CBCテレビ 1998年5月29日(金) 17:00-18:00
原文作成◆いそりんさん
※小堀・林はミックスパイの司会のアナウンサーです。
小堀:…そして、もうすっかり地球は腐ったんじゃないかっていうくらい何か
じめじめじめじめ、もうすぐ梅雨入りになるんじゃないかと思うんですが、
カラッと来ました猿岩石のお二人です。
有吉・森脇:よろしくお願いします(声出ていない)
小堀:ようこそいらっしゃいました。名古屋はライブもえらい盛り上がったらしくって。
有吉:ええおかげさまで。
小堀:またやって下さいという葉書が来ています。
有吉:ええ、ぜひ呼んで下さい。
小堀:あと(FAXを読み)「おめでとうございます。もうすぐ有吉さんは誕生日ですね」
小堀他:おめでとうございます〜。
小堀:いつでしたっけ?
有吉:あさってですね、はい。
小堀:もう24になる?
有吉:ええ、もう24ですね。
小堀:スゴイ童顔ですけどねぇ〜。二人とも24で、同級生で。
森脇:ああ、同級生です、はい。
小堀:長いつきあいで。何年ぐらいになりますか?
有吉:17年ですか。
小堀:あいや〜、倦怠期じゃないですか(笑)
有吉:ははは、ねぇ、倦怠期ですよ。
小堀:しかし壁も乗り越えて、いよいよ新しいCD。6月に出ます。
(初恋CDジャケットのアップ−モノクロ写真に黄文字でタイトルと猿岩石
のクレジット−)
小堀:こちら、なってますけど。はつこい。ホモな雰囲気が…(笑)
有吉:ひゃはは、ちょっとねー、タイトルからねー…(笑)
小堀:そしていよいよ写真集も出る。これはまた後で聞いてみたいと思いますが。
〜 中 略 〜
小堀:えー、知多のかずよちゃんはね(FAX)「猿岩石を見たいから会社を休んで
5時を待っています」とんでもない奴ですね〜。
有吉:とんでもないです、無意味です。
小堀:猿岩石のお二人です、ようこそいらっしゃいましたー。
小堀:結構同様のFAXがいっぱいありましてね、二人を見たいということで。
森脇:ありがたいですね。
小堀:しかし本当に小学校1年から17年つきあい、まさかこんな事になるとは
思っても見なかった?
有吉:まーねー、ほんと…(森脇を指さしながら)能無しと組むとは思っても
見なかったですけどねー。
森脇:ひどい言われようだなぁー。こいつに誘われたんですよ、僕。
小堀:最初は有吉さんが誘った?
有吉:そう、僕が誘ったんですよ。
小堀:え?何をやろうって最初言ったの?
有吉:いや最初はね、もう東京に出て芸能人にならないかって。
小堀:漠然とした言い方だなぁ〜。普通さぁ俺と組んでバンドやろうとか漫才を
しようとか…。
森脇:それなら分かるんですけどね。芸能人になろう…いいなぁ〜って思って。
小堀:しかしいい加減ですねー、どうも。それがおいしそうだと思って?
森脇:おいしそうだと思いましたよ、はい。
小堀:二人でたとえばお笑いのコント考えたりとかネタ合わせとかしてたの?
有吉:してましたよ。僕ら事務所に入るまで1年間くらいずっとライブに出てたんで。
林 :じゃ最初からお笑いがやりたかったんですか?
有吉:そうです。お笑いやりたかったんです。
森脇:有吉の方は小学校の頃からずっと。
小堀:森脇さんは?
森脇:僕はもう、夢も何にもなく。
有吉:呆然と芸能人に。
小堀:呆然と(笑)気が付いたらこの状態に。ただ、96年のあの「電波少年」の
ユーラシア大陸横断までは、それこそ有り体に言えば親戚の人も近所の人も
困ってしまって、あの子達いったいどうするんだろうとか、親御さんも心配
して、ねぇ。
森脇:そうですね、自分たちが一番心配でした、はい。
小堀:事務所も心配していたらしいですから。保険をかけて海外に出してしまった。
そしたら帰ってきたらもう大人気で。あれは一番びっくりしたでしょう。
有吉:びっくりですねー。こう、手の平返す人たちがいっぱいいる訳じゃないですか。
森脇:人間不信になりましたね。
小堀:何なんだこれはと(笑)そしてあれよあれよと言う間にコンサートも歌手
にもなって。
森脇:歌もええ。これもびっくりしました。
小堀:最初はさぁ、自分たちが一番ついて行けなかったんじゃない?状況の変化に。
森脇:そうですね、特に歌はほんとに全くその気はさらさら無かったもんで。
小堀:自分たちがこう動くとみんながわーっと言う状況って鳥肌がたつような。
森脇:コンサートの時は何か一つになった感じで。それは気持ちいいというか
楽しいというか。
小堀:そしてあれよあれよと言う間に今度また6月にニューシングル初恋。そして
普通ですとここでプロモーションビデオとか流れるんですが…流れない。
有吉・森脇:まだ撮っていないんです。すいません。
小堀:これから撮るんですね、今度は写真集が出ますけども写真集がですね、
色校も何も出来てないと。
有吉:24日。6月の24日なんですけども。
小堀:何か聞くところによると、ヌードっぽい…
有吉:そうですねーヘアーオンリーで。
森脇:オンリーじゃない。売れないよ、そんなの。
小堀:誰が何の目的でそんなの買うの(笑)
森脇:顔も写さずヘアーだけなんてねぇ。
有吉:そういうやらしいやつじゃないんですけどね、まぁちょっとそんなのもあったり。
あの、コンサートのずっと付いて来て貰ってたんですよ。そういうコンサート
の風景撮ったり。
森脇:各地で撮ったり。
小堀:ちょっとアーティストっぽいじゃない。よく昔ローリングストーンズが雑誌で
ちょっと楽屋でとか。
有吉:そーゆうのちょっとわかんないんですけど。そういう感じです。
小堀:年輩なので大変失礼いたしました(笑)えーまーしかし、ここまで来たらもう
行くしかないと。ただ、どうなんですか。この先どういう風にしていこうと。
森脇:いやーどうなんですかねぇ、なんかこう、ふわふわと。浮き草のように。
小堀:ああ、別にたとえば役者一筋にとか努力して歌をとか別にないの?
森脇:ないですね。
林:じゃ今まで俳優とか歌手とかお笑いとかいろいろやってきて、一番自分に合って
るなーというものはなんですか?
有吉:合ってるものがないから困っているというか。なかなかね。
森脇:やっぱお笑いがね、好きで始めたことですから。
小堀:でも、あんまりお笑いしてるところを見たこと無いんですよね。
有吉:そうですねー。
小堀:そうですねって言ってる場合じゃないでしょ。重大なことですよ。
有吉:なんかどうしても見せたくない部分ってあるじゃないですか。
森脇:それがお笑いなんですよ。
小堀:ダメだよ。それじゃー!(笑)
森脇:それだけ大事にしてるって事です。
小堀:なるほどね。だから誰もまだ見たこと無いという。スゴイねーそれは。
森脇:3年後くらいにね…
小堀:このままふっと行って気が付いたら猿岩石今年還暦なんだねーとかなったら
それもおいしいよね。
森脇:それくらいでやっとコントとか。
小堀:ああ〜いよいよね、神秘のベールが剥がれると、60歳で。(笑)
まぁ考えてみれば二人大和田漠みたいなもんですね。何やってんだかわかんない
けど、ずっといるという。(笑)
有吉:まぁ細く長くね。
小堀:細く長く、凄く大事な事じゃないかと。写真集も楽しみにしていますので
これからもしょっちゅうここらでライブを。何せ2人のために会社を休む
人までいるんだから。(画面に向かって)そりゃ価値観が変だよきみ。
猿岩石のみなさん最後まで遊んでいって下さい。
有吉・森脇:ありがとうございました。
◆
1998年上半期 /
資料集トップ
◆ 猿岩石のある暮らし /
ご意見・ご感想・猿岩石情報