『海自慢・味自慢 この夏、絶対行きたい中四国』
〜海の見える宿&レジャースポット 1泊2日の旅〜
 
1999年7月23日(火・祝) RCCテレビ 15:00-15:54

原文作成◆たまさん

尾道〜今治 しまなみ海道の旅
細木美和・女性アナウンサー
岡山 牛窓の旅
伊藤雅子・女性アナウンサー
山口県 日本海の旅
ノンキーズ
太平洋 徳島
海亀を待ち続ける旅

猿岩石

*2人ともTシャツにジーンズ 森脇くんはニットターバン

ナレーション「今日は何の日?」
細木美和・伊藤雅子・ノンキーズ
「海の日ー!」
有吉森脇(人差し指を口に当て)「しー!」
森脇「ウミガメが逃げたらどうするの」
有吉「ウミガメは敏感」
森脇「はしゃぐな!」

森脇(胸の前で手を組み)
「ウミガメさん 僕達はあなたに会える事を信じています
 どうか早く出て来て下さい」

〜「只今ウミガメ監視中」のテロップ
監視小屋の中 監視員の浜崎さんと猿岩石の3人

有吉(煙草を1本取り出しながら)(あくび)ファ〜」
森脇「今晩は 只今の時刻10時22分を回ったところです
    外は暗くてですね ちょっと分かりにくいんでここはどこかなと
    疑問に思われる方 実はここなんです」

〜場面が変わり 徳島市内の映像
ナレーション「猿岩石が旅してきたのは徳島県。
        古き良き伝統に市内は川が流れる水の都。
        そして徳島といえばこちら ダイナミックな鳴門海峡は
        エスカヒル鳴門で見る事が出来ます。
        上までは高低差 東洋一のエスカレーターがご案内」
有吉「高」
森脇「高いよ これ 落ちたら凄いことになるよ これ」

ナレーション「上からは360°のパノラマが。自然が作る渦の形はどこか
        神秘的でさえあるのです。さらに車を走らせて」

〜南阿波サンライン
森脇「おー」
有吉「すごい」
2人「おわー」
ナレーション「こちらは南阿波サンライン。リアス式海岸の景色がまた絶景」
森脇「これ… 太平洋だよね」
有吉「太平洋」
森脇「これは瀬戸内海じゃないな」
有吉「うん」
森脇「これは違うな。何か地球は丸いって感じしない?」
有吉「うん。する」
2人で海岸線を指差し「うわーって何か」

ナレーション「そしてこちらが日本の渚100選にも選ばれた大浜海岸。
        ウミガメの産卵地としても有名なビーチです。
        その海岸にある監視小屋に猿岩石はいてウミガメを待ち続けている
        のです」

〜再び監視小屋
森脇「あ、どうも。今晩は」
有吉浜崎さん「今晩は」
森脇「只今の時刻はですね 夜の10時16分を回ったところですが
   ここはどこかと申しますと実は監視小屋なんですね。
   ウミガメを見ようと僕らここに来た訳ですが、その監視小屋に
   入れて貰ってここでちょっと待ってる訳なんですね」
有吉「監視小屋っていっても、ここから何も見えないんですけどね」
森脇「うん。ここを拠点にね」
有吉「ええ 待機場みたいな感じの」
森脇「いつもこうして見て ここでこうして監視してるんですか?」
浜崎さん「監視はですね、1時間に1回浜をパトロールしてます。
      今ちょうど1人回ってます」
森脇「回るのはどれくらい時間掛かるんですか?」
浜崎さん「大体25分から30分くらい」
森脇「一回りするのに、浜を。
    やっぱ初めて見た時は感動しましたか?」
浜崎さん「そうですね、はじめて‥ 私、ちょうど5年になるんですが
      はじめての日に降りて行ったら浜に亀いましたね」
有吉「ラッキーボーイ」
森脇「俺だったら思わず声上げてしまいそうですけどね」
有吉「声出したらダメなんですよ」
浜崎さん「声出したら帰りますよ」
有吉「そうですよね」
森脇「いたー!って言ったらダメなんでしょ。 もう
    すごいよ でもいたら」
有吉「最近どうなんですか?
    亀は数は減ってるんですか?」
浜崎さん「数は減ってますね。去年の今時分の1/3くらいですね」
有吉「あー、そうですか」
浜崎さん「今日で12頭ですから」
森脇「何でですかね」
浜崎さん「わからんですね」

有吉「大きさってどれくらいのもんなんですか?」
浜崎さん「上がってくるのがねえ だいたい70cm 70何cmくらいから。
      大きいんだと1m以上」
森脇(手を広げてみながら)「あーそうですか」
有吉「怖いな」
浜崎さん「これぐらいの長さにね頭と尻尾は入れないですよ」
有吉「あ 入れたらじゃもっとでかいんだ」
(スケールでウミガメのサイズを示す)
有吉「うわ!こんなに? でかいですね」

有吉「アカウミガメは何でも食べるんですよね
    エビとかですよね」
浜崎さん「何でも食べますね」
有吉「クラゲ?クラゲも食べるんでしょ」
浜崎さん「で、あれですね。死んだアカウミガメ上がるでしょ。で、解剖すると
      7割がビニール」
有吉「ビニール?」
浜崎さん「ビニールってあの、買い物袋」
有吉「はいはいはい」
浜崎さん「あれを食べて、排泄できなくて死んだり」
有吉「あ クラゲと間違えるっていうことですか」
2人「はぁ〜‥」
森脇「7割」

ナレーション「昼間の大浜海岸ではウミガメのために美しい海を取り戻そうと
        頑張っている人達がいらっしゃいました。
        日和佐町漁協婦人部の皆さんです」
婦人部の女性「この人達がなあ、有名な猿岩石さん。
          まあ、よお顔見てよおか」
有吉「あの、質問に答えろ」
森脇「すみません、ちょっとお話を」
有吉「これは何のためにこういう風にお掃除をきれいにするんですか?」
女性「ここはウミガメの上がる所なんですよ。
    やっぱりきれいにしておかないと亀も嫌って上がって来ないんで」
ナレーション「年々汚されていく海の現実。
        そしてそれを少しでも何とかしたいとの思い。
        美しき砂浜にはそんな思いが溢れているのでした」
女性「お魚が全然取れんようになって、ほんでこれではもう生活が
    苦しいんでいかんゆうことから婦人部の人が立ち上がって
    始めたんですよ
    もう魚は年々、年々。ほんで、ウミガメも上陸が年々少なくなって」 
有吉「こうやって続けてたらどうなんですかね また」
女性「先を楽しみにしよんですけど」
有吉「そうですねぇ」

有吉「浜崎さん、出番ですか」
浜崎さん「はい。行って来ます」
森脇「お、期待してますよ」
有吉「浜崎隊員、行ってらっしゃい」(立ち上がって敬礼)
森脇「かっこいいなぁ」
有吉「頑張ってほしいなぁ」
森脇「いねえかなぁ」
有吉「当分 何もないと思いますんで 退屈でしょうから
    こちらの映像をどうぞ」

〜徳島のリゾートホテル モアナコーストの映像
森脇「おー!」
有吉「あら」
森脇「いーじゃないスか」
森脇「地下があるよ」
有吉「すごい 地下と上にも階段が」
森脇「いいじゃん」 有吉「すごいなあ」
各部屋にジャグジー完備
そのジャグジーに入る2人

ディナーはイタリア家庭料理のレストラン
有吉くんの前には仔牛のソテー マルサラワインソース
森脇くんにはアコウ鯛と地ダコのグリル ハマグリのソース

森脇「これが」
有吉「これは 大将 これは」
森脇「大将って ちょっと待って。 居酒屋とかに来てんじゃないんだから
    寿司屋とか 料理長」
有吉「シェフ これはメインですか?」
シェフ「そうです。仔牛でマルサラワイン
     イタリアのお酒でワインとブランデーを足したお酒なんです」
2人「はあ〜‥ で、こっちは」
シェフ「こっちはアコウ」
2人「アコウ」
シェフ「アコウってハタ科のね」
有吉「伯方の塩?」
シェフ「いえ、違います。アコウってハタ科」
有吉(仔牛のソテーを口に運ぶ)「柔らかくって食べやすいですね」 
森脇「これね、大人よ こっちは すっごい大人の味」
(と言われ アコウ鯛に手を伸ばす有吉くん)
シェフ「シンプルな味で」
有吉「あ」 森脇「ね」
有吉「美味しいですね この魚」
シェフ「アコウです」
有吉「アコウっていうのは?」
森脇「聞いたよ」
シェフ「2回目ね」
シェフ「ハタ科のね」
有吉「裸の」
シェフ「裸でなしに」
有吉「あっ裸の」
シェフ「裸の大将」(ついに言わせた!)
有吉「はぁ?」(なのにこの反応)

〜鰹のたたきが評判のあぼし鮮魚店へ

奥さん「お待たせしました」
大皿に鰹のたたき
2人「でか」
森脇「何?これ」
奥さん「たたきでーす」
有吉「わーすごい」
有吉「いっただきま〜す♪」
奥さん(食べ方が)ダイナミックですね」
有吉「うまい〜」
奥さん「スダチも美味しいでしょ」
有吉「何、このマグロ〜」
森脇「マグロじゃないよ 鰹」
有吉「何この鰹 うま〜い」
奥さん「美味しいでしょ 新しいですもんね」
森脇くんも口に入れる
奥さん「どうですか」
有吉「どう?どう?」
森脇「はじめて食った このマグロ〜」
有吉「鰹 鰹」
森脇「あ、でもほんとすごい この鰹」
奥さん「毎日食べてもね飽きないていうかね」
森脇「やっぱお母さんは生まれも育ちもこの辺で」
奥さん「いえ、私は岡山出身なんですよ
     私、山育ちなんで あまりこういう魚料理っていうかね
     お刺身もあんまり食べた事なかったんですけど こちらに来て
     新しいお魚と、きれいな空気と、きれいな海と」

〜監視小屋
後ろに置いてあるスケールに手を伸ばす有吉くん
森脇「危ないよ」
森脇くんの頭のサイズを測り
有吉「32cm」
森脇「ウイナー!」(ガッツポーズ)
森脇「しんどい仕事だよ これ」

2人退屈そうに無言でいる
有吉咳払い
退屈さのあまりか笑い出す2人とスタッフ
浜崎さんが戻って来る
有吉「どうでした?」
浜崎さん「上がってきました」
有吉「えっ マジで?」
森脇「よーし 行きますか!」
有吉「よーし 行きましょ 行きましょ」
浜崎さん「ダメダメダメダメ 卵産むまでダメ 
      今行けば帰るから もうちょっと待っといて」
森脇「もう掘ってるんですか」
浜崎さん「掘ってないまだ まだ歩いてる」
有吉「さすが浜崎隊員 お手柄ですよ」
有吉「じゃ皆んなに報告します?『亀がでたぞー!』」
森脇「それで逃げるぞ」
浜崎さん「さよならーっちゅうて また明日っちゅうて」
森脇「どれくらい近くまで行けるんですか」
浜崎さん「いや、すぐ近くまで行けるよ 産み出したらね」
有吉「あっマジで」
森脇「よーし」 有吉「これはついてますよ」
森脇「これは こんなスムーズなロケない」

ウミガメの産卵を見つめる2人
森脇(声をひそめて)「わー結構掘ってんな すごいね」

産卵が終わり 海に帰るウミガメに向かって
有吉「もうちょっと もうちょっとだ よーし頑張れ」
森脇「あー 帰ってくな〜‥ 結構時間かけて 卵産んで」
有吉「いや すごいいいものを見たって感じですね 僕は」
森脇「何かねー 切ないね」
有吉「あのね産んでる時にね人間と一緒ですごい息づかいが荒くなんのよ
    いきむっていう感じで」
森脇「はっていう音が 声聞こえるよね」
有吉「あれがねー で、よくいうけど涙がまた切なく感じますね」

「よーし頑張れ」
「もうちょっと もうちょっと 頑張れ」
「水が来た 水が来た」 「頑張れ 頑張れ」
「水来い 水来い」
「よーし頑張れ バイバーイ」
「あー行った行った」
「バイバーイ」
「来年も来いよー あーいなくなった
 バイバーイ」

1999年下半期 / 資料集
猿岩石のある暮らし / ご意見・ご感想・猿岩石情報

GigaHit 村田 崇 takashi@air.ne.jp