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太田プロライブ 噂のSHOW TIME vol.113 |
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1999年4月5日(月)テレビ系 東京・ABC会館 17:45開場/18:30開演
服装:有・白紺横ストライプのとんがりニット帽子
Tシャツ・Gパンを切ってタンクトップ・短パンにしている
肌色のパンスト、赤いスニーカー
化粧をして、胸につめものをして巨乳にしている。
森・グレーのスーツ・白開襟シャツ。黒靴
<笑>=客席でウケたところ
ナレーション・彦摩呂「お久しぶりです。猿岩石さ〜ん」
(オーディション会場、森脇映画監督、審査員席に座っている。
机の上には新作映画の台本と面接に来る人の履歴書が置いてある)
森・(履歴書を見ながら)ダメだな、やっぱ。おとなしい子ばっかりだなー、
川島なお美さんの代わりはとてもムリだなー、もっと渋い人いるかなー、
(他の面接官と雑談)話変わるけどさあ、トイレに行くと、オレ
いつも大する時、張り紙がしてあって『トイレットペーパー以外の物は
流さないでください』って、あれあると横にウンコして(つかんで横に置く
動きをする)紙だけ流していたんだよ。紙だけ流しても意味ないじゃんて
いつも思っていたんだよ <笑>
・・・はい、次の人ーっ!
有・失礼しまーす(はずかしそうに手で体を隠しながら入ってくる)
森・はずかしいんだったら長いのはいてこいよ!
有・(イスに座る。ウデをさすりながら)かゆいんです。
森・かゆいの?それでは面接を始めます。じゃあまず名前
有・ときめきのバージンゲット山田ゆき子です <笑>
森・キャッチフレーズが名前なのか
有・な はい <笑>
森・どんな活躍してんの?
有・はい、えっと以前はタカダズカの方で活躍しておりました。
森・宝塚?すごいじゃん。
有・いいえ、タカダズカです。宝塚は歌と躍りですが、タカダズカは歌と釣りです
<笑>
森・趣味の中だろっ!
有・な はい <笑>でっ現在は舞台の方で大活躍しております!
森・自分ではあんまり言わないだろう。
有・舞台でやっておるものですから声が大きいとよく言われるぐらいであります、い
ささか <笑>
森・今どこの劇団なの?
有・現在は山田ゆき子劇団の方でがんばっております!
森・自分で作っちゃったんだ <笑>あっ、そう
有・な はい <笑>
森・さっきからさー『な はい』っていうの気になるのよ
有・な はい
森・(首をかしげる)
あのさあ、これいやらしい意味じゃないんだけど、一応聞いておこうか、スリー
サイズは?
有・スリーサイズは、下からー <笑>
森・上からだろっー!
有・ウエダからー <笑>
森・ウエダって、ウエダからって誰なんだよっ!
有・上からー、明治・大正・昭和です <笑>
森・わかんないよーっ! <笑>どんなスタイル?
有・数字で言いますと 89
森・89!
有・55
森・おー55!
有・85
森・すごい85!
有・70 です
森・(どこのサイズがいくつなんだ?)どこがすごいんだよっ! <笑>
あのー、キミ努力している事、何かあるかな?
有・はい 毎朝ー
森・毎朝
有・毎晩
森・毎晩?
有・毎昼
森・毎昼って・・・?<笑>
有・ごめんなさい毎朝です
森・はい
有・毎朝、河原へ行きまして発声練習はしております、よく。
(声が裏返りながらも大声で発声練習をする)
「あ」「え」「い」「う」「え」「お」「か」「こ」「か」「ち」「ちん・・
(ぽ)」
森・コラーッ!<笑>練習かよ、それは。
有・近所の人にも、声が大きいねとよく言われます!
森・怒られているんじゃん、それは。他にないの?
有・あっ、これは、まあ努力っていうかー当然なんですけども、高校生の頃
から数えますと、もうすでに、映画・ビデオを2万本ほど見ておる次第です。
森・2万本?
有・はい
森・すごいねー、その中で一番良かった作品は?
有・タイタニックともののけ姫です
森・ほんとに2万本見てんの?
有・古くから言えば、ロボコップ2 いやロボコップ2
森・ロボコップ2なのねっ。ロボコップ2って、あれってどこがいいの?
有・アイコップの表情が
森・ないだろうっ!<笑>・・・もうわかったから・・・
目標とするタレントは?
有・目標とするタレントなんですが、まあ しいて言えば ベイブ!
森・ブタだろーっ! <笑>
有・まちがえました。デイブ、デイブ大久保です。
森・野球人じゃないか。主に解説してんじゃないかっ!
有・人間ですか?人間で言いますとキキキキリンさんです。<笑>
森・キが多いよーっ! <笑>えーとじゃーねー今回ねー川島なお美さんの
代わりの急なオーディションだからさー、早めに実力の方見たいから、ホン読み
してもらえるかなー。
有・(鼻をすすっている)
森・だいじょうぶ?
有・な はい
有・台本忘れました
森・やる気あんの?
有・あります!(立ち上がる)
森・(台本を渡す)
有・(台本を見て)あれ?監督さん、これ、あのー、台本がちがいます。監督さん
お忙しいからまちがえたんじゃないのかしら。うふっ。
これ(このオーディション)『ゴクツマ』ですよね。『ごく普通の妻』でしょ
<笑>
森・『極道の妻たち』だよっ!なに『ごく普通の妻たち』って。それじゃあ普通じゃ
ん<笑>
有・岩下志摩さんが犬の散歩したり、高島さんがアメ買ったり。<笑>
森・『極道の妻たち』よ、知らなかったの?知らずに来たの?だいじょうぶ?
有・ふぁえ〜ん! 切り替わりました。 <笑>
森・切り替わったの?・・・そう、それじゃあ、4ページ開いて。
有・4ページっていうのは、何ページですか?<笑>
森・4ページだよっ!一番最初の岩下さんのセリフが・・・
有・岩下さんていうのは?
森・岩下志摩さん。・・・次の川島さんの
有・川島さんていうのは、これは?
森・川島なお美さん。
有・ゴクツマっていうのは これは?
森・極道の妻たち!・・・ここの川島さんのセリフ、長ゼリフ、1ぺージ半あるから
有・いや〜、長いですね〜
森・長いから。ここを感情込めて読んでもらおうか。
有・長い、長いほどに長いですね
森・はい、ちょっと読んで
有・(パタリと台本を閉じる)・・・入りました
森・なに?
有・セリフが入りました
森・覚えたの?今のセリフ
有・私、舞台出身ですから舞台はいつ何時どんな事が
起こるかわかりませんから常にセリフはすぐ入ります(得意げ)
森・スゴイじゃない。あ〜スゴイ。じゃあ読んでみて
有・はい。『覚悟しぃ〜や〜、あんた、かりたはんに〜・・・』
(セリフを忘れ台本をめくる。見てまた台本を閉じる)<笑>
『覚悟しぃ〜や〜、あんた、かり・・・』
(また忘れ台本をめくる)<笑>
森・読んでもいいのに
有・(台本を閉じる)『覚悟しぃ〜や〜、あんた、かりたは・・・』
(また忘れる)<笑>
森・読めよっ!見ていいって言ってるんだからっ!!<笑>
・・・いいよ、いいよ、もう、じゃあホン読みは、だいたいわかった、
もう、感情の込め方がなかなかいいから。・・・そっかー、んー、
まだちょっと準主役には早いなぁ。いやいや・・・
有・今ないんですか?
森・ないではないから・・・若いしネ・・・もう1つの役空いてるんだけど
有・深田恭子には負けません!<笑>
森・もう1つの役、そっちやってみてくれる?
有・ぜひ、わんばります!<笑>
森・あ〜、そう、1つ相談なんだけどさぁ、キミ、あの〜、芝居で脱げる?
有・え〜っ
森・芝居で脱げるかって?
有・脱げると申しますと?
森・ベッドシーンなんで、上半身だけ露出する事になる
有・ベッドシーンて・・・えっ、おっぱいを出すっていうこと?おっぱいを、
おっぱいを、おっぱいを、おっぱいを・・・えっ、おっぱいを<笑>
森・おっぱい、おっぱいって、女の子なんだから胸とか言い方あるでしょう。
・・・できる?
有・・・・また胸ですか
森・なに?また胸って・・・
有・あのー、監督さんの映画はすべて見させてもらっています。
でも監督さんの映画はいつもおっぱいばっかり。なんか、その
おっぱいの出し方もヘタ
出るぞ、出るぞ、出るぞ、はい、出ました、はい、おっぱいです。ねっ、
はい、おっぱい、これおっぱいっていう・・・<笑>
たとえば、教育テレビでおっぱいが出たと考えてください。大コーフン!
<笑>だから私、自分がおっぱいを出す立場になったら、こんな場面で
出したいなッというのを、すごく昔から考えていました
森・それ、言ってみー
有・はい、この台本に当てはめますと、49ページなんですけど、こちらの、
・・・この梅宮さんが死ぬ場面ありますよね、梅宮さんが撃たれて死にまし
た、さぁ次の場面で地球に水星がぶつかる!<笑>これで地球がぶつかる!
水星がぶつかってくる!それを止めるにはロケットに乗って止めなければならない
森・それ、『アルマゲドン』じゃないの?
有・そして、そのロケットに乗るのが14人の極妻たち <笑>
森・極妻かよっ!
有・そして、その宇宙で『みんなー、死ぬかも知れんけど、覚悟しぃ〜や〜!』
<笑>ハイ、ハイ、ハイ、ハイ・・・
森・もういいよっ!14人分返事しなくてもっ!<笑>14人分全部言ったら
大変だから
有・そして、すっごい声で『大気圏突入やでぇ〜、覚悟しぃ〜や〜!』<笑>
ハイ、ハイ、ハイ・・・
森・もうハイはいいからっ!
有・そして水星にぶつかる、ロケットは止めれるのか、ぶつかる、
ぶつかる、もうバカ!ぶつかる、そこで私がおっぱいをポロ〜ンと!
<笑>
森・おっぱいで止めるのかっ!意味なーい!お前のおっぱいにそこまで
金かけられないよ!<笑>関係ないだろう、極妻と水星は。番組は
ベッドシーンだから、できる?これ
有・ねぎます <笑>
森・えっ、ぬぐ?
有・ねぎます <笑>
森・一応、採用って事でいいかな?撮影日は日曜だから。くわしいことは
あとでFAXでおくる
有・えっ、日曜?
森・そう、日曜
有・あー、日曜はちょっとダメです。あー、ちょっと店長に聞いてみないと
森・バイトしてるんだ。あーそう、でもバイトと芝居って言ったら
有・もちろん7対3で
森・ねぇー
有・バイトです <笑>
森・バイトか?
有・いえ、芝居です。芝居です。はい。・・・チャリで来てもだいじょうぶですね?
チャリ、わかんないですか?自転車(こぐジェスチャーをする)
森・自転車(だいじょうぶとうなずく)
有・オセロは?
森・?
有・待ち時間にね、オセロを・・・1人でやりますから、はい。じゃあ来週の
木曜日に
森・日曜日!
有・えー、チャリで来てもだいじょうぶ。
森・(うなずく)
有・オセロもだいじょうぶ。
森・(うなずく)
有・で、来週の木曜日
森・日曜日!今、日曜って!なぁ、さっきから言ってるだろう!そんなにバイトが
大事か、・・・まったく劇団員はこれだからなぁ
有・劇団バカにしやがったな!劇団バカにしやがったな!このやろー、バカ!
劇団のブス団員を何も知らないくせに、映画ばっか撮りやがって!この
゛ハマのシネマ人゛バカ! <笑>
(劇団をバカにされ逆ギレして、悪態をつきながら、面接を放棄し帰っていく)
森・(履歴書に書き込む)ダメだ、もう・・・不採用、不採用(ため息)
(他の面接官に話しかける)
・・・そういえばさぁ、話変わるけどさぁ、犬って燃えないゴミなんだってな
◆
1999年上半期 /
資料集
◆ 猿岩石のある暮らし /
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