」
有:「はい」
森:「ええ。 ??? まぁすぐれものだから高いんだろうな」
有:「高いと思うでしょ。なんと、えー今回このマジックチェアー、えー、
通常価格10万円のところ」
森:「10万円!」
有:「はい。今回この『ミッドナイトマンモス』をご覧のみなさんには、
3980円で!」
<笑>
森:「!・・・3千?!それだけできて3980円!」
有:「はい。さらに」
森:「さらに?」
有:「今、えー、買っていただいた方にはですね、このマジックチェアー
を、あと10個
<笑>おまけしたいと」
<笑>
森:「じゃあ、11個買えるってことですよね」
有:「そうですね。はい」
森:「これは一人暮らしさんの方には、ちょっと多いかな」
有:「そういった場合は、捨てていただけると便利かなっと」
森:「捨てればいいんですね」
有:「えぇ、そうです」
森:「あ、なるほど。それでは、ま、みなさんはもう買うでしょう。買う
でしょう。これは買うしかないですよね。じゃあ、こちらの電話番号
まで、 東京03−3333−3333」
有:「カミ クログロまで」
<笑>
森:「えーと、深夜なので、お間違えのないように、
東京03−3333−3333」
有:「カミ フサフサ」
<笑>
森:「・・・ちょっと」
有:「はい?」
森:「間違えちゃうんで」
有:「はい」
森:「そういうゴロいいの言っちゃうと」
有:「はい」
森:「アデランスみたいになって、間違えちゃうんで」
有:「あ、ゴロがいいと覚えやすいかなと思いまして」
森:「いや3333−3333だから」
有:「はい。みみみみ みみみみ」
<笑>
森:「東京03−3333−3333
(横目で有吉を見る)」
有:「みみみみ さんさん・・・
(笑顔でうなずく)ん、ちかい、ちかい」
森:「東京03」
有:「埼玉02、えー、334の・・・」
森:「
(首を横に振る)東京!」
有:「あ、東京で。はい。東京090の」
森:「ケイタイじゃん!
(怒)」
有:「はいはい、ごめんなさい。はい」
森:「東京03−3333−3333まで」
有:「はい」
森:「はい。今日はどうもありがとうございました」
有:「あっ、あとですね、すごい商品がもう1つ」
森:「まだあるんですか?」
有:「はい。
(セットの裏へ商品を取りに行く)」
森:「オヒャー」
有:「
(折りたたみイスを手に入ってくる)えー、今回マジックチェアー
を改良しましたミラクルチェアーを」
森:「もういいよ!」