アッコの泣かしたろか!?【終】  
テレビ系 1998年3月28日(土) 23:00-23:27
出演者:和田アキ子、そのまんま東、池谷幸雄、デーブ大久保
     猿岩石・有吉弘行+森脇和成

原文作成◆ちんちらさん


<番組前のふり>
 いくつかのシーンをコラージュ風に組み合わせた構成。

有吉:そちらでお話ししていてくれれば、ぼくら、いいうなずきとかしますか
   ら。
爆笑
有吉:これがきしめんに見えるじゃないですか?
:見えない、見えない。
デーブ:これ、食べてたの?
有吉:これ、かみすぎると紙に戻るんですよ。

<MUSIC>

 今度はドアの前で。

:消える前にぜひ、うちに来てほしかったんですよ。
有吉:こんばんは。

<CM>
<番組オープニング>
この日の出演者:テーブル左端より、そのまんま東、森脇和成、有吉弘行、
和田アキ子、池谷幸雄、デーブ大久保の順に座っている。
森脇の衣装はグレイと黄色の格子シャツにグレーの半袖ジャケットを重ね着。
有吉は白いシャツに赤タイ、グリーンと黒の大きなチェックのジェケットを着ている。

アッコ:あんたらと付き合ってるとさぁ、なんか、貧乏くじ引きそうな感じが
    するのよ。
爆笑
:なんか、運とかツキだけできた感じがあるから。
アッコ:いや、運もツキももうないでしょ。
爆笑
池谷:まだまだまだ仕事、仕事、仕事……。
森脇:あの、すみません、お土産を(ビニール袋に入ったもの、差し出す)
アッコ:なに、なに?
森脇:お土産というと、僕ら、いつもこれを持ってくるんですよ。誰に対して
   も。
アッコ:ギョウザ?
有吉:アッコさんにもせひ喜んでもらえると思って。
アッコ:なに、これ、ギョウザ?
森脇:ギョウザです。
有吉:王将のギョウザです。
アッコ:これだけ?
池谷:っていうか、人数が……。
(有吉、無言で人指し指で出演者全員をカウントする)
爆笑
池谷:これだけいるんですけども。
アッコ:6個しかないね。
デーブ:帰れぇ、もう。
有吉:ちょうど……、
:おいおい、ちょっと、
アッコ:君ら、もうかってるんとちやうの?
森脇:え、こう…、こんなもんです。
:いや、歌売れてすごいよねぇ。本当に、もう。
森脇:ありがとうございます。
アッコ:悪いけど、猿岩石って何なの?
有吉:一応、僕らの中ではぁ、お笑いなんですけど。
アッコ:お笑いって見たことある? 聞いたことある?
:ないんですよ。
池谷:ネタあるの?
アッコ:ネタあるの? 自分たちの。
森脇:ネタ?  ああ、ぼちぼち。
:やって、やって。
パチパチパチ(拍手)。
アッコ:テレビご覧にみなさん、見たり聞いたりしたこと、ありますか?

字幕テレビをご覧の皆さん、見たり聞いたりしたこと、ありますか?

字幕猿岩石、ネタ披露

アッコ:画面に向かって、うちが問いかけてもどないするねん。
爆笑
:やってみてよ。
アッコ:前でもええわ、ここでもええわ、前でも後ろでもどっちでもええわ。
有吉:あ、あ、ここでいいです(考え込む)。
アッコ:ここ? 後ろ? 後ろ?
:動きがあるんだったら……。
アッコ:動きある?
有吉:はい。
アッコ:動きあるの?
有吉:ああ、じゃ、動きないほうで。べしゃりで。
爆笑
:べしゃりで。
アッコ:べしゃりでやって。どんなの? どんなの。
有吉:はい……。ええ。
   ちょっといいですか? 久々なもんで。
アッコ:ちょっとまちぃ。
    あんたら、お笑いやろ。すぐ、できへんのか、そんなもん。
有吉:やっぱり(ママ)、100はあるんですよ、ネタが。
アッコ:うそぉ。それで聞いたことないんやもんなぁ。
:1コも見たことないもんね。
(猿岩石の2人、額を寄せ合って何か、相談している)
有吉:ええ、
森脇:ああ、何やりますか。
:100もあるんなら、なんでもできるじゃない。
森脇:100はあるんですけど、使えるのは1コか2コで……。
爆笑
アッコ:1コ、やってみ。
有吉:ええと、はい、じゃ、わかりました。
:べしゃりのほうで。
有吉:はい、べしゃりのほうで。
アッコ:このまんまでいいの?
:座ったままで? 足、組んだよ。
森脇:まだ、何やるのか、ぼく、全然、わかってないんですよ。
爆笑。

(猿岩石の2人、コントをやる雰囲気に入る)
有吉:やぁ、今日は本当に楽しかったよ、本当に。
森脇:(やや、間があって)ありがとう。

有吉:あ、すんません。
:おいおい。
爆笑
:おいおいおい。本当だよ。
アッコ:いいかげんにしろ。
:お前ら、アッコさんの怖さを知らないんだ。
アッコ:まじで、ないのぉ。
デーブ:しゃれになんないよぉ。
有吉:違う、違う。いまのはね、ブリーフになっているという想定で、それが
   おもしろいネタだったんですよ。ただ、ブリーフじゃなかったもんで。
:説明じゃない、ちょっとぉ。じゃ、お前、べしゃりじゃないじゃない?
アッコ:べしゃりでやってみ。べしゃりで。
有吉:あ、じゃあ、本当にべしゃりで。
アッコ:うん。

(猿岩石、ふたたび、コントの態勢に)
森脇:はい、どうも猿岩石で〜す。いやぁ本当に最近は……。
有吉:本当にあのー、いろんな事件が起こりましたね。
森脇:いろんな事件がありますね。物騒な世の中になってますね。
有吉:あの、本当にこわいですね。うふふふふふ。

アッコ:それだけ?  なんや。それ、世間話やないの。
有吉:なんかぁ(わざとらしくため息ついて)。
   むずかしいんですね、お笑いって。
全員、爆笑
:でも、お笑いなんでしょ?
有吉:あっ、えーと、マルチなタレントさん。
全員、爆笑。
アッコ:マルチっていったって、何ができんの?
有吉:だから、お笑い、
:だって、お笑いできてない……、
アッコ:お笑い、できてないもん。困ったもんだね。
池谷:やらない、やらない、だから、やらないんでしょ。
有吉:全然、やってますよ。
池谷:どこで?
有吉:いま、いろんなところで。営業。
アッコ:どんなところでやってるの? じゃ、やってよ、ここで。
    営業、行ってるの?
:何すんの?
アッコ:何すんの?
有吉:いろんな。歌も歌いますし、あの、爆笑トークも。
アッコ:爆笑トークっていったって。
:ねえ、爆笑トーク、じゃ、やってよ、ここで。
アッコ:営業だと思って。
有吉:あ、営業ね、実際問題、あれなんですよ。司会者の人が、大体、ついて
   いるんですよ。
爆笑
有吉:旅は大変だったでしょう。はい、そうですね、っていうのが大体、
爆笑。
:デーブだって1時間、しゃべってくるんだからね、講演ね。
アッコ:しゃべんの? ほらぁ。
デーブ:講演で1時間半、しゃべりますよ。それから質問受けて、
有吉:僕らも、もう5、6年、年とればぁ、
アッコ:5、6年、年とれば、って、年はとるけど、5、6年たったら、いな
   いかもしれないよ。
爆笑
有吉:いなければ、地元のほうで、
アッコ:あんたら、郷土の恥、ちやう?
爆笑
:歌で食っていこうとは思わないでしょ。
アッコ:歌も、あれも企画だからさ。
    で、聞いてみると、わ、すげぇうまい、っていう歌でもないし。
有吉:でも、なんか、いい雰囲気だなって。
アッコ:誰がやね、
爆笑
:カラオケでは歌いやすいよね。
アッコ:どうすんの、これから。
有吉:いまから、勉強なんですけど。勉強、勉強、していこうと思ってるんで
   すけど。
   こうやって、ビッグな人たちと出ているかぎりは、多少、何かを吸収し
   ていって、
アッコ:吸収してんの?
有吉:吸収ぅ、してますね、かなり。
:あ、そう。
有吉:アッコさんだと、こういう風に番組を仕切るテクニックとか、ですね。
:そういうものを?
アッコ:何の吸収にもなってへんとちやうか?
有吉:2年前のぼくらといまの僕らん中では、まあ、2の力が3ぐらいには
   なってますね。
:2年前のほうが全然、おもしろかったよ。
爆笑
:2年前の、あの旅してた時ぃ。
有吉:ええ、
:で、2人にして、さあ、どうぞってなったら、あれぇっていうことになっ
  て。2年前の、西武球場に立ったとき、みんなあれぇって思った、
:あれ、どういうことなの?
有吉:ま、でも、まあ、戦略としては当たってましたね。

字幕戦略としては当たってますよ!!

:どういう戦略なんだ。事務所の戦略か?
爆笑
森脇:なんにも計算してなかったですから。

字幕芸能界の友達なし

:しかし、歌は売れましたね。400万枚ぐらい売ってるらしいですよ。
アッコ:親友っていうか、仲いいのは誰なの?
森脇:ああ、芸能界の方で?
有吉:ああ、いません。
森脇:いないっすね。
:あの、歌手とか、ミュージー、歌番組とかで、
アッコ:ねえ、一緒になると友達になる、
森脇:いや、それがですね、まったく、会話がないんですよ。
アッコ:なんでぇ?
森脇:あの、なんでなんでしょうね。誰も……。
   見えてるのか見えないないのかすらわかんない、そういう存在なんです
   よ。
池谷:会話がありそうですけどね。パフィーとか、みんな友達になってね、エ
   ブリ・リトル・シングとかー、
森脇:ああ、います、います。
有吉:見たことあります。
:見たことある?
爆笑
池谷:話しせへんの、一緒に出てるんだから。
森脇:まったくー、
池谷:ひとこともない?
アッコ:ひとこともないの?
森脇:まったくないですね。話しかける気持ちにならない。
:おそれ多くて。
森脇:はい。
有吉:芸能界の人、こわいっていうイメージがある、
爆笑
:変なヤツらだなぁ。
アッコ:芸能界、こわいんなら、やめりゃいいのにー、
森脇:あの、あの、僕らのプランとしては、もっと徐々になじんでいくってい
   う……、
:あっ、プランだったに、いきなりドーンといったから。ああ、それで面食
  らってるんだ。
アッコ:でも、事務所の先輩、たとえばダチョウもそうだし、
:山田邦子もそうだし。
アッコ:ああ、クニコもそうだし。

字幕猿岩石、噂の真相

:鶴さんとか。
  週刊誌によると、なんかいじめられている記事が載ってましたね。
アッコ:ええっ、誰に?
:山田邦子に、猿岩石が朝まで説教されるとかー。
有吉:あれ、全然、ウソばっかりなんですよ。あの、週刊誌の記事とかは。
   あと、ひどいのはぼくが、寺門ジモンさんに、ここを根性焼きされたっ
   て書いてあんですよ。そういうウソの記事が多いんです。
アッコ:それ、沢田亜矢子のダンナじゃないの?
爆笑
アッコ:あたし、いま、捨て鉢なのよ。こわいもんなしなの。
:ジモンちゃん、タバコ吸わないしね。
  タバコ吸わない人が根性焼きはしないでしょ?
アッコ:だって、彼らを見ていじめようという気にならないもん。
:ならない。
アッコ:本当に素人っぽいから。
    がんばりなさいよ、っていうのはあっても、いじめようという気には
    ならないけどね。
デーブ:ならないですよね。
:なんか、天狗になっているとかね。
アッコ:天狗になってるの? ばかやろ、ふざけんじゃねぇぞ、お前。
    天狗? どういうふうになってんの?

字幕バカヤロウ! ふざけんじゃないいぞ、お前! 天狗?

:他の若手のお笑いたちと、あいつらとは違うんだ、おれはミュージシャン
  だとかいったり、だからあいさつしなかったり、とか週刊誌に書いてあっ
  たらしいですよ。
アッコ:あら。
有吉:ぼくら、コンセプト、あいさつだけはしようっていう。
アッコ:すごいコンセプトだね。
:ものすごい、ものすごい頭低いですよ。
デーブ:うん。
アッコ:だって、可もない不可もないでしょ。
   べつに猿岩石、呼んだから、えっ、猿岩石っとも思わないし、おもし
    ろかった、っていう感じでもないでしょ。まあ、今日の素直な意見、
有吉:はい。
アッコ:まあ、二度と呼ぶまい。
爆笑

字幕二度と呼ぶまい!!

:まあ、前の話しになるけど、3、4年前の話しになるけど、旅行……、
森脇:本当にぃ、つらかった。
デーブ:絶対、つぶそうとしてるぞ、こいつら。この番組、つぶそうとしてるわ。
:なにか、しゃべれよ。
アッコ:なんか死に神、呼んだみたい。
爆笑
アッコ:後で塩、まいておいて。なんかケチつきそうやわ。
池谷:そうや。
デーブ:そうや。
アッコ:この番組ね、絶対にね、もう2週間後ぐらいにね、タイトル変わって
    ると思うわ。
爆笑
デーブ:ありえる。
池谷:ありえる。
:ありえる。
池谷:猿岩石が来たからって、タイトル変わってるよ、
アッコ:ね
デーブ:ね。
アッコ:芸能界1年目で、そんないちゃもんつけられたら、かなわんな。
爆笑
アッコ:なんか、ネタの1つもやってもらわなければ。
爆笑
有吉:あの、いちばんいいのはぁ、
アッコ:うん、
有吉:あの、僕らをなしと考えていただいて、こっちがわで話をしてもらっ
    て、僕らはいいうなづきとかしますから。
爆笑

字幕いいうなずきとかします。

デーブ:ああ、そういうリアクションはできるんだ。
:ああ、無視しといて、勝手にしゃべっとたら、こっちで何かできるわけ?
有吉:すっごい爆笑とか、ぼくら得意なんで。
アッコ:笑い屋さん?
池谷:スタジオに来てもらってる、見にきてもらっている、笑い屋さん?
アッコ:笑い屋さんだよ。
爆笑
池谷:ああ、そう。
:あの、芸能界でこの人はイヤだったとか、この人は意外だったとかいう人、
  いないの?
森脇:イヤだとか、あ、この人は違うな、っていうぐらい、接したことがない
   んですよ。
爆笑
:質問殺しだねぇ。
爆笑
:なに、質問しても、ダメだなぁ。
アッコ:はじけるトークっていうのはできないのかよ、お前ら。
爆笑
アッコ:なんかいったら、実はこうなんです、っていう。
    いうたんびに、「ないんです」……。
爆笑
:2人っきりでぇ、私生活でどっかに遊びにいったりっていうのは、ないわ
  けですか?
2人:(黙って手をあげる)
爆笑
:しゃべれぇ。なんで、それぐらいはしゃべろよ。
爆笑
:それぐらいは。
  その辺の街歩いてるOLでも、しゃべるよ、このヤロー。友達と来てる、
池谷:なんかいえよ。
:私生活は全然、別々なの?
有吉:全然別ゥです、はい。
:住んでるところも別…、
有吉:別々です。
:ガールフレンドなんか、どうなの? もてんだろ、いまぁ。
森脇:あ、一時期、騒がれたんですけども、
:騒がれてたねぇ。あれ、写真見たら、ほんとね、6畳1間のアパートみた
  いなとっから、
池谷:そうそうそうそう。
森脇:みたいじゃなくて、アパートなんです。
:出てきてるんですよ。あれ、君のアパート、それとも……、
森脇:僕のアパートなんです。
:あれ、あれ、あんなところに住んでたの? 信じられないようなところ、
池谷:そうそうそう。
:学生だって住まないみたいなー、あやしい、
池谷:オートロックじゃなくて、
:ほんと、路地裏みたいなところの、
アッコ:いまでも?
:いまの前、
森脇:いまのひとつ前に住んでた、
:ちょっと、パスポートない外人が住んでるみたいなところ、
森脇:その、週刊誌の人がコンコンってきたんですよ。
   ブザーじゃなくて。コンコンって。
:ピンポーン、ピンポーンじゃなくて?
爆笑
森脇:名刺もって、すいません、こういうもんですけどって。
池谷:かっこわるぅー。
アッコ:いいじゃん、別につきあうぐらいねぇ。
   で、こっちは?
有吉:できればぁ、ぼくは早く結婚したいんで。ぼく、結婚してから絶対、伸
   びるタイプなんですよ。

字幕僕、結婚してから絶対のびるタイプなんですよ!

爆笑
:誰がそういったのよ、自分でそう思ってるだけなんでしょ?
アッコ:結婚するにしたって、男はある程度の年がきたら、こう、目標がある
    じゃない? 30まではなになにとか……。そういうのはないの?
森脇:もともと、僕らにはプランがあったんですよ。
   ちゃんと2人でプラン、立ててたんですよ。

字幕猿岩石。人生計画

:じゃ、プランを聞こう。どういうプランだったの?
森脇:もともとのプランは、まず、僕らははたちで東京に出てきまして、
:出てきましたぁ!
森脇:まず、23までに、なんとかして、
アッコ:うん。
森脇:どこかの事務所に所属する。
:所属する。
森脇:え、26ぐらいまでに、なんとかライブで、
:ライブで、
アッコ:うん、
森脇:ちょっと活躍、
:ちょっと活躍、
森脇:できるように、
アッコ:うん。
森脇:で、28、9後半で、ちょっとラジオに
:ラジオ、
森脇:チョコチョコ出始める、
:うん、オールナイトニッポン系の、二部系の、
森脇:はい。で、30超えてから、深夜番組にチョコチョコ、
:テレビの深夜番組、うん。
森脇:で、40ぐらいで、えー、中堅、
:中堅、あ、ゴールデンにチョロッと出るような、
池谷:でも、じゃ、何十年も飛び越えて、
:変わったでしょう?
森脇:変わりましたね。
有吉:は、はい、変わりましたね。
:こんなに変わるか、みたいな。
有吉:はい。
:回りの反応も、
アッコ:住むとこなくて、
有吉:あ、はい。
アッコ:東京ドームとかに住んでたりとかね。
デーブ:東京ドームに住んでたの? ホームレスってこと?
池谷:うそっ。
デーブ:何年前よ。住めるの?
森脇:4年くらい前。
アッコ:それくらい、金、なかったの?
:じゃ、ホームレスのまんま行ったのか?
有吉:そう、いや。
:番組もホームレスだったわけだよね。あの旅行の、
有吉:そう。
有吉:あんまり変わりなかったですね、生活、
爆笑
デーブ:苦にならなかったわけだ。
池谷:場所が変わっただけで。
森脇:住むところがなかったですから。
有吉:バイトしようにも、住所不定だから、ないんですよ。
デーブ:ああ。
    飯、どうすんの? その辺の、こう、拾って?
有吉:さすがにそれはなかったですけど、ちょっとずつのお金でパンを、
デーブ:ああ、
有吉:食べて。
森脇:持ってたお金で食べてー、
:どうしてもお金がなかったときは何、食べるの?
有吉:どうしようもなかったときはティッシュとか、
森脇:ティッシュとか、そういうの食べてたんだ。
:そんな、きみ、やぎじゃないんだから。
デーブ:やぎじゃないんだから。
:おんなじこといって、どうするんだ。
デーブ:ティッシュ、食べたわけじゃないでしょ。
有吉:いや、ティッシュ、食べてました。
   そのまんまは食べないですけど、ティッシュを調理してぇ。
デーブ:へへへへへへへ。どこで食べたのよ?
森脇:いや、それは後に住むとこ、見つけて。
デーブ:調理すんの?
池谷:食べてもらいましょうか?ティッシュ。
:彼ら、食べてたんだから。
有吉:調理すれば、絶対、食べられますよ。
:と思うよ。

字幕ティッシュきしめん

池谷、ガスコンロのうえに、ティッシュペーパーの箱をのせてもってくる。
アッコ:こんなの、化学繊維なんだからダメだよ。
池谷:ティッシュですよ、これ、食べるんですよ。
アッコ:コンロがきたっていうことはー、
    ええ、おしょうゆもついてんの?
デーブ:どうすんの。
有吉:えと、これ、ティッシュきしめんっていうんですけどぉ。
アッコ:ティッシュきしめん?
    あっ、ティッシュをきしめんみたいにするんだ。
池谷:いやな予感がするな。
アッコ:まじで食べてたの?
有吉:はい。
:ま、気持ちはわかるよ、おれらも昔、そうだったような気がする。
有吉:これが、ですね、きしめんに見えるじゃないですか。
池谷:見えない、見えない。
アッコ:見えないよ。
:そりゃ、おなかがすいてきてしょうがないときは見えるかもしれない。
有吉:で、調理は、味つけはむずかしいんですけど、おしょうゆを……、
:入れるの?
有吉:これでいいんですけど、で、きしめんを入れていくわけなんですよ。
   だけど……。
デーブ:きしめんじゃないよ。
:あ、でも、ゆばみたい、ゆば。
デーブ:ま、猿岩石の2人がバクバク食べたら、多少なんとなく……あれだけ
    ど…。まあ、食べないよ。
池谷:紙はだけど、消化されないよね。このまま、出てくるんだろ。
デーブ:そうでしょ。
アッコ:で、化学繊維入ってるんでしょ。ただの紙じゃないでしょ、これ。
デーブ:だって、トイレットペーパーは流れるけど、ティッシュは流れないと
    きあるよ、いっぱい固めたら。
池谷:それだけ、詰まるってことですよね。
デーブ:固めたら。
森脇:そうですね。
池谷:石油じゃないの?
デーブ:石油だよ、石油。
:だから、火を通せば……。
デーブ:石油、
池谷:石油、
アッコ:これ、まじで食べてたの? どうすんの?
有吉:あ、これでいいです。これで、こうやって、(すすって食べてみせる)
   あ、また……。これ、噛みすぎると紙に戻っちゃう。
爆笑

字幕噛みすぎると、紙にもどっちゃう。
        注!絶対にマネしないでください!

有吉:だから、早く食べないと。
:そうなんだ。
  これは、おつゆをつけるだけじゃなくて、飲み込んじゃうの。
有吉:飲み込むんです。
:ああ。
有吉:こうやっていくと、のどを通った……、のどごしがあるから、すごい、
   ものを食べたっていう気持ちになるんです。
森脇:お腹は実際、いっぱいにはならないんですけど、
有吉:で、あと、このおつゆを食べれば。ぜひ!
(有吉、立ってみなに勧める)
:まじぃ?
アッコ:でも、それは、
デーブ:そんなんできる?
アッコ:日本にいるとき、やってたんでしょ?
有吉:おいしいです、でも。
爆笑
デーブ:これ、ティッシュだよ。ティッシュじゃないか。ティッシュはティッ
    シュ。
爆笑
デーブ:だって、固いし、
:固いし。
有吉:早くしないとダメなんですよ。
池谷:いや、なんか、
有吉:大久保さんとかだったら、気にいってもらえるんじゃ、
デーブ:冗談じゃないよ。
アッコ:紙がー、
デーブ:入れた時からティッシュじゃないか。
爆笑
池谷:紙が固くなって、ティッシュのやわらかさがなくなって、
:おれらは、おれらはいかにふだんから、ちゃんとものを食べれるもの、食
  べてるかってことだよ。
  貧乏で、ほんとに食うもん、なかったら、
アッコ:紙、食べるぅ?
:いや、いけるかもしれない。
デーブ:いまの時代、一生懸命、普通に仕事したら、ご飯は食べられますよ。
   仕事しなかったから悪いんだよ。
:と思うよ。
池谷:そりゃそうかもしれないけど。
アッコ:ねえ、チャップリンがさぁ、昔、映画で革靴食べたことがあるけど。
   それほど、貧しかったにしても。
   こんな、だって、わかす鍋があるんだから。
森脇:もう、ある時に鍋とか買っとくんですよ、ある時。ラーメンとか食べない
    といけないから、そういうのだけは。
:あ、そうか。
  それだったら、ティッシュだったら、どっか動いている、どっかその辺の
  昆虫とか、さぁ、
アッコ:あの、ハッパとかねぇ。
:小動物とか、草とか、
  まだ、そっちの、
池谷:小動物、食べるの?
デーブ:小動物、食うぅ?
アッコ:ねぇ。
:まだ、そっちの。
デーブ:なにかさぁ。
爆笑

<CM>

アッコ:どうすんの? これから。
:ははっはは、いや、それがむずかしい。
  流れるままに、でしょう。ねぇ。
有吉:どうしたらいいんでしょう?
爆笑
:今年は、新曲とか、リリースとか、ないんですか? あるんでしょ。
有吉:あ、4月の1日にベストアルバムが出るんです。
:もう、ベストアルバム。
アッコ:ベストアルバム、
デーブ:早いなぁ。
有吉:「通信簿」という、
:へぇー。あっ、そう。
アッコ:先生の採点、いるんじゃないの、もう少しがんばりなさい、とか。
爆笑
:でも、30歳で、30歳で深夜放送で、40歳で
池谷:ああ、なるほどね。
:ゴールデンだから、まだまだ時間あるもんね。
有吉:もう、ノンビリ構えてますね。
爆笑

字幕ノンビリ構えてますよ!

字幕私、泣きました!

アッコ:話してても、もうつまんないから、
爆笑
アッコ:あなたたち、泣いてばっかりみたいな気がするんですけど、まあ、悔
    やし泣きとか、うれし泣きとか、私、泣きましたっていうの、みなに、泣
    いたことの思い出を聞いてんの。
    どっちからいく?
有吉:僕ら2人、共通なんですけど、その、家がなかったころ、
アッコ:うん。
有吉:家がなくて、全然、見つからなかったんですよ、その、2人で住むって
   いうし、
アッコ:うん。
有吉:仕事もしてないんで、
アッコ:うん。
有吉:で、ずっと、東京から離れて、埼玉のほうまで家、探しに行ってたんで
   すけど、全然、家なくって、で、なんだかんだで東京戻ってきて、不動
   産屋さんに行ったんですよ。そこで、ぼくら、口裏を合わせて、大学生
   で、浪人してますっていって、いろんなウソをついて、話してたんです
   よ。そしたら大家さんが、「あ、わかった、じゃ、契約していいから、
   じゃ、書いて」ってサインして、っていってサインしてたら、「でもね
   ぇ、あんまりウソついて生きていくと、いいことないから」、っていっ
   て。で、その時、僕ら、ああ、はいっていって、「ウソついてまして、
   すいませんでした」。
アッコ:うん。
有吉:で、契約してもらって、旅から帰って大家さんとこ行ったときに、あの、
   すごい、お前らは、「約束守って、ウソつかず、誠実に生きてきたから」
   って、すごいほめられたんですけど。
アッコ:うん。
有吉:ただ、話しの前振りとか、緊張のあまり、段取り忘れたんで、ちょっと
   話しが短くなちゃって、感動もなくなったんですが。また、最後の最後
   でこういう空気にして、すいません。
・・・全員の爆笑
アッコ:これさぁ、しゃべり方によってはいい話しなんだよ。
池谷:大家さん、やっぱり、貸してくれたんだ。大家さん、大家さん……、
:うそってわかっててね。
アッコ:お笑いなのに、通訳いれてどうするんだい。
爆笑
アッコ:うまくしゃべればいい話しなんだよ、感動的な話しなんだよ。
森脇:で、その直後に、飛行機事件があって、やっぱりウソついてたのがバレ
   ててー。
爆笑
デーブ:いいオチやなあ。

―――エンディングテーマ曲流れる―――

エンディング―――猿岩石の2人が色紙を書いている。
色紙には、message to AKKO「勉強になりました」猿岩石

終わった後の談話、音声のみ。

アッコ:大物の予感がするぞ。
アッコ:帰ったら、うちら、遊ばれてたりして。
    あんなもんでよかったかな、
:おいしかったなぁ、なんて。
爆笑で番組終了


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猿岩石のある暮らし / ご意見・ご感想・猿岩石情報

GigaHit 村田 崇 takashi@air.ne.jp