◆ 1.My Revolution
◆ 2.ツキ
◆ MC1
森脇:どうもこんにちは!
有吉:猿岩石です!
森脇:よろしくお願いしまーす!
有吉:こんにちはー!
観客:こんにちはー!
森脇:あ。いやいやいや。こっちはマジ空気がいいですね。
有吉:こんぬつわー!
観客:
(さっきの1/3くらい。困りつつ)こんぬつわー!
森脇:
(笑)お前、それはないだろう。
有吉:こんな感じなんですかねー。
森脇:
(笑)違う違う。普通に「こんにちは」だよ。
有吉:青森で「こんにちは」ってのはどうやって言うんですかね。
観客:
(ざわついてはいるが特に反応無)
森脇:普通よねえ?
有吉:「こんぬつわ」。
森脇:それお前志村けんじゃん!
有吉:
(笑)
森脇:
(笑)
有吉:「こんにちはー!」ですね。
森脇:「こんにちは」でいいのよ普通に。
有吉:はい!
森脇:ええ。
有吉:やー来ましたね大間町!
森脇:ねぇ。「ブルーマリンフェスティバル」。「'99」よ。
有吉:えぇ。
森脇:すごいこれ港町、おれこういうとこ大好き。
有吉:こう、いいですね〜。
森脇:さっきも、船帰ってきてたよあれ。
有吉:はい。
森脇:ねぇ。
有吉:こ〜れいい雰囲気ですよ。海しかない!っていうのが。また〜。
森脇:
(笑)それはなに?
有吉:いいとこですよ?
森脇:
(笑)皮肉な言い方やめなさい。
まだ、いろいろ、あるから。
有吉:まぁね、飛行機、青森空港に着きまして、
森脇:はい。
有吉:今日ね、東京から飛行機、雨で1時間ぐらい遅れて、
森脇:そう。
有吉:ちょっと飛ぶかどうか心配だったんですが、
森脇:大雨だったね。
有吉:それでねぇ、飛行機ではるばる1時間半ぐらいですか?
森脇:うん。
有吉:かけて、青森空港について、「よぉっし仕事だ〜!」と思ってたらそっ
から3時間。
森脇:あははは
(笑)。
有吉:うふあはあはっ
(笑)。
森脇:ねぇ。来るまで遠かったね。
有吉:「あぁ〜遠いな〜」って思ってね。
森脇:でも、最、本州最北端だから。
有吉:最北端。すごいですねぇ。
森脇:地図見てびっくりした。ほんと先っちょね、ここね?
有吉:恐山!
ねぇ?
森脇:恐山はねぇ…
有吉:イタ、イタコだっていうひと?!
森脇:いねえよ!
がんばってるよ今!
有吉:
(笑)え?!
森脇:今頃恐山でがんばってるよ!イタコさんは…。
有吉:そぉですかぁ?
いやあ広いですねぇ。
で、「帰りはね、近いですよ」って言われて。
森脇:ええ。
有吉:三沢空港でしたっけ?
森脇:ああ。三沢空港ね。
有吉:「帰りは近いですよ」。
2時間。
森脇:
(笑)
有吉:意外と遠いなぁって思うんです。
はい。というわけでまぁ、
森脇:はい。
有吉:やっぱりね、青森の人は、東北っていうか、こっちの方の、北の方の人
ですから、色が白くてですね、
森脇:うん。
有吉:すごいあれ、ね?ヤンキーのおねえちゃんたちでもキレイですからね。
森脇:ああ〜。
有吉:すぅごいみんな色白で。
森脇:やでも、たまに黒くしてるのはいるよ?
有吉:黒くしてるのもいますけどねぇ。
森脇:あそこ
(下手、前の方で立って見ている3人)なんかほらほら、
有吉:あっちのね。
森脇:はい。ほら。
有吉:真っ黒ですね。
森脇:何焼けだろうな。
有吉:釣りですよ!釣り!釣りで黒く。
森脇:
(マイクをぽんぽん叩く。たまに音が途切れて調子が悪い)
有吉:あれですよ。あっちの人なんかは日本人形みたいな白い。
森脇:あ。日本人形みたい。
有吉:きれいな方ですよ?
森脇:キレイですねぇ。
有吉:かたやちょっとこっちの茶髪のお母さんはねぇ、
森脇:はい。
有吉:フランス人形。
森脇:フランス人形みたいな。
有吉:おきれいな。
森脇:キレイですねぇ!
有吉:ねぇ!
森脇:えぇ。
有吉:であっちのお母さんもすごいキレイですよ。
森脇:はい。
有吉:わら人形。
森脇:だめじゃん!それじゃ。
呪われた、それこそ恐山だよ!
有吉:
(笑)恐山ですか…。
森脇:ねぇ。
有吉:きれいですね…。
森脇:まぁこういうのも交えつつねぇ。
有吉:はい。
有吉:というわけでですね、
森脇:はい。
有吉:僕らえー今回、青森は初めてですね?
森脇:青森は、初めてですか?青森は初めてかな?
有吉:大間町。あ大間町はとりあえず初めてですけど。
森脇:あぁ〜。えぇ。
有吉:あのマグロがすごいんですってね。
森脇:さっきほら、あそこでさばいてた
(猿岩石ライブの2つ前の出し物は会場
の、ステージとは反対側の端で行われていた“マグロ解体ショー”。)
でしょ?
有吉:あのね、あそこでさばいててね、
森脇:ええ。
有吉:あの、あそこの、なんだ?
(株)大見海港…なんとかっていう会社のね、
森脇:うん。
有吉:あの〜、社長さんなのかな?社長さんじゃないのかな?勤めてる方がね、
森脇:えぇ。
有吉:マグロをすごい勧めてくるんですよ。
森脇:うーん。
有吉:あのー、今ね、ちょっとね、打ち合わせをアナウンサーのひととずっと
してて、
森脇:うん。
有吉:『じゃあこの歌が終わったら、お話をします…』
『あのねぇ!マグロをちょっと今解体してるんで見てくれる!?』とか
言って。
森脇:
(笑)
有吉:『や、今、ちょっと打ち合わせ中なんで…』
『あっ、ごめんごめん…』
『あのじゃあ、ここの打ち合わせを…』
『マグロがもうね、解体し終わったから見てくれる!?』って言って。
森脇:
(笑)
有吉:『マグロ!?はいはい!』って森脇が見に行って。
森脇:見に行って。
有吉:『いやーすごかったマグロの解体は』っいって。
森脇:でまた打ち合わせしてたからねぇ。
有吉:
(笑いながら)うち合わしてた…。
『マグロ、食べて!』
森脇:
(笑)
有吉:全然ねぇ、あのー流れを考えない。
森脇:
(笑)
有吉:考えないんですね。
森脇:空気読まないんですよ。
有吉:とにかくマグロなんですよ。
森脇:はい。
有吉:そのお父さんには。
森脇:やでもおいしかったよあれ。
有吉:すごいおいしかったですね。
森脇:あんなもんだって、あれ、ねぇ、ちょっと皿に乗っけてきただけで、あ
んなん東京で食べたら…何千円ってするんだから。
有吉:すごいですね。
森脇:何千円かわかんない。
有吉:すごい。こんなんいっつも食べてるかどうかわかんないですけどすごい
幸せですね。
森脇:ねぇ!
有吉:すごいうらやましかったですよ。あんなのねぇ。
というわけで
(と、締めようとするが)
森脇:海のもんなんでしょうねぇ。この辺ねぇ
(話を続ける。有吉の勘違い?)。
有吉:はい。
(ステージの後ろの【来さまい!下北共和国】というコピーを見て)
『下北共和国』。
森脇:
(笑)。や、あんまり…
有吉:“きさまい!”ってどういうことなんですかねぇ?
森脇:“きさまい”。
有吉:“きさまい”。
観客:“かさまい”。
有吉:ん?こ、“かさまい”。“かさまい”!
森脇:
(笑)いや、“かさまい”自体がわかんない。
有吉:“かさまい”!
森脇:“きさまい”?
有吉:『やくざには、“かさまい”』
森脇:ははは
(笑)。『お金を』、みたいな?
有吉:っていうことですか?
森脇:いや、違う違う。
“きさまい”って何?“来なさい”?
有吉:“かさまい”っていうのはどう?“来なさい”っていうことですか?
(観客、答える)
有吉:“おいで”。ああ〜。
森脇:“おいでおいで”。“来てよ!”っていうこと。
有吉:“かさまい”。ああ〜。
(あっさりと)“おいで”って言やぁいいじゃん。
うっふふふ。うふうふ
(笑)。
まぁまぁ、そんな…。
森脇:
(またマイクを叩く)マイクの調子がちょっとおかしいんでねぇ。
有吉:はい。それはしょうがないっすよ
(またもあっさりと)。
森脇:えぇ。
有吉:
(笑)
森脇:あの〜、たまにしゃべりにくいんですけど。
有吉:潮風に当たってますからね。
森脇:えぇ。
有吉:というわけであの〜、そろそろですね、歌に行きたいんですが、
森脇:はい。
有吉:もうしばらく。えー今から、歌を何曲か僕らまた歌いますんで、
森脇:はい。
有吉:皆さん最後までですね、
森脇:はい。
有吉:えーゆっくり、聞いて、楽しんでいって下さい。
森脇:はい。
有吉:できれば、えー、盛り上がったり、手拍子なんかをいただけるとですね、
森脇:手拍子を。
有吉:えぇ。大変いい思いでができるんですが。
森脇:はい。
有吉:よろしくお願いします。
森脇:はい。
有吉:というわけで、えー、聞いてください。
森脇:はい。
◆ 3.オエオエオ!
(イントロで)
森脇:
(マイクを叩く)あ、あ、あ、あ。
◆ 4.君の青空
(オエオエオ!の最後がフェードアウト。そして突然、超ハイピッチの謎の
曲が流れ始める)
森脇:これ誰の歌?!これぇ!
有吉:誰の歌ですか?うふふふ
(笑)
森脇:はははは
(笑)
これどうやって踊ればいいんですか?これ。
有吉:はははは
(笑)
(曲は『君の青空』の早回しだった。曲、止まる)
有吉:ちょっとですね、手違いがあったみたいです。
森脇:えぇ〜。なんかサンバのような。
有吉:ええ
(笑)。どうしようかと思いましたけど。
森脇:あははは
(笑)ええ〜。
有吉:えひえひ
(笑)
森脇:一瞬おれん中で、なんかちっちゃいおれがいろんなあの、ページめくっ
てた。
(小森脇が歌本をめくる仕草)
(正しいイントロが出る)
有吉:あ、はい。
森脇:『こんな曲あったのか?』
森脇:あ。あ。
(マイクを叩く)
(このあとは通常通り)
◆ MC2
《フリートーク》
森脇:ありがとうございます
有吉:どうもありがとうございます!
観客:
(拍手)
(司会者2人登場。メインの司会者がなにかしゃべっているが、スピーカから
音が出てこない。メイン司会(以下、単に“司会”というとこのひと)は下
手の森脇側、サブ司会 (ほとんどしゃべらない)は有吉側につく)
有吉:マイクが入っておりません。
森脇:顔はニコニコなんですけどマイクが入ってない。
有吉:マイクが入っておりません。ので、えっ
(笑)、
司会:
(まだ入っていない)マイクを入れてくださーい。
有吉:
(マネして)『マイクを入れてくださーい』。
司会:
(マイクが入る)はい、お願いしま、
(入ったことに気づいて)あっ、あり
がとうございましたー。
森脇:あっ、入りました入りました。
有吉:はいっ。
森脇:はいっ。
司会:改めましてこんにちはー。
有吉:こんにちはー!
森脇:こんにちは!
観客:こんにちはー!
司会:わたくしの、横にいらっしゃるのが森脇くんで、
森脇:はい。
司会:そして、
サブ:そして、
司会:そちらに、いらっしゃるのが、
有吉:はいっ!
(サブ司会、有吉にマイクを近づける)
有吉:あっ、僕マイク持ってますんで。はい。
サブ:ごめんなさい
(笑)
有吉:
(笑)
サブ:有吉さん。
司会:有吉くんです。
有吉:はいっ。有吉さんです!
司会:“くん”呼ばわりしてもよろしいでしょうか?
森脇:あーもう、全然大丈夫ですよ!
有吉:年上ですから。
司会:一応私の方が年上ですから…。
有吉:ええ。もちろん。はい。
司会:『もちろん』!
(笑)
有吉:
(笑)
司会:失礼なひとですねー
(笑)
有吉:はい。
司会:先ほどあのー、大間町のね、ことについてお話しされていたんですけど、
有吉:えぇ。
司会:改めて!
有吉:はい。
司会:大間町というのは、ご存じでしたか。
森脇:…い〜やっ!
しょ〜じき、名前は、知らなかったですね。「大間町」っていう。
司会:そうですか!
森脇:はい。
有吉:や!でもね、そんなもんでしょう?!
司会:そうですよねぇ?!
有吉:じゃあ僕の出身の「熊野町」っていうのご存じですか?
って言うと、知らないでしょう?ねっ?
司会:猿岩石の皆さんは、ひろせ、広島県。
森脇:
(笑)
有吉:
(笑)広島。
アナウンサーでしょう?!
森脇:ははははは
(笑)
司会:はい。
有吉:『広瀬県!』って、どういうことですか?
司会:すいませんわたくし。
有吉:はい。
司会:ひさしぶりに、芸能人に会いまして。緊張しております。
有吉:あー!
森脇:あーそうですかー。
有吉:僕らの前に会った芸能人っていうのは誰ですか?
司会:そぉですね、シェイプUPガールズの皆さんですか。
有吉:これは会えるチャンスが高いですからね。
森脇:はっはっは
(笑)
司会:高いですか。
有吉:はい。
森脇:えぇ〜。
司会:去年、この会場で会ったんですけど。
有吉:あっ、そうですか?大間町で。
司会:そうなんですよー。
有吉:はっあ〜
(感心)。
司会:今年はそして、猿岩石の皆さんということなんですけど、
有吉:ああ〜、これはね、お父さん方はがっくりでしょうね。
森脇:えぇ〜。
有吉:去年はシェイプUPガールズですからね!
森脇:ねぇ。
司会:でもあの、若い女性の方々も、目がハートですよ?!
ねぇ皆さん、うっとりとされておりますけどもね。
有吉:あれですね、あの〜。
森脇:そんなこともないですよ。
有吉:この、ジャージ姿の女の子たち
(真ん中より少し右、前から6番目くらい)
は、どこの高校ですか?
司会:高校ではないんですね?
有吉:中学生。
司会:はい。
森脇:はぁ〜。中学校。
司会:大間中学校ですね。
有吉:大間中学校。
森脇:なんで夏休みなのに…、
2人:
(ハモって)ジャージなの?
司会:今日ですね、YOSAKOIソーランという、
有吉:よさこいソーラン?
司会:北海道で有名ですね、YOSAKOIソーラン踊り。
有吉:はい。
司会:それを、皆さんが披露して下さいまして
(猿岩石ライブの前がそれ)。
有吉:ほぁ〜。なんで北海道で有名なものを?
森脇:そうだよ。
観客:
(ざわざわとした感じでウケる)
有吉:なぜ北海道で有名なものをここでやるんですか
(叫)!?
森脇:地元の踊りをしないんですか?
司会:もしもし、あの、お二人のこと聞いてもよろしいですか?
森脇:はいはい!
有吉:あーはい。いいですよ?
知りたくてしょうがないんですよ!大間町のひとのことを!
司会:すいません。
有吉:はい。
(先ほど「ヤンキー」と言った女の子たちを指して)どこで、あれだけの
金髪にしたのか?
司会:
(笑)
有吉:そういう散髪屋さんがあるのか?この町には。それとも青森市内に出か
けたのか?とか。
森脇:あははは
(笑)
司会:それはじゃあ、あとで、取材しておきます。
有吉:はい。
このパンダ
(※1)は、いくらするのか?!
※1:ステージの横にある遊具“おやこパンダ”のこと。
四方はネットで仕切られ、下はトランポリン。そして中にはひざくらい
の高さまでゴムのボールが多数入っているという、子供向けの定番遊具。
全体が空気で膨らませるタイプで、移動してイベント会場に設置するの
に適した形となっている。外形はパンダの形を模しており、その4本の
足が、トランポリン部屋の柱になっている。部屋の中には、床と一体と
なった、これまたエアー入りの高さ1m強のパンダの人形がある。外と
中とで“おやこパンダ”というわけである。
この遊具は子供たちのハートをがっちりつかんでおり、行列が絶えない。
彼らはライブ中も、猿岩石そっちのけで遊んでいる。
森脇:うははは
(笑)!
それ聞いてどうすんのよ!
観客:
(手を叩いて笑っている)
有吉:これはけっこう使ってるようですけどね!
(親パンダは白い部分が灰色
に薄汚れている)
森脇:購入しようとしてたのか?
有吉:はい。
司会:
(笑)なるほど。
有吉:“ファンファン トントン”じゃなくて“ファファ トントン”
(※2)
なんですねぇ!
※2:小パンダの胸に2行にわたって書いてある。“ファファ”は親パンダの
名前なのだろうか。やや意味不明。
有吉:“ファンファン”にすればいいのに!“ファファ トントン”って。
うふうふ、うふ
(笑)
森脇:語呂がいいじゃん。“ファファトントン”!
有吉:いいですけどね。
森脇:“ナントカカントカ ファファトントン”
(七五調)。
有吉:うふ
(笑)。
はい。はい
(笑)。
司会:暴走して止まりませんけれども。
有吉:はい。
司会:話、わたくしアナウンサーですので進めさせていただきます。
有吉:はい!お願いします。
(隣家の屋根の上のを指している?)トムソーヤがいますよ!
司会:
(笑)もういいっちゅうのに!
有吉:
(笑)すいません。
森脇:屋根の上に!
有吉:
(笑)すいません。
森脇:いい表現だったなぁ。
有吉:
(笑)
司会:
(まだ少し笑いながら)あのですねえ、
有吉:はい。
司会:やっぱり猿岩石の皆さんと言いますと、
有吉:はい
(笑、まだウケている)。
司会:ユーラシア大陸横断、ということで。
有吉:はい。
森脇:ああ〜。
司会:もう日本国中、もちろん大間の皆さんも『死んじゃうんじゃないかしら』
と思っていた方も、いらっしゃると思うんですけれども、ま、旅の思い
出というのもなんですけれどねぇ、いろいろと、お話を聞きたいんです
けども。ええ。
有吉:そぉですね、まぁ、でも、旅の話は、もう結構前のことですからねぇ。
大間のひとも、もう街頭テレビでごらんになったと思うんですけども。
森脇:うはは
(笑)
有吉:
(笑)
森脇:失礼なことを言うな!
(笑)
有吉:
(爆笑)
森脇:あるよ!普通に!
有吉:すいません
(笑)!
あのぉ、
森脇:なんで、町ん中でみんなで集まって…!
有吉:
(まだハマっている)
司会:や、大間はそうなんですよ?!
森脇:あははは
(笑)
有吉:こら!いい加減にして下さいよ。
フォローしなきゃ!
司会:そうですか。
森脇:そぉだよ。
司会:今のことで、お聞きしましょう。
有吉:はい。
司会:あの、そちら
(おやこパンダ)にいる、ちびっ子のみなさまはですね、
『今どんな暮らししてるの?猿岩石のお兄ちゃんは』と、
有吉:はい!
司会:さっき知りたがってました。
有吉:はあはあはあ。めっきりテレビで見ないからっていうことですか?
森脇:はははは
(笑)
観客:
(拍手でウケる)
司会:そんなこと、言ってませんよ
(笑)
有吉:なにを!
いちばん拍手が起こってるじゃないですか!
森脇:ははは
(笑)
有吉:どゆとこですか!ここは!
司会:
(子供たちに)違うよねぇ?
有吉:ふふふ
(笑)
司会:違うよねぇ?ただ聞きたかったんだよねぇ?
有吉:あーそうですか。
司会:そうだって。
有吉:そうですねー、まぁ、まず、いちばん大きなのは、『細々とやってます』
と。
(吹き出しながら)それで…
森脇:そうそうそうそう。細々とね。
有吉:えぇ。
でもねぇ、あの、けっこうねぇ、あのー、ちょこちょこちょこちょこは
出てるんですけどね。
司会:そうですよね、あのー、ドラマにも出演されたり。
有吉:そうですね。いろいろ。
司会:映画にも。
有吉:映画にもね。
森脇:そうそうそう。一日中テレビつけとかないとだめですけど。
有吉:まぁ!「映画に」っていうのはまぁ、過去の栄光の時期なんですけどね。
えぇ。
司会:そっ
(笑)そうですか。すいません。
有吉:最近では細々とね。
森脇:細々と。
司会:あでも、ビデオも、たくさん発売されて。
有吉:そうですね。ええ、いろいろ、出てますね。そうですね。
森脇:ええ、ええ。
司会:大間町では売ってるんでしょうかねぇ?猿岩石のビデオは。
有吉:もうないんじゃないですか?!もう3年ぐらい経ってますからね。けっ
こうね。
森脇:なんだかんだって、3年よ!もう。
有吉:うーん。3年ですからね。
司会:
(笑)そうですか。あたし、古い話してますか?
有吉:いえいえ全然!
森脇:全然もう!大丈夫なんですけどね。
司会:ええ。
あの、やはり、歌が最近はメインということで。
有吉:うーん!歌はね、半年ぐらい曲出してないですね。
森脇:ははは
(笑)
有吉:ええ。えっはははは
(爆笑)
森脇:『じゃあ何をやってんだ?!』と。
有吉:うふうふ
(笑)
森脇:我々は『何をやってんだ?!』と。
有吉:何をやってるかと言いますと!
森脇:はいっ!
有吉:細々と仕事をしてるんです。
森脇:ははは
(笑)
有吉:うふうふっ
(笑)
司会:なるほど。
有吉:えぇ。
司会:さすが芸人ですねぇ。
有吉:はい。
森脇:まだでもほら!芸人って言ったように、最近はほら、ネタとかもやって
ますよ?
司会:あ、ネタ?
観客:
(前の方の濃いファンから「そうそう、やってるんだよ」の拍手)
有吉:ライブ、ライブとかではね
(嫌な空気を未然に防ごうとしている)。
観客:
(拍手が堅気のひとにも広がり、意味が変わってくる)
司会:それは聞いてみたいですねぇ。
森脇:ただね、ただ、このーほら、ライブだから、まぁその会場に行かなきゃ
見れないんですけどね。
司会:あーなるほど。
森脇:うん。
司会:ここ会場なんですけれども、
有吉:はい。
司会:是非やっていただけ…
観客:
(全体から前より大きな拍手が)
森脇:いや、違う違う違う違う。
司会:????じゃないんですね?
森脇:『ライブ会場』じゃないですから。
有吉:これは、最悪の空気ですよ?
森脇:あはは
(笑)
司会:ただですね、今日は、
有吉:はい。
司会:“猿岩石ライブショー”ということなんですけれども
(食い下がる)、
有吉:はい。
司会:やはり、歌が中心で。
有吉:
(即答)そうです。今日は歌です。
司会:ございまして。
森脇:歌です。
司会:歌と言いますと、
有吉:はい。
司会:先ほど歌っていただきました歌が、すべて、有名な、アルフィーの高見
沢さんそして、渡辺美里さん、そして、えーバブルガムブラザーズの
KORNさんと。
有吉:はい。
森脇:そぉよぉ?
司会:ねぇ。
有吉:そぉですねぇ。
司会:いろいろな方から歌をいただいておりますけれども。
有吉:えぇ。
森脇:1曲目においてはあれ、小室さんが作ったんですからねぇ?
司会:あっすばらしいですねぇ。
森脇:ねぇ。
司会:今をときめく。
それで、あのちびっ子たちからの、質問がもう1個ありまして、
有吉:はい。
司会:『どうして歌手になったのよ』と。言う質問があるんですけどね?
森脇:あぁ〜、これは、鋭いね〜。
有吉:
(勢いよく司会に)てゆーかあなたが言ってるんでしょぉ!?
司会:いやいや…
(笑)
有吉:ふふふふ
(笑)
司会:
(依然としてパンダに夢中の子供に)違うよねぇ?
有吉:んふんふんふんふ
(笑)
司会:違いますよねぇ、皆さん?
有吉:だって全然ウンともスンとも言ってないですもん!
『そんな話興味ないよ?』みたいな。
森脇:そう。
司会:大間町の子供たちは、とても恥ずかしがりやなんです。
有吉:えぇ。
森脇:あぁ〜そうですか。
司会:えぇ。
森脇:理由はね、コレです
(手のひらを上にしたOKサイン)。
司会:なんですかぁ?
森脇:カネです。
司会:あ、カネ。
森脇:ふふふ
(笑)
有吉:あのねー、あれなんですよ。あのー、歌手になったというのはね、もと
もと別に全然、そんなー歌をやる気もないんですけど、
てゆーかなんの役目ですか?!
(有吉側のサブ司会に)
森脇:ふははは
(笑)!
司会:そうですよね?
有吉:
(笑)
司会:突っ込んでいけないですよね?
森脇:
(有吉の方を向くと)なんか黄色いの
(サブ司会の衣装)がチラチラチラチラ。
有吉:????ふいてる????
サブ:これはスタッフジャンパーなんですけども。
司会:えぇ。
有吉:歌を歌うのはですね、あのー僕ほんとに成り行きなんですよ。なんかた
だ、なんかー、ねぇ?旅でちょっと人気が出たから、あのー、お金目当
ての大人たちがどんどん僕らの周りに集まってきてですね、
森脇:ははは
(笑)
有吉:歌をやればちょっと
(森脇:そうそう)おれのフトコロにカネが入る。ね?
『あなたのところの会社にカネが行きますよ』っていうね、
森脇:はははは
(笑)!
有吉:汚い話し合いの中でね、僕らは歌を歌わされるようになったわけですよ。
司会:ところが歌ってみたらとってもうまかったと!
有吉:そう。偶然ね。
司会:
(笑)
森脇:びっくりしましたね!あのー、売れたときは。
有吉:ただね、最初ね、『歌のテストをする』とか言われましてね。
司会:えっ?!テストがあったんですか?!
有吉:えぇ、あったんですよ。
森脇:あったのよ。
有吉:一応、あんまりひどいと、レコード出すにも出せないから、『じゃテス
トします』って言うから、どっかのスタジオとかでね、
森脇:そう。
有吉:ちゃんと、あのー、なんかねぇ?作曲家のひととかがいて、テストする
のかなと思ったら、
司会:はい。
有吉:カラオケ屋に連れてかれましたね。
森脇:そう。
司会:
(笑)
有吉:カラオケ屋に行かれて『好きな曲を歌え!』って言われて、
司会:それで、歌った曲は。
有吉:こいつがね、なんでしたっけ。
森脇:おれはねぇ…
有吉:浜田省吾のね、
司会:おっ!渋い!
有吉:なんとかですよ。
森脇:“もうひとつの土曜日”。
観客:
(小さく)おぉ〜。
(数人の拍手が続く)
有吉:“もうひとつの土曜日”っていう、これを歌って、
森脇:でこいつがね、何歌ったっけ?
有吉:僕はね、あのーアラジンの“完全無欠のロックンローラー”
司会:
(笑)深いですね、これまた。
有吉:あのー、そのテープ、テープにとって、その会社に渡したんですよ。そ
したらね、『有吉の歌はせりふが主だから〜』
森脇:はははっ
(笑)
有吉:『意味無いよ』って言われて、
森脇:そうそう。
有吉:それでまた僕はね、極端にへただったんですよ。
司会:うふふ
(笑)
有吉:だからね〜。
司会:そうなんですか。
有吉:だからね〜、『どうしましょう』っていうことでねぇ、あのー歌を出す
ときも、まぁ森脇中心で、僕はちょっと、ね?おかず程度に。しましょ
うっていう話。
(やや強調)最初はね。
森脇:はい。
司会:“最初は”。
有吉:はい。
司会:でも、もうばんばん今は…
有吉:それが、僕が頭角をどんどんどんどん現していくわけですよ!
観客:
(拍手でウケる)
森脇:はい。
有吉:これね!
司会:なるほど。
有吉:えぇ。
司会:大器晩成型ですね。
有吉:はい。そうです。
司会:えぇ。
サブ:けっこう、色っぽい声ですよね?
有吉:色っぽいですか?
サブ:色っぽい声ですよ。
有吉:だみ声、とも言うんですけどね。
そうですか、ありがとうございます。
森脇:まぁ、最初は苦労しましたよでも、本当に〜。こいつもレコーディング
泣きながら逃げ出したりね?
司会:えっ!?
(笑)逃げ、逃げ出したんですか?
森脇:おん。
有吉:だってね、23歳でね、そんな…、
『ド・レ・ミって言ってみ!』
『ど〜れ〜み〜』
『違う!!
(叫)』
『ど〜れ〜み〜』
『違う!
(叫)』
とか、23歳で言われるんですよそんなことを!
森脇:
(落涙の仕草)ボロボロボロ〜って!
有吉:
(同じく)ボロボロ〜って涙出てきて、『もういやだ〜!!』
森脇:『もう歌えないよ〜!』
(走り去る有吉の動きをする)
有吉:
(爆笑)
小学生じゃないんですからね〜。
森脇:バイパスをぐぁ〜っ
(と走るマネ)!
有吉:『ドレミ ドレミって言え』って言われてもねぇ。
森脇:そう。
司会:なるほどねぇ。
有吉:
(高い声で歌うように)ド・レ・ミ♪
(笑)
司会:わかりました!
森脇:だから????
有吉:
(笑)
《質問コーナー》
司会:今日はですね、会場の皆さんもぜひ、質問をしてみたいという方がいらっ
しゃると思うんですよ。
有吉:はい!
森脇:そうですか?
司会:そこで、これから質問タイム!3名限定様でお願いいたします!
森脇:あ〜そうですか。
司会:さぁ!皆さん、手を挙げて下さい!
(観客のひとりが手を挙げているのを発見)…あっ!
有吉:あ、珍しい。
司会:あっ!
有吉:×。あげといて×。
森脇:あげといて×。
司会:あげといて×。
有吉:どういうことですか
(笑)
司会:質問はないんですか?!皆さん。どうしましょう?
〈その1〉
有吉:質問ね、あそこの
(上手側、座っている席の)お子さまが、手を挙げてま
すけどねぇ。
司会:お子さま!
有吉:しゃべれるんでしょうか?
(サブ司会、お子さまの元へ)
有吉:さっ、質問は何かな?
司会:ちょっと前の方に出てきてもらって、
有吉:やっ、てゆーかね、けっこー無理があると思いますね
(笑)
司会:お子さまには。そうですね〜。
有吉:お子さまおいくつですかね?
(お子さまの指を見て?)2歳?3歳?
司会:お子さまのじゃあ、ご両親に…
有吉:5歳?
司会:質問をね、してもらいましょうか。
有吉:3歳?3歳かぁ。
(お子さまに動きがあった様子)
はい!なっ?4?おっ!
司会:お子さま!
有吉:質問は?
司会:質問は?
有吉:あっ、仕事は何をやってらっしゃるんですか?
司会:
(笑)仕事は…
森脇:
(笑)やってないよ!
司会:
(それでも聞こうとして)仕事は?
森脇:????
(司会者とかぶっている)
有吉:
(笑)
森脇:怖いだろ、『漁師です』
有吉:
(笑)
いくつかな。
子供:
(か細く)よんさーい。
有吉:5歳?
(手で『5』を出す)
…
(子供の手を見て)4歳?
森脇:4歳。
有吉:4歳。
森脇:4歳。
有吉:4歳っ。
子供:
(はっきりと)よんさーい!
有吉:4歳!
観客:かわい〜い!
司会:はい。かわいらしい!
有吉:あっ、かわい〜ですねこれ
(ムツゴロウ風?)。
司会:質問を教えて下さい。
有吉:さっ!質問はなんですか!
子供:
(しばし無言のあと、か細く)う〜ん…?
有吉:何歳?
何歳?
子供:
(小さく)よんさーい。
有吉:4歳!うふっうふっ
(笑)
森脇:
(笑)かわい〜い。
司会:わかりました。猿岩石の皆さんは、
有吉:そうですね。『4歳について』っていうことですか?
司会:そうですね。
森脇:はは
(笑)
司会:4歳の頃何をしていたか。
有吉:はは
(笑)嘘だよそんなの
(笑)
子供:
(ほとんど聞き取れない声)????なんでしゅか?
サブ:
(小声で子供に教えている)なんで猿岩石…?
森脇:うん?何?
子供:なんでふにゅにゅにゅ…
(泣きそうにフェイドアウト)
司会:はいっ。『なんで猿岩石という名前を付けたんですか?』っていうこと
ですね。
有吉:
(大声)ほんとですか〜あ?!!
森脇:絶対嘘だよぉ!
司会:ほんとですよぉ。
有吉:ほんとですかぁ?!
司会:はい。
有吉:ほんと?
森脇:ほんとぉ?
司会:ということで、参りましょう。
森脇:
(裏声で声マネ)『おなかすいたな〜』って言ったんじゃないの?今!
有吉:
(笑)
森脇:そう聞こえたけど。
有吉:ふふふ
(笑)
ああ泣いちゃった。
森脇:ああ。
子供の妹:????さるににてるから。
司会:
(ステージの3人には聞こえていない様子)いじめられた〜猿岩石の皆さ
ん
(に)。
有吉:まぶしいのね
(太陽は猿岩石に向かって左後ろでやや逆光)。
森脇:ははは
(笑)
司会:じゃあ、『なんで、猿岩石という名前が付いたの』と。
有吉:はい。そうですね、あの、この、
妹:さるににてるから。
司会:猿に似てるから。
有吉:
(大声)なんであなたが答えるのよ!
森脇:
(笑)
観客:
(拍手でウケる)
有吉:『猿岩石ってなんて名前ですか』って、兄弟の妹が『猿に似てるから』。
森脇:うははははは
(笑)はは
(笑)
有吉:もうそこで解決してるじゃないですか!
ふふふ
(笑)答え間違えてるし。
森脇:うはは
(笑)
有吉:
(笑)
はい。
(兄妹に)いいですか?
司会:はい。
有吉:いいですねそれで。
司会:いいですね。
森脇:おれらよりおもしろいじゃん。
有吉:はい
(笑)。
司会:猿岩石の実は色紙をプレゼントいたしますんで、後ほど、お渡しします
ね。
観客:
(羨望のざわめき)
司会:そうそういう特典があるんですよ。
森脇:ねぇ。
司会:あと2人限定ですよー。
有吉:はい。
〈その2〉
観客:
(20人くらい?が挙手)は〜い!
司会:はい。あっ!急に!急に!
有吉:あっ!
司会:急に、色紙と言われて!
有吉:これはゲンキンな…
(笑)
森脇:物欲の…!
有吉:
(笑)
森脇:欲望の、渦です。
司会:さぁ、どなたにしましょう。
有吉:はい。
さっ、どなたでも、お願いします
(司会者に振る)。
森脇:さっ、あっ、あの〜。
司会:わたくし、いいですか?
森脇:は。
有吉:はい。
司会:では、こちらの、はい!君です
(下手側の少年を指す)。
ちょっと待って下さい。こっちまで来てくれるかな。
有吉:
(ステージに)上げましょうよ。
上げて下さいよ。
上がって下さいよ。
少年:
(ステージ脇まで来て)彼女は何人いるんですか?
観客:
(ウケている。やがて拍手)
森脇:おい!
『彼女いるんですか?』だろ?なんで『何人いるんですか?』なんだよ。
有吉:
(笑)
司会:そういうひともいるんですよ。
有吉:『彼女いるんですか?』だよ。
森脇:なんであんなちっちゃい子供がそういうこと言うの?!
有吉:
(笑)
森脇:意外とススんでんの? ????は。
有吉:ススんでるんですねぇ。
森脇:あ〜そう…
有吉:うん。
あ、
司会:『彼女は何人…』
森脇:
(少年に)君は彼女はいるの?
彼女いる?
(リアクションを見て)いないか。
(動きをマネして裏声で)ひぃぃ〜っ!
(肩をすぼめてふるえながら後ず
さり)
有吉:
(笑)
森脇:
(もう一度マネして)ひぃぃ〜っ! ふぅぅ〜っ!
有吉:恐ろしいことなんですかね?
森脇:彼女は今、いませんよ!何人も。
司会:あっ、いない?
『何人も』?!
森脇:なんで????ですかそんなの!
司会:あっ、すいません。
森脇:ええ〜。
司会:すいません。
森脇:や、今いないいない。
司会:いないんですか。
森脇:うん。
司会:いないそうですよぉ〜みなさん。
森脇:えぇ。
司会:あっ、反応がないですね
(苦笑)。
森脇:まぁね。
司会:どうしましょう。
有吉さんは?
有吉:僕はねぇ、やっぱいっぱいいますよ
(強調)!
司会:いっぱい?!
有吉:えぇ〜。
森脇:あぁいますか!
有吉:僕みたいにね、こう細面の顔の人間はもてますからね。
森脇:まんまるじゃねぇかよ!
有吉:うふうふうふ
(笑)
森脇:なんなら、横の方が長いよ!
有吉:
(笑)ええ。
かわいいのいっぱいいますよ!
司会:いっぱいいる?
有吉:えぇ〜。
司会:じゃあ、クリスマスのときとかは大変ですねぇ?
有吉:そうですねぇ、もう、分刻みですね。
司会:えぇ。
森脇:うははは
(笑)
有吉:『12時半にはあそこへ』って言う感じですね。
司会:なるほどね。
有吉:えぇ。
森脇:そんなわけないでしょう!
有吉:
(笑)
森脇:このカオで。
有吉:
(笑)
司会:ひどっ。
有吉:なんかねー僕もねー、あれなんですよ。小学校・中学校の頃はね、けっ
こうもてたんですよ。
森脇:そうよ!これねー、学校で一番人気の男で。
有吉:もうねー、もてたんですよ。それがねー、なんかねー、イメージとして
はね、僕はね、中学生ぐらいのとき、『芸能人になればもてるだろうな〜』
と思ってたんですけど、芸能人になってからの“もてなさ”!
司会:あー…
有吉:すごいですね!
司会:それは、例えば、周りの方の、ガードが、きついとか。
有吉:いやいやいや!
森脇:違う違う違う。
有吉:あのね〜!もうとにかくね〜、『ブサイク』とかね、『顔が丸い』とか
ね、『顔が中心に寄ってる』とかね、
観客:
(くすくす笑い)
有吉:いろいろ言われ放題でね!これ〜。
森脇:違う違う。性格の悪さが出てきたんだよ。表に。
有吉:
(笑)一切もてないんですよ、これ。
森脇:やっぱね、目がね、やらしい目してるもん〜。テレビとかで見ててもね?
司会:そうですか?
森脇:起きてんのか寝てんのかわかんないような目してるでしょ?
それがや!だめね。力がない!目に。
有吉:鋭い!
森脇:お〜ん。
司会:あの、いいですか?
森脇:反応がない。
有吉:
(笑)
森脇:反応がなかった。
司会:ということでした!
有吉:はい。
司会:彼女はたくさんいらっしゃるそうです!はい!
少年:いえい!
司会:『イエイ』。じゃ後ほど色紙をお渡しいたします。
有吉:色紙はウソですからね。
森脇:
(笑)
司会:えっ?!色紙…、そうなんですか?!
有吉:
(笑)はい。
〈その3〉
司会:では、最後のひとりになりました。
森脇:はい。
有吉:はい。
観客:
(20人くらい?挙手)はーいはーい…
有吉:さあ!
司会:どうします?女の子いきますか。
有吉:そうですね。
森脇:ああ〜そうですね。
有吉:まともな、まともな質問が来れば嬉しいな。
司会:あっ、『まともな女の子』。えっ?『まともな質問』。
有吉:はい。
司会:
(冒頭にも触れられたの下手側“ヤンキー”茶髪3人娘のほうを見る。ひ
とり手を挙げている)
有吉:あ゛〜危険ですよそこは!
森脇:
(笑)
有吉:まともな質問を求めるには!
司会:じゃあ、あの、金髪の、
有吉:
(絶叫)あ゛〜っ!!
司会:子にしますか。
森脇:どんなこと聞かれんだろ?
司会:金髪の子、ちょっと前に来ていただけますか?
有吉:やばいな〜。『どこのシンナーがおいしかったですか?』とか聞かれて
も怖いな。
森脇:
(笑)
有吉:『う〜んベトナム!』とも言えないしね。
(笑)
司会:詳しいですね。
有吉:
(笑)
森脇:
(笑)
有吉:はい。
(結局彼女は前には行かず、サブ司会がマイクを持っていく)
女子:
(べたっとした声で)すきなたいぷわ。
司会:
(笑)
有吉:
(強調)ぶっっきらぼうな質問ですよ!『好きなタイプはどんな娘ですか?』
とか言えばいいのに、
(ドラえもんに近い声マネ)『すきなたーいぷわー』。
森脇:
(笑)
有吉:
(笑)
司会:教育指導が入りましたが。ええ。
有吉:好きなタイプの、なんですか?女の子、ということですか?ああ〜。
司会:
(笑)女の子以外
(いるのか?)…。
有吉:う〜ん、そうですね〜。でもやっぱり、あれですね。純日本、和風!
森脇:
(笑)
有吉:みたいな。
森脇:
(笑)
有吉:純和風!みたいな娘がいいですね。こうちょっとおしとやかで、
司会:
(笑)あそうですか。
有吉:この〜なんて言うんですか、黒髪のね。
森脇:はっはははは
(笑)
司会:黒髪の。
有吉:こう〜、ちょっとね!
森脇:和服のね!
有吉:和服の似合う、うなじのきれいな。
女子:
(ハスキーボイス)じゃあわたしじゃだめですか。
有吉:ぴったし!
森脇:
(笑)
有吉:
(爆笑)
司会:
(笑)どこが…
有吉:どこがでしょう…
森脇:金髪で洋服ですからね〜。
有吉:でもまぁ、いいですね、でも、あの、ほんとに、あれですね、あの〜、
こっちのほうのひとみたいな、色白の、方っていうのは、すごく、
森脇:うん。
有吉:いいですね。
森脇:うん。
有吉:うらやましいですね。
司会:そうですか。
森脇:なんか、ほら、なんか、
(あの娘を見て)かっここそああですけど、
有吉:うん。
森脇:顔は、
有吉:そう顔は、色白い。肌キレイでね、
森脇:純朴そうな顔してるじゃないですか。
有吉:やっぱ東北のひとってキレイですよ。
森脇:うん。
有吉:まぁこれがね、沖…
司会:あの、『結婚して下さい』とお願いしてましたけど。
有吉:はいはいっ。
司会:『結婚して欲しい』と。
有吉:ああ〜しましょうしましょう!
司会:えっ!?どっちと、どっちと?
森脇:おまえいいなぁ〜。
有吉:
(笑)
司会:でも、
(女の子に)どっちと結婚したいんですか?ふたりとは、なかなか
ねぇ。
有吉:
(女の子に)どっちと。
女子:有吉くん。
有吉:あーしましょう!
森脇:あーまた!
司会:あー!
有吉:しましょうしましょう。
司会:もてもてだ!
有吉:えぇ。あふふ
(笑)
森脇:もう今日しましょう。
有吉:え〜まあね。
(笑)今日しましょう。今日しましょう。
森脇:えぇ。もう、その辺借りて。
有吉:初夜迎えましょう!
森脇:ははは
(笑)
有吉:
(笑)
〈その4〉
司会:じゃ、あの、森脇君と結婚したいって言う娘…からの質問にしちゃおう
かな?今度は。
有吉:
(笑)その質問はむちゃくちゃですよ。
森脇:むちゃくちゃじゃない。
司会:そうですか。
森脇:いなかったら、今日からおれ、どうすりゃいいんすか?
司会:平等にという、わたくしも使命がありますので。
有吉:はい。
森脇:えぇ〜。いや大丈夫ですよそんなん。
司会:はい。
森脇:ねぇ。
司会:ひと、あともうひとり、いらっしゃいます?
観客:
(手が挙がらない)
(真ん中、座ってる人たちの中の少年が手を挙げている)
司会:はいっ。じゃあ、
有吉:おっ!結婚したい?森脇と!
森脇:
(笑)
有吉:君は男だろう!
(笑)
司会:
(笑)
森脇:どうしよう!
有吉:
(笑)
森脇:どこ行こう!
(最前列の女の子が手を挙げている)
司会:あっ、じゃ、前の女の子、いきますか。森脇君と結婚したい女の子。
女子:R.Kさんにプロデュースしてもらったときの第一印象を教えて下さい。
有吉:
(小声)ああ〜これは難しい質問だな。
森脇:
(R.Kがわからない)えっ、誰に?誰に?
有吉:あっ、えっと、質問もっかいお願いします。
女子:R.Kさん。
有吉:R.Kさん。
森脇:R.Kさん。
有吉:R.Kさん…てゆーのは、誰なんだろう
(わかっていなかった)。
森脇:
(笑)R.Kさん…?
司会:あっ、R.Kさん?
有吉:R.Kさん。
女子:河村隆一さん!
河村さん!
2人:ああ〜!
有吉:上島竜兵さん!
森脇:違うよ!
有吉:えっ?
森脇:
(裏声でものまね)『訴えてやる!』とか
(言うひとに)、おれらプロデュー
スしてもらった?だって。
有吉:えぇ。河村隆一さんですか?
あっ。ああ〜。
森脇:隆いっつぁん。
司会:
(笑)仲いいですね。
有吉:河村隆一さんにねぇ、まぁ、『Christmas』っていう歌を、
森脇:そう。
有吉:あの〜、プロデュースしてもらったんですよ。
司会:はい。
森脇:けっこうでも、親身な…、方ですよね?
有吉:えぇ。すごくね、LUNA SEAのボーカルの方なんですけど、
司会:えぇ、えぇ、えぇ。
有吉:すごくね、やさしい、あのー、コシの柔らか〜い方で。
森脇:そう。
有吉:話、なんて言うんでしたっけ、
司会:物腰。
有吉:
(司会者と同時に)物腰の柔らか〜い感じの方で。
司会:
(笑)『コシの柔らかい』。
森脇:
(前屈して)『コシの柔らか〜い』ってなんだよ。
有吉:すごくねー、あの大物なのにね、すごく謙虚でね、やさしい方なんです
よ。その謙虚な河村さんがね、謙虚すぎるためにね、森脇の親父が調子
に乗ったんですよ。
森脇:うははは
(笑)
司会:
(笑)
有吉:レコードね、「レコード大賞」に出たんですよ。それでね、河村隆一さ
ん、僕ら、いっしょの楽屋だったわけですよ。
司会:はい。
森脇:そうそう。
有吉:ね。で、ソファーは、河村隆一さんのために空けてあって、僕らちょっ
としたね、ふつうの椅子に座ってたんですよ。
司会:はい。
有吉:森脇の親父がレコード大賞、見に来てね、『いやぁ〜』って、その河村
さんのソファーにどかっ!と座ったんですよ
(空気椅子の体勢で、肩を
組むように右手を伸ばしてソファーを表す)。
それでね、河村さんが来てるのにね、
『
(大きな声で手を上げて)お〜う!
(ふつうの声で)森脇ですっ』
森脇:うははははは
(笑)
有吉:って言ってね、河村隆一さんに自己紹介とかしてるんですよ。
森脇:あんま知らなかったみたいね。
有吉:そう。
森脇:えぇ〜。
有吉:それでね、河村さんが『
(恐縮したふうに)あっ、どうもお父さん…』っ
て言ってね、ちょっと外でコーヒーとか飲んでた。
森脇:はははは
(笑)!
有吉:ひどい親父ですよ。
森脇:うちの親父はすごい親父ですよ?
司会:すばらしい…
有吉:森脇の親父が実はヅラなんですよ。
森脇:言わなくていいよ!それは…。
有吉:あのねぇ、これはねぇ、
森脇:
(笑)
有吉:あのー、あれなんですよ。もりわふふっ!
(こらえきれず吹き出す)ね。
森脇:これねー、
有吉:んふんふ
(ハマる)!
森脇:発見したときものすごい衝撃でしたよねー。
司会:
(笑)そうでしょうねぇ。
森脇:や、みんな通ってくる道なんでしょうけどね、これは〜。
有吉:あんまりいないからね。
司会:まぁ父親譲りにならないように。
森脇:えぇ〜。
有吉:すごいんですよほんと。
森脇:夜ね、おれちょっと怖い夢見て、ちっちゃい頃ですよ。小学校4年生ぐ
らいのときですかね。
司会:はい。
森脇:ちっちゃい夢、いやちっちゃい夢じゃない、怖い夢見て。
有吉:どんな夢だよ!『ちっちゃい夢』って!
『ちっちゃい夢』ってことは、『おれはサラリーマンになる!』ってい
うのが夢ですかね?!
森脇:うははは
(爆笑)!
はははは
(爆笑)!
司会:すごい小さい…
森脇:夢見てて、夜寝てて。で、怖い夢見たから、そゆときってほら、親に助
け求めに行くじゃないですか。
司会:えぇ。
森脇:ちっちゃい頃ってね。
司会:
(笑)そうですね。
森脇:助け求めに寝室行ったら、親の。
親父のここ
(枕元)に、毛の固まりがバサァ〜っと、こう。あるわけです
よ。
有吉:
(笑)
森脇:
(へぼい顔で)『ふわぁ〜っ!!』と思って、その夢より怖くて、ぶぁ〜っ!
(と部屋に戻って)ふとんにこう
(鼻まで布団を掛けて(J.F.O.の旗を持っ
て試合を見ている体勢に近い))、くるまって寝てて。
後から冷静に考えたら、
『待てよ…!?』
有吉:
(笑)
森脇:『あれ、ヅラじゃん!』
有吉:
(笑)
森脇:その日からなんか、親父の顔が見れなくなっちゃって。
有吉:それで5年生のとき気づいたらしいんですよ。
森脇:う〜ん。
有吉:でもね僕らは、
司会:えぇ。
有吉:てゆか近所のひと全っっ員、森脇より先にヅラだって気づいてたんです。
司会:
(笑)
有吉:明らかなね!
司会:でも言えなかった?
森脇:えぇ〜。
有吉:そう。
森脇:うん。
司会:なるほどね。
森脇:わかんなかったねぇ〜。
有吉:大変なんですよ。
森脇:かなり近くにいたのに…。
有吉:はっはっはっはっ
(笑)!
司会:と、いうことでしたが、
有吉:はい。
司会:わかりましたでしょうか?
有吉:はい。
司会:質問がだんだん変わってきてしまいましたが。
有吉:はい。
森脇:えぇ〜。
司会:ということで質問タイムは終わらせていただきますけれども、
有吉:あっ、そうですか。
森脇:あっ。
有吉:ありがとうございます。
《締め》
司会:もう、お時間になりました。
有吉:あっ!そうですか。
司会:ということで、最後の曲になってしまいましたが、
有吉:はい!
司会:最後の曲、何を歌っていただけるのでしょうか?
森脇:はい、えー、『白い雲のように』を。
観客:
(拍手)
司会:いいですね〜。
森脇:これで、最後ね、締めて、お別れしたいと思います。
司会:そうですかアンコールもなしで!
森脇:っはは
(笑)なんてこと言うんだ?
有吉:『アンコールもなしで』って!
森脇:時間押してんでしょ?だって。
司会:
(笑)
では、最後に歌っていただきましょうどうぞー。
◆ 5.白い雲のように
(曲の最後で)
森脇:どうもありがとうございましたー。
有吉:ありがとうございました!
観客:
(拍手)
有吉:すいません皆さん暖かい拍手を。もう本当に楽しかったです。えぇ。ま
た、機会があったら、お会いしましょうありがとうございました!
森脇:ありがとうございました!
有吉:ありがとうございました!
(退場)